JP2010225436A - 塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板に流動性材料を塗布するための塗布装置であって、ノズル、液受部、浮上支持ユニット、ノズル移動機構、基板移動機構、制御部を備え、その浮上支持ユニットおよび液受部の配置が、ノズルが被塗布基板に対して液柱を形成している場合に浮上支持ユニットが前記ノズルの直下となるように、または上述のノズルが被塗布基板の範囲外で液柱を形成している場合に液受部のいずれかがノズルの直下となるように行われる、塗布装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、基板に流動性材料を塗布するための塗布装置(ノズルプリンティング装置)に関するものである。本発明の塗布装置は、概して、流動性材料を鉛直下方向に液柱状態(「液柱」)で吐出する「ノズル」と、1または複数の「液受部」と、被塗布基板を支持するための複数の移動可能な「浮上支持ユニット」と、仮想水平面内で上記ノズルを往復移動させる「ノズル移動機構」と、上述の仮想水平面と平行な所定水平方向に被塗布基板を移動させる「基板移動機構」と、塗布装置の動作を制御する「制御部」とを備える。
1つの実施形態において、本発明は、基板に流動性材料を塗布するための塗布装置1である。図1は、当該実施形態に係る塗布装置の平面図であり、図2は塗布装置1の正面図である。この図で示された塗布装置1は、被塗布基板109(例えば、ガラス製基板)に対して、流動性材料(例えば、有機EL材料を含む塗布液)を塗布する装置である。図1および図2では、塗布装置1による塗布過程での被塗布基板109の例示的な位置を、二点鎖線にて示している。
本実施形態における塗布装置1は、複数のノズル117を有している。塗布装置1におけるノズル117は、塗布過程において流動性材料を吐出する機能を有する。塗布装置1における複数のノズル117は、それらを保持するための保持部材(図示省略)と一体となって塗布ヘッド114を構成する。これらのノズル117と保持部材とが一体となった塗布ヘッド114が所定水平方向に往復運動することで、複数のノズル117の往復運動が達成される。
上述のように、塗布装置1におけるノズル117は、塗布過程において流動性材料を吐出する機能を有する。したがって、ノズル117は、塗布過程において吐出する流動性材料の付着という形で汚染される場合がある。そこで、塗布装置1は、必要に応じて、ノズルに付着した流動性材料を洗浄するノズル洗浄手段119(後述の他の実施形態においては、419、619が相当する)を備える。第1の実施形態において、ノズル洗浄手段119は、洗浄の必要に応じ、塗布装置1における所定の位置にて、ノズル117の適切な洗浄が実施されるように制御部の管理下におかれている。また、必要に応じて、ノズル洗浄手段は、液受部などの塗布装置内部構造体との相対位置を変更できるような構成も備える(後述の図3(c)を参照)。当業者は、用いる流動性材料の特性に鑑みて、必要とするノズル洗浄手段を選択することができる。
上述した浮上支持ユニットは、被塗布基板109を非接触状態で支持する非接触支持装置である。これらの浮上支持ユニットは、塗布装置1を用いた塗布過程で被塗布基板109の姿勢を所定の水平方向に保つように、当該基板を非接触的に支持する機能を有する。この非接触支持装置は、流体噴出部を備えている。この流体噴出部は、例えば多孔質材料により形成されており、加圧流体(例えば、空気、窒素ガス等)を噴出し、被塗布基板109の下面にその加圧流体を吹き付けることで、主面が水平になるような姿勢で当該基板を浮上させる(すなわち、浮上支持ユニットからみて、「Z軸正方向」に浮上力が生じている)。
本発明の塗布装置1は、複数の「液受部」を有する。当該液受部の機能は、上述のノズル117から被塗布基板109外に吐出された流動性材料または被塗布基板109が浮上支持ユニット上に支持されていない状態でノズル117から吐出された流動性材料を受容することである。また、これらの液受部は、ノズル117から吐出された流動性材料を受容するのに適切であれば任意の形状を取り得るが、本実施形態においては、Z軸方向から見た場合、いずれの液受部の形状もほぼ矩形となっている。
塗布装置1により塗布を受ける被塗布基板109は、上述した浮上支持ユニットのいずれかにより非接触的に支持されることによって、その浮上支持ユニット上で一定浮上量をもって姿勢が維持される。そして、この支持された被塗布基板109を所定方向(「副走査方向」)に水平移動する機構が、塗布装置1における「基板移動機構」(図示省略)である。この基板移動機構は、ノズル117が往復移動する主走査方向とほぼ垂直な水平方向に、塗布装置1における被塗布基板109を水平移動する。その移動速度、移動方向、移動のタイミング等は、塗布装置1の制御部により管理される。この基板移動機構は、被塗布基板109を所望の姿勢で適切に保持するための手段と、被塗布基板109を保持した当該手段を所定方向へ移動する駆動部を有する。その保持するため手段の塗布装置1における鉛直方向での位置(高さ)は、副走査方向に搬送される被塗布基板109が安定して上記浮上量を維持して移動できるように、浮上支持ユニット112a、112aL、112aSまたは112bの加圧流体の流量、ノズル117と被塗布基板109との距離等に鑑みて、適切な高さに調整され得る。
塗布装置1の構成要素は、必要に応じて電気的に接続され、当該塗布装置の制御部により所定の動作が行われるように制御される。塗布装置1の制御部は、塗布装置1が所望の塗布結果を得るために、その各構成要素の動作を制御する機能を有する。本発明の塗布装置1における制御部は、通常のコンピュータと同様に、各種演算処理を行うCPU、実行されるプログラムの記憶領域ならびに演算処理の作業領域となるRAM、基本プログラムを記憶するROM、各種情報を記憶する固定ディスク、本装置の使用者に各種情報を表示するディスプレイ、および、キーボードまたはマウス等の入力部等を接続した構成となっている。本発明の塗布、ならびにそれと連動した可動浮上支持ユニット112aおよび可動液受部116aの移動、それに伴う付属装置の駆動等の機能については、当該制御部のCPU等がプログラムに従って演算処理を行うことにより実現される。なお、本実施形態において、これらの機能は1台のコンピュータにより実現されるが、複数台のコンピュータにより実現されることも可能である。また、その機能は、部分的に使用者の手動による制御をもって実現されることも可能である。
図1および図2に示す塗布装置1では、複数のノズルが保持部材に固定された状態にて、ヘッド移動機構115により、塗布ヘッド114が複数のノズル117から流動性材料を連続的に吐出しつつ主走査方向に移動し、塗布ヘッド114の主走査方向への移動が1回行われる毎に、基板移動機構により被塗布基板109が副走査方向(例えば、Y軸正方向)に所定のピッチで移動する。そして、複数のノズル117の被塗布基板109に対する主走査方向および副走査方向への相対的な移動が繰り返されることにより、被塗布基板109の上面に流動性材料がストライプ状に塗布される。塗布装置1では、ヘッド移動機構115および基板移動機構がそれぞれ、複数本のノズル117を保持部材と共に被塗布基板109に対して主走査方向および副走査方向に相対的に移動するノズル走査機構となる。
可動浮上支持ユニット112a、112aLまたは112aSおよび可動液受部116aLまたは116aSの配置の変更は、塗布装置1の制御部により管理される。その配置の決定は、次のような要請を満たすように行われる。まず、往復移動するノズル117が被塗布基板109の塗布対象領域に対して流動性材料を吐出するときに、そのノズル117の直下で、かつ、被塗布基板109の下面近傍となる位置(具体的には、被塗布基板109の下面から上記浮上量だけ低い位置)に、可動浮上支持ユニット112aLまたは112aSの少なくとも一部が配置されているように、当該可動浮上支持ユニットおよび可動液受部の配置が行われる。加えて、当該ノズル117がその被塗布基板109の範囲外で流動性材料を吐出する場合に、可動液受部116aおよび固定液受部116bのいずれかが当該ノズル117の直下に配置されているように、上述の可動浮上支持ユニットおよび可動液受部の配置が行われる。
図3(a)は、被塗布基板109の長手方向が塗布装置1の主走査方向と平行になるような方向で塗布を行うときの、可動浮上支持ユニット112a、112aL、112S、固定浮上支持ユニット112b、可動液受部116aS、116aL、および固定液受部116bの配置(「横塗り配置」)を示す。図3(a)の紙面に向かって右側には、可動セット100のみを抜き出して表した。図3(a)から理解されるように、ノズル117が往復移動する往復移動経路AAの直下となる被塗布基板109の下部には、主走査方向に延びる長軸可動浮上支持ユニット112aLが配置されている。また、往復移動経路AA直下であっても、その被塗布基板109の範囲外となる両端には、それぞれ固定液受部116bが固設されている。
図3(b)は、被塗布基板109の長手方向が塗布装置1の副走査方向を向いている姿勢で当該基板に対する塗布過程を行うときの、可動浮上支持ユニット112a、112aLまたは112S、固定浮上支持ユニット112b、可動液受部116aS、および固定液受部116bの配置(「縦塗り配置」)を示す。図3(b)の紙面に向かって右側には、可動セット100のみを抜き出して表した。
ノズルプリンティング法を利用した塗布装置1では、被塗布基板109に実際に塗布を行う作業に加えて、ノズル117から流動性材料を吐出する必要がある。その吐出の際には、ノズル117の直下となる全ての領域に液受部を必要とする。
本発明の第2の実施形態は、液受部および浮上支持ユニットの配置につき、第1の実施形態の塗布装置における変形例である。この第2の実施形態における装置は、その塗布装置1の塗布処理における塗布ヘッド等の基本的な構成およびその基本動作を、第1の実施形態の塗布装置と共通に有しつつも、「浮上支持ユニット」および「液受部」の構成および配置、移動の態様が異なる。
図4(a)および図5(a)は、被塗布基板409の長手方向が塗布装置1の主走査方向と平行になるような方向で当該基板に対する塗布を行うときの、浮上支持ユニット412aL、412aS、412bおよび液受部416aL、416aS、416bの配置(「横塗り配置」)を示す。
図4(b)および図5(b)は、被塗布基板409の長手方向が塗布装置1の主走査方向と垂直になるような方向で当該基板に対する塗布過程を行うときの、浮上支持ユニットおよび液受部の配置(「縦塗り配置」)を示す。
図4(c)の配置は、複数のノズル117と被塗布基板409との位置関係、複数ノズル117間のピッチ距離の調整などを行う際に用いられる、浮上支持ユニット412aL、412aS、412bおよび液受部416aL、416aS、416bの配置を示す。この配置は、図4(b)において退避した浮上支持ユニット412aSと同様に、それとは別の可動浮上支持ユニット412aLもY軸正方向に退避するとともに、その退避したユニットの下に位置していた液受部416aLも浮上支持ユニットとほぼ同じ高さまで上昇することにより達成される。この点は、図5(c)と図5(b)との比較することでより明確に理解され得る。
本発明の第3の実施形態は、液受部および浮上支持ユニットの配置につき、第1の実施形態の塗布装置における変形例である。この第3の実施形態における装置は、その塗布装置1の塗布処理における塗布ヘッド等の基本的な構成およびその基本動作を、第1の実施形態と共通に有しつつも、「浮上支持ユニット」および「液受部」の構成および配置、移動の態様が異なる。
図6(a)は、被塗布基板609の長手方向が塗布装置1の主走査方向と平行になるような方向で当該基板に対する塗布を行うときの、浮上支持ユニット612a1、612a2、612a3および液受部616aS、616aL、616bの配置(「横塗り配置」)を示す。
図6(b)および図7(b)は、被塗布基板609の長手方向が塗布装置1の主走査方向と垂直になるような方向で当該基板に対する塗布過程を行うときの、浮上支持ユニットおよび液受部の配置(「縦塗り配置」)を示す。
図6(c)の配置は、ノズルと被塗布基板との位置関係の調整を行う際の浮上支持ユニットおよび液受部の配置を示す。図6(b)において回転しながら退避した可動浮上支持ユニット612a1と同様の移動が可動浮上支持ユニット612a2、612a3、においても行われ、その後、図6(b)の場合と同様に、それぞれの下部に位置していた液受部616aLがZ軸にそって固定浮上支持ユニット612bと同じ(Z軸方向の)高さまで上昇する。この結果、全て液受部616a、616bが往復移動経路AAの直下の領域を占める配置が得られる。このような配置をとることができることで、塗布装置1は、第1の実施形態における図3(c)の配置により得られるのと同様の機能を備えることができる。
上述の説明に加え、本明細書において使用される用語の定義またはそれに付随する事項につき、以下に列挙する。
本明細書で使用される場合、「浮上支持ユニット」は、本発明の塗布装置において被塗布基板の姿勢を所定の方向に保つように当該基板を非接触的に支持する非接触支持装置である。本発明で使用される非接触支持装置は、加圧流体を被塗布基板の主面に噴出することで塗布対象基板を浮上させる流体噴出部とともに、真空引きを行うことで周辺の流体を吸引する流体吸引部を備えていてもよい。流体噴出部は、流体を上面から噴出するために、多孔質材料により形成されるか、または、所定の密度で上面に開口部を設けられた板状材料などにより形成され得る。非接触支持装置全体としての外形は、本発明の塗布装置における所定の場所に組み込める形状(例えば、直方体状)であればよい。なお、本発明の塗布装置で用いられる非接触支持装置は、必要に応じて、流体吸引部を備えない非接触支持装置であってもよい。
本発明の塗布装置で使用される「液受部」は、ノズルから被塗布基板外に吐出された流動性材料または被塗布基板が浮上支持ユニットに支持されていない状態でノズルから吐出された流動性材料を受容する。この機能を有しかつ所望する塗布結果が達成されるのであれば、その液受部の具体的な形状、個数、配置、可動または固定の設定の方法などは、上述した実施形態に示されるものに限定されない。この点、上述の浮上支持ユニットと同様に、本明細書の記載に基づくことによって、本発明の上述した具体的な実施形態により例示された本発明の特徴を有する塗布装置のための液受部を、当業者は適切に構成し得る。
上述した実施形態では、塗布ヘッド114(ノズル117)がX軸方向(主走査方向)に直線移動する毎に、浮上支持ユニットに支持された被塗布基板を基板移動機構によりY軸方向(副走査方向)へ所定ピッチだけ移動させて、塗布ヘッド114と被塗布基板との当該Y軸方向に対する相対的な位置関係を変化させているが、本発明の構成はこれに限らない。
本発明の塗布装置1において、その構成要素間の相対位置の変更は、それぞれの構成要素の動作を駆動するための駆動機構、ならびにその移動または駆動のための補助部材(ガイドレール、摺動用補助部材など)は、その駆動が所望の精度をもって達成することができれば、任意の手段を用いることができる。その具体的な手段の選択は、本明細書の記載に基づき、当業者は適宜決定し得る。
本明細書で使用される場合、「流動性材料」とは、本発明のノズルプリンティング装置において被塗布対象に対して塗布される材料であり、当該装置のノズルから吐出されることにより鉛直下方向に液柱状態となることで当該被塗布対象に塗布される。本発明において使用される流動性材料としては、例えば、各種の平面表示装置用の画素形成材料(例えば、有機EL材料)および溶媒(例えば、メシチレン)を含む塗布液が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書の全体にわたり、単数形の表現は、特に言及しない限り、その複数形の概念をも含むことが理解されるべきである。従って、単数形の冠詞または形容詞(例えば、英語の場合は「a」、「an」、「the」など)は、特に言及しない限り、その複数形の概念をも含むことが理解されるべきである。また、本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。したがって、他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての専門用語および科学技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾する場合、本明細書(定義を含めて)が優先する。
109、409、609 被塗布基板
100 可動セット
110 基板回転機構
111 ガイドレール
112a 可動浮上支持ユニット
112aL 長軸可動浮上支持ユニット
112aS 短軸可動浮上支持ユニット
112b 固定浮上支持ユニット
114 塗布ヘッド
115 ヘッド移動機構
116aL 長軸可動液受部
116aS 短軸可動液受部
116b 固定液受部
117 ノズル
119、419、619 ノズル洗浄手段
412aL、412aS 可動浮上支持ユニット(第2の実施形態)
412b 固定浮上支持ユニット(第2の実施形態)
416aL、416aS 可動液受部(第2の実施形態)
416b 固定液受部(第2の実施形態)
612a1、612a2、612a3 可動浮上支持ユニット(第3の実施形態)
612b 固定浮上支持ユニット(第3の実施形態)
616aL、616aS 可動液受部(第3の実施形態)
616b 固定液受部(第3の実施形態)
Claims (15)
- 基板に流動性材料を塗布するための塗布装置であって、
流動性材料を鉛直下方向への直線棒状となった液柱状態で吐出するノズルと、
前記ノズルが吐出した流動性材料を受容するための1または複数の液受部と、
前記基板を非接触的に支持するための1または複数の可動浮上支持ユニットと、
前記基板の上方となる仮想水平面内の所定方向に前記ノズルを往復移動させるノズル移動機構と、
前記ノズルおよび前記基板の少なくとも一方を前記仮想水平面と平行で、かつ、前記往復移動の方向とは異なる方向に相対的に移動させる相対移動機構と、
前記可動浮上支持ユニットおよび前記液受部の配置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記相対移動機構により相対的に移動される基板の有無および
当該基板の前記往復移動の方向に対する長さのいずれかに応じて、
前記可動浮上支持ユニットを移動させて配置する、塗布装置。 - 前記液受部は、可動液受部を含み、
前記制御部は、前記相対移動機構により相対的に移動される前記基板の有無および当該基板の前記往復移動の方向に対する長さのいずれかに応じて、
前記可動浮上支持ユニットもしくは前記可動液受部またはその両方を
移動させて配置する、請求項1に記載の塗布装置。 - 前記制御部は、前記ノズルが前記基板の塗布対象領域に対して流動性材料を吐出する場合に前記可動浮上支持ユニットの少なくとも一部が当該ノズルの直下位置で前記基板を支持するように、前記基板の長さに応じて前記可動浮上支持ユニットもしくは前記可動液受部またはその両方を移動させて配置する、請求項2に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、前記ノズルが前記基板の範囲外に対して流動性材料を吐出する場合に前記液受部の少なくとも一部が当該ノズルの直下位置に配置されるように、前記基板の長さに応じて前記可動浮上支持ユニットもしくは前記可動液受部またはその両方を移動させて配置する、請求項2または3に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、前記可動浮上支持ユニットが前記基板を支持していない状態で前記ノズルが流動性材料を吐出する場合に当該ノズルの直下位置となる全ての領域に前記液受部の少なくとも一部が配置されるように、前記可動浮上支持ユニットもしくは前記可動液受部またはその両方を移動させて配置する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、前記ノズルが前記往復移動する際に当該ノズルの直下となる領域に対して、前記可動液受部のうちの少なくとも1つが退避した位置に前記可動浮上支持ユニットのいずれかを配置することによって、前記可動浮上支持ユニットおよび前記可動液受部を移動させて配置する、請求項2に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、前記ノズルが前記往復移動する際に当該ノズルの直下となる領域に対して、前記可動浮上支持ユニットのうちの少なくとも1つが退避した位置に前記可動液受部のいずれかを配置することによって、前記可動浮上支持ユニットおよび前記可動液受部を移動させて配置する、請求項2に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、前記ノズルが往復移動する方向に対して垂直な水平方向に前記可動浮上支持ユニットおよび前記可動液受部を共に移動させることによって、前記可動浮上支持ユニットのうちの少なくとも1つが退避した位置に前記可動液受部のいずれかを配置する、請求項7に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、前記ノズルが往復移動する方向に対して垂直な水平方向に前記可動浮上支持ユニットを移動させ、前記可動液受部を鉛直方向に移動させることによって、前記可動浮上支持ユニットのうちの少なくとも1つが退避した位置に前記可動液受部のいずれかを配置する、請求項7に記載の塗布装置。
- 前記制御部は、鉛直方向を回転軸にして前記可動浮上支持ユニットを回転移動させ、前記可動液受部を鉛直方向に移動させることによって、前記可動浮上支持ユニットのうちの少なくとも1つが回転移動して退避した位置に前記可動液受部のいずれかを配置する、請求項7に記載の塗布装置。
- 前記可動浮上支持ユニットの少なくとも1つは、前記ノズルが前記往復移動する際に当該ノズルの直下となる領域に配置された状態で、その長手方向が当該ノズルの往復移動の方向と平行となるように配置される、請求項2に記載の塗布装置。
- 相対的に移動される前記基板が存在する場合に、前記制御部は、前記基板の長手方向が、前記ノズルの往復移動の方向と平行であるかまたは垂直であるかに応じて、前記可動浮上支持ユニットおよび前記可動液受部を移動させて配置する、請求項2に記載の塗布装置。
- 前記可動浮上支持ユニットは、長軸可動浮上支持ユニットと短軸可動浮上支持ユニットとを含み、
前記可動液受部は、長軸可動液受部と短軸可動液受部とを含み
ここで、
前記長軸可動浮上支持ユニットは、前記基板の長手方向の長さに応じた全長を有し、
前記短軸可動浮上支持ユニットは、前記基板の短手方向の長さに応じた全長を有し、
前記長軸可動液受部は、前記基板の長手方向の長さに応じた全長を有し、
前記短軸可動液受部は、前記長軸可動浮上支持ユニットの全長から前記短軸可動浮上支持ユニットの全長を差し引いた長さにほぼ相当する全長を有し、
前記液受部は、前記基板の長手方向の長さに応じた間隙を介した両端にそれぞれ固設された固定液受部を含み、
前記制御部は、前記基板の長手方向が前記ノズルの往復移動の方向と平行となるように姿勢を保ちつつ前記基板が相対移動機構により相対的に移動される場合、前記長軸可動浮上支持ユニットを前記固定液受部の間隙に配置し、
前記制御部は、前記基板の短手方向が前記ノズルの往復移動の方向と平行となるように姿勢を保ちつつ前記基板が相対移動機構により相対的に移動される場合、前記短軸可動浮上支持ユニットと前記短軸可動液受部とを隣接させた状態で前記固定液受部の間隙に配置し、
前記制御部は、前記可動浮上支持ユニットが前記基板を支持していない状態で前記ノズルが流動性材料を吐出する場合、前記長軸可動液受部を前記固定液受部の間隙に配置する、請求項12に記載の塗布装置。 - 前記ノズルを複数個有する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の塗布装置。
- 前記複数のノズル間のピッチ調整を行うピッチ調整機構を、さらに備え、
前記制御部は、前記ピッチ調整を行う場合に前記ノズルの直下位置となる全ての領域に前記液受部の少なくとも一部が配置されるように、少なくとも前記可動浮上支持ユニットを移動させて配置する、請求項14に記載の塗布装置。
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