JP2010210311A - ガスセンサの劣化診断装置及びガスセンサの劣化診断方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関2の排気通路22を通流する排気中の特定ガスの濃度を検出する検出素子14aと、検出素子14aを加熱するヒータ14bと、を備えたガスセンサ14の劣化を診断するガスセンサの劣化診断装置10である。ガスセンサ14の劣化を診断すべき条件を満たすか否かを判定する診断条件判定手段(ステップS1)と、劣化を診断すべき条件を満たすと判定されると、内燃機関2の空燃比を切り換えるとともにヒータ14bへの通電制御を開始するヒータ制御手段(ステップS3)と、通電制御を開始してから検出素子14aの検出値が所定値になるまでの応答時間を計測する応答時間計測手段(ステップS4、S5)と、計測した応答時間に応じてガスセンサ14が劣化したか否かを診断する劣化診断手段(ステップS6)と、を有する。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成を示す図である。図1に示すシステム1は、ECU(Engine Control Unit、ガスセンサの劣化診断装置)10、クランク角センサ11、アクセル開度センサ12、A/Fセンサ(空燃比センサ)13、O2センサ(酸素濃度センサ、ガスセンサ)14等により構成されるガスセンサ劣化診断システムである。このシステム1は、自動車等の車両に搭載されている。
図2は、O2センサ14の劣化診断に係る第1の制御ロジックを示すフローチャートである。ECU10は、エンジン2の始動時や再始動時に図2に示す制御ロジックを実行することにより、O2センサ14の劣化を診断する。
図3は、応答時間とO2センサ14の劣化の関係を説明する図である。図3では横軸にO2センサ14の素子温度を、縦軸に応答時間を示す。図3(a)、(b)は、劣化していない新品のO2センサ14の応答時間を示している。なお、TRS、TLSは、それぞれリッチ空燃比からリーン空燃比、リーン空燃比からリッチ空燃比に切り替えたときの応答時間を示す。一方、図3(c)、(d)は、劣化したO2センサ14の応答時間を示している。
図4は、図2のステップS1乃至S7に係る処理を実行したときのタイムチャートである。図4(a)は、O2センサ14(詳しくは検出素子14a)の出力値を示す。図4(b)は、ヒータ14bへの通電に係るデューティ比を示す。図4(c)は、計測タイマーを示す。図4(d)は、O2センサの素子温度を示す。図4(e)は、A/F(制御空燃比)を示す。なお、以下ではフローチャートとの対比が分かりやすくするために、フローチャートのステップ番号にSを付して記載する。
図5は、O2センサ14の劣化診断に係る第2の制御ロジックを示すフローチャートである。前述の第1の制御ロジックでは、エンジン2の始動時や再始動時の診断について説明した。ここではECU10は、エンジン2のアイドル運転時や低速(例えば40km/h以下)運転時のような低空気量運転時に図5に示す制御ロジックを実行することにより、O2センサ14の劣化を診断する。なお、ステップS14は、図2に示す制御ロジックのステップS2乃至S7と同様であるとしてここでは説明を省略する。
以上のように、本実施形態によればECU10は、O2センサ14の応答時間とO2センサ14の劣化との相関関係を用いて、実際に計測したO2センサ14の応答時間に応じてO2センサ14の劣化を診断している。この応答時間は外乱の影響を受けるパラメータではないので、精度良くO2センサ14の劣化を診断することができる。
11 クランク角センサ
12 アクセル開度センサ
13 A/Fセンサ
14 O2センサ(ガスセンサ)
14a 検出素子
14b ヒータ
ステップS1 診断条件判定手段
ステップS3 ヒータ制御手段
ステップS4、S5 応答時間計測手段
ステップS6 劣化診断手段
Claims (7)
- 内燃機関の排気通路を通流する排気中の特定ガスの濃度を検出する検出素子と、前記検出素子を加熱するヒータと、を備えたガスセンサの劣化を診断するガスセンサの劣化診断装置であって、
前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件を満たすか否かを判定する診断条件判定手段と、
前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件を満たすと判定されると、前記内燃機関の空燃比を切り換えるとともに前記ヒータへの通電制御を開始するヒータ制御手段と、
前記通電制御を開始してから前記検出素子の検出値が所定値になるまでの応答時間を計測する応答時間計測手段と、
計測した前記応答時間に応じて、前記ガスセンサが劣化したか否かを診断する劣化診断手段と、
を有することを特徴とするガスセンサの劣化診断装置。 - 前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件とは、前記ガスセンサの素子温度が低いことであることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサの劣化診断装置。
- 前記診断条件判定手段は、前記内燃機関が始動してから前記ガスセンサの素子温度が所定温度に達するまでの間は前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサの劣化診断装置。
- 前記診断条件判定手段は、前記内燃機関が低空気量運転時には前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のガスセンサの劣化診断装置。
- 前記ヒータ制御手段は、既に前記ヒータへ通電している場合には、この通電を終了して所定時間経過後に前記通電制御を開始することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガスセンサの劣化診断装置。
- 前記劣化診断手段は、計測した前記応答時間が所定時間より小さいときには前記ガスセンサが劣化したと診断し、計測した前記応答時間が所定時間より大きいときに前記ガスセンサが劣化していないと診断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のガスセンサの劣化診断装置。
- 内燃機関の排気通路を通流する排気中の特定ガスの濃度を検出する検出素子と、前記検出素子を加熱するヒータと、を備えたガスセンサの劣化を診断するガスセンサの劣化診断方法であって、
前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件を満たすか否かを判定する診断条件判定工程と、
前記ガスセンサの劣化を診断すべき条件を満たすと判定されると、前記内燃機関の空燃比を切り換えるとともに前記ヒータへの通電制御を開始するヒータ制御工程と、
前記通電制御を開始してから前記検出素子の検出値が所定値になるまでの応答時間を計測する応答時間計測工程と、
計測した前記応答時間に応じて、前記ガスセンサが劣化したか否かを診断する劣化診断工程と、
を有することを特徴とするガスセンサの劣化診断方法。
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