JP2010208421A - 車両 - Google Patents

車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2010208421A
JP2010208421A JP2009055173A JP2009055173A JP2010208421A JP 2010208421 A JP2010208421 A JP 2010208421A JP 2009055173 A JP2009055173 A JP 2009055173A JP 2009055173 A JP2009055173 A JP 2009055173A JP 2010208421 A JP2010208421 A JP 2010208421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
vehicle
fuel filler
string
filler port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009055173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5331520B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kitamoto
寛 北本
Yoshi Miyajima
由 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009055173A priority Critical patent/JP5331520B2/ja
Priority to CN 201010124337 priority patent/CN101830166B/zh
Publication of JP2010208421A publication Critical patent/JP2010208421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5331520B2 publication Critical patent/JP5331520B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】運転者により効果的にキャップの閉め忘れを気付かせることができる車両を提供することを課題とする。
【解決手段】シート33を閉じているときに、タンクカバー41とシート33の下面128との間に形成される隙間部139の高さH1は、給油口77から取り外したキャップ38の移動範囲内で、キャップ38の高さH2よりも小さく設定されている。
【効果】キャップ38をタンクカバー41の上に置いたままにしてシート33を閉じ方向に倒すと、キャップ38にシート33の下面128が当たり、シート33がうまく閉められない。これにより、運転者はキャップ38の閉め忘れに気付きやすくなる。したがって、運転者により効果的にキャップの閉め忘れを気付かせることができる車両を提供することができる。
【選択図】図17

Description

本発明は、燃料タンク用キャップと車体側とが紐状部材で繋がれている車両に関する。
従来、燃料タンク用キャップの閉め忘れを防止する技術として、燃料タンク用キャップと車体側とを紐状部材(連結部材)で繋ぐ技術が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の図1において、フューエルフィラーキャップ5には、連結部材6の一端に設けたリング部61が嵌められている。連結部材6の他端には、鳩目部60aが設けられ、この鳩目部60aは車体1のフューエルフィラーケース部3に設けたボス部3aにビス7で留められる。また、リング部61には、径外方に延びたフック部62が設けられ、このフック部62の先端には、頭部62bが設けられている。加えて、フューエルフィラーケース部3には、ヒンジを介してフューエルフィラーリッド4が開閉可能に設けられ、このフューエルフィラーリッド4の内側には、引掛け部40が設けられている。
燃料を給油口2に供給するとき、フューエルフィラーキャップ5と一体になっているフック部62の頭部62bを引掛け部40の係合溝40bに引っ掛ける。この状態でフューエルフィラーリッド4を閉めると、車体1にフューエルフィラーキャップ5が当たるので、運転者にフューエルフィラーキャップ5の閉め忘れを気付かせることができる。
ところで、特許文献1の技術は、車体1の側部に向けて給油口を設けた場合に適する技術であり、給油口付近に上面部を有する場合、キャップをその上面部に置いたまま忘れてしまいがちとなり、より効果的にキャップの閉め忘れを気付かせる構造が望まれる。
そのため、給油口付近に上面部を有している場合に、運転者により効果的にキャップの閉め忘れを気付かせることができる車両が求められる。
特開平11−321351号公報
本発明は、運転者により効果的にキャップの閉め忘れを気付かせることができる車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に搭載された燃料タンクの給油口にキャップが着脱可能に取り付けられ、このキャップと車体側とが紐状部材で繋がれている車両において、この車両は、前記給油口の周辺に設けられる給油口周囲上面部と、前記車体に開閉可能に支持され、閉状態にて前記給油口及び給油口周囲上面部を覆う車両装備品とを備え、前記給油口周囲上面部と、閉状態における前記車両装備品の下面との間に形成される隙間部の高さが、前記給油口から取り外したキャップの移動範囲内で、前記キャップの高さよりも小さく設定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、車両装備品の下には、給油口周囲上面部に開口部が隣接して配置される収納ボックスが設けられ、紐状部材の長さは、キャップが前記収納ボックスの開口部に届かないように設定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、車体に搭載された燃料タンクの給油口にキャップが着脱可能に取り付けられ、このキャップと車体側とが紐状部材で繋がれている車両において、この車両は、前記給油口の周辺に設けられる給油口周囲上面部と、この給油口周囲上面部に開口部が隣接して配置される収納ボックスと、前記車体に開閉可能に支持され、閉状態にて前記給油口及び給油口周囲上面部並びに前記収納ボックスの開口部を覆う車両装備品とを備え、前記紐状部材は、前記キャップが前記収納ボックスの開口部に届かない長さに設定されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、キャップの移動範囲より外側の位置で、且つ紐状部材の車体側取付部と収納ボックスの開口部との間には、燃料を止める為の上方突出帯部が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、キャップの移動範囲より外側の位置で、且つ紐状部材の車体側取付部と収納ボックスの開口部との間には、前記収納ボックスの上縁部よりも低い位置に排液溝が設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、給油口周囲上面部の車両装備品の外縁に沿う外周部には、上方に突出した壁部が配置され、紐状部材は、キャップが前記壁部を乗り越えない長さに設定されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、給油口の中心は、平面視にて給油口周囲上面部の中心から前後又は左右又は斜め方向に変位して配置され、紐状部材の車体側取付部は、前記給油口周囲上面部の中心に対し、前記給油口の中心よりも近傍に位置することを特徴とする。
請求項8に係る発明では、キャップは、前記キャップに係合され、且つ紐状部材に接続される環状部材を含むものであり、この環状部材は少なくとも前記キャップの上面よりも上方に突出していることを特徴とする。
請求項9に係る発明では、車両装備品は、運転者が着座するシートであることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、給油口周囲上面部と、閉状態における車両装備品の下面との間に形成される隙間部の高さが、給油口から取り外したキャップの移動範囲内で、キャップの高さよりも小さく設定されているので、キャップを給油口周囲上面部の上に置いたままにして車両装備品を閉じ方向に倒すと、キャップに車両装備品の下面が当たり、車両装備品がうまく閉められない。これにより、運転者はキャップの閉め忘れに気付きやすくなる。
請求項1によれば、運転者により効果的にキャップの閉め忘れを気付かせることができる車両を提供することができる。
請求項2に係る発明では、紐状部材の長さは、キャップが収納ボックスの開口部に届かないように設定されているので、キャップに付着した燃料で収納ボックスの内側が汚れにくくなるようにすることができる。
請求項3に係る発明では、紐状部材は、キャップが収納ボックスの開口部に届かない長さに設定されているので、キャップに付着した燃料で収納ボックスの内側が汚れにくくなるようにすることができる。
請求項4に係る発明では、キャップの移動範囲より外側の位置で、且つ紐状部材の車体側取付部と収納ボックスの開口部との間には、燃料を止める為の上方突出帯部が設けられているので、キャップに付着した燃料が給油口周囲上面部に付着した場合でも、燃料は上方突出帯部で止められる。そのため、収納ボックスの内側が汚れにくくなるようにすることができる。
請求項5に係る発明では、キャップの移動範囲より外側の位置で、且つ紐状部材の車体側取付部と収納ボックスの開口部との間には、収納ボックスの上縁部よりも低い位置に排液溝が設けられているので、キャップに付着した燃料が給油口周囲上面部に付着した場合でも、燃料を排液溝に溜めることができる。そのため、収納ボックスの内側が汚れにくくなるようにすることができる。
請求項6に係る発明では、給油口周囲上面部の車両装備品の外縁に沿う外周部には、上方に突出した壁部が配置され、紐状部材は、キャップが前記壁部を乗り越えない長さに設定されているので、キャップは壁部を越えて完全に外にはみ出すことがない。そのため、給油口から取り外したキャップをキャップの移動範囲に置いて、車両装備品を閉じ方向に倒すことで、運転者にキャップの閉め忘れを気付かせることができる。
請求項7に係る発明では、給油口の中心は、平面視にて給油口周囲上面部の中心から前後又は左右又は斜め方向に変位して配置され、紐状部材の車体側取付部は、給油口周囲上面部の中心に対し、給油口の中心よりも近傍に位置する。給油口の中心を給油口周囲上面部の中心から離し、且つ紐状部材の車体側取付部を給油口の中心よりも給油口周囲上面部の中心の近傍に位置させたので、キャップが給油口周囲上面部から外に出ないように設定しながら、紐状部材を長くすることができる。紐状部材が長くなると、キャップの移動範囲が大きくなるため、キャップを円滑に移動させることができる。
請求項8に係る発明では、キャップは、キャップに係合され、且つ紐状部材に接続される環状部材を含むものであり、この環状部材は少なくともキャップの上面よりも上方に突出しているので、キャップと環状部材の組立体の外形寸法は、キャップ単体に比べて大きくなる。そのため、運転者はキャップ単体の場合に比べ、より効果的にキャップの閉め忘れに気付きやすくすることができる。
請求項9に係る発明では、車両装備品は、運転者が着座するシートであるので、運転者は乗り心地の変化によっても、キャップの閉め忘れに気付きやすい。
自動二輪車の側面図である。 シートを上げた状態の車体後部の斜視図である。 キャップ紛失防止具の分解斜視図である。 図3の4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 キャップ係合部材とキャップの組み立てを説明する図である。 本発明に係る紐状部材の斜視図である。 嵌合部の斜視図である。 図4の9−9線断面図である。 紐状部材をキャップ係合部材の内側に挿入するまでの作用図である。 紐状部材を嵌合部にセットするまでの作用図である。 紐状部材を嵌合部に完全に嵌めるまでの作用図である。 留め部材の作用図である。 シートを上げた状態の車体後部の上面図である。 図14の15−15線断面図である。 タンクカバーの平面図である。 シートの作用図である。 図14の18−18線断面図である。 図14の19部拡大図である。 排液溝の作用を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明に係る車両は、以下では自動二輪車で説明し、本発明に係る車両装備品は、シートで説明する。また、本発明に係る給油口周囲上面部は、燃料タンク自体の上面であっても、タンクカバーの上面であってもよい。実施例では、タンクカバーの上面として以下に説明する。
図1において、自動二輪車の進行方向を前、自動二輪車の車幅方向を左右として説明する。自動二輪車10は、ヘッドパイプ11から下及び後方にメインフレーム12を延ばし、このメインフレーム12から後上方にリアフレーム13を延ばして車体を構成し、ヘッドパイプ11にフロントフォーク14を旋回可能に取付け、このフロントフォーク14に前輪15を取付け、フロントフォーク14の上端にハンドル16を取付け、メインフレーム12の後端に連結部材17を取り付け、この連結部材17の後端に軸18でトランスミッション19の前端部を揺動自在に取り付け、トランスミッション19の後端部とリアフレーム13とをリアクッション21で連結し、トランスミッション19にエンジン22及びエアクリーナ23を組み付け、トランスミッション19の出力軸に後輪24を取り付け、リアフレーム13に燃料タンク25を搭載し、ヘッドパイプ11をフロントカバー26で覆い、フロントフォーク14をフロントフェンダ27で覆い、メインフレーム12及びエンジン22をサイドカバー28で覆い、ヘルメット32を収納している収納ボックス31及び燃料タンク25の側方をボディカバー29で覆い、燃料タンク25の上面を収納ボックス31の後部から一体に延びるタンクカバー41で覆い、収納ボックス31及びタンクカバー41を車体に開閉可能に取り付けたシート33で覆ってなる。34はフロアステップ、35はメインスタンド、36はマフラ、37はリアキャリアである。
図2に示すように、タンクカバー41の後部には、タンクカバー41を貫通して突出した燃料タンク(図1の符号25)の給油口が配置され、キャップ38(詳細後述)が給油口を塞いでいる。また、キャップ38には、キャップ38の紛失を防止するキャップ紛失防止具40(詳細後述)が取り付けられ、このキャップ紛失防止具40はタンクカバー41に留められている。42はシートヒンジ、43はシートロック部、44はカバー凸部である。
図3に示すように、キャップ紛失防止具40は、キャップ38に係合するキャップ係合部材45(詳細後述)と、留め部材47(詳細後述)とタンクカバー41の受け座48(詳細後述)との間に嵌る段付部49を一端に備え、キャップ係合部材45に嵌る凸部46を他端に備えていると共に凸部46と段付部49とを結ぶ紐部51を備えることでキャップ係合部材45をタンクカバー41に繋ぐ紐状部材52(詳細後述)とからなる。
なお、紐状部材52の段付部49は、実施例では燃料タンク(図1の符号25)がタンクカバー41に覆われているために、タンクカバー41に設けた受け座48と留め部材47とで挟むようにして留めたが、タンクカバー41が無い場合は燃料タンクに直接留めるようにしても良く、タンクカバー41が有る場合でも、タンクカバー41に開口を設けて燃料タンクに直接留めるようにしてもよい。また、紐状部材52の段付部49は、タンクカバー41にビス等で固定しても、タンクカバー41に開けた穴に直接係合させてもよい。
キャップ係合部材45は、キャップ38の側面53を囲う円環部54と、この円環部54の下部から延びてキャップ38の下面55に当接する例えば3個の下側爪部56、57、58(詳細後述)と、円環部54の上部から延びてキャップ38の上面59に当接する例えば3個の上側爪部61、62、63(詳細後述)とを備えている。また、キャップ係合部材45の円環部54には、紐状部材52の凸部46が嵌る嵌合部64(詳細後述)が設けられている。すなわち、キャップ係合部材45は、キャップ38に係合され、且つ紐状部材52に接続される環状部材である。
なお、下側爪部及び上側爪部の数量は、実施例では各々3個としたが、爪部の数量はキャップ係合部材45の径に応じて変更してもよく、数量は任意である。
留め部材47は、受け座48の受け部65に接触する留め部66と、この留め部66から下方に延ばされタンクカバー41に開けた2個の穴67、68に嵌る2個の爪部69、71とで構成される。また、爪部69は、タンクカバー41の内面に接触する接触面72と、穴67の縁に接触する傾斜面73とを備えている。
受け座48は、紐状部材52の段付部49を車体側に取り付ける車体側取付部である。また、キャップ38は、給油口77に着脱可能に取り付けられる部材である。タンクカバー41は、シート(図2の符号33)を閉じたときに、シートの下方に配置されると共に給油口77の周囲に位置する部材である。74は握り部、75は開閉マーク、76は内挿部、78はキャップロック用凹部材である。
なお、接触面72及び傾斜面73は、爪部69の場合のみ説明したが、爪部71にも爪部69と同様に接触面及び傾斜面が設けられているが、ここでの説明は省略する。
図4において、(a)に示すように、キャップ係合部材45は、キャップ係合部材45を軸方向に見たときに、上側爪部62と、この上側爪部62の隣りの上側爪部63との間に下側爪部58の一つが見えるように、上側爪部62と下側爪部58とは位相が異なるように設けられている。
また、(b)に示すように、キャップ係合部材45は、型で成形された型成形品であり、円環部54には上側爪部63が単独で設けられ、下側爪部57が単独で設けられている。そのため、キャップ係合部材用の金型の構造を単純化することができる。
図5に示すように、キャップ係合部材45の上側爪部63と上側爪部61とで構成される内径をD1とし、キャップ係合部材45の下側爪部58と下側爪部57とで構成される内径をD2とし、キャップ38の側面53の下部に下方へ縮径するように設けたテーパ部79の先端径をD3とし、側面53の最大径をD4とする。すなわち、キャップ係合部材45では、キャップ38の側面53の下部に、下方へ縮径するテーパ部79が設けられているときに、上側爪部の内径D1は、テーパ部79の先端径D3より大きく、且つ側面53の最大径をD4より小さく設定され、下側爪部の内径D2は、テーパ部79の先端径D3より小さく設定されている。39はアール面取り部、81はキャップロック用凸部材である。
キャップ係合部材45とキャップ38を組み立てるときには、キャップ係合部材45にキャップ38を矢印(1)のように向かわせる。この状態に続くキャップ係合部材45とキャップ38の組み立て手順を次図で説明する。
図6において、(a)に示すように、キャップ38のテーパ部79にキャップ係合部材45の上側爪部63、61が折れ曲がった状態で接触している。この状態からキャップ38を矢印(2)のように下降させる。
(b)に示すように、キャップ38の側面53にキャップ係合部材45の上側爪部63、61が折れ曲がった状態で接触している。この状態からキャップ38を矢印(3)のようにさらに下降させると、上側爪部63、61がアール面取り部39に沿って元に戻ろうとする。また、下側爪部58、57が若干下へ撓むことで上側爪部63、61の戻り作用を促す。
(c)に示すように、キャップ38の下面55にキャップ係合部材45の下側爪部58、57が臨み、キャップ38の上面59にキャップ係合部材45の上側爪部63、61が臨んでいる。これでキャップ38がキャップ係合部材45に係合したことになる。
なお、このとき、キャップ38は、キャップ係合部材45に回転可能に係合されている。
このように、キャップ38の側面53の下部に、下方へ縮径するテーパ部79が設けられているときに、上側爪部63、61で構成される内径(図5参照)は、テーパ部79の先端径(図5参照)より大きく、且つ側面53の最大径(図5参照)より小さく設定され、下側爪部58、57で構成される内径(図5参照)は、テーパ部79の先端径(図5参照)より小さく設定されているので、キャップ38をキャップ係合部材45に挿入するとき、キャップ38のテーパ部79でキャップ係合部材45の上側爪部63、61を円滑に押し下げることができる。
また、キャップ38の下面55がキャップ係合部材45の下側爪部58、57に接触したとき、キャップ38をキャップ係合部材45の上側爪部63、61及び下側爪部58、57で保持することができる。そのため、キャップ38をキャップ係合部材45に円滑に係合させることができるキャップ紛失防止具(図3の符号40)を提供することができる。
加えて、キャップ係合部材45は、キャップ38の側面を囲う円環部54と、キャップ38の下面55に当接する下側爪部58、57と、キャップ38の上面59に当接する上側爪部63、61とを備えているので、キャップ38にキャップ係合部材45を係合させるための加工を施す必要がない。そのため、キャップ38の製造コストを下げることができる。
また、複数のキャップの側面の径及び高さが略同一で且つ各々のキャップが下面及び上面を備えている場合、キャップ係合部材を複数のキャップのすべてに係合させることができるので、キャップ係合部材の用途を拡大することができる。
したがって、キャップの製造コストを下げることができると共に、用途を拡大することができるキャップ紛失防止具を提供することができる。
図7に示すように、紐状部材52の凸部46は、紐部51に連結されている半円板形状の第1突起82と、この第1突起82から両側に突出している第2突起83、84とで構成される。
また、紐状部材52の段付部49は、紐部51の一端に連結され先端に向けて拡径するテーパ軸85と、このテーパ軸85の拡径側に連結されている第1円板86と、この第1円板86からさらに先端に向けて延びている軸87と、この軸87に連結されている第2円板88とで構成される。
次に紐状部材52の凸部46が嵌るキャップ係合部材の嵌合部の詳細構造を説明する。
図8に示すように、嵌合部64は、円環部54から径外方に突出するように形成されているブロック89と、このブロック89の上面に設けられ円環部54の内側から外側に向けて形成されていると共に紐状部材(図7の符号52)の紐部(図7の符号51)が円環部54の内側から通過する溝部91と、この溝部91の外側の終端に設けられる終端部94と、溝部91と終端部94との境に位置し、溝部91の幅を紐状部材の太さよりも狭くするべく突出している突起部92、93と、終端部94から下方に連続して形成され紐状部材の第1突起(図7の符号82)が嵌る第1凹み95と、この第1凹み95から内側に連続して形成され紐状部材の第2突起(図7の符号83、84)が嵌る第2凹み96、97とで構成される。
図9に示すように、円環部54には、外側から内側に向けて紐状部材(図7の符号52)の凸部(図7の符号46)が通過する開口98が設けられている。この開口98は、ブロック89に設けた溝部91、第1凹み95及び第2凹み97に連続しているので、紐状部材の凸部を円環部54の内側に円滑に挿入することができる。99は底面である。
以上に述べた嵌合部に紐状部材の凸部を嵌める手順を次に述べる。
図10において、(a)に示すように、紐状部材52の凸部46を矢印(4)のようにキャップ係合部材45の開口98に向かわせる。
(b)に示すように、開口98の手前で前傾姿勢になっている紐状部材52の凸部46を矢印(5)のように円環部54の内側に挿入する。続いて二点鎖線で示された凸部46を先端が上向きになるように矢印(6)のように回転させる。
図11において、(a)に示すように、紐状部材52の紐部51を矢印(7)のように引くことで、凸部46を白抜き矢印のように嵌合部64に設けた底面99に向けて移動させる。
(b)に示すように、凸部46は底面99に載っている。
(c)は(b)のc−c線断面図に相当し、紐状部材52の紐部51を矢印(8)のように引くことで、二点鎖線で示すように紐部51で突起部92、93を押し、すぐに紐部51を矢印(9)のように終端部94に向かわせる。
図12において、(a)に示すように、紐状部材52の凸部46が嵌合部64に嵌っている。具体的には、凸部46の第1突起82が第1凹み(図8の符号95)に嵌り、凸部46の第2突起83が第2凹み(図8の符号96)に嵌る。また、紐部51は、突起部(図11の符号92、93)で水平方向の移動が制限されるので、紐状部材52が嵌合部64から外れることを防ぐことができる。
(b)に示すように、嵌合部64に紐状部材52の凸部46が嵌められているとき、キャップ係合部材45に二点鎖線で示したキャップ38が嵌ると、凸部46はキャップ38により内側に移動することができなくなる。すなわち、使用状態ではキャップ38で紐状部材52の抜け止め作用を発揮させることができる。
仮にビスなどの結合部材を用いて、紐状部材52の凸部46を円環部54に連結すると、キャップ紛失防止具(図3の符号40)に用いられる部品点数を増加させることになる。この点、本発明によれば、ビスなどの結合部材が不要であるため、部品点数の削減を図ることができるキャップ紛失防止具を提供することができる。
図13において、(a)に示すように、紐状部材(図7の符号52)の軸87が載っている受け座48に矢印(10)のように留め部材47を向かわせる。
(b)に示すように、留め部材47の爪部69の傾斜面73が穴67の縁101に接触している。この状態から留め部材47を押し下げると、爪部69は二点鎖線の位置まで移動する。続けて留め部材47を押し下げて爪部69を矢印(11)のように下降させる。
(c)に示すように、留め部材47は受け座48に載っている軸87を押さえている。同時に、タンクカバー41の内面102に爪部69の接触面72と爪部71の接触面103が接触している。これで、紐状部材がタンクカバー41に繋がれたことになる。
次にタンクカバー及び収納ボックスの詳細構造について説明する。
図14は図2の14矢視図に相当する。自動二輪車10のボディカバー29の内側には、燃料タンク(図1の符号25)を覆うタンクカバー41が設けられ、このタンクカバー41の前方には、ヘルメット32等の物品を収納しシート(図2の符号33)の下方に配置されて閉状態のシートで覆われる収納ボックス31が設けられている。111は収納ボックス底部、112、113はストッパ、114、115は止めねじ、116、117、118、119は排液穴、121は燃料ポンプである。
図15に示すように、タンクカバー41の前端には、燃料を止めるための上方突出帯部122(詳細後述)が設けられている。この上方突出帯部122は、二点鎖線で示したシート33の底板123に設けた前側凸部124を受けると共に土手の機能を発揮する中央突出部125(詳細後述)と、この中央突出部125から図奥側に連続して形成され土手の機能を発揮する右側突出部126(詳細後述)と、中央突出部125から図手前側に連続して形成され土手の機能を発揮する左側突出部(詳細後述)とからなる。
また、タンクカバー41の後部には、シート33の後部127の下面128を受ける壁部129が上方に突出して設けられている。この壁部129は、シート33の底板123に設けた後側突起部131を受ける第1受け面132と、この第1受け面132よりも更に外側に設けられ第1受け面132よりも上方に突出している第2受け面133とからなる。
加えて、タンクカバー41と収納ボックス31とは、排液溝134(詳細後述)を備えた排液受け部材135で接続されている。
また、収納ボックス31の上縁部136には、シール部材137を介してシート33が載っている。
さらに、キャップ38の鍔部138には、キャップ係合部材45が係合され、このキャップ係合部材45には、紐状部材(図3の符号52)の凸部(図3の符号46)が連結されている。
二点鎖線で示すようにシート33を閉じているときには、タンクカバー41とシート33の下面128との間には、隙間部139が形成される。この隙間部139の高さH1は、給油口77から取り外したキャップ38の移動範囲内で、キャップ38の高さよりも小さく設定されている(詳細後述)。
141は表皮、142はクッション、143はシール取付部、144はシート底部開口、145はロック機構、146はロック爪受け部材、147は燃料ホース、148はフランジ、149は支持部材である。
図16において、自動二輪車の進行方向を白抜き矢印で示す。以下では図上側を右とし、下側を左として説明する。ここで、161はタンクカバー41の前後方向の中心線であり、162はタンクカバー41の左右方向の中心線である。また、タンクカバー41の前端と後端の中点で且つ左端と右端の中点であるタンクカバー41の中心をP1とし、給油口(図3の符号77)の中心で且つキャップ38の中心をP2とし、紐状部材52の移動中心をP3とし、中心P1から中心P2までの距離をL1とし、中心P1から中心P3までの距離をL2とする。このとき、L1>L2である。
キャップ38の中心P2は、平面視にて例えばタンクカバー41の中心P1から左後に変位して配置され、受け座(図3の符号48)に取り付けられる留め部材47は、タンクカバー41の中心P1に対し、キャップ38の中心P2よりも近傍に位置する。
キャップ38の中心P2をタンクカバー41の中心P1から離し、且つ留め部材47及び受け座をキャップ38の中心P2よりもタンクカバー41の中心P1の近傍に位置させたので、キャップ38がタンクカバー41から外に出ないように設定しながら、紐状部材52を長くすることができる。紐状部材52が長くなると、キャップ38の移動範囲が大きくなるため、キャップ38を円滑に移動させることができる。
なお、キャップ38の中心P2は、実施例ではタンクカバー41の中心P1から左後に変位して配置させたが、この他に中心P1から前、後、左、右、左前、右前、右後のいずれかに変位して配置させてもよい。また、キャップ38の中心P2の位置を変更することに合わせて、留め部材47及び受け座の位置もタンクカバー41の中心P1の近傍で位置変更することは差し支えない。
シート(図15の符号33)の下には、タンクカバー41の前方に開口部163が隣接して配置された収納ボックス31が設けられ、紐状部材52の長さは、キャップ38を矢印(12)のように移動させたときでも、タンクカバー41の前方に配置された収納ボックス31の開口部163に届かないように設定されている。そのため、キャップ38に付着した燃料で収納ボックス31の内側152が汚れにくくなるようにすることができる。
加えて、タンクカバー41の後端の外周部には、シートの後部(図15の符号127)の下面(図15の符号128)の外縁に沿うように上方に突出した壁部129が設けられ、紐状部材52は、キャップ38を矢印(13)のように移動させたときでも、壁部129を乗り越えない長さに設定されている。
キャップ38は壁部129を越えて完全に外にはみ出すことがない。そのため、給油口から取り外したキャップ38を二点鎖線で示したキャップ38の移動範囲153に置いて、シートを閉じ方向に倒すことで、運転者にキャップ38の閉め忘れを気付かせることができる。また、ある程度紐状部材52を長くしても、高さのある壁部129は乗り越えにくいので、紐状部材52の長さを長くしやすい。
上方突出帯部122は、シート(図15の符号33)の底板(図15の符号123)に設けた前側凸部(図15の符号124)を受けると共に土手の機能を発揮する中央突出部125と、この中央突出部125から第1受け面132の右端まで延びていると共に土手の機能を発揮する右側突出部126と、中央突出部125から第1受け面132の左端まで延びていると共に土手の機能を発揮する左側突出部154とからなる。
上方突出帯部122は、中央突出部125と右側突出部126と左側突出部154の3つの突出部で構成されるので、キャップ38に付着した燃料がタンクカバー41に付着した場合でも、燃料を3つの突出部で止めることができる。
加えて、壁部129は、キャップ38及びカバー凸部44を囲うようにタンクカバー41に設けられシートの底板に設けた後側突起部(図15の符号131)を受けるU字状の第1受け面132と、この第1受け面132及び上方突出帯部122を取り囲むようにタンクカバー41に設けられ収納ボックス31から後方に延びているU字状の第2受け面133とからなる。
カバー凸部44は、燃料タンク(図15の符号25)の上面に配置される燃料ポンプ(図15の符号121)を覆うカバーであり、燃料ホース(図15の符号147)の延びる方向に長い形状で形成されている。155は傾斜部、156は右側燃料排出部、157は左側燃料排出部、158は案内凸部である。
以上に述べたキャップ38とタンクカバー41とシートの作用を次に述べる。
図17において、(a)に示すように、シート33はタンクカバー41及びキャップ38を完全に覆っている。
(b)に示すように、シート33の下面128がタンクカバー41に置かれたキャップ38の内挿部76の先端に当たっている。
本発明では、タンクカバー41と、閉状態におけるシート33の下面128との間に形成される隙間部139の高さH1が、給油口77から取り外したキャップ38の移動範囲内(図16の符号153)で、キャップ38の高さH2よりも小さく設定されているので、キャップ38をタンクカバー41の上に置いたままにしてシート33を閉じ方向に倒すと、キャップ38にシート33の下面128が当たり、シート33がうまく閉められない。これにより、運転者はキャップ38の閉め忘れに気付きやすくなる。
本発明によれば、運転者により効果的にキャップ38の閉め忘れを気付かせることができる自動二輪車(図1の符号10)を提供することができる。
加えて、キャップ38は、キャップ38に係合され、且つ紐状部材(図16の符号52)に接続されるキャップ係合部材45を含むものであるとすれば、このキャップ係合部材45は少なくともキャップ38の上面59よりも上方(図ではキャップ38が上下逆に置かれているので下方)に突出しているので、キャップ38とキャップ係合部材45の組立体の外形寸法は、キャップ38単体に比べて大きくなる。そのため、運転者はキャップ単体の場合に比べ、より効果的にキャップの閉め忘れに気付きやすくすることができる。
また、シート33は、運転者が着座するシートであるので、運転者は乗り心地の変化によっても、キャップ38の閉め忘れに気付きやすい。
そして、給油口77の周りのタンクカバー41には、フューエルトレー165が設けられているので、タンクカバー41に置かれたキャップ38に付着した燃料を受けることができる。
次に上方突出帯部及び排液受け部材の詳細構造を説明する。
図18に示すように、タンクカバー41の前端には、上方突出帯部122の右側突出部126が設けられている。キャップに付着した燃料がタンクカバー41に付着した場合でも、燃料は上方突出帯部122で止められる。そのため、収納ボックス31の内側152が汚れにくくなるようにすることができる。
加えて、タンクカバー41と収納ボックス31との間には、収納ボックス31の上縁部136よりも燃料タンクの高さ方向に低く配置される排液溝134を備えた排液受け部材135が設けられている。キャップに付着した燃料がタンクカバー41に付着した場合でも、燃料を排液溝134に溜めることができる。そのため、収納ボックス31の内側152が汚れにくくなるようにすることができる。
図19において、タンクカバー41上に落ちた燃料は排液穴118から排出される。
図20において、(a)は図14の20a部拡大図に相当する。排液受け部材135の排液溝134は、排液穴116に向かって矢印(18)のように傾斜している。排液穴116の近傍には、案内凸部158が設けられているので、排液溝134内に入った燃料を排液穴116に円滑に案内することができる。
(b)は(a)のb−b線断面図に相当する。上方突出帯部122に加えて、排液受け部材135を設けたので、排液溝134によっても収納ボックス31の内側が汚れにくくなるようにすることができる。
尚、本発明に係る車両は、実施の形態では自動二輪車を適用したが、この他に周囲に上面部を有する給油口を備えた三輪車や四輪車などにも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
また、本発明に係る車両装備品は、実施の形態ではシートを適用したが、リッドを適用してもよい。
加えて、本発明の給油口周囲上面部は、実施の形態ではタンクカバーの上面を適用して説明したが、燃料タンク自体の上面を適用してもよい。
また、本発明の燃料タンクと収納ボックスの位置関係は、実施の形態では、燃料タンクの前に収納ボックスを配置したが、燃料タンクと収納ボックスを前後逆にしても、左右に並ぶように配置してもよい。
本発明の車両は、燃料タンク用キャップの閉め忘れ防止技術に好適である。
10…自動二輪車、12…メインフレーム(車体)、13…リアフレーム(車体)、25…燃料タンク、29…ボディカバー、31…収納ボックス、33…シート、38…キャップ、41…タンクカバー、45…キャップ係合部材、46…凸部、47…留め部材、48…受け座、49…段付部、52…紐状部材、77…給油口、122…上方突出帯部、125…中央突出部、126…右側突出部、128…下面、129…壁部、132…第1受け面、133…第2受け面、134…排液溝、135…排液受け部材、136…上縁部、139…隙間部、151…前側、152…内側、153…移動範囲、154…左側突出部、159…燃料、163…開口部、P1…タンクカバーの中心、P2…給油口及びキャップの中心、P3…紐状部材の移動中心。

Claims (9)

  1. 車体に搭載された燃料タンクの給油口にキャップが着脱可能に取り付けられ、このキャップと車体側とが紐状部材で繋がれている車両において、
    この車両は、前記給油口の周辺に設けられる給油口周囲上面部と、前記車体に開閉可能に支持され、閉状態にて前記給油口及び給油口周囲上面部を覆う車両装備品とを備え、
    前記給油口周囲上面部と、閉状態における前記車両装備品の下面との間に形成される隙間部の高さが、前記給油口から取り外したキャップの移動範囲内で、前記キャップの高さよりも小さく設定されていることを特徴とする車両。
  2. 前記車両装備品の下には、前記給油口周囲上面部に開口部が隣接して配置される収納ボックスが設けられ、前記紐状部材の長さは、前記キャップが前記収納ボックスの開口部に届かないように設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両。
  3. 車体に搭載された燃料タンクの給油口にキャップが着脱可能に取り付けられ、このキャップと車体側とが紐状部材で繋がれている車両において、
    この車両は、前記給油口の周辺に設けられる給油口周囲上面部と、この給油口周囲上面部に開口部が隣接して配置される収納ボックスと、前記車体に開閉可能に支持され、閉状態にて前記給油口及び給油口周囲上面部並びに前記収納ボックスの開口部を覆う車両装備品とを備え、
    前記紐状部材は、前記キャップが前記収納ボックスの開口部に届かない長さに設定されていることを特徴とする車両。
  4. 前記キャップの移動範囲より外側の位置で、且つ前記紐状部材の車体側取付部と前記収納ボックスの開口部との間には、燃料を止める為の上方突出帯部が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両。
  5. 前記キャップの移動範囲より外側の位置で、且つ前記紐状部材の車体側取付部と前記収納ボックスの開口部との間には、前記収納ボックスの上縁部よりも低い位置に排液溝が設けられていることを特徴とする請求項2、請求項3又は請求項4記載の車両。
  6. 前記給油口周囲上面部の前記車両装備品の外縁に沿う外周部には、上方に突出した壁部が配置され、前記紐状部材は、前記キャップが前記壁部を乗り越えない長さに設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の車両。
  7. 前記給油口の中心は、平面視にて前記給油口周囲上面部の中心から前後又は左右又は斜め方向に変位して配置され、前記紐状部材の車体側取付部は、前記給油口周囲上面部の中心に対し、前記給油口の中心よりも近傍に位置することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の車両。
  8. 前記キャップは、前記キャップに係合され、且つ前記紐状部材に接続される環状部材を含むものであり、この環状部材は少なくとも前記キャップの上面よりも上方に突出していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の車両。
  9. 前記車両装備品は、運転者が着座するシートであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の車両。
JP2009055173A 2009-03-09 2009-03-09 車両 Expired - Fee Related JP5331520B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055173A JP5331520B2 (ja) 2009-03-09 2009-03-09 車両
CN 201010124337 CN101830166B (zh) 2009-03-09 2010-02-26 车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055173A JP5331520B2 (ja) 2009-03-09 2009-03-09 車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010208421A true JP2010208421A (ja) 2010-09-24
JP5331520B2 JP5331520B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=42714437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055173A Expired - Fee Related JP5331520B2 (ja) 2009-03-09 2009-03-09 車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5331520B2 (ja)
CN (1) CN101830166B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103171693A (zh) * 2011-12-22 2013-06-26 本田技研工业株式会社 机动二轮车用加油口盖的束缚结构
JP2019018759A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 本田技研工業株式会社 シート構造
EP3741603A1 (en) * 2019-05-20 2020-11-25 F.A.R.M.A. S.r.l. Fabbrica Accessori Ricambi Moto e Auto Closing assembly for fuel tanks of vehicles
CN115107507A (zh) * 2021-03-17 2022-09-27 本田技研工业株式会社 车辆的开闭体结构
WO2023027175A1 (ja) * 2021-08-26 2023-03-02 本田技研工業株式会社 タンクカバーシール構造

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215055A (ja) * 2011-03-30 2012-11-08 Aisin Seiki Co Ltd 車両用リッドロック装置
JP6922717B2 (ja) * 2017-12-18 2021-08-18 トヨタ自動車株式会社 フューエルリッド構造
JP7198796B2 (ja) * 2020-09-23 2023-01-04 本田技研工業株式会社 燃料ポンプユニットカバー及びその取付方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62145837U (ja) * 1986-03-10 1987-09-14

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324922U (ja) * 1989-07-18 1991-03-14
JP3487362B2 (ja) * 1994-04-04 2004-01-19 本田技研工業株式会社 小型車両のシート支持構造
JP3583288B2 (ja) * 1998-05-13 2004-11-04 本田技研工業株式会社 車両用給油口装置
JP3585920B2 (ja) * 2001-06-22 2004-11-10 本田技研工業株式会社 自動二輪車における物品収納構造
CN2579719Y (zh) * 2002-11-07 2003-10-15 朱冬根 油箱盖
JP4176456B2 (ja) * 2002-11-29 2008-11-05 本田技研工業株式会社 自動二輪車における燃料系配置構造
CN2602996Y (zh) * 2003-03-21 2004-02-11 洛阳北方易初摩托车有限公司 一种改进的斜梁摩托车
JP4673562B2 (ja) * 2004-03-01 2011-04-20 本田技研工業株式会社 自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造
JP2006103349A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
CN2886105Y (zh) * 2006-04-03 2007-04-04 盐城博尔福机电科技发展有限公司 一种油箱及油箱盖的组合装置
JP2008162512A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
JP5068119B2 (ja) * 2007-08-21 2012-11-07 株式会社ニフコ フィラーキャップ用テザー
CN201201508Y (zh) * 2008-03-27 2009-03-04 姜志明 汽车燃油箱加油管盖

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62145837U (ja) * 1986-03-10 1987-09-14

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103171693A (zh) * 2011-12-22 2013-06-26 本田技研工业株式会社 机动二轮车用加油口盖的束缚结构
JP2013129376A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車用フィラキャップの拘束構造
JP2019018759A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 本田技研工業株式会社 シート構造
EP3741603A1 (en) * 2019-05-20 2020-11-25 F.A.R.M.A. S.r.l. Fabbrica Accessori Ricambi Moto e Auto Closing assembly for fuel tanks of vehicles
CN115107507A (zh) * 2021-03-17 2022-09-27 本田技研工业株式会社 车辆的开闭体结构
WO2023027175A1 (ja) * 2021-08-26 2023-03-02 本田技研工業株式会社 タンクカバーシール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5331520B2 (ja) 2013-10-30
CN101830166B (zh) 2013-04-24
CN101830166A (zh) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5331520B2 (ja) 車両
JP5375266B2 (ja) ボトルの蓋ロック構造
JP6652876B2 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP4400804B2 (ja) エアークリーナー装置
JP2006327612A (ja) スパウトキャップ
JP4879260B2 (ja) キャップ紛失防止具
JP5874716B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP4515290B2 (ja) 自動二輪車の車体構造
JP4675819B2 (ja) エアゾール容器のガス抜き機構
JP2014184748A (ja) デリバリーボックス
JP3345330B2 (ja) 液体容器の栓
KR200482034Y1 (ko) 암 레스트의 유동방지구조
JP2005289465A (ja) 二重容器
JP2008189358A (ja) 液体吐出容器
JP4346430B2 (ja) 燃料タンクのタンクキャップ
JP4407893B2 (ja) 蓋体付きキャップ
JP5390293B2 (ja) フィラーキャップの保持構造
JP2004059097A (ja) 液体噴出容器
JPH1024879A (ja) スクータ型車両の物品収納室
JP2006306336A (ja) 自動2輪車用ラゲージボックス構造
JP2006205804A (ja) 収納構造
JP2006151453A (ja) ディスペンサーのノズルカバー
JP5301332B2 (ja) ヘルメット収納構造
JP2557405Y2 (ja) 液体容器の蓋着脱構造
JP6454595B2 (ja) 押下ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5331520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees