JP5436353B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に搭載した発光素子(LED)から横方向に光を出射するLEDパッケージおよびLEDパッケージを実装した発光装置に関する。
基板に搭載した発光素子から横方向(基板に平行な方向)に光を出射する、いわゆるサイドビュー型のLEDパッケージは、例えば特許文献1に記載されているように、基板上にLEDチップを搭載し、LEDチップを透明樹脂で被覆し、透明樹脂の一側面を除いた側面と上面を反射層で包囲した構成である。LEDチップの発した光は、透明樹脂を通って反射層で反射され、反射層で包囲されていない一側面から出射される。特許文献1では、三色の発光色のLEDチップを、基板主平面上に三角形または直線状に配置することにより、簡単な構成で、高さの低い多色式サイドビュー型LEDパッケージを実現できると開示している。
特開2002−344025号公報
サイドビュー型LEDパッケージは、導光板と組み合わせ、液晶表示装置等の光源とするのが一般的な用途として知られている。この場合、サイドビュー型LEDパッケージの光を効率よく導光板の端面に入射させる必要があるが、サイドビュー型LEDパッケージは指向特性が上側に傾く傾向があり、導光板への入射効率向上の妨げになる。指向特性が上側に傾くのは、LEDチップは上方への出射光強度が大きいためである。
また、従来のサイドビュー型LEDパッケージは、高さの低減に限界がある。具体的には、LEDチップを搭載する基板の基材の厚みは、実用レベルで薄型化に適したガラスエポキシやエポキシ製の基材で数十μm程度、例えば50μm程度である。基板の基材の両面には、電極としてそれぞれ銅箔(5〜20μm程度)を貼り付ける。基材にスルーホールをあけ、銅メッキによりスルーホール内に銅を充填すると、銅箔の表面にも銅めっき層が20μm程度形成される。さらに、銅めっき層の上にニッケルめっきや金(銀)めっきを行い、ワイヤボンディング性を高める。このため、片面の電極(銅箔とめっき層)厚みは、40〜50μm程度になる。基材の厚みを50μmとした場合、両面の電極を含めると、基板の厚みは、130μm以上になる。図6は、この基板401を用いて製造した従来のサイドビュー型LEDパッケージの図面である。上記の基板401上にLEDチップ402を搭載し、LEDチップを挟むようにスペーサ403を配置する。スペーサ403を配置した領域以外の基板401上面を透明樹脂404で被覆し、LEDチップ402を埋め込んでいる。スペーサ403と透明樹脂404の上面は、光反射層405が配置されている。このような構成の場合、LEDチップの厚みを50μmとして、製品厚みの薄型化の限界は200μm程度となる。
本発明の目的は、薄型で、指向特性が上側に偏らないサイドビュー型発光装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のサイドビュー型発光装置は、基板と、基板の下面に搭載された発光素子と、発光素子に電気的に接続された内部電極と、基板の下面の少なくとも両脇領域に配置されたスペーサと、基板の下面のスペーサが配置されていない領域を封止する封止材とを有する。基板の下面、および、スペーサの発光素子と対向する面は、発光素子の光を反射する性質であり、封止材は、発光素子の光に対して透明である。封止材の下面、および、封止材の下面とスペーサの下面との境界は、発光素子の光を反射する光反射層で覆われている。スペーサの下面の光反射層が配置されていない領域には、外部電極層が配置されている。
例えば、封止材の下面は、スペーサの下面と同一面上に位置し、光反射層と外部電極層は、同一面上に並べて配置されている構成とする。
また例えば、封止材の下面は、スペーサの下面よりも下側に突出し、光反射層は、外部電極層よりに下に突出した位置にある構成とする。
本発明の別の態様の発光装置は、実装基板と、実装基板上に配置された一対の実装用電極と、実装用電極に実装されたサイドビュー型発光装置とを有し、サイドビュー型発光装置は、基板と、基板の下面に搭載された発光素子と、発光素子に電気的に接続された内部電極と、基板の下面の少なくとも両脇に配置されたスペーサと、基板の下面のスペーサが配置されていない領域を封止する封止材とを有する構成とする。基板の下面、および、スペーサの発光素子と対向する面は、発光素子の光を反射する性質であり、封止材は、発光素子の光に対して透明である。封止材の下面、および、封止材の下面とスペーサの下面との境界は、発光素子の光を反射する光反射層で覆われている。スペーサの下面の光反射層が配置されていない領域には、外部電極層が配置されている。
例えば、封止材の下面は、スペーサの下面よりも下側に突出し、光反射層は、外部電極層よりに下に突出した位置にあり、一対の実装用電極の間の空間に挿入されている構成とする。
本発明の発光装置は、基板を上側に配置し、基板の下面の少なくも両脇領域にスペーサを、中央領域には発光素子を搭載し、封止材で封止する。封止材の下面および、封止材の下面とスペーサの下面との境界は、光反射層で覆われ、外部電極層は光反射層で覆われていないスペーサ下面に配置する。このため、少なくとも従来の発光装置の基板下面に存在した外部電極層の厚さ分だけ薄型のサイドビュー型発光装置が得られる。また、封止材の下面を、スペーサの下面よりも下側に突出させた場合には、光反射層は、外部電極層より下に突出し、実装基板の実装用電極の間の空間に挿入することができるため、さらに薄型化することができる。また、基板の下面に発光素子を搭載することにより、出射光の指向性が上向きになるのを防止できる。
第1の実施形態のサイドビュー型LEDパッケージ100の(a)上面図、(b)正面図、(c)側面図、(d)下面図、(e)斜視図。 図1(a)〜(e)のサイドビュー型LEDパッケージ100を実装基板上に実装した発光装置の正面図。 第2の実施形態のサイドビュー型LEDパッケージ200の(a)上面図、(b)正面図、(c)側面図、(d)下面図、(e)斜視図。 図3(a)〜(e)のサイドビュー型LEDパッケージ200を実装基板上に実装した発光装置の正面図。 第3の実施形態のサイドビュー型LEDパッケージ300の(a)上面図、(b)正面図、(c)側面図、(d)下面図、(e)斜視図。 従来のサイドビュー型LEDパッケージの断面図。
本発明の一実施の形態のLEDパッケージおよび発光装置について図面を用いて説明する。なお、LEDパッケージは実装基板に実装される側を下側として説明する。
(第1の実施形態)
本発明では、LEDチップを搭載する基板がLEDパッケージの上側に位置する構成とし、LEDパッケージの下面に位置する外部電極層と反射樹脂層を、同一平面上に並べて配置する。これにより、LEDパッケージ全体の厚さを低減するとともに、基板の反射特性を利用して半導体パッケージの指向特性を下向きにする。
以下、具体的に第1の実施形態のLEDパッケージおよびそれを用いた発光装置の構成について説明する。図1(a)〜(e)に、第1の実施形態のLEDパッケージ100の上面図、正面図、側面図、下面図および斜視図を示す。図2には、LEDパッケージ100を実装基板に搭載した発光装置の正面図を示す。図1(a)〜(e)のように、LEDパッケージ100は、下面側に一対の内部電極2,3が形成された基板1と、内部電極3にダイボンディングされたLEDチップ10とを備えている。LEDチップ10内の上面側電極は、ダイボンディングにより内部電極3に電気的に接続され、LEDチップ10内の下面側電極は、ボンディングワイヤ9により内部電極2に電気的に接続されている。基板1の下面は、光反射性が高いことが好ましく、例えば、白色のガラスエポキシ基板を用いる。LEDチップ10は、所望の発光波長のものを用いる。また、基板1にはLEDチップ10を複数搭載することも可能である。内部電極2、3は、ダイボンディングおよびワイヤボンディングに適した構造であるとともに、光反射性が高いことが好ましい。例えば内部電極2、3は、表面がAgメッキ層を備える構造とする。
基板1の下面の両脇領域には、スペーサ4,5が固定されている。スペーサ4,5は、LEDチップ10に対向する面が反射面となるため、その材質は光反射性が高いことが好ましく、例えば白色のガラスエポキシ基板(エポキシ樹脂に白色のガラス不織布を織り込んだ基板)を用いる。スペーサ4、5には、それぞれ円柱を半分にした形状のスルーホール4a,5aが形成されている。
スペーサ4,5で挟まれた空間は、LEDチップ10の発する光に対して透明な樹脂11によって充填され、LEDチップ10を封止している。透明樹脂11の下面は、スペーサ4,5の下面と一致している。すなわち、透明樹脂11の下面とスペーサ4,5の下面は、同じ高さの平面を形成している。透明樹脂11としては、例えばエポキシ樹脂、ハイブリッド樹脂、フェニル系シリコーン樹脂を用いる。
スペーサ4,5の下面、スルーホール4a,5aの内壁、ならびにスルーホール4a,5aから露出される基板1の下面は、外部電極層6、7によって覆われている。スルーホール4a,5aから露出される基板1の下面を覆う外部電極層6、7は、内部電極2,3と接することにより電気的に接続されている。
透明樹脂11の下面は、光反射層8で覆われている。光反射層8は、光漏れが無いように、透明樹脂11の下面とスペーサ4,5下面との境界、ならびに、スペーサ4,5下面のうち透明樹脂11に隣接する一部領域まで覆っている。外部電極層6,7は、スペーサ4,5の下面の光反射層8が配置されていない領域を覆っている。よって、光反射層8の端部は、外部電極層6,7の端部と突き合わされている。光反射層8の材質は、光反射性の高い材料、例えば、光反射性の粒子(酸化チタン粒子等)を分散させた樹脂を用いる。
光反射層8は、図示していないが、LEDパッケージ100の背面側の透明樹脂11の側面も覆っている。これにより、LEDパッケージ100の透明樹脂11は、上面、両側面がそれぞれ、基板1、スペーサ4により覆われ、下面および背面が光反射層8により覆われた構成となるため、LEDパッケージ100の正面側の透明樹脂11の側面が光を出射する開口となる。
また、図1では、一対のスペーサ4,5が基板の両脇領域に配置された構造であるが、本実施形態のスペーサの形状はこの構造に限られるものではなく、スペーサ4,5が基板1の少なくとも両脇領域に固定され、少なくとも一つの側面から光を出射する構造であればよい。例えば、スペーサが、LEDパッケージ100の両脇のみならず背面にも配置されている形状であってもよい。具体的には、例えばスペーサ4、5を、上面から見て半円状の凹部を持つような一つの部材としてもかまわない。この場合、凹部の内部空間がスペーサ4,5に挟まれた空間に該当し、この内部空間にLEDチップ10が配置され、透明樹脂11により充填される。半円状の凹部の直線部が開口となり、円弧状部が開口に対向する反射面(背面)となる。このような形状のスペーサを用いる場合、背面には光反射層8を設ける必要はない。透明樹脂11の下面、および、スペーサの下面の凹部周辺部(透明樹脂11とスペーサとの境界)も光反射層8で覆されていることが望ましい。スペーサ下面の光反射層8の端部は、スペーサの下面において、外部電極層6,7の端部と突き合わされている。
LEDパッケージ100を実装基板20に搭載した発光装置は、図2のような構造になる。実装基板20上に予め設けられた一対の半田ランド30、31上に、LEDパッケージ100の下面の電極6,7が位置合わせして搭載され、半田ランド30、31と電極6、7が半田層40、41によって接合されている。
このような構造の発光装置において、実装基板20から電流を供給すると、電流は、半田ランド30、31および半田層40、41を介して、外部電極層6に供給され、外部電極層6、7から内部電極2、3およびボンディングワイヤ10を介してLEDチップ10に供給される。これにより、LEDチップ10が所定の波長の光を発する。LEDチップ10から発せられた光は、透明樹脂11を通過し、透明樹脂の上面、側面、下面および背面を覆っている基板1、スペーサ4、光反射層8で反射され、透明樹脂11の正面の側面から出射される。このように、側面を出射開口とするサイドビュー型のLEDパッケージ100が提供される。
本実施形態のLEDパッケージ100は、基板1が上面側に、光反射層8が下面側に位置するようにしたことにより、光反射層8と外部電極層6,7を同一面(底面)上に並べて配置することができる。このため、従来例の図6のように基板の下面に外部電極層を配置し、上面全体を光反射層で覆う構造と比較し、外部電極層の厚さ分だけ、LEDパッケージ100の厚さを低減することができ、薄型のLEDパッケージ100を提供することができる。
また、基板1を上面側に配置し、その下面にLEDチップ10を下向きに搭載したことにより、LEDチップ10から下向きに出射される光量が多くなり、かつ、反射層8として白樹脂を使用した場合では反射されず透過してしまう一部の光も、実装基板20により反射し利用することができる。実装基板20の反射層8の直下に半田ランド30と導通しないように金属層を設けるなど、反射層をさらに設けることも可能である。このように本実施形態では、LEDパッケージ100の出射光の指向性が下向きになり、かつ、従来利用されなかった反射層8の透過光も利用可能になるため、導光板の端面から光を入射させる光源として用いた場合、入射効率を向上させることができる。
次に、LEDパッケージ100の製造方法について説明する。なお、以下の製造工程ではLEDパッケージは上下逆の状態で製造される。以下では、製造工程中での上下を用いて説明を行う。まず、基板1が縦横に複数連結された大きさの大判の基板を用意する。大判の基板は、最終工程で基板1の連結位置で切り出すことにより、複数のLEDパッケージ100に分割される。
大判基板を内部電極2,3となる銅メッキパターンが形成された面を上向きに配置し、スルーホール4a,5aがあけられたスペーサ4,5となる基板をその上に重ね合わせる。このとき、スルーホール4a,5aが大判基板上の複数の基板1の境界を跨ぐように重ね合わせる。スルーホール4a,5a内とスペーサ4,5上の一部に銅めっきを行う。
大判基板上のパターンまでドリル等でLEDチップ10搭載用の空間を設け、パターンを露出させる。LEDチップ搭載用の空間をドリル等によりほぼ円形の穴形状に形成する場合、最終工程で基板を切り出す際に、円形の穴の中央を分割の境界位置とする。これにより、半円状の空間を持つLEDパッケージ100を向かい合わせに並べて一度に製造可能な配置となる。大判基板のLEDチップ搭載用の空間の周囲に残っている基板部分が、スペーサ4,5となる。LEDチップ搭載用の空間は、大判基板と重ねる前に予め設けてあってもよい。
スペーサ4,5の上面、スルーホール4a,5aの内壁、スルーホール4a,5aの底に露出された基板1、および、大判基板上のパターンの銅めっきに、さらにニッケル、銀メッキを成膜することにより、外部電極6,7および内部電極2,3を設ける。その後、内部電極2,3の上にLEDチップ10をダイボンディングし、LEDチップ10の上部電極を内部電極2にワイヤボンディング9により接続する。
スペーサ4,5で挟まれた空間に未硬化の透明樹脂11を充填し、硬化させ、スペーサ4と同じ高さの透明樹脂11を形成する。透明樹脂の上に、さらに、光反射層8の樹脂材料を流し込んで硬化させ、所定の厚さの光反射層8を形成する。光反射層8の樹脂材料は、スペーサ4,5上の外部電極層6,7を覆ってしまわないように、金型を用いて透明樹脂11の上面およびスペーサ4,5の上面の電極で覆われていない領域のみに流し込む。このとき金型は、複数のLEDパッケージ100の光反射層8を一度に設けることができるように大判基板の分割時の境界位置を越え、一列に樹脂が流れるような形状にすることが望ましい。
金型から大判基板を取り出し、大判基板を所定の境界位置で切り出し、個々の基板1に分割する。これにより、スペーサ4,5は、円柱状のスルーホール4a,5aを半分にする位置で分割される。以上により、図1(a)〜(e)のLEDパッケージ100が製造される。
以上のように、第1の実施形態では、基板1を上面側に配置したことにより、下面に電極6,7と光反射層8が並んで配置されて発光装置を簡単な構成で製造することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、半田ランド30,31の間に生じる半田ランドの高さ分の空間を利用し、透明樹脂11を下向きに凸の形状にすることにより、明るさ維持に必要な開口径を確保しながら、スペーサ4,5を薄くする。
図3(a)〜(e)に、第2の実施形態のLEDパッケージ200の上面図、正面図、側面図、下面図および斜視図を示す。図4には、LEDパッケージ200を実装基板に搭載した発光装置の正面図を示す。図1(a)〜(e)のように、LEDパッケージ200は、透明樹脂11の底面がスペーサ4,5の底面よりも下側に突出している。これにより、スペーサ4,5の高さを、第1の実施形態のLEDパッケージ100よりも低減しても、LEDパッケージ200の出射開口径、すなわち透明樹脂11の側面積を維持することができる。
光反射層8は、突出した透明樹脂11の底面を覆うように配置されているため、光反射層8の底面は、外部電極層6、7の底面よりも下側に突出している。実装基板20に実装した際には、突出した光反射層8および透明樹脂11は、図4のように一対の半田ランド30,31および一対の半田層40,41の間に生じるこれらの高さ分の空間内に挿入される。これにより、半田ランド30,31間の空間を有効に活用して、LEDパッケージ200およびこれを搭載した発光装置の厚みを低減することができる。他の構成は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
一般に、半田ランド30,31の厚みと半田層40,41の厚みは、合わせて100μm以上であるため、透明樹脂11および光反射層8を外部電極層6、7の上面よりも100μm以上突出させることができる。すなわち、スペーサ4,5の厚さを100μm程度低減した薄型のLEDパッケージ200およびこれを搭載した発光装置を提供することができる。なお、実装基板20の半田ランド間の領域に凹部を形成することも可能であり、この場合、LEDパッケージの突出量は、半田ランドおよび半田層の厚みに制限されることなく設定することができるため、より薄型の発光装置を提供できる。
また、本実施形態では、基板1を上側に配置したことにより、下向きに凸形状のLEDパッケージ200でありながら、基板1の形状は平面のままである。このため、基板1を下向きに凸形状に加工する場合と比較して、基板1上に形成される内部電極2,3の信頼性を高めることができる。
また、第2の実施形態のLEDパッケージ200は、第1の実施形態と同様に基板1を上面側に配置し、その下面にLEDチップ10を下向きに搭載したことにより、LEDチップ10から下向きに出射される光量が多くなり、かつ、反射層8として白樹脂を使用した場合では反射されず透過してしまう一部の光も実装基板20により反射し利用することができる。実装基板20の反射層8の直下に半田ランド30と導通しないように金属層を設けるなど、反射層をさらに設けることも可能である。このように本実施形態では、LEDパッケージ100の出射光の指向性が下向きになり、かつ、従来利用されなかった反射層8の透過光も利用可能になるため、導光板の端面から光を入射させる光源として用いた場合、入射効率を向上させることができる。
本発明のLEDパッケージ200は、基板1を上面側に配置した構造であるので、下向きに凸型の形状を容易に製造することができるという利点もある。以下、第2の実施形態のLEDパッケージ200の製造方法を説明する。なお、以下の製造工程ではLEDパッケージは上下逆の状態で製造される。以下では、製造工程中での上下を用いて説明を行う。
基板1が縦横に複数連結された大判の基板を用意する。大判基板を内部電極2,3となる銅メッキパターンが形成された面を上向きに配置し、スルーホール4a,5aがあけられたスペーサ4,5となる基板をその上に重ね合わせる。このとき、スルーホール4a,5aが大判基板上の複数の基板1の境界を跨ぐように重ね合わせる。スルーホール4a,5a内とスペーサ4,5上の一部に銅めっきを行う。
大判基板上のパターンまでドリル等でLEDチップ10搭載用の空間を設け、パターンを露出させる。LEDチップ搭載用の空間をドリル等によりほぼ円形の穴形状に形成する場合、最終工程で基板を切り出す際に、円形の穴の中央を分割の境界位置とすることで、半円状の空間を持つLEDパッケージ100を向かい合わせに並べて一度に製造可能な配置となる。大判基板のLEDチップ搭載用の空間の周囲に残っている基板部分が、スペーサ4,5となる。LEDチップ搭載用の空間は、大判基板と重ねる前に予め設けてあってもよい。
スペーサ4,5の上面、スルーホール4a,5aの内壁、スルーホール4a,5aの底に露出された基板1、および、大判基板上のパターンの銅めっきに、さらにニッケル、銀メッキを成膜することにより、外部電極6,7および内部電極2,3を設ける。その後、内部電極2,3の上にLEDチップ10をダイボンディングし、LEDチップ10の上部電極を内部電極2にワイヤボンディング9により接続する。
スペーサ4,5で挟まれた空間に未硬化の透明樹脂11を、スペーサ4,5の上面よりも所定の高さだけ盛り上がるように充填する。その後硬化させ、スペーサ4、5よりも突出した透明樹脂11を形成する。その後、スルーホール4a,5aと外部電極層6,7を覆い、透明樹脂11を囲むような開口があけられたメタルマスクを配置し、光反射層8の樹脂材料を流し込んで硬化させ光反射層8を形成する。その後、大判基板を切り出し、個々の基板1に分割される。これにより、スペーサ4,5は円柱状のスルーホール4a,5aを半分にする位置で分割される。以上により、第2の実施形態のLEDパッケージ200が製造される。
第1の実施形態のように金型を用いる製造方法では、分割前の大判基板上に複数の発光装置に渡って光反射層8がひと繋ぎとなるように形成される。このため、分割前の光反射層8は、樹脂の収縮により大判基板の反りの原因になる可能性がある。しかし、第2の実施形態のようにメタルマスクを用いた場合には、分割後のLEDパッケージ毎に光反射層8を分離した状態で初めから形成することが可能となり、樹脂の収縮による反りを防ぐことができる。
なお、図3および図4では、透明樹脂11の下面が滑らかな曲面形状に突出している例を示したが、本発明は、透明樹脂11の下面形状は曲面形状に限定されるものではなく、矩形に突出した形状にすることも可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態として、複数の光出射開口を備えたサイドビュー型LEDパッケージ300を図5(a)〜(e)を用いて説明する。
第3の実施形態のLEDパッケージ300は、図5(a)〜(e)のように基板1がほぼ正方形であり、正面、左右の側面、および背面の四方向から光を出射する。すなわち、透明樹脂11の4つの側面がそれぞれ光の出射開口となる。
スペーサは、図5(d)に示したように、基板1の4つの角部に配置する。ここでは、円筒を1/4に分割した形状の4つのスペーサ4、4’、5、5’を基板1の4つの角部に配置している。
透明樹脂11は、スペーサ4、4’、5、5’が配置されていない基板1の下面領域全面に充填される。また、透明樹脂11の下面は、第2の実施形態と同様にスペーサ4、4’、5、5’の下面よりも下向きに突出している。光反射層8は、突出した透明樹脂11の底面を覆うように配置されている。
本実施形態のLEDパッケージ300は、透明樹脂11および光反射層8を下向きに突出させた形状であるため、第2の実施形態と同様にスペーサ4、4’、5、5’を半田ランドの間の空間に挿入することができ、薄型の発光装置を提供することができる。
なお、第3の実施形態のLEDパッケージ300は、出射開口を四方向に備える構成であったが、4つの出射開口のいくつか、または、出射開口の一部分を光反射層で覆い、出射開口の数や大きさを制限する構成とすることも可能である。また、出射口は4つに限らず、例えば対向する位置に配置された2つであっても構わない。
また、第3の実施形態のLEDパッケージ300を透明樹脂11および光反射層8を下向きに突出させない第1の実施形態の構造にすることももちろん可能である。
本発明のLEDパッケージおよび発光装置は、サイドビュー型LEDパッケージが使用される用途全般、例えば、導光板と組み合わせて、液晶表示装置等の光源や、一般照明光源として好適に用いることができる。
1…基板、2,3…内部電極、4,4’、5,5’…スペーサ、4a,5a…スルーホール、6,7…外部電極層、8…光反射層、9…ボンディングワイヤ、10…LEDチップ、11…透明樹脂、20…実装基板、30、31…半田ランド、40,41…半田層、100、200、300…LEDパッケージ

Claims (5)

  1. 基板と、該基板の下面に搭載された発光素子と、前記発光素子に電気的に接続された内部電極と、前記基板の下面の少なくとも両脇領域に配置されたスペーサと、前記基板の下面の前記スペーサが配置されていない領域を封止する封止材とを有し、
    前記基板の下面、および、前記スペーサの前記発光素子と対向する面は、前記発光素子の光を反射する性質であり、前記封止材は、前記発光素子の光に対して透明であり、
    前記封止材の下面、および、前記封止材の下面と前記スペーサの下面との境界は、前記発光素子の光を反射する光反射層で覆われ、
    前記スペーサの下面の前記光反射層が配置されていない領域には、外部電極層が配置されていることを特徴とするサイドビュー型発光装置。
  2. 請求項1に記載のサイドビュー型発光装置において、前記封止材の下面は、前記スペーサの下面と同一面上に位置し、前記光反射層と前記外部電極層は、前記同一面上に並べて配置されていることを特徴とするサイドビュー型発光装置。
  3. 請求項1に記載のサイドビュー型発光装置において、前記封止材の下面は、前記スペーサの下面よりも下側に突出し、前記光反射層は、前記外部電極層より下に突出した位置にあることを特徴とするサイドビュー型発光装置。
  4. 実装基板と、前記実装基板上に配置された一対の実装用電極と、前記実装用電極に実装されたサイドビュー型発光装置とを有し、
    前記サイドビュー型発光装置は、基板と、該基板の下面に搭載された発光素子と、前記発光素子に電気的に接続された内部電極と、前記基板の下面の少なくとも両脇に配置されたスペーサと、前記基板の下面の前記スペーサが配置されていない領域を封止する封止材とを有し、
    前記基板の下面、および、前記スペーサの前記発光素子と対向する面は、前記発光素子の光を反射する性質であり、前記封止材は、前記発光素子の光に対して透明であり、
    前記封止材の下面、および、前記封止材の下面と前記スペーサの下面との境界は、前記発光素子の光を反射する光反射層で覆われ、
    前記スペーサの下面の前記光反射層が配置されていない領域には、外部電極層が配置されていることを特徴とする発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置において、前記封止材の下面は、前記スペーサの下面よりも下側に突出し、前記光反射層は、前記外部電極層よりに下に突出した位置にあり、一対の前記実装用電極の間の空間に挿入されていることを特徴とする発光装置。
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