JP2010224212A - 白色反射フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】白色フィルムの少なくとも片面に、一般的に310〜315nm付近、360〜370nm付近の紫外領域及び400〜410nm付近の近紫外領域にそれぞれ発光ピークが存在し、またそれより長波長側の可視光領域にも複数の発光ピークがある液晶バックライトに使用する冷陰極管から放射される光のうち、輝度にほとんど寄与しない前記紫外領域の光、従来の紫外線吸収剤では吸収し得ない前記近紫外領域の光、またそれ以上の可視光領域の光をそれぞれを適宜吸収し、色目調整効果のある領域とは異なる波長、すなわち輝度に寄与する可視光領域の波長へと選択的に変換し、放出していることで輝度が向上する、特定の樹脂層を設けること。
【選択図】図1
Description
(i)下記構造(1)及び/又は(2)の構造を分子内に有し、かつ、下記構造(3)、(4)及び(5)の構造を分子内に有さない化合物。
(ii)下記構造(3)、(4)及び(5)からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造を分子内に有する化合物。
本発明の白色反射フィルムの好ましい態様は、前記(ii)に該当する化合物が、前記(i)に該当する化合物とは別に、同一分子内に前記構造(2)及び(3)の構造を有するものであることを特徴とするものである。また、本発明のバックライト用ランプリフレクターおよび直下型方式のバックライトは、本発明の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されていることを特徴とするものである。また、本発明のエッジライト型方式のバックライトは、本発明の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を導光板側に向けて設けられて構成されていることを特徴とするものである。また、本発明の太陽電池用封止フィルムは、本発明の白色反射フィルムを太陽電池モジュールの封止用として用いたものである。
(i)前記構造(1)及び/又は(2)の構造を分子内に有し、かつ、前記構造(3)、(4)及び(5)の構造を分子内に有さない化合物。
(ii)前記構造(3)、(4)及び(5)からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造を分子内に有する化合物。
(R1=炭素数6〜12のアリール基、水素、R2=炭素及び水素以外の元素数1〜7を有する複素環、前記炭素及び水素以外の元素数1〜7を有する複素環に炭素数6〜12のアリール基が結合した置換複素環、アミノ基、炭素数2〜5を有するエステル基が結合した置換アミノ基、酸素・窒素・ハロゲン・硫黄のいずれかの元素を有する置換基が前記炭素及び水素以外の元素数1〜7を有する複素環に結合しその複素環が結合した置換アミノ基、水素。R3=炭素及び水素以外の元素数1〜7を有する複素環、構造(3)のR6が結合している炭素、水素。R4=炭素数1〜6の直鎖・分岐・環状アルキル基、水素。R5及びR7=スルホン酸基、水素。R6=アミノ基、酸素・窒素・ハロゲン・硫黄のいずれかの元素を有する置換基が前記炭素及び水素以外の元素数1〜7を有する複素環に結合しその複素環が結合した置換アミノ基、構造(2)のR3が結合している炭素、水素。)
かかる樹脂層を設けないか、前記(i)及び(ii)に該当する化合物のいずれか一方を含有しない場合は、その白色反射フィルムをバックライトに組み込んでも、輝度向上効果が得られなかったり、色度変化が抑制されず大きな色度変化を引き起こしてしまう。 尚、本発明の白色反射フィルムにおいて定義される樹脂層とは、有機成分及び/又は無機成分を含む高分子化合物からなる層のことであり、その樹脂層の形態は白色フィルム上に薄膜や、フィルム同士の貼り合わせによる複合層などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
これらの樹脂は単独で用いてもよく、あるいは2種以上の共重合体もしくは混合物としたものを用いてもよい。中でもポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルもしくはメタクリル樹脂が耐熱性、添加物の分散性、生産性、光沢度の点から好ましく使用される。樹脂層の耐光性という点では、バインダー樹脂中においても、紫外線吸収剤、光安定化剤が含まれていることがさらに好ましい。
これらのラジカル等を捕捉するために光安定化剤が好適に併用され、かかる光安定化剤としてはヒンダードアミン(HALS)系化合物が好ましく使用される。
先ず、サンプルの樹脂層を有機溶剤に浸漬して樹脂層を剥離採取する。その後、樹脂層を浸漬した後の有機溶剤を濾過する。濾物がある場合は、濾物に対する溶解度の高い溶剤を選択し再度溶解する。次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー、ゲル浸透クロマトグラフィー、液体高速クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー等に代表される一般的なクロマトグラフィーのうち分離可能な方法を選択し、濾液及び再溶解した濾物溶液をそれぞれ単一物質に分離精製する。樹脂層中の他成分と結合して分離が困難な場合はそのまま用いる。その後各物質について適宜濃縮及び希釈を行い、核磁気共鳴分光法(1H−NMR、13C−NMR)、二次元核磁気共鳴分光法(2D−NMR)、赤外分光光度法(IR)、質量分析法(Mass)、X線回折法(XRD)、中性子回折法(ND)、低速電子線回折法(LEED)、高速反射電子線回折法(RHEED)、原子吸光分析法(AAS)、紫外光電子分光法(UPS)、X線光電子分光法(XPS)、蛍光X線元素分析法(XRF)、誘導結合プラズマ発光分光法(ICP−AES)、電子線マイクロアナライザ(EPMA)、その他元素分析、から方法を適宜選択・組み合わせて構造同定を行った。
サンプルを日本ミクトローム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断した。得られたフィルム断面を、トプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて、1つの粒子が実質的に視野領域全体に亘って写し出されるように、例えば観察倍率2500〜10000倍にて、また、画像のコントラストを適宜調節して観察し、細孔の有無及び粒子の形状を判断した。
尚、細孔の有無の判断は、観察した画像にて、粒子中に斑点や斑模様が存在するか否かで判断し、斑点や斑模様が存在する場合を細孔有り、存在しない場合を細孔なしとした。
(1)と同様のいずれかの方法にて化合物を離精製後、各種可溶な溶剤に溶解させた。次いで、この溶液を石英セル中に入れ、紫外可視分光光度計(UV−Bis Spectrophotometer、日本分光(株)製 V−660型)を用いて波長200〜900nmにおける吸収スペクトルを測定した。濃度は各極大吸収波長が観察でき得る範囲で適宜調節し、極大吸収波長が波長300〜450nm間にある場合は合格、波長300nm未満の短波長側にある場合を不合格1、波長450nmより長波長側にある場合を不合格2とした。
(1)と同様のいずれかの方法にて化合物を分離精製後、各種可溶な溶剤に溶解させた。次いで、この溶液を石英セル中に入れ、分光蛍光光度計(日本分光(株)製 FP−6500型)を用いて、(3)より求めたいずれかの極大吸収波長を励起波長として照射し、波長250〜750nmにおける発光スペクトルを測定した。濃度は光路長1cmとしたときの励起波長における吸光度が1となるよう調整し、発光スペクトル全体が波長350〜600nm間にある場合は合格1、波長380〜550nm間にある場合は合格2とし合格2がより好ましく、発光がない場合もしくは発光スペクトルの一部が波長350nm未満の短波長領域にある場合を不合格A、発光スペクトルの一部が波長600nmより長波長領域にある場合を不合格Bとした。
樹脂層の形態により、以下の方法を選択して行う。
先ず、サンプルを30cm四方に切断し質量を測定する。次いで、樹脂層を有機溶剤に浸漬して、樹脂層を剥離採取した後のサンプルの質量を測定し、樹脂層剥離前後のサンプル質量の差を算出し、その値を樹脂層樹脂層全体の質量とする。さらに(1)の(i)と同様の方法にて濾液及び再溶解した濾物溶液ごとにそれぞれ単一物質に分離精製する。化合物及び粒子に該当する分離物を濃縮しそれぞれの総質量を測定した。各総質量の値を樹脂層全体の質量で除した値を求めた。同様の方法にて5箇所の測定を行い、5箇所の各平均値を「化合物の含有率」「粒子の含有率」とした。
先ず、(1)のいずれかと同様の方法にて、サンプルの化合物が含有している層を特定する。次いで、サンプルを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面をトプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて観察し、白色フィルム上に積層している樹脂層のうちバインダー樹脂のみの部分、もしくは、化合物のみが含有するバインダー樹脂部分の層の総厚みを各片面5箇所測定しその平均値を「樹脂層の厚み」とする。
バインダー樹脂、球状粒子の屈折率の値が不明な場合は、次の手順により求めた。
(i)樹脂層より有機溶剤を用いてバインダー樹脂を抽出後、(1)のいずれかと同様の方法にて濾液及び再溶解した濾物溶液ごとにそれぞれ単一物質に分離精製し、バインダー樹脂に該当する精製物を適宜溶剤留去した後、エリプソメトリー法によって、25℃における589.3nmの波長の光に関して測定を行う。これを異なる5箇所において実施し、5箇所の平均値を本実施例における「バインダー樹脂の屈折率」とする。
(ii)白色反射フィルムの樹脂層を有機溶剤に浸漬して、白色フィルムから樹脂層を剥離採取した後、スライドガラスに圧着・摺動することで粒子を樹脂層から脱落させる。ここで得られた粒子をベッケ線検出法により、各液体有機化合物の屈折率既知の温度に於いて、粒子の輪郭が見えなくなることを確認し、このとき用いた液体有機化合物の屈折率を求める。これを異なる5箇所において実施し、5箇所の平均値を本実施例における「粒子の屈折率」とする。
(iii)(i)より求めたバインダー樹脂の屈折率の値と(ii)より求めた粒子の屈折率の値との差を求め、その値を「バインダー樹脂と粒子の屈折率差」とした。
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、b値を求めた。3サンプルについて促進試験を実施し、それぞれ試験前後のb値を測定し、その差の平均値を耐光性(黄色味変化量Δb値)とした。
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm2 、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間
耐光性評価結果を下記により判定し、A、B級であれば合格であり、A級が最も好ましい。
A級:黄色味変化量Δb値が5未満
B級:黄色味変化量Δb値が5以上15未満
C級:黄色味変化量Δb値が15以上。
21インチ直下型バックライト(冷陰極管使用、波長450nm以下における冷陰極管の極大発光波長:313nm 365nm 405nm 436nm、ランプ管径:3mmΦ、ランプ本数:12本、ランプ間距離:25mm、白色反射フィルムとランプ中心間距離:4.5mm、拡散版とランプ中心間距離:13.5mm)を使用し、下記2モデルでの光学シート構成にて輝度及び色度測定を行った。
モデル1:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)2枚
モデル2:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)/プリズムシートBEF−II(3M社製、厚み130μm)/偏光分離シートDBEF(3M社製、厚み400μm)。
・ バインダー樹脂A : アクリル系樹脂(綜研化学(株)製 フォレットGS−1000 濃度30質量%溶液)
・ バインダー樹脂B : ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製 ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G720T 濃度40質量%溶液)
・ 化合物A : Shigenox 103(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記構造式(6)(構造式(1)構造を含む化合物、R1=フェニル基、R2=複素環置換のアミノ基))
・ 化合物B : Hakkol PSR(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記構造式(7)(構造式(1)構造を含む化合物、R1=フェニル基、R2=置換の複素環))
・ 化合物C : Shigenox CL(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記構造式(8)(構造式(1)構造を含む化合物、R1=置換の複素環、R2=カルボエトキシアミノ基))
・ 化合物D : UVITEX OB(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、構造式:下記構造式(9)(構造式(2)を含む化合物、R3=アリール基、R4=tert−ブチル基))
・ 化合物E : Kayaphor SN(日本化薬(株)製、構造式:下記構造式(10)(構造式(3)を含む化合物、R5=スルホン酸ナトリウム基、R6=複素環置換のアミノ基、R7=水素))
・ 化合物F : 1,8−ナフタルイミド(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(11)(構造式(4)を含む化合物))
・ 化合物G : アントラセン(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(12)(構造式(5)を含む化合物))
・ 化合物H : Eastobrite OB−1(Eastman Chemical Company製、構造式:下記構造式(13)(構造式(2)及び構造式(3)構造を含む化合物、R3=構造(3)、R4=水素、R5=水素、R6=構造(2)、R7=水素))
・ 化合物I : Hostalux KS(クラリアントジャパン(株)製、構造式:下記構造式(14)(構造式(2)及び構造式(3)構造を含む化合物、R3=構造(3)、R4=メチル基もしくは水素、R5=水素、R6=構造(2)、R7=水素))
・ 化合物J : ナフタレン(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(15)(構造式(1)〜構造式(5)のいずれの構造も含まない化合物))
・ 化合物K : キナクリドン(東京化成工業(株)製、構造式:下記構造式(16)(構造式(1)〜構造式(5)のいずれの構造も含まない化合物))
・ 粒子A : 無孔質球状アクリル粒子(積水化成品工業(株)製“TECHPOLYMER”(商標登録)SSXシリーズ、SSX−105、屈折率1.49、平均体積粒子径5.0μm)
・ 粒子B : 多孔質不定形酸化ケイ素(シリカ)粒子(富士シリシア化学(株)製 サイロホービック100、屈折率1.45、平均体積粒子径2.5μm)
・ 粒子C : 多孔質不定形リン酸カルシウム粒子(丸尾カルシウム(株)製 HAP、屈折率1.63、平均体積粒子径1.2μm)
・ 粒子D : 多孔質球状アクリル粒子(積水化成品工業(株)製“TECHPOLYMER”MBPシリーズ、MBP−8、屈折率1.49、平均体積粒子径8.0μm)
・ 粒子E : 多孔質球状酸化ケイ素(シリカ)粒子(富士シリシア化学(株)製 サイロスフェアC−1504、屈折率1.45、平均体積粒子径4.5μm)
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.17g
・ 化合物2 : 「化合物E」4.51g
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」68.73g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.22g
・ 化合物2 : 「化合物E」13.58g
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」105.18g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.07g
・ 化合物2 : 「化合物E」4.49g
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」68.25g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.02g
・ 化合物2 : 「化合物E」4.49g
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」68.03g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
使用する化合物2を化合物Fとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物2を化合物Gとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物2を化合物Hとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物2を化合物Iとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物Dとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物2を化合物Hとしたこと以外は、実施例9と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物Bとしたこと以外は、実施例7と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物Cとしたこと以外は、実施例7と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂B」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.29g
・ 化合物2 : 「化合物H」7.48g
・ 粒子 : 「粒子A」9.78g
・ 溶剤 : 「トルエン」170.22g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.22g
・ 化合物2 : 「化合物H」5.61g
・ 粒子 : 「粒子B」7.34g
・ 溶剤 : 「トルエン」102.66g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
使用する粒子を粒子Cとしたこと以外は、実施例14と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する粒子を粒子Dとしたこと以外は、実施例14と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する粒子を粒子Eとしたこと以外は、実施例14と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂B」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.23g
・ 化合物2 : 「化合物H」3.20g
・ 粒子 : 「粒子E」2.29g
・ 溶剤 : 「トルエン」122.86g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂B」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.23g
・ 化合物2 : 「化合物H」1.87g
・ 粒子 : 「粒子E」4.68g
・ 溶剤 : 「トルエン」127.13g
白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を、樹脂層を設けずに白色反射フィルムとした。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂B」100.00g
・ 化合物1 : なし
・ 化合物2 : なし
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」100.00g
を攪拌しながら添加して塗布液を作った。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物H」4.48g
・ 化合物2 : なし
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」67.93g
白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.15g
・ 化合物2 : なし
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」50.60g
白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物Dとしたこと以外は、比較例4と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物A」0.15g
・ 化合物2 : 「化合物D」0.15g
・ 粒子 : なし
・ 溶剤 : 「トルエン」51.21g
白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物E、使用する化合物2を化合物Hとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物E」0.22g
・ 化合物2 : 「化合物H」5.61g
・ 粒子 : 「粒子A」7.34g
・ 溶剤 : 「トルエン」102.66g
白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物Eとしたこと以外は、実施例17と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
・ バインダー樹脂 : 「バインダー樹脂A」100.00g
・ 化合物1 : 「化合物J」5.57g
・ 化合物2 : なし
・ 粒子 : 「粒子E」7.29g
・ 溶剤 : 「トルエン」101.43g
白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、松尾産業(株)製 バーコーター番手13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
使用する化合物1を化合物Kとしたこと以外は、比較例10と同様に作成し、乾燥後の塗布量が4.0g/m2の樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
、9)、(i)と(ii)に該当する化合物の組み合わせがいかなるものであっても、(i)もしくは(ii)に該当する化合物のいずれかのみを1種以上含有した場合(比較例3〜7)と比して、輝度向上効果と色度変化の抑制効果が得られた。また、樹脂層中の化合物の含有率が高く、且つ、その樹脂層が厚い場合は、それに比例して色度変化が大きくなるものの輝度向上効果はより高いものとなった(実施例2)。さらに、樹脂層中に(i)及び(2)に該当する化合物と共に各種粒子を添加し、その粒子の細孔様態、形状、バインダー樹脂との屈折率差、含有率、を変更することで輝度向上効果や色度変化の抑制効果が容易に変更・調整が可能となった(実施例13〜19)。加えて、樹脂層中のバインダー樹脂中に紫外線吸収剤及び光安定化剤を含有した場合(実施例13、18、19)は、耐光性も良好であった。
2:3層構成の基材白色フィルム
3:化合物を含有した樹脂層
4:化合物を含有した塗布層
5:化合物を含有した接着層
6:化合物を含有した樹脂フィルム
8:化合物を含有した塗布層厚みより大きい粒子
9:化合物を含有した塗布層厚みより小さい粒子
10:化合物を含有した接着層厚みより小さい粒子
11:化合物を含有した接着層厚みより大きい粒子
12:化合物を含有した樹脂フィルム厚みより小さい粒子
13:化合物を含有した樹脂フィルム厚みより大きい粒子
Claims (5)
- 白色フィルムの少なくとも片面に、下記(i)に該当する化合物と下記(ii)に該当する化合物とを含有する樹脂層が少なくとも1層以上積層された白色反射フィルム。
(i)下記構造(1)及び/又は(2)の構造を分子内に有し、かつ、下記構造(3)、(4)及び(5)の構造を分子内に有さない化合物。
(ii)下記構造(3)、(4)及び(5)からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造を分子内に有する化合物。
- 前記(ii)に該当する化合物が、同一分子内に前記構造(2)及び(3)の構造を有するものである請求項1に記載の白色反射フィルム。
- 請求項1又は2に記載の白色反射フィルムを用いて構成されているバックライト用ランプリフレクター。
- 請求項1又は2に記載の白色反射フィルムを用いて構成されているバックライト。
- 請求項1又は2に記載の白色反射フィルムを、太陽電池モジュールを封止するために用いた太陽電池封止用フィルム。
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