JP2019520547A - モニタリングのためのセンサおよびシステム - Google Patents
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Abstract
複数の監視対象の存在、位置、動きおよび/または姿勢を観察するセンサおよびシステムに関する。前記センサ(101、201)は存在、位置、動きおよび/または姿勢を検知するセンサ(101、201)であり、センサは、異なる高さでの2つの測定範囲(104、105)を測定するように適合された2つの検知器を備え、2つの定範囲のうち、第1の検知器(102)の測定範囲は下側の測定範囲(104)であり、第2の検知器(103)の測定範囲は上側の測定範囲(105)である。センサ(101、201)は第3の検知器(110)をさらに備え、第3の検知器(110)は、第1の検知器(102)、第2(103)の検知器、および/または第3の検知器(110)の前および/または上に置かれている例えばタオルや衣類などの物品を観察するように適合されている。【選択図】図1A
Description
本発明の分野
本発明は、監視対象領域(an area to be monitored)の対象者を観察し、モニタリングする方法およびシステムに関する。
本発明は、監視対象領域(an area to be monitored)の対象者を観察し、モニタリングする方法およびシステムに関する。
本発明の背景
高齢者が自身の家庭環境で自立する可能性を延ばすことが所望される場合に、家庭環境での高齢者の状態をモニタリングすることは不可欠である。広く使用されているのは、セーフティブレスレットである。セーフティブレスレットの弱点は、ユーザが継続的にブレスレットを装着しなければならず、緊急時に警報ボタンを押すことができなければならないことである。健康状態をチェックするブレスレットも存在するが、それらの問題点の一つは誤報である。
高齢者が自身の家庭環境で自立する可能性を延ばすことが所望される場合に、家庭環境での高齢者の状態をモニタリングすることは不可欠である。広く使用されているのは、セーフティブレスレットである。セーフティブレスレットの弱点は、ユーザが継続的にブレスレットを装着しなければならず、緊急時に警報ボタンを押すことができなければならないことである。健康状態をチェックするブレスレットも存在するが、それらの問題点の一つは誤報である。
また、従来技術では、圧電材料からなるフィルムを床に設置し、床表面の動きによって生じる圧力変化をフィルムが記録する方法による解決策も試みられている。静電容量センサによって圧力変化なしに人の存在および動きを検知する床上、または床下に設置されるセンサの使用も知られている。
高齢者の体調および状況のモニタリングにビデオカメラ、例えば赤外線検知に基づく移動検知器、または例えば超音波センサを使用する可能性も、従来技術で開示されている。
例えば、特許文献1は、超音波技術に基づいて対象を追跡する、当該技術分野で既知の方法およびシステムを記載している。
先行技術の観察システムおよび監視システムの欠点は、ユーザが、例えば不注意にタオルや衣類をセンサの表面に置いてしまうことにより、測定を実施するセンサを簡単に覆えることであり、このような場合、システムはユーザの動作を検知しなくなる。また、既知のシステムは、センサの測定範囲内の、正常な測定の実施を阻害する物品の周囲で警報を発報しない。
本発明によるセンサは、対象者の状態および/または姿勢の検知測定に適用可能なセンサであり、本発明によるシステムは、少なくとも1つの上述のようなセンサを備える。本発明による解決策では、センサは、例えば天井、床、または壁に設置してもよい。本発明による解決策は、例えば高齢者の体調および状況のモニタリングに、例えば高齢者自身の住居または高齢者向け施設で使用することができる。
請求項1に記載のセンサおよび請求項10に記載のシステムを使用することによって、従来技術の問題点を排除し、使用の必要性に応じた要件に対応する構成が実現されることができる。本発明は、以下の特許請求の範囲に開示されるものによって特徴付けられる。
本発明による解決策では、センサは存在、位置、動きおよび/または姿勢(attitude)を検知するセンサであり、センサは異なる高さでの2つの測定範囲を測定するように適合された2つの検知器を備えている。測定範囲のうち、第1の検知器の測定範囲はより上側(upper、上部)の測定範囲であり、第2の検知器の測定範囲はより下側(lower、下部)の測定範囲である。センサは第3の検知器をさらに備え、第3の検知器は、第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前(front、正面)および/または上(top、表面)に置かれた、例えばタオルや衣類などの物品を観察するように適合されている。本発明の一実施形態では、第3の検知器は、第3の検知器の前および/または上に置かれた物品を検知する。
本発明の一実施形態では、第3の検知器は、光源と、例えばフォトトランジスタ(光トランジスタ)またはフォトダイオード(光ダイオード)などの、光を電気信号に変換する少なくとも1つの手段を備えている。
本発明の一実施形態では、光源および光を電気信号に変換する手段は、物品がセンサおよび/または第3の検知器の上に置かれている場合、光源から発せられる光が、光を電気信号に変換する手段に反射されるように配置されている。
本発明の一実施形態では、センサは音響形成手段を備え、センサは、物品が、第1の検知器、第2の検知器、および/または第3の検知器の、前および/または上に置かれていることが検知された場合、音響形成手段を用いて警報を発報するように適合されている。
本発明の一実施形態では、システムは、例えば監視対象空間で警報を発報するように適合されており、および/または、センサの第3の検知器によって、物品が、第1の検知器、第2の検知器、および/または第3の検知器の、前および/または上に置かれていることが観察された場合、通知を送信するように適合されている。
従来のシステムと比較した場合の、本発明によるシステムの1つの有利な点は、本システムが、センサが覆われているという状況を感知(notice)することである。このように不注意に覆われたセンサはシステムによって感知され、この状況を修正するために既定の手順が実施され、この場合、センサの測定範囲にある障害物が可能な限り速やかに取り除かれる。
図面の概要の記載
本発明は、以下の図面を参照して説明される。
本発明は、以下の図面を参照して説明される。
本発明の解決策では、例えば壁または天井に設置するセンサを使用することができ、このセンサは、動き、熱または音波によって対象の存在を検知することができる。対象は、例えば高齢者、または監視による他の受益者とすることができる。
図1Aから図1Cは、本発明の実施形態によるシステムの一実施形態によるセンサを示す。この実施形態によるセンサ101は、異なる高さの2つの区域を測定するように適合される。センサ101は、例えば監視対象領域の壁または角(corner、隅)に、典型的には床面の上方、例えば床から約40から50cmの高さに設置することができる。角への設置は、センサの視野が水平面上で例えば約100度になり得るため、好適である。本発明の一実施形態では、センサ101は2つの動作検知器102、103を有し、その視野は、第1の検知器102の測定範囲104が監視対象領域の下側部分に限定され、かつ第2の検知器103の測定範囲105が監視対象領域の上側部分に限定されるような方法で、垂直面上で限定される。図1Bおよび図1Cは、検知器102、103の測定範囲104、105を断面で示す。本発明の解決方法では、監視対象領域の上側部分を監視する検知器103が、立位または直立移動する対象者を検知するが、臥位または転倒した対象者は検知しないように、検知器の測定範囲を調整することが好ましい。このように、例えば上側検知器で対象106が検知される場合には対象者は直立であると解釈されるが、上側検知器で対象106が検知されることなく下側検知器で対象106が検知される場合には対象者は転倒していると解釈できるといった方法で、システムは直立した対象者と転倒した対象者とを区別することができる。本発明の一実施形態では、第1の検知器102および第2の検知器103の測定範囲104、105間には、いずれの検知器の測定範囲にも属さない垂直方向の領域が残る。
センサ101の動作検知器102、103は、例えば受動型赤外線センサ(PIR)、超音波センサ、マイクロ波センサ、または受動型赤外線センサとマイクロ波センサとの組み合わせ、または2つの受動的赤外線センサの組み合わせのような組み合わせセンサとすることができる。センサ101の検知器は、センサが高さ方向において2つの異なる測定範囲104、105で対象の存在および/または動きを測定するように適合されることをによって、他の技術によって実施されてもよい。
本発明によるセンサ101は第3の検知器110をさらに備え、当該第3の検知器110は、第1の検知器102、第2の検知器103、および/または第3の検知器110の前および/または上に置かれているタオルや衣類などの物品を観察するように適合されている。このように、センサは、物品が上側測定範囲105および/またはその下側測定範囲104の前および/または上に置かれているか否かを検知してもよい。図1Aから1Cの実施形態では、第3の検知器110は、基本的にセンサの上側部分、および/または第1の検知器102および第2の検知器の上方に配置されている。
本発明の一実施形態では、第3の検知器110は、光源、および光を電気信号に変換する少なくとも1つの手段を備えている。少なくとも1つの手段は、例えばフォトトランジスタまたはフォトダイオードとすることができる。光源は、赤外波長域で機能する光源とすることができる。光源はLED光源とすることができる。光源、および光を電気信号に変換する手段は、物品がセンサおよび/または第3の検知器の上に置かれている場合、光源から発せられる光が、光を電気信号に変換する手段に反射されるように配置されることができる。
本発明の一実施形態では、第3の検知器は、交互に点滅するように適合された2つの光源を備える。
センサおよび/またはシステムは、第3の検知器によって、例えば、第3の検知器が第3の検知器の上または第3の検知器に近接して置かれている物品を検知する、といった方法で、センサの上および/または検知器の測定範囲内にある物品を検知することができる。第3の検知器が、光源、および光を電気信号に変換する少なくとも1つの手段を備える本発明の実施形態では、光源から生成される光が、第3の検知器の上に置かれた対象から光を電気信号に変換する手段に向かって反射され、この場合、第3の検知器の上の対象の存在が検知される。
本発明の一実施形態では、センサは例えばスピーカなどの音響形成手段を備え、当該センサは、物品が第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上に置かれていることを検知した場合に音響形成手段を用いて警報を発報するように適合されている。
本発明による解決策では、システムは少なくとも1つのセンサを備え、当該システムは、センサによってセンサ観察値を生成する測定用電子機器と、センサ観察値を処理するために適用可能なプロセッサと、メモリを備えた中央ユニットをさらに備えてもよく、中央ユニットは例えばデータ処理装置である。システムは、複数のセンサまたはセンサ群を管理可能な中央ユニットを有してもよく、1つのセンサ群とは、例えば、同一の室内のような、同一空間における複数のセンサを意味する。
プロセッサ、中央ユニットおよび/または測定用電子機器をセンサに一体化してもよく、または個別に、あるいは個別のユニット内に配置することができる。図1Aから1Cで説明される実施形態では、プロセッサによって実行されるプログラムは、監視対象空間の上側部分および下側部分で観察される動きを解釈することができ、プログラムに定められた警報条件が満たされた場合に警報を発報することができる。
本発明によるシステムは、いくつかのセンサの第3の検知器によって、対象となるセンサの第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上で物品が観察された場合に、監視対象空間で警報信号を発報することができる。
本発明の一実施形態では、システムは、対象となるセンサの第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上の物品が、第3の検知器によって検知されなくなると、警報信号の発報を停止する。警報信号の継続時間は予め定められた長さとすることができる。警報信号は、例えば音響信号および/または光信号とすることができる。
本発明の一実施形態では、システムは、いくつかのセンサの第3の検知器によって、物品が第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上に置かれていることが観察された場合に、通知を送信するように適合されている。
対象者の転倒も、本発明によるセンサで検知することができる。2つの異なる高さの範囲を測定するセンサは、例えば次の条件に従って、対象の転倒を解釈することができる。
1.監視対象領域で動きが検知されるならば、項目2に進む。
2.監視対象領域の下側部分でのみ動きが検知されるならば、項目3に進む。
3.所定の時間、例えば30から180秒間待機する。この間に、監視対象領域の上側部分で動きが検知されないならば、項目4に進む。監視対象領域の上側部分で動きが検知されるならば、項目1に進む。
4.対象者が転倒していると解釈され、項目1に進む。
さらに、システムは、対象者が転倒していると解釈された場合に、転倒の通知を送信することができる。
本発明の一実施形態では、監視対象領域のセンサの一部のみが、上述したような警報信号の発報を可能にする機能を有する。例えば、リビングルームのような一部の部屋のみでセンサにこの機能を提供することができ、他の部屋のセンサは、センサの被覆または転倒事象を検知した直後に転倒通知を送信する。本発明の一実施形態では、室内のような一つの空間内にある複数のセンサの一部のみが、上述したような警報信号の発報を可能にする機能を備える。
このシステムでは、制御センタが存在することも可能であり、対象の存在、位置、動き、および/または姿勢に関する所定の情報を制御センタに送信することができる。システムによって使用される警報期間は、例えばRFIDリーダから受信した存在情報に基づいて変更することができる。通知または警報は、例えば外部の警報システムに、または無線でシステムの中央サーバに送信または発報することができ、サーバから警報が中継先に向けられる。
システムはまた、監視対象領域の時系列の依存性(chronological dependency)および対象の挙動を観察するために、システムが測定信号またはそれに由来する情報を記録するように適合された記憶手段を有することもできる。これにより、システムは、例えば監視対象者が特定の時刻にベッドから出なかったり、キッチンを訪れなかったりする場合、あるいはあまりにも頻繁にトイレに行った場合に警報を発報することができる。記憶手段はまた、より平均的な日常のリズムの学習およびその中で発生する逸脱の検知も可能にする。
センサによる監視対象領域は、全領域または何らかの領域の一部分のみとすることができる。監視対象領域は、例えば1つまたは複数の部屋および領域の特定部分で構成することができ、例えば食器棚のような固定された設備は、監視対象領域外とすることができる。
一部の用途では、不変領域の図表作成(charting、記録)、すなわち、主に動かず変化のない物体および構造が所定の位置にあるときのセンサの測定情報の図表化を最初に実行することが有利である。この種の状況とは、例えば居住用アパートで、家具は適切な位置にあるが、アパート内に人、ペット、またはロボットが存在していないときとなる。この図表化された情報はシステム内に、例えば中央ユニットに配置されたメモリに、またはデータネットワークを介して接続される記憶手段に記録することができ、記憶手段は、例えば制御センタまたはサービスセンタに存在することができる。この目的のために、記憶手段が構成に含まれなければならず、記憶手段は中央ユニット内に存在するか、またはデータネットワークを介して接続されることができる。
本発明の一実施形態によれば、システムは、不変領域の図表作成を継続的に、または規定された間隔で実行し、その場合にシステムは、例えば新しい家具によって、または家具の配置変更によって引き起こされる領域内の変化を検出することができる。このようにして、システムは、監視対象領域で生じる変化に徐々に適合することができる。
システムのセンサによって、対象の動きをチェックすることができる。この機能のために、システムの中央ユニットは、必要なソフトウェアおよび検知されている信号の特徴的な属性に関する情報を含む。一般に、中央ユニットは、例えば対象の位置、速度、移動方向、状態または姿勢についてセンサを介して受信した信号から、情報を推定することができる。
一般に、システムの少なくとも一部のセンサは、例えばアパートの床面、壁面、ドア表面または天井面のような、対象が出入りする監視対象領域の、またはその付近へのその種の表面(surface)に近接して、または表面上に配置される。
図2は、監視対象領域内の、本発明によるシステムの一実施形態の構成要素を示す。本発明で使用される1つまたは複数のセンサ201は、1つまたは複数のセンサ201によって監視対象領域を監視することができるような方法で、監視対象領域に関連して配置される。センサは、例えば転倒検知器とすることができ、どのようなアパートにも配置することができる。表面上(on the top of surface)、例えば壁、床または天井の表面上に設置するセンサの場合、例えば両面テープまたはシール片(sticker strip)を使用して表面に固定することができ、この場合、センサは容易に取り外すことができる。センサ201は、無線または有線でゲートウェイ204に接続することができ、例えばセンサを覆っているもの、検出された対象、対象の健康状態および/または対象の姿勢について、センサ201から得られた測定値またはセンサ201によって形成された状態情報を収集する。ゲートウェイ204は、情報を例えば制御センタまたはその場所で地域および/または対象を監督する別の関連先に送信する。システムと受信者との間の情報の転送は、例えば電話接続、有線ブロードバンド接続または無線接続を使用して実施することができる。データ転送においては、データセキュリティおよびプライバシーに関連する問題を考慮することが有利であり、多くの公的規制にも対処する。
本発明の一実施形態では、1つまたは複数のセンサ201は、それ自体の中央ユニットを備え、センサの中央ユニットは、ゲートウェイ204に接続される。本発明の第2の実施形態では、1つまたは複数のセンサ201の中央ユニットは、ゲートウェイ204に組み込まれている。
中央ユニットまたはゲートウェイ204の機能の一部は、データネットワーク接続を介して他の場所、例えば中央制御室またはサービスセンタで実行されることが可能である。
本発明の一実施形態によれば、警報信号は、システムの照明ユニットおよび/または音響ユニットを介して発報することができる。警報信号は、監視対象空間でシステムによって発報され、所定の時間継続するものであり、センサが覆われていることを検知した場合に、および/または例えば転倒通知の送信前に、発報される。照明警報ユニットおよび/または音響警報ユニットは、敷地のそれぞれ異なる部分、例えば部屋に存在してもよい。この機能は、センサに、例えば、すべてのセンサ、または一部のセンサのみに、組み込むこともできる。
本発明によるシステムは呼出ボタン202を備えることも可能であり、ボタン押下後にシステムは、例えば看護職員、保安要員への接続を形成することができ、または様々な警報手順を実施することができる。呼出ボタンは無線であってもよく、バッテリなしで機能するように適合されることができる。
本発明のシステムによる通知手順および警報手順は、例えば警報指示信号(ブザー、ライト、サイレン、目覚まし時計)の起動、警報センタまたはサービスセンタ、介護者または親戚との連絡を含むことができる。場合によっては、例えば合成音声または録音音声によって、警報を監視対象者またはユーザに直接発報することもできる。これらの作業を実行するために、システム構成は、例えばクロック回路のような、時間データの処理に必要な手段を備えることができる。
本発明によるシステムはさらに、火災検知器203を備えることもでき、有線または無線接続を介して別のシステムに接続することができる。火災検知器203が火災を警告する場合、例えば制御センタまたは救助当局に警報メッセージを送信することによって、警報手順を実行することができる。
図3は、本発明に従ったシステムの一実施形態の操作内容を示しており、実施形態では監視対象領域の対象者106の健康状態または姿勢が監視されている。センサ201の第3の検知器によって、対象となるセンサの第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上で物品が観察された場合、システムは監視対象領域内で警報信号を発報することができる。対象となるセンサの第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上の物品が、第3の検知器によって検知されなくなると、警報信号の発報は停止されることができる。この場合、センサの測定の障害物は取り除かれている。本発明の一実施形態では、警報信号の継続時間は予め定められた長さとすることができる。警報信号は、例えば音響信号および/または光信号であってもよい。
本発明の一実施形態では、センサ201の第3の検知器によって、第1の検知器、第2の検知器および/または第3の検知器の前および/または上に物品が置かれたことが観察された場合、システムは通知を送信することができる。システムのセンサ201が、監視対象領域内で対象106が転倒したことを検知すると、システムは転倒通知を送信することができる。
本発明の一実施形態では、システムは、多数のセンサ、例えば監視対象領域の全てのセンサによって測定された情報を分析し、上側測定範囲のいずれのセンサも対象を一切検知しない場合にのみ、転倒通知が送信される。
図3に示された実施形態の状況では、システムは、例えばセンサの被覆、または対象の転倒に起因してメッセージを送信し、センサ201は状況に関する情報をシステムのゲートウェイ304に送信し、ゲートウェイ304は例えばインターネット接続または何らかの接続を介して情報および/または警報をサーバ301に送信する。サーバ301から、情報および/または警報は対象者の健康状態を監視する関連先に、例えば電話302へのメッセージとして、警報として、および/または、例えば看護師303、親戚または救急センタに送信される。このようにして、例えばセンサの被覆、および/または対象者の転倒に関する情報は、必要な人または組織に届き、転倒した対象者は可能な限り速やかに支援を受ける。本発明の一実施形態では、システムは、情報をゲートウェイ304から対象者の健康状態を監視する関連先に直接送信することができる。
本発明の一実施形態では、第3の検知器はカメラである。この実施形態では、カメラはセンサおよび/またはシステムに、有線接続または無線接続で接続されてもよいが、あるいは対象の存在、位置、動きおよび/または姿勢を検知するセンサから分離して配置されてもよい。
本発明の様々な実施形態は上述した例にのみ限定されるものではなく、従って、以下に示す特許請求の範囲内で変更可能であることは当業者には明らかである。以上の説明中に他の特徴的な特性と併せて示された可能性のある特徴的な特性は、必要に応じて互いに独立に使用することができる。
Claims (18)
- 監視対象の存在、位置、動きおよび/または姿勢を観察するセンサにおいて、
前記センサ(101、201)が存在、位置、動きおよび/または姿勢を検知するセンサ(101、201)であり、前記センサが異なる高さでの2つの測定範囲(104、105)を測定するように適合された2つの検知器を備えており、2つの前記測定範囲のうち、第1の検知器(102)の前記測定範囲は下側測定範囲(104)であり、第2の検知器(103)の前記測定範囲は上側測定範囲(105)であり、
前記センサ(101、201)がさらに第3の検知器(110)を備え、前記第3の検知器(110)は前記第1の検知器(102)、前記第2(103)の検知器、および/または前記第3の検知器(110)の、前および/または上に置かれた、タオルや衣類のような物品を観察するように適合されていることを特徴とするセンサ。 - 前記第3の検知器(110)が、少なくとも1つの光源と、フォトトランジスタまたはフォトダイオードのような光を電気信号に変換する少なくとも1つの手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
- 前記光源および前記光を電気信号に変換する手段が、物品が前記センサおよび/または前記第3の検知器の上に置かれている場合に、前記光源から発せられる光が、前記光を電気信号に変換する手段に反射されるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ。
- 前記第3の検知器(110)が、交互に点滅するように適合された2つの光源を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載のセンサ。
- 前記光源が赤外波長域で機能する光源であることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のセンサ。
- 前記光源はLED光源であることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のセンサ。
- 前記第3の検知器(110)が、本質的に前記センサ(101,201)の上部分、および/または前記第1の検知器(102)および前記第2の検知器(103)の上方に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のセンサ。
- 前記センサ(101、201)が音響形成手段を備えており、前記センサ(101、201)は、物品が前記第1の検知器(102)、前記第2の検知器(103)、および/または前記第3の検知器(110)の、前および/または上に置かれたことを検知した場合に、前記音響形成手段によって警報を発報するように適合されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のセンサ。
- 前記センサ(101、201)が、対象となる前記センサの前記第1の検知器(102)、前記第2の検知器(103)および/または前記第3の検知器(110)の、前および/または上の物品が前記第3の検知器(110)によって検知されなくなると、警報信号の発報を停止するように適合されていることを特徴とする請求項8に記載のセンサ。
- 監視対象領域(108)で監視される複数の対象の存在、位置、動きおよび/または姿勢を観察するシステムにおいて、
前記システムが請求項1から9による少なくとも1つのセンサ(101、201)を備えており、
前記一または複数のセンサ(102、201)が、前記監視対象領域(108)の、例えば、床、壁および/または天井(110)のある部分に設置されることを特徴とするシステム。 - 前記システムが、前記センサ(101、201)の前記第3の検知器(110)によって、対象となる前記センサの前記第1の検知器(102)、前記第2の検知器(103)、および/または前記第3の検知器(110)の、前および/または上で物品が観察された場合に、前記監視対象領域(108)で警報信号を発報するように適合されていることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
- 前記システムが、対象となる前記センサ(101、201)の前記第1の検知器(102)、前記第2の検知器(103)、および/または前記第3の検知器(110)の、前および/または上の物品が、前記第3の検知器(110)によって検知されなくなると、警報信号の発報を停止するように適合されていることを特徴とする請求項11に記載のセンサ。
- 警報信号の継続時間が予め定められた長さであることを特徴とする請求項11または12に記載のシステム。
- 前記警報信号が、音響信号および/または光信号であることを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記システムが、センサ(101、201)の前記第3の検知器(110)によって、物品が前記第1の検知器(102)、前記第2の検知器(103)、および/または前記第3の検知器(110)の、前および/または上に置かれていることが観察された場合に、通知を送信するように適合されていることを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記システムは、対象(106)が前記上側測定範囲(105)で検知されず、且つ対象(106)が前記下側測定範囲(104)で検知された場合、対象者は転倒していると解釈するように適合されており、
前記システムはさらに、対象者が転倒したと解釈された場合に転倒通知を送信するように適合されていることを特徴とする請求項10から15のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記通知および/または転倒通知は、例えば、電話(302)へのメッセージや警報として、対象者の健康状態を監視する関連先に対して送信し、および/または、例えば看護師(303)、親戚または救急センタに対して、警報またはメッセージを送信することである請求項15または16のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記システムは、有線または無線電気通信接続を使用して、前記対象(106、301)から得られた情報を送信するように適合されていることを特徴とする請求項10から17のいずれか一項に記載のシステム。
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