JP2010208463A - ゴムクローラ用芯金及び該芯金を使用したゴムクローラ - Google Patents

ゴムクローラ用芯金及び該芯金を使用したゴムクローラ Download PDF

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Abstract

【課題】転輪による落ち込みによる振動の発生が抑制でき、かつゴムクローラの脱輪が抑制できるゴムクローラ用芯金及びゴムクローラを提供する。
【解決手段】クローラ本体2に埋設される本体部11から突出する一対のガイド突起20、30と、各ガイド突起20、30から幅方向に位置をずらして前方及び後方に突出する上部第1膨出部21、31及び上部第2膨出部23、33と、幅方向に位置をずらして前方及び後方に突出する下部第1膨出部22、32及び下部第2膨出部24、34とを備える。通過面となるガイド突起20、30の頂面20a、30aからの転輪からの荷重が隣接する芯金20に分散され安定した転輪の通過面を確保して転輪の落ち込み及び振動を抑制する。芯金10の各膨出部21〜24、31〜34と隣接する芯金10の各膨出部21〜24、31〜34との当接乃至圧接により挙動を規制してゴムクローラ1の脱輪を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム等の弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に、その周方向に一定の間隔をおいて幅方向に延在して埋設されるゴムクローラ用芯金及びこの芯金を使用したゴムクローラに関する。
近年、ゴムクローラが建築作業機械、土木作業機械、農業機械等の作業車の走行部に広く使用される。このゴムクローラは、鉄シュークローラとの履き替えが可能になるようにゴム等の弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて芯金を埋設し、各芯金にクローラ本体の内周面側に突出して転輪の通過面となる頂面を備えた左右一対のガイド突起を形成している。そして、ゴムクローラは、作業車に装備されるクローラフレームの一端側及び他端側に設けられたスプロケットホイールによって形成される駆動輪と遊転輪、及びこれら駆動輪と遊転輪との間に設けられた転輪に巻き掛けられる。この芯金を埋設したゴムクローラにあっては、ゴムクローラを駆動輪または遊転輪に巻き掛けたときにガイド突起の端部が互いに当接しない程度開けてある。
この隣接する芯金のガイド突起間の間隙に起因して転輪が隣り合うガイド突起の頂面を乗り移る際に、転輪がそのガイド突起の頂面間で一度落ち込み、振動が発生する。また、ゴムクローラが石等の障害物に乗り上げたときに、いわゆる逆曲げ現象が発生した際に、隣り合う芯金が互いに独立して挙動して転輪の通過面となる芯金の頂面がずれたり、芯金が重り合う、いわゆる転位し、或いはゴムクローラ全体がずれて脱輪する不具合がある。
この対策として転輪の落ち込みによる振動を防止し、かつ転輪、駆動輪及び遊転輪等の脱輪を抑制するゴムクローラの芯金が、例えば特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されるゴムクローラの芯金を、図11及び図12を参照して説明する。図11は芯金101の要部平面図、図12は一部破断側面図である。各芯金101は、図示しないゴム等の弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に幅方向に延在して埋設される本体部102と、本体部102に突設されてクローラ本体の内周面側に突出する一対のガイド突起103A、103Bとから成り、転輪の通過面となるガイド突起103A、103Bの頂面103Aa、103Baが平滑な面に形成される。このガイド突起103A、103Bにはクローラ本体の周方向となる前後方向両端面上部に第1突起係合部104Aと第2突起係合部104Bが設けられている。第1突起係合部104Aはガイド突起103A、103Bの前後端面からそれぞれ前後に突出する突状であり、第2突起係合部104Bはガイド突起103A、103Bの前後端面に形成された上方が開放された凹状であって、第2突起係合部104B内に隣接する芯金101の第1突起係合部104Aが嵌入係合するように形成される。
ゴムクローラが通常走行しているときは、ガイド突起103A、103Bから突出する第1突起係合部104Aの頂面104Aaが転輪の通過面となるガイド突起103A、103Bの頂面103Aa、103Baに連続する平滑な面に形成され、転輪が隣り合うガイド突起103A、103Bの頂面103Aa、103Baを乗り移る際に、転輪が落ち込むことがなくなり、車輪の落ち込みによる振動の発生が抑制できる。
また、悪路走行等によって、石等の障害物に乗り上げたときには、ゴムクローラに上下及び横方向に力が付与され、クローラ本体が弾性変形して芯金101がずれようとすると、隣接する芯金101の第1突起係合部104Aと第2突起係合部104Bとの接触によって上下方向の動きが抑制され、かつ幅方向の動きが第1突起係合部104Aと第2突起係合部104Bの対向する側面により規制されてガイド突起103A、103Bが上下及び幅方向にずれる挙動がある程度抑制されてゴムクローラの脱輪が減少する。
特開平8−301155号公報
前記引用文献1によると、石等の障害物に乗り上げたときに、クローラ本体の弾性変形に伴い芯金101がずれようとすると、隣接する各芯金101の第1突起係合部104Aと第2突起係合部104Bとの接触によってガイド突起103A、103Bのずれがある程度抑制される。
しかし、ガイド突起103A、103Bに形成された凹状の第2突起係合部104Bに、隣接する芯金101のガイド突起103A、103Bに形成された突状の第1突起係合部104Aが上方から嵌入係合することから、ゴムクローラが石等の障害物に乗り上げたときに、クローラ本体に大きな上下方向の力が付与されるとクローラ本体が弾性変形して第2突起係合部104Bから第1突起係合部104Aが上方に抜け出し、隣り合う芯金101が互いにずれたり転位して転輪の通過面となる芯金101のガイド突起103A、103Bの頂面103Aa、103Baがずれて脱輪しやすくなる等の不具合がある。また、芯金101の挙動に伴って芯金101を埋設するクローラ本体に亀裂や剥離が発生して耐久性の低下が懸念される。
かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、転輪による落ち込みによる振動の発生が抑制でき、かつゴムクローラの脱輪が抑制できるゴムクローラ用芯金及び芯金を使用したゴムクローラを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載のゴムクローラ用芯金の発明は、弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に該クローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて設けられ、中央部及び該中央部から両側に突出する一対の翼部を有する本体部と、前記中央部の両側で前記本体部から前記クローラ本体の内周面側に突出して頂面が転輪の通過面をなす一対のガイド突起と、を有し、前記クローラ本体の幅方向に延在して埋設されるゴムクローラ用芯金において、前記ガイド突起の頂面に連続すると共に互いに幅方向に位置をずらして前方及び後方にそれぞれ突出する上部第1膨出部及び上部第2膨出部と、該上部第1膨出部及び上部第2膨出部より前記ガイド突起の基端側に設けられ、該上部第2膨出部及び上部第1膨出部にそれぞれ共通する前記幅方向位置で前記ガイド突起から前方及び後方に突出する下部第1膨出部及び下部第2膨出部とを備えたことを特徴とする。
これによると、隣接する芯金を、互いの上部第1膨出部及び下部第2膨出部と上部第2膨出部及び下部第1膨出部がクローラ本体の周方向においてオーバラップするように配設することにより、転輪の通過面となるガイド突起の頂面、上部第1膨出部の頂面、及び上部第2膨出部の頂面が連続し、かつこれらの頂面上を転動する転輪からの荷重が上部第1膨出部及び上部第2膨出部から隣接する芯金の下部第2膨出部及び下側第2膨出部を介して隣接する芯金に分散されて芯金の揺動が抑制され、安定した転輪の通過面が確保でき、転輪の落ち込みに起因する振動の発生が抑制できる。
一方、例えば悪路走行等によって石等の障害物にゴムクローラが乗り上げ、或いは幅方向の荷重が付与されたときには、クローラ本体が大きな弾性変形して隣接する芯金が幅方向及び上下方向に互いにずれようとするが、上部第1膨出部及び上部第2膨出部の隣接する芯金の下部第2膨出部及び下部第1膨出部の当接乃至圧接により隣接する芯金に対する上下方向のずれや揺動等の相対的な挙動が規制され、かつ上部第1膨出部及び下部第1膨出部の隣接する芯金の上部第2膨出部及び下部第2膨出部の当接乃至圧接により隣接する芯金に対する幅方向のずれや揺動等の相対的な挙動が規制されてクローラ本体の弾性変形を抑制すると共にゴムクローラの脱輪が防止できる。
また、上部第1膨出部及び上部第2膨出部の隣接する芯金の下部第2膨出部及び下部第1膨出部の当接乃至圧接、上部第1膨出部及び下部第1膨出部の隣接する芯金の上部第2膨出部及び下部第2膨出部の当接乃至圧接がクローラ本体の内周面より突出したクローラ本体の外部で行われ、クローラ本体に亀裂や剥離を起こさせることなくゴムクローラの耐久性が向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のゴムクローラ用芯金において、前記上部第1膨出部及び上部第2膨出部は、ガイド突起側から先端側に移行するに従って漸次本体部から離反するように傾斜した下面を有することを特徴とする。
これによると、ゴムクローラの装着、いわゆる巻き掛け時における隣接する芯金間の接触における抵抗が軽減され、スムーズなゴムクローラの巻き掛け作業が行える。
請求項3に記載のゴムクローラの発明は、弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に該クローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて幅方向に延在して埋設される芯金を備えたゴムクローラにおいて、前記芯金は、中央部及び該中央部から両側に突出する一対の翼部を有する本体部と、前記中央部の両側で前記本体部から前記クローラ本体の内周面側に突出して頂面が転輪の通過面をなす一対のガイド突起と、前記ガイド突起の頂面に連続すると共に互いに幅方向に位置をずらして前方及び後方にそれぞれ突出する上部第1膨出部及び上部第2膨出部と、該上部第1膨出部及び上部第2膨出部より前記ガイド突起の基端側に設けられ、該上部第2膨出部及び上部第1膨出部にそれぞれ共通する前記幅方向位置で前記ガイド突起から前方及び後方に突出する下部第1膨出部及び下部第2膨出部と、を備え、隣接する芯金が互いに上部第1膨出部及び下部第2膨出部と上部第2膨出部及び下部第2膨出部が前記周方向においてオーバラップして配設されたことを特徴とする。
これは、請求項1における芯金を具体的にクローラ本体に埋設配置したゴムクローラであって、転輪の通過面となるガイド突起の頂面、上部第1膨出部の頂面、及び上部第2膨出部の頂面が連続し、かつこれら頂面上を転動する転輪からの荷重が隣接する芯金に分散されて芯金の揺動が抑制され、安定した転輪の通過面が確保でき、転輪の落ち込みに起因する振動の発生が抑制できる。
一方、クローラ本体に弾性変形を生じて隣接する芯金が互いにずれようとした際、芯金の上部第1膨出部及び上部第2膨出部の隣接する芯金の下部第2膨出部及び下部第1膨出部の当接乃至圧接により隣接する芯金に対する上下方向のずれや揺動等の相対的な挙動が規制され、かつ上部第1膨出部及び下部第1膨出部の隣接する芯金の上部第2膨出部及び下部第2膨出部の当接乃至圧接により隣接する芯金に対する幅方向のずれや揺動等の相対的な挙動が規制されてクローラ本体の弾性変形を抑制すると共にゴムクローラの脱輪が防止できる。
本発明によると、転輪の通過面となるガイド突起の頂面、上部第1膨出部の頂面、及び上部第2膨出部の頂面上を転動する転輪からの荷重が隣接する芯金に分散して芯金の揺動を抑制し、転輪の落ち込みに起因する振動の発生が抑制できる。
また、クローラ本体が弾性変形して隣接する芯金が互いにずれようとした際、芯金に突設された上部第1膨出部、下部第2膨出部及び上部第2膨出部、下部第2膨出部が隣接する芯金の上部第2膨出部、下部第2膨出部及び上部第1膨出部、下部第2膨出部に当接乃至圧接して挙動が規制され、クローラ本体の弾性変形を抑制すると共にゴムクローラの脱輪が防止できる。
本実施の形態におけるゴムクローラの一部を示す斜視図である。 芯金の斜視図である。 図2のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 同、ゴムクローラ本体に埋設した状態における芯金の平面図である。 同、図5のI−I線断面図である。 同、図5のII−II線断面図である。 同、図5のIII−III線断面図である。 同、図5のIV−IV線断面図である。 同、図5のV−V線断面図である。 従来のゴムクローラの芯金の平面図である。 同、図11の一部破断側面図である。
以下、本発明におけるゴムクローラ用芯金及び芯金を使用したゴムクローラの一実施の形態を図1乃至図10を参照して説明する。
図1はゴムクローラ1の一部を示す斜視図である。ゴムクローラ1は、ゴム等の弾性材料からなる無端帯状のクローラ本体2に、その周方向に一定間隔をおいて幅方向に延在する芯金10を埋設する。芯金10より外周側、即ち接地面側にスチールコード等によって形成された周方向抗張体5を周方向に沿って埋設しており、クローラ本体2には幅方向の略中央でかつ芯金10間にスプロケットホイールによって形成された駆動輪及び遊転輪が係合する係合孔が周方向に間隔で形成され、接地面側にラグが一体形成される。
クローラ本体2に埋設される芯金10を、図2乃至図10を参照して説明する。図2は芯金10の斜視図であり、図3は図2のA矢視図、図4は図2のB矢視図である。各芯金10はクローラ本体2内に埋設されてクローラ本体2の幅方向に延在する本体部11を備え、本体部11は幅方向端縁が平行で先端に向かって次第に薄くなる左右の翼部12、13と、これら翼部12と13との間に連結して駆動輪及び遊転輪と係合する中央部14を有する。換言すると、中央部14から左右に突出する一対の翼部12、13を有する。
本体部11に中央部14の両側からクローラ本体2の内周面側に突出する一対の第1ガイド突起20及び第2ガイド突起30が突設される。転輪の通過面となる各第1ガイド突起20の頂面20a及び第2ガイド突起30の頂面30aは平滑な面に形成される。
第1ガイド突起20におけるゴムクローラ10の周方向となる前側上部から第1ガイド突起20の頂面20aに連続する平滑な面の頂面21a及び幅方向内側の内側面21b、幅方向外側の外側面21c及び下面21dを有し隅部が曲面状の断面矩形で前方に延出すると共に先端部21eが曲面状の上部第1膨出部21が突出形成される。下面21dは第1ガイド突起20側から先端部21e側に移行するに従って本体部11側から漸次離反するように連続する滑らかな湾曲面状で傾斜している。
上部第1膨出部21より本体部11側、即ち第1ガイド突起20の基端側でかつ上部第1膨出部21より幅方向外側に位置をずらして第1ガイド突起20の前側から頂面22a、幅方向内側の内側面22b、幅方向外側の外側面22c及び下面22dを有する隅部が曲面状の断面矩形で前方に延出すると共に先端部22eが曲面状の下部第1膨出部22が突出形成される。
一方、第1ガイド突起20におけるゴムクローラ10の周方向の後側上部から第1ガイド突起20の頂面20aに連続する平滑な面の頂面23a、幅方向内側の内側面23b、幅方向外側の外側面23c及び下面23dを有する隅部が曲面状の断面矩形で上部第1膨出部21より幅方向外側に位置をずらして後方に延出すると共に先端部23eが曲面状の上部第2膨出部23が突出形成される。この上部第2膨出部23は下部第1膨出部22と共通の幅方向位置であると共に、内側面23bが上部第1膨出部21の外側面21cより幅方向外側でかつ下面23dは第1ガイド突起20側から先端部23e側に移行するに従って本体部11側から漸次離反するように連続する滑らかな湾曲面状で傾斜している。
また、上部第2膨出部23より本体部11側、即ち第1ガイド突起20の基端側でかつ上部第2膨出部23より幅方向内側に位置をずらして第1ガイド突起20の後側から頂面24a、幅方向内側の内側面24b、幅方向外側の外側面24c及び下面24dを有する隅部が曲面状の断面矩形で後方に延出すると共に先端部24eが曲面状の下部第2膨出部24が突出形成される。この下部第2膨出部24は上部第1膨出部21と共通の幅方向位置であると共に、頂面24aが下部第2膨出部22の頂面22aとほぼ同一高さでかつ外側面24cが下部第1膨出部22の内側面22bより幅方向内側に設定される。
第2ガイド突起30におけるクローラ本体2の周方向の前側上部から第2ガイド突起30の頂面30aに連続する平滑な頂面31a、幅方向内側の内側面31b、幅方向外側の外側面31c及び下面31dを有する隅部が曲面状の断面矩形で前方に延出すると共に先端部31eが曲面状の上部第1膨出部31が突出形成される。下面31dは第2ガイド突起30側から先端部31e側に移行するに従って本体部11側から漸次離反するように連続する滑らかな湾曲面状で傾斜している。
また、上部第1膨出部31より本体部11側、即ち第2ガイド突起30の基端側でかつ上部第1膨出部31より幅方向外側に位置をずらして第2ガイド突起30の前側から頂面32a、幅方向内側の内側面32b、幅方向外側の外側面32c及び下面32dを有する隅部が曲面状の断面矩形で前方に延出すると共に先端部32eが曲面状の下部第1膨出部32が突出形成される。
一方、第2ガイド突起30におけるゴムクローラ10の周方向の後側上部から第2ガイド突起30の頂面30aに連続する平滑な面の頂面33a、幅方向内側の内側面33b、幅方向外側の外側面33c及び下面33dを有する隅部が曲面状の断面矩形で上部第1膨出部31より幅方向外側に位置をずらして後方に延出すると共に先端部33eが曲面状の上部第2膨出部33が突出形成される。この上部第2膨出部33は下部第1膨張部32と共通の幅方向位置であると共に、内側面33bが上部第1膨出部31の外側面31cより幅方向外側でかつ下面33dは第2ガイド突起30側から先端部33e側に移行するに従って漸次芯金本体部11側から漸次離反するように連続する滑らかな湾曲面状で傾斜している。
また、上部第2膨出部33より本体部11側、即ち第2ガイド突起30の基端側でかつ上部第2膨出部33より幅方向内側に位置をずらして第2ガイド突起30の後側から頂面34a、幅方向内側の内側面34b、幅方向外側の外側面34c及び下面34dを有する隅部が曲面状の断面矩形で後方に延出すると共に先端部34eが曲面状の下部第2膨出部34が突出形成される。この下部第2膨出部34は上部第1膨出部31と共通の幅方向位置であると共に、頂面34aが下部第1膨出部32の頂面32aとほぼ同一高さでかつ外側面34cが下部第1膨出部32の内面32bより幅方向内側に設定される。
このように形成された各芯金10は、図5にゴムクローラ本体2に埋設した状態における芯金の概略平面図を示し、かつ図6に図5のI−I線断面図、図7に図5のII−II線断面図、図10にV−V線断面図を示すように、本体部11が幅方向に延在しかつ周方向に等間隔で埋設され、クローラ本体2の内周面から突出する第1ガイド突起20に突設する上部第1膨出部21は、その外側面21cが隣接する芯金10の上部第2膨出部23の内側面23bに対向するように周方向でオーバラップし、かつ下部第1膨出部22は、その頂面22aと先端部22eが連続する先端角部22fが隣接する芯金10の第1ガイド突起20に突設する上部第2膨出部23の下面22dに近接乃至接触すると共に内側面22bが下部第2膨出部24の外側面24cと対向するように周方向でオーバラップする。また、下部第2膨出部24の頂面24bと先端部24eとが連続する先端角部24fが隣接する芯金10の上部第1膨出部21の下面21dに近接乃至接触する。
同様に、図8、図9、図10にそれぞれ図5のIII−III線断面図、IV−IV線断面図、V−V線断面図を示すように、クローラ本体2の内周面から突出する第2ガイド突起30に突設する上部第1膨出部31は、その外側面31cが隣接する芯金10の上部第2膨出部33の内側面33bに対向するように周方向でオーバラップし、かつ下部第1膨出部32は、その頂面32aと先端部32eが連続する先端角部32fが隣接する芯金10の第2ガイド突起30に突設する上部第2膨出部33の下面33dに近接乃至接触すると共に内側面32bが下部第2膨出部34の外側面34cと対向するように周方向でオーバラップする。また、下部第2膨出部34の頂面34aと先端部34eとが連続する先端角部34fが隣接する芯金10の上部第1膨出部31の下面31dに近接乃至接触する。
このように構成されたゴムクローラ1を備えた作業車が通常の走行している直線走行時には、転輪の通過面となる隣接する芯金10の各第1ガイド突起20の頂面20a、上部第1膨出部21の頂面21a、上部第2膨出部23の頂面23aが周方向に連続すると共に、第2ガイド突起30の頂面30a、上部第1膨出部31の頂面31a、上部第2膨出部33の頂面33aが周方向に連続する。
一方、芯金10は、第1ガイド突起20に突設する下部第1膨出部22の先端角部22fが隣接する芯金10の第1ガイド突起20に突設する上部第2膨出部23の下面23dに近接乃至接触し、下部第2膨出部24の先端角部24fが隣接する芯金10の第1ガイド突起20に突設する上部第1膨出部21の下面21dに近接乃至接触する。同様に第2ガイド突起30に突設する下部第1膨出部32の先端角部32fが隣接する芯金10の第2ガイド突起30に突設する上部第2膨出部33の下面33dに近接乃至接触し、下部第2膨出部34の先端角部34fが隣接する芯金10の第2ガイド突起30に突設する上部第1膨出部31の下面31dに近接乃至接触する。
これにより、第1ガイド突起20の頂面20a、上部第1膨出部21の頂面21a、上部第2膨出部23の頂面23a及び第2ガイド突起30の頂面30a、上部第1膨出部31の頂面31a、上部第2膨出部33の頂面33a上を転動する作業車の転輪からの荷重が互いに接触する当該芯金10の上部第1膨出部21と隣接する芯金10の下部第2膨出部24、上部第2膨出部23と隣接する芯金10の下側第2膨出部22、及び上部第1膨出部31と隣接する芯金10の下部第2膨出部34、上部第2膨出部33と隣接する芯金10の下側第1膨出部32を介して隣接する芯金10に分散され芯金10の揺動が抑制されて安定した転輪の通過面が確保でき、転輪の落ち込みが防止されると共に転輪の落ち込みに起因する振動の発生が抑制できる。
一方、悪路走行等によって石等の障害物にゴムクローラ1が乗り上げたときには、クローラ本体2に上下、周方向及び横方向の種々の力が加わり、いわゆる逆曲げ現象によりクローラ本体2が大きな弾性変形を生じて隣接する芯金10が互いにずれようとするが、隣接する芯金10の第1ガイド突起20に突設された下部第2膨出部24の先端角部24fと上部第1膨出部21の下面21d、下部第1膨出部22の先端角部22fと上部第2膨出部23の下面23d、及び第2ガイド突起30に突設された下部第2膨出部34の先端角部34fと上部第1膨出部31の下面31d、下部第1膨出部32の先端角部32fと上部第2膨出部33の下面33d等の各当接乃至圧接によって隣接する芯金10に対する上下方向、幅方向や揺動等の相対的な挙動が規制されてクローラ本体2の弾性変形を抑制すると共にゴムクローラ10の脱輪が防止できる。
この芯金10の種々の主な挙動例を具体的に説明する。例えば、図2に矢印A1で示すように、芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第1膨出部21の先端部21eがクローラ本体2の周方向に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部24の先端角部24fが隣接する芯金10の上部第1膨出部21の傾斜する下面21dを周方向に接触乃至圧接し、或いは下部第1膨出部22の先端角部22fが隣接する芯金10の上部第2膨出部23の傾斜する下面23dを周方向に接触乃至圧接して隣接する芯金10とのクローラ本体2の周方向の相対位置、即ち隣接する芯金10における上部第1膨出部21及び下部第1膨出部22と上部第2膨出部23及び下部第2膨出部24とのクローラ本体2における周方向におけるオーバラップ状態を維持する。
また、矢印A2で示すように芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第1膨出部21の先端部21eが上方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第1膨出部22の先端角部22fが隣接する芯金10の上部第2膨出部23の下面23dに当接乃至圧接し、かつ上部第2膨出部23の下面23dが隣接する芯金10の下部第1膨出部22の先端角部22fに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印A3で示すように金型10に第1ガイド突起20に形成された上部第1膨出部21の先端部21eが下方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第1膨出部21の下面21dが隣接する芯金10の下部第2膨出部24の先端角部24fに当接乃至圧接し、かつ下部第2膨出部24の先端角部24fが隣接する芯金10の上部第1膨出部21の下面21dに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印A4で示すように芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第1膨出部21の先端部21eがクローラ本体2の幅方向内方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第1膨出部21の外側面21cが隣接する芯金10の上部第2膨出部23の内側面23bに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印A5で示すように、芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第1膨出部21の先端部21eがクローラ本体2の幅方向外方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第1膨出部22の内側面21bが隣接する芯金10の下部第2膨出部24の外側面24cに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
また、図2に矢印B1で示すように、芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第2膨出部23の先端部23eがクローラ本体2の周方向に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部24の先端角部24fが隣接する芯金10の上部第1膨出部21の傾斜する下面21dを周方向に接触乃至圧接し、或いは下部第1膨出部22の先端角部22fが隣接する芯金10の上部第2膨出部23の傾斜する下面23dを周方向に接触乃至圧接して隣接する芯金10とのクローラ本体2の周方向の相対位置を、即ち隣接する芯金10における上部第1膨出部21及び下部第1膨出部22と上部第2膨出部23及び下部第2膨出部24とのクローラ本体2における周方向におけるオーバラップ状態を維持する。
また、矢印B2で示すように芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第2膨出部23の先端部23eが上方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部24の先端角部24fが隣接する芯金10の上部第1膨出部21の下面21dに当接乃至圧接し、かつ上部第1膨出部21の下面21dが隣接する芯金10の下部第2膨出部24の先端角部24fに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印B3で示すように芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第2膨出部23の先端部23eが下方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第2膨出部23の下面23dが隣接する芯金10の下部第1膨出部22の先端角部22fに当接乃至圧接し、かつ下部第1膨出部22の先端角部22fが隣接する芯金10の上部第2膨出部23の下面23dに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印B4で示すように芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第2膨出部23の先端部23eがクローラ本体2の幅方向内方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第2膨出部23の内側面23bが隣接する芯金10の上部第1膨出部21の外側面21cに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印B5で示すように、芯金10に第1ガイド突起20に形成された上部第1膨出部21の先端部21eがクローラ本体2の幅方向外方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部24の外側面24cが隣接する芯金10の下部第1膨出部22の内側面22bに当接乃至圧接して該挙動が抑制される。
図2に矢印C1で示すように、芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第1膨出部31の先端部31eがクローラ本体2の周方向に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部34の先端角部34fが隣接する芯金10の上部第1膨出部31の傾斜する下面31dを周方向に接触乃至圧接し、或いは下部第1膨出部22の先端角部32fが隣接する芯金10の上部第2膨出部33の傾斜する下面33dを周方向に接触乃至圧接して隣接する芯金10とのクローラ本体2の周方向の相対位置を、即ち隣接する芯金10における上部第1膨出部31及び下部第1膨出部32と上部第2膨出部33及び下部第2膨出部34とのクローラ本体2における周方向におけるオーバラップ状態を維持する。
また、矢印C2で示すように芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第1膨出部31の先端部31eが上方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第1膨出部32の先端角部32fが隣接する芯金10の上部第2膨出部33の下面33dに当接乃至圧接し、かつ上部第2膨出部33の下面33dが隣接する芯金10の下部第1膨出部32の先端角部32fに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印C3で示すように芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第1膨出部31の先端部31eが下方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第1膨出部31の下面31dが隣接する芯金10の下部第2膨出部34の先端角部34fに当接乃至圧接し、かつ下部第2膨出部34の先端角部34fが隣接する芯金10の上部第1膨出部31の下面31dに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印C4で示すように芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第1膨出部31の先端部31eがクローラ本体2の幅方向内方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第1膨出部31の外側面31cが隣接する芯金10の上部第2膨出部33の内側面33bに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印C5で示すように、芯金10に第2ガイド突起20に形成された上部第1膨出部31の先端部31eがクローラ本体2の幅方向外方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第1膨出部32の内側面32bが隣接する芯金10の下部第2膨出部34の側面34cに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印D1で示すように、芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第2膨出部33の先端部33eがクローラ本体2の周方向に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部34の先端角部34fが隣接する芯金10の上部第1膨出部31の傾斜する下面31dを周方向に接触乃至圧接し、或いは下部第1膨出部32の先端角部32fが隣接する芯金10の上部第2膨出部33の傾斜する下面33dを周方向に接触乃至圧接して隣接する芯金10とのクローラ本体2の周方向の相対位置を、即ち隣接する芯金10における上部第1膨出部31及び下部第1膨出部32と上部第2膨出部33及び下部第2膨出部34とのクローラ本体2における周方向におけるオーバラップ状態を維持する。
また、矢印D2で示すように芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第2膨出部33の先端部33eが上方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部34の先端角部34fが隣接する芯金10の上部第1膨出部31の下面31dに当接乃至圧接し、かつ上部第1膨出部31の下面31dが隣接する芯金10の下部第2膨出部34の先端角部34fに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印D3で示すように芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第2膨出部33の先端部33eが下方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第2膨出部33の下面33dが隣接する芯金10の下部第1膨出部32の先端角部32fに当接乃至圧接し、かつ下部第1膨出部32の先端角部32fが隣接する芯金10の上部第2膨出部33の下面33dに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印D4で示すように芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第2膨出部33の先端部33eがクローラ本体2の幅方向内方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って上部第2膨出部33の内側面33bが隣接する芯金10の上部第1膨出部31の外側面31cに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
矢印D5で示すように、芯金10に第2ガイド突起30に形成された上部第1膨出部31の先端部31eがクローラ本体2の幅方向外方に動く挙動が生じたときには、その挙動に伴って下部第2膨出部34の外側面34cが隣接する芯金10の下部第1膨出部32の内側面34bに当接乃至圧接して隣接する芯金10に対する該挙動が抑制される。
また、これら芯金10の各挙動が複合的に生じたときには、その挙動に相応して隣接する芯金10の第1ガイド突起20に突設された下部第2膨出部24の先端角部24fと上部第1膨出部21の下面21d、下部第1膨出部22の先端角部22fと上部第2膨出部23の下面23d、及び第2ガイド突起30に突設された下部第2膨出部34の先端角部34fと上部第1膨出部31の下面31d、下部第1膨出部32の先端角部32fと上部第2膨出部33の下面33d等の当接乃至圧接によって隣接する芯金10の上下方向、幅方向や揺動等の相対的な挙動が規制されてゴムクローラ1の脱輪が防止できる。
また、ゴムクローラ1が駆動輪及び遊転輪の外周部を走行する湾曲走行時においては、隣接する芯金10の第1ガイド突起20に突設する下部第1膨出部22の先端角部22fと上部第2膨出部23の下面23d、下部第2膨出部24の先端角部24fと上部第1膨出部21の下面21d、及び第2ガイド突起30に突設する下部第2膨出部32の先端角部32fと上部第2膨出部33の下面33d、下部第2膨出部34の先端角部34fと上部第1膨出部31の下面31dがそれぞれ非接触状態となり、各芯金10が隣接する芯金10によって拘束されることなく湾曲走行が円滑になる。そして、芯金10の第1ガイド突起20に突設する上部第1膨出部21、下部第1膨出部22、上部第2膨出部23、下部第2膨出部24及び第2ガイド突起30に突設する上部第1膨出部31、下部第1膨出部32、上部第2膨出部33、下部第2膨出部34の接触或いは当接がクローラ本体2の内周面より突出したクローラ本体2の外部で行われるため、クローラ本体2に亀裂や剥離を起こさせることなく、ゴムクローラ1の耐久性が向上する。
また、上部第1膨出部21、31の下面21d、31d及び上部第2膨出部23、33の下面23d、33dがガイド突起20、30側から先端側に移行するに従って漸次本体部11から離反するように傾斜することから、ゴムクローラ1の装着、いわゆる巻き掛け時における隣接する芯金10間の接触における抵抗が軽減され、スムーズなゴムクローラ1の巻き掛け作業が行える。
1 ゴムクローラ
2 クローラ本体
10 芯金
11 本体部
12、13 翼部
14 中央部
20 第1ガイド突起
20a 頂面
21 上部第1膨出部
22 下部第1膨出部
23 上部第2膨出部
24 下部第2膨出部
31 上部第1膨出部
32 下部第1膨出部
33 上部第2膨出部
34 下部第2膨出部
21a、22a、23a、24a、31a、32a、33a、34a 頂面
21b、22b、23b、24b、31b、32b、33b、34b 内側面
21c、22c、23c、24c、31c、32c、33c、34c 外側面
21d、22d、23d、24d、31d、32d、33d、34d 下面

Claims (3)

  1. 弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に該クローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて設けられ、
    中央部及び該中央部から両側に突出する一対の翼部を有する本体部と、
    前記中央部の両側で前記本体部から前記クローラ本体の内周面側に突出して頂面が転輪の通過面をなす一対のガイド突起と、
    を有し、前記クローラ本体の幅方向に延在して埋設されるゴムクローラ用芯金において、
    前記ガイド突起の頂面に連続すると共に互いに幅方向に位置をずらして前方及び後方にそれぞれ突出する上部第1膨出部及び上部第2膨出部と、
    該上部第1膨出部及び上部第2膨出部より前記ガイド突起の基端側に設けられ、該上部第2膨出部及び上部第1膨出部にそれぞれ共通する前記幅方向位置で前記ガイド突起から前方及び後方に突出する下部第1膨出部及び下部第2膨出部と、
    を備えたことを特徴とするゴムクローラ用芯金。
  2. 前記上部第1膨出部及び上部第2膨出部は、ガイド突起側から先端側に移行するに従って漸次本体部から離反するように傾斜した下面を有することを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ用芯金
  3. 弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に該クローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて幅方向に延在して埋設される芯金を備えたゴムクローラにおいて、
    前記芯金は、
    中央部及び該中央部から両側に突出する一対の翼部を有する本体部と、
    前記中央部の両側で前記本体部から前記クローラ本体の内周面側に突出して頂面が転輪の通過面をなす一対のガイド突起と、
    前記ガイド突起の頂面に連続すると共に互いに幅方向に位置をずらして前方及び後方にそれぞれ突出する上部第1膨出部及び上部第2膨出部と、
    該上部第1膨出部及び上部第2膨出部より前記ガイド突起の基端側に設けられ、該上部第2膨出部及び上部第1膨出部にそれぞれ共通する前記幅方向位置で前記ガイド突起から前方及び後方に突出する下部第1膨出部及び下部第2膨出部と、
    を備え
    隣接する芯金が互いに上部第1膨出部及び下部第2膨出部と上部第2膨出部及び下部第2膨出部が前記周方向においてオーバラップして配設されたことを特徴とするゴムクローラ。
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