JP2010212409A - 部品実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減するとともに生産性を向上させることができる部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】部品実装機構がLED素子21として認識して実装動作を実行する特性を有し且つ作業者の目視によって本来の実装対象のLED素子21と識別可能な識別部品22を、キャリアテープ18の後端部18EにおいてLED素子21の下流側に保持させておき、一のテープフィーダからの全てのLED素子21の取り出しが完了した後に、識別部品22を規則配列にしたがって基板に実装する。これにより種類の異なるLED素子21に切替えられた部分を目視によって容易に確認することができ、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減することができる。
【選択図】図3
【解決手段】部品実装機構がLED素子21として認識して実装動作を実行する特性を有し且つ作業者の目視によって本来の実装対象のLED素子21と識別可能な識別部品22を、キャリアテープ18の後端部18EにおいてLED素子21の下流側に保持させておき、一のテープフィーダからの全てのLED素子21の取り出しが完了した後に、識別部品22を規則配列にしたがって基板に実装する。これにより種類の異なるLED素子21に切替えられた部分を目視によって容易に確認することができ、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、LED素子などの部品を基板に実装する部品実装方法に関するものである。
液晶パネルなどの表示パネルに用いられる照明基板として、LED基板が広く用いられる。このLED基板は、複数のLED素子を基板に所定配列で列状に実装することにより製造される(特許文献1参照)。このようなLED基板を表示パネルのバックライトに用いる場合には、細長形状に複数のLED素子を列状に実装したLEDバックライト基板が用いられる。
特開2005−136023号公報
ところでバックライトに用いられるLED素子は、チップ型のRC部品などのように同一種類の部品が大量に準備される汎用型部品ではなく、通常は1つの供給リールに収まる程度の数量が各種類毎に準備される場合が多い。そして同一の基板に異なる種類のLED素子が混在して実装されることは許されないため、このような異種類素子の同一基板への混載を防止するには、1つの供給リールからLED素子を取り出す際の残部品数を予め確認しておき、この残部品数で生産可能な基板枚数を設定するなどの複雑な生産管理を必要としていた。そして1つの供給リールからの部品取り出しが完了する度に、装置停止を伴う部品種切り換え作業を余儀なくされており、これにより生産性の低下を招くこととなっていた。
そこで本発明は、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減するとともに生産性を向上させることができる部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、同一の部品実装機構によって部品供給部から同一の部品カテゴリーに属する複数の種類の電子部品を取り出して、予め設定された共通の規則配列で基板上に順次実装する部品実装方法であって、前記部品供給部は、前記同一の部品カテゴリーに属する電子部品であって種類を異にするものを前記種類毎に供給する複数のテープフィーダを備え、前記部品実装機構が前記電子部品として認識して実装動作を実行する特性を有し且つ作業者の目視によって前記電子部品と識別可能な識別部品を、前記テープフィーダに巻回収納されるキャリアテープの後端部において前記電子部品の下流側に保持させておき、前記複数のテープフィーダのうちの一のテープフィーダから一の種類の前記電子部品を取り出して前記基板に前記規則配列にしたがって順次実装し、前記一のテープフィーダからの全ての電子部品の取り出しが完了したならば、前記識別部品を前記規則配列にしたがって前記基板に実装し、次いで他のテープフィーダから前記一の種類と異なる他の種類の電子部品を取り出して前記基板に前記規則配列にしたがって順次実装する実装動作を継続して実行する。
本発明によれば、部品実装機構が電子部品として認識して実装動作を実行する特性を有し且つ作業者の目視によって本来の実装対象の電子部品と識別可能な識別部品を、テープフィーダに巻回収納されるキャリアテープの後端部において電子部品の下流側に保持させておき、一のテープフィーダからの全ての電子部品の取り出しが完了したならば、識別部
品を規則配列にしたがって基板に実装することにより、実装対象の電子部品が種類の異なる他の種類の電子部品に切替えられた部分を目視によって容易に確認することができ、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減することができる。
品を規則配列にしたがって基板に実装することにより、実装対象の電子部品が種類の異なる他の種類の電子部品に切替えられた部分を目視によって容易に確認することができ、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の部品実装方法に使用される部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の部品実装方法に使用される部品実装装置の断面図、図3は本発明の一実施の形態の部品実装方法において使用される部品の供給リールおよびキャリアテープの斜視図、図4、図5は本発明の一実施の形態の部品実装方法の工程説明図である。
まず図1、図2を参照して、部品実装装置1の構造を説明する。本実施の形態においては、部品実装装置1は複数のLED(発光ダイオード)素子を細長形状の基板に直線配列で実装して、LED照明基板を製造する用途に用いられる。製造されるLED照明基板は、組み込み対象の機器によって必要とされる特性が異なるため、基板に実装されるLED素子も特性の異なる複数種類のものが選択されて使用される。
図1において、基台2の上面には、搬送路3がX方向(基板搬送方向)に配設されている。搬送路3は、LED素子21(図3参照)が実装される細長形状の基板23(図4、図5参照)を複数保持する基板キャリア4を搬送し、以下に説明する部品実装機構による実装作業位置に位置決めして保持する。搬送路3の側方には、部品供給部5が配置されており、部品供給部5には複数のテープフィーダ6が並設されている。テープフィーダ6は、LED素子21を収納したキャリアテープ18(図3参照)をピッチ送りすることにより、部品実装機構による取り出し位置にLED素子21を供給する。
図2に示すように、部品供給部5には複数のテープフィーダ6を保持した台車14がセットされている。台車14はベース部14aに装着されたキャスタ14bによって可動となっており、予め複数のテープフィーダ6が装着された状態で部品供給部5にセットされ、基台2に設けられた固定ベース2aにクランプ機構16によってクランプされる。これにより、台車14に保持された複数のテープフィーダ6は搭載ヘッド9による部品取り出し位置にセットされる。
ここで、部品供給部5に並設された複数のテープフィーダ6には、LED素子という同一の部品カテゴリーに属するものの、部品特性を示す品番が異なる複数の種類のLED素子を供給するテープフィーダ6が含まれている。ここでいう部品カテゴリーとは、同一の機能を有し、ほぼ同様の外観形状・寸法を有し、部品特性に由来する品番のみが異なる部品を括る部品区分をいう。すなわち部品供給部5は、同一の部品カテゴリーに属するLED素子であって、種類(品番)を異にするものをこれらの種類(品番)毎に供給する複数のテープフィーダ6を備えている。
基台2の上面において、X方向の両端部には、Y軸テーブル7AおよびY軸ガイド7Bが配設されており、Y軸テーブル7AおよびY軸ガイド7BにはX軸テーブル8が架設されている。X軸テーブル8には、搭載ヘッド9がX方向に移動自在に装着されており、搭載ヘッド9には複数の単位搭載ヘッド10および基板認識カメラ11が装着されている。図2に示すように、単位搭載ヘッド10は下端部に吸着ノズル10aを備えており、テープフィーダ6からLED素子21(図3参照)を取り出して、基板キャリア4に保持された基板23(図4参照)に移送搭載する。基板認識カメラ11はこれらの単位搭載ヘッド10とともに移動し、テープフィーダ6によって供給される電子部品や搬送路3に保持された基板キャリア4を撮像する。この撮像結果を認識処理部15によって認識処理するこ
とにより、テープフィーダ6が供給する電子部品の識別や、基板キャリア4に保持された基板23の位置認識が行われる。
とにより、テープフィーダ6が供給する電子部品の識別や、基板キャリア4に保持された基板23の位置認識が行われる。
搭載ヘッド9が部品供給部5から基板キャリア4へ移動する移動経路には、部品認識カメラ12およびノズルストッカ13が配設されている。部品認識カメラ12は、単位搭載ヘッド10に保持された状態のLED素子21などの電子部品を下方から撮像する。この撮像結果を認識処理部15によって認識処理することにより、各単位搭載ヘッド10によって保持されたLED素子21などの電子部品の識別や位置認識が行われる。基板認識カメラ11、部品認識カメラ12および認識処理部15は、電子部品を部品供給部5から取り出して搬送路3に保持された基板キャリア4に実装する実装作業において必要とされる認識処理を実行する認識手段となっている。
ノズルストッカ13は、各単位搭載ヘッド10に装着される吸着ノズル10aを吸着対象となる各部品種類毎に収納する。単位搭載ヘッド10がノズルストッカ13にアクセスしてノズル交換動作を実行することにより、単位搭載ヘッド10に装着された吸着ノズル10aを交換することができる。Y軸テーブル7A、X軸テーブル8、搭載ヘッド9および上述の認識手段は、LED素子を含む電子部品を部品供給部5から取り出して基板キャリア4に保持された基板に実装する部品実装機構を構成する。
次に図3を参照して、供給リール17および供給リール17に巻回収納されたキャリアテープ18について説明する。供給リール17は、図2に示す台車14に各テープフィーダ6に対応してセットされ、部品を収納保持するキャリアテープ18は巻回収納状態から引き出されてそれぞれのテープフィーダ6に対して供給される。キャリアテープ18は、供給対象のLED素子21を収納する部品ポケット19およびテープ送りのための送り孔20が設けられたベーステープ18aの上面を、カバーテープ18bで覆った構成となっている。
ベーステープ18aにおいては、原則として各部品ポケット19にLED素子21が収納されるが、供給リール17から最初に引き出される先頭部18Sに位置する複数(ここでは3つ)の部品ポケット19より成る先頭空ポケット部19Sは、LED素子21を収納しない空ポケット範囲となっている。また供給リール17に巻回される後端部18Eに位置する複数(ここでは3つ)の部品ポケット19より成る末尾空ポケット部19Eにおいても同様に、LED素子21を収納しない空ポケット範囲が設けられる。そして本実施の形態においては、末尾空ポケット部19Eの上流側、すなわち当該テープフィーダ6の供給リール17に券回収納されるキャリアテープ18の後端部18Eにおいて、LED素子21の下流側に1個または複数(ここでは2個)の識別部品22を部品ポケット19内に保持させるようにしている。
識別部品22は、LED素子21と外観形状・寸法が同様であるものの、LED照明基板に用いられるLED素子としての機能は備える必要はなく、本実施の形態においては、各供給リール17によって供給される複数のLED素子21を個別の供給リール17毎に区分する識別標識としての機能を有する。すなわち、識別部品22は、基板認識カメラ11や部品認識カメラ12によって撮像して部品種の識別や位置検出を行うための認識処理過程においては、通常のLED素子21と同様に認識されるように、画像特性における外観・形状要素が設定されている。さらに識別部品22は、色彩やマークに特徴を持たせるなど作業者が通常のLED素子21と目視によって明瞭に区別できるように、外観が構成されている。
このため、部品供給部5にセットされた複数のテープフィーダ6から連続的にLED素子21を取り出して、基板キャリア4に保持された基板23に順次実装する過程では、各
供給リール17において当該供給リールに巻回されたキャリアテープ18によって供給されるLED素子21が部品切れとなる度に、搭載ヘッド9によって取り出された識別部品22は、通常のLED素子21と同様に基板23に搭載される。
供給リール17において当該供給リールに巻回されたキャリアテープ18によって供給されるLED素子21が部品切れとなる度に、搭載ヘッド9によって取り出された識別部品22は、通常のLED素子21と同様に基板23に搭載される。
そして識別部品22は前述のように作業者が目視によって通常のLED素子21と明瞭に区別できるようになっていることから、基板23に搭載された状態において、1つの供給リール17によって供給されたLED素子21と、次の供給リール17によって供給されたLED素子21とを、識別部品22によって区分することができる。本実施の形態においては、各供給リール17に収納されたキャリアテープ18の後端部において、LED素子21の下流側にこのような識別部品22を保持させることにより、後述するように、LED照明基板の製造などテープフィーダ6の供給リール17単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減するとともに生産性を向上させることができるという効果を得ている。
次に、図4、図5を参照して、上記構成の部品実装装置1によって部品供給部5から複数種類のLED素子21を取り出して、予め設定された共通の規則配列で基板上に順次実装する部品実装方法について説明する。ここでは、基板として基板キャリア4に並列して保持された細長形状の基板23上に、LED素子21を共通の規則配列として予め定められた直線配列で順次実装して、LED照明基板を製造する部品実装方法について説明する。
この部品実装方法においては、LED素子21は、図4(a)に示す実装線L、すなわち細長形状の基板23において長手方向(所定方向)に設定された直線状の実装線Lに沿って配列される。なお、ここでは、細長形状の基板23を基板キャリア4に複数枚保持させる例を示しているが、基板キャリア4と類似形状の単一の基板に複数列の実装線Lが設定されている例であっても、以下に説明する部品実装方法を適用することができる。この場合には、実装作業後に実装線毎に分割されたものがLED照明基板の製品となる。
このLED素子21を対象とする部品実装作業は多品種少量生産形態であり、1品種についての1回のLED照明基板の製造数量は、原則として1つの供給リール17によって供給されるLED素子21の数量に基づいて決定される。すなわち1つのLED素子21の品種について連続して実装する数量は、1つの供給リール17によって供給される数量に限定されており、1つのテープフィーダ6において供給リール17に部品切れが生じると、部品取り出し先を他の品種のLED素子21を収納した他のテープフィーダ6に切り換えて、そのタイミングにおいて実装対象となっている基板23に対してそのまま部品実装作業を継続するように、実装作業形態が設定されている。
この部品実装方法においては、まず前述の識別部品22を、テープフィーダ6の供給リール17に巻回収納されるキャリアテープ18の最後端部に保持させておく(図3参照)。この識別部品22は、部品実装装置1が備える部品実装機構が実装対象のLED素子21として認識して実装動作を実行する特性を有し、且つ作業者の目視によってLED素子21と識別可能な特性を有するものである。
次いで、図4(a)に示すように、複数の基板23(1、2、・・n)を保持した基板キャリア4を搬送路3によって搬送し、部品実装装置1の部品実装機構による実装作業位置に位置決めする。そしてこの後、LED素子21を基板23に移送搭載する実装動作が開始される。この実装動作においては、複数のテープフィーダ6のうちの一のテープフィーダ6から、LED素子21A(一の種類のLED素子21)を取り出して、基板キャリア4の保持された複数の基板23のうちに最初の基板23(1)に、実装線Lに沿う直線配列(規則配列)にしたがって順次実装する(矢印a)。
次いで同一のテープフィーダ6からLED素子21Aを取り出し、同様に2番目の基板23(2)に、実装線Lに沿う直線配列にしたがって順次実装する。そして図4(b)に示す例では、3番目の基板23(3)に1つのLED素子21Aを実装したタイミングにおいて、当該一のテープフィーダ6におけるLED素子21Aが部品切れの状態となっている。このとき、当該一のテープフィーダ6に供給されたキャリアテープ18の後端部18Eには、部品実装機構がLED素子21Aと認識する2つの識別部品22が保持されていることから、本来の最後のLED素子21Aに引き続いて2つの識別部品22が3番目の基板23(3)に実装される。
そしてこれら2つの識別部品22の取り出しが完了することにより、当該キャリアテープ18は末尾空ポケット部19Eを残すのみとなり、これらの空ポケットを基板認識カメラ11が認識することにより、部品実装機構は当該テープフィーダ6において部品切れが生じたことを検知する。そしてこの検知結果を受けて、搭載ヘッド9は予め設定された実装作業順序を示す実装シーケンスデータにしたがって、次のテープフィーダ6から引き続きLED素子21を取り出して基板23(3)に実装する実装動作を継続して実行する。
すなわち、次のテープフィーダ6からはLED素子21Aと品番が異なるLED素子21Bが取り出され、図4(c)に示すように、基板23(3)において既に実装された識別部品22の次の実装位置から、複数のLED素子21Bが同様の直線配列で順次実装される(矢印b)。そしてこの後、同一のテープフィーダ6から連続してLED素子21Bが取り出され、基板キャリア4に保持された後続の基板23(n)まで、同様に直線配列で順次実装される。
このようにして、細長形状の基板23に複数のLED素子21を直線配列で実装して構成されたLED照明基板123が製造される。これらのLED照明基板123のうち、LED照明基板123(1)、(2)は、LED素子21Aが実装された種類のLED照明基板123であり、またLED照明基板123(n)は、LED素子21Bが実装された種類のLED照明基板123となっている。しかしながら、LED照明基板123(3)には、LED素子21A、識別部品22およびLED素子21Bが混在して実装されているため、正常なLED照明基板の製品とはならず、何らかの処置が必要となる。
図5は、LED照明基板123(3)のように異なる種類のLED素子21が混在して実装されたLED照明基板123に対して実行される処置を示している。まず、図5(a)は、このような異種部品が混在したLED照明基板123(3)を不良品として廃棄処理する処置例を示している。すなわちこの場合には、LED照明基板123(3)は基板23に実装されたLED素子21A、識別部品22およびLED素子21Bとともに廃棄される。これにより、LED素子21Aが実装されたLED照明基板123(1)(2)、LED素子21Bが実装されたLED照明基板123(n)が正常な製品として基板キャリア4に残存する。
これに対し図5(b)は、LED照明基板123(3)をリペアの対象とする処置例を示している。すなわち、LED照明基板123(3)の既実装部品の構成を見ると、LED素子21Bが多く実装されていることから、これらのLED素子21Bを生かしてLED素子21Bが実装された種類のLED照明基板123とするためのリペアを行う。この場合には、まずLED照明基板123(3)から、LED素子21B以外の既実装部品、すなわちLED素子21Aおよび識別部品22を手作業によって取り除く。次いでこれらの既実装部品を取り除いた後の実装位置に、本来実装されるべきLED素子21Bを手作業によって実装する。これにより、そのままでは正常な製品として用いることができないLED照明基板123(3)を、全てLED素子21Bが実装された正常なLED照明基
板123として再生することができる。
板123として再生することができる。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装方法は、部品実装装置1が備える部品実装機構が、実装動作の対象とすべきLED素子21として認識して実装動作を実行する特性を有し、且つ作業者の目視によって本来実装対象となるLED素子21と識別可能な識別部品22を、テープフィーダ6に巻回収納されるキャリアテープ18の後端部18EにおいてLED素子21の下流側に保持させておくようにしている。
そして部品実装機構による実装動作が開始されると、複数のテープフィーダ6のうちの一のテープフィーダ6から一の種類のLED素子21を取り出して基板23に予め定められた共通の規則配列(直線配列)にしたがって順次実装する。このとき一のテープフィーダ6からの全てのLED素子21の取り出しが完了したならば、キャリアテープ18の後端部18Eに保持させておいた識別部品22を共通の規則配列にしたがって基板23に実装し、次いで他のテープフィーダ6から一の種類と異なる他の種類のLED素子21を取り出して、基板23に規則配列にしたがって順次実装する実装動作を継続して実行するようにしている。
このような方法を採用することにより、バックライトに用いられるLED素子21を基板23に実装してLED照明基板を製造する場合など、1つの供給リールに収まる程度の数量を対象として各LED素子21の種類毎に実行される部品実装作業において、以下に示すような効果を得ることができる。すなわちこのような部品実装作業においては、同一の基板23に異なる種類のLED素子21が混在して実装されることは許されないため、このような異種類素子の同一基板への混載を防止するには、従来においては1つの供給リール17からLED素子21を取り出す際の残部品数を予め確認しておき、この残部品数で生産可能な基板枚数を設定するなどの複雑な生産管理を必要としていた。そして1つの供給リール17からの部品取り出しが完了する度に、装置停止を伴う部品種切り換え作業を余儀なくされており、これにより生産性の低下を招くこととなっていた。
これに対し、本実施の形態に示す部品実装方法においては、供給リール17における残部品数など煩雑な生産管理を必要とすることなく、さらに装置停止を伴う部品種切り換え作業を行うことなく、部品実装装置1に備えられた部品実装機構の機能によって自動的に実装動作を継続して実行することが可能となっている。すなわち、1つの供給リール17から供給される一の種類のLED素子21が部品切れを生じても、装置停止させることなく次の供給リール17から供給される他の種類のLED素子21を引き続き実装する。
このとき、2つの異なる種類のLED素子21の間には、目視で識別可能な識別部品22が実装されることから、実装後の基板を観察することにより、作業者は異種部品が混載された基板についてリペアすべきか廃棄すべきかなど適切な処置を容易に判断することができる。したがって、LED照明基板の製造のための実装作業など、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減するとともに生産性を向上させることが可能となっている。
なお本実施の形態においては、同一の部品カテゴリーに属する複数の種類の電子部品として、品番(種類)の異なる複数の種類のLED素子21を実装対象とする例を示しているが、本発明の適用例はLED素子のみに限定されるものではない。すなわち部品実装装置1に備えられた同一の部品実装機構によって部品供給部5から取り出されるものであって、同一の部品カテゴリー、すなわち同一の機能、ほぼ同様の外観形状・寸法を有し、部品特性に由来する品番のみが異なる部品として括られる部品区分に属するものであれば、本発明の適用対象となる。
また本実施の形態では、予め定められた共通の規則配列が、細長形状の基板23において所定方向(長手方向)に設定された1列または複数列の実装線に沿ってLED素子21を配列する直線配列である場合の例を示しているが、予め設定された配列パターンであれば、共通の規則配列として直線配列以外の配列パターンであってもよい。
本発明の部品実装方法は、テープフィーダの供給リール単位での部品管理を必要とする形式の部品実装において、生産管理負荷を軽減するとともに生産性を向上させることができるという効果を有し、LED素子など同一の部品実装機構によって部品供給部から同一の部品カテゴリーに属する複数の種類の電子部品を取り出して、予め設定された共通の規則配列で基板上に順次実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 搬送路
4 基板キャリア
5 部品供給部
6 テープフィーダ
7A Y軸テーブル(部品実装機構)
8 X軸テーブル(部品実装機構)
9 搭載ヘッド(部品実装機構)
11 基板認識カメラ(認識手段)
12 部品認識カメラ(認識手段)
17 供給リール
18 キャリアテープ
18a ベーステープ
18E 後端部
19 部品ポケット
21,21A,21B LED素子
22 識別部品
23 基板
123 LED照明基板
3 搬送路
4 基板キャリア
5 部品供給部
6 テープフィーダ
7A Y軸テーブル(部品実装機構)
8 X軸テーブル(部品実装機構)
9 搭載ヘッド(部品実装機構)
11 基板認識カメラ(認識手段)
12 部品認識カメラ(認識手段)
17 供給リール
18 キャリアテープ
18a ベーステープ
18E 後端部
19 部品ポケット
21,21A,21B LED素子
22 識別部品
23 基板
123 LED照明基板
Claims (3)
- 同一の部品実装機構によって部品供給部から同一の部品カテゴリーに属する複数の種類の電子部品を取り出して、予め設定された共通の規則配列で基板上に順次実装する部品実装方法であって、
前記部品供給部は、前記同一の部品カテゴリーに属する電子部品であって種類を異にするものを前記種類毎に供給する複数のテープフィーダを備え、
前記部品実装機構が前記電子部品として認識して実装動作を実行する特性を有し且つ作業者の目視によって前記電子部品と識別可能な識別部品を、前記テープフィーダに巻回収納されるキャリアテープの後端部において前記電子部品の下流側に保持させておき、
前記複数のテープフィーダのうちの一のテープフィーダから一の種類の前記電子部品を取り出して前記基板に前記規則配列にしたがって順次実装し、
前記一のテープフィーダからの全ての電子部品の取り出しが完了したならば、前記識別部品を前記規則配列にしたがって前記基板に実装し、
次いで他のテープフィーダから前記一の種類と異なる他の種類の電子部品を取り出して前記基板に前記規則配列にしたがって順次実装する実装動作を継続して実行することを特徴とする部品実装方法。 - 前記共通の規則配列は、前記基板において所定方向に設定された直線状の1列または複数列の実装線に沿って前記電子部品を配列する直線配列であることを特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
- 前記同一の部品カテゴリーに属する複数の電子部品は、特性の異なる複数の種類のLED(発光ダイオード)素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の部品実装方法。
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2009
- 2009-03-10 JP JP2009056193A patent/JP2010212409A/ja active Pending
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