JP2010221051A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のリールが回転停止したときの複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときに、第1の外部出力端子から利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力し、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数消化したときに、第2の外部出力端子から利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するように構成し、ゲーム演出性を大幅に高めることができる、スロットマシンを提供する。
【解決手段】 第1〜第4BB出力端子54〜57を設け、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときに、第1BB出力端子54がONされ、そのときからBBゲーム数カウンタBBCが作動し、BBCが4の場合、BBの種別がBB1,2,5,7,9の何れかかの場合、第2,第4BB出力端子55,57がONされ、BBの種別がBB3,6,8,10の何れかかの場合、第3,第4BB出力端子56,57がONされる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、複数のリールを回転させ停止させて1回のゲームを行い、複数のリールが回転停止したときに表示される複数のリール停止図柄が特別図柄態様になった場合に、複数ゲームに亙って利益状態を発生させる、スロットマシンに関するものである。
従来、スロットマシンは、複数(例えば、3つ)のリールの他に、スイッチ類として、遊技者が遊技メダル(以下、メダルという)を投入したことを検出するメダル投入SW、遊技者がスタートレバーを操作したことを検出するスタートSW、遊技者が複数のリール停止ボタンを操作したことを検出する複数(例えば、3つ)のリール停止SW等を備え、このスイッチ類からの信号に基づいて、ゲームを行うためのリール制御を含むメイン処理を実行する主制御コンピュータを備えている。
一般に、主制御コンピュータが実行するメイン処理では、所定枚数(例えば、3枚)のメダルが投入された状態で、スタートレバーが操作されると、抽選が行われるとともに、複数リールの回転が開始される。ここで、複数のリール停止図柄として表示し得る、小役図柄態様、リプレイ図柄態様、特別図柄態様、外れ図柄態様が設定されており、前記抽選では、これら図柄態様の何れかが表示許可する図柄態様として抽選される。
次に、複数のリールの回転中に、リール停止ボタンが操作されると、そのリール停止ボタンに対応するリールの回転が停止される。複数のリール停止ボタン全てが操作されると、複数のリール全ての回転が停止されるが、ここで、表示される複数のリール停止図柄が、前記抽選で許可された図柄態様になり得るように、リール停止制御が行われる。
そして、小役図柄態様が表示された場合には、設定枚数のメダルが払出され、リプレイ図柄態様が表示された場合には、次回のゲームでメダルを投入せずにゲームを行うことができ、特別図柄態様が表示された場合には、複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態が発生し、この利益状態では、複数のリール停止図柄が小役図柄態様になる確率、つまり、遊技者が獲得できるメダルの枚数が増大する。一般に、特別図柄態様としては、BB図柄態様とRB図柄態様とが設定されており、BB図柄態様が表示された場合のビッグボーナス(利益状態)でのメダルの獲得枚数は、RB図柄態様が表示された場合のレギュラーボーナス(利益状態)でのメダルの獲得枚数よりも多くなる。
ところで、複数台のスロットマシンが設置された遊技ホールでは、各スロットマシンの遊技情報(メダルIN枚数、メダルOUT枚数、ゲーム数、BB,RB回数等)を管理するために、複数のスロットマシンに電気的に接続されたホールコンピュータが設置され、各スロットマシンの遊技情報(ゲーム数、BB,RBの発生、BB,RB回数等)を遊技者に表示するために、各スロットマシンに接続された表示用コンピュータを有する遊技情報表示装置が各スロットマシンの上側に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のスロットマシンでは、外部出力基板に、BB信号を出力する外部出力端子、RB信号を出力する外部出力端子が設けられ、BB,RBが発生した場合、その発生時から、BB,RB信号がホールコンピュータ、遊技情報表示装置に出力され、故に、BB,RBの発生時から、遊技情報表示装置に、BB,RBの発生を示す表示(例えば、点滅)が行われるとともに、BB,RB回数が1加算され更新表示される。
ところで、最近のスロットマシンにおいては、複数のリールとは別にゲームの演出を表示するディスプレイと、主制御コンピュータからの指令を受けてディスプレイを制御する副制御コンピュータとを備えて、ゲーム演出性を高めたものが主流になっている。この種のスロットマシンを含む従来のスロットマシンでは、通常、特別図柄態様が遊技者にとって判り易いもの(例えば、「777」の一列揃い)に設定されており、つまり、遊技者は特別図柄態様になったことを一目瞭然に認識できるようになっている。
特開2002−172193号公報
従来のスロットマシンでは、特許文献1のように、BB信号を出力する外部出力端子、RB信号を出力する外部出力端子が設けられ、BB,RBが発生した場合、その発生時から、BB,RB信号が遊技情報表示装置に出力され、故に、BB,RBの発生時から、遊技情報表示装置に、BB,RBの発生を示す表示が行われるとともに、BB,RB回数が1加算され更新表示されるため、BB,RBの発生を遊技者に気付かせてしまうことから、ゲーム演出性を高めるのに限界が生じる。
つまり、ディスプレイと副制御コンピュータを有するスロットマシンでは、例えば、複数のリール停止図柄で表示される特別図柄態様を遊技者にあえて判りにくい図柄態様に設定し、その代わりに、ディスプレイにゲームの結果を示す演出を表示させることが考えられる。この場合、BB,RBが発生しているにも関わらず、BB,RBの発生を示す演出を遅延させることで、更に、その間に、BB,RBを期待させる演出を行うことで、また、BB,RBが発生していないが、BB,RBを期待させる疑似演出を行うことで、ゲーム演出性を大幅に高めることができるが、BB,RBの発生時から、遊技情報表示装置が作動してしまうと、これらの演出は全て無意味になってしまう。
そこで、遊技情報表示装置とスロットマシンとを接続しないことが考えられるが、これでは、遊技者が各スロットマシンの遊技情報表示装置に表示された遊技情報を見ることができず、例えば、遊技者が各スロットマシンの遊技情報を参考にして台選びを行うことができないので、遊技者に非常に不親切なものになり、また、遊技ホールスタッフもBB,RBが発生していることを容易に知ることができなくなるので、遊技ホールスタッフの遊技者へのサービスが低下する虞も生じる。
本発明の目的は、第1,第2の外部出力端子を設け、複数のリールが回転停止したときの複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときに、第1の外部出力端子から利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力し、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数消化したときに、第2の外部出力端子から利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するように構成し、これにより、ゲーム演出性を大幅に高めることができる、スロットマシンを提供することである。
請求項1のスロットマシンは、複数のリールと、複数のリールの外周面に夫々印された複数種類の図柄とを備え、複数のリールを回転させ停止させて1回のゲームを行い、複数のリールが回転停止したときに表示される複数のリール停止図柄が特別図柄態様になった場合に複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生させるように構成したスロットマシンにおいて、前記リール停止図柄が特別図柄態様になったときに、前記利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第1の外部出力端子と、前記第1の外部出力端子とは異なる第2の外部出力端子であって、前記リール停止図柄態様が特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化したときに、前記利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第2の外部出力端子と、前記設定数のゲームを消化したときに利益状態の発生を示す演出を開始させる演出指令処理手段とを備え、前記特別図柄態様として、第1特別図柄態様と、第1特別図柄態様よりも発生利益状態が小さく且つ前記設定数のゲームを消化するまでに発生利益状態が終了する第2特別図柄態様とが予め設定され、前記リール停止図柄が第1特別図柄態様になった場合、前記利益状態を示す情報が第1の外部出力端子と第2の外部出力端子から出力され、前記リール停止図柄が第2特別図柄態様になった場合、前記利益状態を示す情報が第1の外部出力端子から出力され、且つ第2の外部出力端子から出力されないように構成され、前記演出指令処理手段は、前記リール停止図柄が第1特別図柄態様になった場合にのみ前記演出を開始させることを特徴としている。
外部のコンピュータとして、例えば、遊技ホールに設置され複数のスロットマシンに電気的に接続されたホールコンピュータ、各スロットマシンに接続され各スロットマシンの上側に設置された遊技情報表示装置の表示用コンピュータが設けられ、例えば、第1の外部出力端子はホールコンピュータに接続され、第2の外部出力端子は表示用コンピュータに接続され、複数のリール停止図柄が第1,第2特別図柄態様になったときに、ホールコンピュータに第1の外部出力端子から情報が出力され第1,第2特別図柄態様になったことが通知される。
遊技情報表示装置では、複数のリール停止図柄が第2特別図柄態様よりも利益状態の大きい第1特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化したときに、第2の外部出力端子から受ける情報に基づいて、例えば、利益状態の発生を示す表示が行われ、利益状態の回数が1加算され更新表示される。例えば、複数のリール停止図柄で表示される特別図柄態様を遊技者にあえて判りにくい図柄態様に設定し、その代わりに、ディスプレイにゲームの結果を示す演出を表示させ、こうして、複数のリール停止図柄が第1特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化したときに遊技情報表示装置を作動させるようにし、それ迄は、遊技状態の発生を遊技者に気付かせないようにして、ゲーム演出性を高めるように構成することができる。
請求項2のスロットマシンは、請求項1の発明において、前記ゲームを行うためのリール制御を含むメイン処理を実行する主制御コンピュータと、前記ゲームの結果を示す演出を表示するディスプレイと、主制御コンピュータからの指令を受けてディスプレイを制御する副制御コンピュータとを備え、前記主制御コンピュータが、第1,第2の外部出力端子からの情報の出力と出力停止を行う外部出力処理手段と、副制御コンピュータに対して前記演出を開始させる利益状態演出指令を出力する前記演出指令処理手段とを有することを特徴としている。
請求項3のスロットマシンは、請求項2の発明において、前記演出指令処理手段は、前記設定数のゲームを消化する迄に副制御コンピュータに対して利益状態を期待させる演出を開始させる利益状態期待演出指令を出力することを特徴としている。
請求項4のスロットマシンは、請求項3の発明において、前記リール停止図柄が小役図柄態様になった場合に設定枚数の遊技メダルの払出しを行い、利益状態では少なくとも前記リール停止図柄が小役図柄態様になる確率が増大するように構成され、前記主制御コンピュータが、前記リール停止図柄が第1,第2特別図柄態様になっていない場合に複数ゲームに亙って連続して小役図柄態様になったときに、副制御コンピュータに対して利益状態を期待させる演出を開始させる疑似利益状態期待演出指令を出力する疑似演出指令処理手段を有することを特徴としている。
本発明のスロットマシンは、複数のリールを回転させ停止させて1回のゲームを行い、複数のリールが回転停止したときに表示される複数のリール停止図柄が特別図柄態様になった場合に複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生させるように構成したものであり、特別図柄態様として、第1特別図柄態様と、第1特別図柄態様よりも利益状態が小さく且つ設定数のゲームを消化するまでに利益状態が終了する第2特別図柄態様とが予め設定され、複数のリール停止図柄が第1,第2特別図柄態様になったときに、利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第1の外部出力端子と、第1の外部出力端子とは異なる第2の外部出力端子であって、複数のリール停止図柄が第1特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化したときに、利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第2の外部出力端子とを備えた。
従って、第1の外部出力端子については、このスロットマシンが設置された遊技ホールのホールコンピュータに接続し、複数のリール停止図柄が第1又は第2特別図柄態様になったときに、ホールコンピュータに第1の外部出力端子から情報を直ちに出力し第1,第2特別図柄態様になったことを遅延なく通知でき、このスロットマシンの利益状態の回数等をホールコンピュータで確実に管理できる。第2の外部出力端子については、このスロットマシンの上側に配置された遊技情報表示装置の表示用コンピュータに接続し、複数のリール停止図柄が第1特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化したときに、遊技情報表示装置に第2の外部出力端子から情報を出力し、この遊技情報表示装置では、第1特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化してから、第2の外部出力端子から受ける情報に基づいて、利益状態の発生を示す表示を行ったり、利益状態の回数を1加算して更新表示したりすることができる。
また、複数のリール停止図柄が第1特別図柄態様よりも利益状態が小さい第2特別図柄態様になった場合、第2の外部出力端子から情報が出力されないため、遊技情報表示装置では、利益状態の回数は加算されない。つまり、遊技情報表示装置では、第2特別図柄態様よりも利益状態の大きい第1特別図柄態様になった場合にのみ利益状態の回数を加算して更新表示することができる。
つまり、複数のリール停止図柄が第1特別図柄態様になった場合にのみ、そのときから設定数のゲームを消化する迄は、遊技情報表示装置からは利益状態の発生を遊技者に気付かせないようにして、この場合、特に、複数のリール停止図柄で表示される第1特別図柄態様を遊技者にあえて判りにくい図柄態様に設定することで、ディスプレイやランプやスピーカにより、利益状態の発生を示す演出を遅延させて行う。更に、その間に、利益状態を期待させる演出を行う。また、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になっていない場合に、利益状態を期待させる疑似演出を行う。等々によって、ゲーム演出性を大幅に高めることができる。ここで、遊技情報表示装置による表示については、前記のように遅延して行われるが、遅延しても確実に行うことができるので、この遊技情報表示装置による遊技者や遊技ホールスタッフに対する有益な表示機能を殆ど損なうことなく確保できる。
スロットマシンの正面図である。 スロットマシンの斜視図である。 スロットマシンの制御系を含むブロック図である。 スロットマシンの外部出力端子を示すブロック図である。 外部出力端子の出力タイミングを示す図表である。 リールの外周面に印された図柄を示す図表である。 特別図柄態様を示す図表である。 利益状態を示す図表である。 リプレイ図柄態様を示す図表である。 小役図柄態様を示す図表である。 メイン処理のフローチャートである。 BB作動開始処理のフローチャートである。 BB作動処理のフローチャートである。 BB情報出力処理のフローチャートである。 BB演出指令処理のフローチャートである。 疑似BB演出指令処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、スロットマシン1は筐体2を有し、その筐体2は、前方へ開口する筐体本体3と、筐体本体3の前側を開閉可能なドア4とを有する。ドア4は、その左端部が筐体本体3の前左端部に鉛直軸心回りに回動自在にヒンジ結合され、その右端部が筐体本体3の前右端部にドアキー5を介して連結解除可能に連結されている。
ドアキー5に所定のキーを差し込み回動させることで、筐体本体3とドア4との連結を解除してドア4を開けることができ、このキー操作を検出するドアSW6が設けられ、また、ドア4の開閉を検出するドア開閉センサ7が設けられている。筐体本体3の内部には、上部に比較的小型のリール装置10が設置され、下部にメダル払出装置(図示略)と電源装置(図示略)が設置されている。
リール装置10は、左右方向の同一軸心回りに夫々回転自在に支持された第1〜第3リール11a〜11cと、第1〜第3リール11a〜11cを夫々回転駆動する第1〜第3リールモータ12a〜12cと、第1〜第3リール11a〜11cの前部を前側から照らすリールフロントランプ13と、第1〜第3リール11a〜11cの前部を内部後側から照らすリールバックランプ14とを有する。第1〜第3リール11a〜11cの外周面には、夫々、複数種類の図柄が複数印されている(図6参照)。
メダル払出装置は、メダルホッパ(図示略)と、メダルホッパ内のメダルを払出すメダル払出モータ20を有するメダル払出機構(図示略)と、メダル払出機構により払出されたメダルを検出するメダル払出センサ21とを有する。ここで、ドア4の下部前面側に、メダル払出機構により払出されたメダルを貯留する皿8が取り付けられている。電源装置は、このスロットマシン1の各装置や機構や基板(コンピュータ)等へ電力を供給する。
ドア4には、上部に矩形の上表示面部4aが形成され、この上表示面部4aに比較的小型の矩形のリール表示窓4bが形成されて透明板で覆われ、中央部分に大型のディスプレイ表示窓4cが形成されて透明板で覆われ、ディスプレイ表示窓4cの下側に前方へ張り出して垂下する操作部材取付部4dが形成されている。
リール表示窓4bからは、第1〜第3リール11a〜11cの前部が表示され、回転停止状態の各リール11a〜11cについて、その外周面に連続して印された3つの図柄が上段と中段と下段に表示される。第1〜第3リール11a〜11cが回転停止したときにリール表示窓4bから表示される合計9つの図柄が複数のリール停止図柄である。
ここで、図1に示す2つの有効ライン15a,15bが設定されており、複数のリール停止図柄は、有効ライン15a又は15bに並ぶ3つの停止図柄によって、図7に示すBB1〜BB10の10通りの特別図柄態様の何れか、又は、図9に示すリプレイ1,2の2通りのリプレイ図柄態様の何れか、又は、図10に示す小役1〜8の8通りの小役図柄態様の何れか、又は、図7、図9、図10以外の外れの外れ図柄態様になる。
複数のリール停止図柄が外れ図柄態様になった場合、何ら利益を受けることはできないが、小役1〜8の何れかの役図柄態様になった場合には、設定枚数(例えば、15枚)のメダルの払出しを受けることができ、リプレイ1,2の何れかのリプレイ図柄態様になった場合には、次回のゲームでメダルを投入せずにゲームを行うことができる。
複数のリール停止図柄がBB1〜BB10の何れかの特別図柄態様になった場合には、複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態が発生する。但し、図8に示すように、BB1〜BB10の10通りの利益状態の程度は全て異なるように設定されている。この利益状態は、最初に行われる主利益状態と、主利益状態の終了後に続いて行われる付随利益状態とからなり、主利益状態では、複数のリール停止図柄が小役図柄態様になる確率が増大し、付随利益状態では、複数のリール停止図柄がリプレイ図柄態様になる確率が増大する。
主利益状態において、IN枚数(メダル投入枚数)−OUT枚数(メダル払出枚数)−純増枚数(OUT枚数−IN枚数)が、例えば、BB1の場合、51−255−204となり、BB2の場合、42−210−168となる。主利益状態の継続期間は各BB1〜BB10毎に設定されたOUT枚数で規定され、設定されたOUT枚数以上のメダルが払出されると、主利益状態が終了する。そして、各ゲームで3枚のメダルが投入され15枚のメダルが払出されるものとして、BB1〜BB10のIN枚数−OUT枚数−純増枚数が図8のようになる。尚、BB4では、2ゲームで利益状態が終了する。
付随利益状態においては、その継続期間が主利益状態の終了時から各BB1〜BB10毎に設定されたゲーム数で規定され、例えば、BB1の場合、そのゲーム数が次回BB成立時迄に設定され、BB5の場合、そのゲーム数が100に設定され、BB9の場合、そのゲーム数が20に設定されている。ここで、特別図柄態様として、発生させる利益状態(OUT枚数の程度)に基づいて分類した3種類の特別図柄態様が設定されている。1つはOUT枚数(純増枚数)が非常に多い図7、図8に○で示すBB1,2,5,7,9の特別図柄態様(第1特別図柄態様に相当する)、もう1つはOUT枚数が比較的多い図7、図8に△で示すBB3,6,8,10の特別図柄態様(第1特別図柄態様に相当する)、残りの1つはOUT枚数が非常に少ない図7、図8に×で示すBB4の特別図柄態様(第2特別図柄態様に相当する)である。
ここで、有効ライン15a,15bは、一般的な直線状の有効ラインとは違って、非直線状に設定され、更に、特別図柄態様が、一般的な同図柄の一列揃い(例えば、「777」)と違って、図7に示すように、遊技者にとってあえて判りにくい特別図柄態様に設定されているので、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になっても、それを遊技者が一目瞭然に認識できることが難しいようにしている。
さて、操作部材取付部4dの上面部に、メダル投入口22、第1貯留メダル投入SW23a、第2貯留メダル投入SW23b、精算SW24が取り付けられ、操作部材取付部4dの前面部に、スタートSW25、第1〜第3リール停止SW26a〜26cが取り付けられている。操作部材取付部4dの内側にメダル投入口22から投入されたメダルをメダルホッパと皿8に択一的に案内する通路(図示略)が形成され、その内のメダルホッパの方へ案内するメダル通路部にメダル投入センサ27が設けられている。
ドア4の中央部分には、ゲームの結果を示す演出を含む種々の演出を表示する大型の液晶ディスプレイ28が、その画面をディスプレイ表示窓4cから前面に露出させて取付けられている。尚、ドア4にはスピーカ29も取付けられている。
図3に示すように、筐体2の内部には、主制御基板30、副制御基板40、外部出力基板50が設けられ、主制御基板30と副制御基板40が電気的に接続され、主制御基板30と外部出力基板50が電気的に接続されている。このスロットマシン1が設置された遊技ホールにホールコンピュータ60が設置され、また、このスロットマシン1の上側に表示用コンピュータ71を有する遊技情報表示装置70が配置され、このホールコンピュータ60と遊技情報表示装置70に外部出力基板50が電気的に接続されている。
主制御基板30には、ゲームを行うための第1〜第3リール11a〜11cの制御を含むメイン処理を実行する主制御コンピュータ31が装着されている。主制御コンピュータ31は、CPU32、ROM33、RAM34、記憶装置35を有し、この主制御コンピュータ31が、前記のスイッチ・センサ類6,7,21,23a,23b,24,25,26a〜26c,27からの信号に基づいてモータ12a〜12c,20を制御する。
副制御基板40には、主制御コンピュータ31からの指令を受けてリールフロントランプ13、リールバックランプ14、液晶ディスプレイ28、スピーカ29を制御する副制御コンピュータ41が装着され、この副制御コンピュータ41は、CPU42、ROM43、RAM44、記憶装置45を有する。
図4に示すように、外部出力基板50には、IN枚数出力端子51、OUT枚数出力端子52、ゲームスタート出力端子53、第1〜第4BB出力端子54〜57が装着され、ホールコンピュータ60には出力端子51〜57が電気的に接続され、遊技情報表示装置70には出力端子53,55〜57が電気的に接続されている。
図4,5に示すように、特に、第1BB出力端子54が、第1の外部出力端子に相当し、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときに、利益状態を示す情報をホールコンピュータ60に出力するための外部出力端子であり、第2〜第4BB出力端子55〜57が、第2の外部出力端子に相当し、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数(例えば、3ゲーム)消化したときに、利益状態を示す情報をホールコンピュータ60及び遊技情報表示装置70に出力するための外部出力端子である。
ここで、前記のように、特別図柄態様として、発生させる利益状態に基づいて分類した3種類の特別図柄態様(BB1,2,5,7,9の特別図柄態様、BB3,6,8,10の特別図柄態様、BB4の特別図柄態様)が予め設定され、特別図柄態様の種類別に利益状態を示す情報をホールコンピュータ60、遊技情報表示装置70に出力するために、第2の外部出力端子として、特別図柄態様の種類に夫々対応する3つの第2〜第4BB出力端子55〜57が設けられている。
次に、主制御コンピュータ31、副制御コンピュータ41が実行する処理について詳細に説明する。ここで、このスロットマシン1では、第1〜第3リール11a〜11cを回転させ停止させて1回のゲームを行うが、主制御コンピュータ31は、前記のように、ゲームを行うための第1〜第3リール11a〜11cの制御を含むメイン処理を実行し、このメイン処理において、第1〜第4BB出力端子54〜57からの情報の出力と出力停止を行う外部出力処理を実行する(外部出力処理手段に相当する)。
また、主制御コンピュータ31は、メイン処理において、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数消化する迄に、副制御コンピュータ41に対して利益状態を期待させる演出を開始させる利益状態期待演出指令を出力するとともに、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数消化したときに、副制御コンピュータ41に対して利益状態の発生を示す演出を開始させる利益状態演出指令を出力する演出指令処理を実行する(演出指令処理手段に相当する)。
更に、主制御コンピュータ31は、メイン処理において、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になっていない場合に複数ゲームに亙って連続して小役図柄態様になったときに、副制御コンピュータ41に対して利益状態を期待させる演出を開始させる疑似利益状態期待演出指令を出力する疑似演出指令処理を実行する(疑似演出指令処理手段に相当する)。副制御コンピュータ41は、主制御コンピュータ31からの指令(利益状態期待演出指令、利益状態演出指令、疑似利益状態期待演出指令)を受けて、ランプ13,14、ディスプレイ28、スピーカ29を制御する。
主制御コンピュータ31が実行するメイン処理について詳細に説明する。
図11に示すように、このメイン処理では、先ず、1ゲーム毎にRWMがクリアされ(S1)、続いて、遊技メダル投入処理(S2)、乱数抽出処理(S3)、図柄抽選処理(S4)、リール回転開始処理(S5)、リール回転停止処理(S6)、入賞判定処理(S7)、メダル払出処理(S8)が順次実行される。
S2の遊技メダル投入処理では、メダル投入SW23a,23b、メダル投入センサ27からの信号を受けてゲームを開始させるために必要なメダルを投入するための処理が行われ、S3の乱数抽出処理では、S2で所定枚数(3枚)のメダルが投入された状態で、スタートSW25からの信号を受けて乱数が抽出され、S4の図柄抽選処理では、S3で抽出した乱数に基づいて、BB1〜BB10の10通りの特別図柄態様の何れか、又は、リプレイ1,2のリプレイ図柄態様の何れか、又は、小役1〜8の小役図柄態様の何れか、又は、外れ図柄態様が、表示許可する図柄態様として抽選される。
S5のリール回転開始処理では、S4に続いて、スタートSW25からの信号を受けて、第1〜第3リールモータ12a〜12cが制御されて、第1〜第3リール11a〜11cの回転が開始され、S6のリール回転停止処理では、第1〜第3リール停止SW26a〜26cからの信号を受けて、第1〜第3リールモータ12a〜12cが制御されて、第1〜第3リール11a〜11cの回転が停止され、このとき、複数のリール停止図柄がS4の抽選で許可された図柄態様になり得るように停止制御される。
S7の入賞判定処理では、第1〜第3リール11a〜11cの各回転停止位置に基づいて、複数のリール停止図柄が、有効ライン15a又は15bに並ぶ3つの停止図柄によって、BB1〜BB10の10通りの特別図柄態様の何れかか、又は、リプレイ1,2の2通りのリプレイ図柄態様の何れかか、又は、小役1〜8の8通りの小役図柄態様の何れかか、又は、外れ図柄態様かが判定される。S8のメダル払出処理では、例えば、S7で判定された図柄態様が小役図柄態様の場合に、設定枚数(15枚)のメダルが払出される。
S8の後、再遊技か否か判定され(S9)、S7で判定された図柄態様がリプレイ図柄態様である場合にS9;Yes となり、再遊技作動開始処理(S10)が実行されて、S1へリターンし、次回のゲームでメダルを投入せずにゲームを行うことが可能になる。S9;Noの場合、BB作動開始か否か判定され(S11)、S7で判定された図柄態様がBB1〜BB10の10通りの特別図柄態様の何れかである場合にS11;Yes となり、BB作動開始処理(S12)が実行される。
図12に示すように、BB作動開始処理では、先ず、第1BB出力端子54がONオンされる(S20)。即ち、複数のリール停止図柄がBB1〜BB10の10通りの特別図柄態様の何れかになったときに、第1BB出力端子54から利益状態を示す情報がホールコンピュータ60に出力され、ホールコンピュータ60では、このスロットマシン1のBB回数等の遊技情報が管理される。
次に、BBゲーム数カウンタBBCに1がセットされ(S21)、次に、BB終了OUT枚数BBNに、BB1〜BB10に夫々設定されたOUT枚数であるBB1n〜BB10nの中から、S7で判定された特別図柄態様のBB1〜BB10の何れかに対応するOUT枚数がセットされ(S22)、リターンする。図8に示すように、例えば、BB1のBB1nは255であり、BB2のBB2nは210である。
図11に示すように、S12のBB作動開始処理の後、S1へリターンする。次に、S11;Noの場合、BB作動中か否か判定され(S13)、S12の後、そのS12でセットされたBBN以上のメダルの払出しが完了していない場合にS13;Yes となり、BB作動処理(S14)が実行される。
図13に示すように、BB作動処理では、先ず、入賞か否か判定され(S30)、S7で判定された図柄態様が小役図柄態様である場合にS30;Yes となり、次に、BB終了OUT枚数BBNが、その入賞で払出されたOUT枚数を減算した値に更新され(S31)、次に、更新されたBBNが0か否か判定される(S32)。S32;Noの場合にS33へ移行し、また、S30;Noの場合もS33へ移行し、BBゲーム数カウンタBBCが+1インクリメントされ(S33)、S36へ移行する。
一方、S32;Yes の場合、当初セットされたBBN以上のメダルの払出しが完了したことになり、BBゲーム数カウンタBBCが0にリセットされ(S34)、BB終了とされ(S35)、S36へ移行する。
S36のBB情報出力処理では、図14に示すように、先ず、BB終了か否か判定され(S40)、S35を受けてS40;Yes になった場合、ON状態のBB出力端子54〜57は全てOFFされ(S41)、リターンする。S40;Noの場合、BBゲーム数カウンタBBCが4であるか否か判定され(S42)、S42;Noの場合、リターンする。
S42;Yes の場合、BBの種別に基づいて、BBがBB1,2,5,7,9の何れかか否か判定され(S43)、S43;Yes の場合、第2,第4BB出力端子55,57がONされ(S44)、即ち、複数のリール停止図柄がBB1,2,5,7,9の5通りの特別図柄態様の何れかになったときから3ゲーム消化したときに、第2,第4BB出力端子55,57から利益状態を示す情報がホールコンピュータ60及び遊技情報表示装置70に出力され、リターンする。ここで、ホールコンピュータ60では、このスロットマシン1のOUT枚数が非常に多い種類のBB回数等の遊技情報が管理され、遊技情報表示装置70では、BBの発生を示す表示が行われるとともに、OUT枚数が非常に多い種類のBB回数が1加算され更新表示される。
S43;Noの場合、BBの種別に基づいて、BBがBB3,6,8,10の何れかか否か判定され(S45)、S45;Noの場合、リターンし、S45;Yes の場合、第3,第4BB出力端子56,57がONされ(S46)、即ち、複数のリール停止図柄がBB3,6,8,10の4通りの特別図柄態様の何れかになったときから3ゲーム消化したときに、第3,第4BB出力端子56,57から利益状態を示す情報がホールコンピュータ60及び遊技情報表示装置70に出力され、リターンする。ここで、ホールコンピュータ60では、このスロットマシン1のOUT枚数が比較的多い種類のBB回数等の遊技情報が管理され、遊技情報表示装置70では、BBの発生を示す表示が行われるとともに、OUT枚数が比較的多い種類のBB回数が1加算され更新表示される。
図13に示すように、S36のBB情報出力処理の後、BB演出指令処理(S37)が実行され、リターンする。図15に示すように、S37のBB演出指令処理では、先ず、BBゲーム数カウンタBBCが2か否か判定され(S50)、S50;Yes の場合、即ち、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから1ゲーム消化したときに、第1のBB期待演出指令が副制御コンピュータ41へ出力され(S51)、リターンする。
S50;Noの場合、BBゲーム数カウンタBBCが3か否か判定され(S52)、S52;Yes の場合、即ち、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから2ゲーム消化したときに、第2のBB期待演出指令が副制御コンピュータ41へ出力され(S53)、リターンする。S52;Noの場合、BBゲーム数カウンタBBCが4か否か判定され(S54)、S54;Yes の場合、即ち、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから3ゲーム消化したときに、BB演出指令が副制御コンピュータ41へ出力され(S55)、リターンする。
S54;Noの場合、S35を受けてBB終了か否か判定され(S56)、S56;Noの場合、リターンし、S56;Yes の場合、次に、ランプ13,14やディスプレイ28やスピーカ29でBB演出実行中か否か判定され(S57)、S57;Noの場合、リターンし、S57;Yes の場合、BB演出停止指令が副制御コンピュータ41へ出力され(S58)、リターンする。
ここで、副制御コンピュータ41では、リールフロントランプ13、リールバックランプ14、液晶ディスプレイ28、スピーカ29を制御して、S51の出力指令を受けて、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから2ゲーム目に、利益状態を期待させる第1のBB期待演出を実行し、具体例として、液晶ディスプレイ28に[熱い!!]や[熱いかも!]を表示させる。
また、S53の出力指令を受けて、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから3ゲーム目に、第1のBB期待演出よりも利益状態を期待させる第2のBB期待演出を実行し、具体例として、液晶ディスプレイ28に[激熱!!!]や[激熱かも!!]を表示させる。また、S55の出力指令を受けて、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから4ゲーム目に利益状態の発生を示す演出を開始させ、そのBB演出を4ゲーム目以降BBが終了するまで実行させる。
他方、図16に示す疑似BB演出指令処理が、例えば、S7の入賞判定処理において実行される。この疑似BB演出指令処理では、複数のリール停止図柄が小役図柄態様になったか否か、つまり、小役成立か否か判定され(S60)、S60;Yes の場合、連続小役カウンタSWCが+1インクリメントされ(S61)、次に、SWC=2か否か判定され(S62)、S62;Yes の場合、即ち、2回連続して小役が成立するときに、第1の疑似BB期待演出指令が副制御コンピュータ41へ出力され(S63)、リターンする。
S62;Noの場合、SWC≧3か否か判定され(S64)、S64;Noの場合、リターンし、S64;Yes の場合、即ち、3回以上連続して小役が成立するときに、第2の疑似BB期待演出指令が副制御コンピュータ41へ出力され(S65)、リターンする。一方、S60;Noの場合、SWCが0にリセットされ(S66)、リターンする。
ここで、副制御コンピュータ41では、リールフロントランプ13、リールバックランプ14、液晶ディスプレイ28、スピーカ29を制御して、小役が2回連続して成立するゲームにおいて、S63の出力指令を受けると、利益状態を期待させる第1の疑似BB期待演出を実行し、具体例として、液晶ディスプレイ28に[熱いかも!]を表示させ、また、小役が3回連続して成立するゲームにおいて、S65の出力指令を受けると、第1のBB期待演出よりも利益状態を期待させる第2の疑似BB期待演出を実行し、具体例として、液晶ディスプレイ28に[激熱かも!!]を表示させる。
以上説明したスロットマシン1の効果について説明する。
複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときに、利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第1BB出力端子54と、第1BB出力端子54とは異なる第2〜第4BB出力端子55〜57であって、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数(3ゲーム)消化したときに、利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第2〜第4BB出力端子55〜57とを備えた。
従って、第1BB出力端子54については、このスロットマシン1が設置された遊技ホールのホールコンピュータ60に接続し、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときに、ホールコンピュータ60に第1BB出力端子54から情報を直ちに出力し特別図柄態様になったことを遅延なく通知でき、このスロットマシン1の利益状態の回数等をホールコンピュータ60で確実に管理できる。
第2〜第4BB出力端子55〜57については、このスロットマシン1の上側に配置された遊技情報表示装置70の表示用コンピュータ71に接続し、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数消化したときに、遊技情報表示装置70に第2〜第4BB出力端子55〜57から情報を出力し、この遊技情報表示装置70では、特別図柄態様になったときから設定ゲーム数遅延して、第2〜第4BB出力端子55〜57から受ける情報に基づいて、利益状態の発生を示す表示を行ったり、利益状態の回数を1加算して更新表示したりすることができる。
つまり、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になった場合に、そのときから設定ゲーム数消化する迄は、遊技情報表示装置70からは遊技状態の発生を遊技者に気付かせないようにして、この場合、特に、複数のリール停止図柄で表示される特別図柄態様を遊技者にあえて判りにくい図柄態様に設定することで、ランプ13,14や液晶ディスプレイ28やスピーカ29により、利益状態の発生を示す演出を遅延させて行う。更に、その間に、利益状態を期待させる演出を行う。また、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になっていない場合に、利益状態を期待させる疑似演出を行う。等々によって、ゲーム演出性を大幅に高めることができる。
遊技情報表示装置70による表示については、前記のように遅延して行われるが、遅延しても確実に行うことができるので、この遊技情報表示装置70による遊技者や遊技ホールスタッフに対する有益な表示機能を殆ど損なうことなく確保できる。
ここで、特別図柄態様として、発生させる利益状態に基づいて分類した3種類の特別図柄態様(BB1,2,5,7,9の特別図柄態様、BB3,6,8,10の特別図柄態様、BB4の特別図柄態様)を予め設定し、特別図柄態様の種類別に利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するために、特別図柄態様の種類に夫々対応する3つの第2〜第4BB出力端子55〜57を設けたので、ホールコンピュータ60では、特別図柄態様の種類別に利益状態の回数を確実に管理でき、遊技情報表示装置70では、特別図柄態様の種類別に利益状態の回数を確実に表示することができる。
主制御コンピュータ31が、第1〜第4BB出力端子54〜57からの情報の出力と出力停止を行う外部出力処理を行うとともに、複数のリール停止図柄が特別図柄態様になったときから設定ゲーム数消化したときに、副制御コンピュータ41に対して利益状態の発生を示す演出を開始させる利益状態演出指令を出力する演出指令処理を行うので、前記設定ゲーム数消化してから、副制御コンピュータ41により、ランプ13,14や液晶ディスプレイ28やスピーカ29で利益状態の発生を示す演出を確実に行うことができる。
主制御コンピュータ31が実行する演出指令処理において、前記設定ゲーム数消化する迄に副制御コンピュータ41に対して利益状態を期待させる演出を開始させる利益状態期待演出指令を出力するので、副制御コンピュータ41により、ランプ13,14や液晶ディスプレイ28やスピーカ29で利益状態の期待させる演出を確実に行うことができる。
主制御コンピュータ31が、前記リール停止図柄が特別図柄態様になっていない場合に複数ゲームに亙って連続して小役図柄態様になったときに、副制御コンピュータ41に対して利益状態を期待させる演出を開始させる疑似利益状態期待演出指令を出力する疑似演出指令処理を行うので、利益状態を期待させる演出が実行された場合でも、必ずしも利益状態になっているとは限らなくなるので、ゲーム演出性が向上する。
尚、前記実施例を次のように変更してもよい。
1]主制御コンピュータ31が実行する演出指令処理において、前記設定ゲーム数消化する迄の各ゲーム毎に、利益状態期待演出指令を出力するか否か抽選する利益状態期待演出抽選処理を行う(利益状態期待演出抽選手段に相当する)。故に、利益状態を期待させる演出がない場合でも、利益状態になっていることがある、というケースを作ることができるのでゲーム演出性が向上する。
2]主制御コンピュータ31が実行する疑似演出指令処理において、複数のリール停止図柄が複数ゲームに亙って連続して小役図柄態様になった場合の各ゲーム毎に、疑似利益状態期待演出指令を出力するか否か抽選する疑似利益状態期待演出抽選処理を行う(疑似利益状態期待演出抽選に相当する)。故に、複数ゲームに亙って連続して小役図柄態様になった場合に必ず疑似演出が起こることを無くして、ゲーム演出性の向上を期待できる。
その他、本発明を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能であり、また、本発明を種々のスロットマシンに適用することができる。
1 スロットマシン
11a〜11c 第1〜第3リール
31 主制御コンピュータ
41 副制御コンピュータ
54 第1BB出力端子
55 第2BB出力端子
56 第3BB出力端子
57 第4BB出力端子
60 ホールコンピュータ
70 遊技情報表示装置

Claims (4)

  1. 複数のリールと、複数のリールの外周面に夫々印された複数種類の図柄とを備え、複数のリールを回転させ停止させて1回のゲームを行い、複数のリールが回転停止したときに表示される複数のリール停止図柄が特別図柄態様になった場合に複数ゲームに亙って遊技者に有利な利益状態を発生させるように構成したスロットマシンにおいて、
    前記リール停止図柄が特別図柄態様になったときに、前記利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第1の外部出力端子と、
    前記第1の外部出力端子とは異なる第2の外部出力端子であって、前記リール停止図柄態様が特別図柄態様になったときから設定数のゲームを消化したときに、前記利益状態を示す情報を外部のコンピュータに出力するための第2の外部出力端子と、
    前記設定数のゲームを消化したときに利益状態の発生を示す演出を開始させる演出指令処理手段とを備え、
    前記特別図柄態様として、第1特別図柄態様と、第1特別図柄態様よりも発生利益状態が小さく且つ前記設定数のゲームを消化するまでに発生利益状態が終了する第2特別図柄態様とが予め設定され、
    前記リール停止図柄が第1特別図柄態様になった場合、前記利益状態を示す情報が第1の外部出力端子と第2の外部出力端子から出力され、
    前記リール停止図柄が第2特別図柄態様になった場合、前記利益状態を示す情報が第1の外部出力端子から出力され、且つ第2の外部出力端子から出力されないように構成され、
    前記演出指令処理手段は、前記リール停止図柄が第1特別図柄態様になった場合にのみ前記演出を開始させる、
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記ゲームを行うためのリール制御を含むメイン処理を実行する主制御コンピュータと、前記ゲームの結果を示す演出を表示するディスプレイと、主制御コンピュータからの指令を受けてディスプレイを制御する副制御コンピュータとを備え、
    前記主制御コンピュータが、第1,第2の外部出力端子からの情報の出力と出力停止を行う外部出力処理手段と、前記副制御コンピュータに対して前記演出を開始させる利益状態演出指令を出力する前記演出指令処理手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記演出指令処理手段は、前記設定数のゲームを消化する迄に副制御コンピュータに対して利益状態を期待させる演出を開始させる利益状態期待演出指令を出力することを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 前記リール停止図柄が小役図柄態様になった場合に設定枚数の遊技メダルの払出しを行い、利益状態では少なくとも前記リール停止図柄が小役図柄態様になる確率が増大するように構成され、
    前記主制御コンピュータが、前記リール停止図柄が第1,第2特別図柄態様になっていない場合に複数ゲームに亙って連続して小役図柄態様になったときに、副制御コンピュータに対して利益状態を期待させる演出を開始させる疑似利益状態期待演出指令を出力する疑似演出指令処理手段を有することを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。
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