JP2010228629A - 鉄道車両の台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量化された台車や高速車両の曲線追随性を向上させた柔らかい台車においても、ストッパがレールから外れて台車ガイド機能を喪失することを防止する軸箱姿勢保持手段を備えた台車を提供する
【解決手段】 台車の軸箱3の外面下部には、車両の脱線時にレールの外側面に接する台車ガイド用ストッパ20が突設されている。また、軸箱3の上面には、突出部材30が立設されており、軸バネ5はこの突出部材30に外嵌されている。突出部材30は、軸箱3の上面からバネケース8の孔8aを貫通して延びる軸部31と、軸部31の頂部に設けられた、孔8aよりも大径のフランジ部35を有する。車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3とともに突出部材30が前方向に傾斜しようとすると、突出部材30が、軸バネ5・バネケース8を介して側梁7にサポートされるため、台車枠に対する軸箱3の傾斜・変位が抑制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レール上を走行する鉄道車両が脱線したときに、台車枠に対する軸箱の過大な傾斜や変位を防止して、車両の転覆を防止する台車ガイド機能を備えた台車に関する。特には、片持ち式などの、台車の軽量化や高速走行追随性に有効な軸箱支持方式が採用されている台車においても、台車ガイド機能を有効に発揮できるように改良を加えた台車に関する。
本発明者らは、脱線後の車両の転覆を防止する機能を備えた台車として、軸箱の下面にストッパ(逸脱防止ガイド)を備えた装置を提案した(特許文献1参照)。このストッパは、車輪がレールから逸脱した際にレールに接触して、レールをガイドと車輪とではさみ、車両が車幅向に所定以上傾斜又は変位しないように拘束するものである。
図10は、ストッパを備えた台車の一例を説明する図である。
この図は、Sミンデン式の軸箱支持方式の台車を示す。Sミンデン式とは、上下2枚の板バネで、軸箱を台車枠の中心から片持ち式に支持する方式である。
鉄道車両の車輪1は車軸(図示されず)に固定されており、この車軸の軸受(図示されず)は、軸箱3に収められている。軸箱3は、軸バネ5(コイルスプリング)によって、台車枠の側梁7に対して上下方向に支持されている。軸バネ5は、側梁7の先端に設けられたバネケース8に収容されている。また、軸箱3は、前後方向において、側梁7に対して軸箱支持装置10で片持ち式に支持されている。この例では、軸箱支持装置は上下に平行に配置された2枚の板バネ11である。
軸箱3の下面には、下方に延びるストッパ20が取り付けられている。ストッパ20は、この例では、正面から見てT字型の部材であり、軸箱3の下面に固定される固定片21と、固定片から垂下するストッパ片22とを有する。ストッパ片20は、レール方向に延びる方形のプレートである。
図11は、ストッパを備えた台車の他の例を説明する図である。
この図は、軸梁式の軸箱支持方式の台車を示す。軸梁式とは、軸箱に一体に設けられた腕を、台車枠の側梁と接合した方式である。
軸梁式の場合、軸箱3は、前後方向において、軸箱3に固定されたガイドアーム12と、側梁7に固定されて、ガイドアーム12とゴムを介してリンク接続するガイドアーム13からなる軸箱支持装置10Aで支持されている。なお、上下方向においては、軸バネ5とオイルダンパ14により弾性・減衰支持されている。この例においても、軸箱3の下面に、図10と同様のストッパ20を取り付けることができる。
このように構成された台車において、車輪1がレールRから逸脱すると、図10(B)に示すように、車輪1は軌道の枕木上を走行するようになり、同時に、ストッパ20は、レールRの外側に位置する。そして、車輪1がレールRからさらに内側(図の左側)に離れようとすると、ストッパ20のストッパ片22の内側の面がレールRの外側の面に接して、車輪1の内側への移動を防止するとともに、車両自体が内側に倒れることを防止する。すなわち、車両の転覆や大きな傾斜を防ぐことができる。
このストッパは、脱線時の車両の転覆防止には有効な方法であり、実際その効果も得られている。ただし、この形態は、台車が堅牢な場合に有効であるが、近年の軽量化された台車や、曲線走行に対応させた柔らかい台車に対しても有効であるかどうかが懸念される。具体的に説明すると、従来では、軸箱支持装置として剛な板バネを使用したり、軸箱を台車枠の前後端の両方向から支持する(ミンデン式、IS式、アルストムリンク式など)など頑丈な構造であったが、近年では、車両の軽量化や高速車両の曲線追随性に対応させるために、前述のように、軸箱を台車枠中心から片持ち支持式(Sミンデン式、軸梁式など)に支持する方法が主となっている。
軸箱支持方式が、剛な板バネを使用したり、軸箱を台車枠の前後端の両方向から支持する方式の場合は、軸箱は、前後方向から剛に支持されているので、前後方向からの衝撃に耐えることができる。
しかし、片持ち式の場合、前後両方向から両持ちで支持する場合に比べて、軸箱の支持力が弱くなる。このため、軸箱が前後方向などから衝撃を受けると、軸箱の転倒や支持装置の座屈変形などが起こりやすいと予想される。例えば、車輪の脱線後に図10(C)に示すように、前方にレールRの継ぎ目板Jなどが存在した場合、ストッパ20に前方向から衝撃が加わる。すると、軸箱支持装置10である2枚の板バネ11が座屈し、軸箱3が前方向に傾斜してしまい、ストッパ20がレールRから外れてしまうような事態が起こりうる。
なお、脱線した後、車輪は枕木上を走行するが、その際に、車輪によって枕木とレールとを締結する部材が破壊される事態も予想される。そこで、前述のストッパと同様に、脱線時にレールに接触して軸箱の変位や傾斜を防止するとともに、車輪のレールに対する高さ方向の変位も最小にできる装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この装置は、下方に開いた凹部を有する案内部材であり、軸箱の下面に取り付けられる。脱線すると、この案内部材の凹部にレールの頭部が嵌り込み、車両の傾斜や転覆を防ぐとともに、車輪が枕木上を走行することを防ぐ。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、軽量化された台車や高速車両の曲線追随性を向上させた柔らかい台車、具体的には、軸箱支持方法が片持ち式であるような場合でも、ストッパがレールから外れて台車ガイド機能を喪失することを防止する軸箱姿勢保持手段を備えた台車を提供することを目的とする。
本発明の鉄道車両の台車は、 車軸軸受を収めた軸箱と、 該軸箱上に配置された軸バネと、 該軸バネ上に搭載された台車枠と、 該台車枠に対して前記軸箱を主に前後方向に支持する軸箱支持装置と、 を備える鉄道車両の台車であって、 前記軸箱の外面下部には、車両の脱線時にレールの外側面に接する台車ガイド用ストッパが突設されているとともに、 脱線時に、前記軸箱が前記台車枠に対して大傾斜及び/又は大変位することを防止することにより、前記ストッパが前記レールから外れて台車ガイド機能を喪失することを防止する軸箱姿勢保持手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、台車枠と軸箱との支持構造(軸バネ及び軸受支持装置)が片持ち支持式などの柔軟性を備えた方式の場合でも、車両脱線時にストッパに衝撃が加わった際に、軸箱が台車枠に対して大傾斜等しないように支持される。このため、軸箱のストッパと車輪がレールをはさむようにガイドされる脱線時台車ガイド機能を保つことができ、車両の転倒等を防ぐことができる。
本発明の第1の具体的な態様は、 前記軸箱姿勢保持手段として、 前記軸バネの内部に配置された、前記軸箱の上面から突出し、前記台車枠若しくはバネケースに開けられた孔を貫通して上に延び、頂部に前記孔よりも大径のフランジ部を有する突出部材を備え、
車両脱線時に、前記突出部材により、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする。
突出部材が、軸バネ・バネケースを介して台車枠にサポートされるため、台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制される。このため、軸箱のストッパと車輪がレールをはさむようにガイドされる脱線時台車ガイド機能を保つことができ、車両の転倒等を防ぐことができる。
本発明の第2の具体的態様は、 前記軸箱姿勢保持手段として、 前記軸箱又は台車枠の前後面にステーが固定されており、 前記台車枠又は軸箱の前後面に、前記ステーの先端が係合する係合部が設けられており、 車両脱線時に、前記ステーにより、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする。
本発明においては、 前記ステーが、前記軸箱及び/又は台車枠の前後面に対して嵌合する形態で固定されていることが好ましい。
この場合、ボルト固定などでなく、ステーの部材そのものが軸箱や台車枠に対して嵌合する形態で固定されているので強度が高い。
本発明の第3の具体的態様は、 前記軸箱姿勢保持手段として、 前記軸箱の前後面と前記台車枠の前後面とが、可撓性拘束部材で接続されており、 車両脱線時に、前記拘束部材により、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする。
本発明の第4の具体的態様は、 前記軸箱の側面又は前後面と、前記台車枠の側面又は前後面との間に、上下方向に延びるダンパーが設けられており、 このダンパーが前記軸箱姿勢保持手段としても用いられ、 車両脱線時に、前記ダンパーにより、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする。
本発明の第5の具体的態様は、 前記軸箱姿勢保持手段として、 前記軸箱又は台車枠の側面にステーが固定されており、 前記台車枠又は軸箱の側面に、前記ステーの先端が当接する当接部が設けられ、 車両脱線時に、前記ステーが前記当接部により移動を抑制されることにより、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、軸バネの内部に、軸箱の上面から側梁を貫通して延びる突出部材を配置したので、ストッパに前方向から衝撃が加わって軸箱が傾斜しようとしても、突出部材は、バネケースを介して側梁に支持され、突出部材の過大な傾斜、すなわち、軸箱の過大な傾斜や変位を抑制できる。このため、軸箱の支持方式が片持ち式などの方式であっても、軸箱のストッパと車輪がレールをはさむようにガイドされる脱線時台車ガイド機能を保つことができ、車両の転倒等を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図1(A)は通常走行時の側面図、図1(B)はストッパ作用時の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図2(A)は側面図、図2(B)は正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図3(A)は側面図、図3(B)は正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図4(A)は側面図、図4(B)は正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図5(A)は側面図、図5(B)は正面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図6(A)は側面図、図6(B)は正面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する正面図である。 本発明の第8の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図8(A)は側面図、図8(B)は正面図である。 本発明の第9の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する正面図である。 ストッパを備えた台車の一例を説明する図である。 ストッパを備えた台車の他の例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図1(A)は通常走行時の側面図、図1(B)はストッパ作用時の側面図である。
この例は、軸箱支持方式が図10と同様のSミンデン式の場合を示す。
鉄道車両の車輪1の車軸軸受(図示されず)は、軸箱3に収められている。軸箱3は、軸バネ5(コイルスプリング)によって、側梁7に対して上下方向に支持されている。この軸バネ5は、台車枠の側梁7の先端に設けられた、下面が開口したバネケース8に収容されている。また、軸箱3は、前後方向において、側梁7に対して、上下2枚の板バネ11からなる軸箱支持装置10で支持されている。
軸箱3の下面には、下方に延びるストッパ20が取り付けられている。ストッパ20は、正面から見てT字型の部材であり、軸箱3の下面に固定される固定片21と、固定片から垂下するストッパ片22とを有する。
さらに、脱線時に、軸箱が台車枠に対して大傾斜及び/又は大変位することを防止する軸箱姿勢保持手段が設けられている。
軸箱姿勢保持手段は、軸箱3の上面から突出する突出部材30である。突出部材30は、軸箱3の上面に固定されて、バネケース8に開けられた孔8aを貫通して上に延びる軸部31と、同軸31の頂部に形成された、孔8aよりも大径のフランジ部35と、を有する。軸部31は、軸箱の上面から突出する筒状部32と、同筒状部32に螺合する中実部33とを有し、中実部33の上端にフランジ部35が形成されている。フランジ部35の下面には、ゴムなどの緩衝部材36が貼り付けられている。軸バネ5は、バネケース8内において、突出部材30の軸部31に外嵌されている。正常な状態において、突出部材30のフランジ部35とバネケース8の上面との間には、適宜なクリアランスが開いている。また、バネケース8に開けられた孔8aと突出部材30の中実部32との間にも適宜なクリアランスが開けられており、通常走行時の軸箱3の変位を妨げないようにしている。
車輪1が脱線してストッパ20が機能している間、図1(B)に示すように、レールRの継ぎ目板Jなどが存在してストッパ20に前方向から衝撃が加わると、2枚の板バネ11は前述と同様に座屈し、軸箱3が前方向に傾斜しようとする。このとき、軸箱3とともに突出部材30も前方向に傾斜する。しかし、突出部材30の軸部31は、バネケース8の孔8aの前方の縁や、バネケース8の開口の後方の縁に係止されるとともに、先端のフランジ部35が、バネケース8の上面に当たって、突出部材30の傾斜はある程度以上進まない。つまり、軸箱3の傾斜が防止され、ストッパ20をレールRから外れないように保持することができる。また、軸バネ5は突出部材30の軸部31に外嵌されたままであり、軸バネ5の抜け出しも防止できる。
なお、このような突出部材30として、台車分解時に軸バネ5の伸長を抑制するバネ殺しネジを改造することもできる。つまり、台車分解時には、突出部材30の軸部31の中実部32をバネ殺し用のネジと交換して、バネ5をネジで圧縮して軸箱3とバネケース8とを一体に固定する。なお、走行時にはネジをバネを圧縮しない状態に緩めておいて、前述の軸箱姿勢保持手段として作用させ、台車分解時にはネジを奥までねじ込んでバネ殺しとして作用させることもできる。この場合、走行時のネジの緩みを防止するためにダブルナットなどを使用する必要がある。
さらに、この突出部材30は、車軸折損に対する対策である軸箱ツノ案内としても作用する。つまり、車軸が折損しても、この突出部材30により軸箱3の姿勢が保持され、車輪1をほぼ正常な状態にガイドすることができる。なお、近年では車軸折損事故がほとんど発生しないため、この対策は特にとられていない。
以下、図2〜図9を参照して軸箱姿勢保持手段の他の例を説明する。これらの図において図1と同じ部品は、図1と同じ符号を付す。これらの例も、軸箱支持方式が前述と同様のSミンデン式の場合を示す。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図2(A)は側面図、図2(B)は正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、軸箱3の前面に固定されたステー40と、側梁7の前面に設けられた、ステー40の先端に挿入される突起45(係合部)とを有する。ステー40は、図2(A)に示すように、軸箱3の前面にボルトなどにより固定された固定部40aと、固定部40aの上端から前方に延びる水平部40bと、水平部40bの先端から上方に延びる垂直部40cとを有する。垂直部40cの先端部には、長孔41が開けられている。一方、側梁7の前面には、前方に延びる突起45が設けられている。この突起45は、ステー40の垂直部40cに開けられた長孔41に挿入される(係合する)。長孔41の周囲と突起45との間にはクリアランスが開いている。
この例においては、車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3とともにステー40が前方向に傾斜しようとすると、ステー40の長孔41の上縁が側梁7の突起45に係止されて、ステー40の傾斜、すなわち、軸箱3の傾斜を防止できる。
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図3(A)は側面図、図3(B)は正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、側梁7の前面に固定されたステー50と、軸箱3の前面に設けられた、ステー50の先端に挿入される突起55(係合部)とを有する。ステー50の上端部には、後方向に開口した凹部51が形成されており、下端には、後方向に延びる水平片52が設けられている。凹部51には、側梁7の先端が嵌合しており、凹部51と側梁7の前面とはボルト53により固定されている。水平片52は、軸箱3の下面よりやや下方に位置している。水平片52の上面には、ゴムなどの緩衝部材54が貼り付けられている。ステー50の中央付近には、長孔55が開けられている。
一方、軸箱3の前面のほぼ中央には、前方に突出する突起57が立設されている。この突起57は、ステー50の中央付近に開けられた長孔55に挿入される。長孔55の周囲と突起57との間には適宜なクリアランスが開いている。さらに、軸箱3の前面の下縁には、前方に延びる引っ掛かり座3aが設けられている。この引っ掛かり座3aとステー50の水平片52との間にはクリアランスが開けられている。
この例においては、車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3が前方向に傾斜しようとすると、軸箱3の突起57が、ステー50の長孔55の下縁に係止されるとともに、軸箱3の引っ掛かり座3aが、ステー50の水平片52の上面に係止される。これにより、軸箱3の傾斜を防止できる。
さらに、この例では、ステー50に凹部51を設けて、この凹部71に側梁7の先端が嵌合しているので、ステー50の強度を高くできる。
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図4(A)は側面図、図4(B)は正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、側梁7の前面と軸箱3の前面との間に架け渡された可撓性の拘束部材60である。拘束部材60は、例えば、メッシュ状に編んだワイヤを使用できる。この場合、軸箱3と側梁7との間の電気結線やアース線として活用できる。また、ケブラーファイバー樹脂などの絶縁部材を使用した場合、軸箱3と側梁7とを絶縁できる。拘束部材60の長さは、通常走行状態において、側梁7の前面と軸箱3の前面間の距離よりもやや長く設定されており、軸箱3の上下変動を吸収できるようにされている。
この例においては、車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3が前方向に傾斜しようとすると、拘束部材60が緊張して軸箱3の傾斜が防止される。
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図5(A)は側面図、図5(B)は正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、バネケース8の側面と軸箱3の側面とを接続するダンパー70である。ダンパー70は、例えばシリンダ71とロッド72とからなる油圧シリンダを使用できる。シリンダ71の後端部は、バネケース8の側面に固定されたブラケット75にゴムブッシュ73を介して支持されている。ロッド72の先端部は、軸箱3の側面に固定されたブラケット76にゴムブッシュ74を介して支持されている。バネケース8に固定されたブラケット75は、上面が開口した箱状の部材であり、軸箱3に固定されたブラケット76は、下面が開口した箱状の部材である。ブラケット75、76をこのような形状とすることにより、これらのブラケットに取り付けられるダンパー70の両端部の前後方向の過大な動きや傾斜を抑制できるようになっている。つまり、ダンパー70の両端が傾斜しようとしても、ブラケット75、76の前後の壁に係止されて、ダンパー70全体の傾斜を抑制できる。ダンパー通常走行時の上下振動はダンパー70で減衰され、軸箱3の前後方向の移動はブラケット75、76内におけるゴムブッシュ73、74で許容されている。
さらに、ダンパー70は、上下振動の減衰のために一般的に使用されているダンパーよりも高い剛性を有し、所定のストローク以上に延びた場合、ロッド72がシリンダ71から抜けないストローク限度ストッパ機能が備えられている。
この例においては、車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3とともにダンパー70が前方へ傾斜しようとすると、ダンパー70の両端が各ブラケット75、76の前後の壁に係止されて、ダンパー70自体の傾斜を抑制でき、軸箱3の傾斜を防止できる。
図6は、本発明の第6の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図6(A)は側面図、図6(B)は正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、図5の例と同じく、油圧シリンダを使用したダンパー70Aであるが、この例では、ダンパー70Aを側梁7の前面と軸箱3の前面との間に設けている。車輪脱線時の作用は、図5の例と同様である。
図7は、本発明の第7の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する正面図である。符号80で示す軸箱姿勢保持手段の部分のみ断面図となっている。
この例の軸箱姿勢保持手段は、図5の例と同じダンパー80であるが、ダンパーとして、油圧シリンダではなく、両端にヘッド82を有するロッド81を使用している。上側のヘッド82は、側梁7の前面に固定されたブラケット85に支持されており、下側のヘッド83は、軸箱3の前面に固定されたブラケット86に支持されている。ブラケット85、86は、図5のブラケット75、76と同様の、上下面が開口した箱状の部材である。ブラケット85、86の底面にはゴムなどの緩衝部材87、88が敷かれている。ヘッド82、83とブラケット85、86の緩衝部材87、88との間にはクリアランスが開いている。
この例においても、車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3とともにダンパー80が前方へ傾斜しようとすると、ダンパー80の両端のヘッド82、83が各ブラケット85、86の前後の壁に係止されて、ダンパー80自体の傾斜を抑制でき、軸箱3の傾斜を防止できる。
図8は、本発明の第8の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する図であり、図8(A)は側面図、図8(B)は正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、軸箱3の側面に固定されたステー90と、側梁7の先端部の側面から側方に延びるように立設された突起91である。ステー90は、軸箱3から上方に延びるように、ボルトで固定されている。突起91はステー90の前方に立設されている。
この例においては、車輪脱線時にストッパ20に前方向から衝撃が加わって、軸箱3とともにステー90が前方へ傾斜しようとすると、ステー90の先端部が突起91に当たり、ステー90の傾斜、即ち軸箱3の傾斜が防止される。
図9は、本発明の第9の実施の形態に係る鉄道車両台車の軸箱付近の構造を模式的に説明する正面図である。
この例の軸箱姿勢保持手段は、図8と同様に、軸箱3の側面に設けられたステー90Aと、側梁7の先端部の側面に立設された突起91であるが、ステー90Aが、軸箱3と一体に設けられている。車輪脱線時の作用は、図8の例と同様である。この例では、ステー90Aを軸箱3と一体化したので、図8の例と比べて高い剛性が得られる。
以上の例では、軸箱支持方式がSミンデン式の場合について説明したが、軸梁式やモノリンク式などにも有効である。モノリンク式とは、軸箱及び側梁とを、各々ゴム継手を介してリンクアームで接続したものである。
1 車輪 3 軸箱
5 軸バネ 7 側梁
8 バネケース 10 軸箱支持装置
11 板バネ 20 ストッパ
21 固定片 22 ストッパ片
30 突出部材 31 軸部
32 筒状部 33 中実部
35 フランジ部 36 緩衝部材
40 ステー 41 長孔
45 突起
50 ステー 51 凹部
52 水平片 53 ボルト
55 長孔 57 突起
60 拘束部材
70、70A ダンパー 71 シリンダ
72 ロッド 73、74 ゴムブッシュ
75、76 ブラケット
80 ダンパー 81 ロッド
82 ヘッド 85、86 ブラケット
87、88 緩衝部材
90、90A ステー 91 突起
特開平10−250678 特開2006−182261

Claims (7)

  1. 車軸軸受を収めた軸箱と、
    該軸箱上に配置された軸バネと、
    該軸バネ上に搭載された台車枠と、
    該台車枠に対して前記軸箱を主に前後方向に支持する軸箱支持装置と、
    を備える鉄道車両の台車であって、
    前記軸箱の外面下部には、車両の脱線時にレールの外側面に接する台車ガイド用ストッパが突設されているとともに、
    脱線時に、前記軸箱が前記台車枠に対して大傾斜及び/又は大変位することを防止することにより、前記ストッパが前記レールから外れて台車ガイド機能を喪失することを防止する軸箱姿勢保持手段が設けられていることを特徴とする鉄道車両の台車。
  2. 前記軸箱姿勢保持手段として、
    前記軸バネの内部に配置された、前記軸箱の上面から突出し、前記台車枠若しくはバネケースに開けられた孔を貫通して上に延び、頂部に前記孔よりも大径のフランジ部を有する突出部材を備え、
    車両脱線時に、前記突出部材により、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の台車。
  3. 前記軸箱姿勢保持手段として、
    前記軸箱又は台車枠の前後面にステーが固定されており、
    前記台車枠又は軸箱の前後面に、前記ステーの先端が係合する係合部が設けられており、
    車両脱線時に、前記ステーにより、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の台車。
  4. 前記ステーが、前記軸箱及び/又は台車枠の前後面に対して嵌合する形態で固定されていることを特徴とする請求項3記載の鉄道車両の台車。
  5. 前記軸箱姿勢保持手段として、
    前記軸箱の前後面と前記台車枠の前後面とが、可撓性拘束部材で接続されており、
    車両脱線時に、前記拘束部材により、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の台車。
  6. 前記軸箱の側面又は前後面と、前記台車枠の側面又は前後面との間に、上下方向に延びるダンパーが設けられており、
    このダンパーが前記軸箱姿勢保持手段としても用いられ、
    車両脱線時に、前記ダンパーにより、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の台車。
  7. 前記軸箱姿勢保持手段として、
    前記軸箱又は台車枠の側面にステーが固定されており、
    前記台車枠又は軸箱の側面に、前記ステーの先端が当接する当接部が設けられ、
    車両脱線時に、前記ステーが前記当接部により移動を抑制されることにより、前記台車枠に対する前記軸箱の傾斜・変位が抑制されることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の台車。
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