JP2010217299A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体の用紙サイズを検知する機構を有しないトレイから媒体を給紙する画像形成装置のスループットを向上させる。
【解決手段】給紙手段で給紙される媒体の長さを記憶する媒体寸法記録手段と、前記媒体寸法記録手段に記憶された媒体の長さに基づいて、画像形成手段が画像を形成する間隔時間としての画像形成間隔時間および給紙手段が媒体を給紙する間隔時間としての給紙間隔時間を算出し、該画像形成間隔時間にしたがって前記画像形成手段に画像を形成させ、該給紙間隔時間にしたがって前記給紙手段に媒体を給紙させる制御手段とを備え、前記媒体寸法取得手段による媒体の長さの測定が終了するまでは、前記制御手段が前記画像形成間隔時間にしたがって前記画像形成手段に画像を形成させ、前記給紙間隔時間にしたがって前記給紙手段に媒体を給紙させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中間転写方式の画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、画像を転写する媒体の搬送より先行して中間転写体に画像形成を行うようにしているもの、例えば中間転写体に形成された画像が、媒体への転写位置に到達する時間を中間転写体の周長に基づいて算出し、この到達時間に合わせて媒体の給紙開始タイミングを決定するようにしているものがある(特許文献1参照)。
そのような画像形成装置においては、媒体の用紙サイズを検知する機構を有しないトレイから媒体を給紙し、所定の時間あたりの画像形成枚数を向上させるため、連続して印刷する場合、設定された用紙サイズと給紙した媒体の用紙サイズが異なるとき、2枚目以降の媒体の搬送と画像形成の同期がとれず、転写を開始する位置がずれてしまい、また画像を転写する媒体に次のページの画像が跨って転写されてしまうという問題がある。
そのため、設定された用紙サイズと給紙した媒体の用紙サイズが異なる可能性がある場合、給紙した1枚目の媒体の用紙長をセンサ等により測定し、2枚目以降の媒体に転写する画像形成は、測定した用紙長に基づいて画像形成開始タイミングを決定する方法が一般的に知られている。
特開2006−126670号公報(段落「0007」〜段落「0008」、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、給紙した1枚目の媒体の用紙長をセンサ等により測定し、2枚目以降の媒体に転写する画像形成は、測定した用紙長に基づいて画像形成開始タイミングを決定するため、1枚目の媒体の用紙長の測定が終了するまで2枚目の媒体の画像形成を開始することができず、2枚目以降の媒体に画像を転写する時間が遅れ、所定の時間当たりの印刷枚数で示されるスループットが低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、媒体の用紙サイズを検知する機構を有しないトレイから媒体を給紙する画像形成装置のスループットを向上させることを目的とする。
そのため、本発明は、像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された画像を中間転写体に転写する一次転写手段と、媒体を給紙する給紙手段と、前記中間転写体に転写された画像を前記給紙手段で給紙された媒体に転写する二次転写手段と、前記給紙手段で給紙された媒体の長さを測定する媒体寸法取得手段とを有し、前記媒体寸法取得手段が測定した1枚目の媒体の長さに同期させて前記画像形成手段が2枚目以降の画像を形成するとともに前記給紙手段が媒体を給紙し、該画像を該媒体に転写する画像形成装置において、給紙手段で給紙される媒体の長さを記憶する媒体寸法記録手段と、前記媒体寸法記録手段に記憶された媒体の長さに基づいて、前記画像形成手段が画像を形成する間隔時間としての画像形成間隔時間および前記給紙手段が媒体を給紙する間隔時間としての給紙間隔時間を算出し、該画像形成間隔時間にしたがって前記画像形成手段に画像を形成させ、該給紙間隔時間にしたがって前記給紙手段に媒体を給紙させる制御手段とを備え、前記媒体寸法取得手段による媒体の長さの測定が終了するまでは、前記制御手段が前記画像形成間隔時間にしたがって前記画像形成手段に画像を形成させ、前記給紙間隔時間にしたがって前記給紙手段に媒体を給紙させることを特徴とする。
このようにした本発明は、媒体の用紙サイズを検知する機構を有しないトレイから媒体を給紙する画像形成装置のスループットを向上させることができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略図 第1の実施例における印刷処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるデータ受信処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるデータ解析処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるタイミング算出処理を示すフローチャート 第1の実施例における画像形成処理を示すフローチャート 第1の実施例における給紙処理を示すフローチャート 従来例における画像形成処理のタイミングチャート 第1の実施例における画像形成処理のタイミングチャート 第2の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 第2の実施例における印刷処理を示すフローチャート 第2の実施例における定格寸法変更処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図2は、第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略図である。
図2において、1は中間転写方式の画像形成装置としてのプリンタである。プリンタ1は、印刷媒体3を搬送する媒体搬送路2に沿って、図中矢印Aが示す印刷媒体3を搬送する方向に媒体繰出し手段10、媒体検知センサ60および70、二次転写手段20、熱定着手段30が設置されている。
また、二次転写手段20の上流には、図中矢印が示す方向に回転する少なくとも二つの駆動ローラ41、42によって支持されて駆動される中間転写体40を介して画像形成手段50が設置されている。
媒体搬送路2の一端部には印刷媒体3が収納されたトレイ11が、他端部には印刷済みの印刷媒体3を排出するスタッカ99が設けられている。
画像形成手段50は、それぞれ異なる4色(イエロー:以下「Y」、マゼンダ:以下「M」、シアン:以下「C」、黒:以下「K」とする。)の現像剤としてのトナーを分担して画像を形成する像形成手段51(51Y、51M、51C、51K)、像担持体52(52Y、52M、52C、52K)、一次転写ローラ53(53Y、53M、53C、53K)を備えている。
像形成手段51は、入力された画像データに基づきトナーを用いて像担持体52上に画像を形成する。一次転写手段としての一次転写ローラ53は、像担持体52上に形成されたトナーによる画像を中間転写体40上に転写する。
一方、給紙手段としての媒体繰出し手段10は、図中矢印が示す方向に回転してトレイ11から印刷媒体3を1枚ずつ繰出して給紙する。繰出された印刷媒体3は、それぞれ図中矢印が示す方向に回転する搬送ローラ81、82、83によって搬送され、二次転写手段20で中間転写体40に作画された現像トナーを付着させて熱定着手段30へ搬送される。この熱定着手段30で印刷媒体3に付着させたトナーを熱および圧力で定着させた後、それぞれ図中矢印が示す方向に回転駆動する排出手段としての搬送ローラ91、92、93によって搬送され、スタッカ99に排出される。
媒体搬送路2に設置された媒体検知センサ60および70は、搬送される印刷媒体3の端部を検知し、後述する媒体寸法取得部がこれらの検知結果を用いてトレイ11に収納されている印刷媒体3の寸法(「寸法」とは、搬送方向における印刷媒体3の長さである。以下、同じ。)を算出する。
また、プリンタ1は、例えばEEPROM等の不揮発性のメモリとしての記憶手段98を備えている。この記憶手段98は、トレイ11に収納されている印刷媒体3の寸法を定格寸法(例えば、トレイAにA4判、トレイBにB5判)として格納するものである。
なお、媒体繰出し手段10以外の各ローラは、後述する駆動モータを動力源とし、搬送制御手段の制御により、図示しない駆動伝達手段により駆動される。
また、中間転写体40の回転方向(図における矢印Bが示す方向)に沿って像担持体52Yから二次転写手段20までの長さは、給紙方向に沿って媒体繰出し手段10から二次転写手段20までの長さより長いものとする。
図1は、第1の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1において、プリンタ1は、データ受信部100、データ解析部(データ解析手段)110、表示部120、制御部(制御手段)130、入力設定部(入力設定手段)140、駆動モータ150、画像形成部(画像形成手段)160、媒体寸法取得部(媒体寸法取得手段)170、給紙部190、および媒体寸法記録部(媒体寸法記録手段)101ならびにイメージデータバッファ102を備えている。また、制御部130は、タイミング算出部131を備えている。
媒体寸法記録部101は、上述した不揮発性メモリとしての記憶手段98で実現され、プリンタ1のトレイ11に収納されている印刷媒体3の定格寸法の値を格納するものである。この印刷媒体3の定格寸法の値は、ユーザの入力操作を受付ける入力設定部140を介して印刷を行う前にユーザが予め設定するものとする。
ホストコンピュータ等の上位装置からプリンタ1に印刷データが送信されると、データ受信部100がこれを受信してデータ解析部110へ転送する。データ解析部110は、転送された印刷データを解析して印刷画像データを作成してイメージデータバッファ102に格納し、印刷ページ数および印刷画像の長さを制御部130へ送信する。
制御部130は、データ解析部110から印刷ページ数および印刷画像の長さを受信すると媒体寸法記録部101を参照して印刷媒体3の定格寸法を取得し、タイミング算出部131で画像形成タイミング(画像形成間隔時間)を算出する。
また、制御部130は、媒体寸法取得部170からトレイ11から繰出された印刷媒体3の寸法を取得し、タイミング算出部131で印刷媒体3の給紙タイミング(給紙間隔時間)を算出する。
画像形成タイミングおよび給紙タイミングを算出すると制御部130は、算出した画像形成タイミングおよび給紙タイミングに基づいて画像形成部160および給紙部190を制御する。すなわち、制御部130は、図示しない計時機能を備え、算出した画像形成タイミングに基づいて画像形成部160に対して画像形成を指示する契機および算出した給紙タイミングに基づいて給紙部190に対して印刷媒体3の給紙を指示する契機を制御する。
画像形成部160は、イメージデータバッファ102から出力する印刷画像データを読出し、制御部130からの制御にしたがって像担持体52上に印刷画像データによる画像を形成し、その画像を中間転写体40上に転写する。
給紙部190は、制御部130からの制御にしたがって媒体繰出し手段10により印刷媒体3を給紙する。給紙された印刷媒体3は媒体搬送路2の搬送ローラ81、82、83により搬送され、二次転写手段20で中間転写体40に形成された現像トナー画像が転写される。
このとき、媒体寸法取得手段としての媒体寸法取得部170は、媒体搬送路2に設けられた媒体検知センサ60により検知された印刷媒体3の紙端の検知情報に基づいて印刷媒体3の寸法を算出し、制御部130へ通知する。なお、媒体寸法取得部170は、媒体検知センサ60を印刷媒体3が通過する時間を測定し、その時間および印刷媒体3の搬送速度から印刷媒体3の寸法を算出するものとする。
表示部120は、印刷媒体3の用紙サイズエラーが発生した場合等、制御部130からの指令にしたがってメッセージ等を表示する。
このように構成されたプリンタ1は、制御プログラムを図示しないメモリ等の記憶部に記憶し、その制御プログラムに基づいて制御部130が全体を制御する。
上述した構成の作用について図3の第1の実施例における印刷処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S100:プリンタ1に対して上位装置から印刷データが送信されるとデータ受信部100が、印刷データを受信し、その印刷データをデータ解析部110に転送する。(データ受信処理)
S200:データ解析部110は、転送された印刷データを解析する処理を行い、印刷データを画像化してイメージデータバッファ102に格納するとともに出力する印刷媒体3のページ数および印刷する画像の長さを取得して制御部130へ通知する。(データ解析処理)
S300:ページ数および印刷する画像の長さの通知を受けた制御部130は、画像形成タイミングおよび給紙タイミングを算出するタイミング算出処理を行う。(タイミング算出処理)
S350:タイミング算出処理の結果、画像形成タイミングおよび給紙タイミングが算出された場合、すなわちタイミング算出処理の戻り値が画像形成タイミングおよび給紙タイミングの値の場合は、処理をS400へ移行し、一方画像形成タイミングおよび給紙タイミングを算出することができなかった場合、すなわちタイミング算出処理の戻り値が用紙サイズエラーの場合は、印刷処理を停止して終了する。
なお、タイミング算出処理の戻り値が後述する「このまま出力する」の情報である場合も処理をS400へ移行するものとする。
S400:タイミング算出処理の結果、画像形成タイミングおよび給紙タイミングが算出された場合、印刷データの画像形成処理を行う。(画像形成処理)
S500:画像形成処理を行うと印刷媒体3を給紙する給紙処理を行う。(給紙処理)
受信したすべての印刷データについて上記のS400、S500の処理を繰り返して行い、すべての印刷データについての処理が終了すると一連の印刷処理を終了する。
次に、データ受信処理(図3におけるS100)を図4の第1の実施例におけるデータ受信処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、データ受信処理は、データ受信部100が実行する。
S101:上位装置から印刷データが送信されるとデータ受信部100は、印刷データを受信し、図示しない記憶部にその印刷データを格納する。
S102:データ受信部100は、受信した印刷データとともに印刷データを受信した旨の情報をデータ解析部110へ通知し、受信した印刷データをデータ解析部110に転送するデータ受信処理を終了する。
次に、データ解析処理(図3におけるS200)を図5の第1の実施例におけるデータ解析処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、データ解析処理は、データ解析部110が実行する。
S201:データ解析部110は、データ受信部100から印刷データを受信した旨の通知を受信する。
S202:データ解析部110は、転送された印刷データを解析し、その印刷データを画像化した印刷画像データを生成する。
S203:また、データ解析部110は、印刷データを解析し、印刷ページ数を取得する。
S204:さらに、データ解析部110は、印刷データを解析し、画像の長さを取得する。
S205:データ解析部110は、取得した印刷ページ数および画像の長さを制御部130へ通知する。
S206:データ解析部110は、生成した印刷画像データをイメージデータバッファ102に格納してデータ解析処理を終了する。
次に、タイミング算出処理(図3におけるS300)を図6の第1の実施例におけるタイミング算出処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、タイミング算出処理は、制御部130が実行する。
S301:制御部130は、データ解析部110から印刷ページ数および画像の長さを受信する。
S302:印刷ページ数および画像の長さを受信すると制御部130は、媒体寸法記録部101を参照して予め設定されている定格寸法を読み出す。
S303:定格寸法を読み出すと制御部130は、画像形成部160に1ページ目の画像形成を指示する。その指示を受けた画像形成部160は、イメージデータバッファ102から印刷画像データを読出し、像担持体52上に像画像を形成し、中間転写体40上に転写する。
S304:また、制御部130は、給紙部190に1ページ目の印刷媒体3の給紙を指示する。その指示を受けた給紙部190は、媒体繰出し部10を回転させて印刷媒体3を1枚給紙する。
S305:制御部130は、S301において受信した印刷ページ数が2ページ以上であるかを判定し、2ページ以上であると判定すると処理をS306へ移行し、1ページと判定すると処理をS308へ移行する。
S306:2ページ以上であると判定すると制御部130は、S301において受信した画像の長さおよびS302において読み出した定格寸法に基づいて2ページ目以降の画像形成タイミングを算出する。ここで、画像形成タイミングとは、1ページ分の画像形成処理が終了してから次のページの画像形成処理を開始するまでの時間(画像形成処理を行う間隔時間)である。
S307:また、制御部130は、S301において受信した画像の長さおよびS302において読み出した定格寸法に基づいて2枚目以降の給紙タイミングを算出し、処理をS309へ移行する。ここで、給紙タイミングとは、印刷媒体3の繰出しが終了してから次の印刷媒体3の給紙を開始するまでの時間(給紙処理を行う間隔時間)である。
S308:一方、S305において受信した印刷ページ数が1ページであると判定すると制御部130は、2枚目以降の画像形成タイミングおよび給紙タイミングを算出する必要がないので画像形成タイミングおよび給紙タイミングを算出することなく、「このまま出力する」旨の情報を記憶部に記憶させ、処理をS309へ移行する。なお、「このまま出力する」旨の情報が記憶部に記憶した場合、本処理の戻り値は「このまま出力する」旨の情報とする。
S309:次に、繰出された印刷媒体3が媒体搬送路2に設けられた媒体検知センサ60を通過すると、媒体寸法取得部170は媒体検知センサ60により検知された印刷媒体3の紙端の検知情報に基づいて印刷媒体3の長さを算出し、制御部130は算出された印刷媒体3の長さを媒体寸法取得部170から取得する。
S310:制御部130は、媒体寸法取得部170から取得した印刷媒体3の長さと媒体寸法記録部101に記憶された印刷媒体3の定格寸法とを比較し、両者が略同じであるか否かを判定する。なお、媒体寸法取得部170から取得した印刷媒体3の長さと印刷媒体3の定格寸法との差が所定の閾値の範囲内の場合、略同じであると判定するものとする。
制御部130は、媒体寸法取得部170から取得した印刷媒体3の長さと印刷媒体3の定格寸法とが略同じであると判定すると処理をS311へ移行し、略同じでないと判定すると処理をS312へ移行する。
S311:媒体寸法取得部170から取得した印刷媒体3の長さと印刷媒体3の定格寸法とが略同じであると判定すると制御部130は、S306およびS307で算出した画像形成タイミングおよび給紙タイミングの値を戻り値としてタイミング算出処理を終了する。
S312:媒体寸法取得部170から取得した印刷媒体3の長さと印刷媒体3の定格寸法とが略同じでないと判定すると制御部130は、媒体寸法取得部170から取得した印刷媒体3の長さとデータ解析部110から受信した画像の長さとを比較し、印刷媒体3の長さが画像の長さより小さいか否かを判定する。
制御部130は、印刷媒体3の長さが画像の長さより小さいと判定すると処理をS313へ移行し、印刷媒体3の長さが画像の長さより小さくない、すなわち印刷媒体3の長さが画像の長さより大きいと判定すると処理をS314へ移行する。
S313:印刷媒体3の長さが画像の長さより小さいと判定すると制御部130は、印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分に基づいて2ページ目以降の印刷媒体3の給紙タイミングを遅らせる調整値を再計算し、その調整値を給紙タイミングの値とし、S306で算出した画像形成タイミングの値とともに戻り値としてタイミング算出処理を終了する。
ここで、2ページ目以降の印刷媒体3の給紙タイミングを遅らせる値を再計算するのは、印刷媒体3に転写されない部分の画像のトナーが転写されている中間転写体40の部分が二次転写手段20を通過するまでの間は次の印刷媒体3の給紙を遅らせ、次のページの画像を次の印刷媒体3の先頭から印刷するためである。
S314:一方、印刷媒体3の長さが画像の長さより大きいと判定すると制御部130は、印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分が、画像形成部160において1ページ分の画像を形成し、次のページの画像を形成するまでの間に印刷媒体3の給紙を早めることにより印刷媒体3に印刷できる所定の閾値の範囲内であるか否かを判定する。
制御部130は、印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分が所定の閾値(マージン)の範囲内であると判定すると処理をS313へ移行し、印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分に基づいて2ページ目以降の印刷媒体3の給紙タイミングを早める調整値を再計算し、その給紙タイミングの調整値を給紙タイミングの値とし、S306で算出した画像形成タイミングの値とともに戻り値としてタイミング算出処理を終了する。
一方、制御部130は、印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分が所定の閾値の範囲内にない(所定の閾値を超えている)と判定すると処理をS315へ移行する。
S315:制御部130は、印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分が所定の閾値の範囲内にない、すなわち印刷媒体3の長さと画像の長さとの差分が、画像形成部160において1ページ分の画像を形成し、次のページの画像を形成するまでの間に印刷媒体3の給紙を早めても印刷媒体3に印刷できないと判定すると表示部120に用紙サイズエラーを報知する文言等を表示する。
S316:用紙サイズエラーを報知する文言等を表示すると制御部130は、用紙サイズエラーを表す情報を戻り値としてタイミング算出処理を終了する。
次に、画像形成処理(図3におけるS400)を図7の第1の実施例における画像形成処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、画像形成処理は、制御部130および画像形成部160が実行する。
S401:制御部130は、上述したタイミング算出処理で算出された画像形成タイミングに基づいて画像形成部160に対して画像形成を指示する。
S402:画像形成部160は、制御部130から画像形成の指示を受信するとイメージデータバッファ102から印刷画像データを読出す。
S403:画像形成部160は、読み出した印刷画像データに基づいて像担持体52上に像画像を形成し、中間転写体40上に転写して画像形成処理を終了する。
次に、給紙処理(図3におけるS500)を図8の第1の実施例における給紙処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、給紙処理は、制御部130および給紙部190が実行する。
S501:制御部130は、上述したタイミング算出処理で算出された給紙タイミングに基づいて給紙部190に対して給紙を指示する。
S502:給紙部190は、制御部130から給紙の指示を受信すると媒体繰出し部10を回転させて1枚の印刷媒体3を繰り出して給紙する。1枚の印刷媒体3を繰り出すと給紙処理を終了する。
次に、従来の印刷制御を図2および図9の従来例における画像形成処理のタイミングチャートに基づいて説明する。なお、図9は4ページ分の画像を印刷媒体3に印刷する動作を示している。
図9において、「画像形成」は像担持体52上への像画像の形成(ON:形成、OFF:非形成)、「一次転写」は像担持体52から中間転写体40上への像画像の転写(ON:転写、OFF:非転写)、「給紙」は媒体繰出し手段10の駆動/停止、「媒体検知センサ60」は媒体検知センサ60による印刷媒体の検知(ON:検知、OFF:非検知)、「搬送」は搬送ローラ82および83の駆動/停止、「媒体検知センサ70」は媒体検知センサ70による印刷媒体の検知(ON:検知、OFF:非検知)、「二次転写」は中間転写体40から印刷媒体上への像画像の転写(ON:転写、OFF:非転写)を表している。また、横軸は時間Tの経過を表し、P1〜P4は1ページ目から4ページ目を表している。
以下に、時間の経過を表すT21からT32にしたがってプリンタ1の動作を説明する。
T21:制御部130の指示により、画像形成部160は像担持体52上へ1ページ目の像画像の形成を開始し、また給紙部190は媒体繰出し手段10を駆動して1ページ目の印刷媒体3の給紙を開始する。像担持体52上へ1ページ目の像画像の形成を開始すると像担持体52の回転に伴い像担持体52から中間転写体40上への像画像の転写が開始される。
T22:1ページ目の印刷媒体3が給紙されると媒体検知センサ60により1ページ目の印刷媒体3の先端部が検知され、印刷媒体3の長さの測定が開始される。
T23:媒体検知センサ60により1ページ目の印刷媒体3が検知されると搬送ローラ82および83が駆動され、給紙された1ページ目の印刷媒体3は搬送される。
T24:画像形成部160は像担持体52上へ1ページ目の像画像の形成を終了する。
T25:媒体検知センサ60により1ページ目の印刷媒体3の後端部が検知され、印刷媒体3の長さの測定を終了する。
T26:1ページ目の印刷媒体3の長さの測定を終了すると、制御部130は測定した1ページ目の印刷媒体3の長さに基づいて算出したタイミングにしたがって画像形成部160へ画像を形成する指示を通知し、画像形成部160は制御部130の指示により、像担持体52上へ2ページ目の像画像の形成を開始する。像担持体52上へ2ページ目の像画像の形成を開始すると像担持体52の回転に伴い像担持体52から中間転写体40上への像画像の転写が開始される。
ここで、制御部130は、1ページ目の印刷媒体3の長さの測定が終了するまで2ページ目の画像を形成することができないため、その測定の終了を待機し、1ページ目の印刷媒体3の長さの測定が終了すると2ページ目の画像形成処理を開始する。
T27:媒体検知センサ70により1ページ目の印刷媒体3の先端部が検知されると搬送ローラ82および83が停止される。
T28:中間転写体40に転写された1ページ目の像画像の先端が1ページ目の印刷媒体3の先端に転写されるように中間転写体40の回転に同期して搬送ローラ82および83が駆動され、1ページ目の印刷媒体3は搬送される。なお、このとき給紙されている2ページ目の印刷媒体3も搬送される。また、3ページ目の印刷媒体3の給紙も開始される。
T29:1ページ目の印刷媒体3が搬送されると中間転写体40からその印刷媒体3上への1ページ目の像画像の転写が開始される。
T30:媒体検知センサ70により1ページ目の印刷媒体3の後端部が検知され、その後2ページ目の印刷媒体3の先端部が検知されると搬送ローラ82および83が停止され、2ページ目の印刷媒体3は二次転写を行うため待機する。なお、1ページ目の印刷媒体3は中間転写体40からの二次転写が継続されている。
T31:給紙部190は媒体繰出し手段10を停止して3ページ目の印刷媒体3の給紙を終了する。
T32:中間転写体40に転写された2ページ目の像画像の先端が2ページ目の印刷媒体3の先端に転写されるように中間転写体40の回転に同期して搬送ローラ82および83が駆動され、2ページ目の印刷媒体3は搬送される。また、4ページ目の印刷媒体3の給紙も開始される。
なお、T26において2ページ目の画像形成処理の開始が遅れているため、中間転写体40に転写された2ページ目の像画像の到着を待機する時間が必要になり、搬送ローラ82ならびに83の駆動および印刷媒体3の給紙が遅くなる。
次に、本実施例の印刷制御を図2および図10の第1の実施例における画像形成処理のタイミングチャートに基づいて説明する。なお、図10は4ページ分の画像を印刷媒体3に印刷する動作を示している。
図10において、「画像形成」、「一次転写」、「給紙」、「媒体検知センサ60」、「搬送」、「媒体検知センサ70」、「二次転写」は図9と同様であり、横軸が時間Tの経過を表し、P1〜P4が1ページ目から4ページ目を表しているのも図9と同様である。
以下に、時間の経過を表すT1からT12にしたがってプリンタ1の動作を説明する。
T1:制御部130の指示により、画像形成部160は像担持体52上へ1ページ目の像画像の形成を開始し、また給紙部190は媒体繰出し手段10を駆動して1ページ目の印刷媒体3の給紙を開始する。像担持体52上へ1ページ目の像画像の形成を開始すると像担持体52の回転に伴い像担持体52から中間転写体40上への像画像の転写が開始される。
T2:1ページ目の印刷媒体3が給紙されると媒体検知センサ60により1ページ目の印刷媒体3の先端部が検知され、印刷媒体3の長さの測定が開始される。
T3:媒体検知センサ60により1ページ目の印刷媒体3が検知されと搬送ローラ82および83が駆動され、給紙された1ページ目の印刷媒体3は搬送される。
T4:画像形成部160は像担持体52上へ1ページ目の像画像の形成を終了する。
T5:次に、制御部130は算出した画像形成タイミングにしたがって画像形成部160へ画像を形成する指示を通知し、画像形成部160は制御部130の指示により、像担持体52上へ2ページ目の像画像の形成を開始する。また、給紙部190は媒体繰出し手段10を駆動して2ページ目の印刷媒体3の給紙を開始する。像担持体52上へ2ページ目の像画像の形成を開始すると像担持体52の回転に伴い像担持体52から中間転写体40上への像画像の転写が開始される。
T6:媒体検知センサ60により1ページ目の印刷媒体3の後端部が検知され、印刷媒体3の長さの測定を終了する。
T7:媒体検知センサ70により1ページ目の印刷媒体3の先端部が検知されると搬送ローラ82および83が停止される。
T8:中間転写体40に転写された1ページ目の像画像の先端が1ページ目の印刷媒体3の先端に転写されるように中間転写体40の回転に同期して搬送ローラ82および83が駆動され、1ページ目の印刷媒体3は搬送される。なお、このとき給紙されている2ページ目の印刷媒体3も搬送される。また、3ページ目の印刷媒体3の給紙も開始される。
T9:1ページ目の印刷媒体3が搬送されると中間転写体40からその印刷媒体3上への1ページ目の像画像の転写が開始される。
T10:媒体検知センサ70により1ページ目の印刷媒体3の後端部が検知され、その後2ページ目の印刷媒体3の先端部が検知されると搬送ローラ82および83が停止され、2ページ目の印刷媒体3は二次転写を行うため待機する。なお、1ページ目の印刷媒体3は中間転写体40からの二次転写が継続されている。
T11:給紙部190は媒体繰出し手段10を停止して3ページ目の印刷媒体3の給紙を終了する。
T12:次に、制御部130は算出した給紙タイミングにしたがって給紙部190へ4ページ目の印刷媒体3の給紙指示を通知し、給紙部190は制御部130の指示により、媒体繰出し手段10を駆動して4ページ目の印刷媒体3の給紙を開始する。
このように1ページ目の印刷媒体3の長さの測定が終了するまでは、算出した画像形成タイミングおよび給紙タイミングに基づいて画像形成処理および給紙処理を行う。
本実施例では、制御部130は、1ページ目の印刷媒体3の長さの測定の終了を待機することなく2ページ目の画像形成処理を開始するため、中間転写体40に転写された2ページ目の像画像の到着を待機する時間が不要となり、スループットを向上させることができる。
以上説明したように、第1の実施例では、画像を形成する前に、画像を出力する媒体の寸法を予め媒体寸法記録部に記憶させて登録しておき、その寸法にしたがって算出した画像形成タイミングで2ページ目以降の画像形成を開始するようにしたことにより、トレイに収納された媒体の寸法の測定が終了する前に2ページ目以降の画像形成を開始することができるようになり、スループットを向上させることができるという効果が得られる。
また、1ページ目の媒体を給紙する搬送路において媒体の寸法を計測し、これに基づいて画像形成タイミングおよび給紙タイミングを同期させるように制御することにより、1ページ分の画像が2枚の媒体に跨ったり、1枚の媒体に複数のページの画像を出力されたりするような出力誤りを防止することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、媒体寸法記録部101に媒体寸法取得部170が測定した印刷媒体3の寸法の値を記憶させるようにしている構成であることが第1の実施例の構成と異なる。
第1の実施例と異なる構成を以下に説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、第2の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図11において、媒体寸法記録部101は、上述した不揮発性メモリとしての記憶手段98で実現され、プリンタ1のトレイ11に収納されている印刷媒体3の定格寸法の値を格納するものである。この値は、媒体寸法取得部170が測定した印刷媒体3の寸法の値であり、印刷媒体3の寸法を測定する度に媒体寸法取得部170により書き換えられる。
ホストコンピュータ等の上位装置からプリンタ1に印刷データが送信されると、データ受信部100がこれを受信してデータ解析部110へ転送する。データ解析部110は、転送された印刷データを解析して印刷画像データを作成してイメージデータバッファ102に格納し、印刷ページ数および印刷画像の長さを制御部130へ送信する。
制御部130は、データ解析部110から印刷ページ数および印刷画像の長さを受信すると媒体寸法記録部101を参照して印刷媒体3の定格寸法を取得し、タイミング算出部131で画像形成タイミングを算出する。
また、制御部130は、媒体寸法取得部170からトレイ11から繰出された印刷媒体3の寸法を取得し、タイミング算出部131で印刷媒体3の給紙タイミングを算出する。
画像形成タイミングおよび給紙タイミングを算出すると制御部130は、算出した画像形成タイミングおよび給紙タイミングに基づいて画像形成部160および給紙部190を制御する。すなわち、制御部130は、図示しない計時機能を備え、算出した画像形成タイミングに基づいて画像形成部160に対して画像形成を指示する契機および算出した給紙タイミングに基づいて給紙部190に対して印刷媒体3の給紙を指示する契機を制御する。
画像形成部160は、イメージデータバッファ102から出力する印刷画像データを読出し、制御部130からの制御にしたがって像担持体52上に印刷画像データによる画像を形成し、その画像を中間転写体40上に転写する。
給紙部190は、制御部130からの制御にしたがって媒体繰出し手段10により印刷媒体3を給紙する。給紙された印刷媒体3は媒体搬送路2の搬送ローラ81、82、83により搬送され、二次転写手段20で中間転写体40に形成された現像トナー画像が転写される。
このとき、媒体寸法取得部170は、媒体搬送路2に設けられた媒体検知センサ60により検知された印刷媒体3の紙端の検知情報に基づいて印刷媒体3の寸法を算出し、制御部130へ通知する。なお、媒体寸法取得部170は、媒体検知センサ60を印刷媒体3が通過する時間を測定し、その時間および印刷媒体3の搬送速度から印刷媒体3の寸法を算出するものとする。
制御部130は、通知された印刷媒体3の寸法を印刷処理の終了時に媒体寸法記録部101に記憶させる。
表示部120は、印刷媒体3の用紙サイズエラーが発生した場合等、制御部130からの指令にしたがってメッセージ等を表示する。
このように構成されたプリンタ1は、制御プログラムを図示しないメモリ等の記憶部に記憶し、その制御プログラムに基づいて制御部130が全体を制御する。
上述した構成の作用について図12の第2の実施例における印刷処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S100〜S500:図3におけるS100〜S500と同様の処理なのでその説明を省略する。
S600:受信したすべての印刷データについてS400、S500の処理を繰り返して行い、すべての印刷データについての処理が終了すると制御部130は、媒体寸法取得部170で算出された印刷媒体3の寸法を定格寸法として媒体寸法記録部101に記憶させて一連の印刷処理を終了する。
次に、定格寸法変更処理を図13の第2の実施例における定格寸法変更処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。なお、定格寸法変更処理は、制御部130が実行する。
S601:制御部130は、定格寸法記録部101にアクセスする。
S602:制御部130は、上述したS300のタイミング算出処理で媒体寸法取得部170から得た印刷媒体3の寸法の値を定格寸法記録部101に記憶させる。
タイミング算出処理で媒体寸法取得部170から得た印刷媒体3の寸法の値を定格寸法記録部101に記憶させることにより、次回の印刷ジョブでは、直前の印刷処理で利用された印刷媒体3の寸法が定格寸法となる。
通常、ユーザは同じサイズの印刷媒体を使用することが多いものと考えられるため、実際に印刷処理で使用した印刷媒体の寸法を測定し、印刷媒体の定格寸法として登録するようにしたことにより、ユーザにより設定された印刷媒体の寸法と、トレイに収納された実際の印刷媒体の寸法が異なっていた場合であっても、実際の印刷媒体に合った画像形成および給紙のタイミングが計算でき、より迅速な印刷制御が可能になる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、実際に印刷処理で使用した印刷媒体の寸法を測定し、印刷媒体の定格寸法として登録するようにしたことにより、ユーザにより設定された印刷媒体の寸法と、トレイに収納された実際の印刷媒体の寸法が異なっていた場合であっても、実際の印刷媒体に合った画像形成および給紙のタイミングが計算でき、より迅速な印刷制御が可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られることなく、ファクシミリ、複合機(MFP)および複写機等を画像形成装置としてもよい。
1 プリンタ
2 媒体搬送路
10 媒体繰出し手段
11 トレイ
20 二次転写手段
30 熱定着手段
40 中間転写体
50 画像形成手段
51 像形成手段
52 像担持体
53 一次転写ローラ
60、70 媒体検知センサ
81、82、83、91、92、93 搬送ローラ
98 記憶手段
99 スタッカ
100 データ受信部
110 データ解析部
120 表示部
130 制御部
140 入力設定部
150 駆動モータ
160 画像形成部
170 媒体寸法取得部
190 給紙部

Claims (6)

  1. 像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された画像を中間転写体に転写する一次転写手段と、媒体を給紙する給紙手段と、前記中間転写体に転写された画像を前記給紙手段で給紙された媒体に転写する二次転写手段と、前記給紙手段で給紙された媒体の長さを測定する媒体寸法取得手段とを有し、前記媒体寸法取得手段が測定した1枚目の媒体の長さに同期させて前記画像形成手段が2枚目以降の画像を形成するとともに前記給紙手段が媒体を給紙し、該画像を該媒体に転写する画像形成装置において、
    給紙手段で給紙される媒体の長さを記憶する媒体寸法記録手段と、
    前記媒体寸法記録手段に記憶された媒体の長さに基づいて、前記画像形成手段が画像を形成する間隔時間としての画像形成間隔時間および前記給紙手段が媒体を給紙する間隔時間としての給紙間隔時間を算出し、該画像形成間隔時間にしたがって前記画像形成手段に画像を形成させ、該給紙間隔時間にしたがって前記給紙手段に媒体を給紙させる制御手段とを備え、
    前記媒体寸法取得手段による媒体の長さの測定が終了するまでは、前記制御手段が前記画像形成間隔時間にしたがって前記画像形成手段に画像を形成させ、前記給紙間隔時間にしたがって前記給紙手段に媒体を給紙させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    操作者の操作により、前記媒体の長さの入力を受付ける入力設定手段を備え、
    前記媒体寸法記録手段に記憶される媒体の長さを、前記入力設定手段で入力された媒体の長さとしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    前記媒体寸法記録手段に記憶される媒体の長さを、前記媒体寸法取得手段で測定された媒体の長さとしたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3の画像形成装置において、
    前記媒体寸法取得手段で測定された媒体の長さが、前記媒体寸法記録手段に記憶されている媒体の長さと異なる場合、前記制御手段が、前記給紙間隔時間を増減して前記給紙手段に媒体を給紙させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上位装置から受信した印刷データから画像の長さを取得するデータ解析手段を備え、
    前記給紙間隔時間の増減は、前記データ解析手段が取得した画像の長さと前記媒体寸法取得手段で測定された媒体の長さとの差分に基づいて行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    前記データ解析部が取得した画像の長さが、前記媒体寸法取得手段で測定された媒体の長さより短く、かつ前記データ解析部が取得した画像の長さと前記媒体寸法取得手段で測定された媒体の長さとの差分が閾値を超えたことを検知したとき、前記制御手段が印刷を停止することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017052572A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

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