JP2010223109A - 可変容量形ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状部の開口端下部の撓み変形に起因したカムリングの倒れを防止して、リアボディとの大きなフリクションを抑制して、カムリングの常時円滑な揺動運動を確保し得る可変容量形ベーンポンプを提供する。
【解決手段】一端側に底部5aが形成され他端側に開口が形成された筒状部5を有するハウジング本体2を有するポンプハウジング1と、ポンプハウジングの内部に回転自在に支持された駆動軸8と、筒状部の内部に有するカムリング7の内側に配置され、外周に複数のベーン19を有するロータ9と、を備えている。筒状部の下端壁外周面に、他端側部位5cから一端側部位5bに向けて下り傾斜状のテーパ面42を形成して、一端側部位の剛性を他端側部位よりも小さく形成することによって、高圧荷重が作用した際に、筒状部下端壁を駆動軸の軸直角方向へ平行移動させて、カムリングのリアボディ方向への倒れを抑制した。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両のパワーステアリングの駆動源などに用いられる可変容量形ベーンポンプの改良に関する。
従来の可変容量形ベーンポンプとしては、車両のパワーステアリング装置などに適用された以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
この可変容量型ベーンポンプは、ハウジング本体の筒状部内に収容固定されたアダプタリングと、該アダプタリングの内周側に配置され、該アダプタリングの内周面に形成された支持面の揺動支点を中心に揺動自在に設けられたカムリングと、ポンプボディ内に挿通した駆動軸に一体に設けられ、前記カムリング内で回転するロータと、該ロータの外周部に放射方向に沿って複数形成されたスロットと、該各スロット内から放射方向へ出没自在に設けられた複数のベーンと、前記筒状部の開口端を閉塞するリアボディと、前記筒状部の底部側に配置されて、前記リアボディと共同して前記カムリングとロータとを軸方向から挟持するプレッシャプレートと、を備えている。
また、前記筒状部の底部側の上部位置には、円弧状の吸入ポートが形成されている一方、該吸入ポートと反対側の下部位置には、円弧状の吐出ポートがそれぞれ形成されている。
そして、前記カムリングを揺動させることによって各ポンプ室の容積を変化させて前記吸入ポートから吸入した作動流体を吐出ポートから吐出すると共に、ポンプ高回転時には、カムリングを第1流体圧室から第2流体圧室側へ揺動させてポンプ吐出量を減少させるようになっている。
特開2008−128024号公報
前記可変容量型ベーンポンプにあっては、固定容量型のものと異なり、吸入ポートと吐出ポートを一つずつ備えているため、吸入(低圧)側のポンプ室の内圧と吐出(高圧)側のポンプ室の内圧との間に大きな差圧が発生して、前記カムリングを介して前記筒状部の下端壁に開口部を開く方向へ大きな押圧力が作用する。
前記カムリングに作用する荷重は最大1トン程度であることから、この荷重を受ける前記筒状部の下端壁は比較的大きな肉厚と幅に形成されている。
しかしながら、前記カムリングが大きな荷重を受けると、前記筒状部の下端壁が僅かながらも開く方向へ撓み変形する。これに伴って、前記カムリングが下端部を支点として上端部が前記リアボディ側へ倒れ込んでカムリングの上端部外縁がリアボディの内端面に干渉して、大きなフリクションが発生する。
この結果、前記カムリングのスムーズな揺動運動が阻害されてポンプ吐出量の制御精度が低下してしまう共に、リアボディが摩耗してしまうおそれがある。
本発明は、従来の可変容量形ベーンポンプの実情に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、とりわけ、ハウジング本体の筒状部の第1ボルトと第2ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の中央部を境にした一端側部位と他端側部位の剛性を、前記他端側部位よりも一端側部位を小さく形成した。
この発明によれば、前記カムリングを介して筒状部の吐出口側の一部に大きな高圧荷重が作用すると、前記筒状部は他端側部位のみが開く方向へ撓み変形するのではなく、剛性の小さな一端側部位も他端側部位と同じく撓み変形して、この両部位が駆動軸の軸直角方向へほぼ平行に変形する。これによって、カムリングは、閉塞部材側へ倒れが抑制されて閉塞部材の内端面に沿って平行移動する。
この結果、閉塞部材に対するカムリングの一部の干渉を回避することができるため、カムリングの常時スムーズな揺動が得られ、制御精度の低下と閉塞部材の摩耗の発生を抑制できる。
本発明の第1実施例に係る可変容量形ベーンポンプの縦断面図である。 本発明に係る可変容量形ベーンポンプの横断面図である。 図1のA−A線断面図である。 第2実施例に係る可変容量形ベーンポンプの縦断面図である。 第3実施例に係る可変容量形ベーンポンプの縦断面図である。 図5のB−B線断面図である。 第4実施例に係る可変容量形ベーンポンプの縦断面図である。 第5実施例に係る可変容量形ベーンポンプの縦断面図である。 第5実施例に係る可変容量形ベーンポンプの横断面図である。 高圧室の他例を示す図1のA−A線断面図である。
以下、本発明にかかる可変容量型ベーンポンプを車両のパワーステアリング装置の油圧源に適用された各実施形態を図面に基づいて詳述する。
〔第1実施形態〕
すなわち、この可変容量型ベーンポンプは、図1及び図2に示すように、ハウジング本体2と閉塞部材であるリアボディ3とからなるポンプハウジング1と、前記筒状部5内の収容空間4に嵌着されたアダプタリング6と、該アダプタリング6のほぼ楕円形の空間内に図2中、左右方向へ揺動可能なカムリング7と、該カムリング7の内周側に配置され、前記ポンプハウジング1内に軸受10を介して回転自在に挿通支持された駆動軸8と、前記カムリング7の内側に回転自在に配置されて、前記駆動軸8に結合されたロータ9と、を備えている。
ポンプハウジング1は、有底状の筒状部5を有するフロント側の前記ハウジング本体2と、前記筒状部5の開口端を閉塞するリア側の前記リアボディ3とを突き合わせてなり、前記ハウジング本体2及びリアボディ3はアルミニウム合金によってそれぞれ形成されている。
前記ハウジング本体2は、図2に示すように、横断面ほぼ矩形状に形成されて、対角線上の位置に前記リアボディ3と結合させる4本のボルト11が螺着するボルト雌ねじ穴12が形成されている。また、前記筒状部5は、リア側の開口端と反対側の底部5aの内底面側に前記カムリング7とロータ9を前記リアボディ3と共同して挟持状態に保持する鉄系金属材からなるほぼ円盤状のプレッシャプレート13を収容配置している。なお、このプレッシャプレート13もアルミニウム合金材で成形することも可能である。
前記リアボディ3は、前記ロータ9側の端面に円盤状の突出部3aを一体に有し、該突出部3aが前記筒状部5の収容空間4の開口端内周面に嵌合(インロー)して、ハウジング本体2に対する組み付け時にリアボディ3の径方向の位置決めがなされている。また、前記突出部3aの先端面3b側に前記駆動軸8の一端部8aを回転自在に収容する駆動軸収容穴3cが幅方向に沿って穿設されていると共に、先端面3bの駆動軸収容穴3cの外周側に、後述する各背圧室と連通するほぼ円弧状のベーン背圧溝3d、3dが径方向の対称位置に形成されている。
前記駆動軸収容穴3cは、図1に示すように、底部側が連通孔41を介して前記吸入孔25aに連通され、これによって駆動軸収容孔3cの内周面と駆動軸8の一端部8aの外周面との間が作動流体によって潤滑されるようになっている。なお、両者3c、8aとの間にプレーンベアリングを設けることも可能である。
前記アダプタリング6は、鉄系金属によって一体に形成され、図2に示すように、楕円形の内周面6aの下部に形成された円弧状の支持溝に前記カムリング7の位置を保持する位置保持ピン14が設けられていると共に、内周面の前記位置保持ピン14の図中左側近傍、つまり後述する第1流体圧室16側に前記カムリング7の揺動支点となる所定面積を有する支持面6bが形成されている。なお、前記位置保持ピン14は、カムリング7の揺動支点ではなく、カムリング7の位置を保持しつつアダプタリング6に対するカムリング7の回り止めとしての機能を有している。
前記カムリング7は、鉄系金属によってほぼ円環状に形成され、ロータ9に対して偏心した状態で前記収容空間4内に配置されていると共に、前記位置保持ピン14とこれとほぼ対向した位置にあるシール部材15を介してアダプタリング6との間に第1流体圧力室16と第2流体圧力室17を隔成している。また、カムリング7は、前記アダプタリング6の支持面6bの所定位置を揺動中心として第1流体圧力室16側かあるいは第2流体圧力室17側へ揺動自在になっている。
前記ロータ9は、前記駆動軸8が図外の内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動されると図2の矢印方向(反時計方向)に回転するようになっていると共に、外周部には、円周方向の等間隔位置に放射方向に沿ったスロット18が複数形成されている。この各スロット18内には、ベーン19がそれぞれ前記カムリング7の内周面方向へ放射状に出没自在に保持されている。また、前記各スロット18の内周側端部に、ほぼ円形状の背圧室20が設けられている。
また、前記カムリング7とロータ9との間に形成される空間内に、隣接する二枚のベーン14によって複数のポンプ室21が形成されており、前記カムリング7を、前記支持面6bを揺動支点として揺動させることによって各ポンプ室21の容積を増減させるようになっている。
前記ハウジング本体2の第2流体圧力室17側には、図2に示すように、ボルト状のスプリングリテーナ22に一端が弾持された付勢部材であるスプリング23が配置されており、このスプリング23によって前記カムリング7を常時第1流体圧力室16側、つまり、ポンプ室21の容積が最大になる方向に付勢している。
また、前記リアボディ3には、前記ロータ9の回転に伴って前記各ポンプ室21の容積が漸次拡大する吸入領域に円弧状の吸入ポート24が形成されている。この吸入ポート24は、リアボディ3に一部が形成された吸入通路25及び吸入孔25aを介してリザーバタンクから吸い込んだ作動流体を前記各ポンプ室21に供給するようになっている。また、前記リアボディ3の前記吸入ポート24と前記駆動軸収容穴3cを挟んだ反対側の位置には、前記ロータ9の回転に伴って、前記各ポンプ室21の容積が漸次縮小していく吐出領域に円弧状の吐出ポート26が形成されている。
前記プレッシャプレート13は、図1及び図3に示すように、前記筒状部5の底部5aに形成された低圧室27と前記吸入ポート24とをポンプ室21を介して連通させる吸入孔13aが形成されていると共に、該吸入孔13aと径方向反対側の位置には、筒状部5の底部5aに形成された吐出口である高圧室28と前記吐出ポート26とをポンプ室21を介して連通させる吐出孔13bが形成されている。
したがって、前記吸入ポート24や低圧室27からポンプ室21に供給された作動流体は、ロータ9の回転に伴って容積が減少したポンプ室21から吐出ポート26に吐出されて吐出孔13bを介して前記高圧室28に導入されるようになっている。この高圧室28に導入された作動流体は、ポンプハウジング1に形成された図外の吐出通路から配管を介してパワーステアリング装置の油圧パワーシリンダに送られるようになっている。
また、ハウジング本体2の上部内には、前記駆動軸8と直交する方向に向いた制御バルブ30が設けられている。この制御バルブ30は、図2に示すように、前記ハウジング本体2内に形成されたバルブ孔31内に摺動自在に収容されたスプール弁32と、該スプール弁32を図2の左方向に付勢してバルブ孔31のプラグ33に当接させるバルブスプリング34と、前記プラグ33とスプール弁32の先端部との間に形成されて、図外のメータリングオリフィスの上流側の作動流体圧が導入される高圧室35とを備えている。
そして、前記メータリングオリフィスの下流側の流体圧が前記バルブスプリング34の収容室36に供給され、この収容室36と高圧室35の両圧力差が所定以上になるとスプール弁32がバルブスプリング34のばね圧に抗して図中右方向に移動する。
前記第1流体圧力室16は、前記スプール弁32が図2の左に位置するときは接続通路37を介してバルブ孔31のポンプ吸入室38に接続されており、このポンプ吸入室38内には、ハウジング本体2内に形成された図外の吸入孔を介して前記吸入ポート24からの低圧が導入されるようになっている。また、前記差圧によってスプール弁32が右側に摺動した場合は、ポンプ吸入室38が漸次遮断されて、高圧室35と連通して高圧な作動流体が導入されるようになっている。これによって、ポンプ吸入室38の圧力とメータリングオリフィスの上流側の圧力が選択的に供給されるようになっている。
一方、前記第2流体圧力室17は、プレッシャプレート13に形成された導入孔39を介して前記吸入孔25aに連通されて常時吸入側の圧力(低圧)が導入されている。
また、前記スプール弁32の内部に設けられたリリーフバルブ40は、前記収容室36の圧力が所定以上に達したとき、つまりパワーステアリング装置の作動圧力が所定以上に達したときに、開放してこの作動流体を逃がすようになっている。
そして、前記ハウジング本体2の筒状部5は、図1及び図2に示すように、下側の第1ボルト11aと第2ボルト11bとの間でかつ前記カムリング7の軸方向の幅長さXの中央部を中心とした底部5a側の一端側部位5bと開口部側の他端側部位5cの剛性が、前記他端側部位5cよりも一端側部位5bの方を小さく形成されている。
すなわち、前記筒状部5の下端壁の前記第1ボルト11aが挿通する第1雌ねじ孔12aと第2ボルト11bが挿通する第2雌ねじ孔12bとの間であって、かつ前記下端壁の外周面がカムリング7の軸方向、つまり前記他端側部位5cから一端側部位5bに向けて下り傾斜状のテーパ面42が形成されている。
このテーパ面42は、筒状部5の前記カムリング7の軸方向長さ幅Xのプレッシャプレート13側の一端面から約1/4の位置から下って、最低位が前記プレッシャプレート13側の一端面の近傍位置に設定されている。これによって、ハウジング本体2の径方向断面幅が、他端側部位5cから一端側部位5bに渡って漸次小さくなるように形成されており、一端側部位5bは、プレッシャプレート13側では肉厚が小さく形成されて、剛性が他端側部位5cよりも十分に小さく形成されている。
また、前記筒状部5は、前記突出部3aが嵌合した開口端側の一部が突出部3aの突出量だけ前記カムリング7とオーバーラップしない領域になっている。
換言すれば、前記筒状部5の下端壁は、一端側部位5bの径方向の肉厚の平均値が前記他端側部位5cの径方向の肉厚の平均値よりも小さくなるように形成されている。
以下、本実施例の作用を説明すると、例えばポンプ低回転時など、つまり、駆動軸8やロータ9が低回転してポンプの吐出量が多くかつ吐出ポート26側の圧力が大きくなっている場合には、前述のように、吐出ポート26側の吐出圧と吸入ポート24との吸入圧の差圧が大きくなって、吐出ポート26側のポンプ室21の圧力が増加して前記カムリング7を介して筒状部5の吐出口側の一部に大きな高圧荷重が作用する。
そうすると、前記筒状部5の下端壁は、前記他端側部位5cのみが開く方向へ撓み変形するのではなく、図1の一点鎖線で示すように、剛性の小さな一端側部位5bも他端側部位5cと同じく撓み変形して、この両部位5b、5cが駆動軸8の軸直角方向へほぼ平行に変形する。
すなわち、前記筒状部5は下端壁の外周面にテーパ面42が形成されて、他端側部位5cから一端側部位5bまでの肉厚が徐々に減少する方向へ変化して剛性が小さくなるように変化するようになっていることから、一端側部位5bと他端側部位5cとの間に前記高圧荷重に伴う応力集中を緩和することができると共に、一端側部位5bと他端側部位5cがほぼ同じ量で撓み変形して、駆動軸8の軸直角方向へほぼ平行に変形する。
これによって、カムリング7は、リアボディ3側へ倒れることなく、リアボディ3の突出部3aの先端面3bに沿って平行移動する。
この結果、リアボディ3の突出部内端面3bに対するカムリング7の一部の干渉を回避することができるため、カムリング7の後述する揺動時において、常時スムーズな揺動運動が得られ、制御精度の低下とリアボディ3の摩耗の発生を抑制できる。
また、前記リアボディ3の突出部3aは、筒状部5の開口端に密着状態に嵌合していることから、前記筒状部5の開口端における変形量をさらに抑制することが可能になる。
さらに、単一の前記高圧室28は、円周方向に大きく形成されていることから、前記筒状部5の他端側部位5cよりも一端側部位5bの剛性が十分に小さくなることから、前記筒状部5の平行移動をさらに促進できる。
また、前記一端側部位5bの薄肉化によってポンプハウジング1全体の軽量化と小型化が図れる。
〔第2実施例〕
図4は本発明の第2実施例を示し、筒状部5の下端壁の外周面に、前記テーパ面42に代えて、他端側部位5cと一端側部位5bとの間に段差部43に形成されている。この段差部43の形成位置は、筒状部5における前記カムリング7の軸方向長さ幅Xのプレッシャプレート13側のカムリング一端面7aから筒状部5の開口端方向へ向かって約1/4(X1)の位置に設定されている。これによって、ハウジング本体2の径方向断面幅が他端側部位5cと一端側部位5bとの間で急激に小さくなるように形成されて、つまり、一端側部位5b側を軸方向から切り欠いて薄肉形成することによって剛性を小さくするようになっている。
したがって、この実施例も吐出ポート26側のポンプ室21の圧力が増加して前記カムリング7を介して筒状部5の吐出口側の一部に大きな高圧荷重が作用すると、前記筒状部5の下端壁は、図4の一点鎖線で示すように、剛性の小さな一端側部位5bも他端側部位5cと同じく撓み変形して、この両部位5b、5cが駆動軸8の軸直角方向へほぼ平行に変形する。よって、この実施例も第1実施例と同様な作用効果が得られる。
〔第3実施例〕
図5及び図6は第3の実施例を示し、この実施例では、前記ハウジング本体2とリアボディ3とを結合するボルト11を5本用いたもので、ハウジング本体2下端部2a、つまり筒状部5の下端壁とリアボディ3の下端部3dが下方へほぼ三角形状に突出形成されて、この下端部2a、3d、つまり前記第1ボルト11aと第2ボルト11bとの間に5本目の第3ボルト11cを挿通する第3ボルト挿通孔3eと第3雌ねじ孔12cが形成されている。
また、筒状部5の下端壁の一端側部位5bと他端側部位5cとは、その径方向幅がほぼ同一に形成されていると共に、前記両部位5b、5c間にほぼ三角形状のスリット44が切欠形成されている。
すなわち、このスリット44は、筒状部5の下端壁を駆動軸8の軸直角方向に沿って形成され、その幅W1が前記カムリング7のプレッシャプレート13側の一端面7aの下方への延長線を中心とした前後、つまり前記一端面7aの延長線を跨った前後所定幅に設定されていると共に、その深さDは前記第3雌ねじ孔12cの上端縁より僅かに上まで形成されている。
したがって、この5本ボルト仕様の本実施例では、筒状部5の一端側部位5bと他端側部位5cとの間の中間部位5gがスリット44によって薄肉に形成されていることから、前述のように、前記カムリング7を介して筒状部5の吐出口側(下端壁)に大きな高圧荷重が作用すると、前記筒状部5の下端壁は、図5の一点鎖線で示すように、剛性の小さな中間部位5gから他端側部位5cに掛けての前端部位全体が下方へ撓み変形して、この両部位が駆動軸8の軸直角方向へほぼ平行に変形する。よって、この実施例も第1実施例と同様な作用効果が得られる。
なお、本実施例のように、下側の3本のボルト11a〜11cを用いたとしても、各ボルトは軸方向に引っ張り方向の力には十分に対向できるものの、前記カムリング7からの高圧荷重である剪断方向の力には比較的弱いため、前述のように、筒状部5の剛性を変化させることによって技術的課題に対応することが有効である。
〔第4実施例〕
図7は第4実施例を示し、この実施例も第3実施例と同じく5本ボルト仕様を前提構成として、前記スリット44位置から一端側部位5bの一部を軸方向へ切除して、段差部45を形成して一端側部位5b全体の肉厚を小さく形成したものである。
したがって、この実施例の場合も、前記カムリング7を介して筒状部5の下端壁に大きな高圧荷重が作用すると、前記筒状部5の下端壁(一端側部位5bと他端側部位5c)は、図7の一点鎖線で示すように、剛性の小さな一端側部位5bを介して他端側部位5cがほぼ同じ量で撓み変形して、この両部位5b、5cが駆動軸8の軸直角方向へほぼ平行に変形する。よって、この実施例も第1実施例と同様な作用効果が得られる。
〔第5実施例〕
図8及び図9は第5実施例を示し、ポンプハウジング1の基本構造は従来の技術のものとほぼ同一で筒状部5の下端壁の一端側部位5bと他端側部位5c全体の肉厚が比較的大きなほぼ同じ大きさに形成されている。そして、前記筒状部5の下端壁の内部、つまり他端側部位5cの内部に例えば鉄系金属からなる剛性の高いプレート部材46を埋設したものである。
前記プレート部材46は、筒状部5の下端壁のほぼ周方向全体に亘った長さに形成されていると共に、その幅W2が筒状部5の開口端側の外端縁からカムリング7の軸方向幅Xの3/4までの長さに設定されている。
したがって、この実施例では、剛性の高い前記プレート部材45の存在によって他端側部位5c全体の剛性が大きくなることから、前述のように、前記カムリング7を介して筒状部5の下端壁に大きな高圧荷重が作用すると、前記筒状部5の下端壁(一端側部位5bと他端側部位5c)は、図8の一点鎖線で示すように、全体が撓み変形して、前記両部位5b、5cが駆動軸8の軸直角方向へほぼ平行に変形する。よって、この実施例も第1実施例と同様な作用効果が得られる。
なお、ハウジング本体2に形成された高圧室28は、前記図3に示す単一なもの以外に、図10に示すように、円周方向へ2分割された2つの高圧室28a、28bによって構成されたものを前記各実施例に適用することも可能である。
このように、高圧室28を2分割に形成すれば、この間の隔壁によってハウジング本体2の剛性が高くなるので、この分、ハウジング本体2の筒状部5の肉厚を小さくして剛性を低下させることができることから、ポンプハウジング1全体の軽量化と小型化が図れる。
本発明は、前記各実施例の構成に限定されるものではなく、例えばポンプハウジング1をアルミニウム合金材に代えて鉄系金属で形成したものにも適用することが可能である。
前記実施形態から把握される前記請求項に記載した発明以外の技術的思想について以下に説明する。
(ア)請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記筒状部の第1ボルトと第2ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の幅長さ領域では、前記筒状部の底部側の前記カムリングの一端面から軸方向長さの1/4の位置までの前記一端側部位の剛性がカムリングの1/4から他端面側までの前記他端側部位の剛性よりも小さく形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
この発明によれば、発明者による多くの実験結果からして、前述の構成を採用することによって、カムリングの倒れを効果的に抑制することができる。
(イ)請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記一端側部位よりも他端側部位の径方向断面幅長さを大きく設定することによって前記両者の剛性を変化させることを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(ウ)請求項3に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記閉塞部材は、前記筒状部のカムリングとオーバラップしない領域に嵌合固定される突出部を有することを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
前記突出部が筒状部に嵌合されることによってハウジング本体の開口端における変形量をさらに抑制することが可能になる。
(エ)請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記ハウジング本体に形成された高圧室は、前記駆動軸周りの回転方向において単一の凹部によって構成されていることを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
高圧室が単一の凹部であることによって、該高圧室におけるポンプハウジングの剛性が相対的に低くなる。この吐出口は、カムリングの軸方向の幅長さよりも一端側に形成されていることから、ポンプハウジングの一端側部位の剛性が他端側部位の剛性に比較して相対的に低くなることから、請求項1の発明の作用効果をさらに促進させることができる。
(オ)請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記ハウジング本体に設けられた高圧室を、隔壁を介して複数の凹部によって形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
前記隔壁によってハウジング本体の剛性が高くなることから、単一の凹部によって形成されるものと同程度のハウジング本体の変形量とするには、ハウジング本体の肉厚を小さくすることができるので、ポンプハウジング全体の軽量化と小型化が図れる。
(カ)請求項4に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記筒状部の前記第1ボルトと第2ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の幅長さの領域では、前記筒状部の底部側の前記カムリングの一端面から軸方向長さの1/4の位置までの前記一端側部位の剛性がカムリングの1/4から他端面側までの前記他端側部位の剛性よりも小さく形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(キ)請求項4に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記一端側部位よりも他端側部位の径方向断面幅長さを大きく設定することによって前記両者の剛性を変化させることを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(ク)キに記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
筒状部の下端壁の外周面に、前記他端側部位から一端側部位に渡って下り傾斜状のテーパ面を形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
これによって、一端側部位と他端側部位との間の領域における応力集中を緩和することが可能になる。
(ケ)請求項4に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記他端側部位は、軸方向において前記カムリングとオーバラップしない領域を有することを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
カムリングとオーバーラップしない領域には、カムリングからの荷重が直接作用しないことから、ハウジング本体の開口端側の変形量をさらに抑制することが
可能になる。
(コ)ケに記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前前記閉塞部材は、前記筒状部のカムリングとオーバーラップしない領域に嵌合固定される突出部を有することを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
前記突出部が筒状部に嵌合されることによってハウジング本体の開口端における変形量をさらに抑制することが可能になる。
(サ)請求項5に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記筒状部の前記第1ボルトと第2ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の幅長さの領域では、前記筒状部の底部側の前記カムリングの一端面から軸方向長さの1/4の位置までの前記一端側部位の剛性がカムリングの1/4から他端面側までの前記他端側部位の剛性よりも小さく形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(シ)請求項5に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記一端側部位よりも他端側部位の径方向断面幅長さを大きく設定することによって前記両者の剛性を変化させることを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(ス)シに記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
筒状部の下端壁の外周面に、前記他端側部位から一端側部位に渡って下り傾斜状のテーパ面を形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(セ)請求項5に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前記他端側部位は、軸方向において前記カムリングとオーバラップしない領域を有することを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
(ソ)セに記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
前前記閉塞部材は、前記筒状部のカムリングとオーバラップしない領域に嵌合固定される突出部を有することを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
1…ポンプハウジング
2…ハウジング本体
3…リアボディ(閉塞部材)
3a…突出部
3b…先端面
5…筒状部
5a…底部
5b…一端側部位
5c…他端側部位
6…アダプタリング
7…カムリング
8…駆動軸
9…ロータ
11a…第1ボルト
11b…第2ボルト
11c…第3ボルト
12a…第1雌ねじ孔
12b…第2雌ねじ孔
12c…第3雌ねじ孔
13…プレッシャプレート
16・17…第1、第2流体圧力室
18…スロット
19…ベーン
21…ポンプ室
24…吸入ポート
26…吐出ポート
28…高圧室
42…テーパ面
43…段差部
44…スリット
45…段差部
46…プレート部材

Claims (5)

  1. 車両に搭載されるパワーステアリング装置に作動液を供給する可変容量形ベーンポンプであって、
    一端側に底部が形成され他端側に開口が形成された筒状部を有するハウジング本体と、前記筒状部の他端開口を閉塞する閉塞部材と、から構成されたポンプハウジングと、
    該ポンプハウジングの内部に挿通配置されつつ回転自在に支持された駆動軸と、
    該駆動軸によって回転駆動され、外周部に形成された複数のスロットに進退自在に保持された複数のベーンを有するロータと、
    前記筒状部の内部に前記駆動軸の径方向へ移動可能に設けられ、前記ロータと各ベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、
    前記ポンプハウジングに設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴ってポンプ室の容積が増大する領域に開口するように形成された吸入口と、
    前記ポンプハウジングの前記駆動軸を挟んで前記吸入口と反対側に設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴ってポンプ室の容積が減少する領域に開口するように形成された吐出口と、
    前記吐出口の周方向中央部を挟んで前記筒状部の円周方向の位置に互いに隣接して配置されると共に、前記閉塞部材とハウジング本体とを結合する第1ボルト及び第2ボルトと、
    前記筒状部の第1ボルトと第2ボルトとの間に配置され、前記吐出口からカムリングの径方向に作用する吐出荷重を受ける荷重受け部と、を備えた可変容量形ベーンポンプにおいて、
    前記筒状部の前記第1ボルトと第2ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の中央部を境にした前記一端側の部位と他端側の部位の剛性を、前記他端側部位よりも一端側部位を小さく形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
  2. 請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
    前記筒状部の外周面に、前記他端側部位から一端側部位に向けて前記駆動軸方向へ下り傾斜状のテーパ面を形成して、ハウジング本体の径方向断面幅が他端側部位から一端側部位に渡って漸次小さくなるように形成したことを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
  3. 請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプにおいて、
    前記筒状部の他端側部位は、軸方向において前記カムリングとオーバーラップしない領域を有することを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
  4. 車両に搭載されるパワーステアリング装置に作動液を供給する可変容量形ベーンポンプであって、
    一端側に底部が形成され他端側に開口が形成された筒状部を有するハウジング本体と、前記筒状部の他端開口を閉塞する閉塞部材と、から構成されたポンプハウジングと、
    該ポンプハウジングの内部に挿通配置されつつ回転自在に支持された駆動軸と、
    該駆動軸によって回転駆動され、外周部に形成された複数のスロットに進退自在に保持された複数のベーンを有するロータと、
    前記筒状部の内部に前記駆動軸の径方向へ移動可能に設けられ、前記ロータと各ベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、
    前記ポンプハウジングに設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴ってポンプ室の容積が増大する領域に開口するように形成された吸入口と、
    前記ポンプハウジングの前記駆動軸を挟んで前記吸入口と反対側に設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴ってポンプ室の容積が減少する領域に開口するように形成された吐出口と、
    前記吐出口の周方向中央部を挟んで前記筒状部の円周方向の位置に互いに隣接して配置されると共に、前記閉塞部材とハウジング本体とを結合する第1ボルト及び第2ボルトと、
    前記筒状部の第1ボルトと第2ボルトとの間に配置され、前記吐出口からカムリングの径方向に作用する吐出荷重を受ける荷重受け部と、を備えた可変容量形ベーンポンプにおいて、
    前記筒状部の前記第1ボルトと第2ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の領域は、前記一端側の部位の径方向厚さの平均値が前記他端側の部位の径方向厚さの平均値よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
  5. 車両に搭載されるパワーステアリング装置に作動液を供給する可変容量形ベーンポンプであって、
    一端側に底部が形成され他端側に開口が形成された筒状部を有するハウジング本体と、前記筒状部の他端開口を閉塞する閉塞部材と、から構成されたポンプハウジングと、
    該ポンプハウジングの内部に挿通配置されつつ回転自在に支持された駆動軸と、
    該駆動軸によって回転駆動され、外周部に形成された複数のスロットに進退自在に保持された複数のベーンを有するロータと、
    前記筒状部の内部に前記駆動軸の径方向へ移動可能に設けられ、前記ロータと各ベーンと共に複数のポンプ室を形成するカムリングと、
    前記ポンプハウジングに設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴ってポンプ室の容積が増大する領域に開口するように形成された吸入口と、
    前記ポンプハウジングの前記駆動軸を挟んで前記吸入口と反対側に設けられ、前記複数のポンプ室のうち前記ロータの回転に伴ってポンプ室の容積が減少する領域に開口するようにポンプハウジングの円周方向に沿ってほぼ円弧状に形成された吐出口と、
    前記ポンプハウジングの前記吐出口の周方向中央部に対応する位置に配置されて、前記ハウジング本体と閉塞部材を結合する第1ボルトと、
    前記ポンプハウジングの前記吐出口の周方向一端側に対応する位置に配置されて、前記ハウジング本体と閉塞部材を結合する第2ボルトと、
    前記ポンプハウジングの前記吐出口の周方向他端側に対応する位置に配置されて、前記ハウジング本体と閉塞部材を結合する第3ボルトと、
    前記筒状部の第2ボルトと第3ボルトとの間に配置され、前記吐出口からカムリングの径方向に作用する吐出荷重を受ける荷重受け部と、を備えた可変容量形ベーンポンプにおいて、
    前記筒状部の前記第2ボルトと第3ボルトとの間でかつ前記カムリングの軸方向の幅長さの領域は、前記カムリングの軸方向の中央部よりも前記一端側の部位の剛性が他端側の部位の剛性よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする可変容量形ベーンポンプ。
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