JP2010214799A - 液滴吐出ヘッドおよびその製造方法ならびに液滴吐出装置、画像形成装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッドおよびその製造方法ならびに液滴吐出装置、画像形成装置 Download PDF

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佳孝 秋山
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Abstract

【課題】仮固定用の光硬化型接着剤を使用した場合でも、吐出特性に影響を与える圧電アクチェータと振動板の接合部にまで接着剤が流れ出ない安全な接合ができ、動作信頼に優れた液滴吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】オリフィス1と圧力室3と振動板7を有する流路ユニット30と、圧電アクチュエータ13と圧電アクチュエータ群支持部14と支持基板18を有するアクチュエータユニット12を備える液滴吐出ヘッドにおいて、圧電アクチュエータ13群と圧電アクチュエータ群支持部14の間に隙間をおいて未硬化の接着剤が圧電アクチュエータ13側に流入するのを防止する接着剤流入防止壁部15を設けたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧電アクチュエータが発生する変位を介して振動板の変位によって液滴を飛翔させる液滴吐出ヘッドに係り、特に圧電アクチュエータと振動板との接着を行なう液滴吐出ヘッドに関するものである。
液滴吐出ヘッドおよびそれを備えた画像形成装置として、インクジェット記録ヘッドおよびインクジェットプリンタを例にとって以下説明する。
従来から、圧電アクチュエータを用いて圧力室内のインクの容積を変化させ、オリフィスからインクを吐出させる圧電アクチュエータ方式のインクジェット記録ヘッドが知られている(例えば特許文献1参照)。図7は、従来のインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。
図において、2は複数のオリフィス1を形成したオリフィスプレートである。オリフィス1の開口形状の加工精度はインクジェット記録ヘッドのインク吐出特性に大きな影響を及ぼす。複数のオリフィス間において、これらの位置や穴径などのばらつきを低く抑えるため、オリフィスプレート2の製造には高い加工精度が要求される。このため、オリフィスプレート2は、ステンレスの精密プレス加工法、レーザー加工法、あるいはニッケルの電鋳加工法等で形成される。
このオリフィスプレート2と、圧力室3が形成されたチャンバープレート4と、共通インク通路10と圧力室3とを連結して圧力室3へのインク流入を制御するリストリクタ5が形成されたリストリクタプレート6と、圧電アクチュエータ13の圧力を効率よく圧力室3に伝えるための弾性壁となる振動板7と、共通インク通路10からリストリクタ5に流入するインク中のゴミ等を取り除くフィルタ部8が形成された弾性を有するダイアフラムプレート9と、共通インク通路10を形成したハウジング11を位置決めして接合する。
前記圧力室プレート4、リストリクタプレート6、ダイアフラムプレート9は、ステンレス材の精密プレス法やエッチング加工法またはニッケル材の電鋳加工法で作られる。ハウジング11は、ステンレス材の切削加工等で形成され、インクを共通インク通路10まで導くインク導入パイプ22が接合されている。
複数の圧電アクチュエータ13と、それを固定する支持基板18からなるアクチュエータユニット12をハウジング11の開口部28より挿入し、前記圧電アクチュエータ13の自由端部に塗布された接着剤23により各圧電アクチュエータ13が前記振動板7に接着される。
支持基板18の端面には、それぞれの圧力室3の一つずつに対応するように圧電アクチュエータ13が配置されている。圧電アクチュエータ13を製作する順序は、まず支持基板18の上面に沿って棒状の圧電アクチュエータを接着固定する。その後、棒状の圧電アクチュエータをダイシングソー、ワイヤソー等を利用した切断により分割する。この時、分割された各圧電アクチュエータ13は圧力室3の一つずつに対応している。
前記支持基板18には、各圧電アクチュエータ13に外部駆動回路から独立した電気信号を送るための個別電極19と共通電極20が形成されている。外部駆動回路から選択的な電気信号が圧電アクチュエータ13に印加されることにより、圧電アクチュエータ13は歪を生じる。圧電アクチュエータ13は支持基板18上に接合されているため、振動板7に優先的に変位を与えて圧力室3の容積を膨張、収縮させる。これにより圧力室3内のインクは、オリフィス1からインク滴となって外部に吐出する。インクジェット記録ヘッドは、こうした原理によってオリフィス1からインクを吐出して記録媒体上にインク画像を形成する装置に用いられる。
圧電アクチュエータ13の歪みを効率よく振動板7に変位として与えるためには、アクチュエータユニット12の支持方法が重要である。アクチュエータユニット12を支持する方法として、圧電アクチュエータ13の当接用接着剤の塗布領域以外に対向した凹部を振動板7に設け、この凹部に対応して塗布した仮固定用接着剤にUV型接着剤を用いて振動板7とアクチュエータユニット12を仮固定する方法が、例えば特許文献2などに記載されている。
また、各オリフィス1に対応する振動板7とアクチュエータユニット12を当接する接着剤のばらつきが、各オリフィス1から吐出されるインクの吐出速度や吐出量のばらつきに現れてくるため、接着剤の均一性が重要となってくる。このため、振動板7とアクチュエータユニット12の当接時に、接着剤のはみ出しによる端部オリフィスの吐出不良を防止する方法に、圧電アクチュエータ13の端部オリフィスに対応した分割溝の近傍にダミー溝を形成し、余分な接着剤が毛細管現象を利用して、このダミー溝に吸収され、圧電アクチュエータ13への接着剤のはみ出しを阻止する方法が、例えば特許文献3などに開示されている。
インクジェット記録ヘッドによって良好な記録を行うには、複数のオリフィス1から吐出されるインク滴の吐出速度や吐出量などのインク吐出特性が均一であることが望ましい。各オリフィス1のインク吐出特性を揃えるためには、個々の部品を精度良く製造することが重要であるが、それに加えて個々の部品を組み立てる際は、前述のような振動板7と圧電アクチュエータ13との当接状態、及び振動板7と圧電アクチュエータ群支持部14との固着状態も重要である。
振動板7と圧電アクチュエータ群支持部14の固着はオリフィス1毎の圧電アクチュエータ13の個々の歪みを振動板7に伝えるために強固に接着される必要があり、このため本来必要な接着力を得る以上の接着剤を塗布する傾向にある。しかし規定量を上回る量を使用した場合、余分な接着剤が圧電アクチュエータ13等の周囲に流れ出す。この流れ出した接着剤は、圧電アクチュエータ13の先端部(自由端)の動きを拘束するため、圧電アクチュエータ13で発生した歪を十分な変位として伝えられなくなるほか、振動板7上にはみ出した接着剤により振動板7のオリフィス1毎の変位を拘束することになる。
前記特許文献2によれば、振動板7とアクチュエータユニット12を当接する際は、振動板7と圧電アクチュエータ群支持部14を固着する接着剤と、振動板7と圧電アクチュエータ13とを当接する接着剤(特許文献2によればUV硬化型接着剤)とを混合させないことが必要である。それぞれの接着剤は、圧電クチュエータ群12を固着又は当接させるのが目的であるが、これらの接着剤が混合すると、それぞれの効果をもたらすための充分な接着効果が得られないことがある。この場合、オリフィス1から吐出されるインク滴の吐出速度や吐出量などのインク吐出特性が不均一になったり、またはインクそのものが吐出しなくなることになる。
これらの接着剤を混合させないようにするには、圧電アクチュエータ13と圧電アクチュエータ群支持部14の間隙を広くすることである。しかし、インクジェット記録ヘッドは小型化が求められており、ハウジング11の小型化、つまりは、ハウジング11の開口部28をできる限り小さくすることが求められている。
このため、圧電アクチュエータ群支持部14とハウジング11の開口部28の隙間を小さくすることとなり、第2の接着剤(UV硬化型接着剤)24に紫外線を照射する際、紫外線が当たりづらい影の部分が発生する。この影の部分の第2の接着剤(UV硬化型接着剤)24は硬化せずに、液状(未硬化)のままである。この未硬化の液状接着剤が、当接された圧電アクチュエータ13と振動板7の方に流れ出し、当接状態を侵し、接着剥離を起させ、圧電アクチュエータ13で発生した歪みを振動板7の変位として与えることが出来ずに、インクの吐出速度や吐出量の低下、または不吐出となる。
前述のように特許文献3には、圧電アクチュエータ13の端部オリフィスに対応した分割溝の近傍にダミー溝を形成し、余分な接着剤を毛細管現象を利用して、このダミー溝に吸収させることが記載されている。しかし、ダミー溝の幅を毛細管現象が生じる幅に加工する必要があり、ダイシングソーを用いて圧電アクチュエータへダイシングしたダイサーの歯をこの溝を形成するために、専用の歯へ取り変えるなどの作業が必要となる場合がある。
また、前記ダミー溝を複数設けることで余剰な接着剤をより多く溝に吸収できるが、接着剤の粘度が高粘度の場合、例えば粘度が2000mPa・s(ミリパスカル秒)以上の高粘度の場合、溝の幅が狭いとその溝に接着剤が入り込まないことがある。そのために、より大きな溝を設ける必要がある。これによりヘッドの大型化を招来する。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解消し、仮固定用の光硬化型接着剤を使用した場合でも、吐出特性に影響を与える重要箇所である圧電アクチェータと振動板の接合部にまで前記接着剤が流れ出ない安全な接合ができ、動作信頼に優れた液滴吐出ヘッドおよびその製造方法ならびに液滴吐出装置、画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、列状に配置された複数のオリフィスと、そのオリフィスにそれぞれ連通するように設けられた複数の圧力室と、各圧力室の一側壁をなす複数の振動板を有する流路ユニットと、
前記振動板に対応して列状に配置された複数の圧電アクチュエータと、その圧電アクチュエータ群の両端部に設けられた圧電アクチュエータ群支持部と、前記圧電アクチュエータと圧電アクチュエータ群支持部を支持する支持基板を有するアクチュエータユニットと、
そのアクチュエータユニットを開口部内に挿入して、その開口部に前記流路ユニットを固定するハウジングを備え、
前記圧電アクチュエータの自由端と前記振動板が個々に対応して第1の接着剤で接合されて、前記圧電アクチュエータ群支持部の端部と振動板が光硬化型の第2の接着剤で接合されて、
前記圧電アクチュエータに電気信号を印加し、前記振動板を介して圧力室の容積を膨張、収縮させて、前記オリフィスから液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドにおいて、
前記アクチュエータユニットの圧電アクチュエータ群と圧電アクチュエータ群支持部の間に隙間をおいて前記第2の接着剤が圧電アクチュエータ側に流入するのを防止する接着剤流入防止壁部を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記接着剤流入防止壁部を前記圧電アクチュエータ群の列方向に沿って複数個隙間をおいて設けたことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1または第2の手段において、前記接着剤流入防止壁部の前記圧電アクチュエータ群の列方向に直交する方向の幅寸法が、前記圧電アクチュエータならびに圧電アクチュエータ群支持部の圧電アクチュエータ群の列方向に直交する方向の幅寸法と同寸であることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1ないし第3の手段において、前記圧電アクチュエータ群と接着剤流入防止壁部と圧電アクチュエータ群支持部が一体に形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第4の手段において、前記圧電アクチュエータ群と接着剤流入防止壁部が等ピッチに設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第1ないし第5の手段において、前記接着剤流入防止壁部と前記振動板の間も前記第1の接着剤で接合していることを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第6の手段において、前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する表面に微細な凹凸部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は前記第1ないし第7の手段において、前記圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と前記振動板の下面が交差する角部に、前記第2の接着剤が塗布されていることを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は前記第1,第2,第3,第6,第7,第8の手段において、前記圧電アクチュエータ群支持部が前記支持基板の一部で構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第10の手段は前記第1ないし第9の手段において、前記第1の接着剤の硬化後の硬度(ショアーA)が80度以下であることを特徴とするものである。
本発明の第11の手段は前記第1ないし第10の手段において、前記振動板の圧電アクチュエータとの接合部に凸部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第12の手段は、列状に配置された複数のオリフィスと、そのオリフィスにそれぞれ連通するように設けられた複数の圧力室と、各圧力室の一側壁をなす複数の振動板を有する流路ユニットを形成する工程と、
前記振動板に対応して列状に配置された複数の圧電アクチュエータと、その圧電アクチュエータ群の両端部に設けられた圧電アクチュエータ群支持部と、前記圧電アクチュエータと圧電アクチュエータ群支持部を支持する支持基板を有するアクチュエータユニットを形成する工程と、
そのアクチュエータユニットと前記流路ユニットを第1の接着剤ならびに光硬化型の第2の接着剤で接合する工程を含む液滴吐出ヘッドの製造方法において、
前記アクチュエータユニットを形成する工程が、
前記支持基板の上面に沿って棒状の圧電アクチュエータを接着固定する工程と、
その棒状の圧電アクチュエータを長手方向に沿って所定の深さまで切り込みを入れて、棒状圧電アクチュエータの中央部に前記複数の圧電アクチュエータを、その圧電アクチュエータ群の両端部側に前記第2の接着剤が圧電アクチュエータ側に流入するのを防止する接着剤流入防止壁部を、さらにその接着剤流入防止壁部の外側に圧電アクチュエータ群支持部を分割して形成する工程を含み、
前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程が、
前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する面に前記第1の接着剤を塗布する工程と、
その第1の接着剤を介してアクチュエータユニットと流路ユニットを接合して、前記アクチュエータユニットの圧電アクチュエータ群支持部と流路ユニットの振動板を光硬化型の第2の接着剤で固着する工程と、
前記第1の接着剤を加熱して第1の接着剤を硬化する工程を含むことを特徴とするものである。
本発明の第13の手段は前記第12の手段において、前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程の前に、ハウジングの開口部に前記流路ユニットを固定する工程を含み、
前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程が、
前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する面に前記第1の接着剤を塗布する工程と、
その第1の接着剤を塗布したアクチュエータユニットを前記ハウジングの開口部内に挿入して、前記第1の接着剤を介して圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の端部を前記振動板に当接する工程と、
前記圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と前記振動板の下面が交差する角部に、前記第2の接着剤を塗布する工程と、
その第2の接着剤に光線を照射して第2の接着剤を硬化する工程と、
前記第1の接着剤を加熱して第1の接着剤を硬化する工程を含むことを特徴とするものである。
本発明の第14の手段は前記第12の手段において、前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程が、
前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する面に前記第1の接着剤を塗布する工程と、
その第1の接着剤を介して圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の端部を前記流路ユニットの振動板に当接する工程と、
前記圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と前記振動板の下面が交差する角部に、前記第2の接着剤を塗布する工程と、
その第2の接着剤に光線を照射して第2の接着剤を硬化する工程と、
前記第1の接着剤を加熱して第1の接着剤を硬化する工程を含み、
その後に前記アクチュエータユニットをハウジングの開口部内に挿入して、前記流路ユニットをハウジングの開口部に固定することを特徴とするものである。
本発明の第15の手段は、吐出する液体を貯留する液体タンクと、液滴吐出ヘッド、前記液体タンクに貯留している液体を前記液滴吐出ヘッドに供給する液体供給手段を備え、前記液滴吐出ヘッドから吐出した液滴を被着媒体に着弾する液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが前記第1ないし第11の手段の液滴吐出ヘッドであることを特徴とするものである。
本発明の第16の手段は画像形成装置において、前記液体が画像形成用インクであって、前記被着媒体が記録媒体で、第15の手段の液滴吐出装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明は前述のように構成されており、仮固定用の光硬化型接着剤を使用した場合でも、吐出特性に影響を与える重要箇所である圧電アクチェータと振動板の接合部にまで前記接着剤が流れ出ない安全な接合ができ、動作信頼に優れた液滴吐出ヘッドおよびそれを備えた液滴吐出装置、画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係るインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。 (a),(b),(c)はそのインクジェット記録ヘッドに用いるアクチュエータユニットの製作手順を説明するための斜視図である。 そのインクジェット記録ヘッドの縦断面図である。 (a),(b),(c)はそのインクジェット記録ヘッドの流路ユニットとアクチュエータユニットの接着工程を説明するための縦断面図である。 本発明の実施例2に係るインクジェット記録ヘッドの縦断面図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドを搭載した画像形成装置の斜視図である。 従来のインクジェット記録ヘッドの分解斜視図である。
本発明は、圧電アクチュエータと圧電アクチュエータ群支持部との間に、接着剤流入防止壁部を設けることを最も重要な特徴としている。以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1〜図4は本発明の実施例1に係るインクジェット記録ヘッドを説明するための図で、図1は実施例1に係るインクジェット記録ヘッドの分解斜視図、図2(a),(b),(c)はアクチュエータユニットの製作手順を説明するための斜視図、図3はそのインクジェット記録ヘッドの縦断面図、図4(a),(b),(c)はそのインクジェット記録ヘッドの流路ユニットとアクチュエータユニットの接着工程を説明するための縦断面図である。
これらの図において、1はオリフィス、2はオリフィスプレート、3は圧力室、4は圧力室プレート、5はリストリクタ、6はリストリクタプレート、7は振動板、8はフィルタ、9はダイアフラムプレート、10は共通インク通路、11はハウジング、12はアクチュエータユニット、13は圧電アクチュエータ、14は圧電アクチュエータ群支持部、15は接着剤流入防止壁部、16は外部電極、17は導電性接着剤、18は支持基板、19は個別電極、20は共通電極、21はスルーホール、22はインク導入パイプ、23は第1の接着剤、24は第2の接着剤である。
オリフィスプレート2には、インクを吐出するオリフィス1が複数個列状に設けられている。圧力室プレート4には、前記オリフィス1に対応して圧力室3が列状に形成されている。リストリクタプレート6には、共通インク通路10と圧力室3を連結して圧力室3へのインク流入を制御するリストリクタ5が形成されている。弾性を有するダイアフラムプレート9には、圧電アクチュエータ13の動作を圧力室3に伝えるための振動板7とフィルタ部8が形成されている。ハウジング11には、共通インク通路10とアクチュエータユニット12を挿入する開口部28が形成されている。
前記オリフィスプレート2と、圧力室プレート4と、リストリクタプレート6と、ダイアフラムプレート9を順番に重ねて位置決めし、接着剤で接合して流路ユニット30を構成する。さらにこの流路ユニット30とハウジング11を位置決めして、接着剤で接合する。
次に面方位d33型の圧電アクチュエータ13を用いた場合のアクチュエータユニット12の製作手順について図2を用いて説明する。
先ず図2(a)に示すように、棒状の圧電アクチュエータ29を例えばセラミックス材からなる支持基板18の上面に沿って接着固定する。この棒状圧電アクチュエータ29は、圧電材料と導電材料とをそれぞれ層状に交互に積層して形成ものである。前記支持基板18の端面には個別電極19と共通電極20が、またその共通電極20からスルーホール21を介して支持基板18の反対面にも電気的に通じている共通電極(図示せず)が設けられている。さらに棒状圧電アクチュエータ29の両側には、図2(a)に示すように外部電極16が形成される。
次に図2(b)に示すように、棒状圧電アクチュエータ29の振動板7に当接させる面をサンドペーパー等でラップさせて表面を粗し、微細な凹凸部31を付ける。この凹凸部31により振動板7に固着する際に、より強固に固着させることができる。
更にこれらの支持基板18にある個別電極19、及び反対面にある共有電極(図示せず)と棒状圧電アクチュエータ29の両側にある外部電極16とをそれぞれ導電性接着剤17で電気的に接続する。
次に図2(c)に示すように、棒状圧電アクチュエータ29をダイシングソー、ワイヤソー等を利用して導電性接着剤17が確実に切断される深さまで切り込みを入れて、棒状圧電アクチュエータ29の長手方向に沿って分割する。分割された各々の圧電アクチュエータ13は、圧力室3の一つずつに対応している。また、アクチュエータユニット12の両端には、1本の圧電アクチュエータ群支持部14が、また各圧電アクチュエータ群支持部14の中央側(圧電アクチュエータ13側)には、それぞれ直接インク吐出には関与しない少なくとも片側2本または、それ以上の接着剤流入防止壁部15が圧電アクチュエータ13と等ピッチに設けられている。
本実施例の場合は片側にそれぞれ2本の接着剤流入防止壁部15a,15bが立設され、圧電アクチュエータ群支持部14と接着剤流入防止壁部15aの間、接着剤流入防止壁部15aと接着剤流入防止壁部15bの間、接着剤流入防止壁部15bと圧電アクチュエータ13の間には、夫々隙間32が形成されている。また図2(c)に示すように、圧電アクチュエータ13、圧電アクチュエータ群支持部14ならびに接着剤流入防止壁部15a,15bの圧電アクチュエータ13群の列方向と直交する方向の幅寸法Wは、すべて等しくなっている。
圧電アクチュエータ13と接着剤流入防止壁部15を全て同じピッチとすることで、棒状圧電アクチュエータ29を分割する際のダイシングソー、ワイヤソー等の送り精度を高く保つことができ、各オリフィス1に対応する圧電アクチュエータ13の幅のばらつきが抑えられ、オリフィス1から吐出するインクの液滴速度や、液重量のオリフィス毎のばらつきも小さくできる。
このようにアクチュエータユニット12は、圧電アクチュエータ群支持部14と圧電アクチュエータ13の間に、少なくとも2本の接着剤流入防止壁部15を設けた形状となっている。
後から詳しく説明するが図3に示すように、圧電アクチュエータ13ならびに接着剤流入防止壁部15と振動板7の間は当接用の第1の接着剤23で接着され、圧電アクチュエータ群支持部14と振動板7の間は第2の接着剤24で接着される。
前記第1の接着剤23として例えばエポキシ系接着剤などの熱硬化性接着剤が用いられ、硬化後も弾性を有している。硬化後の硬度が80度〜50度(ショアーA)のゴム状の弾性接着剤23が好適である。これ以上柔らかいと圧電アクチュエータ13の変形を振動板7への伝達効率が悪くなる。
また、この接着剤23の硬化後の硬度が80度(ショアーA)以上、例えば99度(ショアーA)であっても良いが、振動板7上にはみ出た余分な接着剤により振動板7の変形を防ぐために振動板7に凸部を設けて、その凸部に圧電アクチュエータ13の自由端部を当接させても良い。こうすることで、はみ出した接着剤により振動板7のコンプライアンスを変えることなく、各オリフィス1におけるインク吐出速度や吐出量を一定にすることができる。この振動板7の凸部の形成は、第1の接着剤23として硬化後の硬度が80度以下のものを使用するときにも適用可能である。
前記第2の接着剤24として硬化時間が短い光硬化型接着剤が用いられ、本実施例では紫外線硬化型(UV硬化型)接着剤が使用される。活性エネルギー光線による硬化型接着剤としては、紫外線硬化型の他に電子線、α線、β線、γ線など他の活性エネルギー光線の照射によって硬化する接着剤を使用することもできる。この第2の接着24を塗布する目的は、第1の接着剤23を硬化する前に、流路ユニット30にアクチュエータユニット12を仮固定するためである。
図4(a),(b),(c)は、アクチュエータユニット12と流路ユニット30の接着工程を説明するための縦断面図である。
先ず図4(a)に示すように、圧電アクチュエータ13と接着剤流入防止壁部15の自由端部に第1の接着剤23をディップ法により塗布する。このとき、最端部の圧電アクチュエータ群支持部14には第1の接着剤23を塗布しないようにする。
次に図4(b)に示すように、アクチュエータユニット12をハウジング11の開口部28より、圧電アクチュエータ13の自由端側を先にして挿入し、振動板7に当接する。その後、圧電アクチュエータ群支持部14の自由端部外側にディスペンサー26を用いて第2の接着剤(UV硬化型接着剤)24を所定量塗布する。このときに前記第1の接着剤23となるべく混合しないように、図1A部に示すように第1の接着剤23から離れた圧電アクチュエータ群支持部14の外側面、すなわち圧電アクチュエータ群支持部14の接着剤流入防止壁部15aと対向する側面とは反対側の外側面と振動板7の下面が交差する角部に塗布すると良い。
そして図4(c)に示すように、UVランプ27を用いて前記第2の接着剤(UV硬化型接着剤)24に紫外線を照射する。UV硬化型接着剤は紫外線により短時間で硬化し、振動板7と圧電アクチュエータ群支持部14を固着することができ、第1の接着剤23を熱硬化させるときの位置ずれが防止でき、さらに固着するときの固定治具が不要となり、作業性が向上する。
このようにして流路ユニット30にアクチュエータユニット12を仮固定した後、加熱により第1の接着剤23を硬化させる。このときアクチュエータユニット12はハウジング11内に収納されて熱的に保護されているから、加熱による圧電アクチュエータ13の特性劣化が防止できる。
また、接合順としては、流路ユニット30にアクチュエータユニット12を第1の接着剤23及び第2の接着剤24で固着した後に、アクチュエータユニット12をハウジング11内に挿入して、その後にハウジング11を流路ユニット30に固着しても良い。この方法によれば、光線の照射による第2の接着剤24の硬化反応が確実に行われ、第2の接着剤24の未硬化による吐出不良を確実に防止することができる。
本実施例では圧電アクチュエータ13と圧電アクチュエータ群支持部14の間に、少なくとも2本以上の接着剤流入防止壁部15を設けた構造となっている。これにより、圧電アクチュエータ群支持部14に塗られた第2の接着剤24の一部が、万一、未硬化の状態で圧電アクチュエータ13側へ流れ出して、圧電アクチュエータ群支持部14に隣接する接着剤流入防止壁部15(a)に接触しても(図3参照)、次の接着剤流入防止壁部15(b)があることにより圧電アクチュエータ13側へは流れ出ることが無くなり、圧電アクチュエータ13と振動板7の接着を適正に行なうことができる。
前記接着剤流入防止壁部15の本数は多いほど良いが、ヘッドが大型化することになる。従って、接着剤流入防止壁部15の本数は、片側で2〜4本が望ましい。例えばオリフィス1間のピッチが75dpi(ドットパーインチ)の場合、接着剤流入防止壁部15の本数を2本程度にすれば、圧電アクチュエータ群支持部14までの間隔は、(25.4mm/75dpix3)x2≒2.032mmであり、ヘッドを大型化するほどの大きさではない。また、オリフィス1間のピッチが150dpiの狭ピッチとなった場合は、接着剤流入防止壁部15を4本とすることでも同程度距離である。この構造により、ハウジング11を小型にしても容易にインクジェット記録ヘッドを製造することができる。
本実施例では積層方向に最も変位する面方位d33型の圧電アクチュエータ13を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものでは無く、積層方向に対して鉛直方向に変位する面方位d31型など他のタイプのものも使用可能である。この場合も圧電アクチュエータ13と圧電アクチュエータ群支持部14の間に、接着剤流入防止壁部15を設けることで同じ効果が得られる。
図5は、実施例2に係るインクジェット記録ヘッドの縦断面図である。
アクチュエータユニット12の両端に位置する圧電アクチュエータ群支持部25は、セラミックス材などからなる支持基板18によって形成されている。そして、その圧電アクチュエータ群支持部25と圧電アクチュエータ13の間に、接着剤流入防止壁部15が両側に其々2本所定の隙間32をあけて設けている。この場合も、第1の接着剤23は圧電アクチュエータ13ならびに接着剤流入防止壁部15に塗布し、第2の接着剤24は圧電アクチュエータ群支持部25に塗布することで、実施例1で示す効果が得られる。
本実施例では圧電アクチュエータ群支持部25を支持基板18によって形成したが、接着剤流入防止壁部15も一緒に支持基板18によって形成することも可能である。
図6は、前記実施例に係るインクジェット記録ヘッドを搭載した画像形成装置(インクジェットプリンタ)の斜視図である。
インクジェット記録ヘッド50は、図示していないタイミングベルトに連結された駆動モータの正逆転によりフレームから延びたガイド軸51,51上を往復移動しながら、搬送ローラ52によって搬送されて来た記録媒体53上にインク滴を吐出して文字や図形などの画像を印刷する。
インクジェット記録ヘッド50へのインクの供給は、メインインクタンク54からフレキシブルチューブ55を経由してサブインクタンク56へ送られ、さらにフレキシブルチューブ55を経由してインクジェット記録ヘッド50へ供給される。図示していないが、フレキシブルチューブ55の途中には供給ポンプが設けられている。
ヘッド保全部57は、印刷をしないときにインクジェット記録ヘッド50のオリフィス1からのインクの乾燥や異物の付着を防止するためにキャップ58、或いは図示していないが、オリフィス面に付着したインクなどを除去するためのワイパーブレードなどが設けられている。前記キャップ58は、サブインクタンク56からインクジェット記録ヘッド50内にインクを充填するときやインクジェット記録ヘッド50内に滞留した気泡などを除去する目的で実施されるパージ動作時の吸引キャップとしても利用される。
インクジェット記録ヘッド50の各オリフィスにはシアン、マゼンタ、イエロー、黒のインクが個別に供給されて吐出され、記録媒体53上で各色のインクを重ね合わせてカラー画像を形成することができる。
この実施例において本発明に係る液滴吐出装置は、吐出する液体を貯留するメインインクタンク54ならびにサブインクタンク56などの液体タンクと、インクジェット記録ヘッド50からなる液滴吐出ヘッドと、前記液体タンクに貯留されている液体を前記液滴吐出ヘッドに供給するフレキシブルチューブ55や供給ポンプなどからなる液体供給手段を備えている。
次に本発明の請求毎の作用効果を示せば下記の通りである。
請求項1に記載の発明は前述のように構成されており、仮固定用の光硬化型接着剤を使用した場合でも、吐出特性に影響を与える重要箇所である圧電アクチェータと振動板の接合部にまで前記接着剤が流れ出ない安全な接合ができ、液滴の吐出不良がない動作信頼に優れた液滴吐出ヘッドを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、接着剤流入防止壁部を複数個隙間をおいて設けているから、前記接着剤の流出を確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、接着剤流入防止壁部の幅寸法が圧電アクチュエータならびに圧電アクチュエータ群支持部と同寸であるから、前記接着剤の流出を確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、圧電アクチュエータ群と接着剤流入防止壁部と圧電アクチュエータ群支持部が一体に形成されているから、それら部品の製作作業ならびに組み立て作業が簡便となり、コストの低減と作業能率の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、圧電アクチュエータ群と接着剤流入防止壁部が等ピッチに設けられているから、寸法のばらつきが抑えられ、オリフィスから吐出する液滴速度や、液重量のオリフィス毎のばらつきも小さくできる。
請求項6に記載の発明は、接着剤流入防止壁部と振動板の間も第1の接着剤で接合した構造になっている。圧電アクチュエータと振動板の間だけ第1の接着剤を介在すると、接着剤流入防止壁部と振動板の間に第1の接着剤の膜厚分の隙間ができる可能性が有るが、接着剤流入防止壁部と振動板の間も第1の接着剤で接合すれば前述の隙間の形成がなく、接着剤流入防止壁部の機能が確実に発揮できる。
請求項7に記載の発明は、圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する表面に微細な凹凸部が形成されているから、振動板に固着する際により強固に固着させることができる。
請求項8に記載の発明は、圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と振動板の下面が交差する角部に、第2の接着剤が塗布されているから、第1の接着剤との混合がなく、第1の接着剤ならびに第2の接着剤の接着機能を十分に発揮することができる。
請求項9に記載の発明は、圧電アクチュエータ群支持部が支持基板の一部で構成されているから、圧電アクチュエータ群支持部に十分な機械的強度を持たせることができ、圧電アクチュエータ群支持部本来の機能が確実に発揮できる。
請求項10に記載の発明は、第1の接着剤の硬化後の硬度(ショアーA)が80度以下であるから、圧電アクチュエータの変形を効率良く振動板に伝達することができる。
はみ出した接着剤により振動板7のコンプライアンスを変えることなく、各オリフィス1におけるインク吐出速度や吐出量を一定にすることができる。はみ出した接着剤により振動板7のコンプライアンスを変えることなく、各オリフィス1におけるインク吐出速度や吐出量を一定にすることができる。
請求項11に記載の発明は、振動板の圧電アクチュエータとの接合部に凸部が形成されているから、もしはみ出した接着剤があっても、振動板のコンプライアンスを変えることなく、各オリフィスにおける液滴吐出速度や吐出量を一定にすることができる。
請求項12に記載の発明は、棒状の圧電アクチュエータに切り込みを入れて、圧電アクチュエータ、接着剤流入防止壁部、圧電アクチュエータ群支持部を同時に形成することができるから、コストの低減と作業能率の向上を図ることができる。
請求項13ならびに14に記載の発明は前述のような構成になっており、仮固定用の光硬化型接着剤を使用した場合でも、吐出特性に影響を与える重要箇所である圧電アクチェータと振動板の接合部にまで前記接着剤が流れ出ない安全な接合ができ、液滴の吐出不良がない動作信頼に優れた液滴吐出ヘッドの製造方法を提供することができる。
請求項15に記載の発明は前述のような構成になっており、仮固定用の光硬化型接着剤を使用した場合でも、吐出特性に影響を与える重要箇所である圧電アクチェータと振動板の接合部にまで前記接着剤が流れ出ない安全な接合ができ、液滴の吐出不良がない動作信頼に優れた液滴吐出装置を提供することができる。
請求項16に記載の発明は前述のような構成になっており、インク滴の吐出不良がなく、画質品質の高い画像形成装置を提供することができる。
前記実施例ではインクジェット記録装置の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶ディスプレイのカラーフィルタなどに用いられる色材液、有機ELディスプレイなどの電極膜形成に用いられる電極材料液など他の液体を吐出する液滴吐出装置にも適用可能である。
1:オリフィス、2:オリフィスプレート、3:圧力室、4:圧力室プレート、5:リストリクタ、6:リストリクタプレート、7:振動板、8:フィルタ、9:ダイアフラムプレート、10:共通インク通路、11:ハウジング、12:アクチュエータユニット、13:圧電アクチュエータ、14:圧電アクチュエータ群支持部、15:接着剤流入防止壁部、16:外部電極、17:導電性接着剤、18:支持基板、19:個別電極、20:共通電極、21:スルーホール、22:インク導入パイプ、23:第1の接着剤、24:第2の接着剤、25:アクチュエータ群支持部、26:ディスペンサー、23:UVランプ、28:開口部、29:アクチュエータ、30:流路ユニット、31:凹凸部、32:隙間、50:インクジェット記録ヘッド、51:ガイド軸、52:搬送ローラ、53:記録媒体、54:メインインクタンク、55:フレキシブルチューブ、56:サブインクタンク、17:ヘッド保全部、W:圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータ群支持部、接着剤流入防止壁部の幅寸法。
特公平1−115638号公報 特開2003−276207号公報 特開2003−226019号公報

Claims (16)

  1. 列状に配置された複数のオリフィスと、そのオリフィスにそれぞれ連通するように設けられた複数の圧力室と、各圧力室の一側壁をなす複数の振動板を有する流路ユニットと、
    前記振動板に対応して列状に配置された複数の圧電アクチュエータと、その圧電アクチュエータ群の両端部に設けられた圧電アクチュエータ群支持部と、前記圧電アクチュエータと圧電アクチュエータ群支持部を支持する支持基板を有するアクチュエータユニットと、
    そのアクチュエータユニットを開口部内に挿入して、その開口部に前記流路ユニットを固定するハウジングを備え、
    前記圧電アクチュエータの自由端と前記振動板が個々に対応して第1の接着剤で接合されて、前記圧電アクチュエータ群支持部の端部と振動板が光硬化型の第2の接着剤で接合されて、
    前記圧電アクチュエータに電気信号を印加し、前記振動板を介して圧力室の容積を膨張、収縮させて、前記オリフィスから液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記アクチュエータユニットの圧電アクチュエータ群と圧電アクチュエータ群支持部の間に隙間をおいて前記第2の接着剤が圧電アクチュエータ側に流入するのを防止する接着剤流入防止壁部を設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記接着剤流入防止壁部を前記圧電アクチュエータ群の列方向に沿って複数個隙間をおいて設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記接着剤流入防止壁部の前記圧電アクチュエータ群の列方向に直交する方向の幅寸法が、前記圧電アクチュエータならびに圧電アクチュエータ群支持部の圧電アクチュエータ群の列方向に直交する方向の幅寸法と同寸であることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータ群と接着剤流入防止壁部と圧電アクチュエータ群支持部が一体に形成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 請求項4に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータ群と接着剤流入防止壁部が等ピッチに設けられていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記接着剤流入防止壁部と前記振動板の間も前記第1の接着剤で接合していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 請求項6に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する表面に微細な凹凸部が形成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と前記振動板の下面が交差する角部に、前記第2の接着剤が塗布されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  9. 請求項1,2,3,6,7,8のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータ群支持部が前記支持基板の一部で構成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記第1の接着剤の硬化後の硬度(ショアーA)が80度以下であることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記振動板の圧電アクチュエータとの接合部に凸部が形成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  12. 列状に配置された複数のオリフィスと、そのオリフィスにそれぞれ連通するように設けられた複数の圧力室と、各圧力室の一側壁をなす複数の振動板を有する流路ユニットを形成する工程と、
    前記振動板に対応して列状に配置された複数の圧電アクチュエータと、その圧電アクチュエータ群の両端部に設けられた圧電アクチュエータ群支持部と、前記圧電アクチュエータと圧電アクチュエータ群支持部を支持する支持基板を有するアクチュエータユニットを形成する工程と、
    そのアクチュエータユニットと前記流路ユニットを第1の接着剤ならびに光硬化型の第2の接着剤で接合する工程を含む液滴吐出ヘッドの製造方法において、
    前記アクチュエータユニットを形成する工程が、
    前記支持基板の上面に沿って棒状の圧電アクチュエータを接着固定する工程と、
    その棒状の圧電アクチュエータを長手方向に沿って所定の深さまで切り込みを入れて、棒状圧電アクチュエータの中央部に前記複数の圧電アクチュエータを、その圧電アクチュエータ群の両端部側に前記第2の接着剤が圧電アクチュエータ側に流入するのを防止する接着剤流入防止壁部を、さらにその接着剤流入防止壁部の外側に圧電アクチュエータ群支持部を分割して形成する工程を含み、
    前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程が、
    前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する面に前記第1の接着剤を塗布する工程と、
    その第1の接着剤を介してアクチュエータユニットと流路ユニットを接合して、前記アクチュエータユニットの圧電アクチュエータ群支持部と流路ユニットの振動板を光硬化型の第2の接着剤で固着する工程と、
    前記第1の接着剤を加熱して第1の接着剤を硬化する工程を含むことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  13. 請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程の前に、ハウジングの開口部に前記流路ユニットを固定する工程を含み、
    前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程が、
    前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する面に前記第1の接着剤を塗布する工程と、
    その第1の接着剤を塗布したアクチュエータユニットを前記ハウジングの開口部内に挿入して、前記第1の接着剤を介して圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の端部を前記振動板に当接する工程と、
    前記圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と前記振動板の下面が交差する角部に、前記第2の接着剤を塗布する工程と、
    その第2の接着剤に光線を照射して第2の接着剤を硬化する工程と、
    前記第1の接着剤を加熱して第1の接着剤を硬化する工程を含むことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  14. 請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、前記アクチュエータユニットと流路ユニットを接合する工程が、
    前記圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の振動板と接合する面に前記第1の接着剤を塗布する工程と、
    その第1の接着剤を介して圧電アクチュエータならびに接着剤流入防止壁部の端部を前記流路ユニットの振動板に当接する工程と、
    前記圧電アクチュエータ群支持部の接着剤流入防止壁部と対向する側面とは反対側の外側面と前記振動板の下面が交差する角部に、前記第2の接着剤を塗布する工程と、
    その第2の接着剤に光線を照射して第2の接着剤を硬化する工程と、
    前記第1の接着剤を加熱して第1の接着剤を硬化する工程を含み、
    その後に前記アクチュエータユニットをハウジングの開口部内に挿入して、前記流路ユニットをハウジングの開口部に固定することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  15. 吐出する液体を貯留する液体タンクと、液滴吐出ヘッド、前記液体タンクに貯留している液体を前記液滴吐出ヘッドに供給する液体供給手段を備え、前記液滴吐出ヘッドから吐出した液滴を被着媒体に着弾する液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが請求項1ないし11のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液滴吐出装置。
  16. 前記液体が画像形成用インクであって、前記被着媒体が記録媒体で、請求項15に記載の液滴吐出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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