JP2010208845A - シート処理装置、画像形成装置、画像形成システム、シート処理制御方法、及びシート処理制御プログラム - Google Patents

シート処理装置、画像形成装置、画像形成システム、シート処理制御方法、及びシート処理制御プログラム Download PDF

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【課題】長さが不均一であるシート、カール状態にあるシートに対してもシート束綴じ処理時に発生する揃え不良を低減し、綴じ処理されたシート束の品質を向上させる。
【解決手段】搬送されてきたシートをスタックする端面綴じ処理トレイと、端面綴じ処理トレイにスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを後端フェンスに突き当て、シート搬送方向について整合する叩きコロと、前記シートの先端部に当接し、シートを後端フェンスに突き当てて整合する先端ストッパと、端面綴じ処理トレイ上で整合されたシート束に対して綴じ処理を行うスティプラと、を備えたシート処理装置であって、叩きコロ又は先端ストッパによって整合されたシート束に対して端面綴じスティプラによって綴じ処理を行う際に、先端ストッパと後端フェンスとの間でシート束を保持し(S116,S117)、両者によって保持された状態でによる綴じ処理を実行する。
【選択図】図11

Description

この発明は、搬入された用紙、記録紙、転写紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(本明細書では、単に「シート」と称す)のを整合するシート整合装置、このシート整合装置を備えたシート処理装置、シート整合装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などの画像形成装置、前記シート処理装置と前記画像形成装置を備えた画像形成システム、シート処理方法、及びシート処理制御プログラムに関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置から排出されるシートに対して仕分け、穴明け、綴じ等の処理を自動で行うシート処理装置が種々提供されているが、近年では、その機能の品質に関してニーズが多様化し、また高度化している。特に綴じ処理されたシート束の揃え(整合)精度に対するニーズが極めて高くなっている。このような整合に関する技術として例えば特許文献1(特開2006−027802号公報)に記載の発明が知られている。
この発明は、複数枚の用紙をスタックするスタック部及び該スタック部にスタックされた用紙の一辺のみ押して複数枚の用紙の端縁を揃える整合手段を有する用紙後処理装置:に関するものである。
画像形成装置から搬送されたシートを一旦スタックして複数枚重ね合せて積載トレイ内へ排出し、排出されたシートの搬送方向及び搬送方向と直交する方向のそれぞれを整合した後に、綴じ、折り等の処理を施す後処理機能を有する装置では、従来、複数枚重ね合せて積載トレイ内へ排出することができないシートの場合、すなわち、Z折りシートやシート長が異なるシートが混載されたシート混載のシートのように1枚ずつ積載トレイ内へ排出するシートの場合は、特許文献1記載の発明のようなシート搬送方向先端側を叩いて(押す)整合する整合方法をとらずに、シート表面を叩きコロで叩き、シート後端を基準位置に押し当てることによってシートを整合する方法がとられている。叩きコロを使用した例では、搬送されたシートのサイズ、あるいは処理枚数を識別し、整合動作に必要なシートとの接触時間を叩き動作の開始タイミング及び/又は叩き動作速度を適切に設定することによって整合処理の品質を上げている。
しかし、このようにして整合処理を行ったシート束に対して綴じ処理を行う場合、少数枚綴じでは、綴じ処理を行う綴じ装置の振動等によりシート束が安定せず、シート束の一部が浮き上がり、綴じズレ、最悪の場合綴じ抜けが発生してしまう。また、シートカール状態が大きいシートに関しても、シート綴じ部のカールの影響により、シート綴じ処理時にカールしたシートを持ち上げて綴じズレが発生してしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、Z折りシート等シート長さが不均一であるシート、カール状態にあるシートに対してもシート束綴じ処理時に発生する揃え不良を低減し、綴じ処理されたシート束の品質を向上させることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、搬送されてきたたシートをスタックする積載手段と、前記積載手段にスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第1の整合手段と、前記積載手段にスタックされたシートの先端部に当接し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第2の整合手段と、前記積載手段にスタックされ、整合されたシート束に対して綴じ処理を施す綴じ手段と、を備えたシート処理装置であって、前記第1又は第2の整合手段によって整合されたシート束に対して前記綴じ手段によって綴じ処理を行う際に、前記第2の整合手段を駆動し、当該第2の整合手段と前記突き当て部材との間で前記シート束を保持させ、両者によって保持した状態で綴じ処理を実行させる制御手段を備えていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記積載手段にスタックされたシートのシート搬送方向と平行な端部に当接してシート搬送方向と直交する方向について整合する第3の整合手段を備え、前記第3の整合手段が、前記積載手段に排紙されたシートに対して前記整合処理を施し、排紙された所定枚数のシートに対して整合を行った後、前記制御手段は、前記第3の整合手段によりシート束の両端部を保持させ、この保持状態で前記綴じ処理を実行させることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記シートの端部は所定の押し込み量で保持されることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記所定の押し込み量は、前記シートの状態に応じて変更されることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記シート状態はシート束枚数、シートサイズ、シート束の厚み、及びシート種類のいずれかであることを特徴とするシート処理装置。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段に係るシート処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第7の手段は、シート上に可視画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置の後段に配置されたシート処理装置と、を備えた画像形成システムを特徴とする。
第8の手段は、搬送されてきたシートをスタックする積載手段と、前記積載手段にスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第1の整合手段と、前記積載手段にスタックされたシートの先端部に当接し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第2の整合手段と、前記積載手段にスタックされ、整合されたシート束に対して綴じ処理を施す綴じ手段と、を備え、前記積載手段上でシートを整合し、前記綴じ手段によって綴じさせるシート処理制御方法であって、前記第1又は第2の整合手段によって整合されたシート束に対して前記綴じ手段によって綴じ処理を行う際に、前記第2の整合手段を駆動し、当該第2の整合手段と前記突き当て部材との間で前記シート束を保持させ、この保持状態で綴じ処理を行うことを特徴とする。
第9の手段は、搬送されてきたシートをスタックする積載手段と、前記積載手段にスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第1の整合手段と、前記積載手段にスタックされたシートの先端部に当接し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第2の整合手段と、前記積載手段にスタックされ、整合されたシート束に対して綴じ処理を施す綴じ手段と、を備え、前記積載手段上でシートを整合し、前記綴じ手段によって綴じるシート処理制御をコンピュータで実行するためのシート処理制御プログラムであって、前記第1又は第2の整合手段によって整合されたシート束に対して前記綴じ手段によって綴じ処理を行う際に、前記第2の整合手段を駆動し、当該第2の整合手段と前記突き当て部材との間で前記シート束を保持させる手順と、この保持状態で綴じ処理を行わせる手順と、を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、積載手段は端面綴じ処理トレイFに、突き当て部材は後端フェンス51a,51bに、第1の整合手段は叩きコロ12に、第2の整合手段は先端ストッパ512a,512bに、綴じ手段は端面綴じスティプラS1に、制御手段はCPU360に、第3の整合手段はジョガーフェンス53a,53bに、シート処理装置はシート後処理装置PDに、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
本発明によれば、第2の整合手段と突き当て部材との間でシート束を保持させ、両者によって保持した状態で綴じ処理を実行させるので、綴じ処理時の綴じ揃え不良を低減させることが可能となり、綴じ処理されたシート束の品質を高めることができる。
本発明の実施形態に係るシート処理装置としてのシート後処理装置と画像形成装置とからなるシステムのシステム構成を示す図である。 端面綴じ処理トレイをトレイの積載面側から見た概略構成図である。 シートの幅方向を整合するジョガーフェンス部の要部構成を示す図である。 端面綴じ処理トレイ及びその付属機構の概略構成を示す斜視図である。 シート後処理装置の制御装置の概略を示すブロック図である。 端面綴じ処理トレイの整合時の動作を説明するための要部斜視図で、シート排紙後のジョガーフェンスによる整合時の状態を示す。 端面綴じ処理トレイの整合時の動作を説明するための要部斜視図で、シート排紙後の先端ストッパによる整合時の動作を示す。 端面綴じ処理トレイの整合後の動作を説明するための要部斜視図で、先端ストッパとジョガーフェンスによってシート束を保持した状態で綴じ処理するときの状態を示す。 端面綴じ処理トレイの整合時の動作を説明するためのトレイの積載面側から見た正面図で、先端ストッパによる整合動作後、ジョガーフェンスによって整合するときの状態を示す。 端面綴じ処理トレイの整合後の動作を説明するためのトレイの積載面側から見た正面図で、先端ストッパとジョガーフェンスによってシート束を保持した状態で綴じ処理するときの状態を示す。 本発明の実施形態における整合処理の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるシート状態に応じてシート束を保持するときの押し込み量を設定する制御手順を示すフローチャートである。
本発明は、プレスタックができないシート、例えばサイズ混載のシート、Z折り等の折が施されたシートのように長さが不均一なシートからなるシート束に対して綴じ処理を行う場合、シート束が少数枚の場合、腰の弱いシートの場合、シート自体の剛性が弱い場合に、整合不良が生じることがあるので、これに対処するため、シートを整合し、後端フェンスに突き当てた状態でスティプラによって綴じる際、シート束に生じたズレ、浮き上がり、大きなカール等を整合機能を有する部材によって押さえ込んで精度のよい綴じ処理を可能とするものである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るシート処理装置としてのシート後処理装置PDと画像形成装置PRとからなるシステムを示すシステム構成図である。
図1において、シート後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出されたシートはシート後処理装置PDに導かれる。前記シートは、1枚のシートに後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aと、この搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下「端面綴じ処理トレイ」とも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
画像形成装置PRは、特に図示しないが入力された画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像をシートに転写する転写装置、及びシート転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着されたシートをシート後処理装置PDに送り出し、シート後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この実施形態では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置が画像形成手段を構成している。
搬送路A及びDを経て端面綴じ処理トレイFへ導かれ、この端面綴じ処理トレイFで整合及びスティプル等を施されたシートは、ガイド部材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理トレイG(以下、単に「中綴じ処理トレイ」とも称する)へ振り分けられるように構成され、中綴じ処理トレイGで折り等を施されたシートは搬送路Hを通り排紙ローラ83から下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送されるシートの後端が前記分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、シートをターンガイド8に沿って逆行させる。これにより、シート後端からシートをシート収容部E(プレスタック搬送路)へ導いて滞留(プレスタック)させ、次シートと重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。なお、符号304はシートをプレスタックさせる際の逆送タイミングを設定するためのプレスタックセンサである。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れるシートを検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15、16をそれぞれ駆動し、両者の組み合わせを変えることによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへシートを振り分ける。
搬送路Bへシートを導く場合は、図1の状態(初期状態)で前記ソレノイドはOFFのままで、シートは搬送ローラ3から排紙ローラ4を経て上トレイ201に排出される。搬送路Cへシートを導く場合は、図1の状態から分岐爪15及び分岐爪16のそれぞれのソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送ローラ5及び排紙ローラ対6(6a,6b)を経てシートをシフトトレイ202側に搬送する。搬送路Dへシートを導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となり、搬送ローラ2から搬送ローラ7によって搬送路Dに導かれる。
このシート後処理装置では、シートに対して、穴明け(パンチユニット100)、シート揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、シート揃え+中綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じスティプラS2)、シートの仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
図1に示すように、このシート後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ対6(6a,6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202をシート搬送方向に直交する方向に往復動させる図示しないシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とにより構成される。
スティプル排紙ローラ11によって端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは、端面綴じ処理トレイF上に順次積載される。この場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(シート搬送方向と直交する方向−シート幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、シート束の最終紙から次のシート束先頭紙までの間で、制御装置350(図5参照)からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われたシート束は、直ちに放出爪52aが突設された放出ベルト52(図2参照)によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出される。
放出ベルト52はシート幅方向の整合中心に位置し、プーリ52c間に張架され、放出モータにより駆動される。また、複数の放出ローラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸に対して回転自在に設けられ、従動コロとして機能している。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束を交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転させ、これからシート束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。
なお、図1において、符号110は後端押さえレバーであり、後端フェンス51に収容されたシート束SBの後端を押さえることができる後端フェンス51の下端部に位置し、端面綴じ処理トレイFに対してほぼ垂直な方向に往復動する。端面綴じ処理トレイFに排出されたシートは、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われるが、端面綴じ処理トレイFに積載されたシート後端がカールしていたり、腰が弱かったりするとシート自身の重量によって後端が座屈し膨らむ傾向にある。さらに、その積載枚数が増えることによって、後端フェンス51内の次のシートが入る隙間が小さくなり、縦方向の揃えが悪くなる傾向にある。そこで、シート後端の膨らみを少なくしてシートが後端フェンス51に入りやすくするようにしたのが、後端押さえ機構であり、シートを直接押さえるのが後端押さえレバー110である。る。
図2は端面綴じ処理トレイFをトレイの積載面側から見た概略構成図である。同図において、上流機より受け入れたシートの幅方向の整合は53a及び53bのジョガーフェンスにて実施され、縦方向はストッパ駆動ベルト511a,511bによって駆動される先端ストッパ512a、512bによって後端フェンス51a,51b(図1では符号51で示す)に突き当てて整合される。整合動作の完了後は、端面綴じスティプラS1にて綴じ処理が施され、綴じ処理後のシート束は可動フェンス57a、57bにて持ち上げられる。なお、この可動フェンスのシート束をすくう受け部は後端フェンス51a,51bのシート束を受ける受け部より若干下方に位置した処にあり、先端ストッパ512a、512bが後端フェンス51a,51bにシート束を突き当てて縦揃えを実施するときの障害とならないように配置されている。可動フェンス57a,57bにてシート束が持ち上げられた後、放出ベルト52が反時計方向に駆動して、放出ベルト52に取り付けられた放出爪52aにて可動フェンス57a、57bにて持ち上げられたシート束をすくい、端面綴じ処理トレイFからの放出動作を行う。なお、符号64a,64bは前側板及び後側板である。また、本動作は整合処理後に綴じ処理を実施しない未綴じ束においても同様の動作が可能である。
図3はシートの幅方向を整合するジョガーフェンス部の要部構成を示す図である。ジョガーフェンス53a,53bはそれぞれ図示していない駆動モータによって矢印方向に移動してシートの幅方向の整合を行う。また、ジョガーフェンス53a,53bにはそれぞれ2つのマイラー531,532が配置されており、端面綴じ処理トレイFに排出されたシートがカール等で湾曲するのを防いでいる。マイラー531、532はそれぞれ大サイズ用、小サイズ用であり、この2つのマイラー531,532の取付け位置とそれぞれの長さ、及び弾力性は、積載手段内へシートが搬送されてきたときに搬送時の抵抗とならないよう、かつ端面綴じ処理トレイF内に受け入れ可能な全シートサイズの先端部近傍を押さえることが可能に、かつシート横方向の整合時の障害とならないように配慮して決定されている。
図4は端面綴じ処理トレイF及びその付属機構の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、スティプル排紙ローラ11により端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは順次端面綴じ処理トレイF上に積載される。このとき、端面綴じ処理トレイFに排出されるシートの枚数が1枚の場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53a,52bによって幅方向(シート搬送方向と直交するシート幅方向)の整合が行われる。叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL170によって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれたシートに間欠的に作用してシートを後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12自身は反時計回りに回転するしくみとなっている。
ジョガーフェンス53は、図2及び図3に示すように前後一対(53a,53b)設けられ、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆動され、シート幅方向に往復移動する。
端面綴じ処理トレイFのシート搬送方向下流側には、シート束偏向機構が設けられている。図1に示すように端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへ、また端面綴じ処理トレイFからシフトトレイ202へシート束を送る搬送路、及びシート束を搬送する搬送手段は、シート束に搬送力を与える搬送機構35、シート束をターンさせる放出ローラ56、シート束をターンさせるためのガイドを行うガイド部材44とから構成されている。
各々の詳細な構成を説明すると、搬送機構35のローラ36には駆動軸37の駆動力がタイミングベルトによって伝達される構成となっており、ローラ36と駆動軸37はアームによって連結支持され、駆動軸37を回転支点として揺動可能となっている。搬送機構35のローラ36の揺動駆動はカム40によって行われ、カム40は回転軸41を中心に回転し、図示しないモータによって駆動される。
搬送機構35では、ローラ36の対向する位置には従動ローラ42が配置され、従動ローラ42とローラ36によってシート束を挟み、弾性材によって加圧し、搬送力を与えている。
端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへシート束をターンさせる搬送路は、放出ローラ56と放出ローラ56に対向する側のガイド部材44の内面との間に形成される。ガイド部材44は支点を中心に回動し、その駆動は束分岐駆動モータ161から伝達される。
端面綴じ処理トレイFから積載手段であるシフトトレイ202へシート束を搬送する搬送路は、ガイド部材44が支点を中心に図示時計方法に回動し、ガイド部材44の外面(放出ローラ56と対向しない側の面)とその外側のガイド板間の空間を搬送路として使用する。
端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへシート束Pを送る場合、端面綴じ処理トレイFで整合されたシート束の後端を放出爪52aで押し上げ、搬送機構35のローラ36と、これに対向する対向する従動ローラ42との間でシート束を挟み、搬送力を与える。このとき搬送機構35のローラ36は、シート束P先端にぶつからないような位置で待機している。
次に、シート束P先端が通過してからシート表面に搬送機構35のローラ36を接触させ、搬送力を与える。このときガイド部材44と放出ローラ56とでターン搬送路のガイドを形成し、シート束Pを下流の中綴じ処理トレイGへと搬送する。
中綴じ処理トレイGは、図1に示すように搬送機構35、ガイド部材44及び放出ローラ56からなるシート束偏向機構の下流側にが設けられている。中綴じ処理トレイGは、前記シート束偏向機構の下流側にほぼ垂直に設けられており、中央部に中折り機構が、その上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。
また、束搬送ガイド板上92の上部には束搬送ローラ上71が、下部には束搬送ローラ下72がそれぞれ設けられているとともに、両ローラ71,72間を跨ぐように束搬送ガイド板上92の側面に沿って両側に中綴じ上ジョガーフェンス250aが配置されている。同様に束搬送ガイド板下91の側面に沿って両側に中綴じ下ジョガーフェンス250bが設けられ、この中綴じ下ジョガーフェンス250bが設置されている箇所に中綴じスティプラS2が配置されている。中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガーフェンス250bは図示しない駆動機構により駆動され、シート搬送方向に直交する方向(シートの幅方向)の整合動作を行う。中綴じスティプラS2は、クリンチャ部とドライバ部とが対となったもので、シートの幅方向に所定の間隔をおいて二対設けられている。
また、束搬送ガイド板下91を横切るように可動後端フェンス73が配置され、タイミングベルトとその駆動機構とを備えた移動機構によりシート搬送方向(図において上下方向)に移動可能となっている。駆動機構は図1に示すように前記タイミングベルトが掛け渡された駆動プーリと従動プーリと、駆動プーリを駆動するステッピングモータとにより構成されている。同様に束搬送ガイド板上92の上端側には、後端叩き爪251と、その駆動機構が設けられている。後端叩き爪251はタイミングベルト252と図示しない駆動機構とによって前記シート束偏向機構から離れる方向とシート束の後端(シート束導入時に後端に当たる側)を押す方向とに往復移動可能となっている。
中折り機構は、中綴じ処理トレイGのほぼ中央部に設けられ、折りプレート74と折りローラ81と、折られたシート束を搬送する搬送路Hとからなっている。なお、図1において、符号326は後端叩き爪251のホームポジションを検出するためのホームポジションセンサ、符号323は中折りされたシートを検出するための折り部通過センサ、符号321はシート束が中折り位置に到達したことを検知する束検出センサ、符号322は可動後端フェンス73のホームポジションを検出する稼働後端フェンスホームポジションセンサである。
また、この実施形態では、下トレイ203に中折りされたシート束の積層高さを検出する検出レバー501が支点501aによって揺動自在に設けられ、この検出レバー501の角度を紙面センサ505によって検出し、下トレイ203の昇降動作及びオーバーフロー検出を行っている。
図5はCPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御装置350の概略を示すブロック図である。制御装置350には、図示しない画像形成装置本体のコントロールパネルの各スイッチ等、及び上排紙センサ302、紙有無センサ310、スティプル排紙センサ305、紙面検知センサ330等の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力され、CPU360は入力された信号に基づいて先端ストッパ512、放出ベルト52、可動フェンス57等の機構を制御する駆動モータや叩きSOL等の各ソレノイドを制御する。
なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU360が読み込み、図示しないRAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行する。
図6ないし図8は端面綴じ処理トレイFの整合動作を説明するための要部斜視図、図9及び図10は要部正面図である。
画像形成装置PRからシート後処理装置PDに搬送されたシートは、図1に示される搬送経路A−D−Fに沿って、端面綴じ処理トレイFへと搬送される。通常シートであれば、搬送経路Dを搬送後、プレスタック搬送経路Eへと搬送してシートを滞留させ、後続シートと共に端面綴じ処理トレイFへと搬送させるプレスタック搬送を行うことが可能である。
ここで、端面綴じ処理トレイFにおける整合動作について説明する。
プレスタック搬送路Eで集積されたシート束はプレスタック搬送によりスティプルトレイへと搬送され、叩きコロ12によりシート表面を叩き、後端フェンス51に押し当てシート搬送方向の整合処理が行われる。この叩きコロ12はシートを後端フェンス51方向に移動させる方向に回転しており、ソレノイドにより叩きコロ12をシートに対して接離させることにより前記整合処理が実行される。これを縦方向整合手段1と称する。
また、本実施形態では、前記先端ストッパ512a,512bが設けられ、当該先端ストッパ512a,512bが端面綴じ処理トレイFに排紙されたシート束の先端を叩き、後端フェンス51へシート束を落とし込んで整合処理が行われる。これを縦方向整合手段2と称する。さらに、端面綴じ処理トレイFへと搬送されたシート束はジョガーフェンス53a,53bによってシート束横方向に対してジョギング動作を行うことによりシート束横方向の整合処理が行われる。これを横方向整合手段と称する。これら3種類の整合手段によりシートの整合処理が行われた後、端面綴じスティプラS1によりシート束の端部に対して綴じ処理が行われる。
このように通常シートの場合、プレスタックで複数枚集積されたシート束として処理することができる。しかしながら、プレスタック禁止情報を載せられたシートに関してはプレスタック搬送を行わず、1枚ずつ端面綴じ処理トレイFへと搬送される。具体例として、サイズ混載シート、Z折り等の折り処理が施されたシート、プレスタック処理対象外設定シートが挙げられる。
図11は、本実施形態における整合処理の制御手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャート及び前記図6ないし図10を参照して、本実施形態における整合動作について説明する。
前述のようにサイズ混載シート及びZ折りシート等の折り処理が施されたシートに関しては、端面綴じ処理トレイFへと搬送されるシート長が異なるため、縦方向整合手段2で先端を叩く整合処理では十分な縦方向整合機能を得ることができない。そこで、プレスタック処理を禁止されたシートに関しては1枚ずつ端面綴じ処理トレイFへと搬送され(ステップS101−113)、図6に示すように叩きコロ12(縦方向整合手段1)による縦方向の整合とジョガーフェンス53a,53b(横方向整合手段)によって整合処理が施される(ステップS114,S121)。
整合されたシート束はそのまま端面綴じスティプラS1により綴じ処理が施されるが、少数枚綴じの場合、綴じ処理を行う端面綴じスティプラS1の駆動に伴う振動等によりシート束が安定せず、シート束の一部が浮き上がり綴じズレ、最悪の場合綴じ抜けが発生してしまう。また、シートカール状態が大きいシートに関しても、シート綴じ部のカールの影響により、シート綴じ処理時にカールしたシートを持ち上げて綴じズレが発生してしまうことがある。
そこで、本実施形態では、シート束に対して縦方向整合処理が施された後に、図7及び図9に示すように先端ストッパ512a,512b(縦方向整合手段2)をシート束の先端位置近傍へと移動させ、シート束の先端を押さえ込む。これによりシート束が安定する。シート束が安定した状態で、図8及び図10に示すように端面綴じスティプラS1により綴じ処理を施す(ステップS116)。
また、シート束の押し込み量は以下のシートの状態により変動させる。すなわち、シート束枚数が少ない、シートサイズが小さい、シート種類によりシートのコシが弱い場合には押し込み量を小さくし(シートサイズに対して略0mm)、綴じ処理時にシートが浮かび上がらない位置へ先端ストッパ512a,512b(縦方向整合手段2)の位置を設定する。これは押さえ込みによるシートの座屈を防止するためである。
これに対し、シート束枚数が多い、シートサイズが大きい、シート種類によりシートのコシが強い場合には先端ストッパ512a,512bの用紙サイズの先端位置からの押し込み量を大きくし(シート位置に対して略3mmオーバーラップさせる)、よりシート束を安定させることができる位置へ先端ストッパ512a,512b(縦方向整合手段2)の位置を設定する。
さらに、綴じ処理時のシート束の安定性を高めるため、前記先端ストッパ512a,512bによる縦方向の押さえ動作に加えて、図10に示すようにジョガーフェンス53a,53bによってシート束の幅方向を押さえ、図8及び図10に示すように縦方向と横方向同時にシート束を保持するようにする(ステップS117)。これによりシート束の縦方向と横方向のズレ防止が可能となり、揃え精度を更に高めることができる。
以下、この処理の手順をフローチャートに沿って説明する。
シート後処理装置のCPU360は、画像形成装置PR側からシートサイズ、シート混載の有無、搬送されてくるシートに対するプレスタック禁止情報を取得し(ステップS101)、その取得した情報に基づいてプレスタックの対象外のサイズか否かを判断する(ステップS111)。この判断でプレスタック対象外ではないサイズであれば(ステップS−YES)、シート表面を叩きコロ12で叩き、後端フェンス53a,53b側にシートを落とし、シート後端を整合する(ステップS114)。
プレスタック対象のシートサイズの場合(ステップS111−NO)、混載の有無(ステップS112)、プレスタック禁止有無(ステップS113)を判断し、サイズ混載がある場合(ステップS112−YES)及びプレスタックが禁止されている場合(ステップS113−YES)であれば、ステップS114で叩きコロ12による整合処理を実行し、サイズ混載がなく(ステップS112−NO)、スタック禁止設定がない場合には(ステップS113−NO)、先端ストッパ512a,512b(縦方向整合手段2)を使用したシート先端叩きによる整合処理を実行する(ステップS131)。
ステップS114で叩きコロ12による整合処理を実行した場合、受け入れたシートが最終紙か否かを判断し(ステップS115)、最終紙の場合には、先端ストッパ512a,512bとジョガーフェンス53a,53bをそれぞれシート束を押さえるために設定された位置に移動させ(ステップS116,S117)、綴じ処理に移行する。なお、叩きコロ12あるいは先端ストッパ512a,512bによって整合動作を行う場合、ジョガーフェンス53a,53bによる整合処理も並行して実行される(ステップS121)。前記設定された位置は、シート端部からの押し込み量によって異なっており、シート束枚数、シートサイズ、シート束の厚み、及びシート種類のいずれか1以上の要素に基づいて押し込み量が設定される。この設定はCPU360によって実行されるが、前記各要素について各機種に応じて予め最適な押し込み量を求めておき、その値を図示しない記憶手段に記憶させ、綴じ処理の度に呼び出されて使用される。
なお、本実施形態では、ステップS101で取得し、ステップS113で判断しているようにプレスタック禁止情報を載せられたシート、あるいは、プレスタック不可のシートに対しての実施例となるが、プレスタックシート処理に関しても綴じ処理時の生産性の維持が可能であれば、図11に示したフローチャートに沿った整合処理は有効である。
図12はシート状態に応じてシート束を保持するときの押し込み量を設定するステップS116及びステップS117の具体的な制御手順を示すフローチャートである。
同図において、ユーザがシートの種類を画像形成装置PRの図示しない操作パネルからシートの種類、例えば厚紙あるいはOHPシートを入力すると(ステップS201,S202)、シート剛性が閾値以上か否を判断する(ステップS203)。シートの種類はデフォールトが普通紙であり、シート種類を特定する場合のみ、ステップS201,S202の処理を行う。次いで、入力されたシートの種類、あるいはデフォールトの状態(普通紙)の紙種について予め設定された閾値を比較し(ステップS203)、シート剛性が閾値以上であれば(ステップS203−YES)、シートサイズを閾値と比較する(ステップS204。閾値として設定されたシートサイズはレターサイズ(LT)であり、シートサイズがレターサイズ以上であると(ステップS204−YES)、さらに、綴じ枚数を閾値と比較する(ステップS205)。閾値として設定された綴じ枚数は10枚であり、綴じ枚数が10枚以上であると(ステップS205−YES)、ジョガーフェンス53a,53bの押し込み量をY1mm(ステップS206)、先端ストッパ512a,512bの押し込み量をX1mm(ステップS207)としてシート束を押さえ、綴じ処理動作を実行する(ステップS208)。
一方、ステップS203でシート剛性が閾値未満の場合、ステップS204でシートサイズがレターサイズ未満の場合、ステップS205で綴じ枚数が10枚mm未満の場合には、ジョガーフェンス53a,53bの押し込み量をY2mm(ステップS217)、先端ストッパ512a,512bの押し込み量をX2mm(ステップS216)としてシート束を押さえ、綴じ処理動作を実行する(ステップS208)。
なお、前記押し込み量X1,X2,Y1,Y2mmは、適宜設定される値であるが、本実施形態では、前述のようにX1は3mm、X2は0mmであり、Y1は2mm、Y2は0mmに設定される。なお、Y1の押し込み量は、シート束に対する押し込み量であり、ジョガーフェンス53a,53bは両側も受けられているので、シートの側端部から片側1mmずつ中央方向に押し込むことになる。
以上のように、本実施形態によれば、
1)端面綴じ処理トレイF内で整合処理されたシート長が異なるシートを含むシート束の縦方向のシート状態を先端ストッパ512a,512bにより安定化させることができるので、次処理である綴じ処理動作時の縦方向の綴じ揃え不良及びシート綴じ抜けを低減することができる。
2)先端ストッパ512a,512bに加えてジョガーフェンス53a,53bを使用し、シート束の縦方向と横方向のシート状態を安定化させることができるので、次処理である綴じ処理動作時の縦、横方向綴じ揃え不良を低減することができる。
3)シート束枚数、シートサイズ、束厚み、シートの特性等のシート束の状態により最適な押し込み量を設定することができ、これによりシート束を安定した状態で適正に処理することができる。
4)このような効果を奏することから、端面綴じシート束の搬送機構を備えたシート処理装置において、シート長が異なるシートを含むシート束に対して、高信頼性かつ、簡素な構成でシート束綴じ揃え精度を向上させることができる。
5)その際、従来から備えられている先端ストッパ512a,512b、及びジョガーフェンス53a,53bを使用し、これらの駆動制御により前記効果を奏することが可能であり、これにより信頼性の高いシート処理装置、画像形成システムをより安価に提供することができる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は、画像形成装置の後段に接続して使用されるシート処理装置に、及びシート束を綴じて製本する製本装置に利用することができる。
12 叩きコロ
51a,51b 後端フェンス
53a,53b ジョガーフェンス
360 CPU
512a,512b 先端ストッパ
F 端面綴じ処理トレイ
PD シート後処理装置
PR 画像形成装置
S1 端面綴じスティプラ
特開2006−027802号公報

Claims (9)

  1. 搬送されてきたシートをスタックする積載手段と、
    前記積載手段にスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第1の整合手段と、
    前記積載手段にスタックされたシートの先端部に当接し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第2の整合手段と、
    前記積載手段にスタックされ、整合されたシート束に対して綴じ処理を施す綴じ手段と、
    を備えたシート処理装置であって、
    前記第1又は第2の整合手段によって整合されたシート束に対して前記綴じ手段によって綴じ処理を行う際に、前記第2の整合手段を駆動し、当該第2の整合手段と前記突き当て部材との間で前記シート束を保持させ、両者によって保持した状態で綴じ処理を実行させる制御手段を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1記載のシート処理装置であって、
    前記積載手段にスタックされたシートのシート搬送方向と平行な端部に当接してシート搬送方向と直交する方向について整合する第3の整合手段を備え、
    前記第3の整合手段が、前記積載手段に排紙されたシートに対して前記整合処理を施し、排紙された所定枚数のシートに対して整合を行った後、前記制御手段は、前記第3の整合手段によりシート束の両端部を保持させ、この保持状態で前記綴じ処理を実行させることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1又は2記載のシート処理装置であって、
    前記シートの端部は所定の押し込み量で保持されることを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項3記載のシート処理装置であって、
    前記所定の押し込み量は、前記シートの状態に応じて変更されることを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項4記載のシート処理装置であって、
    前記シート状態はシート束枚数、シートサイズ、シート束の厚み、及びシート種類のいずれかであることを特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. シート上に可視画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の後段に配置された請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置と、
    を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  8. 搬送されてきたシートをスタックする積載手段と、
    前記積載手段にスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第1の整合手段と、
    前記積載手段にスタックされたシートの先端部に当接し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第2の整合手段と、
    前記積載手段にスタックされ、整合されたシート束に対して綴じ処理を施す綴じ手段と、
    を備え、前記積載手段上でシートを整合し、前記綴じ手段によって綴じさせるシート処理制御方法であって、
    前記第1又は第2の整合手段によって整合されたシート束に対して前記綴じ手段によって綴じ処理を行う際に、前記第2の整合手段を駆動し、当該第2の整合手段と前記突き当て部材との間で前記シート束を保持させ、この保持状態で綴じ処理を行うことを特徴とするシート処理制御方法。
  9. 搬送されてきたシートをスタックする積載手段と、
    前記積載手段にスタックされたシートの表面に接触し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第1の整合手段と、
    前記積載手段にスタックされたシートの先端部に当接し、当該シートを突き当て部材に突き当て、シート搬送方向について整合する第2の整合手段と、
    前記積載手段にスタックされ、整合されたシート束に対して綴じ処理を施す綴じ手段と、
    を備え、前記積載手段上でシートを整合し、前記綴じ手段によって綴じるシート処理制御をコンピュータで実行するためのシート処理制御プログラムであって、
    前記第1又は第2の整合手段によって整合されたシート束に対して前記綴じ手段によって綴じ処理を行う際に、前記第2の整合手段を駆動し、当該第2の整合手段と前記突き当て部材との間で前記シート束を保持させる手順と、
    この保持状態で綴じ処理を行わせる手順と、
    を備えていることを特徴とするシート処理制御プログラム。
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