JP2017159033A - 天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置 - Google Patents

天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置 Download PDF

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浩樹 河本
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Abstract

【課題】トイレブース内での人体の有無を検知するとともに、占有的な使用に対する注意をトイレブース内に居る人に向けて行なえるようにし、トイレブースの適正な利用を図る。【解決手段】トイレブースB内の人体を検知する検知手段2と、トイレブースB内に音の喚起を出力する喚起手段3と、検知手段2での人体の検知で喚起手段3による喚起の出力を制御する制御部4と、筐体5とを有している天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1であり、検知手段2は、天井材Cを透過するマイクロ波を輻射して、トイレブースB内の人体の生体情報をトップラー効果により検知するドップラーセンサからなるものとし、制御手段4は、検知手段2による人体の生体情報に基づいてトイレブース内在室時間のカウントを行ない、トイレブース内在室時間が所定時間を超えたときに喚起手段3に喚起の出力を行なうようにした。【選択図】図1

Description

本発明は公共トイレやオフィストイレなどでのトイレに用いることのできる天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置に関するものである。
近年、公共トイレやオフィストイレでのトイレブースが利用者によって長時間占有されることが問題視されている。その背景としてはスマートホンや携帯ゲーム機の普及とデータ通信速度の高速化とによって、スマートホンや携帯ゲーム機を利用して業務とは関係ない作業(SNSやオンラインゲームなどへの参加)や緊急性の無い情報を入手する場所としてトイレブースが使用されていて、トイレブースを個室代わりに使用することで占有する時間が長くなっている。
そのため、トイレ室に複数のトイレブースが設置されている場合でも、全てのトイレブースが使用中の状態になり易く、用便を済ませたい人がトイレブースを使えず待たされる状況が発生している。
このような問題に対して特許文献1では、空き待ちをしている人が居ることをトイレブース内の在室者に知らせるようにした提案が示されている。この特許文献1は、トイレ室内の壁面などに接触型や非接触型で空き待ちの人の有無を検知する装置を設置するとともに、その装置に連動する表示器をトイレブース内に設置して、空き待ちの人を検知したときにはトイレブース内の表示器にて空き待ちの人が居ることを知らせる仕組みであった。
また、特許文献2では、複数のトイレブースが並ぶトイレ室に設置されるものではなく、自動ドアが備え付けられた多機能タイプのトイレブースに適用されるものではあるが、そのトイレブースを浮浪者が長期的に占拠したり、いたずらや犯罪目的でブース内を占有することの防止、さらにはそのトイレブース内での不慮の事故などによる人の倒れ込みを発見し易くするために、トイレブース内の人体の有無を検知するセンサを設置し、連続的な人体検知状態が設定時間以上継続したとき、自動ドアの施錠を解除して自動ドアを開放することが示されている。
さらに特許文献3では、人体を検知してトイレブース内などに人が存在しているかどうかの判定を行なうために、電波を人体、特に胸部に当ててその反射波に胸部の心拍、呼吸による動きに基づいて生じるドップラー効果を利用する仕組みが示されている。
公共トイレやオフィストイレなどのトイレ室(レストルーム)において、トイレブース内の人体の有無を検知しようとする場合には、特許文献3に挙げられた手法が、その構成が簡易であることからも利用し易いと考えられる。
ところで、これまでのドップラー効果を利用した非接触型の生体情報監視装置などの実用品では、マイクロ波を輻射しその反射波を受信する送受信機の設置条件として、その送受信機の部分をできる限り壁面や天井面などに外付けして精度の高い生体情報(心拍、呼吸、体動など)の取得を最大の目的としたものがほとんどである。
実用品としては例えば、災害時に生存者を捜索する場合に少しでも広い範囲にいると想定される人々をターゲット(捜索対象)とするものがある。また、医療機関や介護施設では、ベッドからの落下による離床者放置を防止するためにベッド周辺に横たわっていると想定される人をターゲットするものがある。また、独居老人の見張りを目的として、部屋内全体の何れかの部分にいると想定される一人をターゲットとするものがある。
上記見守りに関する提案としては多数のセンサを用いて検知システムを構築するようにしたものがあり、特許文献4にて在宅安否遠隔確認システムが提案されている。この特許文献4では、マイクロ波によるドップラー効果を利用した人体検知センサが示されていて、住宅のトイレを含む各所の天井裏に隠ぺい型の人体検知センサを配置し、この隠ぺい型の人体検知センサが天井の部材に遮られるようにしている点が示されている。
特開2015−218571号公報 特開2002−188204号公報 特開2002−071825号公報 特開2002−024966号公報
上述した公共トイレやオフィストイレなどのトイレ室の環境においては、複数のトイレブースが並んでいるのが一般的である。そしてこのトイレブース内それぞれで人の有無を把握できるようにするために、ドップラー効果を用いたセンサばかりでなく各種センサを採用しようとすると、以下の条件を満たす必要があった。
まず、センサを用いた機器をトイレブース個々に対応させて設置する必要がある。特にトイレブースという非常に狭い空間にいる人がターゲットであり、かつトイレブースは複数隣接して並ぶ場合も多いため、ドップラー効果を利用するためのマイクロ波を輻射し反射波を受信する機器の設置場所は、ブース側壁や床面ではなく、天井面でなければならなかった。
また、女子トイレの場合、トイレブース内にいる人の目に触れないようにして不安感を払しょくする必要があった。即ち、盗撮カメラの類と疑われると、施設管理者に対して不信感を抱くことになる。
このようなことから、光センサ、人体温熱センサ、赤外線センサなどのセンサと検知対象との間を見通しのよい状態にする機器については、採用できないという問題がある。
特許文献3に示された仕組みが、マイクロ波を輻射してその輻射波と受信する反射波とでのドップラー効果を利用してトイレブース内の人体の有無を把握できるようにするものであることから、良好と考えられる。
しかしながら、スマートホンや携帯ゲーム機をトイレブース内に持ち込んで遊んだり情報の取得を行なっている人とトイレ本来の通常の使用を行なっている人との差異に関係なく人体を検知してしまう。そのため、その仕組みのままでは、本来の使用とは異なる目的でトイレブース内に長時間居続ける人に対してトイレブースを空けさせる効果を期待できない。
そこで本発明は上記事情に鑑み、トイレブース内での人体の有無を検知するとともに、占有的な使用に対する注意をトイレブース内に居る人に向けて行なえるようにすることを課題とし、トイレブースの適正な利用を図ることを目的とする。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、トイレブース内の人体を検知する検知手段と、トイレブース内に向けて音による喚起を出力可能な発音器からなる喚起手段と、前記検知手段での人体の検知に基づいて前記喚起手段における前記喚起の出力を制御する制御部と、筐体下面がトイレブース上方の天井材の天井裏面に重ね合わされる取付面としていて、内部に前記検知手段と喚起手段と制御手段とが収容されている筐体とを有する天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置であって、
前記検知手段は、トイレブース内に向けて天井材を透過するマイクロ波を輻射して、トイレブース内の人体の生体情報をトップラー効果により検知するドップラーセンサからなるものであり、
前記制御手段は、前記検知手段による前記生体情報の検知に基づいてトイレブース内在室時間をカウントするタイマーを有し、該タイマーによるトイレブース内在室時間が所定時間を超えたときに前記喚起手段に前記喚起の出力を行なわせるものであることを特徴とする天井裏隠ぺい型トレイブース長居抑止装置を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして本発明において、上記音による喚起は音声情報による喚起であって、上記喚起手段の発音器は、トイレブース内に向けて天井材を透過する前記音声情報による喚起を出力するものであることが良好である。
(請求項3の発明)
また本発明において、上記制御手段は、上記検知手段が、トイレブース内に入室して便座に腰掛けるまでの人体の入室腰掛け動作から便座上に座る人体の着座姿勢継続動作に変化した体動の減少に基づく生体情報の変化を検知したときに、上記タイマーにトイレブース内在室時間のカウントを開始させるものであることが良好である。
(請求項4の発明)
また本発明において、上記筐体の取付面に、検知手段が輻射するマイクロ波の輻射波と輻射された前記マイクロ波の反射波とが通るマイクロ波通過面と、喚起手段が出力する音が通る透孔とが設けられており、
前記筐体の取付面を前記天井材の天井裏面に重ね合わせたときに、前記マイクロ波通過面と透孔とが天井材で覆われる構成とされていることが良好である。
(請求項5の発明)
また本発明において、上記筐体の取付面には、該筐体を上記天井材の天井裏面に固定するための固定手段が設けられていることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
トイレブース内でスマートホンや携帯ゲーム機にて遊んだりする場合に人がトイレブースを占有する時間(トイレブース内在室時間)と、通常に使用される場合に人がトイレブースを占有する時間とを比べた場合、圧倒的に前者の占有時間の方が長くなる。
そこで請求項1の発明によれば、予め任意で設定された所持定時間以上でトイレブースを占有している人に対して喚起を発するようにするので、トイレブースを空けさせ易くなるという効果がある。
また喚起手段が出力する音にて喚起を発するように設けられているので、トイレブース内にいる人に確実に喚起を伝えることができるという効果を奏する。
この天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置が天井裏に設置されるものであることから、トイレブースに入った人が天井を見渡しても装置を見ることができない。
そのため、盗撮目的の機器が取り付けられているとの誤解が生じず、トイレブースに入った人に不安感を抱かせることがない。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、発音器から出力される喚起が音声情報であるので、トイレブース内でその喚起を受けた人は、喚起内容がトイレブース内からの退室を求める趣旨であることを即座に理解できるようになり、トイレブースからの退室を促す効果が高くなる。
(請求項3の発明の効果)
トイレブース内に入ってきた人が便座の上に座ってからその座り姿勢をしばらく保つことが普通の行為である。即ち、入室し着座するという大きな動きから着座姿勢を保つという小さな動きに体動が減少することになる。そこで請求項3の発明によれば、検知手段が、その体動の減少に基づく生体情報の変化を検知したときにトイレブース内在室時間が計測し始めるようになる。また便座に腰掛けてゲーム機やスマートホンなどの携帯端末を操作する場合でも、その人の体の動き自体が小さくなり、同様に体動の減少に基づく生体情報の変化が検知される。
よって携帯端末を使用するためにトイレブースを不適切に占有する人が存在する可能性が高いトイレブースに対して、トイレブース内在室時間のカウントを確実に開始させることができるという優れた効果を奏する。
また、トイレブースに入室しようとする人が、そのトイレブース内から退室する人とトイレブースのドアの付近ですれ違いながら入室し、用便を済ませるために便座に腰掛ける動作を行なった場合でも、その入室者の上記体動の減少に基づく生体情報の変化を検知してトイレブース内在室時間のカウントを開始することになり、先に退室した人のトイレブース内在室時間を誤ってカウントし続けることを防止できる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置を天井材の天井裏面側に設置するという簡単な作業でマイクロ波通過面と透孔とが天井材と接して覆われることとなり、天井裏への設置後に装置と天井材との間に小動物などが入り込むことがなく、また天井裏の埃や小さい異物が装置内に誤って入ることを防止できる。
また喚起手段からは、音による喚起が下方に向いた指向性を持って出力され、透孔を通ってトイレブース内に向けて放たれる。そして透孔と天井材との間が開いていると、音による喚起がこの間から天井裏の空間に拡散し、天井材の下方のトイレブース内に届き難くなる。しかし請求項4の発明では、上述したように天井材の天井裏面側に設置することで透孔が天井材に接して覆われるようにしているので、音による喚起は透孔から直接天井材を通って、本装置の設置個所の下方となるトイレブース内の空間に適正に届き、喚起の対象となっているトイレブース内の在室者に確実に伝わるという効果を奏する。
(請求項5の発明の効果)
請求項5の発明によれば、本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置を安定的に天井材の天井裏面側に設置させておくことができ、建物の倒壊に至らない小規模の地震があってもこの装置の位置ズレを防止できるという効果を奏する。
本発明に係るトイレブース長居抑止装置の設置状態を概略的に示す説明図である。 本発明の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置の一例を概略的に示す説明図である。 一例を示すもので、(a)は斜め上方から筐体を見た状態を示す説明図、(b)は斜め下方から筐体の取付面を見た状態を示す説明図である。 検知される生体情報をドップラー効果のレベルとしてグラフにて概略的に示す説明図である。
つぎに本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1の設置状態を示している。図1に示すようにトイレ室(レストルーム)AのトイレブースBの上方にあっては、トイレ室Aの天井材Cが延設されている。
そして天井材Cはマイクロ波の透過損失が少ないものとされており、例えば通常の天井仕上げ材として採用される一枚の石膏ボードからなるものである。なお、本実施の形態の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置では、後述する本装置からのマイクロ波の輻射波、反射波は、石膏ボードを二枚重ねにして厚さ18mmとした天井材であっても何ら問題なく透過し、本装置が適正に作動することが検証されている。
公共トイレやオフィストイレにおいては、トイレ室Aの天井材Cは上述した石膏ボードからなるものを使用することが非常に多く、マイクロ波の透過損失が少ない天井仕上げ材でトイレ室Aの天井が張られているのが一般的である。なお、図1のトイレ室Aにおいて一つのトイレブースBが表されているが、図の前後方向に複数のトイレブースが並び設けられていて、説明を容易にするために一つのトイレブースBを図示している。
本発明に係る天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1は、図示されているように洋式大便器の便座Dに腰掛けるトイレブースへの入室者の人体Eの上方となるようにして天井材Cの天井裏面に設置されるものである。またトイレブースBごとに一台の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1が対応する配置としている。
上記天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1は、検知手段2と喚起手段3と制御手段4とが筐体5の内部に組み入れてなるものである。
(検知手段)
検知手段2は、天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1の設置場所の下方にあるトイレブースB内に向けて上記天井材Cを透過するマイクロ波を輻射し、トイレブースB内での人体Eの有無と後述の生体情報とをマイクロ波の輻射波と反射波とに基づくドップラー効果により検知するドップラーセンサからなるものである。そしてこの検知手段2は、トイレブースBのドアFの位置を含んでトイレブースB内の全域を検知範囲としており、トイレブースBに出入りする入室者の人体Eを検知するように設けられている。
検知手段2のドップラーセンサは、検知領域に存在する人体の心拍、呼吸を検知する能力を有するとともに、検知領域に存在する人体の体動を検知する能力を有するもので、前記心拍、呼吸、体動とからなる生体情報を検知するセンサである。
上記人体の体動についても、トイレブースのドアを開け閉めして入退室する際の移動動作、ズボンやスカート、下着などを上げ下げする動作、便座に腰掛けたり便座から腰を上げる動作、便座に腰掛けた状態でのトイレットペーパーを取る動作、さらに便座に腰掛けてスマートフォンや携帯ゲーム機などの携帯端末機器を操作する小さな指先の動作なども含むものである。
よってドップラーセンサは、人がトイレブース内で体を上下、左右、前後などに動かして体動が大きい状態から、静かに便座に腰掛けて用便を行なったり、また携帯端末機器を指先で操作していて体動が小さい状態までも検知するものであって、生体情報(心拍、呼吸、体動)の有無を検知する(即ち、人体の有無の検知)とともに、体動の減少に基づく生体情報の変化、体動が小さいときの生体情報(心拍、鼓動、指先などの小動作に基づく生体情報)、体動の増加に基づく生体情報の変化も検知するものである。
なお、天井裏の空間では、例えば換気扇が発する振動や空調ダクトの振動、建物外から躯体壁を通る振動などが伝搬し易く、上記検知手段2のドップラーセンサが、これらの振動を誤ってトイレブース側からの反射波として受信し、誤検知する可能性がある。そこで天井裏の空間側からの振動の受信を原因とする誤検知を防ぐために、検知手段2の周りに衝撃吸収体などからなる防御手段を設けるようにすることが望ましい。
(喚起手段)
喚起手段3は、天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1の下方にあるトイレブースB内に向けて音声情報による喚起を出力可能にした発音器を備えてなるものである。音声情報による喚起は、人の声や合成音などにより構成されて必要時に発することができるように喚起手段3が記憶している。音声情報の内容は、例えば「残りあと一分でお時間となります。次にお待ちの方のためにも、ブースからの退室のご準備をお願いします。」などのように退室を促す喚起となればよい。
喚起手段3が発するように設けられている上記音声データによる喚起は、トイレブースB内に後述の所定時間でこのトイレブースBを占有する状態となっている入室者に向けて退室を促すものであるので、その入室者に聞こえるものであればよい。しかし、トイレ室でトイレブースの空きを待つ待機者がいると想定して、待機者にも音声データが聞こえる音量であることが好ましい。
即ち、トイレブースの外で待つ待機者にも音声情報による喚起を聞けば、その待機者は次に空くトイレブースを時間的な情報と合わせて知り得ることになり、生理的苦痛を軽減させることができるからである。
在室者に対してトイレブースからの退室を喚起させるための音として上記音声情報を挙げたが、本発明は音声情報に限定されるものではなく、チャイム音、アラーム音などの音であってもよい。即ち、在室者に対してトイレブースからの退室を喚起させるために各種の効果音を採用することができる。
(制御手段)
制御手段4にあっては、上記検知手段2が接続されていて、トイレブースの在室者の有無を含めてこの検知手段2による人体Eの生体情報を受けることができるように設けられている。また検知手段2による人体の生体情報に基づいてトイレブース内在室時間のカウントを行なうタイマー6を有している。
さらに制御手段4に上記喚起手段3が接続されていて、この制御手段4は、タイマー6によるトイレブース内在室時間が所定時間(例えば10分間)を超えたときに喚起手段3に上記喚起となる音声情報を出力させるように制御する。
(適正な入室、退室)
具体的には、人がドアFを開いてトイレブースB内に入室すると、検知手段2の検知範囲に人が入ることからこの検知手段2は開いたドアから便器に向けて動く人体を検知し、入室した人がズボンやスカート、そして下着を下して洋式便器の便座Dに腰を下ろすまでの人体の入室腰掛け動作を、検知手段2が検知することになる。このときの人の体動は大きいものであることから、人体を検知している検知手段2は大きい体動に基づく生体情報が制御手段4に送られる。
つぎに便座Dに腰掛けて用便を行なったり、或いは腰掛けながらも携帯端末機器を操作している場合も、検知手段2は人体の心拍、呼吸、体動からなる生体情報を検知している。そしてこの場合は着座姿勢維持動作となって人の体動が少ないことから、検知手段2は小さい体動に基づく生体情報を制御手段4に送ることとなる。
このように検知手段2は、人体の入室腰掛け動作から便座上に座る人体の着座姿勢維持動作に変化して体動が大きく減少したとき、その減少に基づく生体情報の変化も検知して制御手段4に送ることになる。
人体の生体情報が変化したことが、情報として検知手段2から制御手段4に送られると、制御手段4は生体情報の変化に基づいて人体Eが入室腰掛け動作から着座姿勢維持動作になったと判定する。この判定が行われると制御手段4は、上述したようにタイマー6にトイレブース内在室時間のカウントを開始させ、カウントされるトイレブース内在室時間と、予め設定されている喚起手段作動のための待機時間である所定時間との対比をする。
トイレブースB内に在室の人が用便を済ませるなどして、上記所定時間内にトイレブースBから退室するための準備動作に入ると、腰を便座から上げたり衣服を整えたりするために必然的に体動は大きくなる。続けてドアFを開いてトイレブースBから退室する移動も体動が大きいものである。よって退室準備動作から退室になるまでは、検知手段2が検知する生体情報は体動が増大する状態に基づいている。
そしてドアFを閉めながら人がトイレブースBから退室すると、検知手段2の検知範囲に人体が存在しないことから生体情報が無い状態(生体情報ゼロ)が、その検知手段2に検知され、制御手段4側ではこれらの情報を受けており、退室の大きな体動に基づく生体情報から生体非検知状態での生体情報へ変化したことが、信号として検知手段2から制御手段4に送られると、制御手段4はトイレブースが空室と判定する。
(カウントのリセット)
退室の検知の判定(上記トイレブースの空室の判定)が行われると、制御手段4は、タイマー6にトイレブース内在室時間のカウントをリセットさせる(トイレブース内在室時間をゼロにする)、カウント起動待機の状態にする。この場合、所定時間内に退室となっていることから、喚起手段3は動作しない。
(退室後の入室)
トイレブースBからの人の退室の後に僅かな時間を置いて次の人がトイレブースBに入室した場合、上述したように次の人での上記入室腰掛け動作(入室、着衣の下げ、便座への腰掛けなど)を検知手段2が検知することになる。上述したように前記退室によってトイレブースB内での生体情報ゼロの状態が検知手段2に検知された時点で、タイマー6はカウント起動待機の状態に戻されている。
そのため、退室の後に僅かな時間を置いてトイレブースBに入室があったとしても、前者がトイレブースBに在室していたことによるトイレブース内在室時間のカウントは継続されない。そして次の人の入室腰掛け動作が着座姿勢維持動作になって、検知手段2は体動の減少に基づく生体情報変化も検知し、検知されたこの生体情報の変化が制御手段4に送られることとなる。そして制御手段4において、入室者が入室腰掛け動作から着座姿勢維持動作になったと判定されれば、上述のようにタイマー6が起動してトイレブース内在室時間のカウントが開始される。
(トイレブース内在室時間が所定時間を超過した場合)
トイレスースB内の人体の動作が小さく、また心拍や呼吸の検知によって人体の存在を検知手段2が検知できる着座姿勢継続動作が続いて、タイマー6がカウントするトイレブース内在室時間が所定時間を超えたと制御手段4が判定した場合、制御手段4は上記喚起手段3を動作させ、音声情報による喚起をトイレブースB内に居る人に向けて発し、退室の準備や退室を促すこととなる。
(退室と入室の連続)
先にトイレブースを使用していた人がトイレブースから退室する際に連続して次の人がトイレブースに入室した場合、退室する人の退室動作(大きい体動)に基づく生体情報と入室する人の入室腰掛け動作(大きい体動)に基づく生体情報とが連続した状態で検知手段2に検知され、大きな体動に基づく生体情報を検知し続けている状態として信号が検知手段2から制御手段4に送られる可能性がある。即ち、前者がトイレブースから退室するときに、生体情報の検知が無いことによるカウントがリセットされず、タイマー6がカウント起動待機の状態に戻されない可能性がある。
しかし、つぎにトイレブースに入った人の動作も、入室腰掛け動作から便座の上に座った着座姿勢維持動作に変化するので、検知手段2は、体動の減少に基づく生体情報の変化を検知して制御手段4に送ることになる。そして、体動が大きく減少する状態になったことが、信号として検知手段2から制御手段4に送られると、制御手段4は入室者が入室腰掛け動作から着座姿勢維持動作になったと判定し、トイレブース内在室時間のカウントのリセットを行なうとともに、タイマー6のカウント起動待機の状態への戻しを行なってから、上述したようにタイマー6にトイレブース内在室時間のカウントを開始させる。
つまり、「前者の退室後の人体の無検知によりタイマーがカウント起動待機の状態に戻されている」場合と、「前者の退室と後者の入室とが連続して、後者の入室のときに前者のトイレブース内在室時間がカウントされ続けている」場合とが想定されるが、いずれの場合でも、制御手段4は上記判定をすれば、この判定の時点でタイマー6に対して、トイレブース内在室時間のカウントをリセットし、カウント起動待機の状態への戻しを行なってから、トイレブース内在室時間のカウントを行なうように設けられている。これによって、入室を行なった後者に対するトイレブース内在室時間のカウントが適正に開始されるようにしている。
上記検知手段2から制御手段4への生体情報の送り出しは、図4に示すように例えばドップラー効果のレベルとして送り出すことができるものであり、制御手段4は、信号として受けたドップラー効果のレベルの変動幅に基づいて空室であるか否か、入室腰掛け動作の状態であるか否か、着座姿勢維持動作の状態であるか否か、退室動作の状態であるか否かを決定するように設けられているものである。なお、検知手段2から制御手段4へ生体情報を信号として送り出す形態や、受けた信号(即ち、生体情報)に基づく在室者の状態の決定手法は特に限定されるものではない。図4において、縦軸はドップラー効果のレベル、横軸は時間とした。
(筐体)
図2には、上記筐体5に検知手段2と喚起手段3と制御手段4とが収容されている状態が概略的に表されている。この図2に示すように筐体5の下面(筐体下面)は天井材Cの天井裏面に密に接する取付面7とされている。
そして図3(b)に示されているように取付面7には、マイクロ波通過面8と複数個にして配列されている透孔9が位置しており、このマイクロ波通過面8と透孔9とは、本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を天井材Cの天井裏面に取り付けたときに、その天井材Cにて覆われる位置となるようにして設けられている。
マイクロ波通過面8は筐体下板面中の一つの領域であって、上記検知手段2が輻射するマイクロ波の輻射波と輻射されたマイクロ波の反射波とが通る部分である。また透孔9が配列されている筐体下面板の上面に喚起手段3の発音器(例えばスピーカ)10が配置されており、喚起手段3が出力する音声情報がこれらの透孔9を通るとともに、さらに天井材Cを通過して、下方のトイレブースBにいる人に聞こえるようにしている。
(喚起手段を組み込む点と透孔を天井材で覆う点について)
上記喚起手段3が検知手段2と制御手段4と共に筐体5に組み込まれている理由はつぎの点によるものである。まず、仮に、この喚起手段が単独でトイレブース内の内壁面などの在室者から見える位置に設置されていると、喚起手段がトイレブース内の在室者に対して退室を喚起させるものであることから、在室者の気分を害し易くなる。そして在室者によって喚起手段がいたずらされたり、壊されたりすることが予想される。
喚起手段がいたずらされたり壊されたりするのを防ぐために、トイレブースBの上方の天井裏に配置して隠すことが対策として挙げられる。しかしながら、喚起手段を単独で天井裏に隠すように配置しただけでは、この喚起手段が発する音が天井裏にこもってしまい、天井材を通して下方のトイレブースに届く音はその音質が悪くなってしまう。
このように音質が悪くなると、喚起の内容がトイレブース内の在室者に伝わらなくなってしまう。例えば音声情報として英語や中国語などの外国語でアナウンスを流して在室者に退室を喚起させようとしても、アナウンスの内容が不明確になるばかりか、日本語でアナウンスされているか、或いは外国語でアナウンスされているのかの区別さえも付かなくなる可能性がある。
喚起の内容を確実に伝えるために、喚起手段の音量を大きくすることが考えられる。しかし音量を大きくすると、トイレ室の天井面が広範囲に振動してどのトイレブースに対して喚起が行われているのかが不明確になってしまう。そのため、喚起の対象となっているトイレブース内の在室者にとっては、自分に向けて退室の喚起が行われているのか、隣接のトイレブース内にいる在室者に向けて喚起が行われているのかの判断が付かず、喚起の対象ではない隣接のトイレブース内の在室者にとっても、同様に喚起の対象が自分自身に対してであるのかどうかを判断できなくなる。よっていずれの在室者も勘違いを起こし易くなるという問題が生じる。
さらにトイレブース外でトイレブースの空きを待っている待機者にとっても、どのトイレブースにおいて喚起が行われているのかが判断し難く、ただ漫然と退室の喚起が流れているだけに聞こえてしまい、トイレブースがもうすぐ空くという期待を持てないという問題がある。
(喚起手段を組み込むことの有用性)
以上の問題に対し、まず、天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1では、上述したごとく検知手段2と制御手段4と共に喚起手段3を筐体5に組み込んでおり、この天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を、天井材Cの天井裏面側に設置することで、喚起手段3を単体で天井裏に設置するという作業が必要ではなく、喚起手段3を簡単に天井裏に隠すことができる。
(透孔を天井材で覆うことの有用性)
つぎに、上記喚起手段3からは、音声情報による喚起が下方に向いた指向性を持って出力され、透孔9を通ってトイレブースB内に向けて放たれるようにしている。そして天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を天井材Cの天井裏面側に設置することで、透孔9が天井材Cに接して覆われるようにしているので、音声情報による喚起は天井裏の空間でこもらずに透孔9から直接天井材Cを通って、本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1の設置個所の下方となるトイレブースB内の空間に適正に届き、音声情報による喚起がそのトイレブースB内の在室者に明瞭に伝わる。
そのため、喚起の音声情報が英語や中国語などの外国語でアナウンスを流す形態であっても、喚起の対象となっているトイレブース内の在室者は、喚起の内容が即座に理解できるようになり、隣接のトイレブース内の在室者にあっても、喚起の対象が自分であるかどうかを即座に判断できる。勿論、喚起手段3が出力する喚起がアラーム音や効果音であっても同様である。
さらに音声情報による喚起が明瞭となっているため、どのトイレブースB内に向けて発しているかが、トイレブースの空きを待つ待機者にも即座に判断できる。よって待機者に、もうすぐトイレブースが使用できるという安心感を与えることができる。
(固定手段)
また上記取付面7の周辺には、筐体5を天井材Cの天井裏面に安定的に固定させるための固定手段11が設けられている。前記固定手段11は、複数の鋲部材が取付面7の周方向に移動可能にして配置されてなるものであり、その鋲部材を天井材Cの天井裏面に突き刺して筐体5を所定角度で周方向に回転させることで、筐体5の天井材Cに対する固定が行われるようにしている。
また、本発明において固定手段11の構成は特に限定されるものではない。例えば目立てして起こされた複数の係止刃を有する金属板を固定手段11としてもよく、この固定手段11を取付面7の周辺などに配置している筐体5を天井材Cの天井裏面に置いて僅かながら周方向に回転させるなどして、前記係止刃が天井材Cに食い込んで固定が行われる構成とすることも可能である。さらに、固定手段11を粘着性テープとしてもよく、筐体5の取付面7に粘着性テープを配し、その粘着性テープにて天井材Cとの固定を行なうことができる構成とすることが可能である。
このように天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1は筐体5の取付面7に上記固定手段11が設けられているので、天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を安定的にして、かつ簡単(ワンタッチ)に天井材Cの天井裏面に設置できる。そして固定手段11は、天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1が地震などで位置ズレするのを防止する役割を果たすとともに、マイクロ波通過面8と透孔9とが天井材Cの天井裏面に密に接する状態を維持する役割を果たすものである。
(取っ手)
検知手段2と喚起手段3と制御手段4を内部に組み入れている上記筐体5は、図3に示されているように略円柱状にし、上部一隅の斜面部分にL型の取っ手12が一体に形成されている。本実施の形態の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を天井材Cの天井裏面に設置する場合、例えばトイレブースBの上方の天井材Cに配置されている照明器具を取り外して開いた照明器具取付孔から前記取っ手12を掴みながらこの天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を天井材Cの天井裏面に置くようにする。そして照明器具に給電する天井裏電気配線に、本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1における不図示の電源線を接続し、再び照明器具を元のように取り付けるようにする。
このように天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1では検知手段2と喚起手段3と制御手段4とがまとめられているので、この天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を天井材Cの天井裏面に設置することで、下方のトイレブース側から生体情報を取得しながらトイレブースに在室する人に向けて必要時に退室を喚起する仕組みを簡単に構築できる。さらに天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1の設置も上記取っ手12を持って支持しながら固定手段11による固定を図ればよく、設置を簡単にしてかつ確実に行なうことができる。
天井材Cの天井裏面に各トイレブースの上方位置となるように配置する天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1には、外部の専用装置からの無線通信によって各種の設定などをするために、図示しないインターフェイス手段を備えている。これによって天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1を天井裏に設置した後には、天井裏に入ることなしにインターフェイス手段を介して前記専用機器を用いながら天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1それぞれの設定(喚起手段が動作するまでの時間設定や、喚起手段の音の種類、音量などの設定)を容易に行なえ、また天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1それぞれの動作確認のための各種情報を前記専用装置にて取得できるようにしている。
また、複数の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1それぞれからマイクロ波を輻射し、その反射波によるドップラー効果にて生体情報を取得するものであるので、隣り合う装置同士で電波の干渉が生じないようにチャンネルを変えておくことが生体情報の誤検知を無くす上で必要であり、干渉を防ぐチャンネル変更の設定も上記専用装置にて行えるように設けられている。
(表示手段)
また本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1それぞれにあっては、個々の稼働情報を、トイレ室Aに設けられた表示装置に向けて無線通信にて送出できる出力器を有するようにすることも可能である。図1はその一例を示しており、図示されているようにトイレ室Aでのトイレブース列の近くの壁面に表示手段13が設置され、この表示装置13に向けて個々の稼働情報、例えばトイレブース内状況を構成できるようにした情報を送出するようにしているものである。表示手段13は、具体的な一例としてトイレブースの空きを待つ人が並ぶことになる箇所に取り付けられている。
そして、表示手段13は液晶表示パネルなどの表示体と公知の人体近接検知センサなどを備えていて、トイレブースの空き待ちの人が並んだときにその存在を前記人体近接センサが検知すれば、表示体にて表示動作を行なう。
さらに表示手段13は天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1それぞれから出力された情報に基づいてトイレブース個々の使用状況をトイレブースの空きを待つ人に知らせる働きをするものであり、喚起手段3による上記表示動作が行なわれているときには、喚起手段3による喚起が行なわれることも併せて表示するように設けられているものである。
天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1には、取得する生体情報や本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1の稼働情報を送信したり上記制御手段への指示情報を受信するための無線型或いは有線型の送受信器を組み付けることも可能であり、この送受信器を組み付けることで、一例を挙げるならば、トイレブースそれぞれで取得される生体情報や装置1の稼働情報を、建物の管理部門などに送って一括的に管理することができるようになる。そして本天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置1が検知手段2と喚起手段3と制御手段4とを一体的に備えてなるものであることから、トイレ室から離れた場所にある管理部門から遠隔にてトイレブース個々の利用状況を監視し、防犯も図るシステムを構築することが頗る容易になる。
さらに管理部門側から天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置個々に向けて指示情報を送出して、装置における喚起手段が動作するまでの時間設定や、喚起手段の音の種類、音量などの設定を遠隔にて行なえるシステムを構築することも容易である。
1…天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置
2…検知手段
3…喚起手段
4…制御手段
5…筐体
6…タイマー
7…取付面
8…マイクロ波通過面
9…透孔
10…発音器
11…固定手段
12…取っ手
13…表示装置
A…トイレ室
B…トイレブース
C…天井材
D…便座
E…腰掛ける入室者人体
F…ドア

Claims (5)

  1. トイレブース内の人体を検知する検知手段と、トイレブース内に向けて音による喚起を出力可能な発音器からなる喚起手段と、前記検知手段での人体の検知に基づいて前記喚起手段における前記喚起の出力を制御する制御部と、筐体下面がトイレブース上方の天井材の天井裏面に重ね合わされる取付面としていて、内部に前記検知手段と喚起手段と制御手段とが収容されている筐体とを有する天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置であって、
    前記検知手段は、トイレブース内に向けて天井材を透過するマイクロ波を輻射して、トイレブース内の人体の生体情報をトップラー効果により検知するドップラーセンサからなるものであり、
    前記制御手段は、前記検知手段による前記生体情報の検知に基づいてトイレブース内在室時間をカウントするタイマーを有し、該タイマーによるトイレブース内在室時間が所定時間を超えたときに前記喚起手段に前記喚起の出力を行なわせるものであることを特徴とする天井裏隠ぺい型トレイブース長居抑止装置。
  2. 上記音による喚起は音声情報による喚起であって、上記喚起手段の発音器は、トイレブース内に向けて天井材を透過する前記音声情報による喚起を出力するものである請求項1に記載の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置。
  3. 上記制御手段は、上記検知手段が、トイレブース内に入室して便座に腰掛けるまでの人体の入室腰掛け動作から便座上に座る人体の着座姿勢継続動作に変化した体動の減少に基づく生体情報の変化を検知したときに、上記タイマーにトイレブース内在室時間のカウントを開始させるものである請求項1または2に記載の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置。
  4. 上記筐体の取付面に、検知手段が輻射するマイクロ波の輻射波と輻射された前記マイクロ波の反射波とが通るマイクロ波通過面と、喚起手段が出力する音が通る透孔とが設けられており、
    前記筐体の取付面を前記天井材の天井裏面に重ね合わせたときに、前記マイクロ波通過面と透孔とが天井材で覆われる構成とされている請求項1から3に記載の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置。
  5. 上記筐体の取付面には、該筐体を上記天井材の天井裏面に固定するための固定手段が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の天井裏隠ぺい型トイレブース長居抑止装置。
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