JP2010230910A - カメラモジュールおよびその製造方法、カメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents

カメラモジュールおよびその製造方法、カメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め装置および位置決め方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置が高精度に調整されつつ、安価に製造することのできるカメラモジュールを提供する。
【解決手段】カメラモジュール100は、レンズバレル7をレンズホルダ8に対して光軸方向に摺動させることによって、撮像レンズ6の光軸方向の位置が最適位置に調整されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話等の電子機器に搭載されるカメラモジュールおよびその製造方法、カメラモジュール用の撮像レンズの位置決め装置および位置決め方法に関するものであって、特にカメラモジュールのレンズ駆動部に撮像レンズを取り付ける際に、ネジを回転することによる位置調整を行う必要のないカメラモジュールの構造およびレンズの位置決め装置および位置決め方法に関するものである。
近年、レンズ駆動装置によってオートフォーカス機能を発揮するカメラモジュールを、携帯電話等の電子機器に搭載される例が増加してきている。レンズ駆動装置には、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、VCM(Voice Coil Motor ボイスコイルモータ)タイプなど、様々なタイプが存在し、すでに市場に流通している。
このようなレンズ駆動装置に対してレンズを固定する場合、撮像素子に対するレンズの光軸方向の初期位置を的確に設定しないと、デフォーカスによりピンボケ画像となってしまう。レンズを移動させない固定焦点型カメラモジュールでは、撮像素子または撮像素子を保持する部材に対して、直接レンズまたはレンズを保持するレンズホルダを取り付けることによって、上記レンズの初期位置の高精度化を図ることが可能である(例えば、特許文献1等参照)。
しかし、オートフォーカス機能を備えたカメラモジュールでは、撮像レンズの取り付け精度が低いため、初期フォーカス調整が必要であるという問題が生じる。
具体的には、レンズ駆動装置によってレンズを光軸方向に移動させるオートフォーカス機能を備えたカメラモジュールでは、レンズ駆動装置にレンズまたはレンズホルダが取り付けられる。この場合、レンズの初期位置の設定時に、レンズ駆動装置の組立誤差(レンズ駆動装置の取付基準面から、レンズ取付基準面までの積算誤差)が加算される。このため、この組立誤差を調整せずに、レンズを取り付けるのは極めて困難である。それゆえ、この組立誤差を調整するために、初期フォーカス調整が必要になる。
すなわち、ステッピングモータまたは圧電素子を利用するレンズ駆動装置は、光軸方向のストロークを比較的大きく設定することができる。このため、予め、撮像レンズが組み込まれたレンズ駆動装置の可動部を駆動しながら、無限遠(INF)での合焦位置を探す初期フォーカス調整が行われる。そして、調整後の合焦位置をINF基準位置とする。さらに、INF基準位置からさらにレンズを駆動することでマクロ状態での合焦位置も探し、マクロ基準位置とする。これにより、無限遠側、および、マクロ側のいずれの位置でも、適切な位置にレンズが取り付けられる。
しかし、この場合には、本来必要なINF位置とマクロ位置との間のストロークに加えて、レンズ駆動装置に対するレンズの取付位置誤差を吸収するために、余分なストロークを確保しておく必要がある。
一方、VCM方式のレンズ駆動装置は、レンズ駆動装置の可動部を、バネで支持する構造となっている。このため、レンズ駆動装置に対するレンズの取り付け位置誤差を吸収するために、INF位置とマクロ位置との間のストロークが大きくなると、そのバネの反発力も大きくなる。その結果、多大な推力が必要になること、および、バネの変形量が大きくなるためにバネに多大な歪を与えることなどの問題が生じる。このため、ストロークの中で、INF側の合焦位置を探すような方法が用いられることは少ない。
そこで、VCM方式のレンズ駆動装置では、電流ゼロの状態で、可動部(ホルダー)がINF側の基準面に押圧(プリロード)された状態で保持される。また、可動部(ホルダー)の内側面に雌ねじが、レンズを搭載したレンズバレルの外側面に雄ねじが形成される。そして、初期フォーカス調整では、可動部(ホルダー)に対してレンズバレルをねじ込むことで、INF側の初期位置を調整する。このような調整によって、可動部がINF側基準位置に保持された状態が、レンズの合焦位置となる。従って、VCM方式のレンズ駆動装置では、このINF側基準位置を基準にマクロ側に繰り出すためのストロークさえあれば良いことになる。それゆえ、必要ストロークの縮小化が図れる。
特許文献2には、VCM方式のレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールが開示されている。このカメラモジュールは、レンズバレルのねじ込みにより、光軸方向のレンズ位置が調整される。
具体的には、図7は、特許文献2のカメラモジュールの分解斜視図である。カメラモジュール201では、レンズを保持するレンズホルダ202が、板ばね203、204により支持される。また、カメラモジュール201は、レンズホルダ202に固定されるコイル205と、コイル205に対向して配置されるマグネット206とを用いて、レンズホルダ202をレンズの光軸方向に駆動する。レンズケース207の外周面(外側面)には、ねじ山208が形成されている。ねじ山208は、レンズホルダ202の内周面に形成されたねじ山と係合し、レンズケース207の位置調整に利用される。レンズケース207は、イメージセンサ209との距離が最適となるように、初期調整される。
このように、オートフォーカス機能を備えたカメラモジュールでは、ねじ込みによって、光軸方向のレンズ位置を、高精度に調整することが前提となる。
特開2003−046825号公報(2003年2月14日公開) 特開2008−197313号公報(2008年8月28日公開)
しかしながら、レンズバレルのねじ込みにより、光軸方向のレンズ位置を調整すると、ねじ形状の管理等に非常に手間がかかるため、カメラモジュールを安価に製造できないという問題がある。
具体的には、ねじを用いたレンズの高さ調整は、レンズホルダ側およびレンズケース側のねじ山形状、サイズ等を厳密に管理する必要がある。その管理が不十分であると、ねじ込みトルクが緩くなりすぎたり、きつくなりすぎたりしてしまう。
ねじ込みトルクが緩すぎると、せっかくレンズの高さを調整しても、調整した位置にレンズを接着固定するまでの間のわずかな振動などによって、レンズの高さが変化してしまう。その結果、フォーカスずれが発生してしまう可能性がある。
一方、ねじ込みトルクがきつすぎると、レンズの高さ調整の際にVCMのばねに過大な負荷がかかり、ばねが破壊してしまう危険性がある。
このように、レンズバレルのねじ込みにより、光軸方向のレンズ位置を調整すると、ねじを形成するための金型を何度も修正したり、厳密な寸法管理が必要になるため、カメラモジュールの製造コストがかかってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置が高精度に調整されつつ、安価に製造することのできるカメラモジュールおよびその製造方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置を高精度に調整しつつ、安価に実施できるカメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め装置および位置決め方法を実現することにある。
本発明のカメラモジュールは、上記の課題を解決するために、撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備えたカメラモジュールであって、上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、上記撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えており、上記光学部を可動部に対して摺動させることによって、上記撮像レンズの光軸方向の位置が調整されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置(高さ)が、光学部を可動部に対して摺動させることによって調整されている。このため、従来のように、ねじ込みによって撮像レンズの位置が調整されない。つまり、撮像レンズの位置を調整するために、ねじを回転させる必要はなく、金型の寸法管理もねじのトルク管理も不要となる。従って、カメラモジュールを安価に製造することができる。
さらに、上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置調整時には、光学部が可動部に対して摺動できる状態である。つまり、その摺動によって、撮像レンズの位置の調整が可能となる。従って、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの位置を高精度に調整することができる。
このように、上記の発明によれば、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置が高精度に調整されつつ、安価に製造することのできるカメラモジュールを提供することができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記光学部は、上記撮像レンズの光軸方向の位置が調整された位置で、上記可動部に固定されていることが好ましい。
上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置を調整した状態で、光学部が可動部に固定される。これにより、高精度に調整された撮像レンズの位置を、維持することができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記光学部と上記可動部との摺動面の少なくとも一方に、凹部が形成されていることが好ましい。
上記の発明によれば、光学部と可動部との摺動面に、凹部が形成されている。これにより、光学部と可動部とが部分的に接触することになる。このため、光学部と可動部とが全面的に接触する場合よりも、摺動面の面積が小さくなる。従って、摺動面における摺動摩擦を適切に調整することができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記光学部は、接着剤により上記可動部に固定されていることが好ましい。
上記の発明によれば、接着剤によって、光学部が可動部に固定されている。これにより、高精度に調整された撮像レンズの位置がずれるのを防止することができる。
なお、上記の構成では、接着剤が、光学部と可動部との摺動面に沿って流れ、撮像部(撮像素子)側にまで達する可能性がある。しかし、上述のように、光学部と可動部との摺動面には、凹部が形成されている。このため、たとえ接着剤が摺動面に沿って流れたとしても、流れた接着剤を凹部に溜めることができる。従って、接着剤が撮像素子に漏れ出すのを防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記凹部の形状は、ねじ状であることが好ましい。
上記の発明によれば、摺動面にねじ状の凹部が形成されている。これにより、上述のように、接着剤を凹部に溜めることができる。しかも、この場合、接着剤は、ねじ山に沿って、摺動面を周回しながら流れる。このため、接着剤が撮像素子に流れるまでの距離をかせぐことができる。従って、接着剤が撮像素子に漏れ出すのをより確実に防ぐことができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記可動部は、上記光学部との摺動面の底部の内径が、上記光学部の外径よりも小さくなっていることが好ましい。
上記の発明によれば、可動部の光学部との摺動面の底部に、光学部の外径よりも小さい部分(小径部)が存在する。これにより、たとえ光学部が可動部から脱落したとしても、その小径部で、光学部を保持することができる。従って、その小径部を、光学部の抜け落ちを防止するための受け部として機能させることができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記光学部は、光入射側端部に、突起部を備えていることが好ましい。
上記の発明によれば、光学部の光入射側端部に、突起部が形成されている。これにより、カメラモジュールの製造時に、その突起部を保持して撮像レンズの光軸方向の位置を調整することができる。従って、撮像レンズの位置調整を容易に行うことができる。
本発明のカメラモジュールでは、上記光学部と上記可動部との摺動面には、重力によって光学部が移動しない程度の摩擦力が作用するようになっていることが好ましい。
上記の発明によれば、光学部と可動部との摺動面に、適度な摩擦力が作用している。これにより、重力によって光学部が可動部から脱落し、撮像素子側に抜け出すのを防止することができる。
本発明の撮像レンズの位置決め装置は、上記の課題を解決するために、撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールにおける撮像レンズの光軸方向の位置を規定する撮像レンズの位置決め装置であって、上記カメラモジュールを保持する保持台と、上記光学部を把持した状態で光学部を光軸方向に移動させるアーム部と、上記撮像素子からの信号に基づいて合焦状態を検出する検出部とを備えており、上記アーム部によって、上記光学部を可動部に対して摺動させることによって、上記撮像レンズの光軸方向の位置を調整することを特徴としている。
上記の発明によれば、アーム部が、光学部を可動部に対して摺動させながら、撮像レンズの位置(高さ)が調整される。このため、撮像レンズの位置を調整するために、ねじを回転させる必要はなく、金型の寸法管理もねじのトルク管理も不要となる。従って、撮像レンズの光軸方向の位置調整を、安価に実施することができる。
さらに、上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置調整時には、アーム部が、光学部を可動部に対して摺動させる。つまり、その摺動によって、撮像レンズの位置の調整が可能となる。従って、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの位置を高精度に調整することができる。
このように、上記の発明によれば、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置調整を、高精度かつ安価に実施することができる。
本発明の撮像レンズの位置決め方法は、上記の課題を解決するために、撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールにおける撮像レンズの光軸方向の位置を規定するレンズの位置決め方法であって、上記光学部を、上記可動部に対して摺動させて、撮像レンズの光軸方向の位置を調整する工程を有することを特徴としている。
上記の発明によれば、光学部を可動部に対して摺動させながら、撮像レンズの位置(高さ)が調整される。このため、撮像レンズの位置を調整するために、ねじを回転させる必要はなく、金型の寸法管理もねじのトルク管理も不要となる。従って、撮像レンズの光軸方向の位置調整を、安価に実施することができる。
さらに、上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置調整時には、光学部を可動部に対して摺動させる。つまり、その摺動によって、撮像レンズの位置の調整が可能となる。従って、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの位置を高精度に調整することができる。
このように、上記の発明によれば、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置調整を、高精度かつ安価に実施することができる。
本発明の撮像レンズの位置決め方法では、上記撮像レンズの光軸方向の位置を調整した状態で、上記光学部を上記可動部に固定する工程を有することが好ましい。
上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置を調整した状態で、光学部が可動部に固定される。これにより、高精度に調整された撮像レンズの位置を、維持することができる。
本発明の撮像レンズの位置決め方法では、接着により、上記光学部を上記可動部に固定することが好ましい。
上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置を調整した状態で、光学部が可動部に接着される。これにより、光学部を可動部に容易に固定することができる。
本発明のカメラモジュールの製造方法は、撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールの製造方法であって、上記光学部を、上記可動部に対して摺動させて、撮像レンズの光軸方向の位置を調整する工程を有することを特徴としている。
上記の発明によれば、光学部を可動部に対して摺動させながら、撮像レンズの位置(高さ)が調整される。このため、撮像レンズの位置を調整するために、ねじを回転させる必要はなく、金型の寸法管理もねじのトルク管理も不要となる。従って、カメラモジュールを安価に製造することができる。
さらに、上記の発明によれば、撮像レンズの光軸方向の位置調整時には、光学部を可動部に対して摺動させる。つまり、その摺動によって、撮像レンズの位置の調整が可能となる。従って、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの位置を高精度に調整することができる。
このように、上記の発明によれば、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置を高精度に調整しつつ、カメラモジュールを安価に製造することができる。
本発明によれば、以上のように、光学部を可動部に対して摺動させることによって、上記撮像レンズの光軸方向の位置が調整される。それゆえ、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズの光軸方向の位置を高精度に調整されたカメラモジュールを実現することができるという効果を奏する。
本発明のカメラモジュールを示す斜視図である。 図1のカメラモジュールのA−A矢視断面図である。 本発明の別のカメラモジュールを示す断面図である。 本発明のさらに別のカメラモジュールを示す断面図である。 図1のカメラモジュールに搭載された、撮像レンズの位置決め装置の断面図である。 図1のカメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め方法を示すフローチャートである。 特許文献2のカメラモジュールの分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のカメラモジュールの斜視図である。カメラモジュール100は、撮像光学系である光学部1、光学部1を駆動するレンズ駆動装置2、光学部1を経由した光の光電変換を行う撮像部3とから構成される。光学部1は、レンズ駆動装置2の内部に保持されている。撮像部3は、センサ部4と、センサ部4が実装される基板5とから構成される。カメラモジュール100は、基板5上に、センサ部4、レンズ駆動装置2が、この順に光軸方向に積層された構成である。以下の説明では、便宜上、光学部1側を上方、撮像部3側を下方とする。
まず、図2に基づき、カメラモジュール100の全体構造について説明する。図2は、図1のカメラモジュール100のA−A矢視断面図であり、カメラモジュール100の中央部を光軸方向に切断した断面図である。
光学部1は、被写体像を形成する撮像光学系であり、外部の光を撮像部3のセンサ部4へ導く。光学部1は、複数(図2では3枚)の撮像レンズ6と、撮像レンズ6を保持するレンズバレル7とから構成される。レンズバレル7は、レンズ駆動装置2に固定されている。撮像レンズ6の光軸は、レンズバレル7の軸心と一致している。
レンズ駆動装置2は、電磁力によって、光学部1を光軸方向に駆動する。すなわち、レンズ駆動装置2は、無限遠端からマクロ端の間で、撮像レンズ6を上下動させる。これにより、カメラモジュール100が、オートフォーカス機能を発揮する。カメラモジュール100には、VCMタイプのレンズ駆動装置2が搭載されている。
レンズ駆動装置2は、撮像レンズ6の駆動時に、光軸方向に移動して光学部1(撮像レンズ6)を光軸方向に移動させる可動部と、撮像レンズ6の駆動時に位置が変動しない固定部とを備えている。可動部は、固定部の内部に収容されている。可動部は、レンズホルダ8およびコイル10から構成されており、固定部は、ヨーク11,永久磁石12,カバー14,およびベース15から構成されている。
具体的には、レンズ駆動装置2は、レンズバレル7を内部に保持するレンズホルダ8が、ベース15,ヨーク11,およびカバー14により形成された空間内に、収容された構成となっている。
レンズホルダ8は、撮像レンズ6を保持したレンズバレル7を、内部に保持している。レンズバレル7およびレンズホルダ8は、いずれも中空(円筒)形状の部材である。カメラモジュール100では、レンズバレル7の外側面、および、レンズホルダ8の内側面には、ねじ切りが施されておらず、平坦である。しかしながら、平坦であることに限定される訳ではなく、後述のように凹部を形成したり、一方の面にねじ山を形成してもよく、光軸方向に摺動可能であればよい。
レンズホルダ8の内径は、レンズバレル7の外径よりもやや大きく、レンズホルダ8の中央に、レンズバレル7が装着される。レンズホルダ8の軸心は、撮像レンズ6の光軸およびレンズバレルの軸心に一致している。
レンズバレル7は、接着剤24によってレンズホルダ8に接着されている。つまり、後述のようにして、撮像レンズ6が光軸方向の位置が調整された状態で、レンズバレル7が、レンズホルダ8に固定されている。このため、調整された撮像レンズ6の位置がずれるのを防止することができる。
接着剤24としては、例えば、熱硬化型のUV接着剤、または、嫌気性のUV接着剤を用いるのが好ましい。これにより、レンズホルダ8とレンズバレル7との隙間に入り込んだ接着剤24は、熱硬化あるいは嫌気硬化させることができる。一方、表面に盛り上がってフィレットを形成している接着剤24は、UV硬化させることが可能となる。なお、接着剤24を塗布するため、レンズホルダ8およびレンズバレル7の一部に、接着剤溜まりとなる溝を設けておいてもよい。カメラモジュール100では、レンズホルダ8にレンズバレル7をねじ込む必要がないため、両者に形成された溝の位置関係がずれることがなく、より広い接着剤溜まりを形成することが可能となる。
レンズホルダ8の外周端部(フランジ部)には、コイル10が固定されている。コイル10は、レンズホルダ8の外終端部(底部)から、光入射側(後述の開口13側)に延設されている。
ベース15は、レンズ駆動装置2の底部を構成しており、ベース15の裏面にセンサ部4が設けられる。ベース15の中央部には、光路を確保するために開口16が形成されている。
ヨーク11は、筒状の部材であり、レンズ駆動装置2の側面部を構成している。ヨーク11は、内部に可動部を収容する。ヨーク11はベース15上に固定されている。本実施形態では、ヨーク11の上方に、カバー14が設けられている。カバー14は、レンズ駆動装置2の上部(天面)を構成している。カバー14の中央部には、光路を確保するために開口13が形成されている。なお、ヨーク11自体が、カバーの役割を果たすことで、カバー14を省略してもかまわない。この場合の開口13は、ヨーク11に形成される。
ヨーク11の内側面には、コイル10と対向するように、永久磁石12からなる磁気回路が配置されている。
レンズ駆動装置2は、コイル10と永久磁石12とにより発生させた電磁力により、撮像レンズ6を光軸方向に駆動する。具体的には、本実施形態では、永久磁石12によって形成される磁場中のコイル10に電流を流すことで発生する力によって、撮像レンズ6(レンズホルダ8)を光軸方向に駆動することが可能となる。
また、本実施形態のレンズ駆動装置2では、レンズホルダ8の上下面(天面および底面)には、板ばね9a,9bが設けられている。板ばね9a,9bは、レンズホルダ8を、光軸方向に押圧する。つまり、板ばね9a,9bは、弾性力により、補助的にレンズホルダ8を光軸方向に可動に支持している。板ばね9a,9bは、渦巻状のパターンを有している。本実施形態では、板ばね9a,9bは、一端がヨーク11またはベース15に、他端がレンズホルダ8に固定されている。しかし、板ばね9a,9bは、一端が可動部に、他端が固定部に固定されていればよい。
なお、図2のように、カメラモジュール100の組立状態では、レンズホルダ8の底面に形成された突起19が、ベース15に当接しつつ、板ばね9a,9bの弾性力により、レンズホルダ8は下方向に与圧がかけられている。
さらに、レンズ駆動装置2では、ベース15の上面(レンズホルダ8の底面との対向面)の、永久磁石12およびコイル10の直下近傍に、溝17が形成されており、溝17内には粘着性のダストトラップ剤18が塗布されている。ダストトラップ剤18は、ベース15の上面に形成されていればよいが、溝17内に塗布されていることがより好ましい。これにより、ベース15上に移動した異物を、ダストトラップ剤18によって捕捉することができる。従って、光出射側の開口16から異物が出ていくのを確実に防ぐことができる。さらに、溝17にダストトラップ剤18が塗布されていれば、溝17に異物を滞留させることができる。つまり、上記の隙間を経由してベース15上に落下した異物を、落下直後に、溝17に滞留させることができる。
すなわち、レンズ駆動装置2では、ベース15上のコイル10および永久磁石12の直下近傍にダストトラップ剤18が塗布されている。このため、コイル10と永久磁石12との間の隙間を通ってきた異物がそのまま落下すれば、このダストトラップ剤18上に落下することになる。これにより、ダストトラップ剤18が、異物を捕捉する。
なお、ダストトラップ剤18は、粘着性を有するものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、半固体状(または固体に近い状態)の油脂や樹脂を適用することができる。例えば、グリースが好適である。グリースは、半固体状または液体に近い、油脂の一種であり、例えば、半固体状(または固体に近い状態)、または、ペースト状の潤滑剤から構成することができる。グリースは、例えば、二硫化モリブデン系潤滑剤,白色系潤滑剤,シリコーン系潤滑剤,パーフルオロポリエーテル系潤滑剤などを用いることができる。また、グリースは、鉱油を主成分とする鉱油系グリース,ポリα−オレフィン油を主成分とするポリα−オレフィン系グリース,シリコーンオイルを主成分とするシリコーン系グリース,フルオロシリコーン系グリース,パーフルオロポリエーテルを主成分とするパーフルオロポリエーテル系グリースなどを用いることができる。これらのグリースは、単独または2種以上を混合して用いることができる。また、グリースは、例えば、リチウム石鹸,カルシウム石鹸,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など、グリース用の添加物を含むものであってもよい。
次に、撮像部3は、レンズ駆動装置2の底面(ベース15の底面)側に設けられており、光学部1から入射された入射光を光電変換する。撮像部3は、センサ部4と、センサ部4が実装される基板5とから構成されている。センサ部4は、ガラス基板20、撮像素子21、センサカバー22から構成され、これらが基板5上に固定されている。
撮像素子(センサチップ)21は、レンズ駆動装置2で形成された被写体像を、電気信号に変換する撮像素子である。つまり、レンズ駆動装置2の撮像レンズ6を通して受光した光信号を電気信号に変換するセンサデバイスである。撮像素子21は、例えば、CCDまたはCMOSセンサICである。撮像素子21の表面(上面)には、複数の画素がマトリクス状に配置された受光部(図示せず)が形成されている。この受光部は、レンズ駆動装置2から入射される光を結像する領域であり、画素エリアとも言い換えられる。
撮像素子21は、この受光部(画素エリア)に結像された被写体像を電気信号に変換して、アナログの画像信号として出力する。つまり、この受光部で、光電変換が行われる。撮像素子21の動作は、図示しないDSPで制御され、撮像素子21で生成された画像信号は、DSPで処理される。
センサカバー22は、撮像素子21の一部を覆うように構成されている。センサカバー22は、撮像素子21の受光部を避けて、撮像素子21を覆っている。センサカバー22には、光路を確保するために開口22aが形成されている。開口22a面積は、撮像素子21の受光部の面積およびガラス基板20表面の面積よりも大きい。このため、開口22a内に、撮像素子21の受光部およびガラス基板20が配置される。開口22aは、撮像レンズ6を介して入射した光を、撮像素子21の受光部に透過させる光透過領域となる。
センサカバー22は、撮像素子21の受光面(上面)に対して、センサカバー22の上面までの距離が高精度に管理されている。センサカバー22の下側の基準面は、撮像素子21の上に載る搭載面であり、基板5側の面と基板との間には隙間が形成されていてもかまわない。
ガラス基板20は、撮像素子21の受光部を覆っており、透光性部材から構成されている。なお、本実施形態では、ガラス基板20の表面に、赤外線遮断膜(IRカット膜)が形成されている。このため、ガラス基板20は、赤外線を遮断する機能も備えている。ガラス基板20は、センサカバー22に対して取り付けても良いし、撮像素子21上に接着剤を介して重ねて固定しても良い。図2では、ガラス基板20は、センサカバー22に対して取り付けられており、かつ、撮像素子21から離して取り付けられている。このように撮像素子21からの距離を離した方が、ガラス基板20上に付着した異物の影響度(センサへの映りこみ)が小さくなるので望ましい。
基板5は、図示しないパターニングされた配線を有する。この配線によって、基板5とセンサ部4(撮像素子21)とが互いに電気的に接続される。基板5は、例えば、プリント基板,またはセラミック基板などである。
このように、撮像部3では、撮像素子21に入射した光信号が光電変換される。そして、変換された電気信号が基板5を通って、図示しないカメラモジュールの制御回路等に入力され、画像信号として取り出される。
ここで、カメラモジュール100の特徴点について説明する。カメラモジュール100は、レンズ駆動装置2を備えるため、オートフォーカス機能を有している。このため、撮像レンズ6の焦点距離(撮像素子21の受光面から撮像レンズ6までの距離)を高精度に規定することは、特に重要である。
そこで、カメラモジュール100では、図2のように、レンズ駆動装置2の可動部が無限遠側(図の下方向)の基準(INF側メカ端)に位置する状態で、撮像レンズ6が無限遠位置となるように位置調整されて固定されている。
このような撮像レンズ6の位置調整は、上記光学部を可動部に対して摺動させることによって行われたものである。具体的には、レンズバレル7をレンズホルダ8に対して摺動させることによって行われたものである。撮像レンズ6の位置調整装置および位置調整方法の詳細については後述する。
このように、カメラモジュール100では、撮像レンズ6の光軸方向の位置(高さ)が、レンズバレル7をレンズホルダ8に対して摺動させることによって調整されている。このため、従来のように、ねじ込みによって撮像レンズ6の位置が調整されない。つまり、撮像レンズ6の位置を調整するために、ねじを回転させる必要はなく、金型の寸法管理もねじのトルク管理も不要となる。従って、カメラモジュール100を安価に製造することができる。また、後述のように、撮像レンズ6の光軸方向の位置調整時には、レンズバレル7をレンズホルダ8に対して摺動させる。従って、ねじ込みにより撮像レンズ6の位置を調整することなく、撮像レンズ6の位置が高精度に調整されている。
一方、撮像レンズ6の光軸方向の位置を調整途中に、ミスによってレンズバレル7が落下してしまい、ガラス基板20面に衝突すると、ガラス基板20面を傷つける可能性がある。そこで、カメラモジュール100では、レンズホルダ8の底部(具体的には、レンズホルダ8のレンズバレル7との摺動面の底部)の内径が、レンズバレル7の外径よりも小さくなっている。より詳細には、レンズホルダ8の内側面の底部には、段差部25が設けられている。この段差部25は、レンズバレル7の外径よりも小さい部分(小径部)である。言い換えれば、段差部25は、レンズホルダ8のレンズバレル7との接触面(摺動面)の底部に、その摺動面から中心(光軸)方向に延設された部分である。これにより、たとえレンズバレル7がレンズホルダ8から脱落したとしても、その段差部25で、レンズバレル7を保持することができる。従って、段差部25を、レンズバレル7の抜け落ちを防止するための受け部(受け面)として機能させることができる。このように、段差部25を設けることにより、レンズバレル7が落下しても段差部25で止まり、ガラス基板20面に衝突することを防止できる。
また、カメラモジュール100では、レンズバレル7の光入射側端部に、突起部26が形成されていてもよい。突起部26は、レンズバレル7の上端部から、光学部1での光の進行方向と逆方向に突起した部分である。この突起部26は、後述する撮像レンズ6の位置調整時に、レンズバレル7を把持するためのつかみしろとなる。
また、カメラモジュール100では、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面には、重力によってレンズバレル7が移動しない程度の摩擦力が作用するようになっていることが好ましい。例えば、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面に対し、光軸に対し垂直方向に垂直抗力となるような圧力を加える。具体的には、バネ力または磁気力によって、レンズバレル7およびレンズバレル8の一方の摺動面を、他方の摺動面に押し当てる。そして、摺動面に作用する垂直抗力をN、摩擦係数をμとすると、μN>mg(mは可動部の質量、gは重力加速度)を満たせば、重力によってレンズバレル7が移動しなくなる。また、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面の表面粗さを大きくすることによっても、重力によってレンズバレル7が移動しなくなる。このように、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面に適度な摩擦力を作用させることによって、重力によってレンズバレル7がレンズホルダ8から脱落し、撮像素子21側に抜け出すのを防止することができる。
本実施形態のカメラモジュール100は、以下のような構成とすることも可能である。図3は、別のカメラモジュール101の断面図である。カメラモジュール101では、レンズホルダ8の内面形状がカメラモジュール100とは異なる。以下では、このようなカメラモジュール100との相違点を中心に説明する。
図3は、カメラモジュール100とは別のカメラモジュール101を示す断面図である。レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動する部分の面積(摺動面の面積)が大きすぎると、摩擦が大きすぎて摺動がスムーズにできなくなる可能性がある。その結果、撮像レンズ6の高さ調整に手間がかかる可能性がある。一方で、レンズバレル7との摺動面には、レンズバレル7がレンズバレル7の自重で移動しない程度の摩擦があった方が、調整がやりやすい場合がある。
そこで、図3のカメラモジュール101では、レンズバレル7との摺動面となるレンズホルダ8の内側面に凹部27が形成されている。凹部27は、レンズホルダ8の内側面の一部が除去された部分である。これにより、レンズバレル7とレンズホルダ8とが部分的に接触することになる。このため、レンズバレル7とレンズホルダ8とが全面的に接触する場合よりも、摺動面の面積が小さくなる。従って、摺動面における摺動摩擦を適切に調整することができる。このように、レンズホルダ8の内側面に凹部27が形成されていれば、レンズバレル7との摺動面積を調整することが可能となる。従って、摺動部分の面積を調整することで、レンズバレル7の摺動をスムーズに行うことが可能になる。
なお、調整がやりやすい摩擦力が得られるように、凹部27を形成する長さを最適化してもよい。例えば、レンズバレル7が自重ではすべり落ちず、自重より大きい力が作用すると、レンズ駆動装置2やレンズバレル7を破壊することなく動かすことができる程度の摩擦力が得られるように凹部27を形成すれば、撮像レンズ6の調整がしやすくなる。
また、上述のように、レンズバレル7は、接着剤24によりレンズホルダ8に接着されている。このため、接着剤24が、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面に沿って流れ、撮像部3(撮像素子21)側にまで達する可能性がある。特に接着剤24の粘度が低い場合、毛細管現象によってレンズバレル7とレンズホルダ8の隙間に流れ込み、ガラス基板20の表面にまで漏れ出す可能性がある。もし、接着剤24が撮像部3にまで流れると、撮像性能にも影響を及ぼしかねない。
しかし、カメラモジュール101では、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面に、凹部27が形成されている。これにより、接着剤24が摺動面に沿って流れたとしても、流れた接着剤24を凹部27に溜めることができる。つまり、凹部27を接着剤24の溜まりとして利用することができる。凹部27を設けることで、凹部27に余分な接着剤が溜まり、ガラス基板20上まで漏れ出すことを防止できる。
なお、凹部27は、レンズホルダ8側に形成されている例で説明した。しかし、レンズバレル7とレンズホルダ8との摺動面の少なくとも一方に形成されていればよい。すなわち、凹部27は、レンズバレル7側に形成されていてもかまわないし、レンズバレル7側およびレンズホルダ8側の両者に形成されていてもかまわない。ただし、両者に形成する場合は、一方の凹部に他方の平坦部がはまりこまないように、凹部を形成する位置を最適化する。
本実施形態のカメラモジュール100は、以下のような構成とすることも可能である。図4は、別のカメラモジュール102の断面図である。カメラモジュール102では、レンズホルダ8の内面形状がカメラモジュール100,101とは異なる。以下では、このようなカメラモジュール100との相違点を中心に説明する。
図4のカメラモジュール102では、レンズホルダ8の内側面にねじ山28が形成されている。つまり、カメラモジュール101における凹部27の形状が、ねじ状となっている。このように、レンズホルダ8の内側面にねじ山28が形成されている場合も、カメラモジュール101と同様、特に接着剤24の粘度が低い場合、接着剤24が摺動面に沿って流れたとしても、流れた接着剤24を凹部27に溜めることができる。すなわち、毛細管現象によってレンズバレル7とレンズホルダ8との隙間に接着剤24が流れ込んだとしても、接着剤24はねじ山28に沿って流れ込む。つまり、接着剤24は、ねじ山28を周回しながら流れるため、流れる距離を長くすることが可能となる。このため、接着剤24が撮像素子21側に流れるまでの距離をかせぐことができる。その結果、接着剤24を、流れる途中で硬化させることができる。従って、接着剤24が撮像素子21側に漏れ出すのをより確実に防ぐことができる。また、ねじ山28の隙間に接着剤24を溜めることでも、接着剤24の漏れ出しを防ぐことができる。また、すでにねじ山28が形成された既存のレンズ駆動装置をそのまま使うことも可能となる。
なお、ねじ山28は、レンズホルダ8側に形成されている例で説明したが、レンズバレル7側に形成されていてもかまわない。ただし、レンズバレル7の摺動を円滑に行うためには、レンズバレル7およびレンズホルダ8の一方にねじ山を形成することが好ましい。
次に、本実施形態のカメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め装置について、図5を用いて説明する。図5は、図2のカメラモジュール100に、撮像レンズの位置決め装置103が取り付けられた状態を示す中央断面図である。カメラモジュール100については図2と同じであるため説明を省略する。
位置決め装置103は、カメラモジュール102の上、具体的にはカバー14に固定される台座29と、レンズバレル7を把持するためのアーム部30と、アーム部30を台座29に対して、光軸方向に摺動させるための支持バネ31、撮像素子21からの信号に基づいて合焦状態を検出する検出部(図示せず)等から構成されている。
アーム部30の駆動手段は、図示しないが、カメラモジュール100におけるレンズ駆動装置2と同様に、ボイスコイルモータで駆動してもよい。また、ピエゾ素子のような駆動手段で駆動してもよい。位置決め装置103では、アーム部の先端30aを開閉可能にしておき、図示しない与圧バネにより、しっかりとレンズバレル7を把持できるようになっている。
位置決め装置103では、図示しない検出部によって、カメラモジュール100の撮像素子21からの信号をモニターする。そして、レンズ駆動装置2の可動部が無限遠側(図の下方向)の基準(INF側メカ端)に位置する状態で、撮像レンズ6が無限遠位置となるように、撮像レンズ6の光軸方向の位置(高さ)を調整する。最後に、調整した位置で、レンズバレル7をレンズホルダ8に固定する。
具体的には、図6は、図5の位置決め装置103における撮像レンズの位置決め方法を示すフローチャートである。まずは、カメラモジュール100本体を固定し、その上部に位置決め装置103をセットする。そして、位置決め装置103のアーム部30の先端30aで、レンズバレル7の上端部に形成された突起部26をチャッキングする(S1)。
次に、図示しない駆動手段を用いてアーム部30を光軸方向に駆動して、レンズバレル7をレンズホルダ8の内側面に沿って摺動させる。そして、検出部(図示せず)によって合焦を検出した位置で、アーム部30の駆動を停止する(S2)。
最後に、アーム部30の駆動を停止した位置で、レンズバレル7をレンズホルダ8に固定するための接着剤24を塗布し、硬化させる(S3)。接着剤24が十分に硬化した後、アーム部30による突起部26のチャッキングをリリースする。これにより、撮像レンズ6の光軸方向の位置の調整が完了する。
なお、調整の際には、レンズホルダ8の位置は、INF側メカ端位置に固定されている必要がある。調整方向が撮像素子21側へと押し込む方向である場合には、押し込む力(摩擦力)がレンズホルダ8をINF側メカ端に押し付ける方向に作用するため問題ないが、行き過ぎて撮像素子21とは反対側に戻したい場合には、摩擦力がレンズホルダ8を浮き上がらせる方向に作用するため、浮き上がりを防止するために別途、レンズホルダ8の抑え治具が必要となる。押し込む方向のみの一方向調整とする方が望ましい。
以上のようなレンズ位置決め装置および位置決め方法によれば、レンズバレル7をレンズホルダ8に対して摺動させながら、撮像レンズ6の光軸方向の位置(高さ)が調整される。このため、撮像レンズ6の位置を調整するために、ねじを回転させる必要はなく、金型の寸法管理もねじのトルク管理も不要となる。従って、撮像レンズ6の光軸方向の位置調整を、安価に実施することができる。さらに、撮像レンズ6の光軸方向の位置調整時には、レンズバレル7をレンズホルダ8に対して摺動させる。つまり、その摺動によって、撮像レンズ6の位置の調整が可能となる。従って、ねじ込みを用いることなく、撮像レンズ6の位置を高精度に調整することができる。
なお、本発明は、以下のように表現することもできる。
〔1〕撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備えたカメラモジュールであって、
上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えており、
上記光学部が、上記レンズ駆動部の可動部に対して光軸方向に摺動させることによって、高さ調整されていることを特徴とするカメラモジュール。
上記の発明によれば、摺動させながら高さ調整ができるため、光学部を高さ調整するためにねじを回転させる必要がなく、ねじのトルク管理が不要となり、高精度なレンズの位置決めを達成しつつ、安価なカメラモジュールを実現することができる。
さらに、上記の発明によれば、摺動によって光学部の高さが調整されているため、ねじ込みによるレンズ駆動部の破損等を防ぐことができる。
〔2〕上記光学部と、上記レンズ駆動部の可動部との摺動部には、少なくともどちらか一方の摺動面に凹部が設けられていることを特徴とする上記〔1〕に記載のカメラモジュール。
上記の発明によれば、摺動面積を小さくすることができ、凹部の長さを適当にすることで、摺動摩擦を適度にきつく(重力では移動しない程度)、適度にゆるく(過大な力を加えなくても高さ調整が可能なレベル)調整することが可能となる。また、接着剤として粘度の低いものを用いた場合に、接着剤が撮像素子側まで漏れ出すことを防ぐためのたまりを形成することができる。
〔3〕前記摺動面の凹部がねじ状に形成されていることを特徴とする上記〔2〕に記載のカメラモジュール。
上記の発明によれば、上記〔2〕の効果とともに、毛細管現象で接着剤が撮像素子側に流れ出した場合でも、ねじ山に沿って流れることで距離をかせぐことができ、撮像素子側に流れ出すまでに効果することが容易となる。
〔4〕上記レンズ駆動部の可動部に、光学部の抜け落ちを防止するための受け面が形成されていることを特徴とする上記〔1〕ないし〔3〕に記載のカメラモジュール。
上記の発明によれば、光学部を挿入した際に、重力によって撮像素子側まで抜け出して脱落してしまうことを防止できる。
〔5〕上記光学部の、撮像素子とは反対側の端面には、高さ調整の時に光学部を把持するための段差部が設けられていることを特徴とする上記〔1〕ないし〔4〕に記載のカメラモジュール。
上記の発明によれば、段差部を把持することで光学部を保持でき、光学部を保持している部材を上下することで、光学部の高さ調整を行うことができる。
〔6〕上記光学部と上記レンズ駆動部の可動部の摺動部分には、重力で光学部が移動しない程度の摩擦力が作用していることを特徴とする上記〔1〕ないし〔5〕に記載のカメラモジュール。
上記の発明によれば、適度な摩擦力を維持することで、光学部が重力によって撮像素子側まで抜け出して脱落してしまうことを防止できる。
〔7〕撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、
上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールに対して、上記光学部を上記レンズ駆動部に対して光軸方向の高さ調整を行うレンズ位置決め装置であって、
カメラモジュール本体を保持する固定台と、上記光学部を把持するとともに、光学部を把持したまま光軸方向に移動可能なアーム部と、上記撮像素子からの信号に基づいて合焦状態を検出する検出部とを備えたカメラモジュールにおけるレンズ位置決め装置。
上記の発明によれば、摺動させながら高さ調整ができるため、光学部を高さ調整するためにねじを回転させる必要がなく、ねじのトルク管理が不要となり、高精度なレンズの位置決めを達成しつつ、安価なカメラモジュールを実現するためのレンズ位置決め装置を提供することができる。
〔8〕撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、
上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えており、
上記光学部が、上記レンズ駆動部の可動部に対して光軸方向に摺動可能に支持されているカメラモジュールに対して、上記光学部を光軸方向に高さ調整する位置決め方法であって、
カメラモジュー本体を固定する工程と、上記光学部を把持して、上記レンズ駆動部の可動部に対して摺動させながら光軸方向に高さ調整する工程と、高さ調整した状態で上記光学部を上記レンズ駆動部の可動部に固定する工程とを有することを特徴とするカメラモジュールにおけるレンズ位置決め方法。
上記の発明によれば、レンズ駆動部に過大な負荷をかけることなく、簡単かつ高精度に光学部の高さ調整を行うことができる。
〔9〕上記レンズ駆動部の可動部に対する光学部の固定方法は接着であることを特徴とする上記〔8〕に記載のカメラモジュールにおけるレンズ位置決め方法。
上記の発明によれば、安価な方法で高さ調整後の光学部の位置を固定することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、特に、携帯用端末などの通信機器をはじめとする各種電子機器に搭載されるカメラモジュールに好適に利用することができる。
1 光学部
2 レンズ駆動装置(レンズ駆動部)
3 撮像部
6 撮像レンズ
8 レンズホルダ(可動部)
15 ベース(固定部)
21 撮像素子
24 接着剤
25 段差部
26 突起部
27 凹部
28 ねじ山
29 台座
30 アーム部
100〜102 カメラモジュール
103 位置決め装置

Claims (13)

  1. 撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
    無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
    上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備えたカメラモジュールであって、
    上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、上記撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えており、
    上記光学部を可動部に対して摺動させることによって、上記撮像レンズの光軸方向の位置が調整されていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記光学部は、上記撮像レンズの光軸方向の位置が調整された位置で、上記可動部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記光学部と上記可動部との摺動面の少なくとも一方に、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 上記光学部は、接着剤により上記可動部に固定されていることを特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。
  5. 上記凹部の形状は、ねじ状であることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
  6. 上記可動部は、上記光学部との摺動面の底部の内径が、上記光学部の外径よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  7. 上記光学部は、光入射側端部に、突起部を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  8. 上記光学部と上記可動部との摺動面には、重力によって光学部が移動しない程度の摩擦力が作用するようになっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  9. 撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
    無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
    上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、
    上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールにおける撮像レンズの光軸方向の位置を規定する撮像レンズの位置決め装置であって、
    上記カメラモジュールに固定される台座と、上記光学部を把持した状態で光学部を光軸方向に移動させるアーム部と、上記撮像素子からの信号に基づいて合焦状態を検出する検出部とを備えており、
    上記アーム部によって、上記光学部を可動部に対して摺動させることによって、上記撮像レンズの光軸方向の位置を調整することを特徴とする撮像レンズの位置決め装置。
  10. 撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
    無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
    上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、
    上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールにおける撮像レンズの光軸方向の位置を規定する撮像レンズの位置決め方法であって、
    上記光学部を、上記可動部に対して摺動させて、撮像レンズの光軸方向の位置を調整する工程を有することを特徴とする撮像レンズの位置決め方法。
  11. 上記撮像レンズの光軸方向の位置を調整した状態で、上記光学部を上記可動部に固定する工程を有することを特徴とする請求項10に記載の撮像レンズの位置決め方法。
  12. 接着により、上記光学部を上記可動部に固定することを特徴とする請求項11に記載のカメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め方法。
  13. 撮像レンズと撮像レンズを保持するレンズバレルとを有する光学部と、
    無限位置からマクロ位置まで撮像レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動部と、
    上記撮像レンズを通して入射された光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像部とを備え、
    上記レンズ駆動部は、上記光学部を内部に保持し、光軸方向に移動できる可動部と、撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部とを備えたカメラモジュールの製造方法であって、
    上記光学部を、上記可動部に対して摺動させて、撮像レンズの光軸方向の位置を調整する工程を有することを特徴とするカメラモジュールの製造方法。
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