JP2009299485A - エアフローメータの異常診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン始動前にエアフローメータの異常を検出できるようにする。
【解決手段】エアフローメータ14は、熱容量の非常に小さい高速起動・高応答型のセンサ素子を備えた構成となっている。このフローメータ14の電源投入(イグニッションスイッチ31のオン操作)からエンジン11の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定時間経過後に、該エアフローメータ14の出力が所定範囲内(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)であるか否かで、エアフローメータ14の正常/異常を判定する。これにより、エンジン11の始動前にエアフローメータ14の異常診断を精度良く行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】エアフローメータ14は、熱容量の非常に小さい高速起動・高応答型のセンサ素子を備えた構成となっている。このフローメータ14の電源投入(イグニッションスイッチ31のオン操作)からエンジン11の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定時間経過後に、該エアフローメータ14の出力が所定範囲内(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)であるか否かで、エアフローメータ14の正常/異常を判定する。これにより、エンジン11の始動前にエアフローメータ14の異常診断を精度良く行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の吸気通路を流れる吸入空気量を検出するエアフローメータの異常診断を行うエアフローメータの異常診断装置に関する発明である。
この種のエアフローメータの異常診断装置としては、例えば、特許文献1(特許第3052813号公報)に記載されているように、吸入空気量が内燃機関の回転変動の影響を受けない小さいスロットル開度領域で、エアフローメータで検出した実吸入空気量と目標吸入空気量との差が判定しきい値以上であるか否かで、エアフローメータの異常の有無を診断するようにしたものがある。
或は、定常運転時に、スロットル開度と内燃機関回転速度等に基づいて吸入空気量を推定し、この推定吸入空気量と、エアフローメータで検出した実吸入空気量とを比較して、両者の差が判定しきい値以上であるか否かで、エアフローメータの異常の有無を診断するようにしたものもある。
特許第3052813号公報
しかしながら、上記従来のエアフローメータの異常診断技術では、内燃機関の始動後に異常診断実行条件が成立する運転領域になるまで、エアフローメータの異常診断を行うことができない。このため、内燃機関の始動時に、既にエアフローメータの異常が発生している場合でも、異常診断実行条件が成立する運転領域になるまでは、エアフローメータの異常を検出することができず、その結果、エアフローメータが異常状態のまま内燃機関の運転を続けてしまい、ドライバビリティ悪化、エミッション悪化等を招くという欠点があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、エアフローメータの異常を早期に検出することができるエアフローメータの異常診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の吸気通路を流れる吸入空気量を検出するエアフローメータの異常診断を行う異常診断手段を備えたエアフローメータの異常診断装置において、前記異常診断手段によって、前記エアフローメータの電源投入後の出力変動特性(起動特性)に基づいて該エアフローメータの異常診断を行うようにしたものである。
運転者がイグニッションスイッチをオン操作すると、エアフローメータやその出力を取り込むECU等に電源が投入される。エアフローメータの電源投入後の出力変動特性は、センサ素子固有の起動特性によって変化するが、一般に、エアフローメータの電源投入(イグニッションスイッチのオン操作)から内燃機関の始動開始(スタータのオン)までに若干の待ち時間があるため、エアフローメータの電源投入から内燃機関の始動が開始されるまでの間は、エアフローメータの周辺に吸入空気が全く流れない状態(吸入空気量=0の状態)でエアフローメータに電源が供給されることになる。このため、エアフローメータの電源投入後、暫くの間は、吸入空気量=0の状態でエアフローメータの出力変動特性を計測することが可能となり、エアフローメータの電源投入後の出力変動特性を、吸入空気量の影響を全く受けずに正確に評価することができる。これにより、エアフローメータの電源投入後の出力変動特性の正常/異常を判定することが可能となり、エアフローメータの電源投入後(イグニッションスイッチのオン操作後)にエアフローメータの異常を早期に検出することができる。
具体的には、請求項2のように、高速起動型のセンサ素子を有するエアフローメータ(以下「高速起動型のエアフローメータ」という)を用い、前記高速起動型のエアフローメータの電源投入から内燃機関の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定時期に該エアフローメータの出力が所定範囲内であるか否かで該エアフローメータの正常/異常を判定するようにしても良い。高速起動型のエアフローメータは、図4に示すように、電源投入直後から安定して実際の吸入空気量に応じた出力が得られるため、正常時には、電源投入直後から内燃機関の始動が開始されるまでの間、エアフローメータの出力が吸入空気量=0に相当する値でほぼ一定となる。従って、エアフローメータの電源投入から内燃機関の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定時期に該エアフローメータの出力が所定範囲内(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)であるか否かで、内燃機関の始動前にエアフローメータの正常/異常の判定を精度良く行うことができる。
或は、請求項3のように、高速起動型のエアフローメータの電源投入から内燃機関の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定期間内に該エアフローメータの出力がほぼ一定値(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)に保たれるか否かで該エアフローメータの正常/異常を判定するようにしても良い。このようにしても、内燃機関の始動前にエアフローメータの異常診断を精度良く行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12(吸気通路)の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14は、電源投入直後から実際の吸入空気量に応じた出力が得られると共に、吸入空気量の変化に応じて出力が応答良く変化する高速起動・高応答型のエアフローメータであり、逆流も検出可能となっている。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12(吸気通路)の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14は、電源投入直後から実際の吸入空気量に応じた出力が得られると共に、吸入空気量の変化に応じて出力が応答良く変化する高速起動・高応答型のエアフローメータであり、逆流も検出可能となっている。
ここで、エアフローメータ14の構成を図2を用いて説明する。エアフローメータ14のボディ部1には、吸気管12を流れる吸入空気の一部を該吸気管12内の吸入空気の流れと同じ方向に流す主流路2と、この主流路2の中央部付近から直角に分岐したU字状のバイパス路3とが形成され、主流路2の出口2b側には、該主流路2の流路断面積を出口2bに向かって徐々に小さくする傾斜面4が形成され、且つ、バイパス路3の出口3bが吸気管12の下流側(吸気管12内の吸入空気の順流方向)に向けて開口し、吸入空気の逆流を該出口3bからバイパス路3内に取り入れやすいバイパス構造となっており、これにより、吸入空気の逆流を検出しやすい構造となっている。バイパス路3の入口3aは、傾斜面4によって主流路2の出口2b側に向かって広げられており、当該バイパス路3の入口3aには、吸入空気量を順流と逆流に区別して検出するセンサ素子5が設けられている。このセンサ素子5は、例えば、半導体基板の表面に、発熱素子と感温素子(共に図示せず)を熱容量の非常に小さい薄膜抵抗体で形成したものであり、これにより、熱容量の非常に小さい高速起動・高応答型のセンサ素子5が構成されている。
図1に示すように、エアフローメータ14の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ22が取り付けられ、各点火プラグ22の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
一方、エンジン11の排気管23には、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ24(空燃比センサ、酸素センサ等)が設けられ、この排出ガスセンサ24の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒25が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ26が取り付けられている。エンジン11のクランク軸27には、外周部に所定クランク角ピッチで歯が形成されたシグナルロータ29が嵌着され、このシグナルロータ29の外周部に対向してクランク角センサ28が取り付けられ、シグナルロータ29の歯がクランク角センサ28に対向する毎(クランク軸27が所定クランク角回転する毎)にクランク角センサ28からパルス信号が出力される。このクランク角センサ28の出力パルスの間隔(パルス出力周波数)からエンジン回転速度が検出される。
これら各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)30に入力される。このECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶されたエンジン制御用の各ルーチンを実行することで、エンジン運転条件に応じて燃料噴射弁21の燃料噴射量や点火プラグ22の点火時期等を制御する。
また、ECU30は、後述する図3のエアフローメータ異常診断ルーチンを実行することで、エアフローメータ14の異常診断を行う異常診断手段として機能する。
ここで、本実施例のエアフローメータ14の異常診断方法について説明する。
運転者がイグニッションスイッチ31をオン操作すると、エアフローメータ14やその出力を取り込むECU30等に電源が投入される。エアフローメータ14の電源投入後の出力変動特性は、センサ素子5固有の起動特性によって変化するが、一般に、エアフローメータ14の電源投入(イグニッションスイッチ31のオン操作)からエンジン11の始動開始(スタータ32のオン)までに若干の待ち時間があるため、エアフローメータ14の電源投入からエンジン11の始動が開始されるまでの間は、エアフローメータ14の周辺に吸入空気が全く流れない状態(吸入空気量=0の状態)でエアフローメータ14に電源が投入されることになる。このため、エアフローメータ14の電源投入後、暫くの間は、吸入空気量=0の状態でエアフローメータ14の出力変動特性を計測することが可能となり、エアフローメータ14の電源投入後の出力変動特性を、吸入空気量の影響を全く受けずに正確に評価することができる。
運転者がイグニッションスイッチ31をオン操作すると、エアフローメータ14やその出力を取り込むECU30等に電源が投入される。エアフローメータ14の電源投入後の出力変動特性は、センサ素子5固有の起動特性によって変化するが、一般に、エアフローメータ14の電源投入(イグニッションスイッチ31のオン操作)からエンジン11の始動開始(スタータ32のオン)までに若干の待ち時間があるため、エアフローメータ14の電源投入からエンジン11の始動が開始されるまでの間は、エアフローメータ14の周辺に吸入空気が全く流れない状態(吸入空気量=0の状態)でエアフローメータ14に電源が投入されることになる。このため、エアフローメータ14の電源投入後、暫くの間は、吸入空気量=0の状態でエアフローメータ14の出力変動特性を計測することが可能となり、エアフローメータ14の電源投入後の出力変動特性を、吸入空気量の影響を全く受けずに正確に評価することができる。
本実施例で使用する高速起動型のエアフローメータ14は、図4に示すように、電源投入直後から安定して実際の吸入空気量に応じた出力が得られるため、正常時には、電源投入直後からエンジン11の始動が開始されるまでの間、出力が吸入空気量=0に相当する値でほぼ一定となる。従って、エアフローメータ14の電源投入からエンジン11の始動(クランキング)が開始されるまでの期間内で設定された所定時間経過後(所定時期)に、該エアフローメータ14の出力が所定範囲内(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)であるか否かで、エンジン11の始動前にエアフローメータ14の正常/異常を判定を精度良く行うことができる。
以上説明した本実施例のエアフローメータ14の異常診断処理は、ECU30によって図3のエアフローメータ異常診断ルーチンに従って実行される。本ルーチンは、イグニッションスイッチ31のオン期間中(ECU30の電源オン期間中)に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)から所定時間が経過したか否かを判定する。ここで、所定時間は、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)からエンジン11の始動(クランキング)が開始されるまでの期間内で、エアフローメータ14の出力が安定するまでに必要な時間又はそれよりも少し長い時間に設定されている。このステップ101で、イグニッションスイッチ31のオン操作から所定時間が経過していないと判定されれば、以降の異常診断処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ101で、イグニッションスイッチ31のオン操作から所定時間が経過したと判定されれば、ステップ102に進み、エアフローメータ14の出力が所定範囲内であるか否かを判定する。ここで、所定範囲内は、吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲に設定されている。
上記ステップ102で、エアフローメータ14の出力が所定範囲内であると判定されれば、ステップ103に進み、エアフローメータ14が正常であると判定する。一方、上記ステップ102で、エアフローメータ14の出力が所定範囲内ではないと判定されれば、ステップ104に進み、エアフローメータ14が異常であると判定する。
以上説明した本実施例によれば、エアフローメータ14の電源投入からエンジン11の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定時間経過後に、該エアフローメータ14の出力が所定範囲内(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)であるか否かを判定するようにしたので、エンジン11の始動前にエアフローメータ14の異常診断を精度良く行うことができる。
尚、上記図3のエアフローメータ異常診断ルーチンでは、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)から所定時間が経過した時点で、エアフローメータ14の異常診断を1回のみ行うようにしたが、図5に示す他の実施例では、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)から所定時間が経過してからエンジン11の始動が開始されるまでに、エアフローメータ14の異常診断(仮異常の有無の判定)を所定周期で繰り返し実行して、連続して仮異常と判定された回数をカウントし、連続して仮異常と判定された回数が所定回数を越えた時点で、最終的にエアフローメータ14の異常と判定するようにしている。
以下、図5のエアフローメータ異常診断ルーチンの処理内容を説明する。本ルーチンは、イグニッションスイッチ31のオン期間中(ECU30の電源オン期間中)に所定周期で実行される。
本ルーチンが起動されると、まずステップ201で、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)から所定時間が経過した後であるか否かを判定する。ここで、所定時間は、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)からエンジン11の始動(クランキング)が開始されるまでの期間内で、エアフローメータ14の出力が安定するまでに必要な時間又はそれよりも少し長い時間に設定されている。このステップ201で、イグニッションスイッチ31のオン操作から所定時間が経過していないと判定されれば、以降の異常診断処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記ステップ201で、イグニッションスイッチ31のオン操作から所定時間が経過した後と判定されれば、ステップ202に進み、エンジン11の始動開始前であるか否かを判定し、既にエンジン11の始動が開始された後であれば、以降の異常診断処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
上記ステップ202で、エンジン11の始動開始前と判定されれば、ステップ203に進み、エアフローメータ14の出力が所定範囲内であるか否かを判定する。ここで、所定範囲内は、吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲に設定されている。
上記ステップ203で、エアフローメータ14の出力が所定範囲内であると判定されれば、ステップ204に進み、エアフローメータ14が正常であると判定し、次のステップ205で、連続して仮異常と判定された回数をカウントする仮異常判定回数カウンタのカウント値を初期値「0」にリセットして本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ203で、エアフローメータ14の出力が所定範囲内ではないと判定されれば、ステップ206に進み、エアフローメータ14が異常の可能性有り(仮異常)と判定して、次のステップ207で、仮異常判定回数カウンタのカウント値をカウントアップする。上記ステップ203〜207の処理により、連続して仮異常と判定された回数を、仮異常判定回数カウンタによりカウントする。
この後、ステップ208に進み、仮異常判定回数カウンタのカウント値(仮異常判定回数)が所定回数を越えたか否かを判定し、仮異常判定回数カウンタのカウント値が所定回数を越えていなければ、そのまま本ルーチンを終了する。その後、仮異常判定回数カウンタのカウント値が所定回数を越えた時点で、ステップ209に進み、最終的にエアフローメータ14の異常と判定する。
以上説明した他の実施例によれば、イグニッションスイッチ31のオン操作(エアフローメータ14の電源投入)から所定時間が経過してからエンジン11の始動が開始されるまでに、エアフローメータ14の異常診断(仮異常の有無の判定)を所定周期で繰り返し実行して、連続して仮異常と判定された回数をカウントし、連続して仮異常と判定された回数が所定回数を越えた時点で、最終的にエアフローメータ14の異常と判定するようにしたので、エアフローメータ14の出力がノイズ等の影響で一時的に変動しても、その一時的な出力変動を異常と誤判定することを回避でき、エアフローメータ14の異常診断の信頼性を向上させることができる。
その他、本発明は、エアフローメータ14の電源投入からエンジン11の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定期間内に該エアフローメータ14の出力がほぼ一定値(吸入空気量=0に相当する出力±検出誤差内又はそれよりも少し広い範囲内)に保たれるか否かで該エアフローメータ14の正常/異常を判定するようにしても良い。このようにしても、エンジン11の始動前にエアフローメータ14の異常診断を精度良く行うことができる。
尚、エアフローメータ14の構成は、図2に示す構成に限定されず、他の構成のエアフローメータに本発明を適用して実施できることは言うまでもない。
2…主流路、3…バイパス路、5…センサ素子、11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管(吸気通路)、14…エアフローメータ、16…スロットルバルブ、17…スロットル開度センサ、21…燃料噴射弁、22…点火プラグ、23…排気管、24…排出ガスセンサ、28…クランク角センサ、30…ECU(異常診断手段)、31…イグニッションスイッチ、32…スタータ
Claims (3)
- 内燃機関の吸気通路を流れる吸入空気量を検出するエアフローメータの異常診断を行う異常診断手段を備えたエアフローメータの異常診断装置において、
前記異常診断手段は、前記エアフローメータの電源投入後の出力変動特性に基づいて該エアフローメータの異常診断を行うことを特徴とするエアフローメータの異常診断装置。 - 前記エアフローメータは、高速起動型のセンサ素子を有し、
前記異常診断手段は、前記エアフローメータの電源投入から内燃機関の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定時期に該エアフローメータの出力が所定範囲内であるか否かで該エアフローメータの正常/異常を判定することを特徴とする請求項1に記載のエアフローメータの異常診断装置。 - 前記エアフローメータは、高速起動型のセンサ素子を有し、
前記異常診断手段は、前記エアフローメータの電源投入から内燃機関の始動が開始されるまでの期間内で設定された所定期間内に該エアフローメータの出力がほぼ一定値に保たれるか否かで該エアフローメータのの正常/異常を判定することを特徴とする請求項1に記載のエアフローメータの異常診断装置。
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Cited By (2)
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JP2012149593A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のオイルレベル異常の判定装置 |
CN113641133A (zh) * | 2021-08-23 | 2021-11-12 | 阳光电源股份有限公司 | 一种流量计故障诊断方法、监控系统和液体循环系统 |
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- 2008-06-10 JP JP2008151647A patent/JP2009299485A/ja active Pending
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