JP2010216760A - 空気調和機 - Google Patents

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Takayuki Kobayashi
隆之 小林
Kenji Ito
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Abstract

【課題】熱交換器の下流側に設けられているベルマウスの表面で生成される結露水を適切に処理し、室内への水漏れを確実に防止できる簡潔な構成の空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】室内空気が通過される略鉛直に配設されている熱交換器12と、該熱交換器12の下流側に略鉛直に配設され、熱交換器12で温調された空気流を下流側の送風ファン17に導くベルマウス14と、熱交換器12の下方に配置されているドレンパン13とを備えた空気調和機1において、ベルマウス14の下方部位に、その表面で生成された結露水を受け止め、ドレンパン13に導くドレンガイド30が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器の下流側に、該熱交換器で温調された空気流を下流側の送風ファンに導くベルマウスが配設されている空気調和機に関するものである。
従来から、ファンケースを必要としないターボファンを用い、該ターボファンによってケーシングの前面から室内熱交換器、ベルマウスを通過させて吸い込んだ空気を半径方向に吹き出し、その空調風をケーシングに設けられている上下複数の吹き出し口から、各吹き出し口の長手方向に配設されている複数枚の縦ルーバにより整流して室内へと吹き出すように構成した空気調和機が提供されている。
この空気調和機は、室内熱交換器の下流側に、該室内熱交換器で温調された空気流をターボファンに導くためのベルマウスが配設された構成とされている。このため、冷房運転時に、膨張弁を絞る等の過渡的な運転制御を行ったとき、室内熱交換器の温度分布にアンバランスが生じ、その影響を受けて室内熱交換器の下流側に配設されているベルマウスの表面で結露が発生することがあった。この場合、ベルマウスの表面を伝って流下した結露水は、そのまま室内へと流出され、水漏れが発生してしまう。
そこで、上記のような水漏れを防止するため、室内熱交換器の下方に配置されているドレンパンと室内熱交換器の下流側に配設されているベルマウスとを一体成形または一体に結合することにより、ベルマウスの表面で発生した結露水をドレンパンに導き、そこからドレンホースを介して室外へと排出するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−51415号公報
しかしながら、室内熱交換器の下方に配置されるドレンパンと室内熱交換器の下流側に配設されるベルマウスとを一体成形とした場合、成形型が非常に複雑になってしまうという問題があり、必ずしも現実的な対応とは云えなかった。加えて、ドレンパンは、冷房運転時、室内熱交換器で発生する低温のドレン水を受けることから、断熱性の高い構成とする必要があり、冷風をファンに導くベルマウスとは構成上および機能上において大きな違いがある。このため、両者を一体成形することには大きな制約、困難性があり、一体化によって最適な設計ができなくなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、熱交換器の下流側に設けられているベルマウスの表面で生成される結露水を適切に処理し、室内への水漏れを確実に防止できる簡潔な構成の空気調和機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、室内空気が通過される略鉛直に配設されている熱交換器と、該熱交換器の下流側に略鉛直に配設され、前記熱交換器で温調された空気流を下流側の送風ファンに導くベルマウスと、前記熱交換器の下方に配置されているドレンパンとを備えた空気調和機において、前記ベルマウスの下方部位に、その表面で生成された結露水を受け止め、前記ドレンパンに導くドレンガイドが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ベルマウスの下方部位に、ベルマウス表面で生成された結露水を受け止め、ドレンパンに導くドレンガイドが設けられているため、過渡的な運転制御を行わせることにより熱交換器の温度分布にアンバランスが生じ、その影響を受けて下流側に配設されているベルマウスの表面で結露が生じたとしても、ベルマウスの表面を伝い流下した結露水をその下方部位に設けられているドレンガイドで受け止め、熱交換器の下方に配設されているドレンパンへと導くことができる。従って、ベルマウスでの結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。また、ベルマウスでの結露に対し、ベルマウスにドレンガイドを設けるだけの軽微な変更で対処できるため、ベルマウスやドレンパンおよびその成形金型等に大きな変更を加える必要がなく、各々を最適に設計し、低コストで組み立て性が良好で、かつ水漏れに対して信頼性の高い簡潔な構成とすることができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記ドレンガイドは、前記ベルマウスと一体に成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、ドレンガイドが、ベルマウスと一体に成形されているため、ベルマウスでの結露水をドレンパンへと導くためのドレンガイドをベルマウスに対して簡易に付設することができる。従って、部品数や組み立て工数が増加せず、低コストで組み立て性が良好で、かつシールすべき隙間が生じることのない、水漏れに対して信頼性の高い構成とすることができ、ベルマウスでの結露に起因する室内への水漏れを確実に防止することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記ドレンガイドは、その先端側が前記ドレンパン側に向って下向きに傾斜されていることを特徴とする。
本発明によれば、ドレンガイドの先端側が、ドレンパン側に向って下向きに傾斜されているため、ベルマウスの表面を伝って流下した結露水をドレンガイドで受け止め、該結露水をドレンパン側に向う下向きの傾斜に沿わせて速やかにドレンパン内へと排出することができる。従って、ベルマウスでの結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記ドレンガイドは、水平方向に対して両側部から中央部、中央部から両側部、または一側部から他側部のいずれかに向って下向きに傾斜されていることを特徴とする。
本発明によれば、ドレンガイドが、水平方向に対して一側部から他側部、中央部から両側部、または両側部から中央部のいずれかに向って下向きに傾斜されているため、ベルマウスの表面を伝い流下した結露水をドレンガイドで受け止め、その結露水を一側部から他側部、中央部から両側部、または両側部から中央部のいずれかに向って下向きの傾斜に沿わせてその最低部位に集め、速やかにドレンパンへと排出することができる。従って、ベルマウスでの結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。なお、この場合は、必ずしもドレンガイドを全幅にわたりドレンパン上まで延長させて設ける必要がなくなり、ドレンガイド自体を小さくすることができる。
さらに、本発明にかかる空気調和機は、室内空気が通過される略鉛直方向に配設されている熱交換器と、該熱交換器の下流に略鉛直方向に配設され、前記熱交換器で温調された空気流を送風ファンに導くベルマウスと、前記熱交換器の下方部に配置されているドレンパンとを備えた空気調和機において、前記ベルマウスの下端部分に、下縁を上方に折り曲げて形成されたドレン溜りが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ベルマウスの下端部分に、下縁を上方に折り曲げて形成されたドレン溜りが設けられているため、過渡的な運転制御を行わせることにより熱交換器の温度分布にアンバランスが生じ、その影響を受けて下流側に配設されているベルマウスの表面で結露が生じたとしても、ベルマウスの表面を伝い流下した結露水をその下端部分に設けられているドレン溜りにより受け止めて一旦溜め込み、それを徐々に自然蒸発させて処理することができる。従って、ベルマウスでの結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。また、ベルマウスの下縁を上方に折り曲げるだけで一定容積のドレン溜りを簡易に形成できるため、ベルマウスやドレンパンおよびその成形金型等に大きな変更を加える必要がなく、各々を最適に設計し、低コストで組み立て性が良好で、かつ水漏れに対して信頼性の高い簡潔な構成とすることができる。なお、ベルマウス表面での結露水の生成は、過渡的でかつ僅かな量であるため、上記にて十分に対応することができる。
本発明の空気調和機によると、仮にベルマウスの表面で結露が発生したとしても、ベルマウスの表面を伝い流下した結露水をその下方部位に設けられているドレンガイドで受け止め、熱交換器の下方に配設されているドレンパンへと導くことができるため、ベルマウスでの結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。また、ベルマウスでの結露に対し、ベルマウスにドレンガイドを設けるだけの軽微な変更で対処できるため、ベルマウスやドレンパンおよびその成形金型等に大きな変更を加える必要がなく、各々を最適に設計し、低コストで組み立て性が良好で、かつ水漏れに対して信頼性の高い簡潔な構成とすることができる。
本発明の空気調和機によると、仮にベルマウスの表面で結露が発生したとしても、ベルマウスの表面を伝い流下した結露水をその下端部分に設けられているドレン溜りにより受け止めて一旦溜め込み、それを徐々に自然蒸発させて処理することができるため、ベルマウスでの結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。また、ベルマウスの下縁を上方に折り曲げるだけで一定容積を持つドレン溜りを簡易に形成できるため、ベルマウスやドレンパンおよびその成形金型等に大きな変更を加える必要がなく、各々を最適に設計し、低コストで組み立て性が良好で、かつ水漏れに対して信頼性の高い簡潔な構成とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機のベルマウスの一例を正面側から見た模式図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機のベルマウスの変形例を正面側から見た模式図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機のベルマウスの他の変形例を正面側から見た模式図である。 本発明の第3実施形態に係る空気調和機の主要部のみの縦断面図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の縦断面図が示されている。空気調和機1としては、上下2方向吹き出しの床置き形空気調和機の例が示されている。この空気調和機1は、樹脂製のベース3と前面パネル4とによって構成された横長長方形状のケーシング2を備えている。
前面パネル4の前面には、室内の空気を吸い込む吸い込み口5が開口されており、該吸い込み口5には、吸い込みグリル6が設けられている。また、前面パネル4の前面から上にかけてのコーナー部分には、第1吹き出し口(上部吹き出し口)7が幅方向に水平に開口されており、この第1吹き出し口7は、開口部に回動自在に設置されている水平ルーバ8によって開閉可能とされている。さらに、前面パネル4の下方部には、第2吹き出し口(下部吹き出し口)9が幅方向に水平に開口され、この第2吹き出し口9は、開口部に回動自在に設置されている水平ルーバ10によって開閉可能とされている。
ケーシング2内において、吸い込みグリル6の背後には、エアーフィルタ11が着脱自在に配設され、その背後には、プレートフィンチューブ形の室内熱交換器(熱交換器)12が固定設置されている。室内熱交換器12は、図示省略されている室外ユニット側の機器と冷媒配管を介して接続されることにより公知の冷凍サイクルを構成している。室内熱交換器12の下部には、ドレンパン13が配置されており、冷房時(除湿時を含む)に室内熱交換器12の表面で結露して落下するドレン水を受け、図示省略のドレンホースを介して外部に排出できるように構成されている。
室内熱交換器12の下流側には、該室内熱交換器12を通過した空気流をその下流側に設置されているターボファン(送風ファン)17に導くためのベルマウス14が、室内熱交換器12と一体化されてケーシング2内に固定設置されている。ベルマウス14の中央部には、ターボファン17と対向するように吸い込み部15が形成され、この吸い込み部15には、円形のベル形状とされた吸い込み口16が開口されている。また、ベルマウス14の下流には、ベル形状とされた状吸い込み口16に対向するようにターボファン17が設置されている。
ターボファン(送風ファン)17は、主板18とシュラウド19と複数枚のブレード20とから構成されており、主板18の中心部がベース3上に固定設置されているファンモータ21の水平に配設された回転軸22の先端に固定されることにより、ファンモータ21を介して回転軸22周りに回転駆動されるようになっている。ターボファン17を介してラジアル方向に吹き出される空調風は、ターボファン17の外周から接線方向に対して外向きに或る角度をもって吹き出されるようになる。
上記ターボファン17から吹き出された空調風を、第1吹き出し口7および第2吹き出し口9に導くための第1導風路23および第2導風路24が、ベース3とベルマウス14との間に形成されている。なお、ベース3には、第1吹き出し口7および第2吹き出し口9に対応して、各吹き出し口7,9にターボファン17から吹き出された空調風をガイドする一対のノーズ部(図示省略)が一体に成形されている。このノーズ部は、第1吹き出し口7および第2吹き出し口9から空調風を同時に吹き出す際において、ターボファン17の空力性能をアップさせる機能を担うものである。
また、第1吹き出し口7に空調風を導く上部側の第1導風路23には、第1吹き出し口7の長手方向に沿って複数枚の縦ルーバ25が互いに連結され、縦軸周りに回動可能に設置されており、更に第2吹き出し口9に空調風を導く下部側の第2導風路24には、第2吹き出し口9の長手方向に沿って複数枚の縦ルーバ26が互いに連結され、縦軸周りに回動可能に設置されている。
さらに、本実施形態においては、上記に加えて、室内熱交換器12の下流側に配設されているベルマウス14の下方部位に、ドレンガイド30が一体成形により設けられた構成とされている。このドレンガイド30は、ベルマウス14の略全幅にわたって設けられており、その先端が室内熱交換器12の下方に配置されているドレンパン13の上方部位まで延長されている。また、ドレンガイド30は、先端側がドレンパン13側に向って下向きに傾斜されるように形成されている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
空気調和機1の運転開始によりターボファン17(送風ファン)が回転されると、室内空気が吸い込み口5から吸い込みグリル6を介してケーシング2内に吸い込まれる。この空気は、エアーフィルタ11で塵埃が除去された後、室内熱交換器(熱交換器)12を通過する過程で冷媒と熱交換されることにより冷却または加熱され、その下流側に設けられているベルマウス14により案内されてベル形状の吸い込み口16からターボファン17に吸い込まれる。
ターボファン(送風ファン)17によって昇圧され、その外周部からラジアル方向に吹き出された空調風は、ターボファン17の外周から接線方向に対して外向きに或る角度をもって吹き出される。この空調風は、図示省略のノーズ部によりガイドされながら、第1導風路23および第2導風路24を経て第1吹き出し口(上部吹き出し口)7および/または第2吹き出し口(下部吹き出し口)9に導かれ、室内へと吹き出されて冷房または暖房に供される。空調風の室内への吹き出しは、吹き出しモードに応じて第1吹き出し口7および第2吹き出し口9の双方、またはそのいずれか一方から選択的に吹き出される。
上記による冷房運転時(除湿運転を含む)、室内熱交換器(熱交換器)12は蒸発器として機能し、室内から吸い込んだ空気を冷却して下流側へと流通させる。室内熱交換器12を通過する過程で空気中の水分は、その表面で凝縮されて水滴となり、ドレン水としてドレンパン13上に流下し、室外へと排出される。この冷房運転中に、例えば膨張弁が絞られる等の過渡的制御が行われると、室内熱交換器12の温度分布にアンバランスが生じることがある。この場合に、室内熱交換器12の比較的温度の高い部分を通過し、十分に冷却除湿されなかった空気が、その下流側において低温に冷却されているベルマウス14と接触したとき、その表面で結露することがある。
しかるに、本実施形態では、ベルマウス14の下方部位にその略全幅にわたりドレンガイド30を設けているため、仮に上記したようにベルマウス14の表面で結露が発生したとしても、ベルマウス14の表面を伝い下方へと流下した結露水をその下方部位に設けられているドレンガイド30で受け止め、室内熱交換器12の下方に配置されているドレンパン13内へと導くことができる。従って、ベルマウス14での結露水を確実に処理することができ、室内への水漏れを防止することができる。
また、ベルマウス14での結露に対してベルマウス14にドレンガイド30を設けるだけの軽微な変更で対処することができる。このため、ベルマウス14やドレンパン13およびその成形金型等について大きな変更を加える必要がなく、各々を最適に設計することができる。従って、低コストで組み立て性が良好で、かつ水漏れに対して信頼性の高い簡潔な構成とすることができる。
さらに、ドレンガイド30をベルマウス14に一体に成形しているため、ドレンガイド30をベルマウス14に対して簡易に付設することができる。従って、部品数や組み立て工数が増加せず、低コストで組み立て性が良好で、かつシールすべき隙間が生じることのない、水漏れに対して信頼性の高い構成とすることができ、ベルマウス14での結露に起因する室内への水漏れを確実に防止することができる。
また、ドレンガイド30の先端側をドレンパン13側に向って下向きに傾斜させているため、ベルマウス14の表面を伝って下方に流下した結露水をドレンガイド30により受け止め、それをドレンパン13側に向う下向きの傾斜に沿わせて速やかにドレンパン13内へと排出することができる。従って、ベルマウス14での結露水を確実に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図2ないし図4を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、ドレンガイド30Aないし30Cの設置の仕方が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態においては、ベルマウス14の下方部位に設置されるドレンガイド30Aないし30Cを、以下のように一体成形した構成としている。
(1)ドレンガイド30Aは、図2に示されるように、両側部から中央部に向って下向きに傾斜するように設けられている。この場合、ドレンガイド30Aの先端側をドレンパン13側に向って下向きに傾斜させる必要はなく、ドレンガイド30Aは、全幅方向において流下される結露水をその傾斜に沿わせて最低部位の中央部分に集め、中央部分の1箇所からドレンパン13内へと導くように構成されている。
(2)ドレンガイド30Bは、図3に示されるように、中央部から両側部に向って下向きに傾斜するように設けられている。この場合、ドレンガイド30Bは、全幅方向において流下される結露水をその傾斜に沿わせて最低部位の両側部分に集め、両側部分の2箇所からドレンパン13内へと導くように構成されている。それ以外は、ドレンガイド30Aと同様である。
(3)ドレンガイド30Cは、図4に示されるように、一側部から他側部に向って下向きに傾斜するように設けられている。この場合、ドレンガイド30Cは、全幅方向において流下される結露水をその傾斜に沿わせて最低部位の他側部分に集め、他側部分の1箇所からドレンパン13内へと導くように構成されている。それ以外は、ドレンガイド30Aと同様である。
上記したように、ドレンガイド30A,30B,30Cを水平方向に対して両側部から中央部、中央部から両側部、または一側部から他側部のいずれかに向って下向きに傾斜するように設けた構成とすることにより、ベルマウス14の表面を伝い流下した結露水を各ドレンガイド30A,30B,30Cで受け止め、その結露水を両側部から中央部、中央部から両側部、または一側部から他側部のいずれかに向う下向きの傾斜に沿わせてその最低部位に集め、そこから速やかにドレンパン13内へと排出することができる。
従って、本実施形態によっても、第1実施形態と同様、ベルマウス14での結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。
なお、本実施形態の場合は、必ずしもドレンガイド30A,30B,30Cを全幅にわたってドレンパン13上まで延長させておく必要がなく、集めた結露水をドレンパン13内へと導く1ないし2箇所において、ドレンパン13上まで延長させておけばよい。このため、ドレンガイド30A,30B,30C自体を小さくすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、ドレンガイド30に代え、ベルマウス14の下端部分に、ドレン溜り31を設けた構成としている点が異なる。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態においては、ベルマウス14の下端部分に、その下縁14Aを上方に折り曲げることにより形成される一定容積のドレン溜り31を設けた構成としている。
上記のように、ベルマウス14の下端部分に一定容積のドレン溜り31を設けた構成とすることにより、仮にベルマウス14の表面で結露が発生したとしても、ベルマウス14の表面を伝い流下した結露水をドレン溜り31により受け止めて一旦溜め込み、それを徐々に自然蒸発させて処理することができる。従って、本実施形態によっても、第1実施形態と同様、ベルマウス14での結露水を適切に処理することができ、室内への水漏れを確実に防止することができる。
また、ベルマウス14の下縁14Aを上方に折り曲げるだけで一定容積を有するドレン溜り31を簡易に形成できるため、ベルマウス14やドレンパン13およびその成形金型等に大きな変更を加える必要がなく、各々を最適に設計し、低コストで組み立て性が良好で、かつ水漏れに対して信頼性の高い簡潔な構成とすることができる。なお、ベルマウス14の表面で生成される結露水は、過渡的でかつ僅かな量であるため、上記の如くドレン溜り31を設けた構成としても十分に対応することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、上下2方向吹き出しの床置き形空気調和機1の例について説明したが、本発明は、床置き形や上下2方向吹き出しの空気調和機に限定されるものではなく、室内熱交換器の下流側にベルマウスが配設されている構成の空気調和機に広く適用することができる。
1 空気調和機
12 室内熱交換器(熱交換器)
13 ドレンパン
14 ベルマウス
14A ベルマウスの下縁
17 ターボファン(送風ファン)
30,30A,30B,30C ドレンガイド
31 ドレン溜り

Claims (5)

  1. 室内空気が通過される略鉛直に配設されている熱交換器と、該熱交換器の下流側に略鉛直に配設され、前記熱交換器で温調された空気流を下流側の送風ファンに導くベルマウスと、前記熱交換器の下方に配置されているドレンパンとを備えた空気調和機において、
    前記ベルマウスの下方部位に、その表面で生成された結露水を受け止め、前記ドレンパンに導くドレンガイドが設けられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ドレンガイドは、前記ベルマウスと一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ドレンガイドは、その先端側が前記ドレンパン側に向って下向きに傾斜されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記ドレンガイドは、水平方向に対して両側部から中央部、中央部から両側部、または一側部から他側部のいずれかに向って下向きに傾斜されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  5. 室内空気が通過される略鉛直方向に配設されている熱交換器と、該熱交換器の下流に略鉛直方向に配設され、前記熱交換器で温調された空気流を送風ファンに導くベルマウスと、前記熱交換器の下方部に配置されているドレンパンとを備えた空気調和機において、
    前記ベルマウスの下端部分に、下縁を上方に折り曲げて形成されたドレン溜りが設けられていることを特徴とする空気調和機。
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