JP3743400B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機は、調和された空気を室内へ送風することにより居住者の快適感を向上させている。例えば、エアコンでは、冷風や温風を室内へ送風することにより室内の温度を居住者にとって快適な温度に保つことができる。また、空気清浄機では、導入した空気から塵や埃などの異物を除去した清浄空気を室内へ送風することにより、室内の空気を清浄に保ち居住者の快適感を向上させている。さらに、近年では、調湿機能、脱臭機能、マイナスイオン発生機能などを備えた空気調和機が登場し、室内を居住者にとってより快適なものにしている。
【0003】
ところで、近年、人間の可聴音域である約20Hzから20kHzの範囲を越える高周波成分を含んだ音には、それを除外した音に比べて、人間の快適感を向上させる効果(ハイパーソニック・エフェクト)があるという報告がされている(大橋ら、「ハイパーソニック・エフェクトについて」、電子情報通信学会技術研究報告、sp96−112(1997−02)、参照)。ここでは、26kHzを超える高周波成分は、それ単独では人間に音として聞こえないにもかかわらず、それを含んだ音は、それを除外した音に比べて、脳波α波ポテンシャルを統計的に有意に増大させるとともに、共存する可聴音をより快適に感受させる効果を持つことが見出されている。α波は、人間が目を閉じ安静にリラックスしているとき等に増大する脳波であることが知られており、ハイパーソニック・エフェクトにより人間の快適感が向上すると考えられている。
【0004】
このような、20kHz以上の人間の可聴音域を越える高周波成分を含んだ音は、自然環境に多く含まれているが、コンクリート等に囲まれた室内の空間ではほとんど存在しない。従って、上述した空気調和機による空気調和の対象となる室内空間においては、そのような音はほとんど存在せず、ハイパーソニック・エフェクトによる快適感の向上は、ほとんど期待できない。
【0005】
そこで本願出願人は、先に出願した特願2002−089149号において示されている空気調和機を案出している。
この出願にかかる空気調和機は、人間の可聴音域を越える高周波成分を含んだ音である超音波を発生させる超音波発生器を備える空気調和機である。このような空気調和機により超音波を室内に発生させれば、居住者の快適感をさらに向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような超音波発生器は、通常、超音波の周波数を有する信号を発生させる発生源と、発生源で発生した信号を超音波へ変換して発信する発信素子とにより構成される。そして、空気調和機に超音波発生器を備えさせるためには、これらの構成を空気調和機に増設する必要がある。この場合、空気調和機の部品点数が増加し、コストが上昇する恐れがある。
【0007】
本発明の課題は、超音波を発生させることができ、且つ、コストの上昇を抑えることができる空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気調和機は、操作部に入力された制御信号に基づいて室内の空気調和を行う空気調和機であって、発生源と発信素子とを備える。発生源は、超音波の周波数を有する信号を発生させる。発信素子は、信号を超音波へ変換し、超音波を室内へ発信する。そして、発信素子は、操作部に制御信号が入力された場合に、制御信号の入力を知らせる確認音を発信する。なお、超音波は人間の可聴音域を超える周波数を有する音波であるが、確認音は制御信号の入力を知らせる音であるため、人間の可聴音域の周波数を有する音である。
【0009】
この空気調和機では、超音波を室内へ発信する発信素子が制御信号の入力をしらせる確認音も発信する。従来、空気調和機には制御信号の入力を知らせる確認音を発信するブザー等が備えられることが多いが、この空気調和機に超音波を発信する発信素子をさらに設けると、その分部品点数が増加してコストが上昇する。しかし、この空気調和機では、超音波を発生させる発信素子が確認音も発信する。このため、この空気調和機では、超音波の発信と確認音の発信とを共通の素子で行うことができ、部品点数の増加が抑えられる。これにより、この空気調和機は、超音波を発生させることができ、且つ、コストの上昇を抑えることができる。
【0010】
請求項2に記載の空気調和機は、請求項1に記載の空気調和機であって、発信素子は、室内の空間に通じる位置に配置される。
超音波には物質を透過し難く物質の表面で反射しやすいという性質がある。このため、超音波を室内へ発信する発信素子が空気調和機の深部に配置されると、空気調和機の他の部品などの障害物により、超音波が減衰しやすい。従来、確認音を発信するブザー等の素子は、空気調和機の外観の向上の観点から空気調和機の深部に収納されることが多いが、この位置に発信素子を設けたのでは超音波が居住者に到達しにくくなる。
【0011】
しかし、この空気調和機では、発信素子は室内の空間に通じる位置に配置されるため、超音波が居住者に到達するまでに障害物に妨げられることが少ない。これにより、この空気調和機は、超音波を居住者に効率よく到達させることができる。
請求項3に記載の空気調和機は、請求項1または2に記載の空気調和機であって、発生源は、運転制御を行う制御基板に含まれる。
【0012】
発生源を別部品として空気調和機に増設した場合には、空気調和機内に発生源を設ける空間がさらに必要となる。
しかし、この空気調和機では、発生源は運転制御を行う制御基板に含まれている。このため、発生源を別部品として設ける場合と比べて、発生源が占める空間の増加を抑えることができる。これにより、この空気調和機では、空気調和機の小型化を図ることができる。
【0013】
請求項4に記載の空気調和機は、請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機であって、発信素子は、確認音を発信するときは超音波を発信しない。
この空気調和機では、発信素子は、確認音を発信するときは超音波を発信しない。従って、超音波が発信中の場合は、確認音を発信するときに超音波の発信を停止して確認音を発信する。これにより、この空気調和機では、超音波の発信と確認音の発信とを共通の素子で円滑に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
〈構成〉
〔全体構成〕
図1に、本発明の一実施形態が採用された空気調和機1を示す。
この空気調和機1は、冷暖房や調湿等が行われた空気を室内へ送風し、室内の空気の調和を行う装置である。空気調和機1は、室内の壁面等に取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3と、空気調和機1の操作内容を入力するリモコン4(図5参照)とを備えている。
【0015】
空気調和機1の構成を図2に示す。
〔室外機〕
室外機3は、図示しない室外熱交換器、室外制御盤、圧縮機30、室外ファン31等を有している。室外熱交換器や圧縮機30等は、室内機2の室内熱交換器等との間で冷媒回路を構成する。また、圧縮機30や室外ファン31等は、後述する室内機2のマイコン24と通信線により接続され、室外制御版を介してマイコン24から制御を受ける。
【0016】
〔室内機〕
室内機2は、ケーシング20(図3参照)、ファンモータ21、センサ22、入力ポート23、マイコン24、圧電ブザー25、図示しない室内熱交換器、室内ファン等を有している。
ケーシング20は、図3に示すように、主として、室内機2の前方正面から上面、下面および側面を覆う前面パネル200と、後方に位置する底フレーム201とから構成されている。前面パネル200の上面には多数のスリット状の開口からなる吸込口202が設けられている。また、前面パネル200の前面下部には、調和された空気が吹出す吹出し口203が形成される。
【0017】
ファンモータ21は、マイコン24により制御され、ファンモータ21を駆動する。ファンモータ21は、ファンモータ21を駆動することにより室内の空気を室内機2の内部に取り入れ、冷暖房や調湿が行われた空気を室内へと送る。
センサ22は、室温センサや湿度センサなどの各種のセンサであり、室内温度や湿度等を検出してマイコン24へと送る。
【0018】
入力ポート23は、リモコン4からの制御信号を受信してマイコン24へと送る。
マイコン24は、空気調和機1の冷暖房や調湿などの空気調和機能や超音波発生機能の運転制御を行う。このマイコン24は、ファンモータ21、センサ22、入力ポート23等と接続されている。マイコン24は、入力ポート23から制御信号を受信し、制御信号に基づいて操作内容を判断する。そして、マイコン24は、操作内容を実行するためにファンモータ21等へと制御信号を送る。
【0019】
また、マイコン24は、入力ポート23がリモコン4からの制御信号を受信した場合には、圧電ブザー25へと信号を送り確認音を発信させる。この確認音は、室内機2がリモコン4からの制御信号を受信したことを居住者等に知らせるためのものであり、人間の可聴音域の周波数を有する音である。確認音は極短い時間だけ鳴らされる。
【0020】
また、マイコン24は発信回路240を有している。この発信回路240は、30kHz以上60kHz以下の人間の可聴域を超える周波数を有する超音波信号を発生させる。発信回路240は、リモコン4から超音波機能をオンにする制御信号が送られると、超音波信号を発生させて圧電ブザー25へと送る。ここで、マイコン24は、空気調和機1の送風音と重なるように発信回路240から超音波信号を発生させ、圧電ブザー25から超音波を発信させる。
【0021】
圧電ブザー25は、発信回路240で発生した超音波信号を超音波に変換する。圧電ブザー25は、発音体に交流電圧を印加することにより発音体を振動させて音波を発生させる素子である。この圧電ブザー25に、超音波周波数の電圧を印加すると、発音体が超音波周波数で振動して超音波が発生する。また、圧電ブザー25に可聴音域の周波数の電圧を印加すると、可聴音域の音が確認音として発生する。
【0022】
圧電ブザー25は、室内機2の吹出し口203の近傍に、室内に面するように配置されており、発生させた超音波や確認音を室内へと送る。また、この空気調和機1では、図4に示すように、複数の圧電ブザー25を水平面内で少しずつその設置角度が変わるように異なる方向へ向けて配置している。ここで、図4は、図3における室内機2のIV−IV断面図において、圧電ブザー25の配置を模式的に表したものである。超音波は、指向性が強いために広い範囲に送ることが困難であるが、これにより、矢印A1、A2、A3のように、多方向に超音波を送り広い範囲に超音波を到達させることができる。
【0023】
なお、複数の圧電ブザー25を鉛直方向に角度を変えて配置しても良い。
また、この圧電ブザー25は、通常、確認音の発生用に汎用されている可聴音域用の圧電ブザーを超音波専用の圧電ブザーの代替品として用いたものである。
〔リモコン〕
リモコン4は、冷暖房や調湿などの空気調和機能や超音波発生機能などの空気調和機1の運転内容を操作することができ、図5に示すように、リモコン本体40、液晶画面41、操作ボタン42、出力ポート43を備えている。
【0024】
液晶画面41は、リモコン本体40の前面に設けられている。液晶画面41には、操作内容の表示画面や、設定温度、設定湿度、風量、超音波機能の設定などの各種設定画面が表示される。
操作ボタン42は、リモコン4の前面であって、液晶画面41の下方に設けられている。居住者は、操作ボタン42を押すことにより、空気調和機機能や超音波発生機能の操作内容の選択を行うことができる。操作ボタン42には、運転・停止ボタン42a、冷房ボタン42b、暖房ボタン42c、除湿ボタン42d、加湿ボタン42e、矢印ボタン42f、超音波いやしボタン42g等がある。居住者は、これらの操作ボタン42を押すことにより、各種の操作を行うことができる。特に、超音波いやしボタン42gを押すことにより、超音波機能のオン又はオフを簡単に選択することができる。
【0025】
出力ポート43は、リモコン本体40の上端に設けられており、操作ボタン42により入力された操作内容を表す制御信号を空気調和機1に設けられた入力ポート23へと送信する。
〈制御フロー〉
本実施形態にかかる空気調和機1において、確認音と超音波との発信に関する制御フローを図6に示す
まず、ステップS1では、空気調和機1が制御され、冷暖房や調湿等の空気調和機能および超音波発信機能の制御が行われている。このとき、圧電ブザー25からは室内へ向けて超音波が発信されている。
【0026】
次に、ステップS2において、リモコン4からの制御信号の入力の有無が判断される。リモコン4からの制御信号が入力ポート23に受信されていない場合は、ステップS3へ進み、そのまま超音波が発信される。リモコン4からの制御信号が入力ポート23に受信された場合は、ステップS4へと進む。
ステップS4では、超音波の停止が実行される。このとき、マイコン24は発信回路240からの超音波信号の発生を止め、圧電ブザー25からの超音波の発信を停止させる。そして、ステップS5において、リモコン4からの制御信号が入力ポート23に受信されたことを知らせる確認音が発信される。このとき、マイコン24は圧電ブザー25に可聴音域の周波数の信号を送り、圧電ブザー25から確認音を発信させる。
【0027】
確認音の発信が終了すると、ステップS3へと進み、超音波の発信が再開される。
このように、この空気調和機1では、確認音を発信する場合には、一度超音波を停止させてから確認音を発信する。このため、確認音と超音波との発信を1つの圧電ブザー25により円滑に行うことができる。
【0028】
〈特徴〉
(1)この空気調和機1では、30kHz以上60kHz以下の周波数を有する超音波が、空気調和機1の送風音と重なるように圧電ブザー25から発信される。このため、居住者が耳にする音には、可聴音である送風音に加えて、30kHz以上の高周波成分である超音波が豊富に含まれることになる。従って、この音を耳にした居住者は、ハイパーソニック・エフェクトにより、α波が増大する。α波は、人間がリラックスしているとき等に増大する脳波であり、この空気調和機1により、居住者に、リラックス効果が与えられ、居住者の快適感が向上する。
【0029】
(2)この空気調和機1では、超音波を室内へ発信する圧電ブザー25が制御信号の受信をしらせる確認音も発信する。すなわち、この空気調和機1では、超音波の発信と確認音の発信とを1つの圧電ブザー25により行うことができる。このため、超音波の発信用の圧電ブザーと確認音の発信用の圧電ブザーとをそれぞれ設ける場合と比べて、圧電ブザーの数が少ない。これにより、この空気調和機1は、超音波を発生させる機能を担保しつつ、コストダウンを図ることができる。
【0030】
また、圧電ブザーが1つでよいため、部品の設置スペースを省略することができ、空気調和機1の小型化を図ることができる。
さらに、部品点数が減少するため、回路の簡素化を図ることができる。
(3)この空気調和機1の圧電ブザー25は、可聴音域用の圧電ブザーを超音波の発信用に兼用させたものである。一般的に、超音波専用の圧電ブザーは可聴音域用の圧電ブザーよりも高価であるが、この空気調和機1の圧電ブザー25は、可聴音域用の圧電ブザー25であるため安価である。このため、この空気調和機1では、さらにコストダウンを図ることができる。なお、可聴音域用の圧電ブザーは、超音波専用の圧電ブザーと比べると超音波の周波数帯では周波数特性が劣ることが多いが、この空気調和機1において特に使用される周波数帯である30kHz以上60kHz以下の周波数帯で出来る限り良好な周波数特性を有する可聴音域用の圧電ブザーを用いることにより、超音波を発生させる機能を十分に担保することが可能である。
【0031】
(4)一般に、リモコン4からの制御信号の信号の受信を知らせる確認音を発信する圧電ブザー25は、空気調和機1の深部に配置されることが多い。圧電ブザー25を空気調和機1の深部に配置しても居住者等に確認音を到達させることは十分に可能であり、圧電ブザー25をケーシング20の前面に設けたのでは空気調和機1の美観を損なう恐れがあるからである。しかし、超音波には物質を透過し難く物質の表面で反射しやすいという性質があるため、超音波を室内へ向けて送る圧電ブザー25が、空気調和機1の内部の奥深くに配置されると、空気調和機1の他の部品などが障害物となり、超音波が減衰しやすい。このため、超音波が居住者に到達しにくくなる。
【0032】
しかし、この空気調和機1では、圧電ブザー25は、空気調和機1の吹出し口203の近傍に、室内に面するように配置されている。このため、圧電ブザー25から発生した超音波は、居住者に到達するまでに障害物に妨げられることが少ない。これにより、この空気調和機1は、超音波を居住者に効率よく到達させることができる。
【0033】
また、ハイパーソニック・エフェクトを得るには、超音波と可聴音を重ねて聴くことが必要であるが、この空気調和機1では、空気調和機1の送風音が生じる吹出し口203の近傍から超音波が発生するため、超音波を送風音に重ねやすく、ハイパーソニック・エフェクトがより得られやすい。
なお、圧電ブザー25の取り付け位置は、前面パネル200の表面や吹出し口203の中などの室内機2の前面側に近い位置であればよい。このような位置であれば、超音波の障害物となるものが少なく、上記と同様の効果が得られる。
【0034】
(5)この空気調和機1では、空気調和機1の運転制御を行うマイコン24が超音波信号を発生させる発信回路240を有している。従って、超音波信号を発生させるための超音波信号用マイコンを別部品として設けることなく、空気調和機1の運転制御を行うマイコン24が超音波信号用マイコンを兼ねることができる。このため、部品点数が減少し、部品の設置スペースを省略することができる。このため、空気調和機1の小型化を図ることができる。また、発信回路240がマイコン24に含まれているため、発信回路240が別部品となっている場合と比べて回路の簡素化を図ることができる。
【0035】
〈他の実施形態〉
(1)上記の実施形態では、リモコン4から入力ポート23に制御信号が入力された場合に確認音が発信されているが、室内機2のケーシング20に操作パネルが設けられて操作内容が操作パネルにより入力される場合に確認音が発信されてもよい。また、空気調和機1以外の機器も含めた家庭内ネットワークのホームコントローラに制御信号が入力された場合であってもよい。
【0036】
(2)上記の空気調和機1は、冷暖房や調湿が行われた調和空気を室内へ送風し、室内の空気の調和を行う装置であるが、このような装置に限らず、塵や埃あるいは臭い等を除去した空気を室内へと吹出す空気清浄機であっても良い。この場合も、上記と同様の効果が得られる。また、空気調和機1は、壁掛け型に限らず、床置き型や天井埋め込み型であっても良い。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に記載の空気調和機では、超音波を室内へ発信する発信素子が制御信号の入力をしらせる確認音も発信する。従来、空気調和機には制御信号の入力を知らせる確認音を発信するブザー等が備えられることが多いが、この空気調和機に超音波を発信する発信素子をさらに設けると、その分部品点数が増加してコストが上昇する。しかし、この空気調和機では、超音波を発生させる発信素子が確認音も発信する。このため、この空気調和機では、超音波の発信と確認音の発信とを共通の素子で行うことができ、部品点数の増加が抑えられる。これにより、この空気調和機は、超音波を発生させることができ、且つ、コストの上昇を抑えることができる。
【0038】
請求項2に記載の空気調和機では、発信素子は室内の空間に通じる位置に配置されるため、超音波が居住者に到達するまでに障害物に妨げられることが少ない。これにより、この空気調和機は、超音波を居住者に効率よく到達させることができる。
請求項3に記載の空気調和機では、発生源は運転制御を行う制御基板に含まれている。このため、発生源を別部品として設ける場合と比べて、発生源が占める空間の増加を抑えることができる。これにより、この空気調和機では、空気調和機の小型化を図ることができる。
【0039】
請求項4に記載の空気調和機では、発信素子は、確認音を発信するときは超音波を発信しない。従って、超音波が発信中の場合は、確認音を発信するときに超音波の発信を停止して確認音を発信する。これにより、この空気調和機では、超音波の発信と確認音の発信とを共通の素子で円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の外観を示す図。
【図2】空気調和機の構成を示す図。
【図3】室内機の外観を示す図。
【図4】圧電ブザーの配置を表す模式図。
【図5】リモコンの外観を示す図。
【図6】確認音と超音波とを発信する場合の制御フロー。
【符号の説明】
1 空気調和機
4 リモコン(操作部)
24 マイコン(制御基板)
25 圧電ブザー(発信素子)
240 発信回路(発生源)

Claims (4)

  1. 操作部(4)に入力された制御信号に基づいて室内の空気調和を行う空気調和機(1)であって、
    超音波の周波数を有する信号を発生させる発生源(240)と、
    前記信号を超音波へ変換し、前記超音波を前記室内へ発信する発信素子(25)と、
    を備え、
    前記発信素子(25)は、前記操作部(4)に制御信号が入力された場合に、前記制御信号の入力を知らせる確認音を発信する、
    空気調和機(1)。
  2. 前記発信素子(25)は、前記室内の空間に通じる位置に配置される、
    請求項1に記載の空気調和機(1)。
  3. 前記発生源(240)は、運転制御を行う制御基板(24)に含まれる、
    請求項1または2に記載の空気調和機(1)。
  4. 前記発信素子(25)は、前記確認音を発信するときは前記超音波を発信しない、
    請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機。
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