JP2010212365A - 固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタ311などの周辺回路素子に関して水素化処理を好適に実施し撮像画像の画像品質を向上する。
【解決手段】第3の絶縁膜513にコンタクトホールCHを形成する際のエッチング処理にて、第2の絶縁膜512が、エッチングストッパー層として機能するように、第2の絶縁膜512を形成する。ここでは、上記のエッチング処理の実施前に、周辺回路SKを構成する周辺回路素子の上方においてコンタクトホールを形成する部分を被覆し、その部分以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512をパターン加工する。
【選択図】図5

Description

本発明は、固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器に関する。特に、本発明は、被写体像を撮像する撮像素子が撮像領域に設けられている固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器に関する。
デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどの電子機器は、固体撮像装置を含む。たとえば、固体撮像装置として、CMOS(Complementary Metal Oxicide Semiconductor)型イメージセンサを含む。
この固体撮像装置において、CMOS型イメージセンサは、以下のようなメリットを備える。
・CMOSロジックLSIプロセスの転用が可能なこと
・周辺回路のオンチップ化が可能なこと
・低電圧での駆動が可能なこと
・低消費電力であること
CMOS型イメージセンサにおいては、被写体像を撮像する撮像素子が画素として複数形成されている。複数の画素のそれぞれにおいては、入射する光を受光し、その受光した光を光電変換することによって信号電荷を生成するように、光電変換部が設けられている。たとえば、フォトダイオードが、この光電変換部として形成されている。そして、多層構造の配線層が、設けられており、各素子を電気的に接続している(たとえば、特許文献1,特許文献2参照)。
多層構造の配線層においては、絶縁膜について異方性のエッチング処理を実施してコンタクトホールを形成後、そのコンタクトホールに導電材料を埋め込むことで、コンタクトプラグが設けられている。
この異方性のエッチング処理においては、絶縁膜(SiO系)と、各素子に設けられた電極(ポリシリコンやタングステン)、及び、シリコン基板との間において、エッチング選択比が低い。このため、電極(ポリシリコンやタングステン)、及び、シリコン基板上に、エッチングストッパー層として、SiN膜を設けている。そして、エッチングストッパー層上の絶縁膜を除去するエッチング処理を実施後に、エッチングストッパー層を除去するためのエッチング処理を更に実施している。つまり、エッチング処理を2ステップで実施している(たとえば、特許文献3参照)。
CMOS型イメージセンサにおいては、撮像画像の画像品質を向上させるために、暗電流の発生を抑制する方法が提案されている。
ここでは、暗電流の発生を防止するために、シリコン半導体基板のシリコンダングリングボンドをターミネートさせて、界面準位を減少させるように、水素化処理が実施されている(たとえば、特許文献4,特許文献5参照)。
特開2005−278135号公報 特開2005−323331号公報 特開2000−243832号公報 特開2004−165236号公報 特開2003−229556号公報
CMOS型イメージセンサにおいては、周辺回路がノイズ発生源となって撮像画像の画像品質が低下する場合がある。
特に、列単位で撮像素子から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換するADC(アナログ−デジタル変換回路)において、そのアナログ信号を参照信号と比較するコンパレータが、ランダムノイズの発生源になることが見出された。
また、この他に、上記の参照信号を生成するDAC(デジタル−アナログ変換回路)が、ランダムノイズの発生源になることが見出された。
ノイズの発生を防止するために、周辺回路を構成する素子について、上述した水素化処理を実施することが効果的である。
しかしながら、周辺回路の上方においては、コンタクトホールを形成する際のエッチング処理にて用いるエッチングストッパー層が、上記の水素化処理において水素の透過を阻害するために、ノイズ発生の防止が困難な場合がある。たとえば、減圧CVD法によって成膜されたLP−SiN膜は、水素の透過が困難なために、この不具合の発生が顕在化する場合がある。
また、周辺回路の上方においては、金属配線が遮光膜として用いられており、エッチングストッパー層の場合と同様に、その金属配線が、水素の透過を阻害するために、ノイズ発生の防止が困難な場合がある。
このように、周辺回路に起因して、撮像画像の画像品質が低下する場合がある。
したがって、本発明は、撮像画像の画像品質を向上可能な、固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器を提供する。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板上において、被写体像を撮像する撮像素子が設けられる撮像領域の周辺の周辺領域に、周辺回路素子を形成する素子形成工程と、前記周辺回路素子を少なくとも被覆するように複数の絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、前記周辺回路素子に電気的に接続するコンタクトプラグが設けられるコンタクトホールを、前記周辺回路素子の上方において前記複数の絶縁膜を貫通するように形成するコンタクトホール形成工程と、前記複数の絶縁膜が形成された半導体基板について水素化処理を実施する水素化処理工程とを具備し、前記絶縁膜形成工程は、第1絶縁膜を前記絶縁膜として形成する第1絶縁膜形成ステップと、前記第1絶縁膜を被覆するように第2絶縁膜を前記絶縁膜として形成する第2絶縁膜形成ステップとを含み、前記コンタクトホール形成工程は、前記第2絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第2絶縁膜についてエッチング処理を実施する第1エッチング処理ステップと、前記第1エッチング処理ステップの実施後に、前記第1絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第1絶縁膜についてエッチング処理を実施する第2エッチング処理ステップとを含み、前記第1絶縁膜形成ステップにおいては、前記第1エッチング処理ステップでのエッチング処理にて前記第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように前記第1絶縁膜を形成すると共に、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように、前記第1絶縁膜を形成する。
本発明の固体撮像装置は、半導体基板上において、被写体像を撮像する撮像素子が設けられている撮像領域の周辺の周辺領域に形成されている周辺回路素子と、前記周辺回路素子を少なくとも被覆するように形成されている複数の絶縁膜と、前記周辺回路素子に電気的に接続するように、前記周辺回路素子の上方において前記複数の絶縁膜を貫通するコンタクトホールに形成されたコンタクトプラグとを具備し、前記複数の絶縁膜は、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を被覆するように形成された第2絶縁膜とを含み、前記コンタクトホールは、前記第2絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第2絶縁膜についてエッチング処理を実施後に、前記第1絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第1絶縁膜についてエッチング処理を実施されることで形成されており、前記第1絶縁膜は、前記第2絶縁膜についてのエッチング処理にて、前記第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように形成されると共に、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように形成されている。
本発明の電子機器は、半導体基板上において、被写体像を撮像する撮像素子が設けられている撮像領域の周辺の周辺領域に形成されている周辺回路素子と、前記周辺回路素子を少なくとも被覆するように形成されている複数の絶縁膜と、前記周辺回路素子に電気的に接続するように、前記周辺回路素子の上方において前記複数の絶縁膜を貫通するコンタクトホールに形成されたコンタクトプラグとを具備し、前記複数の絶縁膜は、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を被覆するように形成された第2絶縁膜とを含み、前記コンタクトホールは、前記第2絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第2絶縁膜についてエッチング処理を実施後に、前記第1絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第1絶縁膜についてエッチング処理を実施されることで形成されており、前記第1絶縁膜は、前記第2絶縁膜についてのエッチング処理にて、前記第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように形成されると共に、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように形成されている。
本発明においては、第2絶縁膜にコンタクトホールを形成する際のエッチング処理にて、第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように、第1絶縁膜を形成する。ここでは、上記のエッチング処理の実施前に、周辺回路を構成する周辺回路素子の上方においてコンタクトホールを形成する部分を被覆し、その部分以外の部分が開口するように、第1絶縁膜をパターン加工する。これにより、水素化処理の実施時においては、水素の透過を阻害する第1絶縁膜(エッチングストッパー層)が、周辺回路素子の上方にてコンタクトホールを形成する部分以外に形成されていない。このため、水素化処理の効果を、周辺回路素子に関して、好適に付与することができる。
本発明によれば、撮像画像の画像品質を向上可能な、固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器を提供することができる。
図1は、本発明にかかる実施形態において、カメラ40の構成を示す構成図である。 図2は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1の構成の概略を示す図である。 図3は、本発明にかかる実施形態において、撮像領域PAにおいて設けられた画素Pの要部を示す回路図である。 図4は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1の動作を示す図である。 図5は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1の詳細構成を示す図である。 図6は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図7は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図8は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図9は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図10は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、説明は、下記の順序で行う。
1.実施形態
2.その他
<1.実施形態>
(装置構成)
(1)カメラの要部構成
図1は、本発明にかかる実施形態において、カメラ40の構成を示す構成図である。
図1に示すように、カメラ40は、固体撮像装置1と、光学系42と、駆動回路43と、信号処理回路44とを有する。各部について、順次、説明する。
固体撮像装置1は、光学系42を介して入射する光H(被写体像)を撮像面PSで受光して光電変換することによって、信号電荷を生成する。ここでは、固体撮像装置1は、駆動回路43から出力される駆動信号に基づいて駆動する。そして、信号電荷を読み出して、ローデータとして出力する。
光学系42は、入射する被写体像による光Hを、固体撮像装置1の撮像面PSへ集光するように配置されている。
駆動回路43は、各種の駆動信号を固体撮像装置1と信号処理回路44とに出力し、固体撮像装置1と信号処理回路44とを駆動させる。
信号処理回路44は、固体撮像装置1から出力されたローデータについて信号処理を実施することによって、被写体像のデジタル画像を生成するように構成されている。
(2)固体撮像装置の要部構成
固体撮像装置1の全体構成について説明する。
図2は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1の構成の概略を示す図である。
本実施形態の固体撮像装置1は、CMOS型イメージセンサであり、図2に示すように、基板101を含む。この基板101は、たとえば、シリコンからなる半導体基板であり、図2に示すように、基板101の面においては、撮像領域PAと、周辺領域SAとが設けられている。
撮像領域PAについて説明する。
撮像領域PAは、図2に示すように、矩形形状であり、複数の画素Pが水平方向xと垂直方向yとのそれぞれに、配置されている。つまり、画素Pがマトリクス状に並んでいる。
具体的には、画素Pは、図2に示すように、水平方向xにm個、垂直方向yにn個が並ぶように、配置されている。つまり、m行n列の画素配置になるように、複数の画素Pが配列されている。画素Pの詳細な構成については後述する。
そして、撮像領域PAにおいては、行制御線VLが設けられている。行制御線VLは、撮像領域PAにて水平方向xに並ぶ複数の画素Pのそれぞれに電気的に接続されている。行制御線VLは、垂直方向yに並ぶ複数の画素Pに対応するように、複数が垂直方向yに並んで設けられている。すなわち、行制御線VLは、撮像領域PAに設けられた画素Pの行ごと(1行からn行)に、第1の行制御線VL1から第nの行制御線VLnが配線されている。
また、撮像領域PAにおいては、列信号線HLが設けられている。列信号線HLは、撮像領域PAにて垂直方向yに並ぶ複数の画素Pのそれぞれに電気的に接続されている。列信号線HLは、水平方向xに並ぶ複数の画素Pに対応するように、複数が水平方向xに並んで設けられている。すなわち、列信号線HLは、撮像領域PAに設けられた画素Pの列ごと(1列からm列)に、第1の列信号線HL1から第mの列信号線HLmが配線されている。
図3は、本発明にかかる実施形態において、撮像領域PAにおいて設けられた画素Pの要部を示す回路図である。
撮像領域PAにおいて設けられた画素Pは、図3に示すように、フォトダイオード21と、転送トランジスタ22と、増幅トランジスタ23と、選択トランジスタ24と、リセットトランジスタ25とを含む。つまり、フォトダイオード21と、このフォトダイオード21から信号電荷を読み出す動作を実施する画素トランジスタとが、設けられている。
画素Pにおいて、フォトダイオード21は、被写体像による光を受光し、その受光した光を光電変換することによって信号電荷を生成し蓄積する。フォトダイオード21は、図3に示すように、転送トランジスタ22を介して、フローティングディフュージョンFDに接続されており、その蓄積した信号電荷が、転送トランジスタ22によって出力信号として転送される。
画素Pにおいて、転送トランジスタ22は、図3に示すように、フォトダイオード21とフローティングディフュージョンFDとの間において介在するように設けられている。そして、転送トランジスタ22は、転送パルスTRGがゲートに与えられることによって、フォトダイオード21において蓄積された信号電荷を、フローティングディフュージョンFDに出力信号として転送する。
画素Pにおいて、増幅トランジスタ23は、図3に示すように、ゲートがフローティングディフュージョンFDに接続されており、フローティングディフュージョンFDを介して出力される出力信号を増幅するように構成されている。ここでは、増幅トランジスタ23は、選択トランジスタ24を介して列信号線HLに接続されており、選択トランジスタ24がオン状態になったときには、列信号線HLに接続されている定電流源Iとの間でソースフォロアを構成する。
画素Pにおいて、選択トランジスタ24は、図3に示すように、ゲートに選択パルスSELが供給されるように構成されている。選択トランジスタ24は、信号を読み出す画素を行単位で選択するものであり、選択パルスSELが供給された際にはオン状態になる。そして、オン状態のときには、上述したように、増幅トランジスタ23と定電流源Iとがソースフォロアを構成し、フローティングディフュージョンFDの電圧に連動する電圧が列信号線HLに出力される。
画素Pにおいて、リセットトランジスタ25は、図3に示すように、ゲートにリセットパルスRSTが供給されるように構成されている。また、電源VddとフローティングディフュージョンFDとの間において介在するように接続されている。そして、リセットトランジスタ25は、リセットパルスRSTがゲートに供給された際に、フローティングディフュージョンFDの電位を、電源Vddの電位にリセットする。
画素Pは、後述する周辺領域SAに設けられた周辺回路から行制御線VLを介して各種パルス信号が供給されることによって、水平ライン(画素行)単位で、順次、選択されて駆動される。
周辺領域SAについて説明する。
周辺領域SAは、図2に示すように、撮像領域PAの周辺を囲うように位置している。そして、この周辺領域SAにおいては、周辺回路SKが設けられる。ここでは、周辺回路SKとして、行走査回路13と、カラム回路14と、参照電圧供給部15と、列走査回路16と、タイミング制御回路18とが設けられている。
行走査回路13は、シフトレジスタ(図示なし)を含み、画素Pを行単位で選択駆動するように構成されている。行走査回路13は、図2に示すように、複数の行制御線VLのぞれぞれの一端が、電気的に接続されており、行制御線VLのそれぞれを介して、撮像領域PAに配置された複数の画素Pについて行単位で走査を行う。
具体的には、行走査回路13は、リセットパルス信号,転送パルス信号などの各種パルス信号を、行制御線VLを介して、各画素Pに行単位で出力し、画素Pを駆動する。
カラム回路14は、複数の列信号線HLのぞれぞれの一端が電気的に接続されており、列単位で画素Pから読み出した信号について信号処理を実施するように構成されている。
ここでは、カラム回路14は、図2に示すように、ADC(アナログ−デジタル変換回路)400を有しており、画素Pから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換動作を実施する。
カラム回路14において、ADC400は、撮像領域PAにおいて、水平方向xに並ぶ複数の画素Pの列に対応するように、複数が水平方向xに並んで設けられている。すなわち、ADC400は、撮像領域PAに設けられた画素Pの列ごと(1列からm列)に、「第1のADC400−1」から「第mのADC400−m」が設けられている。このように、画素Pの列に並列するように、複数のADC400が搭載されている。そして、複数のADC400(400−1〜400−m)は、画素Pの列ごとに設けられた複数の列信号線HL(HL1〜HLm)に電気的に接続されており、画素Pの列ごとに出力される信号について、A/D変換動作を実施する。
上記のADC400は、図2に示すように、コンパレータ411と、アップ/ダウンカウンタ421と、転送スイッチ431と、メモリ441とを有する。
カラム回路14を構成するADC400において、コンパレータ411は、図2に示すように、列信号線HLに電気的に接続されており、画素Pの列ごとに出力される信号電圧Vxが入力される。また、コンパレータ411は、図2に示すように、参照電圧供給部15に電気的に接続されており、ランプ波形の参照電圧Vrefが入力される。そして、コンパレータ411は、入力された信号電圧Vxと参照電圧Vrefとについて比較処理を実施する。そして、たとえば、参照電圧Vrefが信号電圧Vxよりも大きい場合には、出力Vcoは、ハイ(H)レベルになる。一方で、参照電圧Vrefが信号電圧Vx以下のときには、出力Vcoは、ロー(L)レベルになる。
カラム回路14を構成するADC400において、アップ/ダウンカウンタ421は、図2に示すように、コンパレータ411に電気的に接続されており、コンパレータ411の出力Vcoを受ける。また、アップ/ダウンカウンタ421は、図2に示すように、タイミング制御回路18に電気的に接続されており、タイミング制御回路18から制御信号CS2とクロック信号CKとを受ける。
ここでは、アップ/ダウンカウンタ421は、制御信号CS2を受けた際には、クロック信号CKがDAC501と同時に与えられる。そして、アップ/ダウンカウンタ421は、クロック信号CKに同期して、ダウン(DOWN)カウントとアップ(UP)カウントとを交互に行う。これにより、アップ/ダウンカウンタ421は、コンパレータ411が実施する比較処理の期間を計測する。
このようにして、撮像領域PAの各画素Pから列信号線HLを介して出力されるアナログ信号が、ADC400を構成するコンパレータ411とアップ/ダウンカウンタ421とによってNビットのデジタル信号に変換される。
カラム回路14を構成するADC400において、転送スイッチ431は、図2に示すように、アップ/ダウンカウンタ421との間の接続を切り替えるように構成されている。また、転送スイッチ431は、図2に示すように、タイミング制御回路18に電気的に接続されており、タイミング制御回路18から制御信号CS3を受けるように構成されている。転送スイッチ431は、制御信号CS3に基づいてオン状態になり、アップ/ダウンカウンタ421に接続され、アップ/ダウンカウンタ421において得られたカウント値がメモリ441へ出力される。
具体的には、転送スイッチ431は、ある行の画素Pについて実施したアップ/ダウンカウンタ421のカウント動作が完了した時点で、オン状態になり、そのカウント値をメモリ441へ転送する。
カラム回路14を構成するADC400において、メモリ441は、図2に示すように、転送スイッチ431に電気的に接続されており、転送スイッチ431を介して入力されるデジタル信号を記憶するように構成されている。
参照電圧供給部15は、図2に示すように、コンパレータ411に電気的に接続されており、コンパレータ411へランプ(RAMP)波形の参照電圧Vrefを出力するように構成されている。また、参照電圧供給部15は、図2に示すように、タイミング制御回路18に電気的に接続されており、タイミング制御回路18から制御信号CS1とクロック信号CKとを受けるように構成されている。
具体的には、参照電圧供給部15は、DAC501を含む。DAC501は、タイミング制御回路18から出力された制御信号CS1による制御の下で、クロック信号CKに基づいてランプ波形の参照電圧Vrefを生成して出力する。
列走査回路16は、シフトレジスタ(図示なし)を含み、画素Pの列を選択し、カラム回路14から水平出力線17へデジタル信号を出力するように構成されている。列走査回路16は、図2に示すように、カラム回路14を構成する複数のADC400に電気的に接続されており、カラム回路14を介して各画素Pから読み出した信号が、水平方向xにおいて、順次、水平出力線17へ出力される。
水平出力線17は、図2に示すように、カラム回路14に電気的に接続されており、列走査回路16によって選択された列のデジタル信号を出力する。
タイミング制御回路18は、マスタークロックCK0に基づいて、各部に駆動信号を生成後、各部に出力するように構成されている。
(3)固体撮像装置の動作
図4は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1の動作を示す図である。図4は、カラム回路14を構成するADC400を駆動する際のタイミングチャートを示している。なお、詳細には、前述の特許文献1および特許文献2に記載されている。
図4に示すように、AD変換期間CTにおいては、まず、1回目の読出し動作が実施される。この1回目の読出し動作においては、図4に示すように、画素Pから列信号線HLを介して出力されるアナログ信号において、ノイズを含むリセット成分ΔVの大きさに対応したカウント値を読み出す。
具体的には、図4に示すように、1回目の読み出し動作においては、最初に(t10の時)、ランプ波形の参照電圧Vrefと、クロック信号CKとが同時に与えられる。つまり、ランプ波形の参照電圧Vrefの入力に同期して、クロック信号CKが入力される。
上記のランプ波形の参照電圧Vrefは、図2に示したように、DAC501を介して、ADC400のコンパレータ411に与えられる。これにより、列信号線HLの信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較処理が、コンパレータ411において実施される。
また、クロック信号CKは、図2に示したように、タイミング制御回路18からアップ/ダウンカウンタ421へ与えられる。これにより、アップ/ダウンカウンタ421において、コンパレータ411の比較時間について計測が実施される。ここでは、ダウンカウント動作によって、比較時間の計測が実施される。つまり、初期値「0」から負の方向へカウントを進めるように、カウント動作を実施する。たとえば、7ビット分のダウンカウント期間DCT(128クロック)で、このダウンカウント動作を実施する。
つぎに、図4に示すように、参照電圧Vrefと信号電圧Vxとが等しい値になったときに(t11の時)、コンパレータ411の出力Vcoを、反転させる。つまり、出力Vcoを、ハイレベルからローレベルへ反転させる。
出力Vcoは、図2に示したように、アップ/ダウンカウンタ421へ与えられる。
このとき、アップ/ダウンカウンタ421においては、図4に示すように、出力Vcoの極性反転を受けて、ダウンカウント動作が停止され、コンパレータ411での比較期間に応じたカウント値を保持する。ここでは、図4に示すように、リセット成分ΔVの大きさに対応したカウント値が保持される。
つぎに、図4に示すように、ダウンカウント期間DCTの経過後においては(t12の時)、ランプ波形の参照電圧Vrefと、クロック信号CKの供給が停止される。
上記のように、AD変換期間において、1回目の読出し動作が終了した後は、図4に示すように、2回目の読出し動作が実施される。
この2回目の読み出し動作では、図4に示すように、画素Pへの入射光量に応じた信号成分Vsigが、1回目の読み出し動作と同様にして、読み出される。
具体的には、図4に示すように、2回目の読み出し動作においては、最初に(t20の時)、ランプ波形の参照電圧Vrefと、クロック信号CKとが同時に与えられる。
ここでは、ランプ波形の参照電圧Vrefの印加によって、列信号線HLの信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が、コンパレータ411において行われる。この2回目の読み出し動作における参照電圧Vrefは、ランプ波形の傾きが、1回目の読み出し動作と同じになるように印加される。
また、クロック信号CKの印加によって、アップ/ダウンカウンタ421において、コンパレータ411での比較時間が計測される。この計測は、図4に示すように、1回目の読出し動作と異なり、アップカウント動作によって実施される。つまり、リセット成分ΔVに対応するカウント値から、正の方向へカウントを進めるように、カウント動作を実施する。たとえば、10ビット分のアップカウント期間UCT(1024クロック)で、このアップカウント動作を実施する。
これにより、「2回目の比較期間」から「1回目の比較期間」を減算する減算処理が、アップ/ダウンカウンタ421において行われる。
つぎに、図4に示すように、参照電圧Vrefと信号電圧Vxとが等しい値になったときに(t21の時)、コンパレータ411の出力Vcoが極性反転する。
このとき、図4に示すように、アップ/ダウンカウンタ421が、出力Vcoの極性反転を受けて、カウント動作を停止し、上記のように減算されたカウント値を保持する。
「2回目の比較期間」と「1回目の比較期間」とを減算したカウント値は、以下のような関係にある。つまり、上記の減算処理によって、リセット成分ΔVに加えて、ADC400のオフセット成分についても、除去される。
(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)
=(Vsig+ΔV+ADC400のオフセット成分)−(ΔV+ADC400のオフセット成分)
=Vsig
つぎに、図4に示すように、アップカウント期間UCTの経過後においては(t22の時)、ランプ波形の参照電圧Vrefと、クロック信号CKの供給が停止される。
このように、本実施形態では、上記のようなCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理を実施して、デジタル信号に変換する。
上記のAD変換が実施された後においては、生成されたNビットのデジタル信号が、アップ/ダウンカウンタ421において保持される。
その後、図4に示すように、信号出力期間OTにおいて、そのデジタル信号は、メモリ441に転送されて、水平出力線17から外部へ出力される。ここでは、ある行の画素Pについて実施したアップ/ダウンカウンタ421のカウント動作が完了した時点で、転送スイッチ431がオン状態になり、デジタル信号がメモリ441へ転送される。そして、上記の動作が、画素Pの各行について、繰り返し実施されて、2次元画像が生成される。
(4)固体撮像装置の詳細構成
本実施形態にかかる固体撮像装置1の詳細内容について説明する。
図5は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1の詳細構成を示す図である。ここで、図5は、固体撮像装置1において、撮像領域PAと周辺領域SAとの主要部分の断面を示している。
固体撮像装置1は、図5に示すように、撮像領域PAにおいては、画素Pが設けられている。図5では、画素Pを構成する撮像素子の一部を示しており、フォトダイオード21と転送トランジスタ22とが、基板101に設けられている。
この他に、撮像領域PAにおいては、図2,図3において示した部材が設けられているが、図5においては、省略している。
また、周辺領域SAにおいては、周辺回路SKが設けられている。図5では、上述した周辺回路SKを構成する周辺回路素子の一部を示しており、トランジスタ311とキャパシタ312とが設けられている。
たとえば、トランジスタ311は、上述のコンパレータ411(図2参照)を構成する半導体素子である。このトランジスタ311は、たとえば、チャネルがn型であるMOSFETである。
この他に、周辺領域SAにおいては、図2,図3において示した部材が設けられているが、図5においては、省略している。
そして、基板101の上面には、配線層500が設けられている。
配線層500は、図5に示すように、絶縁膜511〜519と、コンタクトプラグCPと、金属配線HWとを含む。
配線層500において、絶縁膜511〜519は、図5に示すように、画素Pを構成する撮像素子と、周辺回路SKを構成する周辺回路素子とを被覆するように形成されている。
複数の絶縁膜511〜519において、第1の絶縁膜511は、図5に示すように、基板101において、画素Pを構成する撮像素子と周辺回路SKを構成する周辺回路素子との両者が形成された上面を被覆している。たとえば、第1の絶縁膜511は、SiO膜である。
複数の絶縁膜511〜519において、第2の絶縁膜512は、図5に示すように、第1の絶縁膜511の上面に積層されている。たとえば、第2の絶縁膜512は、LP−SiN膜であって、膜厚が、数十nmである。
詳細については後述するが、本実施形態では、第2の絶縁膜512は、第3の絶縁膜513にコンタクトホールCHを形成する際の異方性のエッチング処理において、第2の絶縁膜512がエッチングストッパー層として機能するように形成されている。上述のように異方性のエッチング処理では、絶縁膜(SiO系)と、各素子に設けられた電極(ポリシリコンやタングステン)、及び、基板101(シリコン基板)との間にて、エッチング選択比が低い。このため、第2の絶縁膜512が、エッチングストッパー層として形成されている。
図5では示していないが、第2の絶縁膜512は、上記のエッチング処理の際に第3の絶縁膜513にてコンタクトホールCHを形成する部分を被覆するように形成される。そして、上記のエッチング処理の前には、第3の絶縁膜513にて、そのコンタクトホールCHを形成する部分以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512は、パターン加工される。そして、図5に示すように、第2の絶縁膜512についても、エッチング処理が実施されてコンタクトホールCHが形成され、そのコンタクトホールCHを埋め込むように、コンタクトプラグCPが設けられている。
このように、第2の絶縁膜512のコンタクトホールCHは、第3の絶縁膜513についてエッチング処理を実施後に、第2の絶縁膜512についてエッチング処理を実施されることで形成されている。つまり、上層の第3の絶縁膜513にてコンタクトホールCHを形成する部分を除去するように、第3の絶縁膜513についてエッチング処理が実施される。その後、第2の絶縁膜512にてコンタクトホールCHを形成する部分を除去するように、第2の絶縁膜512についてエッチング処理を実施される。これにより、第2の絶縁膜512に、コンタクトホールCHが形成される。
複数の絶縁膜511〜519において、第3の絶縁膜513は、図5に示すように、第2の絶縁膜512の上面に積層されている。第3の絶縁膜513は、第2の絶縁膜512が設けられた基板101の表面を平坦化するように形成されている。そして、第3の絶縁膜513においては、複数のコンタクトプラグCPが、第3の絶縁膜513と共に、第1および第2の絶縁膜511,512を貫通するように設けられている。また、第3の絶縁膜513の上面においては、金属配線HWが設けられている。第3の絶縁膜513は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
複数の絶縁膜511〜519において、第4の絶縁膜514は、図5に示すように、第3の絶縁膜513の上面に積層されている。第4の絶縁膜514は、第3の絶縁膜513の上面に設けられた金属配線HWを被覆するように設けられている。第4の絶縁膜514は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
複数の絶縁膜511〜519において、第5の絶縁膜515は、図5に示すように、第4の絶縁膜514の上面に積層されている。第5の絶縁膜515は、第4の絶縁膜514が設けられた基板101の表面を平坦化するように形成されている。そして、第5の絶縁膜515においては、複数のコンタクトプラグCPが、第5の絶縁膜515と共に、第4の絶縁膜514を貫通するように設けられている。また、第5の絶縁膜515の上面においては、金属配線HWが設けられている。第5の絶縁膜515は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
複数の絶縁膜511〜519において、第6の絶縁膜516は、図5に示すように、第5の絶縁膜515の上面に積層されている。第6の絶縁膜516は、第5の絶縁膜515の上面に設けられた金属配線HWを被覆するように設けられている。第6の絶縁膜516は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
複数の絶縁膜511〜519において、第7の絶縁膜517は、図5に示すように、第6の絶縁膜516の上面に積層されている。第7の絶縁膜517は、第6の絶縁膜516が設けられた基板101の表面を平坦化するように形成されている。そして、第7の絶縁膜517においては、複数のコンタクトプラグCPが、第7の絶縁膜517と共に、第6の絶縁膜516を貫通するように設けられている。また、第7の絶縁膜517の上面においては、金属配線HWが設けられている。第7の絶縁膜517は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
複数の絶縁膜511〜519において、第8の絶縁膜518は、図5に示すように、第7の絶縁膜517の上面に積層されている。第8の絶縁膜518は、第7の絶縁膜517の上面に設けられた金属配線HWを被覆するように設けられている。第8の絶縁膜518は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
複数の絶縁膜511〜519において、第9の絶縁膜519は、図5に示すように、第8の絶縁膜518の上面に積層されている。第9の絶縁膜519は、第8の絶縁膜518が設けられた基板101の表面を平坦化するように形成されている。第9の絶縁膜519は、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmである。
配線層500において、コンタクトプラグCPは、図5に示すように、画素Pを構成する撮像素子、または、周辺回路SKを構成する周辺回路素子の上方に設けられており、各素子に電気的に接続するように形成されている。ここでは、配線層500を構成する絶縁膜511〜519のいずれかを貫通するように形成されたコンタクトホールCHに、埋め込まれて形成されている。
具体的には、コンタクトプラグCPは、図5に示すように、第1〜第3の絶縁膜511〜513を貫通して形成されており、画素Pを構成する撮像素子、または、周辺回路SKを構成する周辺回路素子に接続する部分を含む。
また、コンタクトプラグCPは、図5に示すように、第4と第5の絶縁膜514,515を貫通して形成されており、第1〜第3の絶縁膜511〜513を貫通する下層のコンタクトプラグCPに、金属配線HWを介して、電気的に接続する部分を含む。
また、コンタクトプラグCPは、図5に示すように、第6と第7の絶縁膜516,517を貫通して形成されており、第4と第5の絶縁膜514,515を貫通する下層のコンタクトプラグCPに、金属配線HWを介して、電気的に接続する部分を含む。
上記のコンタクトプラグCPは、図5に示すように、底面と側面とにバリアメタルBMが設けられている。
配線層500において、金属配線HWは、図5に示すように、複数の絶縁膜511〜519のいずれかの間に介在するように形成されており、コンタクトプラグCPに電気的に接続されている。
具体的には、金属配線HWは、図5に示すように、第3の絶縁膜513上に設けられており、第4の絶縁膜514によって被覆されている。この第3の絶縁膜513上の金属配線HWは、第1〜第3の絶縁膜511〜513を貫通するコンタクトプラグCPと、第4と第5の絶縁膜514,515を貫通するコンタクトプラグCPとの間に介在しており、両者を電気的に接続する部分を含む。
また、金属配線HWは、図5に示すように、第5の絶縁膜515上に設けられており、第6の絶縁膜516によって被覆されている。この第5の絶縁膜515上の金属配線HWは、第4と第5の絶縁膜514,515を貫通するコンタクトプラグCPと、第6と第7の絶縁膜516,517を貫通するコンタクトプラグCPとの間に介在しており、両者を電気的に接続する部分を含む。
また、金属配線HWは、図5に示すように、第7の絶縁膜517上に設けられており、第8の絶縁膜518によって被覆されている。この第7の絶縁膜517上の金属配線HWは、第6と第7の絶縁膜516,517を貫通するコンタクトプラグCPに電気的に接続する部分を含む。
そして、上記の金属配線HWは、図5に示すように、上面と下面とにバリアメタルBMが設けられている。
本実施形態においては、図5に示すように、金属配線HWは、周辺回路SKを構成する周辺回路素子(トランジスタ311など)の上方において、コンタクトホールCHが形成された部分に配置されている。また、これと共に、金属配線HWは、この周辺回路素子(トランジスタ311など)の上方においてコンタクトホールCHが形成された部分以外の部分に配置されないように形成されている。
(製造方法)
以下より、上記の固体撮像装置1を製造する製造方法の要部について説明する。
図6から図10は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。ここで、図6から図10は、図5と同様に、固体撮像装置1において、撮像領域PAと周辺領域SAとの主要部分の断面を示している。
(1)撮像素子と周辺回路素子の形成
まず、図6(a)に示すように、基板101の上面に、画素Pを構成する撮像素子と、周辺回路SKを構成する周辺回路素子とを設ける。
ここでは、撮像領域PAにおいては、図6(a)に示すように、フォトダイオード21と転送トランジスタ22とを、画素Pを構成する撮像素子の一部として、基板101に設ける。この他に、撮像領域PAにおいては、図2,図3において示した部材を設けるが、ここでは、図示を省略している。
また、周辺領域SAにおいては、トランジスタ311とキャパシタ312とを、周辺回路SKを構成する周辺回路素子の一部として設ける。たとえば、上述のコンパレータ411(図2参照)を構成する半導体素子として、トランジスタ311を設ける。この他に、周辺領域SAにおいては、図2,図3において示した部材を設けるが、ここでは図示を省略している。
(2)第1の絶縁膜511の形成
つぎに、図6(b)に示すように、基板101において、画素Pを構成する撮像素子と周辺回路SKを構成する周辺回路素子との両者が形成された上面の全体を被覆するように、第1の絶縁膜511を形成する。
ここでは、たとえば、SiO膜として、第1の絶縁膜511を形成する。
(3)第2の絶縁膜512の形成
つぎに、図7(c)に示すように、第1の絶縁膜511の上面全体を被覆し、第1の絶縁膜511に積層するように、第2の絶縁膜512を設ける。
ここでは、後述する第3の絶縁膜513についてのエッチング処理において、第2の絶縁膜512がエッチングストッパー層として機能するように、この第2の絶縁膜512を形成する。つまり、第3の絶縁膜513との間においてエッチング選択比が大きくなるように、第2の絶縁膜512を形成する。
具体的には、下記に示す条件において、下記の特性になるように、第2の絶縁膜512を形成することで、エッチングストッパー層として機能させる。
・温度:700℃〜800℃
・圧力:20Pa〜40Pa
・成膜レート:1nm/min〜5nm/min
・ガス:SiHCl/NH=160/1600sccm
・膜厚:10nm〜50nm
・緻密度:DHFを用いた時のウェットエッチング処理において、エッチングレートが、P−SiNに対して1/5〜1/20
たとえば、LP−SiN膜であって、膜厚が、数十nmであって、第2の絶縁膜512を形成する。すなわち、減圧CVD法によって、シリコン窒化物を成膜させることによって、第2の絶縁膜512を形成する。
(4)第2の絶縁膜512のパターン加工
つぎに、図7(d)に示すように、第1の絶縁膜511の上面の一部を被覆し、他の部分が開口するように、第2の絶縁膜512をパターン加工する。
ここでは、周辺回路SKを構成する周辺回路素子の上方において、コンタクトホール(図示なし)を形成する部分を被覆し、そのコンタクトホール(図示なし)を形成する部分以外の部分が開口するように、この第2の絶縁膜512を加工する(図5を参照)。
具体的には、コンパレータ411(図2参照)を構成する半導体素子であるトランジスタ311の上方において、コンタクトホール(図示なし)を形成する部分を被覆し、その部分以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512を加工する。
また、これと共に、フォトダイオード21の受光面JSの上面を被覆しないように、第2の絶縁膜512を加工する。
具体的には、フォトリソグラフィ技術によってフォトマスクを形成後、そのフォトマスクを用いて、第2の絶縁膜512についてエッチング処理を実施することで、第2の絶縁膜512を上記のように加工する。
(5)第3の絶縁膜513の形成
つぎに、図8(e)に示すように、上記のようにパターン加工された第2の絶縁膜512の上面を被覆するように、第3の絶縁膜513を形成する。
ここでは、たとえば、LP−TEOS膜などのSiO膜であって、膜厚が、数百nmになるように、第3の絶縁膜513を成膜する。そして、その表面について平坦化処理を実施することによって、第3の絶縁膜513を形成する。たとえば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理の実施によって、その表面を平坦化する。
(6)第3の絶縁膜513へのコンタクトホールCHの形成
つぎに、図8(f)に示すように、第3の絶縁膜513にコンタクトホールCHを形成する。
ここでは、第3の絶縁膜513においてコンタクトプラグCP(図5参照)を形成する部分に対応して貫通するように、第3の絶縁膜513にコンタクトホールCHを形成する。
具体的には、フォトリソグラフィ技術によってフォトレジストマスク(図示なし)を形成後、そのフォトレジストマスクを用いて、第3の絶縁膜513について異方性のドライエッチング処理を実施することで、コンタクトホールCHを形成する。これにより、基板101の面に垂直な方向zに、コンタクトホールCHの側面が沿うように、コンタクトホールCHが形成される。
本実施形態においては、第3の絶縁膜513の下層に位置する第2の絶縁膜512が、エッチングストッパー層として機能するように、上記のドライエッチング処理を実施する。つまり、第2の絶縁膜512であるSiN膜と、第3の絶縁膜513であるSiO膜との間で、エッチング選択比が十分に確保できるように、上記のドライエッチング処理を実施する。
たとえば、下記の条件で、上記のドライエッチングを実施する。
・圧力:30mTorr
・ガス:Ar/C/CO/O=900/21/40/21sccm
・パワー:2000/2400W
(7)第1,2の絶縁膜511,512へのコンタクトホールCHの形成
つぎに、図9(g)に示すように、第1の絶縁膜511と第2の絶縁膜512とのそれぞれにコンタクトホールCHを形成する。
ここでは、第3の絶縁膜513に形成されたコンタクトホールCHが下方に延在するように、第1および第2の絶縁膜511,512にコンタクトホールCHを形成する。
具体的には、上記と同様にして、第1および第2の絶縁膜511,512について異方性のドライエッチング処理を実施することで、コンタクトホールCHを形成する。これにより、下層の素子を構成する電極や拡散層の表面が露出されて、コンタクトホールCHが形成される。
本実施形態においては、下層の素子を構成する電極(ポリシリコンなど)や拡散層(Si)と、第1および第2の絶縁膜511,512(SiO膜,SiN膜)との間で、エッチング選択比が十分に確保できるように、上記のドライエッチング処理を実施する。
たとえば、下記の条件で、上記のドライエッチング処理を実施する。
〔第2の絶縁膜512(SiN膜)について〕
・圧力:20mTorr
・ガス:Ar/O/CF/CH=300/30/30/30sccm
・パワー:500/300W
〔第1の絶縁膜511(SiO膜)について〕
・圧力:30mTorr
・ガス:Ar/C/CO/O=900/21/40/21sccm
・パワーr:1500/1700W
そして、このとき、水素化処理を実施する。
たとえば、下記の条件で、上記の水素化処理を実施する。
・温度:350℃〜400℃
・時間:60min〜1200min
・ガス:H/N=4/96〜100/0 または D/N、または、T/N
・TTL流量:10000sccm
(8)コンタクトプラグCPの形成
つぎに、図9(h)に示すように、コンタクトホールCHにコンタクトプラグCPを形成する。
ここでは、コンタクトホールCHの底面と側面とを被覆するように、バリアメタルBMを形成後、金属材料をコンタクトホールCHの内部に埋め込むことによって、コンタクトプラグCPを形成する。たとえば、タングステンを用いて、コンタクトプラグCPを形成する。
これにより、画素Pを構成する撮像素子、または、周辺回路SKを構成する周辺回路素子に電気的に接続するように、コンタクトプラグCPが形成される。
(9)金属配線HW等の形成
つぎに、図10(i)に示すように、金属配線HWと、第4の絶縁膜514と、第5の絶縁膜515とを形成する。
ここでは、第3の絶縁膜513上に金属配線HWを形成する。たとえば、アルミニウムを用いて金属配線HWを形成する。
そして、第3の絶縁膜513の上面に設けられた金属配線HWを被覆するように、第4の絶縁膜514を形成する。
そして、図10(i)に示すように、第4の絶縁膜514が設けられた基板101の表面を平坦化するように、第5の絶縁膜515を形成する。
その後、図5に示したように、各部を形成した後に、水素化処理を実施する。
たとえば、下記の条件で、上記の水素化処理を実施する。
・温度:350℃〜400℃
・時間:60min〜1200min
・ガス:H/N=4/96〜100/0 または D/N、または、T/N
・TTL流量:10000sccm
このようにすることで、固体撮像装置1を完成させる。
(まとめ)
以上のように、本実施形態は、第3の絶縁膜513にコンタクトホールCHを形成する際のエッチング処理において、第2の絶縁膜512が、エッチングストッパー層として機能するように、第2の絶縁膜512を形成する。ここでは、上記のエッチング処理の実施前に、周辺回路SKを構成する周辺回路素子の上方においてコンタクトホールを形成する部分を被覆し、その部分以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512をパターン加工する。特に、画素Pから出力されるアナログ信号を参照信号と比較するコンパレータ411を構成するトランジスタ311などの周辺回路素子の上方にてコンタクトホールを形成する部分を被覆し、それ以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512をパターン加工する。そして、この後に、水素化処理を実施する。
本実施形態では、水素化処理の実施時には、水素の透過を阻害する第2の絶縁膜512(エッチングストッパー層)が、トランジスタ311などの周辺回路素子の上方にてコンタクトホールを形成する部分以外に形成されていない。つまり、配線層500を構成する複数の絶縁膜511〜519のうち、他の絶縁膜511,513〜519よりも、水素が透過しない第2の絶縁膜512が、上記の部分以外に形成されていない。このため、水素化処理の効果を、トランジスタ311などの周辺回路素子に関して、好適に付与することができる。
したがって、本実施形態は、周辺回路SKに起因して、撮像画像の画像品質が低下することを防止可能であるので、撮像画像の画像品質を向上することができる。
さらに、本実施形態においては、金属配線HWを、トランジスタ311などの周辺回路素子の上方においてコンタクトホールが形成された部分に配置され、その部分以外の部分に配置されないように、形成する。そして、この後に、水素化処理を実施する。
つまり、水素化処理の実施時においては、第2の絶縁膜512と同様に、水素の透過を阻害する金属配線HWが、トランジスタ311などの周辺回路素子の上方にてコンタクトホールを形成する部分以外に形成されていない。このため、水素化処理の効果を、トランジスタ311などの周辺回路素子に関して、好適に付与することができる。
<2.その他>
本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例を採用することができる。
上記の実施形態においては、コンパレータ411を構成するトランジスタ311の上方にてコンタクトホールを形成する部分を被覆し、それ以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512をパターン加工する場合について説明した。また、コンパレータ411を構成するトランジスタ311の上方において、コンタクトホールが形成された部分に金属配線HWを設け、その部分以外の部分に設けないようにする場合について説明した。
しかしながら、コンパレータ411を構成するトランジスタ311の場合に限らない。
たとえば、前述の参照信号(参照電圧Vref)を生成するDAC501を構成するトランジスタなどの周辺回路素子の上方にてコンタクトホールを形成する部分を被覆し、それ以外の部分が開口するように、第2の絶縁膜512を加工しても良い。同様に、DAC501を構成するトランジスタの上方において、コンタクトホールが形成された部分に金属配線HWを設け、その部分以外の部分に金属配線HWを設けないように、構成しても良い。
前述したように、DAC501も、ランダムノイズの発生源になることが見出された。このため、上記の実施形態の場合と同様な効果を奏することができる。
また、上記の実施形態においては、水素化処理を2回実施する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、1回の水素化処理を実施する場合においても、本発明を適用可能である。また、3回以上の水素化処理を実施する場合においても、適用可能である。
また、上記の実施形態においては、カメラ40に本発明を適用する場合について説明したが、これに限定されない。スキャナーや、コピー機などのように、固体撮像装置を備える、他の電子機器に、本発明を適用しても良い。
なお、上記の実施形態において、固体撮像装置1は、本発明の固体撮像装置に相当する。また、上記の実施形態において、カメラ40は、本発明の電子機器に相当する。また、上記の実施形態において、基板101は、本発明の半導体基板に相当する。また、上記の実施形態において、トランジスタ311は、本発明の周辺回路素子に相当する。また、上記の実施形態において、コンパレータ411は、本発明のコンパレータに相当する。また、上記の実施形態において、DAC501は、本発明のデジタル−アナログ変換回路に相当する。また、上記の実施形態において、第2の絶縁膜512は、本発明の第1絶縁膜に相当する。また、上記の実施形態において、第3の絶縁膜513は、本発明の第2絶縁膜に相当する。また、上記の実施形態において、コンタクトホールCHは、本発明のコンタクトホールに相当する。また、上記の実施形態において、コンタクトプラグCPは、本発明のコンタクトプラグに相当する。また、上記の実施形態において、金属配線HWは、本発明の金属配線に相当する。また、上記の実施形態において、画素Pは、本発明の撮像素子に相当する。また、上記の実施形態において、撮像領域PAは、本発明の撮像領域に相当する。また、上記の実施形態において、周辺領域SAは、本発明の周辺領域に相当する。
1:固体撮像装置,13:行走査回路,14:カラム回路,15:参照電圧供給部,16:列走査回路,17:水平出力線,18:タイミング制御回路,21:フォトダイオード,22:転送トランジスタ,23:増幅トランジスタ,24:選択トランジスタ,25:リセットトランジスタ,40:カメラ,42:光学系,43:駆動回路,44:信号処理回路,101:基板,311:トランジスタ,312:キャパシタ,400:ADC,411:コンパレータ,421:アップ/ダウンカウンタ,431:転送スイッチ,441:メモリ,500:配線層,501:DAC,511:第1の絶縁膜,512:第2の絶縁膜,513:第3の絶縁膜,514:第4の絶縁膜,515:第5の絶縁膜,516:第6の絶縁膜,517:第7の絶縁膜,518:第8の絶縁膜,519:第9の絶縁膜,BM:バリアメタル,CH:コンタクトホール,CK:クロック信号,CP:コンタクトプラグ,CS1,CS2,CS3:制御信号,FD:フローティングディフュージョン,HL:列信号線,HW:金属配線,JS:受光面,CK0:マスタークロック,P:画素,PA:撮像領域,PS:撮像面,RST:リセットパルス,SA:周辺領域,SEL:選択パルス,SK:周辺回路,TRG:転送パルス,VL:行制御線,Vref:参照電圧,Vsig:信号成分,Vx:信号電圧

Claims (9)

  1. 半導体基板上において、被写体像を撮像する撮像素子が設けられる撮像領域の周辺の周辺領域に、周辺回路素子を形成する素子形成工程と、
    前記周辺回路素子を少なくとも被覆するように複数の絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    前記周辺回路素子に電気的に接続するコンタクトプラグが設けられるコンタクトホールを、前記周辺回路素子の上方において前記複数の絶縁膜を貫通するように形成するコンタクトホール形成工程と、
    前記複数の絶縁膜が形成された半導体基板について水素化処理を実施する水素化処理工程と
    を具備し、
    前記絶縁膜形成工程は、
    第1絶縁膜を前記絶縁膜として形成する第1絶縁膜形成ステップと、
    前記第1絶縁膜を被覆するように第2絶縁膜を前記絶縁膜として形成する第2絶縁膜形成ステップと
    を含み、
    前記コンタクトホール形成工程は、
    前記第2絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第2絶縁膜についてエッチング処理を実施する第1エッチング処理ステップと、
    前記第1エッチング処理ステップの実施後に、前記第1絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第1絶縁膜についてエッチング処理を実施する第2エッチング処理ステップと
    を含み、
    前記第1絶縁膜形成ステップにおいては、
    前記第1エッチング処理ステップでのエッチング処理にて前記第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように前記第1絶縁膜を形成すると共に、
    前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように、前記第1絶縁膜を形成する、
    固体撮像装置の製造方法。
  2. 前記素子形成工程は、前記撮像素子から出力されるアナログ信号を参照信号と比較するコンパレータを構成する半導体素子を、前記周辺回路素子として形成し、
    前記第1絶縁膜形成ステップにおいては、前記コンパレータを構成する半導体素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように、前記第1絶縁膜を形成する、
    請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。
  3. 前記素子形成工程は、前記参照信号を生成するデジタル−アナログ変換回路を構成する半導体素子を、前記周辺回路素子として形成し、
    前記第1絶縁膜形成ステップにおいては、前記デジタル−アナログ変換回路を構成する半導体素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように、前記第1絶縁膜を形成する、
    請求項1または2に記載の固体撮像装置の製造方法。
  4. 前記コンタクトホールにコンタクトプラグを形成するコンタクトプラグ形成工程と、
    前記コンタクトプラグに電気的に接続する金属配線を、前記複数の絶縁膜の間に介在するように形成する金属配線形成工程と
    を具備し、
    前記水素化処理工程は、
    前記コンタクトプラグ形成工程の前に第1水素化処理を前記水素化処理として実施する第1水素化処理ステップと、
    前記金属配線形成工程後に第2水素化処理を前記水素化処理として更に実施する第2水素化処理ステップと
    を含む、
    請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。
  5. 前記金属配線形成工程においては、
    前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールが形成された部分に配置され、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールが形成された部分以外の部分に配置されないように、前記金属配線を形成する、
    請求項4に記載の固体撮像装置の製造方法。
  6. 前記素子形成工程は、前記撮像素子から出力されるアナログ信号を参照信号と比較するコンパレータを構成する半導体素子を、前記周辺回路素子として形成し、
    前記第1絶縁膜形成ステップにおいては、前記コンパレータを構成する半導体素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように、前記第1絶縁膜を形成する、
    請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記素子形成工程は、前記参照信号を生成するデジタル−アナログ変換回路を構成する半導体素子を、前記周辺回路素子として形成し、
    前記第1絶縁膜形成ステップにおいては、前記デジタル−アナログ変換回路を構成する半導体素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように、前記第1絶縁膜を形成する、
    請求項5または6に記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 半導体基板上において、被写体像を撮像する撮像素子が設けられている撮像領域の周辺の周辺領域に形成されている周辺回路素子と、
    前記周辺回路素子を少なくとも被覆するように形成されている複数の絶縁膜と、
    前記周辺回路素子に電気的に接続するように、前記周辺回路素子の上方において前記複数の絶縁膜を貫通するコンタクトホールに形成されたコンタクトプラグと
    を具備し、
    前記複数の絶縁膜は、
    第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜を被覆するように形成された第2絶縁膜と
    を含み、
    前記コンタクトホールは、前記第2絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第2絶縁膜についてエッチング処理を実施後に、前記第1絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第1絶縁膜についてエッチング処理を実施されることで形成されており、
    前記第1絶縁膜は、前記第2絶縁膜についてのエッチング処理にて、前記第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように形成されると共に、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように形成されている、
    固体撮像装置。
  9. 半導体基板上において、被写体像を撮像する撮像素子が設けられている撮像領域の周辺の周辺領域に形成されている周辺回路素子と、
    前記周辺回路素子を少なくとも被覆するように形成されている複数の絶縁膜と、
    前記周辺回路素子に電気的に接続するように、前記周辺回路素子の上方において前記複数の絶縁膜を貫通するコンタクトホールに形成されたコンタクトプラグと
    を具備し、
    前記複数の絶縁膜は、
    第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜を被覆するように形成された第2絶縁膜と
    を含み、
    前記コンタクトホールは、前記第2絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第2絶縁膜についてエッチング処理を実施後に、前記第1絶縁膜にて前記コンタクトホールを形成する部分を除去するように前記第1絶縁膜についてエッチング処理を実施されることで形成されており、
    前記第1絶縁膜は、前記第2絶縁膜についてのエッチング処理にて、前記第1絶縁膜がエッチングストッパー層として機能するように形成されると共に、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分を被覆し、前記周辺回路素子の上方において前記コンタクトホールを形成する部分以外の部分が開口するように形成されている、
    電子機器。
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