JP2010222537A - ハードコーティング剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用材料であるメチルトリメトキシシランとグリシドキシアルキルトリアルコキシシランとを用いて、低屈折率で基材との密着性の高いハードコートを施すことができるハードコーティング剤を提供する。
【解決手段】メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを加水分解縮合して得られるポリシラノール組成物とアルミニウム系硬化触媒とを含み、総Si原子に占める上記メチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合が50%以上であり、得られるコーティング膜の屈折率が1.45以下であるハードコーティング剤およびそれから得られるハードコート。
【選択図】なし

Description

本発明は、基材上にハードコートを施すハードコーティング剤およびその製造方法に関する。
ガラスやプラスティック基材の表面には、シラン化合物の加水分解縮合を利用したハードコートが施されることが知られている。ハードコーティングには種々の光学特性が求められており、その内の1つとして低屈折率がある。シラン化合物の加水分解縮合を利用したハードコート材料において低屈折率を得るためには、フッ素系材料を用いることが一般的である(例えば、特許文献1)。しかし、フッ素系材料は高価であり、基材との密着性が良好でないという問題を有する。
また、これまでに、メチルトリメトキシシラン化合物とグリシドキシアルキルトリアルコキシシランとを用いたハードコート組成物は数多く存在する(例えば、特許文献2〜7)が、これを低屈折率のハードコーティング剤として適用したものはなかった。
特開2009−025568号公報 特開昭56−099668号公報 特開昭63−048363号公報 特開平03−287627号公報 特開平04−161435号公報 特開平08−295736号公報 特開2004−256609号公報
本発明の課題は、汎用材料であるメチルトリメトキシシラン化合物とグリシドキシアルキルトリアルコキシシランとを用いて、低屈折率で基材との密着性の高いハードコートを施すことができるハードコーティング剤を提供することにある。
本発明のハードコーティング剤は、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを加水分解縮合して得られるポリシラノール組成物とアルミニウム系硬化触媒とを含むものであって、総Si原子に占める上記メチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合が50%以上であり、得られるコーティング膜の屈折率が1.45以下である。ここで、上記ポリシラノール組成物はエポキシ基を有していてもよい。
本発明のハードコーティング剤の製造方法は、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを、酸触媒として無機酸またはルイス酸を用いて加水分解縮合を行い、ポリシラノール組成物を得る工程、および、上記工程で得られたポリシラノール組成物にアルミニウム系硬化触媒を加える工程を含んでいる。
本発明のハードコートは、先のハードコーティング剤から得られるものである。
本発明のハードコーティング剤は、低屈折率で基材との密着性が良好なハードコートを得ることができる。これは、屈折率が低い材料であるメチルトリメトキシシラン化合物をと、密着性を向上させるグリシドキシアルキルトリアルコキシシランとを特定比率となるように加水分解縮合させ、さらに硬化触媒としてアルミニウム系硬化触媒を用いたことによるものである。
また、本発明のハードコーティング剤は、エポキシ基を有している場合に低温の加熱で強固な膜を形成することができる。これは、メチルトリメトキシシラン化合物から得られたシラノール基が活性であること、および、グリシドキシアルキルトリアルコキシシラン由来のエポキシ基が、アルミニウム系硬化触媒の存在によって、シラノール基と付加反応しているためであると考えられる。
本発明のハードコーティング剤は、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを加水分解縮合して得られるポリシラノール組成物とアルミニウム系硬化触媒とを含んでいる。
ポリシラノール組成物
本発明のハードコーティング剤の一成分であるポリシラノール組成物は、上記メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを加水分解縮合することによって得られる。なお、本明細書では、上記2種、またはそれぞれについて「原料アルコキシシラン」ということがある。なお、上記メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシラン以外のアルコキシシラン化合物は通常使用しなくてもよいが、本発明のハードコーティング剤およびそれから得られるコーティング膜の特性に悪影響を及ぼさない量であれば、加水分解縮合の際に併用しても構わない。
上記メチルトリメトキシシラン化合物は、メチルトリメトキシシランそのもの、およびその縮合体の両方を意味するものであり、コーティング膜に低屈折率を付与するために用いられる。なお、本明細書において上記メチルトリメトキシシラン化合物は、メチルトリメトキシシランそのもの、その縮合体およびその両方が混合されたものであってもよい。また、上記混合されたものを用いた場合、その混合比率は、意図する屈折率を奏するよう任意に設定することができる。上記メチルトリメトキシシラン化合物としては、一般に市販されているものを使用することができる。
一方、上記グリシドキシアルキルトリアルコキシシランは、コーティング膜の基材への密着性付与および硬化性を高める目的で用いられる。グリシドキシアルキルトリアルコキシシランとしては、グリシドキシエチルトリメトキシシラン、グリシドキシエチルトリエトキシシラン、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。反応性および材料入手性の点から、グリシドキシプロピルトリメトキシシランが好ましい。
上記メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合は、同時に、または別々に行うことができる。メチルトリメトキシシラン化合物とグリシドキシアルキルトリアルコキシシランとを同時に加水分解縮合する場合の比率は、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の比率が50%以上となるよう設定する。50%未満では、屈折率が1.45を上回ってしまう。総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の比率の上限値は、99.95%であることが好ましく、99.5%であることがさらに好ましい。総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の比率の好ましい下限値は、70%である。
本発明において、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の比率は以下のようにして求められる。加水分解反応および縮合反応の進行により、原料アルコキシシランのアルコキシシリル基は実質的に消失すると考えられる。しかし、そのうち縮合反応がどれくらい進行したかを正確に求めることは困難である。そこで、原料アルコキシシランのアルコキシシリル基が、全てシラノール基に加水分解したポリヒドロキシシランに100%変化し、縮合反応は全く進行しないものとみなすこととする。すなわち、原料アルコキシシランが全てポリヒドロキシシランに変化したとみなしたモル数が総Si原子の値であり、それに対して、メチルトリメトキシシラン化合物がポリヒドロキシシランに変化したとみなしたモル数の比率を、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の比率とする。
上記原料アルコキシシランの加水分解縮合は、原料アルコキシシランを極性有機溶媒に溶解し、水および酸触媒を加えて行うことができる。
上記極性有機溶媒としては、上記原料アルコキシシラン、水およびその加水分解縮合体を溶解することができるものを用いることが好ましい。上記極性有機溶媒として、親水性有機溶媒を用いることができる。有機溶媒としてはアルコール、グリコール、グリコールのエーテルまたはエステル、ケトン等が挙げられる。具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、R−O−(CHCH(R)O)−H(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、RはHまたはCHであり、mは1〜3の整数である。)、CH−O−(CHCH(R)O)−CH(式中、RはHまたはCHであり、lは1または2である。)、アセトン、メチルエチルケトン、ジアセトンアルコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等が好ましく用いられ得る。上記親水性有機溶媒に対して、親水性有機溶媒でない有機溶媒を併用して、溶解性を制御することができる。上記親水性有機溶媒でない有機溶媒としては、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレン、ジエチレングリコールジブチルエーテル等が挙げられる他、塗料に添加される成膜助剤として知られている、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート(チッソ社製の製品名「CS−12」)を使用することもできる。なお、上記親水性有機溶媒の水への溶解度(20℃)としては、好ましくは5g/100gHO以上、より好ましくは20g/100gHO以上、さらに好ましくは100g/100gHO以上である。
上記極性有機溶媒の量は、原料アルコキシシランの質量に対して、0.5〜5倍の量であることが好ましく、上限の量が2倍であることがさらに好ましい。
上記原料アルコキシシランの加水分解縮合に用いられる水の量は、原料アルコキシシランが有するアルコキシシリル基のモル量の半分〜同量とすることが好ましい。
上記原料アルコキシシランの加水分解縮合には、酸触媒が用いられる。酸触媒は、触媒作用が適度であるので、生成したポリヒドロキシシロキサンの縮合が適切な度合いで進行するためである。酸触媒としては、アルコキシシリル基の加水分解反応に対して触媒作用を有するプロトン酸類やルイス酸類であれば、任意の適切なものを使用することができる。具体的には、プロトン酸として、例えば、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸や酢酸、乳酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸が、ルイス酸として、例えば、チタン、アルミニウム、ジルコニウム等の金属アルコキシドまたはキレート化合物等が挙げられる。
上記加水分解縮合において、エポキシ基を残存させるためには、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸を用いることが好ましい。エポキシ基が残存することで密着性および硬化性の向上が期待される。また、アルミニウム系触媒を用いることで縮合反応を制御することができ、ポリヒドロキシシロキサンの分子量やシラノール基の含有量を調整することができる。上記アルミニウム系触媒としては、例えば、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、アルミニウムビスエチルアセトアセテート・モノアセチルアセトネート、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムイソプロピレートビス(オレイルアセトアセテート)等が挙げられる。
上記酸触媒の使用量としては、原料アルコキシシランが有するアルコキシシリル基の加水分解反応に対して触媒作用を発現する量以上であればよい。具体的には、上記原料アルコキシシランの質量に対して、0.1ppm〜10%であることが好ましい。より好ましい上限値は5%である。
上記原料アルコキシシランの加水分解縮合の温度は、室温〜約150℃の範囲で行うことが好ましい。室温で加水分解反応を先に進めた後に加温して、縮合反応を進めたり、最初から加熱して加水分解反応と縮合反応とを同時に進めたりすることが可能である。また、必要に応じて、加水分解および縮合で生じたアルコールや水を系外に留去することも可能である。
上記原料アルコキシシランの加水分解縮合は、赤外スペクトル(IR)または核磁気共鳴分析(H−NMR)で、アルコキシシリル基に基づくピークが観察されなくなるまで行われることが好ましい。時間はその条件によって異なり、特に限定されるものではないが、約1〜10時間で行うことが可能である。
メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合を同時に行う場合には、得られる加水分解縮合体が本発明のハードコーティング剤の一成分であるポリシラノール組成物となる。この場合、ポリシラノール組成物は、メチルトリメトキシシラン化合物とグリシドキシアルキルトリアルコキシシランとが種々の割合で縮合し、アルコキシシリル基を有さない、混合物からなる。
また、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合をそれぞれ別々に行った場合、得られた2種の加水分解縮合体を混合することによって、本発明のハードコーティング剤の一成分であるポリシラノール組成物が得られる。この混合による方法では、上記混合によって得られる混合物におけるグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合体の比率が高くなると、混合物に濁りが発生するおそれがある。このため、上記混合して得られるポリシラノール組成物中の、グリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合体由来のSi原子の比率は20%以下であることが好ましい。
なお、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合を同時に行う場合には、得られる加水分解縮合体に濁りは認められない。このような特徴を考慮すると、ハードコーティング剤に低屈折率の性質を重視する場合、すなわち、メチルトリメトキシシラン化合物を多量に使用する場合には、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合をそれぞれ別々に行い、混合を行う方法をとることが好ましい。一方、硬化性を重視する場合、すなわち、原料アルコキシシラン中のグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの量が20%以上である場合には、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合を同時に行って、ポリシラノール組成物を得ることが好ましい。
上記ポリシラノール組成物においては、その中に含まれる総てのSi原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は50%以上となっている。70%以上であることが好ましい。なお、上限値は99.95%であることが好ましく、99.5%であることがさらに好ましい。
また、上記ポリシラノール組成物はエポキシ基を有していることが密着性および硬化性の点から好ましい。上記ポリシラノール化合物中のエポキシ基の存在およびその含有量の確認は、H−NMRで行うことができる。加水分解縮合後に、原料として用いたグリシドキシアルキルトリアルコキシシランが有していたエポキシ基の30%以上が残存していることが好ましい。
用いた原料アルコキシシランのエポキシ基が消失せず完全に残存していると仮定した場合、ポリシラノール組成物中に含まれるエポキシ基の含有量は、ポリシラノール組成物の固形分に対して、0.02〜15質量%であることが好ましい。
なお、上記ポリシラノール組成物の固形分を直接求めることは困難である。このため、本明細書では、先の総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の比率の求め方と同様に、ポリシラノール組成物が、原料アルコキシシランのアルコキシシリル基が全てシラノール基に加水分解したポリシラノール化合物に、100%変化したものとみなしてポリシラノール組成物の固形分を算出することとする。そして、これに基づいて上記エポキシ基の含有量を規定する。
アルミニウム系硬化触媒
本発明のもう一つの成分であるアルミニウム系硬化触媒は、コーティング膜の硬化を促進するために用いられる。アルミニウム系硬化触媒を使用することで、シラノール基同士の縮合およびエポキシ基同士の縮合に加えて、シラノール基とエポキシ基との付加反応が進行し、より強固なコーティング膜が得られることが期待される。
なお、アルミニウム系硬化触媒については、先の加水分解縮合のところで説明した内容が適用される。
ハードコーティング剤
本発明のハードコーティング剤は、先のポリシラノール組成物およびアルミニウム系硬化触媒を含んでいる。アルミニウム系硬化触媒の含有量は、ポリシラノール組成物の固形分に対して、0.1〜10%であることが好ましい。0.1%未満であると、硬化が不十分となり、期待されるコーティング膜の物性が得られないおそれがある。また、10%を超えても、それに見合うだけのさらなる効果が期待できない。
上記ハードコーティング剤の製造は、ポリシラノール組成物、アルミニウム系硬化触媒、および、必要に応じてその他の成分を混合することにより行われる。ここで、上記ポリシラノール組成物の製造にアルミニウム系硬化触媒がすでに使用され、ハードコーティング材としてその量が上記範囲内となっている場合、追加的にアルミニウム系硬化触媒を混合する必要はない。
上記その他の成分としては、紫外線吸収剤、表面調整剤、増粘剤、溶剤、フッ素化アクリル粒子に代表される低屈折率粒子等が挙げられる。これらの成分は、その添加による機能を発現できるとともに、ハードコーティング剤およびそれから得られるコーティング膜の特性に悪影響を及ぼさない量で使用されることが一般的である。
本発明のハードコーティング剤中における、計算から求められるポリシラノール組成物の固形分は、1〜50質量%であることが好ましい。1質量%未満では、得られるコーティング膜の厚みが不十分であり、50質量%を超えると、ハードコーティング剤の安定性に問題が生じるおそれがある。
ハードコーティング剤の製造方法
本発明のハードコーティング剤は、上記方法によって得られるものであるが、本発明のハードコーティング剤の製造方法は、メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを、酸触媒として無機酸またはルイス酸を用いて加水分解縮合を行い、ポリシラノール組成物を得る工程、および、前記工程で得られたポリシラノール組成物にアルミニウム系硬化触媒、および、必要に応じてその他の成分を加える工程を含む。詳細については、すでに説明した内容がそれぞれ適用される。この製造方法によって得られたハードコーティング剤は、エポキシ基が残存しているので、優れた密着性および硬化性を有することが期待できる。
ハードコート
本発明のハードコートは、先のハードコーティング剤から得られるものであり、その屈折率は1.45以下であり、メチルトリメトキシシランの屈折率から好ましくは1.371〜1.45である。
ハードコートを形成する基材としては、プラスティックやガラス等を挙げることができる。ハードコート形成は、先のハードコーティング剤を乾燥膜厚1〜30μmになるように塗装を行い、60〜150℃で10〜120分間加熱することで行われる。塗装には、スピンコーター、スリットコーター、スプレー、ディップコーター等が使用される。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。なお、特に明記しない限り、実施例における部および%は質量基準である。
製造例1 メチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体の製造 その1
メチルトリメトキシシラン408部をイソプロピルアルコール450部に溶解した。ここに、メトキシシリル基のモル数と同じモル数となる水162部と酸触媒として塩酸1部とを添加して、40℃で1時間、攪拌し、さらに75℃で1時間、攪拌を行って、メチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。メチルトリメトキシシラン化合物のメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合は進行しなかったものとして計算される固形分は27.6質量%であった。
製造例2 グリシドキシアルキルトリアルコキシシランの加水分解縮合体の製造
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン460部をイソプロピルアルコール390部に溶解した。ここに、メトキシシリル基のモル数と同じモル数となる水105部と酸触媒として塩酸1部とを添加して、40℃で1時間、攪拌し、さらに75℃で1時間、攪拌を行って、グリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解縮合体を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。また、H−NMRによる分析で、加水分解縮合反応の前後で、エポキシ基が95%残存していることを確認した。グリシドキシプロピルトリメトキシシランのメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合およびエポキシ基の開環は進行しなかったものとして計算される固形分は39質量%であった。
製造例3 メチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体の製造 その2
製造例1において、酸触媒である塩酸1部を、アルミニウム系触媒であるアルミキレートD(商品名、川研ファインケミカル社製のアルミニウムビスエチルアセトアセテート・モノアセチルアセトネート)1.6部に変更し、40℃で1時間攪拌後の反応温度を85℃に変更した以外は同様にして、メチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。メチルトリメトキシシラン化合物のメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合は進行しなかったものとして計算される固形分は27.6質量%であった。
製造例4 メチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体の製造 その3
X−40−9225(商品名、信越化学工業製のポリメチルメトキシシロキサン)202部をエキネンF6(商品名、日本アルコール販売社製のエタノール/メタノール=89/11(質量比)の混合物)405部に溶解した。ここに、メトキシシリル基の2倍モル数に相当する水56部とアルミキレート系触媒としてアルミキレートDの3部を添加して、40℃で6時間、攪拌して、ポリメチルメトキシシロキサンの加水分解縮合体を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。ポリメチルメトキシシロキサンのメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合は進行しなかったものとして計算される固形分は27質量%であった。
実施例1
メチルトリメトキシシラン47.7部およびグリシドキシプロピルトリメトキシシラン79.8部をイソプロピルアルコールとメチルイソブチルケトンとの2/1(質量比)混合物154部に溶解した。ここに、系内のメトキシシリル基のモル数と同じモル数となる水37.2部と酸触媒として塩酸1.9部とを添加して、40℃で2時間、攪拌し、さらに80℃で3時間、攪拌を行って、ポリシラノール組成物を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。H−NMRによる分析で、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン由来のエポキシ基が97%残存していることを確認した。メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシプロピルトリメトキシシランのメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合およびエポキシ基の開環は進行しなかったものとして計算される固形分は31質量%であった。また、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は50%と計算された。
得られたポリシラノール組成物に、アルミニウム系硬化触媒としてアルミキレートDの6.5部、チヌビン928(商品名、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製の紫外線吸収剤)2部を添加して、ハードコーティング剤を得た。このハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により14.5質量%と求められた。
実施例2
実施例1において、メチルトリメトキシシランの量を95.5部に、グリシドキシプロピルトリメトキシシランの量を40.5部に、および、塩酸の量を2.4部にそれぞれ変更すること以外は同様にして、ポリシラノール組成物を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。H−NMRによる分析で、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン由来のエポキシ基が94%残存していることを確認した。メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシプロピルトリメトキシシランのメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合およびエポキシ基の開環は進行しなかったものとして計算される固形分は29質量%であった。また、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は80%と計算された。
得られたポリシラノール組成物に、アルミニウム系硬化触媒としてアルミキレートDの6.5部、チヌビン928の2部を添加して、ハードコーティング剤を得た。このハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により7質量%と求められた。
実施例3
実施例1において、メチルトリメトキシシランの量を117.2部に、グリシドキシプロピルトリメトキシシランの量を22.6部に、塩酸1.9部をアルミニウム系触媒であるアルミキレートDの0.6部にそれぞれ変更すること以外は同様にして、ポリシラノール組成物を得た。IRによる分析で、メトキシシリル基に基づくC−Hの吸収は確認されなかった。H−NMRによる分析で、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン由来のエポキシ基が50%残存していることを確認した。メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシプロピルトリメトキシシランのメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合およびエポキシ基の開環は進行しなかったものとして計算される固形分は29質量%であった。また、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は90%と計算された。
得られたポリシラノール組成物は、その製造工程においてすでにアルミニウム系硬化触媒をポリシラノール組成物の固形分に対して0.5質量%含んでいる。さらにアルミキレートD6部およびチヌビン1130(商品名、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製の紫外線吸収剤)3部を添加して、ハードコーティング剤を得た。このハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により2質量%と求められた。
実施例4
製造例1で得られたメチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体361部と製造例2で得られたグリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解縮合体0.5部とを混合して、ポリシラノール組成物を得た。総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は99.9%と計算された。
このポリシラノール組成物に、アルミニウム系硬化触媒としてアルミキレートD6.5部、チヌビン928の2部を添加して、ハードコーティング剤を得た。このハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により0.04質量%と求められた。
実施例5
製造例3で得られたメチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体190部と製造例2で得られたグリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解縮合体122部とを混合して、ポリシラノール組成物を得た。総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は70%と計算された。
このポリシラノール組成物は、その製造工程においてすでにアルミニウム系硬化触媒をポリシラノール組成物の固形分に対して0.3質量%含んでいる。さらにアルミキレートD6.2部およびチヌビン928の2部を添加して、ハードコーティング剤を得た。このハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により10質量%と求められた。
実施例6
製造例4で得られたポリメチルメトキシシロキサンの加水分解縮合体363部と製造例2で得られたグリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解縮合体5.1部とを混合して、ポリシラノール組成物を得た。総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は99%と計算された。
このポリシラノール組成物に、アルミニウム系硬化触媒としてアルミキレートDの5部およびチヌビン928の2部を添加して、ハードコーティング剤を得た。このハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により0.4質量%と求められた。
比較例1
製造例1で得られたメチルトリメトキシシラン化合物の加水分解縮合体370部に、アルミニウム系硬化触媒としてアルミキレートDの6.5部、チヌビン928の2部を添加して、比較用のハードコーティング剤を得た。総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は100%と計算された。この比較用のハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は0質量%であった。
比較例2
実施例1において、総Si原子に占めるメチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合は40%になるよう、メチルトリメトキシシランの量を34.7部に、グリシドキシプロピルトリメトキシシランの量を90.6部に、それぞれ変更すること以外は同様にして、ポリシラノール組成物を得た。H−NMRによる分析で、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン由来のエポキシ基が96%残存していることを確認した。メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシプロピルトリメトキシシランのメトキシシリル基が全て加水分解し、縮合およびエポキシ基の開環は進行しなかったものとして計算される固形分は32質量%であった。
得られたポリシラノール組成物に、アルミニウム系硬化触媒としてアルミキレートD6.5部、チヌビン928の2部を添加して、比較用のハードコーティング剤を得た。この比較用のハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により16質量%と求められた。
比較例3
実施例4において、アルミニウム系硬化触媒としてのアルミキレートDを加えないこと以外は同様にして、比較用のハードコーティング剤を得た。この比較用のハードコーティング剤の固形分に対するエポキシ基の含有量は、計算により16質量%と求められた。
実施例7〜12および比較例4〜6
実施例で得られたハードコーティング剤および比較例で得られた比較用のハードコーティング剤を#22バーコーターを用いて、無アルカリガラスにコーティングし、150℃で30分間、加熱することによって、透明なハードコートをそれぞれ得た。
得られたハードコートは、下記の項目について評価を行った。結果を表1に表す。
<屈折率>
プリズムカップリング方式の測定装置Metricon2010(Metricon社製)により、測定波長633nm、室温20.5℃でシリコンウエハーに塗装した膜厚10μmの塗膜の屈折率を測定した。
<鉛筆硬度>
JIS K 5600−5−4に準じて、斜め45度の角度に固定した鉛筆に真上から750gの荷重をかけ引っかき試験を行った。
<密着性>
JIS K 5600−5−6に準じて、調製した塗膜にカッターにより1mm間隔の縦横6本ずつの切れ目を入れ、その上にセロハンテープを貼付してはがし、25個のます目のうち、残存したます目の数をカウントした(碁盤目試験、残ったます目数/全ます目数(25))。
本発明のハードコーティング剤から得られたハードコートは、いずれも屈折率が1.45以下と低く、かつ、3H以上の鉛筆硬度を有しており、基材との密着性も良好であった。
これに対して、比較用のハードコーティング剤から得られたハードコートでは、それぞれ問題点を有していた。すなわち、グリシドキシアルキルトリアルコキシシランを原料アルコキシシランとして用いない比較例4では密着性の低下が見られた。また、メチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合が40%である比較例5では屈折率が1.45を上回った。さらに、アルミニウム系硬化触媒を含まない比較例6では鉛筆硬度が低下した。
本発明のハードコーティング剤は、ディスプレイ材料分野等で好適に用いられる。

Claims (4)

  1. メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを加水分解縮合して得られるポリシラノール組成物とアルミニウム系硬化触媒とを含むハードコーティング剤であって、
    総Si原子に占める前記メチルトリメトキシシラン化合物由来のSi原子の割合が50%以上であり、
    得られるコーティング膜の屈折率が1.45以下である、
    ハードコーティング剤。
  2. 前記ポリシラノール組成物がエポキシ基を有している請求項1記載のハードコーティング剤。
  3. メチルトリメトキシシラン化合物およびグリシドキシアルキルトリアルコキシシランを、酸触媒として無機酸またはルイス酸を用いて加水分解縮合を行い、ポリシラノール組成物を得る工程、および、前記工程で得られたポリシラノール組成物にアルミニウム系硬化触媒を加える工程を含む、ハードコーティング剤の製造方法。
  4. 請求項1または2記載のハードコーティング剤から得られるハードコート。
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