JP5494465B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5494465B2 JP5494465B2 JP2010287087A JP2010287087A JP5494465B2 JP 5494465 B2 JP5494465 B2 JP 5494465B2 JP 2010287087 A JP2010287087 A JP 2010287087A JP 2010287087 A JP2010287087 A JP 2010287087A JP 5494465 B2 JP5494465 B2 JP 5494465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- scroll
- boss
- compression mechanism
- seal ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
本発明の実施形態1について説明する。図1及び図2に示す実施形態1のスクロール圧縮機(1)は、冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路(図示省略)に接続され、冷媒を圧縮するものである。
上記駆動モータ(40)を作動させると、圧縮機構(10)の可動スクロール(30)が回転駆動する。この可動スクロール(30)は、オルダムカップリング(105)によって自転を防止されつつ、主軸部(81)の軸心を中心に公転する。この可動スクロール(30)の公転に伴い、圧縮室(11)の容積が中心に向かって収縮し、圧縮室(11)において上記吸入管(94)から吸入された冷媒ガスは圧縮される。圧縮が完了した冷媒ガスは、固定スクロール(20)の吐出口(26)を介して、高圧部(25)に吐出される。高圧部(25)に吐出された高圧の冷媒ガスは、固定スクロール(20)の第1流通路及びハウジング(50)の第2流通路を通過してケーシング(90)の下部空間(98)へ流出し、吐出管(95)からケーシング(90)の外部へ吐出される。
(変形例1)
実施形態1のリング部材(71)は、該リング部材(71)の上面における外周角部が周方向に亘って切り欠いてなる切欠き部を有するが、その形態に代えて、本変形例は、図3に示すように、リング部材(71)の上面に周方向に亘って形成された溝部を形成し、該溝部をシールリング溝(57)としている。本変形例の場合、背圧空間(100)の区画位置を更に内周側に設けることが可能であるため、押付力が更に低下され、押付力過剰によるスラスト損失の増大が一層抑制される。
(変形例2)
実施形態1のハウジング(50)のボス部収容部(54)は、ハウジング本体(51)にリング部材(71)が内嵌された構造であるが、本変形例のボス部収容部(54)は、図4に示すように、リング部材(71)の部分がハウジング本体(51)と一体形成されたものである。本変形例の場合、実施形態1のリング部材(71)の開口に相当する部分によって、ボス部収容部(54)の圧縮機構(10)側の開口が形成され、その開口径d2とスリット(59)の外径d1とがd1≧d2の関係を満たしている。そのため、実施形態1と同様に、スラスト損失の増大が抑制される。尚、本変形例では、ボス部収容部(54)の内壁は、d1≧d2の関係を満たすように形成されていればよく、図4に示す段差(74)を有する形状以外に、例えば、ボス部収容部(54)の底面側から圧縮機構(10)側へ内径が小さくなるテーパ状であっても構わない。
次に、本発明の実施形態2を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、上記実施形態1においてハウジング(50)のボス部収容部(54)の構成を変更したものである。つまり、上記実施形態1では、リング部材(71)のみに切欠き部を形成したが、本実施形態では、図5に示すように、リング部材(71)とハウジング本体(51)の両方に切欠き部を形成するようにした。
次に、本発明の実施形態3を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、上記実施形態1においてハウジング(50)のボス部収容部(54)の構成を変更したものである。つまり、上記実施形態1では、リング部材(71)に切欠き部を形成したが、本実施形態は、図6に示すように、ハウジング本体(51)に切欠き部を形成するようにした。
次に、本発明の実施形態4を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、上記実施形態1においてハウジング(50)のボス部収容部(54)及び軸保持部(56)の構成を変更したものである。図7に示すように、本実施形態のハウジング(50)は、上面中央から下端へ一定の径で貫通する貫通孔(60)を有するハウジング本体(51)を備え、該貫通孔(60)の下側部分には円筒部材(76)が内嵌されている。
次に、本発明の実施形態5を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、上記実施形態4においてハウジング(50)の軸保持部(56)の構成を変更したものである。つまり、上記実施形態4のハウジング本体(51)は、一定の径で貫通する貫通孔(60)に円筒部材(76)を内嵌したが、本実施形態は、図8に示すように、上側より下側の径が大きい貫通孔(60)に円筒部材(76)を内嵌するようにした。
次に、本発明の実施形態6を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、上記実施形態4においてハウジング(50)の軸保持部(56)の構成を変更したものである。つまり、上記実施形態4では円筒部材(76)に切欠き部を形成したが、本実施形態では、図9に示すように、ハウジング本体(51)の貫通孔(60)に切欠き部を形成するようにした。
10 圧縮機構
20 固定スクロール
30 可動スクロール
33 ボス部
50 ハウジング
53 貫通孔
54 ボス部収容部
56 軸保持部
57 シールリング溝
58 シールリング
59 スリット
71 リング部材
76 円筒部材
80 駆動軸
100 背圧空間
Claims (9)
- 固定スクロール(20)および可動スクロール(30)を有する流体の圧縮機構(10)と、上記可動スクロール(30)の背面側のボス部(33)に連結される駆動軸(80)と、上記可動スクロール(30)の背面側に配置され、該可動スクロール(30)との間に背圧空間(100)を形成するハウジング(50)とを備えたスクロール圧縮機であって、
上記ハウジング(50)は、上記圧縮機構(10)側の端面に断面視円形に凹陥し上記可動スクロール(30)のボス部(33)が収容されるボス部収容部(54)と、該ボス部収容部(54)の底面から延びる貫通孔(53)に上記駆動軸(80)が挿通保持される軸保持部(56)とを有し、
上記ハウジング(50)の圧縮機構(10)側の端面には、上記ボス部収容部(54)の開口の外側に環状に形成され、上記可動スクロール(30)の背面に当接して上記背圧空間(100)を内周側と外周側とに区画するシールリング(58)を保持するシールリング溝(57)が設けられ、
上記ハウジング(50)のボス部収容部(54)の底面には、上記軸保持部(56)の貫通孔(53)の外側に環状のスリット(59)が形成され、
上記スリット(59)の外径d1と上記ボス部収容部(54)の圧縮機構(10)側の開口径d2とは、d1>d2の関係を満たす
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 固定スクロール(20)および可動スクロール(30)を有する流体の圧縮機構(10)と、上記可動スクロール(30)の背面側のボス部(33)に連結される駆動軸(80)と、上記可動スクロール(30)の背面側に配置され、該可動スクロール(30)との間に背圧空間(100)を形成するハウジング(50)とを備えたスクロール圧縮機であって、
上記ハウジング(50)は、上記圧縮機構(10)側の端面に断面視円形に凹陥し上記可動スクロール(30)のボス部(33)が収容されるボス部収容部(54)と、該ボス部収容部(54)の底面から延びる貫通孔(53)に上記駆動軸(80)が挿通保持される軸保持部(56)とを有し、
上記ハウジング(50)の圧縮機構(10)側の端面には、上記ボス部収容部(54)の開口の外側に環状に形成され、上記可動スクロール(30)の背面に当接して上記背圧空間(100)を内周側と外周側とに区画するシールリング(58)を保持するシールリング溝(57)が設けられ、
上記ハウジング(50)のボス部収容部(54)の底面には、上記軸保持部(56)の貫通孔(53)の外側に環状のスリット(59)が形成され、
上記スリット(59)の外径d1と上記ボス部収容部(54)の圧縮機構(10)側の開口径d2とは、d1≧d2の関係を満たし、
上記ボス部収容部(54)の圧縮機構(10)側の開口は、リング部材(71)が内嵌されて構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項2において、
上記シールリング溝(57)は、上記リング部材(71)の上面における外周角部が周方向に亘って切り欠かれた切欠き部によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項2において、
上記シールリング溝(57)は、上記リング部材(71)の上面に周方向に亘って形成された溝部によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項2において、
上記シールリング溝(57)は、上記ボス部収容部(54)における上記リング部材(71)が内嵌する部位の上面における内周角部が周方向に亘って切り欠かれた切欠き部によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項2において、
上記シールリング溝(57)は、上記リング部材(71)の上面と上記ボス部収容部(54)における上記リング部材(71)が内嵌する部位の上面とに跨って周方向に亘って形成された溝部によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 固定スクロール(20)および可動スクロール(30)を有する流体の圧縮機構(10)と、上記可動スクロール(30)の背面側のボス部(33)に連結される駆動軸(80)と、上記可動スクロール(30)の背面側に配置され、該可動スクロール(30)との間に背圧空間(100)を形成するハウジング(50)とを備えたスクロール圧縮機であって、
上記ハウジング(50)は、上記圧縮機構(10)側の端面に断面視円形に凹陥し上記可動スクロール(30)のボス部(33)が収容されるボス部収容部(54)と、該ボス部収容部(54)の底面から延びる貫通孔(53)に上記駆動軸(80)が挿通保持される軸保持部(56)とを有し、
上記ハウジング(50)の圧縮機構(10)側の端面には、上記ボス部収容部(54)の開口の外側に環状に形成され、上記可動スクロール(30)の背面に当接して上記背圧空間(100)を内周側と外周側とに区画するシールリング(58)を保持するシールリング溝(57)が設けられ、
上記ハウジング(50)のボス部収容部(54)の底面には、上記軸保持部(56)の貫通孔(53)の外側に環状のスリット(59)が形成され、
上記スリット(59)の外径d1と上記ボス部収容部(54)の圧縮機構(10)側の開口径d2とは、d1≧d2の関係を満たし、
上記軸保持部(56)の貫通孔(53)は、円筒部材(76)が内嵌されて構成され、
上記スリット(59)は、少なくとも内周壁が上記円筒部材(76)によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項7において、
上記スリット(59)は、上記円筒部材(76)の外周側が周方向に亘って切り欠かれた切欠き部によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項7において、
上記スリット(59)は、上記軸保持部(56)における上記円筒部材(76)が内嵌する部位の内周側が周方向に亘って切り欠かれた切欠き部によって構成されている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010287087A JP5494465B2 (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | スクロール圧縮機 |
CN2011205448251U CN202510366U (zh) | 2010-12-24 | 2011-12-22 | 涡旋压缩机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010287087A JP5494465B2 (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | スクロール圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012132409A JP2012132409A (ja) | 2012-07-12 |
JP5494465B2 true JP5494465B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=46648273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010287087A Active JP5494465B2 (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | スクロール圧縮機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5494465B2 (ja) |
CN (1) | CN202510366U (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9188124B2 (en) | 2012-04-30 | 2015-11-17 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Scroll compressor with unloader assembly |
US9115718B2 (en) | 2013-01-22 | 2015-08-25 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Compressor bearing and unloader assembly |
JP2015105636A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
US10215175B2 (en) * | 2015-08-04 | 2019-02-26 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Compressor high-side axial seal and seal assembly retainer |
JP6213639B2 (ja) * | 2016-09-05 | 2017-10-18 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
US11015598B2 (en) | 2018-04-11 | 2021-05-25 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Compressor having bushing |
US11002276B2 (en) | 2018-05-11 | 2021-05-11 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Compressor having bushing |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61152983A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Toshiba Corp | スクロ−ル型圧縮装置 |
JP4544388B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2010-09-15 | 株式会社富士通ゼネラル | スクロール圧縮機 |
-
2010
- 2010-12-24 JP JP2010287087A patent/JP5494465B2/ja active Active
-
2011
- 2011-12-22 CN CN2011205448251U patent/CN202510366U/zh not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN202510366U (zh) | 2012-10-31 |
JP2012132409A (ja) | 2012-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5494465B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
EP3754199B1 (en) | Scroll compressor | |
JP5516651B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP5765379B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
KR101099923B1 (ko) | 스크롤형 압축기 | |
JP4471034B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
KR20080064706A (ko) | 스크롤 압축기 | |
JP2008031920A (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP4930022B2 (ja) | 流体機械 | |
JP2007002835A (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP2008038616A (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP5261227B2 (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JP2014125908A (ja) | スクロール圧縮機 | |
WO2018012016A1 (ja) | 圧縮機 | |
JP6972391B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2008121490A (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP4973148B2 (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP2019190468A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2007002850A (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP6017023B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP7468428B2 (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JP4508075B2 (ja) | 回転式圧縮機 | |
JP5018008B2 (ja) | 回転式流体機械 | |
JP2008144598A (ja) | 流体機械 | |
JP5871713B2 (ja) | スクロール圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130123 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140217 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5494465 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |