JP2010221798A - 方向指示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターンレバーの操作がモーメンタリスイッチによるものとされている場合に、ターンシグナル制御を行なう制御ECU(マイコン)が故障した場合でも確実にターンシグナルの点灯または消灯制御を可能とする制御回路を備えた方向指示装置を提供する。
【解決手段】車両の電源部に接続され、車両の走行方向を報知するターンシグナルを発するターンランプ(右ターンランプ50a、左ターンランプ50b)と、このターンランプのターンシグナルの点灯または消灯を制御するターンシグナル制御部30と、ターンシグナル制御部30から出力される経路制御信号300と手動により操作されるターンスイッチ(右ターンスイッチ10a、左ターンスイッチ10b)のON/OFF操作に基づいて、ターンランプの点灯または消灯を手動により制御する直切り経路制御回路60と、を有して構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、方向指示装置に関する。
従来、車両には、ステアリングホイールの近傍に設けられたターンレバーを操作することにより車両の前後に設けられた方向指示ランプを点灯させ、例えば右左折する際や隣接車線へ車線変更する際等に、運転者が意図する車両の進行方向を周囲に示す方向指示装置が設けられている。
方向指示装置は、ターンレバーが車両の進行方向に対応する方向へ操作することによりその進行方向の方向指示ランプを作動させるターンスイッチと、ステアリングホイールがターンレバーの操作方向とは逆方向へ所定の角度以上回動されて元に戻った際にターンレバーを元の位置に復帰させ、方向指示を自動解除する解除機構とを備えている場合が多い。このような方向指示装置では、ターンレバーが車両の進行方向に対応する方向へ操作スイッチが作動すると、その進行方向の方向指示ランプが点灯する。そして、車両のターンが終了しステアリングホイールが直進位置に戻されると、解除機構によってターンレバーが元の位置に復帰し、方向指示ランプが消灯する。
一方、車両の操舵方向を知らせる方向指示ランプと、入力操作によって上記方向指示ランプを点灯させる方向指示手段と、点灯した方向指示ランプを消灯させる消灯手段と、を備え、上記消灯手段は、車両の操舵方向を検出し、操舵方向が方向指示手段で入力された方向と反対方向になったときに消灯信号を出力して方向指示ランプを消灯させる第1の消灯手段と、方向指示手段の入力から所定時間経過後に消灯信号を出力して方向指示ランプを消灯させる第2の消灯手段と、を備えた車両用方向指示装置が提案されている(特許文献1参照)。そして、このターンキャンセル制御がオートモードの方向指示手段は、ターンレバーの入力操作による左又は右への傾動後に中立状態に自動復帰する構造(モーメンタリスイッチ)とされている。
上記示した特許文献1の方向指示装置によれば、方向指示手段が自動復帰する構造とされているので、方向指示手段を手で復帰させる操作は不要であり、運転者の操作手間を省くことができ、走行操作を安全に行なえるとされている。
特開2000−355246号公報
しかし、特許文献1に示すような方向指示装置のオートモードによるターンシグナル制御が制御ECU(Electric Control Unit)によりマイコン制御されている場合、マイコンが故障したときに確実にターンシグナルの点灯または消灯制御を可能とする制御回路を備えている必要がある。
従って、本発明の目的は、ターンレバーの操作がモーメンタリスイッチによるものとされている場合に、ターンシグナル制御を行なう制御ECU(マイコン)が故障した場合でも確実にターンシグナルの点灯または消灯制御を可能とする制御回路を備えた方向指示装置を提供することにある。
[1]本発明は、車両の電源部に接続され、前記車両の走行方向を報知するターンシグナルを発するターンランプと、前記ターンランプのターンシグナルの点灯または消灯を制御するターンシグナル制御部と、前記ターンシグナル制御部から出力される経路制御信号と手動により操作されるターンスイッチのON/OFF操作に基づいて、前記ターンランプの点灯または消灯を手動により制御する直切り経路制御回路と、を有することを特徴とする方向指示装置を提供する。
[2]前記直切り経路制御回路は、前記経路制御信号が前記ターンシグナル制御部から正常に出力されていない場合に、前記ターンランプと前記ターンスイッチを電気的に接続させる構成とされていることを特徴とする上記[1]に記載の方向指示装置であってもよい。
[3]また、前記直切り経路制御回路は、チャージ/ディスチャージ回路を有することを特徴とする上記[1]または[2]に記載の方向指示装置であってもよい。
本発明によれば、ターンレバーの操作がモーメンタリスイッチによるものとされている場合に、ターンシグナル制御を行なう制御ECU(マイコン)が故障した場合でも確実にターンシグナルの点灯または消灯制御を可能とする制御回路を備えた方向指示装置を提供することができる。
図1は、ステアリングホイールの裏側に装着されたターンレバーを示す運転者側から見た正面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る方向指示装置の回路構成図である。 図3(a)は、ターンシグナル制御部のマイコンから出力される経路制御信号を示す図であり、図3(b)は、Tr4及びTr7のベース電圧を示す波形図である。
(本発明の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る方向指示装置1は、車両の電源部に接続され、車両の走行方向を報知するターンシグナルを発するターンランプ(右ターンランプ50a、左ターンランプ50b)と、このターンランプのターンシグナルの点灯または消灯を制御するターンシグナル制御部30と、ターンシグナル制御部30から出力される経路制御信号300と手動により操作されるターンスイッチ(右ターンスイッチ10a、左ターンスイッチ10b)のON/OFF操作に基づいて、ターンランプの点灯または消灯を手動により制御する直切り経路制御回路60と、を有して構成されている。
方向指示装置1は、車両の前後にそれぞれ設けられる左右一対の右ターンランプ50a、左ターンランプ50bを点灯させることにより運転する車両の進行方向を他の車両の運転者等に知らせる方向指示動作を行うものである。
方向指示装置1は、図1に示すように、車両のステアリングコラム101に設けられるターンレバー20を通じて操作される。ターンレバー20は、運転者からみて図1において二点鎖線で示すステアリングホイール102の裏側に配置されている。ターンレバー20の基端部は、ステアリングコラム101の内部において回転可能に支持されており、ターンレバー20は、ステアリングコラム101の外部に突出している。ターンレバー20の基端部は、ステアリングコラム101に対してこの内部に配置されたターンレバー20の回転軸103を中心として、ステアリングホイール102の回転方向に沿った方向へ所定角度だけ揺動可能に支持されている。
ターンレバー20は、その中心軸が図1に示される操作中立位置Cに保持されている。そして、ターンレバー20は、操作中立位置Cに保持された状態から反時計回り方向へ揺動操作されると、ターンレバー20の回転軸103を中心として左折操作位置Aまで揺動する。これにより、車両の前後にそれぞれ設けられた左ターンランプ50bが点灯する。この揺動操作による操作力が解除されると、図示しない復帰機構の作用により、ターンレバー20は操作中立位置Cへ自動復帰する。すなわち、ターンレバー20は、常に操作中立位置Cに復帰動作するモーメンタリタイプのレバーであるモーメンタリスイッチとして構成されている。ターンレバー20が操作中立位置Cに復帰した後においても、左ターンランプ50bの点灯表示は継続される。ターンレバー20による右折操作も同様である。
尚、ターンレバー20の復帰機構は、バネにより常に操作中立位置Cへ戻る構成とすることにより自動復帰するモーメンタリタイプのモーメンタリスイッチとすることができるが、復帰機構はバネに限られず、ゴム、ポリマー樹脂等の弾性体であってもよく、また、他の手段であってもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る方向指示装置1の回路構成図である。ターンランプのターンシグナルの点灯または消灯を制御するターンシグナル制御部30には、右ターンランプ50aが右フラッシャーリレー51aを介して接続され、同様に左ターンランプ50bが左フラッシャーリレー51bを介してそれぞれ接続されている。右フラッシャーリレー51aおよび左フラッシャーリレー51bは車両のバッテリBに接続され、右ターンランプ50aおよび左ターンランプ50bに電源が供給されるようになっている。
右フラッシャーリレー51aの一端はターンシグナル制御部30の端子30aに接続され、ターンシグナル制御部30の内部においてスイッチング回路201に接続され、このスイッチング回路201のベース側はマイコン31の端子31bに接続されている。同様に、左フラッシャーリレー51bの一端はターンシグナル制御部30の端子30cに接続され、ターンシグナル制御部30の内部においてスイッチング回路206に接続され、このスイッチング回路206のベース側はマイコン31の出力端子31eに接続されている。
ターンレバー20の揺動操作によりON/OFF操作される右ターンスイッチ10aは、ターンシグナル制御部30の端子30bに接続され、ターンシグナル制御部30の内部において抵抗を介してマイコン31の端子31aに接続されている。また、端子30bは抵抗を介してイグニッション電源IGに接続されている。同様に、左ターンスイッチ10bは、ターンシグナル制御部30の端子30dに接続され、ターンシグナル制御部30の内部において抵抗を介してマイコン31の端子31dに接続されている。また、端子30dは抵抗を介してイグニッション電源IGに接続されている。
直切り経路制御回路60は、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの点灯または消灯を手動操作可能とするように制御するもので、右ターンスイッチ10aおよび左ターンスイッチ10bにそれぞれ対応して設けられているが、図2に示すように、マイコン31側の前段部分は共通化された構成となっている。以下では、右ターンスイッチ10a側の構成を説明する。
マイコン31の端子31cには、抵抗およびコンデンサC0が直列に接続されてAC結合でスイッチング回路202のベース側に接続されている。スイッチング回路202の出力側はイグニッション電源IGに接続されたスイッチング回路203のベース側に接続され、スイッチング回路203の出力側は抵抗R1およびR2を直列に介してグランドGNDに接続されている。抵抗R1とR2の接続点401はコンデンサC1を介してグランドGNDに接続され、チャージ/ディスチャージ回路が構成されている。また、この接続点401は、スイッチング回路204のベース側に接続され、このスイッチング回路204の出力側はイグニッション電源IGに接続されたスイッチング回路205のベース側に接続されている。スイッチング回路205のコレクタ側はダイオードを介して端子30aに接続されて右フラッシャーリレー51aに接続されている。また、エミッタ側は端子30bに接続されて右ターンスイッチ10aに接続されている。
左ターンスイッチ10b側の構成は、接続点401からスイッチング回路207およびスイッチング回路208が同様に接続されて構成されており、上記同様の構成であるので説明を省略する。
上記の説明において、各スイッチング回路201〜208は、トランジスタTr1〜Tr8で構成されるが、これに限られず、FET等のスイッチング動作可能な素子であればよい。また、抵抗R1とR2は、抵抗値がR1<R2となるように設定されている。
(方向指示装置の動作)
方向指示装置1の動作を、図2の右ターンスイッチ10aが操作された場合で以下に説明するが、左ターンスイッチ10bによる動作も同様である。
ターンレバー20が右折のために揺動操作されると、右折操作位置Bまで揺動された位置に設けられた図2に示す右ターンスイッチ10aがONする。このとき、ターンシグナル制御部30の端子30bはGNDレベルとなり、マイコン31の端子31aは、HiレベルからLoレベルに変化する。マイコン31は、端子31aのLoレベル変化をトリガとして、端子31bにHiレベル信号を出力する。
スイッチング回路201は、端子31bからのHiレベル信号により動作し、ダイオードD1を介して右フラッシャーリレー51aにバッテリBから電流が供給される。この右フラッシャーリレー51aの駆動により、右ターンランプ50aが点灯駆動され、フラッシャー(点滅)動作する。
また、マイコン31は、上記のように端子31bにHiレベル信号を出力して右ターンランプ50aを点灯駆動すると共に、オートターンキャンセルモードの設定を行なう。ターンレバー20は操作中立位置Cへ自動復帰するモーメンタリスイッチとして構成されているので、ターンシグナルの自動解除を行なう必要があるからである。尚、オートターンキャンセル動作については後述する。
(直切り経路制御回路60の動作)
上記説明したような右ターンスイッチ10aからのON信号(端子31a、Lo入力)および端子31bのHiレベル出力に基づいて右ターンランプ50aが点灯駆動され、また、オートターンキャンセル動作がマイコン31により制御されていれば問題はない。しかし、マイコン31が故障した場合には、方向指示装置が動作しなくなるのでフェールセーフ機能が必要となる。直切り経路制御回路60は、マイコン31が正常に動作している場合は直切り経路が遮断され、マイコン31が故障した場合には直切り経路が接続されてマイコン31を介さずに右ターンランプ50aまたは左ターンランプ50bの点灯、消灯制御を可能とするものである。
(マイコン31が正常時の直切り経路制御回路動作)
図2に示すマイコン31の端子31cには、経路制御信号300として、図3(a)に示すようなマイコン出力パルス(例えば、0⇔5Vの矩形波)が出力されるよう設定されている。マイコン31が正常時には常にマイコン出力パルスが出力されているので、コンデンサC0を介してACカップリングによりTr2をON/OFF動作させる。Tr2がONのときはTr3がONとなり、抵抗R1を通じてコンデンサC1をチャージする。一方、Tr2がOFFのときはTr3がOFFとなり、抵抗R2を通じてコンデンサC1がディスチャージされる。上記のチャージ/ディスチャージにより、マイコン31が正常時に動作しているときは、抵抗値の設定R1<R2によりチャージ量の方が多いので、図3(b)に示すように、Tr4のベース電圧が閾値Vth以上となる。
Tr4のベース電圧が閾値Vth以上のとき、Tr4がONとなり、Tr5がOFFとなる。すなわち、スイッチング回路205が動作しないので、点402と端子30b間は遮断され、直切り経路が無効状態となっている。この直切り経路が無効状態では、右ターンスイッチ10aによるマニュアル操作ができない。
左ターンスイッチ10b側も同様である。点401からTr7のベース側に接続されているので、Tr7およびTr8はTr4およびTr5と同じ動作となり、直切り経路が遮断された状態となる。この直切り経路が無効状態では、左ターンスイッチ10bによるマニュアル操作ができない。
(マイコン31が故障時の直切り経路制御回路動作)
マイコン31が故障した場合には経路制御信号300が出力されない。このとき。マイコン31の端子31cには、HiまたはLoレベルの信号が不定に出力されるが、マイコン31の端子31cとTr2のベース側はACカップリングされているので、Tr2には電圧が印加されずにTr2はOFF状態となる。この状態ではTr3もOFF状態となりコンデンサC1は抵抗R2を通じてディスチャージされるので、図3(b)に示すように、経路制御信号300停止後に徐々にTr4のベース電圧が低下する。
Tr4のベース電圧が閾値Vth以下のとき、Tr4がOFFとなり、Tr5がONとなる。すなわち、スイッチング回路205が動作するので、点402と端子30b間は接続された状態となり、直切り経路が有効状態となる。この状態では、マイコン31を介さずに、右ターンスイッチ10aによるマニュアル操作ができる。
右ターンスイッチ10aをONさせると、右フラッシャーリレー51aにバッテリBからダイオードD3、Tr5、端子30bの直切り経路で電流が流れるので、右ターンランプ50aをマニュアル操作で点灯させることができる。また、右ターンスイッチ10aをOFFさせることで右ターンランプ50aをOFFできる。
左ターンスイッチ10b側も同様である。点401からTr7のベース側に接続されているので、Tr7およびTr8はTr4およびTr5と同じ動作となり、直切り経路が有効状態となる。この状態では、マイコン31を介さずに、左ターンスイッチ10bによるマニュアル操作ができ、左ターンランプ50bをマニュアル操作でON/OFFさせることができる。
(オートターンキャンセル動作)
オートターンキャンセル動作は以下のようである。ターンシグナル制御部30に設けられたマイコン31は、方向指示動作を開始したとき、開始した時点からの経過時間、車両の走行速度、舵角及びヨーレート等から車両の走行状態を検出し、走行状態に基づいて、方向指示装置1の方向指示動作を終了する旨のオートターンキャンセルの判定を行う。そして、このオートターンキャンセル判定に基づいて右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの点灯による方向指示動作を自動的に終了する。
上記示したターンレバー20の揺動操作により、図1に示す左折操作位置A、右折操作位置Bに対応して設けられてスイッチ動作する右ターンスイッチ10a、左ターンスイッチ10bは、図2に示すように、ターンシグナル制御部30に接続されている。ターンシグナル制御部30は、ターンレバー20の右折操作または左折操作によるターンスイッチ10a、10bのスイッチ動作に基づいて、ターンシグナルとして右ターンランプ50a、左ターンランプ50bを点灯制御する。
ここで、ターンシグナル制御部30は、右ターンスイッチ10aまたは左ターンスイッチ10bの動作状態に基づき、ターンシグナルの解除制御を行なう。ターンシグナル制御部30は、ターンレバー20の揺動操作によるターンシグナルの発生後、所定の条件を判断することによりターンシグナルの自動解除を行なうオートターンキャンセル判定を行なう。このオートターンキャンセル判定は、車速センサ70、舵角センサ71、及びヨーレートセンサ72のセンサ出力に基づいて行なわれ、所定の条件を判断することによりターンシグナルの自動解除を行なうオートターンキャンセルモードが設定される。
車速センサ70は、運転する車両の走行速度を検出し、その検出した速度に応じた車速検出信号をターンシグナル制御部30へ出力する。
舵角センサ71は、運転者によってステアリングホイール102が回転操作された際に、その回転角度である舵角(操舵角)を検出し、その検出された舵角に応じて舵角検出信号をターンシグナル制御部30へ出力する。すなわち、舵角センサ71は、ステアリングホイール102が舵角中点(車両直進時の舵角)を基準として左右いずれの方向へ回転操作されたのかを検出して、いずれの場合であっても舵角中点を基準とする正の値の舵角情報を舵角検出信号として出力する。尚、この舵角情報にはステアリングホイール102が左右いずれの方向へ操舵されたのかを示す操舵方向情報が含まれる。
ヨーレートセンサ72は、例えば運転する車両が右左折したり車線変更したりする際のヨーレート(車両の回転方向の挙動)を検出し、その検出したヨーレートに応じたヨーレート検出信号をターンシグナル制御部30へ出力する。
オートターンキャンセル動作は以下のようである。ターンシグナル制御部30に設けられたマイコン31は、方向指示動作を開始したとき、開始した時点からの経過時間、車両の走行速度、舵角及びヨーレート等から車両の走行状態を検出し、走行状態に基づいて、方向指示装置1の方向指示動作を終了する旨のオートターンキャンセルの判定を行う。そして、このオートターンキャンセル判定に基づいて右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの点灯による方向指示動作を自動的に終了する。
また、マイコン31に接続されたROMには、キャンセル準備角θ1及びこのキャンセル準備角θ1よりも小さいキャンセル角θ2が記憶されている。マイコン31は、方向指示動作の開始後、舵角センサ71を通じてステアリングホイール102の舵角θの変化を検出する。そして、舵角θがキャンセル準備角θ1に達した(θ>θ1)後にキャンセル角θ2の範囲内になった場合(θ<θ2)、マイコン31は、オートターンキャンセル条件が成立したと判断し、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの方向指示動作を終了する旨の判定を行う。これにより、例えば交差点等を右折または左折した後に直進状態に移行する場合のように、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの示す方向ヘステアリングホイール102がキャンセル準備角θ1に達した後にステアリングホイール102がキャンセル角θ2の範囲内に戻されると、舵角θに基づいてオートターンキャンセル判定がなされて方向指示動作が自動終了される。
マイコン31は、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの点灯後から、ヨーレートセンサ72によるヨーレート検出信号に基づいてヨーレートの変化(車両の旋回方向への回転角度の単位時間当たりの変化量)を検出する。ROMにはオートターンキャンセル判定の基準となる判定基準値が記憶されている。通常、ヨーレートは、車両が右左折や車線変更等の進路変更を開始してから終了するまでの間に最大値及び最小値をそれぞれとるように変化する。マイコン31は、ヨーレートの変化量を車両移動量に換算し、換算値が判定基準値を上回った場合、オートターンキャンセル条件が成立したと判断する。
また、マイコン31は、舵角センサ71の舵角検出信号に基づいて舵角θの変化量を検出(算出)する。マイコン31は、オートターンキャンセル判定を行うための判定基準となる判定基準値を舵角θの変化量に基づき算出する。通常、舵角θは、上記ヨーレートと同様、車両が進路変更を開始してから終了するまでの間に最大値及び最小値をとるように変化する。マイコン31は、舵角θが最大値をとった後に判定基準値を下回った場合や、最小値をとった後に判定基準値を上回った場合、オートターンキャンセル条件が成立したと判断する。マイコン31は、ヨーレートに基づくオートターンキャンセル条件、及び舵角θに基づくオートターンキャンセル条件の何れか一方が成立した場合、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの方向指示動作を終了する旨のオートターンキャンセル判定を行う。
マイコン31は、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの点灯後から、ヨーレートセンサ72によるヨーレート検出信号に基づいてヨーレートの変化(車両の旋回方向への回転角度の単位時間当たりの変化量)を検出する。ROMにはオートターンキャンセル判定の基準となる判定基準値が記憶されている。通常、ヨーレートは、車両が右左折や車線変更等の進路変更を開始してから終了するまでの間に最大値及び最小値をそれぞれとるように変化する。ヨーレートは、車速、時間と共に車両の横方向移動距離算出に利用し、その移動距離が判断基準を上回った場合にオートターンキャンセル条件が成立したと判断する。
これにより、例えば隣接する車線へ車線変更する場合等のように、右ターンランプ50a、左ターンランプ50bの示す方向へのヨーレートの変化が小さい場合でも、舵角θの変化量ステアリングホイール102の舵角θが小さくキャンセル準備角θ1に達しない場合でも、ヨーレートの変化に基づいてオートターンキャンセル判定がなされる。すなわち、上述したヨーレートの変化舵角θに基づくオートターンキャンセル条件が成立しない場合でも、舵角θの変化量ヨーレートに基づくオートターンキャンセル条件が成立した場合、方向指示動作のオートターンキャンセル判定がなされ、交差点等の右左折時のみならず、例えば隣接する車線へ車線変更する場合でも、方向指示動作が自動終了される。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)直切り経路制御回路60を備えることにより、マイコン31が故障した場合でも、右ターンランプ50aおよび左ターンランプ50bをマニュアル操作でON/OFFさせることができる。
(2)マイコン31が正常に動作しているときは、直切り経路制御回路60が動作せずに直切り経路が無効状態となるので、右ターンスイッチ10aまたは左ターンスイッチ10bによるマニュアル操作によっても右ターンランプ50aまたは左ターンランプ50bが不要に点灯あるいは消灯する不都合がない。
(3)マイコン31から経路制御信号300を常に出力させ、これに基づいて直切り経路制御回路60による直切り経路の遮断または接続を行なっているので、簡単な構成により確実に動作する直切り経路の制御が可能となる。
(4)直切り経路制御回路60は、チャージ/ディスチャージ回路を有するので、簡単な構成によりマイコン31の正常動作または故障に応じて確実に動作する直切り経路の制御が可能となる。
尚、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
1…方向指示装置、10a…右ターンスイッチ、10b…左ターンスイッチ、20…ターンレバー、30…ターンシグナル制御部、31…マイコン、50a…右ターンランプ、50b…左ターンランプ、51a…右フラッシャーリレー、51b…左フラッシャーリレー、60…直切り経路制御回路、70…車速センサ、71…舵角センサ、72…ヨーレートセンサ、101…ステアリングコラム、102…ステアリングホイール、103…回転軸、201〜208…スイッチング回路、300…経路制御信号

Claims (3)

  1. 車両の電源部に接続され、前記車両の走行方向を報知するターンシグナルを発するターンランプと、
    前記ターンランプのターンシグナルの点灯または消灯を制御するターンシグナル制御部と、
    前記ターンシグナル制御部から出力される経路制御信号と手動により操作されるターンスイッチのON/OFF操作に基づいて、前記ターンランプの点灯または消灯を手動により制御する直切り経路制御回路と、
    を有することを特徴とする方向指示装置。
  2. 前記直切り経路制御回路は、前記経路制御信号が前記ターンシグナル制御部から正常に出力されていない場合に、前記ターンランプと前記ターンスイッチを電気的に接続させる構成とされていることを特徴とする請求項1に記載の方向指示装置。
  3. 前記直切り経路制御回路は、チャージ/ディスチャージ回路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の方向指示装置。
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