JP2010225755A - 半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法 - Google Patents

半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パッケージの薄型化に対応し得るサイドビュータイプの半導体発光装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】
装置実装面と、装置実装面と平行な主面と、主面上に少なくとも1つのダイパッドと、を有するベース基板を準備する工程と、ダイパッドに半導体発光素子をフリップチップ接続する工程と、半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を埋設するように光透過性樹脂層を形成する工程と、光透過性樹脂層の表面から突出した半導体発光素子の上方部分を埋設するように光反射性樹脂層を形成する工程と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体発光装置に関し、特に主として装置実装面と略平行方向へ光を放射する所謂サイドビュー型の半導体発光装置に関する。
液晶表示装置に用いられるバックライトには、エッジライト方式と直下型方式がある。一般的に、携帯電話端末やノート型パソコンなどに搭載される薄型の液晶表示装置には、エッジライト方式が採用されている。エッジライト方式では、光透過性を有する導光板の側面から光源からの光を入射させ、導光板の表面に設けられた反射ドットなどを利用して光の進路を変えることにより導光板全面が均一に光るようになっており、かかる面発光によって液晶表示装置のバックライトを構成している。
エッジライト方式に用いられる光源としては、冷陰極管(CCLF)の他、携帯電話などの小型液晶表示装置の場合には、発光ダイオード(LED)が用いられる。エッジライト方式に用いられるLEDは、LEDパッケージの実装面と略垂直方向に光放射面を有する所謂サイドビュータイプのLEDが用いられる。
図1に従来のサイドビュータイプの半導体発光装置100の構造を示す。図1(a)は半導体発光装置100の投光方向前方から眺めた平面図、図1(b)は半導体発光装置を実装する実装基板200の上方から眺めた平面図である。LEDチップ110は、ベース基板120上にマウントされる。LEDチップ110上のアノード電極およびカソード電極は、ワイヤーボンディングなどの方法によりベース基板120上のパッド部(図示せず)と接続され、半導体発光装置100の両端の電極130から外部に引き出される。LEDチップ110は、投光方向前方部分が光透過性樹脂140で覆われる。半導体発光装置100は、電極130と実装基板200上のランド部(図示せず)とをはんだ付けすることにより実装基板200上に実装される。このように、図1に示す半導体発光装置においては、光放射面300とLEDチップの主面とは、対向するように配置されている。尚、LEDチップの寸法は、例えばL=0.35mm、W=0.35mm、T=0.1mmである。
特開2002−343123 特開2007−59612
近年の携帯電話端末の薄型化に伴って導光板の厚みも薄くなってきている。しかしながら、導光板を薄くすると、光源からの光が導光板の外に漏れる量が多くなり、液晶表示画面の輝度の低下を招く結果となる。すなわち、導光板の薄型化を実現するためには、光源となる半導体発光装置の薄型化も必要となる。上記した従来のサイドビュータイプの半導体発光装置においては、LEDチップの主面を光放射面に対向させる構成となっているため、パッケージの厚さは主にLEDチップのL寸法によって制限を受けることとなっていた。このため、例えばチップサイズ0.3mm角程度のLEDチップを使用するものにおいてはパッケージの厚さを0.5mm以下で製造することが困難であり、更なる薄型化への対応が困難なものとなっていた。また、高出力のLEDチップでは、チップサイズが大きくなるため、高出力LEDチップを搭載する場合には、パッケージの厚さが必然的に厚くなり、LEDの高出力化とパッケージの薄型化を両立するのは困難であった。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、パッケージの薄型化に対応し得るサイドビュータイプの半導体発光装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体発光装置の製造方法は、装置実装面と、前記装置実装面と平行な主面と、前記主面上に少なくとも1つのダイパッドと、を有するベース基板を準備する工程と、前記ダイパッドに半導体発光素子をフリップチップ接続する工程と、前記半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を埋設するように光透過性樹脂層を形成する工程と、前記光透過性樹脂層の表面から突出した前記半導体発光素子の上方部分を埋設するように光反射性樹脂層を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の半導体発光装置の他の製造方法は、各々が少なくとも1つのパッド部を有する複数のベース基板が一体的に形成された第1基板を用意する工程と、前記パッド部の各々に半導体発光素子を接合する工程と、前記第1基板のパターンに対応した複数の貫通孔を有する第2基板を用意して、前記貫通孔の各々から前記第1基板に搭載された前記半導体発光素子が露出するように前記第1基板と前記第2基板とを接合する工程と、前記半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を覆うように前記貫通孔の各々を光透過性樹脂で充たして光透過性樹脂層を形成する工程と、前記貫通孔に対応した複数の貫通溝を有する第3基板を用意して、前記貫通溝の各々から前記光透過性樹脂層の表面が露出するように前記第2基板と前記第3基板とを接合する工程と、前記光透過性樹脂層の表面から露出した前記半導体発光素子の厚み方向の上方部分を覆うように前記貫通溝の各々を光反射性樹脂で充たして光反射性樹脂層を形成する工程と、前記第1基板、前記第2基板および前記第3基板を含む構造体を分割ラインに沿って切断する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の半導体発光装置の他の製造方法は、装置実装面と、前記装置実装面と平行な主面と、前記主面上に少なくとも1つのダイパッドおよびボンディングパッドと、を有するベース基板を準備する工程と、前記ダイパッドに半導体発光素子を配置する工程と、前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記と前記ボンディングパッドとの間をワイヤーで接続する工程と、前記半導体発光素子全体と前記ワイヤーの一部を埋設するように光透過性樹脂層を形成する工程と、前記光透過性樹脂層の表面から突出した部分の前記ワイヤーを埋設するように光反射性樹脂層を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の半導体発光装置の他の製造方法は、各々が少なくとも1つのダイパッドおよびボンディングパッドを有する複数のベース基板が一体的に形成された第1基板を用意する工程と、前記ダイパッドの各々に半導体発光素子を接合する工程と、前記半導体発光素子の各々の電極パッドと前記ボンディングパッドの各々との間をワイヤーで接続する工程と、前記第1基板のパターンに対応した複数の貫通孔を有する第2基板を用意して、前記貫通孔の各々から前記第1基板に搭載された前記半導体発光素子および前記ワイヤーが露出するように前記第1基板と前記第2基板とを接合する工程と、前記半導体発光素子全体および前記ワイヤーの一部を埋設するように前記貫通孔の各々を光透過性樹脂で充たして光透過性樹脂層を形成する工程と、前記貫通孔に対応した複数の貫通溝を有する第3基板を用意して、前記貫通溝の各々から前記光透過性樹脂層の表面が露出するように前記第2基板と前記第3基板とを接合する工程と、前記光透過性樹脂層の表面から突出した部分の前記ワイヤーを埋設するように前記貫通溝の各々を光反射性樹脂で充たして光反射性樹脂層を形成する工程と、前記第1基板、前記第2基板および前記第3基板を含む構造体を分割ラインに沿って切断する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の半導体発光装置は、主として装置実装面と略平行方向へ光を放射する半導体発光装置であって、前記装置実装面と平行な主面上に少なくとも1つのパッド部を有するベース基板と、前記パッド部に接合された前記半導体発光素子と、前記ベース基板上に設けられて、前記半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を覆う光透過性樹脂層と、前記光透過性樹脂層の上に設けられて、前記光透過性樹脂層の表面から突出した前記半導体発光素子の厚み方向の上方部分を覆う光反射性樹脂層と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の他の半導体発光装置は、主として装置実装面と略平行方向へ光を放射する半導体発光装置であって、前記実装面と平行な主面上に少なくとも1つのダイパッドおよびボンディングパッドを有するベース基板と、前記ダイパッドに接合された前記半導体発光素子と、前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記ボンディングパッドとの間を接続するワイヤー配線と、前記ベース基板上に設けられて、前記半導体発光素子全体と前記ワイヤー配線の一部を埋設する光透過性樹脂層と、前記光透過性樹脂層の上に設けられて、前記光透過性樹脂層の表面から突出した前記ワイヤー配線を埋設する光反射性樹脂層と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の他の半導体発光装置は、導電性基板表面に対して略平行方向へ光を放射する半導体発光装置であって、導電性基板と、前記導電性基板上に実装された半導体発光素子と、前記導電性基板上に固定され、光放射方向を除く前記半導体発光素子周囲を囲むように配置されたスペーサ部材と、前記スペーサ部材上面に形成されたボンディングパッドと、前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記ボンディングパッドとの間を接続するワイヤーと、前記半導体発光素子を覆う光透過性樹脂層と、前記半導体発光素子、前記光透過性樹脂層および前記スペーサ部材の上方を覆う光反射性樹脂層と、を含み、前記ワイヤーの一部分は前記光反射性樹脂層内部に埋め込まれていることを特徴としている。
本発明の半導体発光装置素子によれば、パッケージの更なる薄型化に対応することが可能となる。
図1(a)は従来のサイドビュー型半導体発光装置の投光方向前方から眺めた平面図、図1(b)は半導体発光装置を実装する実装基板の上方から眺めた平面図である。 図2(a)は、本発明の第1実施例に係る半導体発光装置の上面図、図2(b)は図2(a)における2b−2b線に沿った断面図である。 図3(a)〜(d)は、本発明の実施例である半導体発光装置の製造工程毎の上面図である。 図4(e)〜(g)は、本発明の実施例である半導体発光装置の製造工程毎の上面図である。 図5(a)は、複数のベース基板20を含む第1の樹脂基板の上面図、図5(b)は、複数のスペーサ部材を含む第2の樹脂基板の上面図、図5(c)は複数の枠部材35を含む第3の樹脂基板の上面図である。 図6(a)は、本発明の第2実施例に係る半導体発光装置の上面図、図6(b)は、図6(a)における6b−6b線に沿った断面図である。 図7(a)は、本発明の第3実施例に係る半導体発光装置の上面図、図7(b)は、図7(a)における7b−7b線に沿った断面図である。 図8(a)は、本発明の第4実施例に係る半導体発光装置の上面図、図8(b)は、図8(a)における8b−8b線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図2(a)は、本発明の第1実施例に係る半導体発光装置1の上面図、図2(b)は図2(a)における2b−2b線に沿った断面図である。尚、図2(a)においては、半導体発光装置1の上方から見た構造を明らかにするために光透過性樹脂50と光反射性樹脂60の構成は示されていない。
本実施例に係る半導体発光装置1は、主に発光素子としてのLEDチップ10と、LEDチップ10が搭載されるベース基板20と、LEDチップ10の上方を覆いLEDチップ10等を封止する光反射性樹脂60と、光反射性樹脂60の形成領域を画定する枠部材40と、ベース基板20と光反射性樹脂60との間に空間を形成するためのスペーサ部材30と、前記空間を充たす光透過性樹脂50と、により構成される。半導体発光装置1は、図示しない実装基板との接合面をなす装置実装面70と交差する面内に光放射面80を有し、LEDチップ10の主面と交差する端面が光放射面80と対向している所謂サイドビュー型の半導体発光装置である。ここで、LEDチップの主面とは、LEDチップを構成する半導体層の成長面をいう。
発光素子としてのLEDチップ10は、例えばGaN系半導体からなる青色LEDであり、n層、発光層、p層(いずれも図示せず)からなる半導体膜の積層構造を有する。LEDチップの上面には、アノード電極およびカソード電極(図示せず)が形成されている。LEDチップ10のチップサイズは例えば0.3mm×0.3mmであり、厚みは例えば0.1mmである。LEDチップ10は、はんだ付け又は接着剤等を用いてベース基板20に形成されたダイパッド21上に接合される。
ベース基板20は、例えば板厚50μm程度のガラスエポキシ樹脂の基材の表面にCu箔等からなる導体パターンを有する。かかる導体パターンによって、ベース基板20の中央部にはダイパッド21が設けられ、ダイパッド21を挟む両側にボンディングパッド22が設けられる。LEDチップ10上面のアノード電極およびカソード電極は、ボンディングワイヤー11を介してボンディングパッド22と電気的に接続される。ベース基板20の裏面は、実装基板に搭載するための装置実装面となっている。装置実装面70には、スルーホール(図示せず)を介して各ボンディングパッド22に電気的に接続された裏面配線23が形成されている。裏面配線23は、半導体発光装置1を実装基板に実装するための接合部を構成する。
ベース基板20上には、ベース基板20と光反射性樹脂60との間に空間を形成するためのスペーサ部材30が設けられている。スペーサ部材30は、図2(a)に示すように、上面視において略半円形状の切り欠き部31を有する。スペーサ部材30は、切り欠き部31の中央にLEDチップ10が位置するように設けられる。この切り欠き部31によって投光方向前方に開口部が形成され、光放射面80における発光領域の幅および高さが画定される。スペーサ部材30は、基材として板厚50μm程度のガラスエポキシ樹脂を用いることが可能である。スペーサ部材30とベース基板20との接合には、例えば市販の接着シートを用いることができる。尚、切り欠き部31の外縁を画定するスペーサ部材30の内壁には、金属膜等の光反射部材を設けることとしてもよい。又、アルミナ等の光反射性を有する材料をスペーサ部材30の基材として用いてもよい。
スペーサ部材30によって形成されたベース基板20上の空間には、例えばシリコーン樹脂等からなる光透過性樹脂50が充填され、LEDチップ10およびボンディングワイヤー11の一部は、この光透過性樹脂50の内部に埋設される。光透過性樹脂50は、その上面がスペーサ部材30の上面の高さ位置と略同一となる厚さで充填される。このとき、図2(b)に示すように、ボンディングワイヤー11のループ頂部が、光透過性樹脂50の上面から突出することとなる。尚、ボンディングワイヤーのループ高さは、約100μm程度である。
光透過性樹脂50内には、蛍光体が分散される。蛍光体としては、例えばYAGに付活剤としてCe(セリウム)を導入したYAG:Ce蛍光体を用いることができる。蛍光体は、LEDチップ10から放射されるピーク波長が約460nmの青色光を吸収してこれを波長560nm前後に発光ピークを持つ黄色光に変換する。これにより光放射面80からは、蛍光体から発せられた黄色光と、波長変換されずに光透過性樹脂50を透過した青色光が混ざることにより白色光が得られるようになっている。尚、光透過性樹脂50内部には、更に光散乱材を含有させることとしてもよい。また、光透過性樹脂50は、図2(b)に示すように、その上面が凸形状となるように形成することにより、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
スペーサ部材30上には、半導体発光装置1の側端面に沿って互いに対向するように配置された一対の枠部材40が設けられる。枠部材40は、例えば板厚150μm程度のガラスエポキシ樹脂を用いることが可能であり、スペーサ部材30との接合には、市販の接着シートを用いることができる。互いに対向するように設けられた一対の枠部材40で挟まれた空間には、光反射性樹脂60が注入される。光透過性樹脂50の上面から突出したボンディングワイヤー11のループ頂部は、光反射性樹脂60の内部に埋設される。光反射性樹脂60は、封止材として機能するとともに、光放射面80以外の面から光が漏れるのを防止する。例えば、シリコーン樹脂等からなる光透過性樹脂に酸化チタンの粉末を含有させたものを光反射性樹脂60として用いることができる。このように、LEDチップ10を高反射率部材で囲むことにより、光取り出し効率を向上させることが可能となる。尚、封止剤60の原料となる樹脂は下層の光透過性樹脂50と主成分が同じであることが好ましい。主成分を共通とすることにより、光透過性樹脂50と光反射性樹脂60の熱収縮率等の物性値が近くなり、これら2つの層に亘って埋設されるボンディングワイヤー11にかかる応力を低減することが可能となり、信頼性を向上させることができる。このように、本実施例の半導体発光装置1は、LEDチップ10の主面ではなく、主面と交差する端面(側端面)を光放射面80に対向させる構成とし、更にボンディングワイヤー11のループを光透過性樹脂50と光反射性樹脂60の2つの樹脂層で覆う構成としたので、LEDチップ10のチップサイズに関わらず、パッケージの薄型化を図ることが可能となる。すなわち、パッケージの薄型化と、高出力化を同時に達成することが可能となるのである。本実施例の半導体発光装置の構成によれば、パッケージの厚さを0.3mm以下とすることが可能となり、従来構造と比較して大幅な薄型化を図ることが可能となる。
次に本実施例に係る半導体発光装置1の製造方法を図3〜5を参照しつつ説明する。図3(a)〜(d)および図4(e)〜(g)は、半導体発光装置1の各製造工程における上面図である。図5(a)〜(c)は、それぞれ、半導体発光装置1の製造に用いられる複数のベース基板20を含む第1の樹脂基板25、複数のスペーサ部材30を含む第2の樹脂基板35、および複数の枠部材40を含む第3の樹脂基板45の上面図である。本実施例では、上記各樹脂基板25、35および45を用いて複数の半導体層体発光装置が一括して製造される。尚、図3および図4においては、一括製造される複数の半導体発光装置のうち4つを抜き出して示している。
はじめに、第1の樹脂基板25を用意する。第1の樹脂基板25には複数のベース基板20の個片が縦横方向に配列され、これらが一体的に形成されている(図3(a)、図5(a))。第1の樹脂基板25内の各ベース基板20の個片には、中央部にダイパッド21が設けられ、ダイパッド21を挟む両側にボンディングパッド22を有している。ボンディングパッド22はスルーホール24を介して裏面配線23と電気的に接続されている。図5(a)においては、ダイパッド21およびボンディングパッド22の構成は省略されており、互いに隣接するベース基板20の個片同士の境界が破線で示されている。
次に、各ベース基板20のダイパッド21上にディスペンス法により接着剤を塗布した後、LED10チップをマウントし、接着剤を硬化させる。次に、LEDチップ10の表面に設けられたアノード電極およびカソード電極とボンディングパッド22との間をボンディングワイヤー11で結線する(図3(b))。尚、LEDチップ10の裏面がアノード電極又はカソード電極となっている裏面電極タイプのLEDチップを使用する場合、裏面配線23およびダイパッド21を介してLEDチップ10に電源供給できるように、ベース基板20の導体パターンは適宜改変される。また、この場合、LEDチップ10とベース基板20との接合は、Agペーストや半田等の導電性接合材を用いて行われ、ボンディングワイヤーの本数は1本となる。
次に、第2の樹脂基板35を用意する。図5(b)に示すように、第2の樹脂基板35には、複数のスペーサ部材30の個片が縦横方向に配列され、これらが一体的に形成されている。第2の樹脂基板35には、スペーサ部材30の切り欠き部31を構成する複数の貫通穴31aが形成されている。図5(b)においては、互いに隣接するスペーサ部材30の個片同士の境界が破線で示されている。
そして、LEDチップ10が搭載された第1の樹脂基板25と第2の樹脂基板35とを接着シート等を用いて張り合わせる。第2の樹脂基板35に形成された貫通孔31aの形成領域は、第1の樹脂基板25上の導体パターンの形成領域と対応しており、第2の樹脂基板35は、第1の樹脂基板25に搭載された互いに隣接する2つのLEDチップ10およびボンディングワイヤー11が各貫通孔31aから露出するように第1の樹脂基板25に接合される(図3(c))。
次に、ディスペンス法等により貫通孔31aの内部において、LEDチップ10全体およびボンディングワイヤー11の一部を埋設するように、シリコーン樹脂等からなる光透過性樹脂50を充填する。光透過性樹脂50は、その上面がスペーサ部材30の上面の高さと略同じ位置となるように塗布されるが、このとき、ボンディングワイヤー11のループ頂部が、光透過性樹脂50の上面から突出することとなる。尚、LEDチップ10の上部における光透過性樹脂50の塗布厚を他の部分よりも若干厚くして凸状とすることにより、光軸近傍の光放射面の面積が拡大され、光取り出し効率が向上する(図3(d))。
次に、図5(c)に示すように、複数の枠部材40の組を含む板厚150μm程度の第3の樹脂基板45を用意する。第3の樹脂基板45には、一対の枠部材40の離隔距離を画定する複数の貫通溝41が形成されている。図5(c)においては、互いに隣接する枠部材40の組同士の境界が破線で示されている。次に、接着シート等を用いて第2の樹脂基板35と第3の樹脂基板45とを張り合わせる。第3の樹脂基板45に形成された貫通溝41の形成領域は、第2の樹脂基板25の貫通孔31aの形成領域と対応しており、第3の樹脂基板45は、貫通溝41内において光透過性樹脂50で埋められた貫通孔31aの各々が完全に露出するように接合される。これにより、半導体発光装置1の両側端部に相当する位置に一対の枠部材40が設けられ、スペーサ部材30および光透過性樹脂50の表面を底面とする凹状空間が形成される(図4(e))。
次に、一対の枠部材40の間に形成された凹状空間に、ディスペンス法等によりシリコーン樹脂に酸化チタンの粉末を含有させた光反射性樹脂60を充填する。光反射性樹脂60は、その上面が枠部材40の上面の高さと略同じ位置となるように塗布されるが、このとき、光透過性樹脂50の表面から突出したボンディングワイヤー11のループ頂部は、光反射性樹脂60内部に埋設される(図4(f))。
次に、光反射性樹脂60を硬化させた後、上記各工程を経た構造体をダイシングすることにより、半導体発光装置1を個片化する(図4(g))。以上の各工程を経ることにより半導体発光装置1が完成する。
このように、本実施例の製造方法によれば、LEDチップ10の主面と交差する端面を光放射面と対向させる構成において、ボンディングワイヤー11のループを光透過性樹脂50および光反射性樹脂60の2つの樹脂層で順次覆うようにしたので、ワイヤーのループ高さに関わらずスペーサ部材30の厚みを薄くすることが可能となり、半導体発光装置の薄型化を図ることが可能となる。
図6(a)に本発明の第2実施例に係る半導体発光装置2の上面図、図6(b)に図6(a)の6b−6b線に沿った断面図を示す。半導体発光装置2では、ベース基板ではなく、スペーサ部材30上にワイヤーボンディングを行う。スペーサ部材30は、板厚50μm程度のガラスエポキシ樹脂等からなり、表面には銅箔等からなるボンディングパッド32が形成されている。ボンディングワイヤー11は、スペーサ部材30のボンディングパッド32上に結線される。ボンディングパッド32は、スペーサ部材30に設けられたスルーホール(図示せず)を介してベース基板20上の導体配線に電気的に接続される。図6(a)および(b)は、LEDチップ10の裏面がアノード電極またはカソード電極となっているタイプのLEDチップを使用する場合の例であり、LEDチップ10は、Agペーストや半田等の導電性接合材を用いてボンディングパッド21に接合される。ボンディングパッド21はスルーホール(図示せず)を介して裏面配線23に接続され、ボンディングワイヤーは1本となる。
ベース基板20上には、ベース基板20と光反射性樹脂60との間に空間を形成するためのスペーサ部材30が設けられている。スペーサ部材30は、上面視において矩形状の切り欠き部31を有し、この切り欠き部31の中央にLEDチップ10が位置するように設けられる。スペーサ部材30によって形成されたベース基板20上の空間には、例えばシリコーン樹脂等からなる光透過性樹脂50が充填され、LEDチップ10およびボンディングワイヤー11の一部は、この光透過性樹脂50の内部に埋設される。光透過性樹脂50は、その上面がスペーサ部材30の上面の高さと略同一となる厚さで形成され、図6(b)に示すように、ボンディングワイヤー11のループ頂部が、光透過性樹脂50の上面から突出する。
スペーサ部材30上には、半導体発光装置2の側端面に沿って互いに対向するように配置された一対の枠部材40が設けられる。枠部材40は、例えば板厚150μm程度のガラスエポキシ樹脂を用いることが可能であり、スペーサ部材30との接合には、市販の接着シートを用いることが可能である。互いに対向するように設けられた一対の枠部材40で挟まれた空間には、光反射性樹脂60が注入される。このとき、光透過性樹脂50から突出したボンディングワイヤー11のループ頂部は、光反射性樹脂60の内部に埋設される。
このように、第2実施例に係る半導体発光装置2は、第1実施例同様、ボンディングワイヤー11を光透過性樹脂50および光反射性樹脂60の2つの樹脂層内に埋設する構造としたので、ボンディングワイヤー11のループ高さにかかわらず、スペーサ部材30の厚みを薄くすることが可能となり、半導体発光装置の薄型化を図ることができる。また、スペーサ部材30上にボンディングパッド32を設ける構成としたので、スペーサ部材30の切り欠き部31によって画定される光放射面の幅は、上記第1実施例の場合と比較して狭くすることが可能であり、例えば、光導入面の面積が小さい棒状の導光板に効率よく光を導入することが可能である。
図7(a)に本発明の第3実施例に係る半導体発光装置3の上面図、図7(b)に図7(a)の7b−7bに沿った断面図を示す。半導体発光装置3では、ベース基板20を排除して銅箔上に直接LEDチップを搭載し、スペーサ部材30上にワイヤーボンディングを行う。スペーサ部材30は、LEDチップ10の厚みと同程度の板厚100μm程度のガラスエポキシ樹脂等からなり、上面視において矩形状の切り欠き部31を有する。スペーサ部材30の表面に設けられたボンディングパッド32は、スルーホール(図示せず)を介して裏面配線34に電気的に接続される。また、スペーサ部材30の裏面には切り欠き部31を跨ぐように裏面配線33が設けられている。互いに電気的に分離された裏面配線33および34は、例えば膜厚50μm程度の銅箔等からなり、LEDチップ10は、切り欠き部31の中央部において裏面配線34を構成する銅箔上に直接搭載される。LEDチップ10の裏面はカソード電極(又はアノード電極)となっており、LEDチップ10は、導電性を有するAgペーストや半田等を用いて裏面配線34上に接合される。その後、LEDチップ10の表面側のアノード電極(又はカソード電極)はボンディングワイヤー11を介してボンディングパッド32に接続される。
スペーサ部材30によって形成される裏面配線34上の空間には、例えばシリコーン樹脂等からなる光透過性樹脂50が充填され、LEDチップ10およびボンディングワイヤー11の一部は、この光透過性樹脂50の内部に埋設される。光透過性樹脂50は、その上面がスペーサ部材30の上面の高さと略同一となる厚さで形成され、図7(b)に示すように、ボンディングワイヤー11のループ頂部が、光透過性樹脂50の上面から突出する。
スペーサ部材30上には、半導体発光装置3の側端面に沿って互いに対向するように配置された一対の枠部材40が設けられる。枠部材40は、例えば板厚150μm程度のガラスエポキシ樹脂を用いることが可能であり、スペーサ部材30との接合には、市販の接着シートを用いることが可能である。互いに対向するように設けられた一対の枠部材40で挟まれた空間には、光反射性樹脂60が注入される。このとき、光透過性樹脂50から突き出たボンディングワイヤー11のループ頂部は、光反射性樹脂60の内部に埋設される。
このように、第3実施例に係る半導体発光装置3は、LEDチップ10を搭載するためのベース基板を排除し、裏面配線を構成する銅箔上に直接LEDチップを搭載こととしたので、半導体発光装置の更なる薄型化を図ることが可能となる。また、第2実施例と同様、スペーサ部材30上にボンディングパッド32を設ける構成としたので、切り欠き部31によって画定される光放射面の幅は、上記第1実施例の場合と比較して狭くすることが可能であり、例えば、光導入面の面積が小さい棒状の導光板に効率よく光を導入することが可能である。
図8(a)に本発明の第4実施例に係る半導体発光装置4の上面図、図8(b)に図8(a)の8b−8bに沿った断面図を示す。第4実施例の半導体発光装置4では、LEDチップをフリップチップ構造としてボンディングワイヤーを排除するとともに、およびLEDチップ10を光透過性樹脂50および光反射性樹脂60の2つの層内に埋設している。
LEDチップ10の装置実装面側に設けられたアノード電極およびカソード電極は、AuSnはんだボール12を介してベース基板20上の一対のパッド部24に接続される。パッド部24の各部分は、互いに電気的に分離され、スルーホール(図示せず)を介して裏面配線23に接続される。
ベース基板20上には、ベース基板20と光反射性樹脂60との間に空間を形成するためのスペーサ部材30が設けられている。スペーサ部材30は、上面視において略半円形状の切り欠き部31を有する。スペーサ部材30は、切り欠き部31の中央にLEDチップ10が位置するように設けられる。スペーサ部材30の基材としては、板厚50μm程度のガラスエポキシ樹脂を用いることが可能である。スペーサ部材30とベース基板20との接合には、例えば市販の接着シートを用いることが可能である。
スペーサ部材30によって形成されるベース基板20上の空間には、例えばシリコーン樹脂等からなる光透過性樹脂50が充填される。光透過性樹脂50はその上面がスペーサ部材30の上面の高さ位置と略同一となる厚さで充填される。このときLEDチップ10の発光層を含む下方部分が光透過性樹脂50内部に埋設されるが、上方部分は光透過性樹脂50の上面から露出する。すなわち、スペーサ部材30の厚みは、AuSnはんだボール12を含むLEDチップ全体の厚さよりも薄い。
スペーサ部材30上には、半導体発光装置1の側端面に沿って互いに対向するように配置された一対の枠部材40が設けられる。枠部材40は、例えば板厚150μm程度のガラスエポキシ樹脂を用いることが可能であり、スペーサ部材30との接合には、市販の接着シートを用いることが可能である。互いに対向するように設けられた一対の枠部材40で挟まれた空間には、光反射性樹脂60が注入される。このとき、光透過性樹脂50から露出したLEDチップ10の上方部分は光反射性樹脂60内部に埋設される。
このように、第4実施例に係る半導体装置4では、LEDチップ10をフリップチップ構造としてボンディングワイヤーを排除するとともに、LEDチップ10を光透過性樹脂50および光反射性樹脂60の2つの層内に埋設する構造としたので、スペーサ部材30の厚みを薄くすることが可能となり、半導体発光装置の薄型化を図ることができる。
10 LEDチップ
11 ボンディングワイヤー
20 ベース基板
21 ダイパッド
22 ボンディングパッド
30 スペーサ部材
31 切り欠き部
40 枠部材
50 光透過性樹脂
60 光反射性樹脂
70 装置実装面
80 光放射面

Claims (14)

  1. 装置実装面と、前記装置実装面と平行な主面と、前記主面上に少なくとも1つのダイパッドと、を有するベース基板を準備する工程と、
    前記ダイパッドに半導体発光素子をフリップチップ接続する工程と、
    前記半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を埋設するように光透過性樹脂層を形成する工程と、
    前記光透過性樹脂層の表面から突出した前記半導体発光素子の上方部分を埋設するように光反射性樹脂層を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  2. 各々が少なくとも1つのパッド部を有する複数のベース基板が一体的に形成された第1基板を用意する工程と、
    前記パッド部の各々に半導体発光素子を接合する工程と、
    前記第1基板のパターンに対応した複数の貫通孔を有する第2基板を用意して、前記貫通孔の各々から前記第1基板に搭載された前記半導体発光素子が露出するように前記第1基板と前記第2基板とを接合する工程と、
    前記半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を覆うように前記貫通孔の各々を光透過性樹脂で充たして光透過性樹脂層を形成する工程と、
    前記貫通孔に対応した複数の貫通溝を有する第3基板を用意して、前記貫通溝の各々から前記光透過性樹脂層の表面が露出するように前記第2基板と前記第3基板とを接合する工程と、
    前記光透過性樹脂層の表面から露出した前記半導体発光素子の厚み方向の上方部分を覆うように前記貫通溝の各々を光反射性樹脂で充たして光反射性樹脂層を形成する工程と、
    前記第1基板、前記第2基板および前記第3基板を含む構造体を分割ラインに沿って切断する工程と、を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  3. 装置実装面と略平行方向へ光を放射する半導体発光装置であって、
    前記装置実装面と平行な主面上に少なくとも1つのパッド部を有するベース基板と、
    前記パッド部に接合された前記半導体発光素子と、
    前記ベース基板上に設けられて、前記半導体発光素子の発光層を含む厚み方向の下方部分を覆う光透過性樹脂層と、
    前記光透過性樹脂層の上に設けられて、前記光透過性樹脂層の表面から突出した前記半導体発光素子の厚み方向の上方部分を覆う光反射性樹脂層と、を含むことを特徴とする半導体発光装置。
  4. 前記ベース基板上に、前記半導体発光装置の光放射方向を除く前記半導体発光素子周囲を囲むようにスペーサ部材を配置する工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置の製造方法。
  5. 装置実装面と、前記装置実装面と平行な主面と、前記主面上に少なくとも1つのダイパッドおよびボンディングパッドと、を有するベース基板を準備する工程と、
    前記ダイパッドに半導体発光素子を配置する工程と、
    前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記と前記ボンディングパッドとの間をワイヤーで接続する工程と、
    前記半導体発光素子全体と前記ワイヤーの一部を埋設するように光透過性樹脂層を形成する工程と、
    前記光透過性樹脂層の表面から突出した部分の前記ワイヤーを埋設するように光反射性樹脂層を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  6. 各々が少なくとも1つのダイパッドおよびボンディングパッドを有する複数のベース基板が一体的に形成された第1基板を用意する工程と、
    前記ダイパッドの各々に半導体発光素子を接合する工程と、
    前記半導体発光素子の各々の電極パッドと前記ボンディングパッドの各々との間をワイヤーで接続する工程と、
    前記第1基板のパターンに対応した複数の貫通孔を有する第2基板を用意して、前記貫通孔の各々から前記第1基板に搭載された前記半導体発光素子および前記ワイヤーが露出するように前記第1基板と前記第2基板とを接合する工程と、
    前記半導体発光素子全体および前記ワイヤーの一部を埋設するように前記貫通孔の各々を光透過性樹脂で充たして光透過性樹脂層を形成する工程と、
    前記貫通孔に対応した複数の貫通溝を有する第3基板を用意して、前記貫通溝の各々から前記光透過性樹脂層の表面が露出するように前記第2基板と前記第3基板とを接合する工程と、
    前記光透過性樹脂層の表面から突出した部分の前記ワイヤーを埋設するように前記貫通溝の各々を光反射性樹脂で充たして光反射性樹脂層を形成する工程と、
    前記第1基板、前記第2基板および前記第3基板を含む構造体を分割ラインに沿って切断する工程と、を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  7. 装置実装面と略平行方向へ光を放射する半導体発光装置であって、
    前記実装面と平行な主面上に少なくとも1つのダイパッドおよびボンディングパッドを有するベース基板と、
    前記ダイパッドに接合された前記半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記ボンディングパッドとの間を接続するワイヤー配線と、
    前記ベース基板上に設けられて、前記半導体発光素子全体と前記ワイヤー配線の一部を埋設する光透過性樹脂層と、
    前記光透過性樹脂層の上に設けられて、前記光透過性樹脂層の表面から突出した前記ワイヤー配線を埋設する光反射性樹脂層と、を含むことを特徴とする半導体発光装置。
  8. 前記ベース基板上に、前記半導体発光装置の光放射方向を除く前記半導体発光素子周囲を囲むようにスペーサ部材を配置する工程を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体発光装置の製造方法。
  9. 前記スペーサ部材上面にボンディングパッドを有し、前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記ボンディングパッドとの間をワイヤーで接続する工程に代えて、前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記スペーサ部材上面のボンディングパッドとの間をワイヤーで接続する工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体発光装置の製造方法。
  10. 前記光透過性樹脂層と前記光反射性樹脂層を構成する樹脂材料は、主成分が共通であることを特徴とする請求項1又は2又は5又は6のいずれか1つに記載の半導体発光装置の製造方法。
  11. 前記光反射性樹脂層は酸化チタンを含むことを特徴とする請求項1又は2又は5又は6のいずれか1つに記載の半導体発光装置の製造方法。
  12. 前記光透過性樹脂層は蛍光体を含むことを特徴とする請求項1又は2又は5又は6のいずれか1に記載の半導体発光装置の製造方法。
  13. 前記ベース基板上に、前記半導体発光装置の光放射方向を除く前記半導体発光素子周囲を囲むようにスペーサ部材を配置する工程を更に含むことを特徴とする請求項3又は7に記載の半導体発光装置。
  14. 導電性基板と、
    前記導電性基板上に実装された半導体発光素子と、
    前記導電性基板上に固定され、光放射方向を除く前記半導体発光素子周囲を囲むように配置されたスペーサ部材と、
    前記スペーサ部材上面に形成されたボンディングパッドと、
    前記半導体発光素子の上面の電極パッドと前記ボンディングパッドとの間を接続するワイヤーと、
    前記半導体発光素子を覆う光透過性樹脂層と、
    前記半導体発光素子、前記光透過性樹脂層および前記スペーサ部材の上方を覆う光反射性樹脂層と、を含み、
    前記ワイヤーの一部分は前記光反射性樹脂層内部に埋め込まれていることを特徴とする前記導電性基板表面に対して略平行方向へ光を放射する半導体発光装置。
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