JP2010227284A - トイレ用音響装置 - Google Patents

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【課題】トイレブースの中に居る実際の使用者に不快感を感じさせることを防ぎ、また、トイレブースの外に居る人に対するトイレ使用音のマスキング効果が高いトイレ用音響装置を提供する。
【解決手段】トイレブースの壁面16に固定され、音を発生させるスピーカを備えたトイレ用音響装置30において、このトイレ用音響装置30の設置面からの音の指向特性が、設置面16と垂直な方向に比べて他の一方向に指向している。
【選択図】図1

Description

本発明は、トイレブース内に設置され音を発生するトイレ用音響装置に係り、特にトイレ使用時の使用音をマスキングするための音を出力するのに好適なトイレ用音響装置に関する発明である。
従来のトイレ用音響装置としては、音を発生するためのスピーカと使用者を検知するためのセンサとがケース内に収納されて、そのケースをトイレブースの側壁面に設置して使用されるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、音を発生するためのスピーカを洋風便器本体内に収納しておき、そのスピーカからトイレブースの側壁面に向けて音を発生させるものも知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、上記した従来のトイレ用音響装置においては、トイレ使用者に向けて音を出す、又は、トイレブースの側壁面で反響させた音を使用者に向けることによって、トイレ使用音をマスキングすることを目的としており、マスキングしたい対象であるトイレブースの外にいる使用者にも音を聞かせるために、音量を大きくする必要があり、トイレブースに居る使用者にとっては不快となる場合があった。
特許3420066号公報 特開2005−207072号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、トイレブースの中に居る実際の使用者に不快感を感じさせることを防ぎ、また、トイレブースの外に居る人に対するトイレ使用音のマスキング効果が高いトイレ用音響装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、トイレブースの壁面に固定され、音を発生させるスピーカを備えたトイレ用音響装置において、このトイレ用音響装置の設置面からの音の指向特性が、設置面と垂直な方向に比べて他の一方向に指向していることを特徴とする。
このように構成されたトイレ用音響装置においては、発せられる音が設置面と垂直な方向(トイレブース内の方向)に比べて他の一方向(トイレブース外の方向)へ指向するので、トイレブース内へ伝わる音を抑えながら、トイレブース外へ伝わる音を大きくすることが可能であり、トイレブース外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブース内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるという不具合を防止することが可能である。
特に、公共施設などのトイレブースにおいて、側壁の上端と天井壁との間が開放されている場合、このトイレ用音響装置を天井壁面に設置することにより、トイレブース内に伝わる音を抑えて、トイレブース外へ直接伝わる音を大きくすることができ、トイレブース外に居る人への充分なマスキング効果を得ることが可能となり、また、人間の耳は水平方向に指向性が高いので、横壁から発生する音よりも上方から発生する音の方が耳障りではなく心地よいという効果も得られる。しかも、設置面として天井壁面を利用することにより、トイレブース側壁面における、紙巻器や温水洗浄便座用リモコン等の他の機器との干渉を生ずることがない位置にトイレ用音響装置を設置することが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記トイレ用音響装置において、前記スピーカにより発生した音の指向特性を変更可能としたことを特徴とする。
従って、トイレブースの広さや、天井壁面の高さに応じて音の指向特性を調整することができ、トイレブース内に伝わる音を抑えながら、トイレブース外へ伝わる音を大きくして、トイレブース外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブース内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるといった不具合を確実に防止することが可能である。
また、請求項3記載の発明よれば、前記トイレ用音響装置において、前記スピーカを複数備え、そのトイレ用音響装置の設置面に対してそれらスピーカの取り付け角度が異なるように配置されていることで、設置面からの音の指向特性が、設置面と垂直な方向に比べて他の一方向に指向していることを特徴とする。
従って、設置面と垂直な方向に比べて他の一方向に、確実に、かつ、大幅に指向させることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、前記複数のスピーカに対して、夫々異なる音源データを供給可能としたことを特徴とする。
従って、トイレブース内の使用者と使用者以外の人に対して音源データの使い分けが可能となり、例えば、一方の音源データを流水音とし、他方の音源データを流水音以外の小鳥の囀りといった癒し効果のある音としておき、トイレブース外におけるトイレブースでの使用音のマスキング効果を高めたい時には、トイレブース外に向けて流水音が流れるように設定するすることで、マスキング効果を一層高めるといったことが可能となる。
また、請求項5記載の発明によれば、前記トイレ用音響装置において、使用者を検知する使用者検知手段と、光を発する光源とを備え、前記使用者検知手段が使用者を検知している間は前記スピーカからの発音が停止されていても前記光源から光を発することを特徴する。
従って、使用者がスピーカからの音の発生を停止している場合であっても、目視によってもトイレブースが使用中であることを認識することができ、空いているトイレブースを簡単に探すことが可能となる。
また、請求項6記載の発明によれば、前記トイレ用音響装置の施工方法であって、トイレブースの中心位置よりもトイレブースの入口に近い天井壁面に前記トイレ用音響装置を設置することを特徴とする。
従って、トイレブース内へ伝わる音を抑えながら、トイレブース外へと伝わたる音を大きくして、トイレブース外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブース内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるといった不具合を確実に防止することが可能である。
本発明によれば、トイレ用音響発生装置のスピーカからトイレブース内へ伝わる音を抑えながら、トイレブース外へ伝わる音を大きくすることが可能であり、トイレブース外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブース内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるという不具合を防止することが可能である。
本発明に係るトイレブースを横から見た図である。 本発明に係るトイレブースを正面から見た図である。 本発明の実施形態のトイレ用音響装置を示す断面図である。 図3のトイレ用音響装置を下から見た外観図である。 本発明の第二実施形態のトイレ用音響装置を示す断面図である。 本発明の第三実施形態のトイレ用音響装置を示す断面図である。 図6のトイレ用音響装置を下から見た外観図である。 本発明の第四実施形態のトイレ用音響装置を示す断面図である。 図8のトイレ用音響装置80を下から見た外観図である。 図8のトイレ用音響装置の動作を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るトイレ用音響装置がその天井壁面に取り付けられたトイレブースBを横から見た図、図2はトイレブースBを正面から見た図で、トイレブースBは3個連接され、床面10、パーティション壁12、ドア14、後壁15、天井壁16で構成されている。側壁としてのパーティション壁12、前壁としてのドア14は、床面10と天井壁16との間に立てられた支柱17に固定されており、トイレブースB上方空間18bは、パーティション壁12の上端、或いはドア14の上端と天井壁16との間が開放されており、その下方空間18aは、後壁15、パーティション壁12、及びドア14で閉鎖されている。
床面10には大便器20が設置され、その上に温水洗浄便座22が取り付いている。パーティション壁12には紙巻器24、大便器洗浄のための大便器洗浄スイッチ20a、温水洗浄や便座ヒーター温度などを操作するための温水洗浄便座リモコン22a、非常呼出ボタン26が取り付いている。
また、天井壁16にはトイレ用音響装置30が取り付いており、32aはトイレ用音響装置30が発する音の音圧の指向特性図、32bから32eはその音圧レベルのベクトルである。指向特性は、このトイレ用音響装置30が取り付けれられる設置面である天井壁16から垂直下方のトイレブースB内に向かうベクトル32cや後壁15側に向かうベクトル32dに対して、パーティション壁12の上端、或いはドア14の上端と天井壁16との間の開放空間、すなわちトイレブースB上方空間18bに向かうベクトル32b、ベクトル32eが大きくなっている。
これにより、トイレ用音響装置30から発せられる音は、トイレブースB内の方向に比べてトイレブースB外の方向へ指向するので、トイレブースB内へ伝わる音を抑えながら、トイレブースB外へ伝わる音が大きくなり、トイレブースB外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブースB内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるという不具合を防止することができる。また、トイレ用音響装置30を天井壁16に取り付けたので、紙巻器24、大便器洗浄スイッチ20a、温水洗浄便座リモコン22a、非常呼出ボタン26等のパーティション壁12に設ける他の機器との干渉を生ずることがない。なお、パーティション壁12の上端、或いはドア14の上端と天井壁16との間は開放としたが、これに限らず仕切られていても同様な効果が得られる。
次に、トイレブースB内の方向に比べてトイレブースB外の方向へ指向させるための実施形態であるトイレ用音響装置30について説明する。
図3はトイレ用音響装置30の断面図で、トイレ用音響装置30は本体40が天井壁16の内部に埋め込まれ、その本体40の天井壁16から露出した先端にはこのトイレ用音響装置30の設置面となる円環状のフランジ部40aが形成されている。本体40は円環状のフランジ部40aと取付金具41にて天井壁16を挟み込み固定されている。本体40には制御基板43、端子台44がネジで固定され、両者は結線されており、端子台44には商用電源の屋内配線44aが結線され給電されている。フランジ部40aの内周は開口しており、そこに取付バネ42によってカバー49が脱着可能に取り付けられている。このカバー49には、人体検知センサーユニット46が埋め込まれ、また、スピーカー50が固定金具47にて固定されている。人体検知センサーユニット46は、例えば熱線検知式の焦電センサーが挙げられる。人体検知センサーユニット46とスピーカー50への配線は、コネクタ45にて制御基板43と結線されており、コネクタ45は抜き差し可能となっている。カバー49には複数の小穴49´が開いており、これはスピーカー50から発せられた音が通過するためのもので、複数の小穴49´以外のカバー部分は、粉塵などからトイレ用音響装置30を保護する。また、カバー49内面の一部に貼り付けられた板材48は、カバー49の小穴49´を覆っており、この小穴49´からの音の通過量を低減する音伝達低減部材である。
このトイレ用音響装置30の動作は、トイレブースBに人が入室すると人体検知センサーユニット46が人を検知し検知信号を制御基板43に送り、その信号を受け制御基板43からスピーカー50に所定の音源の信号を送り、音を発する仕組みになっている。
スピーカー50から発せられた音は、カバー49の複数の小穴49´を通過するが、板材48が貼り付けられた部分は小穴が覆われているため、その部分を通過する音圧が低減される。これらの指向特性を音圧のベクトルで示すと、この板材48が設けられていないと設置面から垂直方向である32cが最も大きくなるのに対して、この板材48によって音が低減されている垂直方向に向かう32cに比べて、板材48により音が低減されていない斜め下方向に向かう32bが大きくなる。したがって、このトイレ用音響装置30を図1の如く、人体検知センサーユニット46側が後壁15側になる向きに取付けると、トイレブースB内の方向に向かう音圧と比べてトイレブースB外の方向に向かう音圧が大きく、従って、このトイレ用音響装置30から出る音はトイレブースB外へ指向することになるので、トイレブースB内へ伝わる音を抑えながら、トイレブースB外へ伝わる音を大きくすることができる。
図4はトイレ用音響装置30を下から見た外観図で、スピーカー50の形状・位置を2点鎖線50´で、板材48の形状・位置を破線48´で示している。両者をこのような形状・位置にしたので、指向性はセンサー側に向かうベクトル32dよりそれ以外の方向に向かうベクトル32b、32eが大きくなる。したがって、このトイレ用音響装置30を図1の如く、人体検知センサーユニット46側が後壁15側になる方向に取付けると、図2の如く、トイレブースB内の方向に比べてトイレブースB外の方向へ指向するので、トイレブースB内へ伝わる音を抑えながら、トイレブースB外へ伝わる音を大きくすることができる。
なお、指向特性の制御はこれに限らず、指向させたい側のカバー穴径を大きくする、或いは指向させたくない側のカバー穴径を小さくするなどの方法もある。また、板材48をカバー49に対してスライド可能としておくことにより、指向特性を変更できるようにしておくこともできる。
また、トイレ用音響装置30への商用電源給電は天井裏で結線できるので、パーティション壁に配線を通す厄介な従来の配線工事よりも簡便である。
図5は第二実施形態のトイレ用音響装置60の断面図で、51はスピーカーユニット、54はスピーカーユニット51の回転軸、56はその回転軸を支える受け金具であって本体40の天面に固定されている。スピーカーユニット51は、回転軸54を中心に回動することができ、回動した軌跡を52に示す。スピーカーユニット51の内部には、人体検知センサー、及びスピーカーが内蔵され、スピーカーユニット51の下面には音を通過させるための小穴が複数開いている(図示せず)。なお、図5において、図3と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明を省略する。
このように、スピーカーの向きを回動できるようにしたので、トイレブースBの広さや天井壁16の高さに応じて音の向きを可変することができ、指向特性を調整できる。これにより、トイレブースB内に伝わる音を抑えながら、トイレブースB外へ伝わる音を大きくして、トイレブースB外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブースB内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるといった不具合を確実に防止することができる。
図6は第三実施形態のトイレ用音響装置70の断面図で、カバー62には音を通過させるための複数の小穴62´が開いている。スピーカー64は天井壁16に対して水平に、スピーカー65はスピーカー64と異なる角度で、固定金具47、47´にて固定され、コネクタ45を介して制御基板66と結線されている。
また、制御基板66には予め二つの異なる音源データが記憶されており、トイレブースBに人が入室すると人体検知センサーユニット46が人を検知し検知信号を制御基板66に送り、その信号を受け制御基板66から二つの異なる音源データの音の信号がスピーカー64とスピーカー65に各々送られ、音を発する仕組みになっている。また、スピーカー64の発する音の音圧よりもスピーカー65の発する音の音圧の方が大きくなるよう、制御基板66からスピーカー64と65とへ送られる信号が予め設定されている。なお、スピーカー64に比べてスピーカー65の方が音圧を出力できる形態のスピーカーを利用することで、制御基板66からスピーカー64と65に同一の音源信号を送るように構成することも可能である。
図7はトイレ用音響装置70を下から見た外観図で、スピーカー64とスピーカー65の形状・位置を2点鎖線でそれぞれ64´、65´で示している。なお、図6及び図7において、図3と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明を省略する。
このトイレ用音響装置70を図1の如く、スピーカー64側が後壁面15側になる方向に取付けると、スピーカー64への音の信号よりもスピーカー65への音の信号の方が高い音圧の音を出力できるように予め設定されているので、トイレブースB内の方向に比べてトイレブースB外の方向へ指向し、トイレブースB内へ伝わる音を抑えながら、トイレブースB外へ伝わる音を確実に、かつ、大幅に大きくすることができる。
さらに、二つの異なる音源データを供給可能にした場合には、トイレブースB内の使用者と使用者以外の人に対して音源データの使い分けが可能となり、例えば、一方の音源データを流水音とし、他方の音源データを流水音以外の小鳥の囀りといった癒し効果のある音としておき、トイレブースB外におけるトイレブースBでの使用音のマスキング効果を高めたい時には、トイレブースB外に向けて流水音が流れるように設定するすることで、マスキング効果を一層高めるといったことが可能となる。
図8は第四実施形態のトイレ用音響装置80の断面図、図9はトイレ用音響装置80を下から見た外観図で、72はLED照明部で、内部にLED発光素子が内蔵されており(図示せず)、コネクタ45を介して制御基板76と結線されている。LED照明部72の表面には乳白色半透明の透光板74があり、LEDが発光すると透光板74内部で光が散乱し、透光板74表面が面発光する仕組みになっている。
センサーユニット78には、人体検知センサーと赤外線受信センサーが内蔵され(図示せず)、コネクタ45を介して制御基板76と結線されており、人体検知センサーが人体を検知、或いは赤外線受信センサーが特定の赤外線を受信すると、LEDが発光したり、スピーカー50に音の信号を送ったり遮断したりする。
赤外線受信センサーへの特定の赤外線の発信は、例えば、温水洗浄便座リモコン22aに天井面に向けて赤外線信号を送信できる送信LED(図示せず)を内蔵し、その温水洗浄便座リモコン22aに設けられている音のON・OFF用押しボタン(図示せず)を押すことで特定の赤外線を発信させればよい。なお、図8及び図9において、図3と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明を省略する。
図10はトイレ用音響装置80のタイムチャートであって、これを参照しつつ、動作を説明する。人がトイレブースBに入室したt1時点で、人体検知センサーが人を検知し、検知信号を制御基板76に送り、その信号を受け、LED照明部72には制御基板76から所定の電力を供給しLED発光素子を発光させ、またそれと同時に、スピーカー50には音の信号を送り音を発生させる。次に、赤外線受信センサーが特定の赤外線を受信したt2時点で、スピーカー50からの音の発生は停止するが、さらに赤外線受信センサーが特定の赤外線を受信したt3時点で、スピーカー50からの音が再び発生する。次に、人がトイレブースBを退室すると、人体検知が非検知状態となり、LED発光素子の発光とスピーカー50からの音の発生を停止させる。また、人体検知が非検知状態のt5、t6時点で赤外線受信センサーが特定の赤外線を受信しても、スピーカー50からの音の発生はなくLED発光素子の発光もない。
これにより、トイレ使用者の意志で、発生している音を停止させたり、再び音を発生させることができる。これは、例えば、発生している音が好みではなく消したい場合や、清掃時に無駄な音出しを消したい場合などに有効である。なお、音の発生は、その発生開始から所定時間が経過すると自動的に停止させるようにすることもできる。また、人体検知に基いてt1の時点で自動で音を発生さる必要はなく、赤外線受信センサーが受信すると音を発生させ、次に赤外線受信センサーが受信すると音を停止させるようにしても良いものである。
また、使用者が音が停止させている場合でも、LED発光素子の発光により透光板74表面が面発光しているので、目視によってもトイレブースBが使用中であることを認識することができ、空いているトイレブースBを簡単に探すことができる。
さらに、前述のトイレ用音響装置30、60、70、80を、トイレブースBのドア14と後壁15との間の中心位置よりもトイレブースBのドア14に近い天井壁16に設置することにより、トイレブースB内へ伝わる音を抑えながら、トイレブースB外へと伝わる音を大きくして、トイレブースB外に居る人への充分なマスキング効果を得ながら、トイレブースB内に居る使用者の耳に大きな音が届いて不快感を感じるといった不具合を確実に防止することが可能となる。
以上から、本発明により、トイレブースBの中に居る実際の使用者に不快感を感じさせることを防ぎ、また、トイレブースBの外に居る人に対するトイレ使用音のマスキング効果が高いトイレ用音響装置を提供できる。
なお、実施例において、トイレ用音響装置30、60、70の設置位置を天井壁としたがこれに限らず、側壁面に設置しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
B…トイレブース
10…床面
12…パーティション壁
14…ドア
15…後壁
16…天井壁
30、60、70、80…トイレ用音響装置
32a…トイレ用音響装置30の指向特性図
32b、32c、32d、32e…ベクトル
40…本体
40a…フランジ部(設置面)
43、66、76…制御基板
44…端子台
44a…屋内配線
46…人体検知センサーユニット
48…板材
49、62…カバー
49´、62´…複数の小穴
50、64、65…スピーカー
51…スピーカーユニット
54…回転軸
72…LED照明部
74…透光板
78…センサーユニット

Claims (6)

  1. トイレブースの壁面に固定され、音を発生させるスピーカを備えたトイレ用音響装置において、
    このトイレ用音響装置の設置面からの音の指向特性が、設置面と垂直な方向に比べて他の一方向に指向していることを特徴とするトイレ用音響装置。
  2. 前記トイレ用音響装置において、前記スピーカにより発生した音の指向特性を変更可能としたことを特徴とする請求項1記載のトイレ用音響装置。
  3. 前記トイレ用音響装置において、前記スピーカを複数備え、そのトイレ用音響装置の設置面に対してそれらスピーカの取り付け角度が異なるように配置されていることで、設置面からの音の指向特性が、設置面と垂直な方向に比べて他の一方向に指向していることを特徴とする請求項1記載のトイレ用音響装置。
  4. 前記複数のスピーカに対して、夫々異なる音源データを供給可能としたことを特徴とする請求項3記載のトイレ用音響装置。
  5. 前記トイレ用音響装置において、使用者を検知する使用者検知手段と、光を発する光源とを備え、前記使用者検知手段が使用者を検知している間は前記スピーカからの発音が停止されていても前記光源から光を発することを特徴とする請求項1〜請求項4何れか一項に記載のトイレ用音響装置。
  6. 前記請求項1〜請求項5何れか一項に記載のトイレ用音響装置の施工方法であって、トイレブースの中心位置よりもトイレブースの入口に近い天井壁面に前記トイレ用音響装置を設置することを特徴とするトイレ用音響装置の施工方法。
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