JP2010224349A - 車両用ホーンおよび車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法 - Google Patents
車両用ホーンおよび車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】可動コンタクトプレート5と固定コンタクトプレート6とは、式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「可動コンタクトプレート側数値≧固定コンタクトプレート数値」
になるように可動コンタクトプレートを選定するようにした。
【選択図】図2
Description
このような車両用ホーンにおいて、従来は可動、固定の何れのコンタクトプレートも鉄系材質の鋼材を用いて構成していたため、熱経路(断面積)が小さくなって可動コンタクトプレートの温度が上昇し、接点の転移磨耗の促進や銀蝋の融解による脱落の惧れが想定され、これを回避することが本発明の解決すべき課題がある。
「2.5×可動コンタクトプレート側数値≧固定コンタクトプレート数値」
になるように設定されていることを特徴とする車両用ホーンである。
請求項2の発明は、式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「可動コンタクトプレート≧固定コンタクトプレート」
になるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ホーンである。
請求項3の発明は、可動コンタクトプレートは、材質がベリリウム銅であることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ホーンである。
請求項4の発明は、可動コンタクトプレートに設けた可動接点と、固定コンタクトプレートに設けた固定接点とがON−OFF切換えを繰返すことで発音するように構成した車両用ホーンにおいて、前記可動コンタクトプレートを選定するにあたり、式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「2.5×可動コンタクトプレート側数値≧固定コンタクトプレート数値」
になるようにして選定することを特徴とする車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法である。
請求項5の発明は、式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「可動コンタクトプレート≧固定コンタクトプレート」
になるようにして選定することを特徴とする請求項4記載の車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法である。
請求項2、5の発明とすることで、より一層、熱に強い車両用ホーンとすることができると共に、より一層、熱に強い可動コンタクトプレートを迅速に選定することができる。
請求項3の発明とすることで、より一層、熱に強い車両用ホーンを簡単に提供できることになる。
さらに、ケーシング筒底面2dの中央部には、固定鉄心8が筒底面2dの内外を貫通する状態で固定されているが、該固定鉄心8は、コイルボビン貫通孔3aを挿通し、内側端部が貫通孔3aの中間位置にまで嵌入する状態で配されている。尚、9はコイルボビン3をケーシング2にピン9aを介して抜止め状に固定するためのプレートである。
そして自然状態で可動接点5aと固定接点6aとは当接していて電気的に接続されており、この状態で前記コイル3bへの通電がなされて固定鉄心8が励磁状態になると、可動鉄心11は、ダイアフラム10の弾性力に抗して固定鉄心8側に吸引される(移動する)ように設定されている。
また、可動鉄心11には太径になった絶縁材からなる係止部11aが設けられている。そして可動鉄心11が前述したように固定鉄心8側に移動したとき、可動コンタクトプレート5の先端部に係止部11aが係止して可動コンタクトプレート5を固定鉄心8側に強制移動することになり、これによって可動接点5a、固定接点6aとの当接(接続)が断たれるようになっている。
これに対し、可動コンタクトプレート5については、断面積3.6mm2(厚さ0.4mm、幅9mm)と統一したが、材質について、熱伝導率17W/mKのステンレスA、熱伝導率25W/mKのステンレスB、熱伝導率52W/mKの鋼材、そして熱伝導率121W/mKのベリリウム銅を用いてホーン1を製造し、これらについて外気温20℃、80℃としたものについて、電流条件としてコイル3bが9W(ワット)、接点間が23Wとなる(これらは通常条件の略2倍)ように設定してホーン1を連続吹鳴させ、最高となったときの接点部位の温度を測定した。
可動コンタクトプレート5としては前述したように鋼材までが許容範囲であるとすると、断面積と熱伝導率との積について、鋼材のもの前記積の数値は固定コンタクトプレート6のものの積の数値に対して1:2.5(≒「固定コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」:「可動コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」)であり、さらにベリリウム銅の場合1:1(≒「固定コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」:「可動コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」)であり、このことから、可動コンタクトプレートのこれら積の数値が、固定コンタクトプレートの前記積の数値よりも大きいもの、つまり可動コンタクトプレートと固定コンタクトプレートとは、「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、前記鋼材で許容されるものとすると、
2.5×可動コンタクトプレート側の数値≧固定コンタクトプレート側の数値
になり、またベリリウム銅で許容されるものとすると、
可動コンタクトプレート側の数値≧固定コンタクトプレート側の数値
になり、このように演算することで固定コンタクトプレートに適応する可動コンタクトプレートの選定ができることになる。
5 可動コンタクトプレート
5a 可動接点
6 固定コンタクトプレート
6a 固定接点
Claims (5)
- 可動コンタクトプレートに設けた可動接点と、固定コンタクトプレートに設けた固定接点とがON−OFF切換えを繰返すことで発音するように構成した車両用ホーンにおいて、前記可動コンタクトプレートと固定コンタクトプレートとは、式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「2.5×可動コンタクトプレート側数値≧固定コンタクトプレート数値」
になるように設定されていることを特徴とする車両用ホーン。 - 式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「可動コンタクトプレート≧固定コンタクトプレート」
になるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ホーン。 - 可動コンタクトプレートは、材質がベリリウム銅であることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ホーン。
- 可動コンタクトプレートに設けた可動接点と、固定コンタクトプレートに設けた固定接点とがON−OFF切換えを繰返すことで発音するように構成した車両用ホーンにおいて、前記可動コンタクトプレートを選定するにあたり、式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「2.5×可動コンタクトプレート側数値≧固定コンタクトプレート数値」
になるようにして選定することを特徴とする車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法。 - 式「コンタクトプレートの断面積×熱伝導率」で求められる数値が、
「可動コンタクトプレート≧固定コンタクトプレート」
になるようにして選定することを特徴とする請求項4記載の車両用ホーンにおける可動コンタクトプレートの選定方法。
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