JP2010223086A - シリンダヘッド構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダヘッド本体とこれに組み付けられるカムハウジングとを有する構成において、設備や工程の変更を必要とすることなく、カムシャフトの軸受部についての同軸度を向上させることができるシリンダヘッド構造を提供すること。
【解決手段】カムハウジング4は、シリンダヘッド本体に対する組付け面であるハウジング下面4aについて所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、切削加工用の工具のハウジング下面4aに対する作用を、三箇所の支持位置11にて支持された状態で受けるものであり、三箇所の支持位置11が、カムハウジング4におけるカムシャフト3の軸方向の両側に配される。
【選択図】図3
【解決手段】カムハウジング4は、シリンダヘッド本体に対する組付け面であるハウジング下面4aについて所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、切削加工用の工具のハウジング下面4aに対する作用を、三箇所の支持位置11にて支持された状態で受けるものであり、三箇所の支持位置11が、カムハウジング4におけるカムシャフト3の軸方向の両側に配される。
【選択図】図3
Description
本発明は、エンジンにおいてカムシャフトを支持するシリンダヘッド構造に関し、詳細には、シリンダヘッド本体とこのシリンダヘッド本体に組み付けられるカムハウジングとを有するシリンダヘッド構造に関する。
従来、エンジンを構成するシリンダヘッドの構造として、ガスケット等を介してシリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッド本体と、このシリンダヘッド本体に組み付けられるカムハウジングとを有するものがある。カムハウジングは、カムシャフトを支持する部分を構成する。
具体的には、カムハウジングにおいては、カムキャップ(カムシャフト用のベアリングキャップ)がカムハウジングに対してボルト等によって固定されることで軸孔(カム孔)が形成され、この軸孔にベアリング等を介してカムシャフトが支持される。カムハウジングにおいてカムキャップが固定されることで構成されるカムシャフトの軸受部(支持部)は、エンジンの気筒数等に応じてカムシャフトの軸方向に複数設けられる。
このようにカムハウジングにおいて複数設けられるカムシャフトの軸受部は、加工時はほぼ同軸であるが、カムハウジングがシリンダヘッド本体に組み付けられることにより、ボルト締結等にともなうカムハウジングの変形(反り)によって同軸度が悪化する。こうしたカムシャフトの軸受部についての同軸度の悪化は、カムシャフトの軸受部におけるフリクションの増大や偏摩耗の原因となる。
カムシャフトの軸受部についての同軸度を向上させる観点から、カムハウジングの組付けによる変形を低減するための技術として、加工時に逆変形を生じさせる手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかる手法は、カムハウジング等により構成される軸受部の加工時に、カムハウジングの組付けによる変形を相殺するような形状(変形)をあらかじめ付与しようとするものである。
特許文献1には、カムハウジングの組付け時の変形を再現した状態での加工方法であって、カムハウジングの変形量(同軸度)を計測しながらの加工を行う技術が開示されている。しかし、特許文献1のような従来の技術によれば、設備や工程の変更が必須となるため、大きな投資が必要となる。
また、カムハウジングの組付けによる変形を低減するための技術としては、シムを用いてカムハウジングの変形を矯正する手法がある。かかる手法によれば、シリンダヘッド本体とシリンダブロックとの間において、ガスケット等とともに挟まれるシムの調整により、シリンダブロックに対する組付けにともなうシリンダヘッド本体の変形を介して、カムシャフトの軸受部について同軸度が向上するように、カムハウジングの変形が矯正される。
しかし、シムを用いてカムハウジングの変形を矯正する手法によれば、カムハウジングやシリンダヘッド本体の加工方法や加工条件等によって生じる、カムハウジングとシリンダヘッド本体との組付け面(カムハウジングの下面およびシリンダヘッド本体の上面)の平面度の影響により、十分な効果が得られない場合がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、シリンダヘッド本体とこれに組み付けられるカムハウジングとを有する構成において、設備や工程の変更を必要とすることなく、カムシャフトの軸受部についての同軸度を向上させることができるシリンダヘッド構造を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、エンジンを構成するシリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッド本体と、カムシャフトを支持する複数の軸受部を構成するとともに前記シリンダヘッド本体に組み付けられるカムハウジングとを有するシリンダヘッド構造であって、前記カムハウジングは、前記シリンダヘッド本体に対する組付け面について所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、前記切削加工用の工具の前記組付け面に対する作用を、三箇所の支持位置にて支持された状態で受けるものであり、前記三箇所の支持位置が、前記カムハウジングにおける前記カムシャフトの軸方向の両側に配されるものである。
請求項2においては、エンジンを構成するシリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッド本体と、カムシャフトを支持する複数の軸受部を構成するとともに前記シリンダヘッド本体に組み付けられるカムハウジングとを有するシリンダヘッド構造であって、前記シリンダヘッド本体および前記カムハウジングのそれぞれは、相手方に対する組付け面について所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、前記切削加工用の工具の前記組付け面に対する作用を、三箇所の支持位置にて支持された状態で受けるものであり、前記三箇所の支持位置が、前記シリンダヘッド本体および前記カムハウジングのそれぞれにおける、前記カムシャフトの軸方向に直交し、かつ前記組付け面に沿う方向の両側に、前記シリンダヘッド本体と前記カムハウジングとが互いに組み付けられた状態で互い違いとなるように配されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、シリンダヘッド本体とこれに組み付けられるカムハウジングとを有する構成において、設備や工程の変更を必要とすることなく、カムシャフトの軸受部についての同軸度を向上させることができる。
すなわち、本発明によれば、シリンダヘッド本体とこれに組み付けられるカムハウジングとを有する構成において、設備や工程の変更を必要とすることなく、カムシャフトの軸受部についての同軸度を向上させることができる。
本発明は、シリンダヘッド本体とこれに組み付けられるカムハウジングとを有するシリンダヘッド構造において、カムハウジングの組付け面、またはシリンダヘッド本体およびカムハウジング両者の組付け面の加工時における支持位置の最適化を図ることにより、組付け面の凹凸(反り)の方向をコントロールしようとするものである。これにより、カムシャフトの軸受部についての同軸度に対する、組付け面の平面度の影響が低減し、軸受部におけるフリクションの低減が図られる。以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の第一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るシリンダヘッド構造は、エンジンを構成するシリンダブロック1に組み付けられるシリンダヘッド本体2と、カムシャフト3(軸心線のみ図示)を支持する複数の軸受部を構成するとともにシリンダヘッド本体2に組み付けられるカムハウジング4とを有する。なお、以下の説明では、便宜上、シリンダブロック1に対してシリンダヘッド本体2が組み付けられる側(図1における上側)を上とし、その反対側(同図における下側)を下とする。
シリンダヘッド本体2は、全体としてカムシャフト3の軸方向(図1における左右方向、以下「カム軸方向」という。)を長手方向とする略直方体状の外形を有する。シリンダヘッド本体2は、シリンダブロック1の上側に形成されるシリンダヘッドの組付け面1aに対して、ヘッドボルト等の締結具が用いられて組み付けられる。シリンダヘッド本体2は、シリンダブロック1(の組付け面1a)との間にガスケット5を介して組み付けられる。シリンダブロック1においては、クランクシャフト(図示略)が回転可能に支持される。
カムハウジング4は、全体としてカム軸方向を長手方向とする略直方体状の外形を有する。カムハウジング4においては、カムキャップ(カムシャフト用のベアリングキャップ)がカムハウジング4に対してボルト等によって固定されることで軸孔(カム孔)が形成され、この軸孔にベアリング等を介してカムシャフト3が支持される。カムハウジング4においてカムキャップが固定されることで構成されるカムシャフト3の軸受部(支持部)は、エンジンの気筒数等に応じてカム軸方向に複数設けられる。
カムハウジング4は、互いに平行に配される一対のカムシャフト3を支持する(図3参照)。これらのカムシャフト3のうち、一方の(図3における上側の)カムシャフト3は、エンジンにおいて吸気バルブを作動させるためのものであり、他方の(図3における下側の)カムシャフト3は、エンジンにおいて排気バルブを作動させるためのものである。つまり、カムハウジング4においては、吸気側のカムシャフト3用と排気側のカムシャフト3用との、二列分の軸受部が構成される。
カムハウジング4は、シリンダヘッド本体2の上側(シリンダブロック1に対する組付け側と反対側)に、ボルト等の締結具が用いられて組み付けられる。したがって、平面として形成されるカムハウジング4の下面(以下「ハウジング下面」という。)4aが、カムハウジング4のシリンダヘッド本体2に対する組付け面となり、同じく平面として形成されるシリンダヘッド本体2の上面(以下「本体上面」という。)2aが、シリンダヘッド本体2のカムハウジング4に対する組付け面となる。
カムハウジング4は、ハウジング下面4aについて所定の平面度を得るための切削加工を受ける。具体的には、図2および図3に示すように、カムハウジング4は、加工設備において、設備側に設けられる三つの支持機構10によって所定の姿勢で位置決めされるとともに支持された状態(三点支持された状態)で、回転工具6によって切削加工を受ける。
回転工具6は、例えばフライス盤において回転可能に構成される正面フライスである。したがって、回転工具6は、加工対象面であるハウジング下面4aに対して垂直な方向を回転軸方向として回転するとともにハウジング下面4aに沿って移動しながら、刃部6aをハウジング下面4aに作用させることにより、ハウジング下面4aを切削する(図2、矢印a1参照)。
このようなハウジング下面4aの切削加工においてカムハウジング4を支持する支持機構10は、クランプ機構として構成されるものであり、カムハウジング4における所定の形状部分をクランプした状態で支持する。すなわち、三つの支持機構10は、回転工具6による加工を受けるカムハウジング4について、ハウジング下面4aに沿う方向およびハウジング下面4aに対する垂直方向の移動を規制することで、カムハウジング4を位置決めした状態で支持する。
三つの支持機構10によってカムハウジング4が三点支持される構成においては、各支持機構10により、切削加工用の工具である回転工具6がハウジング下面4aに作用することに対する支持が行われる。つまり、支持機構10は、回転工具6がハウジング下面4aに作用することに対する支持として、主にカムハウジング4の下側(ハウジング下面4aと反対側)への移動を規制する下側からの支持を行う(図2、矢印a2参照)。このように、カムハウジング4は、三つの支持機構10それぞれによってクランプされる位置である三箇所の支持位置11において、回転工具6が作用することに対する支持を受ける。
なお、以下の説明では、図2および図3に示すように、本実施形態に係るシリンダヘッド構造において、カム軸方向の一側(図3において右側)をエンジンにおけるフロント側(Fr側)とし、同じくカム軸方向の他側(同図において左側)をエンジンにおけるリア側(Rr側)とする。また、本実施形態に係るシリンダヘッド構造において、カム軸方向に直交し、かつハウジング下面4aに沿う方向の一側(図3において上側)をエンジンにおける吸気側(In側)とし、同じくカム軸方向に直交し、かつハウジング下面4aに沿う方向の他側(同図において下側)をエンジンにおける排気側(Ex側)とする。
つまり、本実施形態に係るシリンダヘッド構造においては、Fr−Rr方向(図3における左右方向)が、カム軸方向に沿う、シリンダヘッド本体2およびカムハウジング4の長手方向に対応し、In−Ex方向(同図における上下方向)が、本体上面2aまたはハウジング下面4aに沿う、シリンダヘッド本体2およびカムハウジング4の短手方向に対応する。
以上のように、本実施形態のシリンダヘッド構造を構成するカムハウジング4は、ハウジング下面4aについて所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、回転工具6のハウジング下面4aに対する作用を、三箇所の支持位置11にて支持された状態で受けるものである。そして、三箇所の支持位置11が、カムハウジング4におけるカム軸方向(Fr−Rr方向)の両側に配される。
本実施形態では、図2および図3に示すように、カムハウジング4を支持するための支持位置11は、カムハウジング4のFr−Rr方向について、Fr側(カム軸方向の一側)に一箇所、Rr側(カム軸方向の他側)に二箇所の計三箇所に配されている。また、これら三箇所の支持位置11は、In−Ex方向に略対称となるように配される。このため、Fr側の一箇所の支持位置11Aは、カムハウジング4のIn−Ex方向における中央近傍の位置に配され、Rr側の二箇所の支持位置11Bは、カムハウジング4のIn−Ex方向について略対称となる両端近傍の位置に配される。
したがって、カムハウジング4を支持する三箇所の支持位置11は、図3に示すようにハウジング下面4a側から見て、Fr側を頂角側とする二等辺三角形の各頂点の位置に対応するように配される。各支持位置11においては、支持機構10によってカムハウジング4のFr側またはRr側の端面部における所定の形状部分がクランプされることで、カムハウジング4が支持される。
このように、カムハウジング4を支持する三箇所の支持位置11が、カムハウジング4のFr−Rr方向の両側に配されることにより、ハウジング下面4aの切削加工によって生じるハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向が、In側とEx側とで略一致する。これにより、シムを用いてカムハウジング4の変形を矯正する手法(以下「シムによる変形の矯正」という。)の適用が容易となる。具体的には次のとおりである。
カムハウジング4は、その厚さ(上下方向の寸法)が薄いことから剛性が低いため、ハウジング下面4aの切削加工時において回転工具6が作用することによって変形する。このため、切削加工後のハウジング下面4aにおいては凹凸(反り)が生じる。
切削加工によるハウジング下面4aの凹凸は、支持位置11の位置に応じて形成される。すなわち、カムハウジング4において支持機構10によって支持される部分の近傍部位、つまり支持位置11の近傍部位は、回転工具6が作用することに対する剛性が比較的高い部位となる。このため、支持位置11の近傍部位は、ハウジング下面4aの切削加工において、良く削れ、切削量が比較的多い部位となる。
一方、カムハウジング4において支持位置11の近傍部位以外の部位(以下「非支持部位」という。)は、回転工具6が作用することに対する剛性が比較的低い部位となる。このため、非支持部位は、ハウジング下面4aの切削加工において、回転工具6に対して逃げてしまい、切削量が比較的少ない部位となる。
このように、切削加工を受けるハウジング下面4aにおいては、支持位置11の配置によって部分的に切削量の差が生じる。かかる切削量の差により、ハウジング下面4aにおける凹凸(反り)が生じる。そして、支持位置11の近傍部位は、加工時に回転工具6に対して逃げないことから削れやすい部位となり、凹凸における凹の部位を形成する。また、非支持部位は、加工時に回転工具6に対して逃げることから削れにくい部位となり、凹凸における凸の部位を形成する。
このような支持位置11の配置と切削加工によるハウジング下面4aの凹凸(反り)形状との関係から、ハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向がIn側とEx側とで略一致することでシムによる変形の矯正の適用が容易となることについて、カムハウジング4が三点支持される場合の他の例である比較例を用いて説明する。なお、説明の便宜上、比較例においても本実施形態と同様の符号を用いる。
まず、比較例について説明する。図5に示すように、比較例においては、ハウジング下面4aの切削加工における支持機構10による支持位置11が、カムハウジング4のIn−Ex方向について、In側に一箇所、Ex側に二箇所の計三箇所に配されている。また、In側の一箇所の支持位置11は、カムハウジング4のFr−Rr方向における中央近傍の位置に配され、Ex側の二箇所の支持位置11は、同じくFr−Rr方向における両端近傍の位置に配される。
したがって、図5に示すように、比較例においては、カムハウジング4のIn側の部分におけるFr−Rr方向の中央近傍の部位(符号c1参照)、およびEx側の部分におけるFr−Rr方向の両端近傍の部位(符号c2参照)が、支持位置11の近傍部位、つまり切削加工による切削量が比較的多い部位となる。これに対し、カムハウジング4のIn側の部分におけるFr−Rr方向の中央近傍の部位以外の部位(両端側の部位、符号d1参照)、およびEx側の部分におけるFr−Rr方向の両端近傍の部位以外の部位(中間の部位、符号d2参照)が、非支持部位、つまり切削加工による切削量が比較的少ない部位となる。
このため、比較例において、切削加工によるハウジング下面4aの凹凸(反り)形状は、図6に示すような態様になる。すなわち、図6(a)に示すように、Fr−Rr方向の中央近傍の部位が削れやすい部位となるIn側の部分については、Fr−Rr方向について中央部にかけて窪むような凹形状(全体として上反り形状)となる。これに対し、図6(b)に示すように、Fr−Rr方向の両端近傍の部位が削れやすい部位となるEx側の部分については、Fr−Rr方向について中央部にかけて膨らむような凸形状(全体として下反り形状)となる。
なお、図6は、切削加工後のハウジング下面4aの形状(カムハウジング4のFr−Rr方向の断面形状)を示すものである。そして、図6(a)は、図5におけるX−X位置に対応する断面形状を示し、図6(b)は、図5におけるY−Y位置に対応する断面形状を示す。
このように、比較例においては、ハウジング下面4aにおけるIn側の部分とEx側の部分とで面の凹凸(反り)の方向が異なってしまう。これにより、ハウジング下面4aの形状の影響で、カムハウジング4のシリンダヘッド本体2に対する組付け時に、カムハウジング4において軸受部を構成する部分がIn側とEx側とで互いに逆方向に反ってしまう。このようにIn側とEx側とでハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向が異なる(逆方向となる)場合、シムによる変形の矯正の適用が困難となる。
ここで、シムによる変形の矯正について、図7を用いて説明する。図7(a)に示すように、カムハウジング4が組み付けられるシリンダヘッド本体2がガスケット5を介してシリンダブロック1に組み付けられる構成においては、各部品について組付けによる変形が生じる。
各部品の組付けによる変形としては、図7(a)に示すように、ガスケット5を介して下側に位置するシリンダブロック1については、カム軸方向において下向きに凸となるような反り変形が生じる。また、ガスケット5を介して上側に位置するシリンダヘッド本体2およびカムハウジング4については、カム軸方向において上向きに凸となるような反り変形が生じる。
こうした各部品の組付けによる変形は、ガスケット5の構造に起因する。具体的には、ガスケット5は、その介装される部分(シリンダブロック1とシリンダヘッド本体2との合わせ面部)における面圧について、シリンダブロック1の組付け面1aにおける中央部分(詳細にはシリンダブロック1が有するシリンダボアの周辺部分)が周縁部分に対して比較的高くなるような構造を有する。
ガスケット5による部分的な面圧の調整は、例えばガスケット5が複数の層からなる積層構造を有する場合における層の数の調整等の、ガスケット5における部分的な厚さの調整により行われる。したがって、ガスケット5は、シリンダブロック1の組付け面1aにおける中央部分に対応する部分が、組付け面1aにおける周縁部分に対応する部分に対して比較的厚くなるように構成される。このため、ガスケット5が介装される部分においては、カム軸方向の両端部(前後端部)の面圧が比較的低くなり、前述したような各部品の組付けによる変形が生じる。
そこで、図7(b)に示すように、ガスケット5が介装される部分において、カム軸方向の両端部にカウンタシム7が設置されることで、組付けによる変形のシムによる矯正が行われる。すなわち、ガスケット5が介装される部分において、ガスケット5が比較的薄いことやガスケット5が存在しないこと等によって面圧が比較的低くなる前後端部に、カウンタシム7が介装されることで、その前後端部における面圧が高められる。
これにより、図7(b)に示すように、前述したような各部品の組付けによる変形が矯正され、カムハウジング4におけるカムシャフト3の軸受部についての同軸度が矯正される。なお、ガスケット5と同様にシリンダブロック1とシリンダヘッド本体2との間に介装されるカウンタシム7は、ガスケット5がシムを内装する複数の層からなる積層構造である場合においてはガスケット5に内装されるシムが延設された部分として設けられたり、ガスケット5とは別部品として設けられたりする。
このようなシムによる変形の矯正が、前述した比較例に係る構成において適用される場合、次のような問題がある。比較例においては、前記のとおりIn側とEx側とでハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向が異なる。このため、カウンタシム7等のシムによる変形の矯正をIn側とEx側とで一律に行うことができない。
つまり、シムによる変形の矯正において、ハウジング下面4aの凹凸(反り)について、In側の変形に対応しようとした場合、Ex側の変形の矯正が困難となり、逆に、Ex側の変形に対応しようとした場合、In側の変形の矯正が困難となる。言い換えると、比較例に係る構成においては、シムによる変形の矯正によれば、In−Ex方向について片側(例えば排気側)のカムシャフト3の軸受部についての同軸度は改善されるものの、もう片側(例えば吸気側)のカムシャフト3の軸受部についての同軸度は悪化する場合がある。
例えば、図8(a)に示すように、In側については、ハウジング下面4aの凹凸(反り)(図6(a)参照)との関係から、カウンタシム7等のシムによる変形の矯正が行われてない状態で、カムハウジング4におけるカムシャフト3の軸受部についての同軸度が良好な場合がある。この場合、図8(b)に示すように、例えばEx側の変形に対応してカウンタシム7が設置されることでシムによる変形の矯正が行われると、In側のカムシャフト3の軸受部についての同軸度が悪化するという現象が生じる。本例では、図8(b)に示すように、カムシャフト3が下向きに凸となるような反り変形をともなうように、軸受部についての同軸度が悪化する。
このようにIn側とEx側とでハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向が異なることからシムによる変形の矯正の適用が困難な比較例に係る構成に対して、本実施形態に係る構成においては、シムによる変形の矯正の適用が容易となる。
すなわち、図3に示すように、本実施形態に係る構成においては、前述したような支持位置11の配置から、カムハウジング4のFr−Rr方向の両端の部位(符号b1参照)が、支持位置11の近傍部位、つまり切削加工による切削量が比較的多い部位となる。これに対し、カムハウジング4のFr−Rr方向の中間の部位(符号b2参照)が、非支持部位、つまり切削加工による切削量が比較的少ない部位となる。
このため、本実施形態において、切削加工によるハウジング下面4aの凹凸(反り)形状は、図4に示すような態様になる。すなわち、図4(a)、(b)に示すように、In側の部分およびEx側の部分のいずれについても、Fr−Rr方向の両端近傍の部位が削れやすい部位となることから、Fr−Rr方向について中央部にかけて膨らむような凸形状(全体として下反り形状)となる。
なお、図4は、図6と同様に切削加工後のハウジング下面4aの形状を示すものであり、図4(a)は、図3におけるA−A位置に対応する断面形状を示し、図4(b)は、図3におけるB−B位置に対応する断面形状を示す。
このように、本実施形態においては、ハウジング下面4aにおけるIn側の部分とEx側の部分とで面の凹凸(反り)の方向が略一致する。これにより、シムによる変形の矯正の適用が容易となる。つまり、ハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向がIn側とEx側とで略一致することで、前述した比較例のようにハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向がIn側とEx側とで異なることに基づくシムによる変形の矯正の適用についての困難性が解消される。
以上のように、本実施形態に係るシリンダヘッド構造によれば、シリンダヘッド本体2とこれに組み付けられるカムハウジング4とを有する構成において、設備や工程の変更を必要とすることなく、カムシャフト3の軸受部についての同軸度を向上させることができる。
すなわち、本実施形態に係るシリンダヘッド構造によれば、ハウジング下面4aの凹凸(反り)の方向がIn側とEx側とで略一致することから、設備や工程に影響しないシムによる変形の矯正により、カムシャフト3の軸受部についての同軸度を容易に向上させることができる。
なお、本実施形態においては、カムハウジング4を支持するための支持位置11がFr側に一箇所、Rr側に二箇所配される三点支持の配置であるが(図3参照)、支持位置11の配置としては、Fr−Rr方向について反対の配置であってもよい。つまり、図9に示すように、支持位置11の配置としては、Fr側に二箇所、Rr側に一箇所の配置であってもよい。
本発明の第二実施形態について説明する。なお、前述した本発明の第一実施形態と共通する部分等については、共通の符号を用いる等して適宜説明を省略する。本実施形態は、第一実施形態との対比において、カムハウジング4のハウジング下面4aに加え、シリンダヘッド本体2の本体上面2aについても、切削加工時における支持位置の最適化を図ることにより、組付け面の凹凸(反り)の方向をコントロールしようとするものである。
したがって、本実施形態では、シリンダヘッド本体2およびカムハウジング4のそれぞれが、相手方に対する組付け面について所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、回転工具6の組付け面に対する作用を、三箇所の支持位置11にて支持された状態で受けるものである。
すなわち、図10および図11に示すように、カムハウジング4は、加工設備において、設備側に設けられる三つの支持機構10(三箇所の支持位置11)によって所定の姿勢で位置決めされるとともに支持された状態(三点支持された状態)で、ハウジング下面4aについて、回転工具6によって切削加工を受ける。
また、図13および図14に示すように、シリンダヘッド本体2は、カムハウジング4と同様、加工設備において、設備側に設けられる三つの支持機構12によって所定の姿勢で位置決めされるとともに支持された状態(三点支持された状態)で、本体上面2aについて、回転工具6によって切削加工を受ける。
シリンダヘッド本体2を支持するための支持機構12は、カムハウジング4を支持するための支持機構10と同様に、クランプ機構として構成されるものであり、シリンダヘッド本体2における所定の形状部分をクランプした状態で支持する。つまり、シリンダヘッド本体2は、三つの支持機構12それぞれによってクランプされる位置である三箇所の支持位置11において、回転工具6が作用することに対する支持を受ける。なお、カムハウジング4を支持するための支持機構10とシリンダヘッド本体2を支持するための支持機構12とは、共通の構成であってもよい。
そして、本実施形態では、シリンダヘッド本体2およびカムハウジング4のそれぞれを支持する三箇所の支持位置11が、シリンダヘッド本体2およびカムハウジング4のそれぞれにおける、カム軸方向(Fr−Rr方向)に直交し、かつ組付け面(本体上面2aまたはハウジング下面4a)に沿う方向(In−Ex方向)の両側に、シリンダヘッド本体2とカムハウジング4とが互いに組み付けられた状態で互い違いとなるように配される。
本実施形態では、図10および図11に示すように、カムハウジング4を支持するための支持位置11は、カムハウジング4のIn−Ex方向について、In側に一箇所、Ex側に二箇所の計三箇所に配されている。また、これら三箇所の支持位置11は、Fr−Rr方向に略対称となるように配される。このため、In側の一箇所の支持位置11Cは、カムハウジング4のFr−Rr方向における中央近傍の位置に配され、Ex側の二箇所の支持位置11Dは、カムハウジング4のFr−Rr方向について略対称となる両端近傍の位置に配される。
したがって、カムハウジング4を支持する三箇所の支持位置11は、図11に示すようにハウジング下面4a側から見て、In側を頂角側とする二等辺三角形の各頂点の位置に対応するように配される。各支持位置11においては、支持機構10によってカムハウジング4のIn側またはEx側の端面部における所定の形状部分がクランプされることで、カムハウジング4が支持される。
このようなカムハウジング4に対する支持位置11の配置に対して、シリンダヘッド本体2に対する支持位置11は、シリンダヘッド本体2とカムハウジング4とが互いに組み付けられた状態で互い違いとなるように配される。
すなわち、本実施形態では、図13および図14に示すように、シリンダヘッド本体2を支持するための支持位置11は、シリンダヘッド本体2のIn−Ex方向について、In側に二箇所、Ex側に一箇所の計三箇所に配されている。また、これら三箇所の支持位置11は、Fr−Rr方向に略対称となるように配される。このため、In側の二箇所の支持位置11Eは、シリンダヘッド本体2のFr−Rr方向について略対称となる両端近傍の位置に配され、Ex側の一箇所の支持位置11Fは、シリンダヘッド本体2のFr−Rr方向における中央近傍の位置に配される。
したがって、シリンダヘッド本体2を支持する三箇所の支持位置11は、図14に示すように本体上面2a側から見て、Ex側を頂角側とする二等辺三角形の各頂点の位置に対応するように配される。各支持位置11においては、支持機構12によってシリンダヘッド本体2のIn側またはEx側の端面部における所定の形状部分がクランプされることで、シリンダヘッド本体2が支持される。
このように、シリンダヘッド本体2およびカムハウジング4のそれぞれを支持する三箇所の支持位置11が互い違いとなるように配されることにより、本体上面2aおよびハウジング下面4aそれぞれの切削加工によって生じる各面の凹凸(反り)が、シリンダヘッド本体2とカムハウジング4とが互いに組み付けられることで、In側およびEx側において互いに相殺される態様となる。
具体的には、図11に示すように、カムハウジング4においては、In側の部分におけるFr−Rr方向の中央近傍の部位(符号e1参照)、およびEx側の部分におけるFr−Rr方向の両端近傍の部位(符号e2参照)が、支持位置11の近傍部位、つまり切削加工による切削量が比較的多い部位となる。これに対し、In側の部分におけるFr−Rr方向の中央近傍の部位以外の部位(両端側の部位、符号f1参照)、およびEx側の部分におけるFr−Rr方向の両端近傍の部位以外の部位(中間の部位、符号f2参照)が、非支持部位、つまり切削加工による切削量が比較的少ない部位となる。
このため、カムハウジング4において、切削加工によるハウジング下面4aの凹凸(反り)形状は、図12に示すような態様になる。すなわち、図12(a)に示すように、Fr−Rr方向の中央近傍の部位が削れやすい部位となるIn側の部分については、Fr−Rr方向について中央部にかけて窪むような凹形状(全体として上反り形状)となる。これに対し、図12(b)に示すように、Fr−Rr方向の両端近傍の部位が削れやすい部位となるEx側の部分については、Fr−Rr方向について中央部にかけて膨らむような凸形状(全体として下反り形状)となる。
なお、図12は、切削加工後のハウジング下面4aの形状(カムハウジング4のFr−Rr方向の断面形状)を示すものである。そして、図12(a)は、図11におけるC−C位置に対応する断面形状を示し、図12(b)は、図11におけるD−D位置に対応する断面形状を示す。
一方、図14に示すように、シリンダヘッド本体2においては、In側の部分におけるFr−Rr方向の両端近傍の部位(符号g1参照)、およびEx側の部分におけるFr−Rr方向の中央近傍の部位(符号g2参照)が、支持位置11の近傍部位、つまり切削加工による切削量が比較的多い部位となる。これに対し、In側の部分におけるFr−Rr方向の両端近傍の部位以外の部位(中間の部位、符号h1参照)、およびEx側の部分におけるFr−Rr方向の中央近傍の部位以外の部位(両端側の部位、符号h2参照)が、非支持部位、つまり切削加工による切削量が比較的少ない部位となる。
このため、シリンダヘッド本体2において、切削加工による本体上面2aの凹凸(反り)形状は、図15に示すような態様になる。すなわち、図15(a)に示すように、Fr−Rr方向の両端近傍の部位が削れやすい部位となるIn側の部分については、Fr−Rr方向について中央部にかけて膨らむような凸形状(全体として上反り形状)となる。これに対し、図15(b)に示すように、Fr−Rr方向の中央近傍の部位が削れやすい部位となるEx側の部分については、Fr−Rr方向について中央部にかけて窪むような凹形状(全体として下反り形状)となる。
なお、図15は、切削加工後の本体上面2aの形状(シリンダヘッド本体2のFr−Rr方向の断面形状)を示すものである。そして、図15(a)は、図14におけるE−E位置に対応する断面形状を示し、図15(b)は、図14におけるF−F位置に対応する断面形状を示す。
したがって、ハウジング下面4aおよび本体上面2aそれぞれの凹凸(反り)について、In側においては、ハウジング下面4aが上反り形状(下面上反り形状)であるのに対し(図12(a)参照)、本体上面2aが上反り形状(上面上反り形状)であり(図15(a)参照)、これらはシリンダヘッド本体2とカムハウジング4との組付け時において互いに相殺される。同様に、Ex側においては、ハウジング下面4aが下反り形状(下面下反り形状)であるのに対し(図12(b)参照)、本体上面2aが下反り形状(上面下反り形状)であり(図15(b)参照)、これらはシリンダヘッド本体2とカムハウジング4との組付け時において互いに相殺される。
このように、本実施形態では、ハウジング下面4aおよび本体上面2aの各面においては、In側とEx側とで凹凸(反り)の方向が逆方向となるとともに、ハウジング下面4aおよび本体上面2aの両面の関係(組付け時)においては、In側とEx側とで凹凸(反り)の方向が略一致する。したがって、カムハウジング4とシリンダヘッド本体2とは、互いに組み付けられることにより、ハウジング下面4aおよび本体上面2aのそれぞれが有する凹凸(反り)を打ち消し合う。これにより、カムシャフト3の軸受部についての同軸度が向上する。そして、本実施形態に係るシリンダヘッド構造においては、第一実施形態の場合と同様、シムによる変形の矯正の適用が容易となる。
なお、本実施形態においては、カムハウジング4を支持するための支持位置11がIn側に一箇所、Ex側に二箇所配される三点支持の配置であり(図11参照)、シリンダヘッド本体2を支持するための支持位置11がIn側に二箇所、Ex側に一箇所配される三点支持の配置であるが(図14参照)、各部品に対する支持位置11の配置としては、In−Ex方向について反対の配置であってもよい。つまり、図16(a)に示すように、カムハウジング4に対する支持位置11については、In側に二箇所、Ex側に一箇所の配置であるとともに、同図(b)に示すように、シリンダヘッド本体2に対する支持位置11については、In側に一箇所、Ex側に二箇所の配置であってもよい。
以上の各実施形態により説明した本発明に係るシリンダヘッド構造は、カムハウジング4やシリンダヘッド本体2の組付け面に対する平面加工を行うための加工方法において、各部品に対する三点支持によるクランプの位置を工夫することにより、例えば各部品の組付け時の変形を再現した状態での加工を行うような従来技術と同等の効果を得ようとするものである。このため、本発明に係るシリンダヘッド構造は、費用対効果の点で優れている。
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド本体
2a 本体上面(組付け面)
3 カムシャフト
4 カムハウジング
4a ハウジング下面(組付け面)
6 回転工具(工具)
11 支持位置
2 シリンダヘッド本体
2a 本体上面(組付け面)
3 カムシャフト
4 カムハウジング
4a ハウジング下面(組付け面)
6 回転工具(工具)
11 支持位置
Claims (2)
- エンジンを構成するシリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッド本体と、カムシャフトを支持する複数の軸受部を構成するとともに前記シリンダヘッド本体に組み付けられるカムハウジングとを有するシリンダヘッド構造であって、
前記カムハウジングは、前記シリンダヘッド本体に対する組付け面について所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、前記切削加工用の工具の前記組付け面に対する作用を、三箇所の支持位置にて支持された状態で受けるものであり、
前記三箇所の支持位置が、前記カムハウジングにおける前記カムシャフトの軸方向の両側に配されることを特徴とするシリンダヘッド構造。 - エンジンを構成するシリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッド本体と、カムシャフトを支持する複数の軸受部を構成するとともに前記シリンダヘッド本体に組み付けられるカムハウジングとを有するシリンダヘッド構造であって、
前記シリンダヘッド本体および前記カムハウジングのそれぞれは、相手方に対する組付け面について所定の平面度を得るための切削加工が行われる際に、前記切削加工用の工具の前記組付け面に対する作用を、三箇所の支持位置にて支持された状態で受けるものであり、
前記三箇所の支持位置が、前記シリンダヘッド本体および前記カムハウジングのそれぞれにおける、前記カムシャフトの軸方向に直交し、かつ前記組付け面に沿う方向の両側に、前記シリンダヘッド本体と前記カムハウジングとが互いに組み付けられた状態で互い違いとなるように配されることを特徴とするシリンダヘッド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009070807A JP2010223086A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | シリンダヘッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009070807A JP2010223086A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | シリンダヘッド構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010223086A true JP2010223086A (ja) | 2010-10-07 |
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ID=43040552
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JP2009070807A Pending JP2010223086A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | シリンダヘッド構造 |
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JP (1) | JP2010223086A (ja) |
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2009
- 2009-03-23 JP JP2009070807A patent/JP2010223086A/ja active Pending
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