JP2013153361A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質な画像を形成でき、また低コストでありながら、より低背であるカメラモジュールを提供する。
【解決手段】ガラス基板14の周辺部が、ガラス板14と他部品とを連結する連結遮光手段としての接着剤17又は鏡筒13により全周にわたって覆われているので、カメラモジュール10の堅固な構造を確保しつつ、ガラス基板14の周辺部から不要光が侵入してゴーストとなることも抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCD型イメージセンサあるいはCMOS型イメージセンサ等の撮像素子を用いた小型のカメラモジュールに関する。
近年、CCD(Charged Coupled Device)型イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いたカメラモジュールが搭載された携帯端末の普及の増大に伴い、より高画質の画像が得られるよう、画素数の大きな撮像素子を使用したカメラモジュールが搭載されたものが市場に供給されるようになってきた。
旧来、カメラモジュール内の撮像素子(イメージセンサ)の実装方法として、ガラス・エポキシなどの基板にダイ・アタッチした後、ワイヤボンディングを行うものが知られている。また、カメラモジュール全高を縮めながらもレンズと撮像素子の受光面の光学距離を確保し、撮像素子の受光エリアを臨む開口部を持ち、且つ撮像素子を基板内に配置できる構造をしたセラミック基板に撮像素子をフリップチップ実装し、この基板の撮像素子を実装していない面にレンズを含む鏡筒部を配置する構造も開発されている。
ところで、最近ではスマートフォンと呼ばれる薄形の携帯端末が開発され、高い人気を得ている。このようなスマートフォンに搭載するカメラモジュールは、高画質な画像を形成する機能を維持しながらも、デザイン性の観点から、従来よりも更に低背(光軸方向全長が短い)な構成であることが望まれている。
これに対し、特許文献1に示すように、透光性基板の物体側面にレンズを設け、像側面に撮像素子をフリップチップ実装することにより、カメラモジュールの一層の薄型化を図る技術も提案されている。
特開2001-203913号公報
上記の従来技術によれば、レンズと撮像素子との間に透光性基板を配置することで、低背化を図ることはできるが、透光性基板の端面などから不要光が進入し、直接または間接的に撮像素子の受光面に達することにより、撮影した画像にゴーストと呼ばれる画質を劣化させる恐れがあった。これに対し、透光性基板の周辺部に黒色塗料などを塗布することは可能であるが、組み立て時の手間がかかり、コスト増を招くという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、高画質な画像を形成でき、また低コストでありながら、より低背であるカメラモジュールを提供することを目的とする。
請求項1に記載のカメラモジュールは、
一部に配線パターンが形成された透光性基板と、
前記配線パターンに電気的に接続するようにして、前記透光性基板の一方の面にフリップチップ実装された撮像素子と、
前記透光性基板の他方の面に実装されたレンズユニットと、
前記透光性基板の周縁部を遮光すると共に、前記透光性基板と他部品との連結を図る連結遮光手段とを有し、
前記レンズユニットにより結像された被写体光は、前記透光性基板を介して前記撮像素子の撮像面に受光するようになっていることを特徴とする。
本発明によれば、前記連結遮光手段が、前記透光性基板の周縁部を遮光するので、前記透光性基板の周縁部から不要光が進入し前記撮像素子の受光面に達することを抑制できるので、高画質な画像を形成できる。又、前記連結遮光手段が、前記透光性基板と他部品との連結を図っているので、前記透光性基板の周縁部を、遮光するためにわざわざ処理する必要はないので、組み立ての手間がかからず、カメラモジュールを低コストに製造できる。尚、「周縁部」とは、外来光が透光性基板内に進入する可能性のある透光性基板の側面(端面)を含む外周部をいう。
請求項2に記載のカメラモジュールは、請求項1に記載の発明において、前記連結遮光手段は、前記レンズユニットを保持するための鏡筒と、前記透光性基板とを接合する接着剤を含むことを特徴とする。前記鏡筒と前記透光性基板とを接合するために用いる接着剤により、前記透光性基板の遮光を兼用できるので、低コスト化を図れる。
請求項3に記載のカメラモジュールは、請求項1又は2に記載の発明において、前記連結遮光手段は、前記透光性基板の周縁部を囲うようにして延在する、前記レンズユニットを保持するための鏡筒を含むことを特徴とする。前記レンズユニットを保持するための鏡筒により、前記透光性基板の遮光を兼用できるので、低コスト化を図れる。
請求項4に記載のカメラモジュールは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記鏡筒の一部が、前記透光性基板の周縁部を覆い、前記撮像素子まで延在していることを特徴とする。これにより、前記連結遮光手段として接着剤を用いる場合に、接着剤の負担を減らすことができる。
請求項5に記載のカメラモジュールは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記透光性基板は光学フィルタ機能を有することを特徴とする。これにより、別個に光学フィルタを用いる必要がなくなり、一層の低背化を図れる。光学フィルタ機能とは、IRカット機能や、偏光機能、ローパスフィルタ機能などがある。これらの機能を有するコート等の表面処理を施した透光性基板や、或いは材料自体の光学特性が前記機能を有する透光性基板を用いると好ましい。
請求項6に記載のカメラモジュールは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記レンズユニットを保持するための鏡筒の端部は、前記透光性基板の他方の面に当接していることを特徴とする。これにより、前記鏡筒を介して光軸方向において前記透光性基板と前記レンズユニットとを精度良く位置決めできるから、撮像素子からの出力を見ながらレンズの位置決めを行うアクティブアライメントなど複雑な組み付けが不要になり、組み立ての単純化を図れる。尚、光軸方向における前記透光性基板と前記撮像素子との位置決めは、フリップチップ実装にて、精度良く行える。
請求項7に記載のカメラモジュールは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記レンズユニットのうち最も前記透光性基板に近いレンズは脚部を有し、前記脚部は、前記透光性基板の前記他方の面に当接していることを特徴とする。これにより、光軸方向において前記透光性基板と前記レンズユニットとを精度良く位置決めできるから、撮像素子からの出力を見ながらレンズの位置決めを行うアクティブアライメントなど複雑な組み付けが不要になり、組み立ての単純化を図れる。
請求項8に記載のカメラモジュールは、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記連結遮光手段は、前記撮像素子の周囲を覆っていることを特徴とする。これにより、前記撮像素子の撮像面に不要光が入射してゴーストを発生させたり、ゴミが付着するなどの不具合を回避できる。尚、更に前記連結遮光手段により前記撮像素子の背面まで覆うことで、不要光が前記撮像素子の背面側から侵入して生じる画像劣化現象などの不具合を抑制できる。
請求項9に記載のカメラモジュールは、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記レンズユニットのうちの少なくとも1つのレンズは、アクチュエータにより光軸方向に移動可能とされていることを特徴とする。これにより、オートフォーカスやズーミングなどの動作を行わせることができる。
本発明によれば、高画質な画像を形成でき、また低コストでありながら、より低背であるカメラモジュールを提供することができる。
第1の実施の形態にかかるカメラモジュール10の光軸に沿った断面図である。 カメラモジュールを搭載したスマートフォンの正面図(a)、及びカメラモジュールを適用したスマートフォンの背面図(b)である。 図2のスマートフォンの制御ブロック図である。 第2の実施の形態にかかるカメラモジュール10の光軸に沿った断面図である。 第3の実施の形態にかかるカメラモジュール10の光軸に沿った断面図である。 第1の実施の形態の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるカメラモジュール10の光軸に沿った断面図である。尚、図1に示す構成は概略図であり、寸法等は一部誇張して示している。
図1に示すように、カメラモジュール10は、光電変換部(撮像面)11aを備えた固体撮像素子としてのCMOS型撮像素子11と、この撮像素子11の光電変換部11aに被写体像を撮像させる撮像レンズ12と、撮像レンズ12を保持する鏡筒13と、平行平板状の透光性基板であるガラス基板14と、撮像レンズ12のアクチュエータ15とを有する。
図1に示すように、撮像素子11は、平行平板状のチップ11上において、その受光側(図1で上面)の中央部に、画素(光電変換素子)が2次元的に配置された、撮像面としての光電変換部11aが形成されており、その周囲には信号処理回路(不図示)が形成されている。かかる信号処理回路は、各画素を順次駆動し信号電荷を得る駆動回路部と、各信号電荷をデジタル信号に変換するA/D変換部と、このデジタル信号を用いて画像信号出力を形成する信号処理部等から構成されている。
また、撮像素子11のチップ11bにおける受光側の外縁近傍には、複数のパッド11cが配置されている。ガラス基板14は、撮像素子11に対して平行に配置されており、その対向面(図1で下面)には、中央部を除けて周辺部のみに金属配線パターン14aが蒸着やスパッタ等により形成されており、更に金属配線パターン14aの表面には金メッキ14cが形成されている。撮像素子11のパッド11cと、ガラス基板14の金属配線パターン14aとは、パッド11cに設けられた金バンプ(突起)14bを介して電気的に接続されており、すなわちフリップチップ実装されている。金属配線パターン14aは、外部回路につながったフレキシブル基板16に、ACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電フィルム)で接続されている。このように、撮像素子11を、ガラス基板14の像側面にフリップチップ実装することで、撮像素子11を取り付けるための基板等が不要になり、カメラモジュール10の高さを極力抑えることができる。
本実施の形態では、矩形板状のガラス基板14の物体側に、IRカットコート14dが形成されている。但し、ガラス基板14の周辺部は処理されておらず、切断されたままの状態である。
撮像素子11は、光電変換部11aからの信号電荷をデジタルYUV信号等の画像信号等に変換し、パッド11cから金バンプ14b及びガラス基板14の金属配線パターン14aを介して、不図示の外部回路(例えば、カメラモジュールを実装した上位装置が有する制御回路)へと送信するようになっている。又、ガラス基板14の金属配線パターン14aから金バンプ14b及びパッド11cを介して、外部回路から撮像素子11を駆動するための電源やクロック信号の供給を受けることもできる。ここで、Yは輝度信号、U(=R−Y)は赤と輝度信号との色差信号、V(=B−Y)は青と輝度信号との色差信号である。なお、撮像素子は上記CMOS型のイメージセンサに限定されるものではなく、CCD等の他のものを使用しても良い。
図1において、鏡筒13の内部には、撮像レンズ12が設けられている。より具体的には、撮像レンズ12は、物体側レンズ12aと、中間レンズ12bと、像側レンズ12cとからなり、物体側レンズ12aと像側レンズ12cは、鏡筒13に固定されている。一方、中間レンズ12bは、アクチュエータ15により光軸方向に移動可能に支持されている。
アクチュエータ15は、中間レンズ12bのフランジ部に取り付けられ光軸方向に延在するコイル15aと、コイル15aを内包するように配置された磁石15bと、磁石15bを支持すると共に、コイル15aの内周側までを覆うようにして、鏡筒13の内周に取り付けられたヨーク15cとからなっている。コイル15aは、不図示の配線を介して外部回路に接続されている。尚、中間レンズ12bを鏡筒13に固定しても良い。
図1において、遮光性樹脂からなる角筒状の鏡筒13は、一側壁のみが短く、残りの三側壁は長くなっていて、短い側壁の下端の一部13aと、長い側壁の中間部に形成された内周段部13bが、ガラス基板14の物体側面に当接しており、更に、長い側壁の延在部13cが、ガラス基板14の周辺部に接しながら回り込み、撮像素子11の背面側まで延在している。鏡筒13は、カメラモジュール10を実装した上位装置に固定されるようになっている。
更に、鏡筒13におけるガラス基板14の物体側面に当接した下端13aと、ガラス基板14及びフレキシブル基板16にまたがるようにして、遮光性樹脂からなる接着剤17が塗布されている。この接着剤17は、更にフレキシブル基板16の端部から撮像素子11のパッド11c側の一部、及び撮像素子11の背面全体に回り込むようにして、反対側の鏡筒13の延在部13cまで延在するようになっている。つまり、ガラス基板14の周辺部(周縁部)は、接着剤17又は鏡筒13により全周にわたって覆われていることとなる。
一般的に撮像素子は動作時に熱を発生するが、その熱により撮影画像のノイズ成分が増加することが知られている。本実施の形態の変形例として、図6に示すように、撮像素子11の受光面と反対側面(撮像素子の裏面)には熱伝導が高い機能を持つ部材18(例えば、住友スリーエム株式会社から「ハイパーソフト放熱材」として上市されている商品名5580Hや5589H等」)を貼り付けておき、その周辺は接着剤17で封止し、携帯電話機やスマートフォン等の上位装置に組み込まれる際には、熱伝導が高い機能を持つ部材18を、放熱性の良い金属部品(上位装置のカバー等)19に接触するように組み立てることで、撮影画像のノイズ成分を抑制することができる。
ここで、従来技術のガラス・エポキシ基板に撮像素子をダイ・アタッチする構造では、薄いガラス・エポキシ基板自体に反りや歪みが発生することや、ダイ・アタッチで撮像素子を基板に押し付ける際に傾きが生じた場合には撮像素子と基板の平行精度にバラツキが発生することや、セラミック基板を用いた構造ではセラミック焼結時の収縮が大きいことから十分な平面性が得られないことや、更にはレンズユニットの鏡筒と基板の接着時の傾き精度による組立バラツキが加算されるため、最終的な撮像素子の受光面とレンズユニットの組立精度が十分に得られないことがあった。そのため、高画素・高画質カメラモジュールの製造工程では、レンズユニットの組み付け位置精度を確保するために、撮像素子の出力画像を評価しながらレンズユニットの位置を微調整して接着固定するアクティブ・アライメントという「あおり調整」を行いながら組み立てる装置が必要になることが多い。
これに対し本実施の形態によれば、鏡筒13の下端の一部13aと内周段部13bがガラス基板14の物体側面に当接することで、撮像レンズ12とガラス基板14までの光軸方向距離は精度良く定まる。又、鏡筒13の下端の一部13aと内周段部13bを、撮像素子11を挟んで反対側に位置させることで、撮像レンズ12の光軸とガラス基板14との垂直精度も確保できる。これにより、従来技術では必要だったアクティブ・アライメント工程(あおり調整)を省くことができ、カメラモジュール10の生産工数や装置を削減することができ、より安価な製品を提供することができる。
一方、撮像素子11は、ガラス基板14の像側面にフリップチップ実装されるので、撮像素子11とガラス基板14までの光軸方向距離は精度良く定まる。更に、ガラス基板14の厚みは精度良く管理されているので、結果として、撮像レンズ12から撮像素子11までの光路長が精度良く決定されることとなり、アクティブ・アライメントに頼らず組み立てを簡素化できる。
上述したカメラモジュール10の動作について説明する。図2は、カメラモジュール10を携帯端末或いはカメラモジュールとしてのスマートフォン100に装備した状態を示す。また、図3はスマートフォン100の制御ブロック図である。
カメラモジュール10は、例えば、鏡筒13の物体側端面がスマートフォン100の背面(図2(b)参照)に設けられ、液晶表示部の下方に相当する位置に配設される。
カメラモジュール10は、外部接続端子(図3では矢印)を介して、スマートフォン100の制御部101と接続され、輝度信号や色差信号等の画像信号を制御部101側に出力する。
一方、スマートフォン100は、図3に示すように、各部を統括的に制御すると共に、各処理に応じたプログラムを実行する制御部(CPU)101と、電源等のスイッチ及び番号等をタッチパッドにより指示入力するための入力部60と、所定のデータの他に撮像した映像等を液晶パネルで表示する表示部65(但し、表示部の液晶パネルと入力部のタッチパッドはタッチパネル70が兼用する)と、外部サーバとの間の各種情報通信を実現するための無線通信部80と、スマートフォン100のシステムプログラムや各種処理プログラム及び端末ID等の必要な諸データを記憶している記憶部(ROM)91と、制御部101によって実行される各種処理プログラムやデータ、若しくは処理データ、或いはカメラモジュール10により得られた撮像データ等を一時的に格納する作業領域として用いられる及び一時記憶部(RAM)92とを備えている。
スマートフォン100は、入力キー部60の操作によって動作し、アクチュエータ15により撮像レンズ12を駆動してオートフォーカス動作を行い、タッチパネル70に表示されたアイコン71等をタッチすることで、カメラモジュール10を動作させて撮像を行うことができる。撮像レンズ12を介して光電変換部11aに結像される光線は、ガラス板14中央のIRカットコート14d(配線パターンがない領域)を通過するので、これにより赤外光成分がカットされて高画質な画像を得ることができる。又、ガラス基板14の周辺部が、ガラス板14と他部品とを連結する連結遮光手段としての接着剤17又は鏡筒13により全周にわたって覆われているので、カメラモジュール10の堅固な構造を確保しつつ、ガラス基板14の周辺部から不要光が侵入してゴーストとなることも抑制できる。カメラモジュール10から入力された画像信号は、上記スマートフォン100の制御系により、記憶部92に記憶されたり、或いはタッチパネル70で表示され、さらには、無線通信部80を介して映像情報として外部に送信される。
図4は、第2の実施の形態にかかるカメラモジュール10の図1と同様な断面図である。本実施の形態においては、鏡筒13の下端の一部13aと内周段部13bをガラス基板14に当接させていない。その代わり、像側レンズ12cのフランジ部12dを光軸方向像側に延長し、その下端をガラス基板14の物体側面に当接させ、かかる状態で接着剤17を用いて鏡筒13をガラス基板14に固定している。これにより、ガラス基板14と撮像レンズ12とを光軸方向に精度良く位置決めできる。尚、本実施の形態では、鏡筒13の下端の一部13aとガラス基板14との間にスキマができるが、かかるスキマは接着剤17により埋められるので、ここから外光が侵入することはない。内周段部13bはなくても良い。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様である。
図5は、第3の実施の形態にかかるカメラモジュール10の図1と同様な断面図である。本実施の形態では、ガラス基板14の金属配線パターン14aが、外部回路につながったフレキシブル基板16に、ハンダHNDにより接続されている。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様である。
カメラモジュール10を携帯電話機やスマートフォンなどの上位装置に接続するための端子またはコネクタを有するフレキシブル基板16と、ガラス基板14の接続は、上述したACF接続に限定されず、ACP接続(Anisotropic Conductive Paste:異方性導電ペースト)、NCF接続(Non Conductive Film:接着と絶縁の機能を持つフィルム状の接続材料)、NCP接続(Non Conductive Paste:接着と絶縁の機能を持つ接続材料)の他、図5に示すような、レーザ光などを利用して局所的にハンダを加熱する「ハンダ接続」でもよい。
ACF、ACP、NCF、NCPの接続では熱と圧力が同時に必要なため、撮像レンズ12又は鏡筒13を、ガラス基板14に突き当てる組立方法では、当接端の耐圧によっては、接続に必要な圧力をかけられない恐れがある。この場合、ガラス基板14とフフレキシブル基板16(FPC)を先に接続しておくことが必要になり、生産組立工程の自由度が減り、生産効率が下がる懸念がある。これに対し、局所的に加熱するレーザ光を用いた「ハンダ接続」であれば、鏡筒13とガラス基板14とを接着した後にフレキシブル基板16を接続し、その後に不要光を遮断する接着剤17による樹脂封止を行うことができ、生産組立工程の自由度は確保される。
また、本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。例えば、鏡筒13の下端でガラス基板14の全周を覆って遮光しても良いし、接着剤17によりガラス板14の全周を覆って遮光しても良い。
10 カメラモジュール
11 撮像素子
11a 光電変換部
11b チップ
11c パッド
12 撮像レンズ
12a 物体側レンズ
12b 中間レンズ
12c 像側レンズ
12d フランジ部
13 鏡筒
13a 下端
13b 内周段部
13c 延在部
14 ガラス基板
14a 金属配線パターン
14b 金バンプ
14c 金メッキ
14d IRカットコート
15 アクチュエータ
15a コイル
15b 磁石
15c ヨーク
16 フレキシブル基板
17 接着剤
18 熱伝導が高い機能を持つ部材
19 放熱性の良い金属部品(上位装置のカバー等)
60 入力部(スイッチ及びタッチパッド)
65 表示部(液晶パネル)
70 タッチパネル(入力部及び表示部)
71 アイコン
80 無線通信部
92 記憶部
100 スマートフォン
101 制御部

Claims (9)

  1. 一部に配線パターンが形成された透光性基板と、
    前記配線パターンに電気的に接続するようにして、前記透光性基板の一方の面にフリップチップ実装された撮像素子と、
    前記透光性基板の他方の面に実装されたレンズユニットと、
    前記透光性基板の周縁部を遮光すると共に、前記透光性基板と他部品との連結を図る連結遮光手段とを有し、
    前記レンズユニットにより結像された被写体光は、前記透光性基板を介して前記撮像素子の撮像面に受光するようになっていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記連結遮光手段は、前記レンズユニットを保持するための鏡筒と、前記透光性基板とを接合する接着剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記連結遮光手段は、前記透光性基板の周縁部を囲うようにして延在する、前記レンズユニットを保持するための鏡筒を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記鏡筒の一部が、前記透光性基板の周縁部を覆い、前記撮像素子まで延在していることを特徴とする1〜3のいずれかに記載のカメラモジュール。
  5. 前記透光性基板は光学フィルタ機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカメラモジュール。
  6. 前記レンズユニットを保持するための鏡筒の端部は、前記透光性基板の他方の面に当接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカメラモジュール。
  7. 前記レンズユニットのうち最も前記透光性基板に近いレンズは脚部を有し、前記脚部は、前記透光性基板の前記他方の面に当接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカメラモジュール。
  8. 前記連結遮光手段は、前記撮像素子の周囲を覆っていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のカメラモジュール。
  9. 前記レンズユニットのうちの少なくとも1つのレンズは、アクチュエータにより光軸方向に移動可能とされていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカメラモジュール。
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