JP2010209174A - タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェット性能とスノー性能をバランス良く向上する。
【解決手段】ガラス転移点が−40℃以下のスチレンブタジエンゴムの単独、又は該スチレンブタジエンゴムと他のジエン系ゴムとのブレンドからなるゴム成分100重量部に対し、ガラス転移点が−90〜−5℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲル1〜30重量部と、脂肪酸誘導体1〜10重量部とを配合したタイヤ用ゴム組成物である。また、該ゴム組成物で形成されたトレッドを有する空気入りタイヤである。
【選択図】なし
【解決手段】ガラス転移点が−40℃以下のスチレンブタジエンゴムの単独、又は該スチレンブタジエンゴムと他のジエン系ゴムとのブレンドからなるゴム成分100重量部に対し、ガラス転移点が−90〜−5℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲル1〜30重量部と、脂肪酸誘導体1〜10重量部とを配合したタイヤ用ゴム組成物である。また、該ゴム組成物で形成されたトレッドを有する空気入りタイヤである。
【選択図】なし
Description
本発明は、タイヤ用ゴム組成物、及び、該ゴム組成物を用いたトレッドを有する空気入りタイヤに関するものである。
湿潤路面や氷雪路面を走行するタイヤにおいては、路面とタイヤトレッド接地部間の摩擦抵抗が低下するため、十分な制動性、操作性が得られないことがある。そのため、空気入りタイヤ、例えばスタッドレスタイヤやスノータイヤなどの冬用タイヤ(ウインタータイヤ)においては、湿潤路面での制動性・グリップ性(以下、ウェット性能という)と、雪上路面や氷上路面での制動性・グリップ性(以下、スノー性能という)とをバランス良く向上させることが好ましい。
ウェット性能を向上させるためには、トレッドゴムの反発弾性を低下させることが有効である。そのため、ガラス転移点の高いポリマーやオイルを使用したり、フィラーとオイルの配合量を増加したりするといった手法がある。しかしながら、ガラス転移点の高いポリマーやオイルを使用すると、スノー性能が低下してしまうという問題がある。
一方、スノー性能を向上させるためには、低温領域でのゴム硬さを下げたり、貯蔵弾性率(E’)を低下させることが有効である。そのため、ガラス転移点の低いポリマーやオイルを使用したり、フィラーとしてシランを用い、更にシランカップリング剤を配合したりするといった手法がある(例えば、下記特許文献1参照)。しかしながら、ガラス転移点の低いポリマーやオイルを使用すると、ウェット性能が低下してしまうという問題がある。
このようにウェット性能とスノー性能は背反関係にあり、両者をバランス良く向上することは容易ではない。
ところで、下記特許文献2には、タイヤの転がり抵抗を低減するために、硫黄を含有しC=C二重結合に対する反応性を有する化合物で変性されたゴムゲルを配合したゴム組成物が提案されている。また、下記特許文献3には、ヒステリシス損失が小さく、かつ動的応力下での昇温が小さいゴム組成物を得るために、ガラス転移点が−60℃以下のポリブタジエンゴム粒子を配合することが提案されている。このように従来、架橋されたゴム粒子であるポリマーゲル(ゴムゲル)をタイヤ用ゴム組成物に配合することは知られているが、特定のスチレンブタジエンゴム及び脂肪酸誘導体とともに組み合わせて用いることで、ウェット性能とスノー性能をバランス良く向上することについては知られていない。
なお、下記特許文献4には、シリカ配合のゴム組成物において、配合時の加工性とタイヤ性能を高次元でバランスさせるために、シランカップリング剤とともに、加工助剤として脂肪酸金属塩と脂肪酸アミド又は脂肪酸エステルとを組み合わせて配合することが開示されている。しかしながら、上記特定のポリマーゲルとの組み合わせについては開示されておらず、また、同文献においてタイヤ性能としては耐摩耗性、転がり抵抗性及び操縦安定性が評価されているのみであり、ウェット性能とスノー性能のバランスについては記載されていない。
本発明は、ウェット性能とスノー性能をバランス良く向上することができるゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ用ゴム組成物は、ガラス転移点が−40℃以下のスチレンブタジエンゴムの単独、又は該スチレンブタジエンゴムと他のジエン系ゴムとのブレンドからなるゴム成分100重量部に対し、ガラス転移点が−90〜−5℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲル1〜30重量部と、脂肪酸誘導体1〜10重量部とを配合したものである。
本発明に係る空気入りタイヤは、該ゴム組成物で形成されたトレッドを有するものである。
本発明によれば、ガラス転移点の低いスチレンブタジエンゴムに対し、特定のガラス転移点を持つポリマーゲルと脂肪酸誘導体とを併用することで、ウェット性能とスノー性能をバランス良く向上することができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本発明に係るゴム組成物において、ゴム成分としては、ガラス転移点が−40℃以下のスチレンブタジエンゴム(SBR)の単独、又は該スチレンブタジエンゴムと他のジエン系ゴムとのブレンドが用いられる。このようなガラス転移点の低いSBRを用いることにより、スノー性能を向上することができる。ガラス転移点の下限は特に限定されないが、−100℃以上であることが好ましい。SBRのガラス転移点のより好ましい範囲は、−80〜−50℃である。ここで、ガラス転移点(Tg)は、JIS K7121に準拠して示差走査熱量測定(DSC)を用いて測定される値(昇温速度20℃/分)である。
前記SBRとしては、有機リチウム化合物を開始剤とする1,3−ブタジエンとスチレンとの共重合により得られる共重合体ゴム、即ち溶液重合SBRを用いることが好ましい。溶液重合SBRは、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテルなどの不活性有機溶媒を用いた公知の溶液重合法により製造することができ、上記有機リチウム化合物としては、n−ブチルリチウムなどのアルキルリチウム、1,4−ジリチウムブタンなどのアルキレンジリチウム、フェニルリチウムなどが挙げられる。
前記SBRとブレンドする他のジエン系ゴムとしては、特に限定はなく、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ガラス転移点が−40℃超のスチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム、ニトリルゴムなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いても2種以上併用してもよい。このような他のジエン系ゴムをブレンドする場合、ゴム成分中の比率として60重量%以下であることが好ましい。すなわち、ゴム成分は、上記SBR40重量%以上と、他のジエン系ゴム60重量%以下のブレンドであることが好ましい。
本発明のゴム組成物に配合されるポリマーゲルとしては、ガラス転移点が−90〜−5℃である架橋されたジエン系ポリマー粒子(ゴム粒子)が用いられる。このような特定のガラス転移点を持つポリマーゲルを、ガラス転移点の低い上記SBRと組み合わせて用いることにより、ウェット性能とスノー性能を向上することができる。ガラス転移点が−90℃よりも低いと、ウェットグリップ性の向上効果を得にくくなる。またガラス転移点が−5℃よりも高いと、スノー性能の向上効果を得にくくなる。該ガラス転移点は、より好ましくは−90〜−40℃である。なお、ポリマーゲルのガラス転移点は、ベースとなるジエン系ポリマーの種類と、その架橋度により調整することができる。ガラス転移点は、JIS K7121に準拠して示差走査熱量測定(DSC)を用いて測定される値(昇温速度20℃/分)である。
かかるポリマーゲルは、ゴム分散液を架橋することにより製造することができる。該ゴム分散液としては、乳化重合により製造されるゴムラテックス、溶液重合されたゴムを水中に乳化させて得られるゴム分散液などが挙げられ、また、架橋剤としては、有機ペルオキシド、有機アゾ化合物、硫黄系架橋剤など挙げられる。また、ゴム粒子の架橋は、ゴムの乳化重合中に、架橋作用を持つ多官能化合物との共重合によっても行うことができる。具体的には、特開平10−204225号公報、特表2004−504465号公報、特表2004−506058号公報、特表2004−530760号公報などに開示の方法を用いることができる。
ポリマーゲルを構成するジエン系ポリマーとしては、上記した各種ジエン系ゴムが挙げられ、これらはいずれか単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。好ましくは、ポリブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴムを主成分とするものである。
該ポリマーゲルとしては、OH(ヒドロキシル)基を有する化合物で変性されたものが好ましく用いられる。ポリマーゲルは、ジエン系ポリマーからなるものであり、粒子表面にC=C二重結合を有するため、OH基を有するとともにC=C二重結合に対する反応性を有する化合物を用いることで、粒子表面にOH基を組み込むことができる。
このような化合物(変性剤)としては、例えば、特表2004−506058号公報に記載されているように、ヒドロキシブチルアクリレート又はメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート又はメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート又はメタクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。
このようにしてOH基が導入されたポリマーゲルであると、フィラーとしてシリカを用い、かつシランカップリング剤を配合した場合に、粒子表面に存在するOH基がシランカップリング剤と反応することで、ポリマーゲルの分散性を向上することができる。
該ポリマーゲルは、トルエン膨潤指数Qiが16未満であることが好ましい。トルエン膨潤指数は、より好ましくは1〜15であり、更に好ましくは3〜8である。トルエン膨潤指数Qiが大きすぎると、粒子が柔らかくなり、補強効果に劣る。また、ポリマーゲルは、ゲル含量が94重量%以上であることが好ましい。ゲル含量がこれよりも小さいと、ゴム粒子の弾性率が低下する傾向にあり、これを配合するゴム組成物にも影響する。
ここで、トルエン膨潤指数及びゲル含量は、ポリマーゲルをトルエンに膨潤させた後、乾燥させることにより測定される。すなわち、ポリマーゲル250mgを、トルエン25mL中で、24時間、振とう下に膨潤させ、20000rpmで遠心分離してから、濡れ質量を秤量し、次いで70℃で質量一定まで乾燥させてから、乾燥質量を秤量する。ゲル含量は、使用されたポリマーゲルに対する乾燥後のポリマーゲルの重量比率(%)である。また、トルエン膨潤指数は、Qi=(ゲルの濡れ質量)/(ゲルの乾燥質量)により求められる。
なお、ポリマーゲルの粒径は特に限定されないが、平均粒子径(DIN 53 206によるDVN値)が40〜200nmであることが好ましい。
該ポリマーゲルの配合量は、上記ゴム成分100重量部に対して、1〜30重量部であり、より好ましくは5〜20重量部である。ポリマーゲルの配合量が少なすぎると、ウェット性能とスノー性能の向上効果が不十分となる。逆に配合量が多すぎると、ウェット性能とスノー性能のバランスを損なう。
本発明に係るゴム組成物には、脂肪酸誘導体が、ゴム成分100重量部に対して1〜10重量部配合される。この配合量が少なすぎると効果が不十分であり、逆に多すぎると発熱しやすくなり、低発熱性が悪化する。脂肪酸誘導体を適量添加することにより、上記ポリマーゲルの分散性が向上し、ウェット性能とスノー性能を改良することができる。脂肪酸誘導体の配合量は、より好ましくは、ゴム成分100重量部に対して2〜5重量部である。
該脂肪酸誘導体としては、例えば、脂肪酸金属塩、脂肪酸アンモニウム塩、脂肪酸アミン塩などの脂肪酸塩の他、脂肪酸アミド、脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの脂肪酸誘導体を構成する脂肪酸としては、炭素数6〜28の飽和又は不飽和脂肪酸が挙げられ、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ネルボン酸等であり、これらは1種または2種以上を混合して用いることができる。好ましくは、炭素数14〜20の飽和脂肪酸を用いることである。
上記脂肪酸金属塩について、塩を形成する金属としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属、亜鉛、ニッケル、モリブデン等が挙げられる。
上記脂肪酸アミドとしては、ステアリン酸アミドなどの脂肪酸残基を1つのみ持つものだけでなく、アルキレンビス脂肪酸アミドでもよく、アルキレンビス脂肪酸アミドの場合、上記脂肪酸の炭素数はアミド基1つ当たりの炭素数であり、また、アルキレンとしてはメチレン又はエチレンが好適である。また、脂肪酸エステルを構成するアルコールとしては、1価のアルコールには限られず、2価以上のアルコール、例えば、グリコール、グリセリン、エリスリトール、ソルビトールなどでもよく、従って、脂肪酸エステルとしては、これらのアルコールと2つ以上の脂肪酸とをエステル化反応させた生成物であってもよい。
以上説明した各脂肪酸誘導体は、それぞれ1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、特に好ましい脂肪酸誘導体は、脂肪酸金属塩であり、更に好ましくは脂肪酸の亜鉛塩である。
本発明に係るゴム組成物には、フィラーとしてシリカを配合するとともに、更にシランカップリング剤を配合することが好ましい。上記ポリマーゲルは、ジエン系ポリマーからなるため、表面に二重結合を有する。そのため、フィラーとしてシリカを用い、かつシランカップリング剤を配合した場合、該二重結合にシランカップリング剤が反応することで、シランカップリング剤を介してポリマーゲルとシリカを結合することができる。また、ポリマーゲルが粒子表面のOH基を有する場合、このOH基がシランカップリング剤と反応し、シランカップリング剤を介してポリマーゲルと上記ゴム成分とを結合することができる。あるいはまた、シランカップリング剤がポリマーゲルの二重結合とOH基との間で反応することで、ポリマーゲルを架橋することもできる。これらにより、更に性能を向上することができる。
シリカとしては、例えば湿式シリカ(含水ケイ酸),乾式シリカ(無水ケイ酸),ケイ酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム等が挙げられるが、中でも低発熱性とウェット性能の両立効果が良好である湿式シリカが好ましい。シリカは、ゴム成分100重量部に対して20〜150重量部にて配合されることが好ましく、より好ましい配合量は、下限が50重量部、上限が120重量部である。
フィラーとしては、シリカ単独でもよいが、シリカとともに、カーボンブラックや他の無機充填剤(例えば、酸化チタン、ケイ酸アルミニウム、クレー、タルク等)を配合してもよい。
シリカとともに併用するシランカップリング剤は、例えば、スルフィド、アミノ基、メルカプト基、ビニル基、メタクリル基、エポキシ基などのポリマーと反応し得る有機部と、ハロゲンやアルコキシ基などを有する有機シラン化合物であり、公知の種々のシランカップリング剤を用いることができる。好ましくは、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィドなどのスルフィドシラン、3−オクタノイルチオ−1−プロピルトリエトキシシラン、3−プロピオニルチオプロピルトリメトキシシランなどの保護化メルカプトシランを用いることができる。
シランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して2〜25重量部であることが好ましく、より好ましくは5〜15重量部である。この配合量が2重量部未満ではカップリング効果が充分でなく、逆に25重量部を超えると、ウェット性能等を低下させるおそれがある。
本発明に係るゴム組成物には、上記した成分の他に、軟化剤、可塑剤、老化防止剤、亜鉛華、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤など、タイヤ用ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。該ゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやロール、ニーダー等の混合機を用いて混練し作成することができる。
該ゴム組成物は、各種空気入りタイヤ、特には、スタッドレスタイヤ、スノータイヤなどの冬用タイヤ(ウインタータイヤ)のトレッド部のためのゴム組成物として好適に用いられ、常法に従い、例えば140〜200℃で加硫成形することにより、該トレッド部を形成することができる。
該ゴム組成物からなるトレッドを備えた空気入りタイヤであると、ガラス転移点の低いSBRに対し、上記特定のポリマーゲルと脂肪酸誘導体を配合したことにより、ウェット性能とスノー性能をバランス良く向上することができる。
より詳細には、例えば、ガラス転移点が−30〜−5℃のポリマーゲルを、ガラス転移点の低いSBR及び脂肪酸誘導体と組み合わせて用いることにより、スノー性能を損なうことなく、ウェット性能を大幅に改良することができる。また、ガラス転移点が−90〜−70℃のポリマーゲルを、ガラス転移点の低いSBR及び脂肪酸誘導体と組み合わせて用いることにより、ウェット性能を損なうことなく、スノー性能を大幅に改良することができる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
バンバリーミキサーを使用し、下記表1に示す配合に従い、タイヤトレッド用ゴム組成物を調製した。表1中の各成分は以下の通りである。
・SBR1:スチレンブタジエンゴム、旭化成株式会社製「タフデン2830」(Tg=−65℃)、
・SBR2:スチレンブタジエンゴム、JSR株式会社製「SL563」(Tg=−38℃)、
・BR:ポリブタジエンゴム、宇部興産株式会社製「BR150B」(Tg=−104℃)、
・ポリマーゲル1:ラインケミー社製「マイクロモフ3B」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=−60℃、トルエン膨潤指数Qi=5.9、ゲル含量=97重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル2:ラインケミー社製「マイクロモフ4B」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=−15℃、トルエン膨潤指数Qi=6、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル3:ラインケミー社製「マイクロモフ30B」(BRをベースとするポリマーゲル、Tg=−80℃、トルエン膨潤指数Qi=5.9、ゲル含量=97重量%、平均粒子径=130nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル4:ラインケミー社製「マイクロモフ1P」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=65℃、トルエン膨潤指数Qi=7、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・カーボンブラック:東海カーボン株式会社製「シースト7HM」、
・シリカ:東ソー・シリカ株式会社製「ニップシールVN3」、
・シランカップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、デグサ社製「Si75」、
・オイル:株式会社ジャパンエナジー製「プロセスNC−140」、
・脂肪酸誘導体1:飽和脂肪酸亜鉛塩、ラインケミージャパン社製「アクチプラストPP」、
・脂肪酸誘導体2:天然脂肪酸のカルシウム塩、ラインケミージャパン社製「アフラックス16」。
・SBR2:スチレンブタジエンゴム、JSR株式会社製「SL563」(Tg=−38℃)、
・BR:ポリブタジエンゴム、宇部興産株式会社製「BR150B」(Tg=−104℃)、
・ポリマーゲル1:ラインケミー社製「マイクロモフ3B」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=−60℃、トルエン膨潤指数Qi=5.9、ゲル含量=97重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル2:ラインケミー社製「マイクロモフ4B」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=−15℃、トルエン膨潤指数Qi=6、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル3:ラインケミー社製「マイクロモフ30B」(BRをベースとするポリマーゲル、Tg=−80℃、トルエン膨潤指数Qi=5.9、ゲル含量=97重量%、平均粒子径=130nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル4:ラインケミー社製「マイクロモフ1P」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=65℃、トルエン膨潤指数Qi=7、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・カーボンブラック:東海カーボン株式会社製「シースト7HM」、
・シリカ:東ソー・シリカ株式会社製「ニップシールVN3」、
・シランカップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、デグサ社製「Si75」、
・オイル:株式会社ジャパンエナジー製「プロセスNC−140」、
・脂肪酸誘導体1:飽和脂肪酸亜鉛塩、ラインケミージャパン社製「アクチプラストPP」、
・脂肪酸誘導体2:天然脂肪酸のカルシウム塩、ラインケミージャパン社製「アフラックス16」。
各ゴム組成物には、共通配合として、ゴム成分100重量部に対して、ステアリン酸(花王株式会社製「ルナックS−20」)2.0重量部、亜鉛華(三井金属鉱業株式会社製「亜鉛華1種」)2.0重量部、老化防止剤(住友化学株式会社製「アンチゲン6C」)2.0重量部、ワックス(大内新興化学工業株式会社製「サンノックN」)2.0重量部、加硫促進剤(ジベンゾチアジルジサルファイド、三新化学工業株式会社製「サンセラーDM−G」)2.2重量部、加硫促進剤(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、住友化学株式会社製「ソクシノールCZ」)1.5重量部、及び、硫黄(鶴見化学工業株式会社製「粉末硫黄」)1.9重量部を配合した。
得られた各ゴム組成物について、160℃×30分で加硫して所定形状の試験片を作製し、得られた試験片を用いて、低発熱性を評価した。また、各ゴム組成物を用いて空気入りラジアルタイヤを作製した。タイヤサイズは195/65/R15として、そのトレッドに各ゴム組成物を適用し、常法に従い加硫成形することによりタイヤを製造した。得られた各タイヤについて、ウェット性能(ウェット制動性能)と、スノー性能(スノー制動性能)と、WET−SNOWバランスを評価した。各評価方法は次の通りである。
・低発熱性:東洋精機製粘弾性試験機を用いて、周波数10Hz、静歪み10%、動歪み1%、温度60℃の条件で損失係数tanδを測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が小さいほどtanδが小さく、発熱しにくいこと、即ち低燃費性に優れ、良好であることを示す。
・ウェット性能:上記タイヤを2000ccのFF車に4本装着し、湿潤路面(2〜3mmの水深で水をまいた路面)上で90km/h走行からABS作動させて20km/hまで減速時の制動距離を測定し(n=10の平均値)、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど制動距離が短く、ウェット制動性能に優れることを示す。
・スノー性能:上記タイヤを2000ccのFF車に4本装着し、雪上路面上で60km/h走行からABS作動させて20km/hまで減速時の制動距離を測定し(n=10の平均値)、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど制動距離が短く、スノー制動性能に優れることを示す。
・WET−SNOWバランス:上記ウェット性能とスノー性能の指数を合計し、比較例1をコントロール(cont)として、これに対する差を示した。「+」が比較例1に対してウェット性能及びスノー性能に優れること、「−」が劣ることを意味する。
結果は表1〜3に示すとおりであり、ガラス転移点の低いSBRと特定のポリマーゲルと脂肪酸誘導体を組み合わせた実施例では、ウェット性能とスノー性能がバランス良く改良されていた。特に、実施例1〜3、8〜12では、低発熱性を損なうことなく、ウェット性能とスノー性能がバランス良く改良されていた。また、表1に示すように、ガラス転移点が−80℃のポリマーゲルを、ガラス転移点の低いSBR及び脂肪酸誘導体と組み合わせた実施例1〜7では、スノー性能を大幅に向上することができた。また、表2に示すように、ガラス転移点が−15℃のポリマーゲルを、ガラス転移点の低いSBR及び脂肪酸誘導体と組み合わせた実施例8〜10では、ウェット性能を大幅に向上することができた。
これに対し、コントロールである比較例1に対し、単に脂肪酸誘導体を配合した比較例2,3では、ウェット性能及びスノー性能の改良効果が小さいだけでなく、低発熱性が悪化していた。また、脂肪酸誘導体を配合せずにポリマーゲルを配合した比較例4,7〜9,11では、ウェット性能とスノー性能の向上効果が実施例に比べて劣るものであった。また、比較例5,10のようにポリマーゲルの配合量が多すぎると、ウェット性能とスノー性能のバランスが損なわれていた。更に、上記ポリマーゲル及び脂肪酸誘導体を、ガラス転移点の高いSBRと組み合わせた比較例6では、急激にスノー性能が悪化した。また、ポリマーゲルのガラス転移点が規定の範囲を超えて高いものを用いた比較例12では、急激にスノー性能が悪化した。
本発明に係るゴム組成物は、空気入りタイヤのトレッドに好適に用いることができ、スタッドレスタイヤやスノータイヤ等の冬用タイヤ(ウインタータイヤ)をはじめ、各種空気入りタイヤに用いることができる。
Claims (5)
- ガラス転移点が−40℃以下のスチレンブタジエンゴムの単独、又は該スチレンブタジエンゴムと他のジエン系ゴムとのブレンドからなるゴム成分100重量部に対し、
ガラス転移点が−90〜−5℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲル1〜30重量部と、
脂肪酸誘導体1〜10重量部と
を配合してなるタイヤ用ゴム組成物。 - 前記脂肪酸誘導体が脂肪酸金属塩である請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
- シリカ及びシランカップリング剤を更に含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
- 前記ポリマーゲルがヒドロキシル基を有する化合物で変性されたものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム組成物で形成されたトレッドを有する空気入りタイヤ。
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