JP2010208585A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック機構の故障判定を適切に行うことが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両の制御装置は、第1のモータジェネレータの回転を固定可能に構成された係合機構を有し、当該係合要素を用いて無段変速モードと固定変速モードとの切り替えを行うハイブリッド車両に適用される。故障判定手段は、ハイブリッド車両が運転走行中でない時に、係合機構が故障しているか否かの判定を行う。これにより、走行中に運転者に違和感を与えることなく、係合要素の故障を適切に判定することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車両に好適な制御装置に関する。
エンジンに加えて、発電機(第1のモータジェネレータ)や電動機(第2のモータジェネレータ)などの動力源を備えるハイブリッド車両が既知である。ハイブリッド車両では、エンジンを可及的に高効率状態で運転する一方、駆動力やエンジンブレーキ力の過不足を第1のモータジェネレータ又は第2のモータジェネレータで補う。
例えば、特許文献1には、第1のモータジェネレータの回転を固定するロック機構(ブレーキ)を具備するハイブリッド車両が提案されている。この技術では、ロック機構にて第1のモータジェネレータの回転を固定して、エンジンを始動させている。
特開平9−109694号公報
しかしながら、上記した特許文献1には、ロック機構の故障判定を適切に行う方法などについては記載されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ロック機構の故障判定を適切に行うことが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、ハイブリッド車両の制御装置は、エンジンと、第1及び第2のモータジェネレータと、係合することで前記第1のモータジェネレータの回転を固定可能に構成された係合機構と、を有し、前記係合要素を用いて無段変速モードと固定変速モードとの切り替えを行うハイブリッド車両に適用され、前記ハイブリッド車両が運転走行中でない時に、前記係合機構が故障しているか否かの判定を行う故障判定手段を備える。
上記のハイブリッド車両の制御装置は、第1のモータジェネレータの回転を固定可能に構成された係合機構を有し、当該係合要素を用いて無段変速モードと固定変速モードとの切り替えを行うハイブリッド車両に好適に適用される。具体的には、故障判定手段は、ハイブリッド車両が運転走行中でない時に、係合機構が故障しているか否かの判定を行う。これにより、走行中に運転者に違和感を与えることなく、係合要素の故障を適切に判定することができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置の一態様では、前記故障判定手段は、前記エンジンの停止中において、ブレーキがオンにされた場合及びシフトレンジがパーキングレンジに設定された場合の少なくともいずれかの場合に、前記係合機構が故障しているか否かの判定を行う。
この態様によれば、ハイブリッド車両が停止している状態で、係合要素の故障を適切に判定することができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置において好適には、前記故障判定手段は、前記第1のモータジェネレータのトルクを印加する制御を行い、当該トルクを印加しても前記第1のモータジェネレータの回転数変化がない場合に、前記係合機構が故障していると判定する。
本発明におけるハイブリッド車両の制御装置は、第1のモータジェネレータの回転を固定可能に構成された係合機構を有し、当該係合要素を用いて無段変速モードと固定変速モードとの切り替えを行うハイブリッド車両に好適に適用される。具体的には、故障判定手段は、ハイブリッド車両が運転走行中でない時に、係合機構が故障しているか否かの判定を行う。これにより、走行中に運転者に違和感を与えることなく、係合要素の故障を適切に判定することができる。
本実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 ロック故障したまま走行した場合に発生する不具合を説明するための図である。 本実施形態におけるロック機構の故障判定処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置を適用したハイブリッド車両の概略構成を示す。
図1では、機械分配式2モータ型と称されるハイブリッド車両を示しており、当該ハイブリッド車両は、エンジン(内燃機関)1、第1のモータジェネレータMG1、第2のモータジェネレータMG2、動力分配機構20、を備える。
動力源に相当するエンジン1と、第1のモータジェネレータMG1とが動力分配機構20に連結されている。動力分配機構20の駆動軸3(所謂、ペラ軸)には、駆動軸3のトルク(駆動力)又はブレーキ力のアシストを行うための動力源である第2のモータジェネレータMG2が連結されている。さらに、駆動軸3は最終減速機8を介して左右の駆動輪9に連結されている。第1のモータジェネレータMG1と第2のモータジェネレータMG2とは、バッテリ、インバータ、又は適宜のコントローラを介して、もしくは直接的に電気的に接続され、第1のモータジェネレータMG1で生じた電力で第2のモータジェネレータMG2を駆動するように構成されている。
エンジン1は燃料を燃焼して動力を発生する熱機関であり、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンなどが挙げられる。第1のモータジェネレータMG1はエンジン1からトルクを受けて回転することにより主として発電を行うものであり、発電に伴うトルクの反力が作用する。第1のモータジェネレータMG1の回転数を制御することにより、エンジン1のエンジン回転数が連続的に変化する。このような変速モードを無段変速モードという。 第2のモータジェネレータMG2は、駆動力又はブレーキ力を補助(アシスト)する装置である。駆動力をアシストする場合、第2のモータジェネレータMG2は電力の供給を受けて電動機として機能する。一方、ブレーキ力をアシストする場合には、第2のモータジェネレータMG2は、駆動輪9から伝達されるトルクにより回転させられて電力を発生する発電機として機能する。
動力分配機構20は、いわゆるシングルピニオン型の遊星歯車機構であり、リングギアR1、キャリアC1、サンギアS1、を備える。キャリアC1は、リングギアR1とサンギアS1との両方に噛み合っているピニオンギアCP1を保持している。
エンジン1の出力軸2は第1の遊星歯車機構のキャリアC1に連結されている。第1のモータジェネレータMG1のロータ11の一端は第1の遊星歯車機構のサンギアS1に連結されている。リングギアR1は駆動軸3に連結されている。また、第1のモータジェネレータMG1には、第1のモータジェネレータMG1(具体的にはロータ11)の回転を検出可能に構成されたレゾルバ45が設けられている。レゾルバ45は、検出した回転数などに対応する検出信号Sig8をECU4に供給する。
第1のモータジェネレータMG1のロータ11の他端はロック機構7に連結されている。ロック機構7は、主に、クラッチ7a及びアクチュエータ7bを有する。例えば、ロック機構7は、湿式多板クラッチなどで構成され、摩擦力を利用して第1のモータジェネレータMG1のロータ11を固定可能に構成されている。なお、ロック機構7は本発明における係合機構として機能する。
具体的には、ロック機構7のクラッチ7aにおいて、一方のクラッチ板はケースなどに固定され、他方のクラッチ板は第1のモータジェネレータMG1のロータ11に連結されている。また、ロック機構7は、アクチュエータ7bを用いてクラッチ7aを係合及び解放することが可能に構成されている。ロック機構7は、クラッチ7aを係合することにより、第1のモータジェネレータMG1のロータ11を固定し、動力分配機構20のサンギアS1を固定する。この場合、ロック機構7は、例えば摩擦締結要素として機能して、第1のモータジェネレータMG1におけるロータ11の回転数を「0(rpm)」にする。また、ロック機構7は、クラッチ7aの係合を解放することにより、第1のモータジェネレータMG1のロータ11を解放し、動力分配機構20のサンギアS1を解放する。ロック機構7は、ECU4から送信された制御信号Sig5に基づいて、クラッチ7aの係合/解放を制御する。
ロック機構7がクラッチ7aを解放している状態では、第1のモータジェネレータMG1の回転数を連続的に変化させることによりエンジン1のエンジン回転数が連続的に変化し、無段変速モードが実現される。一方、ロック機構7がクラッチ7aを係合している状態では、動力分配機構20により決定される変速比がオーバードライブ状態(即ち、エンジン1のエンジン回転数が駆動軸3の回転数より小さくなる状態)に固定され、固定変速モードが実現される。
電源ユニット30は、インバータ31、コンバータ32、HVバッテリ33及びコンバータ34を備える。第1のモータジェネレータMG1は電源線37によりインバータ31に接続されており、第2のモータジェネレータMG2は電源線38によりインバータ31に接続されている。また、インバータ31はコンバータ32に接続され、コンバータ32はHVバッテリ33に接続されている。さらに、HVバッテリ33はコンバータ34を介して補機バッテリ35に接続されている。
インバータ31は、モータジェネレータMG1及びMG2との間で電力の授受を行う。モータジェネレータの回生時には、インバータ31はモータジェネレータMG1及びMG2が回生により発電した電力を直流に変換し、コンバータ32へ供給する。コンバータ32は、インバータ31から供給される電力を電圧変換し、HVバッテリ33を充電する。一方、モータジェネレータの力行時には、HVバッテリ33から出力される直流電力はコンバータ32により昇圧されてインバータ31へ供給され、電源線37又は38を介してモータジェネレータMG1又はMG2へ供給される。
HVバッテリ33の電力はコンバータ34により電圧変換されて補機バッテリ35に供給され、各種の補機の駆動に使用される。
インバータ31、コンバータ32、HVバッテリ33及びコンバータ34の動作はECU4により制御されている。ECU4は信号Sig4を送信することにより、電源ユニット30内の各要素の動作を制御する。また、電源ユニット30内の各要素の状態などを示す必要な信号は制御信号Sig4としてECU4に供給される。具体的には、HVバッテリ33のバッテリ残存容量を示すSOC(State Of Charge)や、HVバッテリ33の入力制限/出力制限などは信号Sig4としてECU4に供給される。
ECU(Electronic Control Unit)4は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。ECU4は、エンジン1、第1のモータジェネレータMG1及び第2のモータジェネレータMG2との間で制御信号Sig1〜Sig3を送受信することにより、それらを制御する。また、ECU4は、ロック機構7に対して制御信号Sig5を送信することにより、ロック機構7の係合/解放を切り替える制御を行う。本実施形態では、ECU4は、レゾルバ45から供給される検出信号Sig8に基づいて、ロック機構7の故障判定を行う。したがって、ECU4は、本発明における故障判定手段に相当する。
ここで、ロック機構7の故障判定を行う理由について説明する。本実施形態では、ECU4は、ロック機構7におけるロック故障についての判定を行う。なお、「ロック故障」とは、ロック機構7が係合した状態で固まってしまう故障をいい、例えばロック機構7が誤係合している状態に相当する(以下、同様とする)。
図2を参照して、ロック故障したまま走行した場合に発生する不具合について、具体的に説明する。図2(a)〜(c)は、それぞれ、ロック機構7がロック故障している場合の共線図の例を示している。具体的には、図2(a)〜(c)は、それぞれ、左から順に、第1のモータジェネレータMG1、エンジン1、第2のモータジェネレータMG2(一義的に駆動軸3)の動作状態を表した共線図を示している。上下方向は回転数に対応しており、上方向は正回転に対応する。
図2(a)は、ロック故障時における車両前進時の共線図の一例を示している。ロック機構7がロック故障している場合、図2(a)に示すように、第1のモータジェネレータMG1の回転数が概ね「0」に維持されるため、車両前進時において、車速によりエンジン回転数が共振帯に滞留する場合がある。この場合には、エンジン1におけるインプットシャフトに継続的な負荷がかかってしまうおそれがある。
図2(b)は、ロック故障時における車両後進時の共線図の一例を示している。ロック機構7がロック故障している場合、第1のモータジェネレータMG1の回転数が概ね「0」に維持されるため、図2(b)に示すように、車両後退によりエンジン1が逆回転する。この場合には、エンジン1において潤滑不良が生じてしまうおそれがある。
図2(c)は、ロック故障時におけるエンジン始動時の共線図の一例を示している。ロック機構7の正常時には、エンジン始動要求により第1のモータジェネレータMG1にてクランキングが開始されて、第1のモータジェネレータMG1などの回転数が変化する。しかしながら、ロック機構7がロック故障している場合、第1のモータジェネレータMG1の回転数が概ね「0」に維持されるため、エンジン始動時において、図2(c)に示すように第1のモータジェネレータMG1などの回転数変化はほとんど生じない。この場合には、第1のモータジェネレータMG1のインバータにおいて、特定相(U又はV又はW)に電流集中してしまうおそれがある。
[故障判定方法]
次に、本実施形態におけるロック機構7の故障判定方法について説明する。
本実施形態では、ECU4は、第1のモータジェネレータMG1のトルク(以下、「MG1トルク」と呼ぶ。)を印加することで、ロック機構7の故障判定を行う。この場合、反力により車両が動く可能性があるため、ECU4は、停車及び車両拘束が保証できる場合に、ロック機構7の故障判定を行う。具体的には、ECU4は、運転走行中でない時に、ロック機構7の故障判定を行う。こうするのは、走行に支障を及ぼさないためである、つまり運転者に違和感を与えないためである。なお、以下では、ロック故障の検出を実行しても良いか否かを判断するために用いる条件を「ロック故障検出条件」と呼ぶ。このロック故障検出条件は、故障検出時に走行に支障を及ぼさないといった観点(つまり運転者に違和感を与えないといった観点)で定められる。
詳しくは、ECU4は、このようなロック故障検出条件が成立した場合に、MG1トルクを印加する制御を行い、当該制御を行った際のレゾルバ45からの検出信号Sig8に基づいて、ロック機構7の故障判定を行う。即ち、ECU4は、レゾルバ45からの検出信号Sig8に基づいて、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化(言い換えると位置変化)が生じているか否かを判断することで、ロック機構7のロック故障を検出する。具体的には、ECU4は、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化が生じている場合にはロック機構7が正常であると判定し、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化が生じていない場合にはロック故障と判定する。
ロック機構7が正常である場合には、上記したロック故障検出条件が成立するような状況ではロック機構7は解放しているため、MG1トルクを印加すると、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化が生じることとなる。これに対して、ロック機構7がロック故障している場合には、ロック機構7が誤係合している状態にあるので、MG1トルクを印加しても第1のモータジェネレータMG1の回転数変化は生じないこととなる。したがって、ECU4は、MG1トルクを印加した際において、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化がある場合にはロック機構7が正常であると判定し、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化がない場合にはロック故障と判定する。
そして、ECU4は、上記のようにしてロック機構7のロック故障が検出された場合、車両におけるシステム動作を制限する。具体的には、ECU4は、車両の走行を禁止したり、エンジン始動を禁止したりする。こうすることにより、前述したような他の構成要素における二次的な不具合の発生を適切に防止することが可能となる。
ここで、前述したロック故障検出条件の具体例(第1の例〜第4の例)について説明する。
第1の例では、トリップの開始(言い換えるとイグニッションキーのオン)をロック故障検出条件として用いる。つまり、ECU4は、トリップの開始毎に、イニシャルチェックとしてMG1トルクを印加することで、ロック機構7の故障判定を行う。第2の例では、エンジン停止中のPレンジ投入を、ロック故障検出条件として用いる。つまり、ECU4は、エンジン停止中においてシフトレンジがパーキングレンジ(P)に設定される毎に、MG1トルクを印加することで、ロック機構7の故障判定を行う。
第3の例では、エンジン停止中におけるブレーキ(フットブレーキ)のオンによる停車を、ロック故障検出条件として用いる。つまり、ECU4は、エンジン停止中のブレーキオン停車毎に、MG1トルクを印加することで、ロック機構7の故障判定を行う。第4の例では、故障診断などを行うためのサービスツールの使用を、ロック故障検出条件として用いる。つまり、ECU4は、サービスツール(例えばTasCANなど)が車両内のコネクタに接続されて、ECU4に対してサービスツールより故障検出の要求があった際に、MG1トルクを印加することで、ロック機構7の故障判定を行う。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、本実施形態におけるロック機構7の故障判定処理について説明する。当該処理は、ECU4によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、ECU4は、ロック故障検出条件が成立しているか否かを判定する。つまり、ECU4は、ロック故障の検出を実行しても、運転者に違和感を与えないような状況であるか否かを判定する。例えば、ECU4は、前述した第1の例〜第4の例の少なくともいずれかの条件が成立しているか否かを判定する。詳しくは、ECU4は、イグニッションキーがオンとなったか否か、エンジン停止中においてPレンジに設定されたか否か、エンジン停止中におけるブレーキオン停車時であるか否か、サービスツールより故障検出の要求があった否かなどを判定する。
ロック故障検出条件が成立している場合(ステップS101;Yes)、処理はステップS102に進む。これに対して、ロック故障検出条件が成立していない場合(ステップS101;No)、処理はステップS105に進む。この場合には、ECU4は、ロック機構7の故障判定を行わずに通常走行を実施し(ステップS105)、処理は終了する。
ステップS102では、ECU4は、MG1トルクを印加する制御を行う。具体的には、ECU4は、予め定めた所定のトルクが第1のモータジェネレータMG1から付与されるように、第1のモータジェネレータMG1に対して制御を行う。例えば、当該所定のトルクは、第1のモータジェネレータMG1の軸などにおけるフリクショントルクに打ち勝って、第1のモータジェネレータMG1を回転させるのに十分なトルクに設定される。そして、処理はステップS103に進む。
ステップS103では、ECU4は、レゾルバ45から供給される検出信号Sig8に基づいて、第1のモータジェネレータMG1の回転数変化が生じているか否かを判定する。言い換えると、第1のモータジェネレータMG1において位置変化が生じているか否かを判定する。
回転数変化がある場合(ステップS103;Yes)、処理はステップS104に進む。この場合、ECU4は、ロック故障ではないとの判定を行う(ステップS104)。そして、処理はステップS105に進み、ECU4は通常走行を実施する。この後、処理は終了する。
これに対して、回転数変化がない場合(ステップS103;No)、処理はステップS106に進む。この場合、ECU4は、ロック故障であるとの判定を行う(ステップS106)。そして、処理はステップS107に進む。ステップS107では、ECU4は、車両におけるシステム動作を制限する、つまり制限走行を実施する。具体的には、ECU4は、車両の走行を禁止したり、エンジン始動を禁止したりする。そして、処理は終了する。
以上説明した故障判定処理によれば、走行中に運転者に違和感を与えることなく、ロック機構7のロック故障を適切に判定することができる。また、ロック故障である場合にシステム動作を制限することで、他の構成要素において発生する不具合を適切に防止することが可能となる。
1 エンジン
3 駆動軸
4 ECU
7 ロック機構
7a クラッチ
20 動力分配機構
33 HVバッテリ
45 レゾルバ
MG1 第1のモータジェネレータ
MG2 第2のモータジェネレータ

Claims (3)

  1. エンジンと、第1及び第2のモータジェネレータと、係合することで前記第1のモータジェネレータの回転を固定可能に構成された係合機構と、を有し、前記係合要素を用いて無段変速モードと固定変速モードとの切り替えを行うハイブリッド車両に適用され、
    前記ハイブリッド車両が運転走行中でない時に、前記係合機構が故障しているか否かの判定を行う故障判定手段を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記故障判定手段は、前記エンジンの停止中において、ブレーキがオンにされた場合及びシフトレンジがパーキングレンジに設定された場合の少なくともいずれかの場合に、前記係合機構が故障しているか否かの判定を行う請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記故障判定手段は、前記第1のモータジェネレータのトルクを印加する制御を行い、当該トルクを印加しても前記第1のモータジェネレータの回転数変化がない場合に、前記係合機構が故障していると判定する請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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