JP2010211834A - 情報再生信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディジタル情報記録装置のデータ転送レートの高速化に対応するためには、高速に動作する情報再生信号処理装置が必要となり、回路規模、消費電力の増加となる。
【解決手段】 記録媒体46から得られた再生波形に対して、アナログ回路でフィルタリングされた再生波形を、A/D変換器49によってディジタル化した情報に対して、FIRフィルタ50で信号周波数帯域を強調し、前記FIRフィルタ50で強調された波形に対してオフセット補正器51によってオフセット変動を除去した信号から、位相比較器52で位相誤差量を算出し、ループフィルタ53、VCO54で構成される位相同期ループ55によって、位相同期状態を維持し、位相補正部58によって前記位相同期ループ55の残差を打ち消すような制御を行なうことによって、安定した位相同期状態を維持させながら、消費電力を低減した情報再生信号処理装置を提供する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、記録媒体から読み取られた再生信号に対して、データ抽出を行うためのPLL(Phase Looked Loop)を持ち、低消費電力、高倍速再生で且つ安定した位相同期状態を維持することができる再生信号処理装置に関するものである。
近年、情報記録再生用の記録媒体としてCD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)が使用されている。それらの記録媒体に記録されている情報を再生する場合において、より読み取る能力の高く且つ低消費電力の再生信号処理装置が要求されている。
特にDVDは、CDに比べ記録密度が高いため、DVDの再生波形は、符号間干渉の影響を受け、再生波形が歪んでしまう。例えば、DVDは、8ビットの情報を16ビットの符号語に変調するEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調を用いているため、基準長をTとしたとき、ピット長は3T〜11T乃至14Tとなっている。ピットの長さが正確に3T〜11T乃至14Tであることが望ましいが、例えば、記録可能なDVDの記録品質が悪い場合、ピット長が正しく形成されていないものや、再生専用のDVDにおいてもピット長が正しく形成されていないものがあるため、再生波形が歪んでしまう。さらに、高倍速でDVDの情報を読み取るために再生信号処理装置は高速にデータ処理を行う必要があるが、アナログ信号処理系である、光ピックアップ2(図1)、FEP(Front End Processor)3(図1)のアナログフィルタによって再生波形の通過に必要な周波数特性の不足による郡遅延特性の劣化によって再生信号の歪みがさらに増加するため特性維持のために消費電力が増加してしまうといった現象が発生している。
それらの再生波形に対して単純に信号振幅のみで二値化することによってディジタルデータの「1」乃至「0」を判定してしまうと、そのピット形成が正しく形成されていない状態や、アナログ信号処理系の周波数通過帯域による郡遅延特性の劣化による再生波形の歪みによってデータの読み取り誤りを生じ、信頼性が著しく損なわれたデータとして読み出してしまい、BER(Bit Error Rate)を悪化してしまいデータの読み出しができなくなってしまう。
そこで、近年の高倍速化、高密度化に対して高い再生能力を有する再生信号処理装置における復号方式としてPRML(Partial Response Maximum Likelihood)検出方式が注目されている。PRML検出方式は、HDD(Hard Disk Drive)、書き換え可能な光ディスク等の高密度記録されている記録媒体に対する信号処理方式として利用されている技術であり、波形等化技術であるパーシャルレスポンス方式と最尤復号法の一つであるビタビ復号法を組み合わせた方式で、S/N(信号対雑音)比の低い再生信号や、非線形歪みの多い再生信号から正しいデータを復号する方式である。
この、PRML検出方式の性能を発揮するためにもPRML検出器の前段の位相同期ループを構成するPLLにおいて安定した位相同期状態を維持することが必須となる。
図1は、一般的な再生信号処理装置の構成を示すブロック図である。記録媒体1に対して光ピックアップ2からレーザーを照射する。その反射光の強弱を検出することによって記録媒体1に記録されているデータを読み取り、アナログの電気信号に変換する。
FEP3は、読み出された再生信号を増幅し、ゲインを調整し、高域のノイズ成分を除去し、必要な帯域を強調する処理を行う。FEP3からの出力信号は、A/D変換器4により、アナログ信号をディジタル信号に変換される。そのディジタル信号は、オフセット補正
器5により低域の周波数帯域における変動を補正される。そのオフセット補正された信号から位相比較器6によって、再生信号が有するクロック成分の位相誤差量を検出しループフィルタ7によって平滑化され、平滑化された制御信号に応じた周波数のクロックを生成するVCO(Voltage Controlled Oscillator)8から構成される位相同期ループによって、位相同期引込みを行っている。
その位相同期されたオフセット補正器5の出力データを用いて、復号器9によって記録媒体に記録されているディジタルデータを復調する。
その復号器9で使われているものがPRML方式と呼ばれる復号方式で、PRML方式は適応等化を行うPR部と、最尤復号を行うML部に分かれている。
PR部は、トランスバーサルフィルタ、又はFIR(Finite Impulse Response)フィルタにより構成されており、所望のPR特性になるようにPR等化器10によって波形等化かされる。PR等化器11で用いるタップ係数を算出する方式としてLMS(Least Mean Square)アルゴリズムがあり、そのアルゴリズムを用いた適応等化係数算出器12について説明する。
その、LMSアルゴリズムは、PR等化器出力値と、その等化目標値との差である等化誤差信号の二乗値を最小にするPR等化器11のタップ係数を随時更新学習することによって算出することである。
LMSアルゴリズムの一般的なタップ係数の更新式を次式に示す。
Ci(t+1)=Ci(t)+μ×e(t)×xi(t) 式(1)
(但し、t=0、1、2、3、・・・)
式(1)においてCiは時刻tのi番目のタップ係数、Ci(t+1)は更新されたi番目のタップ係数、μはループゲイン、e(t)は時刻tにおける等化誤差、xi(t)はi番目に対するFIRフィルタの入力値を示していて、i番目に対する等化誤差e(t)とFIRフィルタの入力値xiを積算したものをLMSアルゴリズムにおける相関値という。
そのPR等化器11によって意図的に与えられた波形干渉を利用した復号方式であり、PR方式によって推定される値とビタビ復号器入力信号の差が小さくなるような符号系列を復号していく最尤復号法のひとつであるビタビ復号法を行い記録媒体に記録されているディジタルデータを復号することができる。
図3に一般的なビタビ復号器15の構成を示す。ビタビ復号器は、PR等化器出力信号とPR方式から推定される推定値によって尤度情報を算出するブランチメトリック16と、パスメトリック17(ACS:Add Compare Select)によってレジスタ18で保存している一時刻前の尤度情報と前記ブランチメトリックの出力から尤度の高い情報系列を判別していき、その判別された情報から最も尤度情報が高いと考えられるパスを選別するためパスメモリ19と、そのパスメモリの出力結果からさらに尤度の高い情報を選択する出力選択器から構成されている。
ここで、DVDに用いられているEFM変調方式の特徴である同じ符号が3つ以上連続するといった特徴とPR(a、b、b、a)方式に限定したビタビ復号器について説明する。その前記ビタビ復号器における状態遷移を図4に示す。この図において、EFM変調方式の特徴である同じ符号が3つ以上連続することから状態はS0〜S5の6状態に分けることができ、状態Siから状態Sjに遷移するパスを示し、それぞれのパスにおける推定値を次式によって求める。
推定値=a×ck+b×ck−1+b×ck−2+a×ck−3 式(2)
式(2)におけるa、bはPR(a、b、b、a)方式のa、bを示し、ck、ck−1、ck−2、ck−3は時刻k、k−1、k−2、k−3における記録系列cを示している。
このビタビ復号器における状態遷移を図にしたものが、図5に示すトレリス線図となる。また、図6に示すような再生信号処理装置において、A/D変換器20によって非同期にサンプリングされたディジタルデータに対してオフセット補正器21によりオフセット補正を行い、位相誤差検出器25とループフィルタ24と補間フィルタ23によってディジ
タル回路だけで構成された位相同期ループ26を持ち、ディジタルの位相同期ループの制御範囲を越えない程度に周波数誤差検出器27と周波数制御器28とVCO29によって再生波形に対して周波数維持を行うことによってA/D変換からVCOへの演算遅延が増加したような場合においても安定した位相同期状態を維持することができ、最尤復号を行う復号器30によって復号データを得ることができる(特許文献1参照)。
特開2001−195830号公報
しかしながら、従来の再生信号処理装置において、高倍速再生でかつ低消費電力に対応するためには各ディジタル処理を高速に動作させかつアナログ部分の負荷を低減させる必要がある。
その高速動作に対応させるためには、FEPのアナログフィルタの通過帯域を伸ばして且つ安定した信号帯域強調を行い、ディジタル部においてもパイプライン処理や並列処理を行う必要があるが、その処理を行うことによりアナログフィルタの電力増加を伴い、位相同期ループの演算遅延が大きくなる。さらに低消費電力化を行うとFEPのアナログフィルタの特性維持が困難になってしまう。そこで、アナログフィルタにおける信号強調機能をディジタル側で行った場合には、さらに位相同期ループのループ遅延が増加してしまい、位相同期引込み範囲が低減したり、位相同期の安定性が失われたりする。
また、図6に示すループ遅延が増加しても安定した位相同期状態を作ることができる再生信号処理装置もあるが、ディジタルで位相同期ループを構成し、そのディジタルの位相同期ループの制御範囲を越えない程度に周波数ループを動作させた場合では、ディスクの反り、傷や汚れ等による等のディフェクトによる瞬間的な波形変動への追従性が悪くなり、安定した位相同期ループが維持できなくなり再生性能の悪化となってしまう。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、記録媒体に記録されているディジタルデータを読み取る手段として、ディフェクト通過特性も良く高倍速再生でかつ消費電力を抑えた再生信号処理装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の再生信号処理装置は、ディジタル記録されている記録媒体からディジタルデータを復調する手段として、記録媒体から得られた再生信号をディジタルデータに標本化するA/D(Analog/Digital)変換器と、ディジタルデータに変換された再生信号の信号帯域を強調するFIR(Finite Impulse Response)フィルタと、前記FIRフィルタの出力からオフセット成分を補正するオフセット補正器と、前記オフセット補正器の出力波形から位相誤差量を算出する位相誤差検出器からなる位相同期ループと、前記オフセット補正器の出力波形に対して位相補正を行う補間フィルタと、前記補間フィルタの出力から位相誤差を検出する位相誤差検出器と、前記位相誤差検出器の位相誤差を平滑化するループフィルタからなる位相補正ループと、前記補間フィルタの出力波形に対して復調器によってデータ復調を行うことを特徴とするもとのである。
または、オフセット補正器の出力波形から位相誤差量を算出する位相誤差検出器からなる位相同期ループと、前記位相誤差検出器で検出した位相誤差を平滑化するループフィルタからの出力によって、前記オフセット補正器の出力波形に対して位相補正を行う補間フィルタと、前記補間フィルタの出力波形に対して復調器によってデータ復調を行うことを特徴とするもとのである。
さらに、再生信号処理装置における補間フィルタにおいて、前記補間フィルタの入力信号を1T遅延するN個の遅延素子と、前記N個の遅延素子より少ない数のM個の乗算器を有し、前記ループフィルタから平滑化された位相誤差量に応じて、前記N個の遅延素子から前記乗算器への入力位置を可変するセレクタを有し、前記タップ係数と乗算を行い、前記乗算器の出力を加算する加算器から構成されることを特徴とするものである。
さらに、再生信号処理装置において、ループフィルタによって平滑化された位相誤差量がN個の遅延素子を持つ補間フィルタの可変範囲を超えないように、位相同期ループの周波数をUp又はDownさせる制御器を有することを特徴とするものである。
さらに、再生信号処理装置における補間フィルタにおいて、前記記録媒体から得られる再生信号から同期パターンが確認されるまでは、前記補間フィルタによる位相補正を行なわない機能を有することを特徴とするものである。
さらに、再生信号処理装置における補間フィルタにおいて、傷や汚れ等によるディフェクト部分を再生する際に、補間フィルタの動作を一時停止する機能を有することを特徴とするものである。
さらに、再生信号処理装置において、傷や汚れ等によるディフェクト部分を再生する際に位相同期ループの周波数をUp又はDownさせる制御器の制御を一時停止する機能を有することを特徴とするものである。
さらに、再生信号処理装置における信号帯域を強調するFIRフィルタにおいて、前記記録媒体から得られる再生信号の周波数と前記A/D変換器のサンプリング周波数との差を求める減算器と、前記減算器の結果によって、タップ数lのFIRフィルタと前記タップ数lのFIRフィルタより少ないタップ数iのFIRフィルタを切替える機能を有することを特徴とするものである。
さらに、FIRフィルタにおいて、記録媒体から得られた再生波形のマーク、スペース側で前記FIRのフィルタ係数を切替える機能を有することを特徴とするものである。
本発明に係わる再生信号処理装置によれば、ディジタルデータに変換された再生信号の信号帯域を強調するFIRフィルタと、前記FIRフィルタの出力からオフセット成分を補正するオフセット補正器と、前記オフセット補正器の出力波形から位相誤差量を算出する位相誤差検出器からなる位相同期ループと、前記オフセット補正器の出力波形に対して位相補正を行う補間フィルタと、前記補間フィルタの出力から位相誤差を検出する位相誤差検出器と、前記位相誤差検出器の位相誤差を平滑化するループフィルタからなる位相補正ループによって演算遅延が増加した場合でも、傷や汚れ等によるディフェクト部分を再生しても安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
また、本発明に係わる再生信号処理装置によれば、オフセット補正器の出力波形から位相誤差量を算出する位相誤差検出器からなる位相同期ループと、前記位相誤差検出器で検出した位相誤差を平滑化するループフィルタからの出力によって、前記オフセット補正器の出力波形に対して位相補正を行う補間フィルタによって安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
また、本発明に係わる再生信号処理装置によれば、補間フィルタの入力信号を1T(T:1チャネルビットあたりの時間)遅延するN個の遅延素子と、前記N個の遅延素子より少ない数のM個の乗算器を有し、前記ループフィルタから平滑化された位相誤差量に応じ
て、前記N個の遅延素子から前記乗算器への入力位置を可変するセレクタを有し、位相補正用のタップ係数と乗算を行い、前記乗算器の出力を加算する加算器により少ない数の乗算器によって補間フィルタの制御範囲を拡大することが可能となる。
また、本発明に係わる再生信号処理装置によれば、ループフィルタによって平滑化された位相誤差量により、位相同期ループの周波数をUp又はDownさせることで補間フィルタの可変範囲を超えないようにすることが可能となる。
また、本発明に係わる再生信号処理装置によれば、補間フィルタにおいて、記録媒体から得られる再生信号から同期パターンが確認されるまでは、前記補間フィルタによる位相補正を行なわない機能を有することで、安定した周波数引き込み動作を行うことが可能となる。
また、本発明に係わる再生信号処理装置によれば、補間フィルタにおいて、傷や汚れ等によるディフェクト部分を再生する際に、補間フィルタの動作を一時停止する機能を有することでディフェクト部分を通過した場合においても位相補正ループが安定した状態を維持することが可能となる。
また、本発明に係わる再生信号処理装置によれば、傷や汚れ等によるディフェクト部分を再生する際に位相同期ループの周波数をUp又はDownさせる制御器の制御を一時停止する機能を有することによって位相同期ループが安定した状態を維持することが可能となる。
また、本発明の再生信号処理装置において、記録媒体から得られる再生信号のデータ転送の周波数とA/D変換器のサンプリング周波数との差を求める減算器と、前記減算器の結果によって、信号帯域を強調するFIRフィルタにおいて、Jitter優先型のタップ数lのFIRフィルタと前記タップ数lのFIRフィルタより少ない周波数引き込み優先のタップ数iのFIRフィルタを切替える機能を有することによってより早い周波数引き込みが可能となる。
また、本発明の再生信号処理装置において、記録媒体から得られた再生波形のマーク、スペース側で前記FIRのフィルタ係数を切替える機能を有することでマークが正常に形成されていない場合においても安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態による再生信号処理装置は、高倍速再生に対応しながら消費電力を削減し、傷、汚れ等のディフェクトにも強く安定した位相同期状態を維持することが可能なものである。
図7は、本発明の実施例に係わる再生信号処理装置を示すブロック図である。図において、31は記録媒体、32は光ピックアップ、33は読み出された再生信号に対する広域雑音除去用のLPFの処理を行うFEP、34はアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、35は必要な信号帯域を強調する処理を行うFIRフィルタ、36は再生信号に対するオフセット補正を行うオフセット補正器、37はオフセット補正器36出力に対して位相誤差を算出する位相比較器、38は位相比較器37で求めた位相誤差を平滑化するループフィルタ、39はA/D変換器34、又は再生信号処理装置を動作させるためのクロックを生成するVCO、40は34〜39で構成される位相同期ループ、41はオフセット補正器36の出力に対して位相調整を行う補間フィルタ、42は補間フィルタ41の出力から位相誤差を算出する位相比較器、43は位相比較器42で求めた位相誤
差を平滑化するループフィルタ、44は41〜43で構成されるフィードバック型の位相補正部、45は位相同期されている再生波形に対して復号を行う復号器である。
図7に示すFEP33は、従来、必要な信号帯域を強調するBoost機能を持ったアナログフィルタを用いていたが、高倍速再生で且つ低消費電力化に対応するのが難しいため、アナログフィルタの機能のBoost機能をディジタル側へ移し、単純な広域雑音の抑圧のためのフィルタとすることによって消費電力の低減をはかっている。
しかし、アナログフィルタで行っていた処理をディジタル側へ移し、FIRフィルタ35によって必要な信号帯域を強調した場合は、位相同期ループのループ遅延が増加してしまうため、位相同期引込み範囲が低減したり、位相同期の安定性が失われたりするため、再生能力が低下してしまう。
そこで図6に示すような構成の再生信号処理装置では、A/D変換器20において再生信号を非同期でサンプリングを行って、26のディジタルで構成された位相同期ループによって非同期状態である再生波形から位相同期した再生波形を得ることでループ遅延が増加した状態においてもA/D変換器20に対しては、周波数が一致した状態を維持する程度の低いループゲインでラフな状態に留めて、位相同期はディジタル側で行うため安定した位相同期状態を維持することができている。
しかし、周波数制御のループゲインが低いため、再生時において傷、汚れや等によるディフェクトを通過するときや、早い周波数変動に対しては十分な位相同期の追従特性を得ることが難しかった。
そこで、以上の理由から本実施例における再生信号処理装置は、図7に示すような構成になっている。位相同期ループ40のループ遅延が増加した場合においても、制御が不安定にならない程度にループゲインを下げた状態で、位相同期状態を維持するように制御し続け、後段のフィードバック型の位相補正部44によって前段の位相同期ループで同期状態ができなかった制御残差を補正することによって、再生時において傷、汚れや等によるディフェクトを通過するときや、早い周波数変動に対しても強い位相同期状態を維持することが可能となる。
次に、図7の補間フィルタ41について説明する。補間フィルタ41の制御可能な範囲は補間フィルタのタップ数Nによって決まる。位相補正部における制御可能な範囲を拡大してより前段の位相同期ループ部の制御残差を吸収する必要がある。しかし、タップ数Nを大きくしてしまうと巨大なFIR型のフィルタが必要となり、回路面積が増大してしまう。
そこで、図11に示すようなナイキスト特性において、回路規模の観点から大きなタップ数のFIRフィルタを用いることは精度は向上するがあまり有効ではないため、ナイキスト特性に対して窓関数を乗じることによって有限長で打ち切った場合の特性変動を吸収することが可能となる。さらに、1Tを時間方向にN分割した時の、各々の振幅値をレジスタに格納しておき、平滑化された位相制御量に応じて、それが示す位相の係数を設定するように選択するレジスタを切替えながら位相補間を行なっていく。これにより、位相同期ループにおける位相誤差の残差に対して正しい位相に標本化した再生信号に変換されることになる。
ここで、図11のナイキスト特性と窓関数を乗じた補間フィルタのタップ係数において中心から遠い部分については、タップ係数の振幅はほぼゼロであるため、位相補間処理に対しては演算精度的には無視することが可能となる。
そこで、上記課題のために図10に示すような、補間フィルタの入力に対して1Tごとに遅延するN個の遅延器65と、乗算器67への入力を制御するセレクタ66と、乗算器67の出力結果を加算するか加算器68から構成される補間フィルタにおいて、N個の遅延器より少ない数のM個のタップ係数と乗算を行なう乗算器68に入力する信号を、平滑化された位相誤差情報から、位相同期位置にもっとも近いN個の遅延器出力信号を乗算器の中央に常に入力するようにセレクタ66を制御することによって乗算器の数を増やすことなく制御範囲が広い補間フィルタを構成することが可能となる。
さらに、補間フィルタの制御範囲は有限であるため、制御範囲を超えないために、平滑化された位相誤差情報が補間フィルタの制御範囲を超えるまえに位相同期ループ40側のループフィルタ38側に対して周波数制御を行なう。例えば、図10の補間フィルタにおいてN個の遅延器65の左側に位相誤差情報がシフトしてきた場合にはVCOの発振周波数を上げる方向にループフィルタ38を制御し、逆にN個の遅延器65の右側に位相情報がシフトしてきた場合にはVCOの発振周波数を下げる方向にループフィルタ38を制御することによって、常に補間フィルタの制御可能な範囲内に留めることが可能となる。
次に、図7の再生信号処理装置における制御について図9を用いて説明する。制御開始後、最初に周波数引込み制御60を行い、再生波形のデータ転送レートとVCO39の発振周波数との差が±A%以内61になるまでは位相同期ループ40及び位相補正部44の制御を停止させる。
そして、周波数差が±A%以内61になった場合は、位相同期パターンを確認62するまで位相同期ループ40を動作させる。そして、位相同期パターンを確認62することができた場合は位相補正部44を動作させることによって安定した位相同期状態への移行が可能となる。
さらに、補間フィルタ41において傷、汚れ等のディフェクト通過時に補間フィルタの動作を一時停止する機能を有することによって、ディフェクト通過時の誤検出された位相誤差による位相補正部44の誤動作を防ぐことができ、ディフェクト通過後の補間フィルタ41の動作復帰を早くすることが可能となる。
さらに、ディフェクト通過時に、位相同期ループ40の位相補正部44からの周波数制御を停止させることによって、ディフェクト通過に大きく周波数が変動することがなくなるため、安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
次に、図7における再生信号処理装置におけるFIRフィルタ34について説明する。FIRフィルタ34において、Jitter特性優先型のタップ数lのFIRフィルタと、lより小さいタップ数iで構成されている引き込み優先型のFIRフィルタの二種類の特性をもつフィルタによって構成されていて、図9の同期パターン確認63において同期パターンを確認し、位相補正ループを動作開始するまではタップ数iのFIRフィルタを用いることで位相同期ループ40のループ遅延を短くし、高速に引込み動作をさせることができ、位相同期パターンが確認されるとJitter特性優先型のタップ数lのFIRフィルタに切り替わり安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
さらに、図7の再生信号処理装置におけるFIRフィルタ34において、記録媒体31から得られる再生波形のマーク側、スペース側でFIRフィルタ34のフィルタ係数を切替える機能を持つことによって上下非対称歪みをもつような再生信号に対しても、それぞれの特性に合わせたフィルタ処理を行なうことができ、安定した位相同期状態を維持することができ良好なJitter特性を得ることが可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態による再生信号処理装置は、高倍速再生に対応しながら消費電力を削減し、傷、汚れ等のディフェクトにも強く安定した位相同期状態を維持することが可能なものである。
図8は、本発明の実施例に係わる再生信号処理装置を示すブロック図である。図において、46は記録媒体、47は光ピックアップ、48は読み出された再生信号に対する広域雑音除去用のLPFの処理を行うFEP、49はアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、50は必要な信号帯域を強調する処理を行うFIRフィルタ、51は再生信号に対するオフセット補正を行うオフセット補正器、52はオフセット補正器51の出力に対して位相誤差を算出する位相比較器、53は位相比較器52で求めた位相誤差を平滑化するループフィルタ、54はA/D変換器49、又は再生信号処理装置を動作させるためのクロックを生成するVCO、55は49〜54で構成される位相同期ループ、56はオフセット補正器50の出力に対して位相調整を行う補間フィルタ、57は位相比較器52で求めた位相誤差を平滑化するループフィルタ、58は56、57で構成されるのフィードフォワード型の位相補正部、59は位相同期されている再生波形に対して復号を行う復号器である。
図8のシステムによって、位相同期ループ55のループ遅延が増加した場合においても、制御が不安定にならない程度にループゲインを下げた状態で、位相同期状態を維持するように制御し続け、後段のフィードフォワード型の位相補正部58によって前段の位相同期ループで同期状態ができなかった制御残差を補正することで、再生時において傷、汚れや等によるディフェクトを通過するときや、早い周波数変動に対しても強い位相同期状態を維持することが可能となる。
図8に示すFEP48は、従来、必要な信号帯域を強調するBoost機能を持ったアナログフィルタを用いていたが、高倍速再生で且つ低消費電力化に対応するのが難しいため、アナログフィルタの機能のBoost機能をディジタル側へ移し、単純な広域雑音の抑圧のためのフィルタとすることによって消費電力の低減をはかっている。
しかし、アナログフィルタで行っていた処理をディジタル側へ移し、FIRフィルタ50によって必要な信号帯域を強調した場合は、位相同期ループのループ遅延が増加してしまうため、位相同期引込み範囲が低減したり、位相同期の安定性が失われたりするため、再生能力が低下してしまう。
そこで図6に示すような構成の再生信号処理装置では、A/D変換器20において再生信号を非同期でサンプリングを行って、26のディジタルで構成された位相同期ループによって非同期状態である再生波形から位相同期した再生波形を得ることでループ遅延が増加した状態においてもA/D変換器20に対しては、周波数が一致した状態を維持する程度の低いループゲインでラフな状態に留めて、位相同期はディジタル側で行うため安定した位相同期状態を維持することができている。
しかし、周波数制御のループゲインが低いため、再生時において傷、汚れや等によるディフェクトを通過するときや、早い周波数変動に対しては十分な位相同期の追従特性を得ることが難しかった。
そこで、以上の理由から本実施例における再生信号処理装置は、図8に示すような構成になっている。位相同期ループ55のループ遅延が増加した場合においても、制御が不安定にならない程度にループゲインを下げた状態で、位相同期状態を維持するように制御し続け、後段のフィードフォワード型の位相補正部57によって前段の位相同期ループで同
期状態ができなかった制御残差を補正することによって、再生時において傷、汚れや等によるディフェクトを通過するときや、早い周波数変動に対しても強い位相同期状態を維持することが可能となる。
次に、図8の補間フィルタ56について説明する。補間フィルタ56の制御可能な範囲は補間フィルタのタップ数Nによって決まる。位相補正部における制御可能な範囲を拡大してより前段の位相同期ループ部の制御残差を吸収する必要がある。しかし、タップ数Nを大きくしてしまうと巨大なFIR型のフィルタが必要となり、回路面積が増大してしまう。
そこで、図11に示すようなナイキスト特性において、回路規模の観点から大きなタップ数のFIRフィルタを用いることは精度は向上するがあまり有効ではないため、ナイキスト特性に対して窓関数を乗じることによって有限長で打ち切った場合の特性変動を吸収することが可能となる。さらに、1Tを時間方向にN分割した時の、各々の振幅値をレジスタに格納しておき、平滑化された位相制御量に応じて、それが示す位相の係数を設定するように選択するレジスタを切替えながら位相補間を行なっていく。これにより、位相同期ループにおける位相誤差の残差に対して正しい位相に標本化した再生信号に変換されることになる。
ここで、図11のナイキスト特性と窓関数を乗じた補間フィルタのタップ係数において中心から遠い部分については、タップ係数の振幅はほぼゼロであるため、位相補間処理に対しては演算精度的には無視することが可能となる。
そこで、上記課題のために図10に示すような、補間フィルタの入力に対して1Tごとに遅延するN個の遅延器65と、乗算器67への入力を制御するセレクタ65と、乗算器67の出力結果を加算するか加算器68から構成される補間フィルタにおいて、N個の遅延器より少ない数のM個のタップ係数と乗算を行なう乗算器67に入力する信号を、平滑化された位相誤差情報から、位相同期位置にもっとも近いN個の遅延器出力信号を乗算器の中央に常に入力するようにセレクタ65を制御することによって乗算器の数を増やすことなく制御範囲が広い補間フィルタを構成することが可能となる。
さらに、補間フィルタの制御範囲は有限であるため、制御範囲を超えないために、平滑化された位相誤差情報が補間フィルタの制御範囲を超えるまえに位相同期ループ55側のループフィルタ53側に対して周波数制御を行なう。例えば、図10の補間フィルタにおいてN個の遅延器65の左側に位相誤差情報がシフトしてきた場合にはVCOの発振周波数を上げる方向にループフィルタ53を制御し、逆にN個の遅延器65の右側にいそう情報がシフトしてきた場合にはVCOの発振周波数を下げる方向にループフィルタ53を制御することによって、常に補間フィルタの制御可能な範囲内に留めることが可能となる。次に、図8の再生信号処理装置における制御について図9を用いて説明する。制御開始後、最初に周波数引込み制御60を行い、再生波形のデータ転送レートとVCO54の発振周波数との差が±A%以内61になるまでは位相同期ループ55及び位相補正部58の制御を停止させる。
そして、周波数差が±A%以内61になった場合は、位相同期パターンを確認63するまで位相同期ループ55を動作させる。そして、位相同期パターンを確認63することができた場合は位相補正部58を動作させることによって安定した位相同期状態への移行が可能となる。
さらに、補間フィルタ56において傷、汚れ等のディフェクト通過時に補間フィルタの動作を一時停止する機能を有することによって、ディフェクト通過時の誤検出された位相
誤差による位相補正部58の誤動作を防ぐことができ、ディフェクト通過後の補間フィルタ56の動作復帰を早くすることが可能となる。
さらに、ディフェクト通過時に、位相同期ループ55の位相補正部58からの周波数制御を停止させることによって、ディフェクト通過に大きく周波数が変動することがなくなるため、安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
次に、図8における再生信号処理装置におけるFIRフィルタ50について説明する。FIRフィルタ50において、Jitter特性優先型のタップ数lのFIRフィルタと、lより小さいタップ数iで構成されている引き込み優先型のFIRフィルタの二種類の特性をもつフィルタによって構成されていて、図9の同期パターン確認63において同期パターンを確認し、位相補正ループを動作開始するまではタップ数iのFIRフィルタを用いることで位相同期ループ55のループ遅延を短くし、高速に引込み動作をさせることができ、位相同期パターンが確認されるとJitter特性優先型のタップ数lのFIRフィルタに切り替わり安定した位相同期状態を維持することが可能となる。
さらに、図8の再生信号処理装置におけるFIRフィルタ50において、記録媒体46から得られる再生波形のマーク側、スペース側でFIRフィルタ50のフィルタ係数を切替える機能を持つことによって上下非対称歪みをもつような再生信号に対しても、それぞれの特性に合わせたフィルタ処理を行なうことができ、安定した位相同期状態を維持することができ良好なJitter特性を得ることが可能となる。
本発明に係る再生信号処理装置は、高倍速再生に対応しながら消費電力を削減するために、信号帯域強調型のFIRフィルタと位相同期ループと位相補正部と復号器から構成され、高倍速におけるDVD再生に対する再生信号処理検出装置として有用である。
また、Blu−rayディスク等の次世代の高密度記録された光ディスクの高倍速の再生信号処理に対しても有効な再生信号処理装置として応用できる応用できる。
従来の一般的な再生信号処理装置の構成を示すブロック図 一般的な復号器であるPRML復号器の構成を示す図 一般的なビタビ復号器の構成を示す図 EFM変調された符号語に対するPR(a、b、b、a)方式におけるビタビ復号器の状態遷移を示す図 EFM変調された符号語に対するPR(a、b、b、a)方式におけるビタビ復号器のメトリックを示す図 従来の再生信号処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における再生信号処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における再生信号処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1または2における再生信号処理装置の制御方法のフローチャートを示す図 本発明の実施の形態1または2における再生信号処理装置の補間フィルタの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1または2における再生信号処理装置の補間フィルタのフィルタ係数に関する図
符号の説明
1 記録媒体
2 光ピックアップ
3 FEP
4 A/D変換器
5 オフセット補正器
6 位相比較器
7 ループフィルタ
8 VCO
9 復号器
10 再生信号処理装置
11 PR等化器
12 適当等化係数算出器
13 ビタビ復号器
14 復号器
15 ビタビ復号器
16 ブランチメトリック
17 パスメトリック
18 パスメトリックの遅延器
19 パスメモリ
20 A/D変換器
21 オフセット補正器
22 PR等化器
23 補間フィルタ
24 ループフィルタ
25 位相比較器
26 位相同期ループ
27 周波数誤差検出器
28 周波数制御器
29 VCO
30 復号器
31 記録媒体
32 光ピックアップ
33 FEP
34 A/D変換器
35 FIRフィルタ
36 オフセット補正器
37 位相比較器
38 ループフィルタ
39 VCO
40 位相同期ループ
41 補間フィルタ
42 位相比較器
43 ループフィルタ
44 位相補正部
45 復号器
46 記録媒体
47 光ピックアップ
48 FEP
49 A/D変換器
50 FIRフィルタ
51 オフセット補正器
52 位相比較器
53 ループフィルタ
54 VCO
55 位相同期ループ
56 補間フィルタ
57 ループフィルタ
58 位相補正部
59 復号器
60 周波数引込み制御
61 周波数誤差比較
62 位相同期引き込み開始
63 同期パターン確認
64 位相補正ループ動作開始
65 遅延器
66 セレクタ
67 乗算器
68 加算器

Claims (9)

  1. ディジタル記録されている記録媒体からディジタルデータを復調する手段として、記録媒体から得られた再生信号をディジタルデータに標本化するA/D変換器と、
    ディジタルデータに変換された再生信号の信号帯域を強調するFIRフィルタと、
    前記FIRフィルタの出力からオフセット成分を補正するオフセット補正器と、
    前記オフセット補正器の出力波形から位相誤差量を算出する位相誤差検出器からなる位相同期ループと、
    前記オフセット補正器の出力波形に対して位相補正を行なう補間フィルタと、
    前記補間フィルタの出力から位相誤差を検出する位相誤差検出器と、
    前記位相誤差検出器の位相誤差を平滑化するループフィルタからなる位相補正ループと、
    前記補間フィルタの出力波形に対してデータ復調を行なう復調器
    を持つことを特徴とする再生信号処理装置。
  2. ディジタル記録されている記録媒体からディジタルデータを復調する手段として、記録媒体から得られた再生信号をディジタルデータに標本化するA/D変換器と、
    ディジタルデータに変換された再生信号の信号帯域を強調するFIRフィルタと、
    前記FIRフィルタの出力からオフセット成分を補正するオフセット補正器と、
    前記オフセット補正器の出力波形から位相誤差量を算出する位相誤差検出器、ループフィルタAからなる位相同期ループと、
    前記位相誤差検出器で検出した位相誤差を平滑化するループフィルタBと、
    前記ループフィルタBからの出力によって前記オフセット補正器の出力波形に対して位相補正を行なう補間フィルタと、
    前記補間フィルタの出力波形に対してデータ復調を行なう復調器
    を持つことを特徴とする再生信号処理装置。
  3. 請求項1または2記載の再生信号処理装置における補間フィルタにおいて、
    前記補間フィルタの入力信号を1T遅延するN個の遅延素子と、前記N個の遅延素子より少ない数のM個の乗算器を有し、前記ループフィルタBから平滑化された位相誤差量に応じて、前記N個の遅延素子から前記乗算器への入力位置を可変するセレクタを有し、前記タップ係数と乗算を行い、前記乗算器の出力を加算する加算器から構成されることを特徴とする再生信号処理装置。
  4. 請求項3記載の再生信号処理装置において、
    前記ループフィルタBから平滑化された位相誤差量が前記補間フィルタのN個の遅延素子数の可変範囲を超えないように、前記位相同期ループの周波数をUp又はDownさせる加算器を有することを特徴とする再生信号処理装置。
  5. 請求項3記載の再生信号処理装置における補間フィルタにおいて、
    前記記録媒体から得られる再生信号から同期パターンが確認されるまでは、前記補間フィルタによる位相補正を行なわない機能を有することを特徴とする再生信号処理装置。
  6. 請求項3記載の再生信号処理装置における補間フィルタにおいて、
    ディフェクト通過時に補間フィルタの動作を一時停止する機能を有することを特徴とする再生信号処理装置。
  7. 請求項4記載の再生信号処理装置において、
    ディフェクト通過時に前記位相同期ループの周波数をUp又はDownさせる加算器の入力を一時停止する機能を有することを特徴とする再生信号処理装置。
  8. 請求項1または2記載の再生信号処理装置におけるFIRフィルタにおいて、
    前記記録媒体から得られる再生信号の周波数と前記A/D変換器のサンプリング周波数との差を求める減算器と、前記減算器の結果によって、タップ数lのFIRフィルタと前記タップ数lのFIRフィルタより少ないタップ数iのFIRフィルタを切替える機能を有することを特徴とする再生信号処理装置。
  9. 請求項1または2記載の再生信号処理装置におけるFIRフィルタにおいて、
    前記記録媒体から得られる再生波形のマーク側、スペース側で前記FIRフィルタのフィルタ係数を切替える機能を有することを特徴とする再生信号処理装置。
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