JP2010231123A - ベルト搬送装置及び画像加熱装置 - Google Patents

ベルト搬送装置及び画像加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010231123A
JP2010231123A JP2009080935A JP2009080935A JP2010231123A JP 2010231123 A JP2010231123 A JP 2010231123A JP 2009080935 A JP2009080935 A JP 2009080935A JP 2009080935 A JP2009080935 A JP 2009080935A JP 2010231123 A JP2010231123 A JP 2010231123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
longitudinal direction
steering
roller
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009080935A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Okuda
和久 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009080935A priority Critical patent/JP2010231123A/ja
Publication of JP2010231123A publication Critical patent/JP2010231123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】低コストで安定性の高いベルト搬送装置及び画像加熱装置を提供する。
【解決手段】ベルト搬送装置及び画像加熱装置の代表的な構成は、ベルトと、ベルトを回転可能に支持するステアリングローラ120と、ステアリングローラ120の長手方向の少なくとも一端に設けられ、ベルトの端部に付勢されて長手方向に移動可能なベルトフランジ123L、123Rと、ベルトフランジ123L、123Rの長手方向への移動動作を利用してステアリングローラ120の一端を変位させて、ベルト13を長手方向へ移動させるフランジ押え125L、125R、レール面128La、128Raと、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機等の画像形成装置において使用する記録シートをベルトを用いて搬送するためのベルト搬送装置及びこれを備えた画像加熱装置に関するものである。
近年、電子写真方式を用いた画像形成装置に使用されるベルト搬送装置として、例えば図20に示すような、定着装置114が実用化されている。
図20に示すように、加熱ローラ11は内部にハロゲンヒータ12を有している。ベルト13は、加圧ローラ14とステアリングローラ15に循環回転可能に掛け渡されている。加圧ローラ14は、ベルト13を加熱ローラ11へ加圧、圧接している。これにより、ベルト13と加熱ローラ11はニップを形成する。シートPは、ニップに搬送されて、ハロゲンヒータ12の熱をシートP上のトナーTに付与され、トナー画像が定着される。
図21は長手方向における定着装置114の断面図である。図21に示すように、ステアリングローラ15は、中空ローラ15aを軸受15cを介してステアリング軸15bに回転可能に支持している。ステアリング軸15bの両端は、ステアリングローラ軸受17L、17Rに回転可能に支持されている。
図22に示すように、長手方向右端において、軸受17Rは、バネ56Rによりベルトテンション方向(加圧ローラ14から遠ざかる方向)に付勢されており、ステアリングローラ15はベルトテンション方向にスライド可能である。
図21に示すように、ステアリングローラ支持アーム54Rは、下フレーム20の側板20Rの外側に配置されている。図22に示すように、アーム54Rは、軸受16Rを中心に揺動可能に支持されている。軸受16Rは、加圧ローラ14を回転可能に支持している。
アーム54Rの外周には、扇形ギア52が固定されている。扇形ギア52は、ステッピングモータ50の駆動により回転駆動可能なウォーム51と噛合している。ベルト13の両端部近傍には、フォトセンサ59Rが下フレーム20に設けられている。フォトセンサ59Rは、ベルト13の端部を検知する。
図23に示すように、長手方向左端においても、長手方向右端とほぼ同様の構成となっている。符号Rに変えて符号Lを付した部材は、長手方向右端と同様の構成として、説明を省略する。
ただし、長手方向左端には、ステッピングモータ50、ウォーム51、扇形ギア52が設けられておらず、ステアリングローラ支持アーム54Lは、下フレーム20の側板20Lの外側に固定されている。
(ベルト13のの寄り補正動作)
図22において、ベルト13が右側に寄ってベルト13の右端部がフォトセンサ59Rの検知領域に入ると、それまでOFF信号を発していたフォトセンサ59Rがベルト13の端部を検知してON信号を図示しないコントローラに送る。ON信号を受けたコントローラは、ステッピングモータ50を回転制御し、扇形ギア52を軸受16Rを中心に上方に回動させる。これにより、アーム54Rが上昇し、ステアリングローラ15の右側が上昇する。しかしながら、図21に示すように、左側のアーム54Lは側板20Lに固定されているため、ステアリングローラ15の左側は上昇しない。このため、ステアリングローラ15は、右側のみ上昇して傾くことにより、ベルト13は左側に寄って、寄り補正が行われる。
その後、ベルト13の右端部がフォトセンサ59Rの検知領域から外れると、フォトセンサ59RはOFF信号を図示しないコントローラに送る。OFF信号を受けたコントローラは、ステッピングモータ50を回転制御し、扇形ギア52を軸受16Rを中心に下方に回動させる。これにより、アーム54Rが下降し、ステアリングローラ15の右側が下降する。このため、ステアリングローラ15は、略水平状態となり、ベルト13の寄りは略均衡状態となる。
一方、ベルト13が左側に寄った場合には、フォトセンサ59Lがベルト13の端部を検知して、扇形ギア52を軸受16Rを中心に下方に回動させる。これにより、ベルト13が左側に寄った場合の逆の動作を行い、ベルトの寄りを補正する。
上記一連の繰り返し制御動作により、ベルト13は左右方向に蛇行を続けることになる。
また、特許文献1(特開平11−139522号公報)では、ベルト摺接部へのベルト乗上げにより回転駆動される検知リングを用い、ベルトの寄り補正を行う。
特開平11−139522号公報
しかしながら、上記従来のステッピングモータ50を用いたベルト蛇行制御においては、ベルトステアリングの安定性は高いものの、寄り補正のために駆動源(ステッピングモータ50)を設ける必要があり、コストがかかる。
また、特許文献1の場合、コストをおさえることはできる。しかし、ベルトステアリングの駆動力をベルト内面と検知リング表層との間の摩擦力により得ている。このため、耐久により摩擦力が変化してしまうなどベルトステアリングの安定性において、ステッピングモータ50を用いたベルト蛇行制御より劣ってしまう。
そこで本発明は、低コストで安定性の高いベルト搬送装置及び画像加熱装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るベルト搬送装置の代表的な構成は、ベルトと、前記ベルトを回転可能に支持する支持部材と、前記支持部材の長手方向の少なくとも一端に設けられ、前記ベルトの端部に付勢されて前記長手方向に移動可能なベルト当接部材と、前記ベルト当接部材の前記長手方向への移動動作を利用して前記支持部材の前記一端を変位させて、前記ベルトを前記長手方向へ移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、記録材上のトナー像を加熱するためのベルトと、前記ベルトを回転可能に支持する支持部材と前記支持部材の長手方向の少なくとも一端に設けられ、前記ベルトの端部に付勢されて前記長手方向に移動可能なベルト当接部材と、前記ベルト当接部材の前記長手方向への移動動作を利用して前記支持部材の前記一端を変位させて、前記ベルトを前記長手方向へ移動させる移動手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、低コストで安定性の高いベルト搬送装置及び画像加熱装置を提供することができる。
第一実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 第一実施形態に係る定着装置の断面図である。 第一実施形態に係るベルト搬送装置を示す長手方向断面図である。 第一実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。 第一実施形態に係るベルト搬送装置を示す外観斜視図である。 第一実施形態に係る定着装置の断面図である。 第一実施形態に係るベルト搬送装置を示す断面図である。 第一実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 第一実施形態に係るベルト搬送装置を示す外観斜視図である。 第一実施形態に係るベルト搬送装置を示す断面図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す断面図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す外観斜視図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す長手方向断面図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 第二実施形態に係るベルト搬送装置を示す斜視図である。 従来の定着装置の断面図である。 従来の長手方向における定着装置の断面図である。 従来の定着装置を示す斜視図である。 従来の定着装置を示す斜視図である。
[第一実施形態]
本発明に係るベルト搬送装置及び画像加熱装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。
(画像形成装置)
図1は本実施形態に係る画像形成装置の断面図である。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成手段と、定着装置(画像加熱装置)114を有している。画像形成手段は、シートP上(記録シート上)にトナー像を形成する。定着装置114は、シートPに形成されたトナー像を加熱・加圧して定着する。
画像形成手段は、感光体ドラム(像担持体)102を有している。感光体ドラム102は、帯電器(帯電手段)103によって一様に帯電処理され、露光装置(露光手段)104から画像に応じた光105を照射され、感光ドラム102上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現像器(現像手段)106によって現像され、トナー像が形成される。
一方、給送カセット109に収納されたシートPは、給送ローラ110によって給送される。給送されたシートPは、レジストローラ対(搬送手段)111によって感光体ドラム102上のトナー像と同期して、感光体ドラム102と転写ローラ(転写手段)107とのニップへ搬送される。シートPは、転写ローラ107によってトナー像を静電転写され、定着装置114へと搬送される。感光体ドラム102上に残留したトナーは、クリーニング装置(クリーニング手段)108によって除去される。
シートPは、定着装置114により加熱、加圧され、トナー像が定着される。トナー像を定着されたシートPは、排出ローラ対112によって排出トレイ113へ排出される。
(画像加熱装置)
次に定着装置114について詳細に述べる。図2は本実施形態に係る定着装置の断面図である。
図2に示すように、定着装置114は、加熱ローラ11、ハロゲンヒータ12、エンドレスベルト13、加圧ローラ14、ステアリングローラ(支持部材)120を有している。ベルト13、加圧ローラ14、ステアリングローラ120は、ベルト搬送装置を構成する。
加熱ローラ11は内部にハロゲンヒータ12を有している。ベルト13は、加圧ローラ14とステアリングローラ120に循環回転可能に掛け渡されている。加圧ローラ14は、ベルト13を加熱ローラ11へ加圧、圧接している。これにより、ベルト13と加熱ローラ11はニップを形成する。シートPは、ニップに搬送されて、ハロゲンヒータ12の熱をシートP上のトナーTに付与され、トナー画像が定着される。
図3は長手方向における定着装置114の断面図である。図3に示すように、定着装置114は、上フレーム82、下フレーム128、ステアリングローラ支持アーム130R、130Lを有している。
加熱ローラ11は、上フレーム82により回転可能に支持されている。加熱ローラ11の右端部に固定された駆動入力ギア70が、画像形成装置100本体側から回転駆動を受け、加熱ローラ11が回転する。
ステアリングローラ120は、中空ローラ120aを軸受120cを介してステアリング軸120bに回転可能に支持している。
ここで、軸方向Lの左右は同様の構成となっているため、軸方向Lの左側の構成について説明する。図4に示すように、定着装置114は、ステアリングローラ軸受129L、回動軸132L、軸受16L、バネ56Lを有している。
長手方向左端において、アーム130Lは、軸受16Lを中心に揺動可能に支持されている。軸受16Lは、下フレーム128の側部に保持されている。
アーム130Lは、一端に軸受129Lを介してステアリングローラ120(ステアリング軸120b)を回転可能に支持する。アーム130Lは、他端に軸受16Lを介して加圧ローラ14を回転可能に支持する。
回動軸132Lは、アーム130Lの長手方向に設けられており、アーム130Lに回動可能に支持されている。軸受129Lは、回動軸132Lの軸方向(ベルトテンション方向)にスライド可能に設けられている。軸受129Lは、バネ56Lによりベルトテンション方向(加圧ローラ14から遠ざかる方向)に付勢されている。これにより、ステアリング軸120b(ステアリングローラ120)は、バネ56Lの付勢力に抗して、アーム130Lの長手方向にスライド可能となっている。
図5に示すように、支持アーム130Lは、アーム突当バネ131Lにより、図5中の時計方向に付勢される。これにより、ステアリングローラ120は、左端部において常に略鉛直下方に付勢されている。
図6に示すように、定着装置114は、スライドベアリング192L、フランジ軸受124L、ベルトフランジ(ベルト当接部材)123L、フランジ押え(移動手段)125L、フランジ押えバネ(付勢部材)127L、レール面(傾斜部、移動手段)128Laを有している。
円筒状のベアリング192Lは、軸受120cより軸方向(ステアリング軸120bの軸方向)Lの外側で、ステアリング軸120bに挿入されている。軸受124Lは、ベアリング192Lの外周に設けられている。フランジ123Lは、フランジ軸受124Lの外周に、回転可能に支持されている。
フランジ押え125Lは、ベアリング192Lの外周かつフランジ123L、軸受124Lより軸方向Lの外側に挿入されている。フランジ押え125Lの下部には、コロ126Lが回転可能に支持されている。
フランジ123L、軸受124L、フランジ押え125Lは、ベアリング192Lにより支持されることによって、ステアリング軸120bの軸方向Lに円滑に移動することができる。
バネ127Lは、軸方向Lの外側から中央側にフランジ押え125Lを付勢している。付勢されたフランジ押え125Lは、フランジ123Lを軸方向Lの内側(中央部)に付勢する。これにより、ベルト13が軸方向Lの外側に寄り、フランジ123Lを移動した場合でも、フランジ123を軸方向Lの内側にスライド移動して戻すことができる。
レール面128Laは、軸方向Lの外側が上昇した斜面となっている。レール面128Laの勾配は、20〜30度程度である。
ステアリングローラ120は、両端部においてバネ131Lにより常に略鉛直下方に付勢されている。このため、フランジ押え125Lは、コロ126Lを介して下フレーム端部床面に設けられたレール面128Laに常に押圧付勢されている。
(ベルト13の寄り補正動作)
図6はベルト13が軸方向Lにおいて中央位置にある状態を表している。図6の状態で、コロ126Lはともにレール面128Laの水平部にあり斜面には乗っていない。図6の状態で、バネ127Lの付勢力は、2〜3N程度である。図7はベルト13が軸方向Lの左側に寄った場合のフランジ押え125Lの周辺を示す図である。
図7に示すように、ベルト13が軸方向Lの外側に寄った場合、ベルト13がフランジ123Lに突き当たる。フランジ123L、フランジ押え125L、中空ローラ120aは、ベルト13の寄り力(10N程度)を受け、バネ127Lの付勢力に抗して軸方向Lの外側にスライド移動する。
この際、コロ126Lがレール面128La上を転がり移動して、レール面128Laの斜面を登っていくと、ステアリング軸120bの左側が略鉛直上方にΔHだけ上昇、変位する。
ステアリング軸120bを支持している支持アーム130Lは、バネ131Lの付勢力に抗して軸受16Lを中心に回動し、軸受129Lが上昇する。ステアリング軸120bは、バネ56Lの付勢力に抗して、アーム130Lの長手方向にスライドする。
対向側(軸方向右側)は、ベルト13が寄った側と逆側なので、ベルト13とフランジ133の隙間が広がる以外の変化はない。したがって、軸方向右側のフランジ押え125Rは変位しないため、ステアリング軸120bはステアリングアーム203L側のみが上昇して傾く。
このとき、ベルト13の左方向への寄り力とバネ127の付勢力が拮抗して、フランジ123L及びフランジ押え125Lの軸方向Lにおける移動が一旦停止される。こうしてベルト13には右側へ向けて寄りを矯正する力が発生し、ベルト13は右側へ移動していく。
図8〜図10はベルト搬送装置の長手方向の右端の図である。図8は図4に対応し、図9は図5に対応し、図10は図6に対応する。なお、図8〜図10に示すように、長手方向(軸方向L)の右端においても、長手方向の左端と同様の構成となっている。符号Lに変えて符号Rを付した部材は、長手方向左端と同様の構成として、説明を省略する。
ベルト13が、右側に寄った場合には、軸方向Lにおけるすべての移動動作は対称となり、軸方向Lの左側への寄り矯正力が発生する。こうした一連の動作を繰り返すことにより、ベルト13は軸方向Lに蛇行運動を行う。
(効果)
上述のごとく、ベルト13の寄り力を利用してステアリングローラ120の軸方向のおける一方の端部を上昇、変位させてベルト13の寄りを補正する。これにより、ステッピングモータなどの高コスト部品を利用する必要がなく、コストをおさえることができる。また、耐久により変化してしまう恐れのある摩擦力駆動を用いることがなく、簡易に安定性、信頼性を高めることができる。
ステアリングローラ120が図3において常に軸方向Lの左側に寄るように、ステアリングローラ120のアライメントを設定し、図3において左側端部にのみにフランジ押え及びコロを設けるようにしても良い。すなわち、ベルトフランジは、ベルト13の回転方向と直交する軸方向Lにおいて、ステアリングローラ120の少なくとも一方の端部に位置し、ベルト13の端面との当接により軸方向Lに移動可能に支持されていればよい。この場合、さらに構成部品が少なくなるのでより低コストにて本発明の目的を達成することができる。
なお、本実施形態では、ベルト13の寄っていく側のレール面128Lの斜面を軸方向Lの外側に向って上昇する方向の斜面としているが、ベルト13が離れていく側を軸方向Lの内側に下降する方向に形成してもよい。この場合、ベルト13の寄っていく側と対向する側のステアリングローラ120の端部が下方へ変位するのでベルト13の寄りを矯正する作用は同等であり、本発明の目的を達成することができる。
さらには、ベルト13の寄っていく側のレール面128Lの斜面を外側に向って上昇させ、かつベルト13の離れていく側を内側に下降する方向に形成してもよい。
[第二実施形態]
次に本発明に係るベルト搬送装置及び画像加熱装置の第二実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11〜図15に示すように、本実施形態のベルト搬送装置及び画像加熱装置(定着装置)115は、上記第一実施形態のベルト搬送装置及び画像加熱装置のレール面128La、フランジ押え125L、125R、コロ126L、126R、バネ127L、127Rに変えて、軸受202L、202R、ステアリングアーム(移動手段、変位部材)203L、203R、アーム付勢バネ(付勢部材)204L、204Rを設けたものである。
ここで、軸方向Lの左右は同様の構成となっているため、軸方向Lの左側の構成について説明する。図13に示すように、ステアリングアーム203Lは、ベアリング192Lの外周かつフランジ123Lの外側に設けられている。
図14に示すように、ステアリングアーム203Lは、一端を回動軸200Lを回動中心として回動可能に固定され、他端をバネ204Lにより図14において反時計方向に付勢されている。
回動軸200Lは、下フレーム228の両端側部に設けられた支持リブ228L1、228L2に回動可能に支持されている。
バネ204Lは、バネ係合部203Laとバネ係合部228Laとの間に係合されている。バネ係合部203Laは、ステアリングアーム203Lの下部に一体に形成されている。バネ係合部228Laは、下フレーム228の軸方向の端部に設けられている。バネ204Lは、ステアリングアーム203Lを介して、フランジ(ベルト当接部材)123Lを軸方向Lの内側に付勢する。
図15に示すように、ステアリングアーム203Lは、リング形状をしており、輪の中をステアリング軸120bが通っている。軸受202Lは、ベアリング192Lの外周で、フランジ123Lに固定されている。また、軸受202Lは、回動軸205Lを回動可能に支持している。回動軸205Lは、ステアリングアーム203Lの回動軸200Lとバネ係合部203Laとの間に回転可能に設けられている。
軸受16Lは、下フレーム228の左端側部に保持されている。
(ベルト13の寄り補正動作)
図13〜図15はベルト13が軸方向Lにおいて中央位置にある状態を表している。図13〜図15に示すように、ステアリングアーム203Lは、回動軸200Lを中心に略鉛直方向の姿勢をとっている。
ベルト13が図13において軸方向Lの左方向に寄った場合に、ベルト13の寄り力(10N程度)により、フランジ123Lが外側にスライド移動し、軸受202Lがステアリングアーム203Lを付勢する。ステアリングアーム203Lが回動軸200Lを中心にバネ204Lの付勢力(2〜3N程度)に抗して図13において時計方向に回動する。そして、ステアリング軸120bが略鉛直上方に上昇する。
対向側(軸方向右側)は、ベルト13が寄った側と逆側なので、ベルト13とフランジ133の隙間が広がる以外の変化はない。したがって、軸方向右側のステアリングアーム203Rは変位しないため、ステアリング軸120bはステアリングアーム203L側のみが上昇して傾く。
図16は図13において軸方向Lの左側にベルト13が寄り、ステアリングアーム203Lがθ1の角度だけ回動した状態を表している。上昇したステアリング軸120bを支持している支持アーム130Lは、軸受16Lを中心に回動し、ステアリング軸120bの軸位置に追従する。軸受129Lは、上昇することにより傾いたステアリング軸120bの勾配に追従して、回動軸132Lを中心に傾き、安定してステアリング軸120bを支持する。
また、軸受202Lは、回動軸205Lを中心に傾き、上昇することにより傾いたステアリング軸120bの勾配に追従し、安定してステアリング軸120bを支持する。
このとき、ベルト13の左方向への寄り力とバネ204Lの付勢力が拮抗して、フランジ123の軸方向Lにおける移動及びステアリングアーム203Lの回動が一旦停止する。こうしてベルト13には右側へ向けて寄りを矯正する力が発生し、ベルト13は右側へ移動していく。
図17〜図19はベルト搬送装置の長手方向の右端の図である。図17は図14に対応し、図18は図15に対応する。なお、図17〜図19に示すように、長手方向(軸方向L)の右端においても、長手方向の左端と同様の構成となっている。符号Lに変えて符号Rを付した部材は、長手方向左端と同様の構成として、説明を省略する。
ベルト13が、右側に寄った場合には、軸方向Lにおけるすべての移動動作は対称となり、軸方向Lの左側への寄り矯正力が発生する。こうした一連の動作を繰り返すことにより、ベルト13は軸方向Lに蛇行運動を行う。
(効果)
上述のごとく、ベルト13の寄り力を利用してステアリングローラ120の軸方向Lにおける一方の端部を上昇、変位させることにより、ステッピングモータなどの高コスト部品を利用することなく、かつ信頼性の高いベルト寄り矯正を行うことができる。
L …軸方向
P …シート
T …トナー
11 …加熱ローラ
12 …ハロゲンヒータ
13 …エンドレスベルト
14 …加圧ローラ
16L、16R、120c、202L、202R …軸受
70 …駆動入力ギア
82 …上フレーム
100 …画像形成装置
102 …感光体ドラム
103 …帯電器
104 …露光装置
105 …光
106 …現像器
107 …転写ローラ
108 …クリーニング装置
109 …給送カセット
110 …給送ローラ
111 …レジストローラ対
112 …排出ローラ対
113 …排出トレイ
114、115 …定着装置(画像加熱装置)
120 …ステアリングローラ(支持部材)
120a …中空ローラ
120b …ステアリング軸
123L、123R …ベルトフランジ(ベルト当接部材)
124L、124R …フランジ軸受
125L、125R …フランジ押え(移動手段)
126L、126R …コロ
127L、127R …バネ
128、228 …下フレーム
128La、128Ra …レール面(傾斜部、移動手段)
129L、129R …ステアリングローラ軸受
130R、130L …ステアリングローラ支持アーム
132L、132R、200L、200R …回動軸
131L、131R …アーム突当バネ
192L、192R…スライドベアリング
203L、203R …ステアリングアーム(移動手段、変位部材)
204L、204R …アーム付勢バネ(付勢部材)
228La、228Ra …バネ係合部
228L1、228L2、228R1、228R2 …支持リブ

Claims (8)

  1. ベルトと、
    前記ベルトを回転可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材の長手方向の少なくとも一端に設けられ、前記ベルトの端部に付勢されて前記長手方向に移動可能なベルト当接部材と、
    前記ベルト当接部材の前記長手方向への移動動作を利用して前記支持部材の前記一端を変位させて、前記ベルトを前記長手方向へ移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 前記ベルトが前記長手方向の中央部から外側に向かって移動する際に、前記ベルト当接部材が前記長手方向の端部から中央部に向かって移動するように、前記ベルト当接部材を付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項1のベルト搬送装置
  3. 前記移動手段は、前記支持部材に対向する傾斜部を有し、
    前記ベルトに付勢される前記ベルト当接部材を前記傾斜部に沿って移動させることで、前記支持部材の前記一端を変位させることを特徴とする請求項1又は請求項2のベルト搬送装置。
  4. 前記移動手段は、前記ベルト当接部材に付勢されて移動することによって前記支持部材を付勢して、前記支持部材の前記一端を変位させる変位部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2のベルト搬送装置。
  5. 記録シート上のトナー像を加熱するためのベルトと、
    前記ベルトを回転可能に支持する支持部材と
    前記支持部材の長手方向の少なくとも一端に設けられ、前記ベルトの端部に付勢されて前記長手方向に移動可能なベルト当接部材と、
    前記ベルト当接部材の前記長手方向への移動動作を利用して前記支持部材の前記一端を変位させて、前記ベルトを前記長手方向へ移動させる移動手段を有することを特徴とする画像加熱装置。
  6. 前記ベルトが前記長手方向の中央部から外側に向かって移動する際に、前記ベルト当接部材が前記長手方向の端部から中央部に向かって移動するように、前記ベルト当接部材を付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項5の画像加熱装置。

  7. 前記移動手段は、前記支持部材に対向する傾斜部を有し、
    前記ベルトに付勢される前記ベルト当接部材を前記傾斜部に沿って移動させることで、前記支持部材の前記一端を変位させることを特徴とする請求項5又は請求項6の画像加熱装置。
  8. 前記移動手段は、前記ベルト当接部材に付勢されて移動することによって前記支持部材を付勢して、前記支持部材の前記一端を変位させる変位部材を有することを特徴とする請求項5又は請求項6の画像加熱装置。
JP2009080935A 2009-03-30 2009-03-30 ベルト搬送装置及び画像加熱装置 Pending JP2010231123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080935A JP2010231123A (ja) 2009-03-30 2009-03-30 ベルト搬送装置及び画像加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080935A JP2010231123A (ja) 2009-03-30 2009-03-30 ベルト搬送装置及び画像加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010231123A true JP2010231123A (ja) 2010-10-14

Family

ID=43046966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009080935A Pending JP2010231123A (ja) 2009-03-30 2009-03-30 ベルト搬送装置及び画像加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010231123A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243898A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2013218054A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置
JP2015028527A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 キヤノン株式会社 像加熱装置
US9513583B2 (en) 2013-07-30 2016-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device for suppressing reduced durability of a flexible rotary member
JP7044656B2 (ja) 2018-07-18 2022-03-30 ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. ベルトの駆動

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243898A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
JP2013218054A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置
JP2015028527A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 キヤノン株式会社 像加熱装置
US9513583B2 (en) 2013-07-30 2016-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device for suppressing reduced durability of a flexible rotary member
KR101787812B1 (ko) 2013-07-30 2017-10-18 캐논 가부시끼가이샤 정착 디바이스
KR20180035204A (ko) * 2013-07-30 2018-04-05 캐논 가부시끼가이샤 정착 디바이스
KR101845204B1 (ko) 2013-07-30 2018-05-18 캐논 가부시끼가이샤 정착 디바이스
KR101907350B1 (ko) 2013-07-30 2018-10-11 캐논 가부시끼가이샤 정착 디바이스
JP7044656B2 (ja) 2018-07-18 2022-03-30 ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. ベルトの駆動

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8095053B2 (en) Transfer belt unit for image forming apparatus including a steering roller to correct meandering
US7546078B2 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus with displacing members for displacing other members of the apparatuses
JP5631021B2 (ja) 画像形成装置
JP2007139921A (ja) ベルト駆動装置及びそれを有する画像形成装置
JP2010231123A (ja) ベルト搬送装置及び画像加熱装置
US9274459B1 (en) Image forming apparatus including meandering correction roller
JP5430275B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像加熱装置
JP5599059B2 (ja) 画像形成装置
JP2015013719A (ja) シート材厚み検出装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2017054035A (ja) 画像形成装置
JP5901332B2 (ja) 画像形成装置
JP4928167B2 (ja) 画像形成装置
US20110070001A1 (en) Steering Mechanism for Belt Unit
JP6019857B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP2013076863A (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP5850580B2 (ja) シート積載ユニット、シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5078503B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP5072080B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP5349558B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP2008087935A (ja) エンドレスベルト斜行規制装置及び画像記録装置
JP4974298B2 (ja) 蛇行補正機構、及びこれを備えた中間転写ユニット,画像形成装置
JP2005351302A (ja) ベルト装置
JP5123552B2 (ja) ベルト装置、定着装置、及び、画像形成装置
JP4455116B2 (ja) ベルトの寄り制御機構および定着装置
JP2010026077A (ja) 画像形成装置