JP5375266B2 - ボトルの蓋ロック構造 - Google Patents

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本発明は、真空二重構造のボトルの口に着脱できるように装着されて、ボトル内に通じ内容液を流出させ注ぎや直飲みに供する流出部を有した栓と、栓にヒンジ連結されて栓の外まわりを開閉するのに併せ流出部を開閉する蓋とを備え、蓋が閉じられたとき閉じ位置に自動的にロックし、ロック解除操作で前記ロックを解除するボトルの蓋ロック構造に関するものである。
このようなボトルのロック構造は、真空二重ボトルの優れた断熱性、スリム性を生かし、携帯用の保温、保冷容器として広く利用されるなか、簡易な注ぎ出しや直飲みに便利なように種々工夫され提供されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
特許文献1が開示するロック構造は、栓の側にロックレバーを設けてロック入りを保持するようにばねで付勢し、蓋が閉じられると蓋側の係止部に上向きの先端フックが自動的に弾性係合して、蓋を閉じ位置にロックし、ロックレバーの下向きの尾端部を栓側に押動することで前記ロックを解除するようにしてある。しかし、ロックレバーのロック解除動作を邪魔する位置と内容液を注ぎまたは直飲みするための小流量に適した内尾端部と栓との間に臨んでロックレバーのロック解除操作を邪魔する解除阻止位置と、ロックレバーの尾端部と栓との間から退避してロックレバーをロック解除操作できる退避位置との間で移動するロック解除制限部材を設け、ロック解除制限部材を退避位置に操作した上でロックレバーのロック解除操作ができるようにすることにより、ロックレバーに不用意な外力が働いてロック解除状態になってしまう問題を回避している。
特許文献2に開示の蓋ロック構造は、栓の側閉じられた蓋の自由端部に掛け外しできるように枢支した掛け輪を設け、この掛け輪を閉じた蓋の自由端部に掛けることにより蓋を閉じ位置にロックし、掛け輪を蓋の自由端部から外すことでロックを解除する構造の簡単なものとなっている。
特許文献3に開示の蓋ロック構造は、蓋の自由端側に、蓋が閉じられたときばねの反ヒンジ連結側への付勢により栓側の係止部に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするように支持されたロック部材と、このロック部材の外側に位置してロック部材をばねに抗し内側に押動することでロック部材の係止部との係合を外して前記ロックを解除するように支持されたロック解除部材と、蓋の天面に突出した操作部によりロック解除部材のロック解除操作を邪魔する解除阻止位置と、ロック解除操作を邪魔しない退避位置との間で左右に移動できるように支持したロック解除制限部材とを備え、ロック解除制限部材を退避位置に操作した上でロック部材のロック解除操作ができるようにすることにより、ロックレバーに不用意な外力が働いてロック解除状態になってしまう問題を回避している。
特許文献4に開示の蓋ロック構造は、蓋の自由端側に、蓋が閉じられたときばね付勢により栓側の係止部に自動的に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするロックレバーを設け、このロックレバーのヒンジ連結側に延びる部端部を栓のヒンジ連結側で反ヒンジ連結側に押動することによりロックレバーの係止部との係合を外して前記ロックを解除するロック解除部材とを設けている。
特開2005−193944号公報 特開2007−217042号公報 特開2008−222238号公報 特開2003−327265号公報
しかし、特許文献1に開示の蓋ロック構造では、ロック解除制限部材を解除阻止位置に移動させておくのを忘れると、ロックレバーは不用意な外力によってロック解除操作されてしまう問題があり、ロック解除制限部材を解除阻止位置に移動されていると、これを下動させてから、ロックレバーの尾端部を栓側に押動するロック解除操作との2つの操作でしかロック解除できないし、2つの操作は異なった部材に対する異なった向きおよび種類の操作となるので、操作に戸惑いを与えスムーズなロック解除の妨げになる。
特許文献2に開示の蓋ロック構造では、1つの掛け輪を閉じた蓋の自由端部に掛け外しするだけのもので、特許文献1に記載のもののように蓋のロック、ロック解除のために、複数の部材が必要なものに対し、構造が簡略化するものの、蓋を閉じるだけで自動的にロックされないので、蓋を閉じる都度、掛け輪を蓋の自由端にいちいち掛ける必要があるし、掛け輪の掛け外しは180度のスイング操作となり、外し挙動は掛け輪の自重を利用できるにしても、掛ける挙動は掛け輪を手で180度大きくスイングさせなければならない不便がある。
特許文献3に開示の蓋ロック構造では、ロック解除操作部材を省略してロックレバーを直接ロック解除操作できるが、不用意な外力によるロック解除制限部材が必須となり、ロック解除操作が2つの部材に対する異なった向きの2つの操作が必要であり、特許文献1に記載のもの同様、操作に戸惑いを与えスムーズなロック解除の妨げになる。
特許文献4に開示の蓋ロック構造では、ロックレバーとロック解除操作部材との2つの部材を必須としながら、ロック解除操作部材に不用意な外力が働いてロックが解除されてしまう問題が残ったままである。
本発明は、蓋の閉じ状態での自動ロック、手動でのロック解除、不用意なロック解除の制限を、蓋上で実現する2つの部材のうちの、ロック解除を制限される1つの部材によって、その制限の解除からロック解除まで連続した挙動で簡易に操作できるボトルの蓋ロック構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明のボトルの蓋ロック構造は、真空二重構造のボトルの口に着脱できるように装着されて、ボトル内に通じ内容液を流出させ注ぎや直飲みに供する流出部を有した栓と、栓にヒンジ連結されて栓の外まわりを開閉するのに併せ流出部を開閉する蓋とを備え、蓋が閉じられたとき閉じ位置に自動的にロックし、ロック解除操作で前記ロックを解除するボトルの蓋ロック構造において、ロック機構は、蓋の自由端側にロック位置を保持するようにばねで付勢して設けられ、蓋が閉じられたとき栓の側に設けられた係止部に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、このロック部材の外側に位置してロック部材をばねに抗し押動することでロック部材の前記係止部との係合を外してロックを解除するように蓋に設けられたロック解除部材とを備え、ロック解除部材は、蓋の天面から突出する上動位置と、蓋の天面から突出しない下動位置との間で上下動でき、下動位置ではロック部材に対する押動を蓋との突き合わせ構造にて阻止され、上動位置では蓋との突き合わせ構造の解除にてロック部材を押動できるように蓋に支持されたことを1つの特徴としている。
このような構成では、蓋が閉じられたとき蓋に支持されているロック部材がばねの付勢によって栓側の係止部に自動的に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするので、蓋が栓の外まわりを覆い、栓の流出部を閉じた状態に保持することができる。ロック位置にあるロック部材の外側に蓋に支持されたロック解除部材が位置して、ロック部材が直接不用意な外力を受けないように保護しながら、自身も、通常、蓋の天面に突出しないように下動した通常位置では蓋との突き合わせ構造にてロック解除操作不能とされていることにより、不用意な外力によっては勿論、人為的な悪戯によってもロック解除操作されないようにできる。この下動した通常位置のロック解除部材を、蓋の天面へ突出する上動位置に操作すると蓋への支持構造上、ロック部材に対する押動が蓋との突き合わせ構造の解除にて可能とされるので、上動操作に続いて内側、つまりロック部材側に操作してロック部材を押動することにより蓋のロック部材による閉じ位置へのロックを解除することができ、ロック解除部材をロック解除操作力から解放すると、ロック部材はフリーになるのでばねの付勢によってロック解除部材を伴いロック位置に復帰し、ロック解除部材を上動位置から通常位置へ復帰させればロック機構全体が初期状態に復帰する。
また、本発明のボトルの蓋ロック構造は、ロック機構は、蓋の自由端側にロック位置を保持するようにばねで付勢して設けられ、蓋が閉じられたとき栓の側に設けられた係止部に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、このロック部材の外側に位置してロック部材をばねに抗し押動することでロック部材の前記係止部との係合を外してロックを解除するように蓋に設けられたロック解除部材とを備え、ロック解除部材は、蓋の天面から突出する上動位置と、蓋の天面から突出しない通常位置との間で上下動でき、通常位置ではロック解除部材を押動するロック解除操作が阻止され、上動位置ではロック部材を押動するロック解除操作ができるように蓋に支持され、ロック解除部材は、上動位置での蓋天面からの突出部が、通常位置に下動させ、かつそれに引き続いて蓋の自由端部と協働して閉じ操作する操作部をなし、ロック部材は、蓋に軸で支持されたレバーであって、栓の反ヒンジ連結側に向くように設けられた係止部に対し、下向きのフック部が反ヒンジ連結側から係合して蓋を閉じ位置にロックし、ロック解除部材は、上動位置ではロック部材の尾端部を反ヒンジ連結側からヒンジ連結側に押動して前記ロックを解除することを別の特徴としている。
このような構成では、1つの特徴の場合に加え、さらに、蓋のロックを解除して蓋が開き状態にあるままでは、ロック解除部材は上動位置にあるが、その蓋の天面からの突出部を操作部として、通常位置に下動させる操作と蓋の自由端側と協働して蓋を閉じる操作とを一連に行える。また、ロック部材が軸まわりに下向きのフック部が栓側の係止部に対し反ヒンジ連結側から係合する係合位置にばねで保持されて、蓋が閉じられるのと同時に係止部に自動的に係合して蓋を閉じ位置にロックするが、このロックをロック部材の外側に位置して内側に押動しロックを解除させるロック解除部材は、ロック位置にあるロック部材の上向きの尾端部を押動してロック解除することになり、ロック位置にあるロック部材の尾端部と通常位置および上動位置の双方において、ロック部材の尾端部に隙間なく当接しロック部材との間で遊びなくロック解除操作する設計条件としても、蓋閉じ時にロック部材がフック部をばねに抗して係止部に一端押し退けられてロック解除部材側に一旦近づき、係止部を乗り越えてからフック部が解除操作部材から離れて係止部に係合するときのロックレバーの尾端部は、ロック解除部材から離れた後、再度近づくような挙動を呈し、互いが干渉することなく、蓋閉じと同時に蓋を閉じ位置に自動的にロックすることができる。
本発明のそれ以上の特徴は、以下の具体的な説明および図面によって明らかになる。また、本発明の各特徴はそれ自体単独で、あるいは複合して種々な組み合わせで採用することができる。
本発明のボトルの蓋ロック構造の1つの特徴によれば、蓋が閉じられたとき蓋上のロック部材がばねの付勢にて栓側の係止部に自動的に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックして閉じ状態に保持するが、ロック部材の外側に蓋上のロック解除部材が位置して、ロック部材を不用意な外力から保護しながら、自身も、蓋の天面に突出しない通常位置にて蓋との突き合わせ構造にてロック解除操作不能とされて、不用意な外力によっては勿論、人為的な悪戯によってもロック解除されることはないので、流出部が開いて内容液や熱が漏れ出てしまうのを防止することができる。しかも、ロック解除部材を蓋の天面へ突出し蓋との突き合わせ構造が解除する上動位置に操作してロック部材に対し押動できる状態にするのに続き、ロック部材を押動するという、ボトルを把持する片手の親指などにても可能なロック解除部材1つによる一連の操作で、戸惑いや手間取りなく簡易に蓋の閉じ位置へのロックを解除することができ使用に便利である。また、蓋6の開き位置からの閉じおよび閉じ位置へのロック操作において、一時、ロック解除部材が上動位置のままになっても蓋の天面からの突出によってそれに気付かせやすく早期に対応されやすい利点がある。
また、本発明のボトルの別の特徴の蓋ロック構造によれば、1つの特徴の場合に加え、さらに、蓋のロックを解除して蓋が開かれた状態では、上動位置にあるロック解除部材の蓋の天面からの突出部を操作部として、通常位置に下動させる操作と蓋の自由端側と協働して蓋を閉じる操作とを一連に行えるので、これも2つの操作を片手などの一連の挙動にて簡易に行えるし、ロック解除部材を通常位置に戻しておくのを忘れるような問題を回避することができる。また、ロック部材が軸まわりに下向きのフック部が栓側の係止部に対し反ヒンジ連結側から係合する係合位置にばねで保持されて、蓋が閉じられるのと同時に係止部に自動的に係合して蓋を閉じ位置にロックするが、このロックをロック部材の外側に位置して内側に押動しロックを解除させるロック解除部材は、ロック位置にあるロック部材の上向きの尾端部を押動してロック解除することになり、ロック位置にあるロック部材の尾端部と通常位置および上動位置の双方において、ロック部材の尾端部に隙間なく当接しロック部材との間で遊びなくロック解除操作する設計条件としても、蓋閉じ時にロック部材がフック部をばねに抗して係止部に一端押し退けられてロック解除部材側に一旦近づき、係止部を乗り越えてからフック部が解除操作部材から離れて係止部に係合するときのロックレバーの尾端部は、ロック解除部材から離れた後、再度近づくような挙動を呈し、互いが干渉することなく、蓋閉じと同時に蓋を閉じ位置に自動的にロックすることができる。
本発明の実施形態のボトルの1つの蓋ロック構造例を示す断面図である。 同蓋ロック構造の分解斜視図である。 同蓋ロック構造の不用意なロック解除を阻止する蓋ロック状態と、ロック解除操作を可能としたロック解除予備操作状態を示す断面図。 図3の蓋ロック構造の外観斜視図である。 同蓋ロック構造の蓋のロック解除状態と、ロック解除後の蓋の全開側への開き操作状態と、を示す詳細断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るボトルの蓋ロック構造につき図1〜図5に1つの具体例を参照して詳細に説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態のボトルは図1に示すように、ステンレス製の内壁及び外壁の間に真空断熱空間2を有する真空二重構造のボトル1と、このボトル1の口部1aに着脱できるように装着されて、ボトル1内に通じ内容液を流出させ注ぎや直飲みに供する流出部3を有した栓4とを備えている。本例の栓4は、さらに、ボトル1内に通じて内容液の流出時に外部から吸気させる吸気部5を前記流出部3に併設してあるが、吸気部5は特に必須としない。栓4にはヒンジ連結されて栓4の外まわりを開閉する蓋6が閉じ状態で流出部3に併せ吸気部5をもシール部材7を介し開閉し、かつ、閉じ状態でロック機構81により閉じ位置に自動的にロックされ、ロックはロック解除操作により解除されるようにしたボトル1の蓋ロック構造を有している。
本実施の形態の蓋ロック構造は、図1に示すように、ロック機構81は、蓋6の自由端側にロック位置を保持するようにばね27で付勢して設けられ、蓋6が閉じられたとき栓4の側に設けられた係止部43に弾性係合して蓋6を閉じ位置にロックするロック部材8と、このロック部材8の外側に位置してロック部材8をばね27に抗し押動することでロック部材8の前記係止部43との係合を外してロックを解除するように蓋6に設けられたロック解除部材35とを備え、ロック解除部材35は、蓋6の天面から図3(b)、図4(b)に示すように突出する上動位置と、図1、図3(a)、図4(a)に示すように蓋6の天面6aから突出しない下動位置との間で上下動でき、下動位置ではロック部材8に対する押動を阻止され、上動位置ではロック部材8を押動できるように蓋6に支持されている。
これにより、蓋6が図5(b)に示すような開き状態から、図1、図3(a)または(b)に示すように閉じられたとき、蓋6に支持されているロック部材8がばね27の付勢によって栓4側の係止部43に自動的に弾性係合して蓋6を閉じ位置にロックするので、蓋6が栓4の外まわりを覆い、栓4の流出部3や吸気部5を閉じた状態に保持することができる。ロック位置にあるロック部材8の外側に蓋6に支持されたロック解除部材35が位置して、ロック部材8が直接不用意な外力を受けないように保護しながら、自身も、通常、蓋6の天面6aに突出しないように下動した通常位置にあってロック解除操作不能とされていることにより、不用意な外力によっては勿論、人為的な悪戯によってもロック解除操作されないようにできる。この下動した通常位置のロック解除部材35を、図1、図3(a)に示す通常位置から図3(b)に示す蓋6の天面6aへ突出する上動位置に操作すると、蓋6への支持構造上、ロック部材8に対する押動が可能とされるので、上動操作に続いて内側、つまりロック部材8側に操作してロック部材8を押動することにより、図5(a)に示すように蓋6のロック部材8による閉じ位置へのロックを解除することができ、ロック解除部材35をロック解除操作力から解放すると、ロック部材8はフリーになるのでばね27の付勢によってロック解除部材35を伴い図5(b)に示すように蓋6上でロック位置に復帰し、ロック解除部材35を上動位置から通常位置へ復帰させれば、蓋6が開いた状態でロック機構81全体が初期状態に復帰する。
以上の結果、蓋6が閉じられたとき蓋6上のロック部材8がばね27の付勢にて栓4側の係止部43に自動的に弾性係合して蓋6を閉じ位置にロックして閉じ状態に保持するが、ロック部材8の外側に蓋6上のロック解除部材35が位置して、ロック部材を不用意な外力から保護しながら、自身も、蓋6の天面6aに突出しない通常位置にて蓋6との間でロック解除操作不能とされて、不用意な外力によっては勿論、人為的な悪戯によってもロック解除されることはないので、流出部が開いて内容液や熱が漏れ出てしまうのを防止することができる。しかも、ロック解除部材35を蓋6の天面6aへ突出する上動位置に操作してロック部材8に対し押動できる状態にするのに続き、ロック部材8を押動するという、ボトル1を把持する片手の親指などにても可能なロック解除部材351つによる一連の操作で、戸惑いや手間取りなく簡易に蓋6の閉じ位置へのロックを解除することができ使用に便利である。また、蓋6の開き位置からの閉じおよび閉じ位置へのロック操作において、一時、ロック解除部材35が上動位置のままになっても蓋6の天面からの突出によってそれに気付かせやすく、早期に通常位置に戻すように対応させられる利点がある。
また、ロック解除部材35は、上動位置での蓋天面6aからの突出部が、通常位置に下動させ、かつそれに引き続いて蓋6の自由端部6bと協働して図5(b)に白抜き矢印で示すように閉じ操作する操作部35aをなしている。これにより、蓋6のロックを解除して蓋6が図5(b)のような開き状態にあるままでは、ロック解除部材35は上動位置にあるが、その蓋6の天面6aからの突出部を操作部35aとして、通常位置に下動させる操作と蓋6の自由端6b側と協働して蓋6を閉じる操作とを一連に行える。従って、蓋6のロックを解除して蓋6が開かれた状態では、上動位置にあるロック解除部材35の蓋6の天6aからの突出部を操作部35aとして、通常位置に下動させる操作と蓋6の自由端6b側と協働して蓋6を閉じる操作とを一連に行えるので、これも2つの操作を片手などの一連の挙動にて簡易に行えるし、ロック解除部材35を通常位置に戻しておくのを忘れるような問題を回避することができる。
さらに、ロック解除部材35は既述したように、蓋6の天面6aから突出する上動位置と、蓋6の天面から突出しない通常位置との間で上下動でき、通常位置ではロック部材8を押動するロック解除操作が阻止され、上動位置ではロック部材8を押動するロック解除操作ができるように蓋6に支持されるのに対し、ロック部材8は、通常位置および上動位置のいずれにあるロック解除部材35に対しても、干渉しない側への動作にて栓4側の係止部43に弾性係合するようにしている。これにより、ロック解除部材35を上動位置に操作するのに続き蓋6のロック解除操作をして蓋6を開いた状態とし、その後、ロック解除部材35を上動位置から通常位置に戻していてもいなくても、蓋6を閉じるとロック部材8はロック解除部材35に干渉することなく自動的に係合し蓋を閉じ位置にロックすることができる。従って、蓋6を開いた状態とした後、ロック解除部材35を通常位置に戻していてもいなくても、蓋6を閉じるとロック部材8はロック解除部材35に干渉して相互に損傷することなく自動ロックし、万一、上動位置のまま蓋6が閉じ位置にロックされても、蓋6の天面6aからの突出によってそれに気付かせ早期に対応させられる。
これを実現するのに、本実施の形態では、ロック部材8は、蓋6に軸26で支持されたレバーであって、栓4の軸25により蓋6をヒンジ連結した反ヒンジ連結側に向くように設けられた係止部43に対し、下向きのフック部8aが反ヒンジ連結側から図1、図3(a)に示すように係合して蓋6を閉じ位置にロックし、ロック解除部材35は、上動位置ではロック部材8の尾端部8bを反ヒンジ連結側からヒンジ連結側に押動して前記ロックを解除するようにしている。これにより、ロック部材8が軸26まわりに下向きのフック部8aが栓4側の係止部43に対し反ヒンジ連結側から係合する係合位置にばねで保持されて、ロック解除部材35との間にロック解除隙間S1を確保し、蓋6が閉じられるのと同時に係止部43にロック解除隙間S1を利用した一時的な押し退けの自由を得て自動的に係合して蓋6を閉じ位置にロックするが、このロックをロック部材8の外側に位置して内側に押動しロックを解除させるロック解除部材35は、ロック位置にあるロック部材8の上向きの尾端部8bを押動してロック解除することになり、ロック位置にあるロック部材8の尾端部8aと通常位置および上動位置の双方において、ロック部材の8尾端部8bに図1に示すように隙間なく当接しロック部材8との間で遊びなくロック解除操作する設計条件としても、蓋閉じ時にロック部材8がフック部8aをばねに抗して係止部43に一端押し退けられてロック解除部材35側にフック部8aが前記ロック解除隙間S1内で一旦近づき、係止部43を乗り越えてからフック部8aがロック解除部材35から離れて係止部43に係合するときのロックレバー8の尾端部8bは、ロック解除部材35から離れた後、再度近づくような挙動を呈し、互いが干渉することなく、蓋閉じと同時に蓋6を閉じ位置に自動的にロックすることができる。部品点数、組立工数の増大やコスト上昇の原因になることなく実現する。
さらに詳述すると、栓4は樹脂製で、図2(a)に示すようにロック機構8を収容する凹部82が反ヒンジ連結側、つまり前部側に設け、この凹部82内に樹脂製のロック部材8を装着してある。ロック部材8は両側に一体成形した外向きの腕片83aを凹部82内の両側に設けた軸受凹部82aに軸部26を弾性係合して枢支されている。また、ロック部材8の外側には図2(b)に示す樹脂製の樹脂ばね部材84を、図2(c)に示す上部のフック片84aと下部両側のフック片84bを凹部82の図1、図2(a)、図3、図4に示す上部の係止穴82bおよび両側下部の係止凹部82cに弾性係合して図2(b)に示すように取り付け、両側フック片84bおよび両側係止凹部82cの係合部を中心に、フック片84aの係止穴82bへの内側、つまり後部側への入り込みを伴い後部側に傾けるようにしてあり、この樹脂ばね部材84には、その図2(b)に示す両側の窓84cの口縁にロック解除部材35の両側の例えば二股としたフック片35bを図2(c)に示すように弾性係合して上下動できるように保持してある。これにより、ロック解除部材35は、栓4が備える樹脂ばね部材84上で、窓84cの口縁にそって既述の通常位置と上動位置との間でスライドできるし、樹脂ばね部材84の後傾を伴いロック部材8をばね27に抗し内側、つまり後部側に応動するロック解除操作が可能になる。また、ロック解除部材35はロック解除操作から解放されると、ロック部材8をフリーにするのでロック部材8がばね27の復元によってロック部材8を樹脂ばね部材84およびロック解除部材35の初期位置への押し戻しを伴いロック位置に復帰させられる。また、ロック解除部材35は、窓84c内に設けた樹脂ばね凸部84dとの弾性係合によって、樹脂ばね凸部84d下となる通常位置と、樹脂ばね凸部84d上となる上動位置とに安定させられるようになっており、通常位置と上動位置との間の移動は樹脂ばね凸部84dを一時的に弾性的に押し退けてのクリック操作となる。しかし、このようなロック機構8の支持構造は1つの具体例であって必須とするものではない。
さらに、ロック解除部材35は、通常位置では図1、図3(a)、図4(a)に示すように蓋6の側周面6cに面一となる逆L字形状としてあり、操作部35aがロック解除部材35の上端で反ヒンジ連結部側、つまり後部側に折曲した形態をなして、蓋6の天面6aと協働しての、ロック解除部材35自体の押し下げ操作、蓋6の閉じ操作を受けやすく、かつ、操作部35aおよび蓋6の天面6aが面一になってそれらの操作が終了することで落ち着くので、いずれの操作も不足なく完結しやすい。また、ロック解除部材35の操作部35aは下動した通常位置で蓋6の天面6aと面一になることで、操作部35aが蓋6の天板と突き合わせ状態になるので、この突き合わせ構造にて蓋6はロック解除部材35が後部側にロック解除操作されるのを阻止するストッパ機構となっている。また、このストッパ機構の働きを確実なものとするのに、ロック解除部材35の通常位置への下動操作が過剰になるのを蓋6の凹部82の上端縁に操作部35aを下方から蓋6の天面6aと面一になるように受け止める段部82dを設けてある。これにより、操作部35aおよび蓋6の自由端を手のひらで単純に押し下げるだけで、ロック解除部材35の通常位置への下動操作および蓋6の閉じ操作が瞬時かつ確実に終え、操作部35aおよび蓋6の天面6aが必ず面一になるので、双方に段差ができて不体裁になることはない。また、ロック解除部材35の前面上部には横一文字の操作凸条35cを設けて上下スライド時の指掛け部とし、スライド操作しやすくしている。
吸気部5は、その少なくとも蓋6側への環状または筒状の空気口部がシール部材11よりなり、蓋6がロック部材8によりロックされる図1に示す閉じ位置に至る前から蓋6に当接して蓋6が閉じ位置に至るまでの圧縮を伴いシール状態に閉じられ、蓋6のロック解除により復元して蓋6を前記ロックされる閉じ位置外へ押し開くようにしている。これにより、ボトル1の口1aに装着された栓4が吸気部5を通じた外気のボトル1内への吸気を伴い、流出部3を通じた内容液のスムーズな流出を図れるようにしながら、蓋6の閉じ状態では閉じ位置にロックされた蓋6によって流出部3および吸気部5共に閉じられるようにするが、吸気部5は、流出部3から独立して、少なくとも蓋6側に突出する環状または筒状の吸気口部がシール部材7を吸気部5側で独立してなすシール部材11よりなり、蓋閉じ時には、蓋6がロック部材8によりロックされる閉じ位置手前から蓋6と当接して閉じ位置までの環状または筒状での圧縮を伴いシール圧を生じて閉じられるので液漏れ、熱漏れを防止することができるし、蓋6のロック解除により復元して蓋6をロック手段8によりロックされる閉じ位置外へ押し開くので、ロック部8がロック解除後即時に解除操作から解放されても蓋6を再度ロックすることを回避することができる。
結果、栓4の流出部3に吸気部5を併設して吸気を伴い内容液のスムーズな流出を図りながら、蓋6の閉じ状態ではシール部材7として、閉じ位置にロックされた蓋6により流出部3に対応した範囲のシール部材12および吸気部5に対応した範囲のシール部材11を介し個別に閉じて内容液が流出しないようにするのに、吸気部5の蓋6側に突出する環状または筒状の吸気口部をシール部材11として、閉じ位置にロックされる蓋6との当接によって変形自由度の高い環状または筒状での十分な圧縮量を無理なく確保したシール状態での閉じ状態に維持されて液漏れ、熱漏れを確実に防止できる上、蓋6のロックが解除されると圧縮状態からの復元により蓋6をロックされる閉じ位置外へ確実に押し開き、ロック部8が即時に解除操作から解放されても蓋6が再ロックされるのを防止した上で、半開き状態になった蓋6に手を掛けるなどして簡易に全開側に開き操作することができる。従って、蓋6を全開位置まで付勢するばねを働かせなくても使用勝手のよいものとなる。もっとも、蓋6を全開位置まで付勢するばねを設けてもよく、その場合、蓋6の急な開きを抑えた働きの緩いばねを採用して、ロック解除時の開き速度が遅くなっても、シール部材11による蓋6の押し開き作用によって、ロック部材の解除操作からの開放に対して蓋6の開きが遅れて再ロックされるような不都合を回避できる。
また、流出部3は、栓4のボトルの口内に嵌まり合う中栓部4a内に凹陥した流出液ガイド部3aと、この流出液ガイド部3aの底部3bに開口した流出口3cと、を有し、吸気部5は、中栓部4aの流出部3の凹陥部である流出液ガイド部3aから外れた位置に設けられたものとしている。これにより、流出口部3が、ボトル1の口1aの内周に嵌まり合う中栓部4aの内側に凹陥した流出液ガイド部3aとその底部3bの流出口3cとを有して、流出口3cから流出させた内容液を流出液ガイド3aの凹陥している範囲の案内で乱れを整えられるし、少なくとも流出液ガイド部3aと吸気部5の上端開口との間に段差部Sを確保するなどして流出液が吸気部5側に流れるのを防止しやすくなる。従って、流出口部3が、中栓部4aの内側に凹陥した流出液ガイド部3aの底部3bにある流出口3cから流出させた内容液を流出液ガイド部3aの凹陥している範囲の案内で乱れを整えて注ぎ、また直飲みさせるので、注ぎやすく直飲みしやすいものとなるし、流出液が吸気部5側に流れるのを防止して吸気部5が流出水により塞がれ吸気不良となるのを回避しやすい。
さらに、栓4は、ボトル1の口1aの外側に着脱できるように装着された栓本体部4bと、この栓本体部4bの内周に環状のシールパッキン21を介し着脱できるように圧入さ
れる中栓部4aとを備え、吸気部5は、その少なくとも吸気口部が前記シールパッキン21に一体成形された弾性を有するシール部材11よりなり、ロック部材8によりロックされる閉じ位置手前から蓋6と当接して閉じ位置までの圧縮を伴い閉じられ、蓋6のロック解除により復元して蓋6を閉じ位置手前まで押し開くように設けたものとしている。これにより、流出液ガイド部3aおよび流出口3cを持った中栓部4aが、ボトル1の口1aの外まわりに着脱できるように装着される栓本体部4bの内周に、環状のシールパッキン21を介し圧入されて、双方間に働くシール圧、シール摩擦にて装着状態が保持されるし、双方間での液漏れを防止することができる上、シール圧、シール摩擦に抗抗し中栓部4aを栓本体部4bの内周から抜き出して互いを独立のものとすることができる。しかも、吸気口部5のシール部材11は、環状のシールパッキン21と一体成形されて、部品点数少なく装備することができる。
したがって、流出液ガイド部3aおよび流出口3cを持った中栓部4aが、ボトル1の口1aの外まわりに着脱できるように装着する栓本体部4bの内周に着脱できるように環状のシールパッキン21を介し圧入されて、シール圧、シール摩擦により装着状態を維持して一体物として取り扱えるようにしながら、シール圧、シール摩擦に抗して双方を分離して丸洗いなどお手入れしやすくすることができるし、吸気口部5のシール部材11は環状のシールパッキン21に一体成形しているので、部品点数、組立工数が少なくコスト上昇を抑えられるし、シール部材を取り外して丸洗いするにも手数が掛からない利点がある。
さらに、栓本体部4bは、ボトル1の口1aの外周に形成したねじ23に螺着される外周壁41および口1aの内周に嵌まり合う内周壁42と、を備え、これら外周壁41および内周壁42は個別の樹脂成形品として成形の自由度を高めて成形しやすくするのに併せ、互いの対向し合うフランジ部どうしを一部重ねて合わせて高周波溶着などして一体化して口1aに被さるようにしている。外周壁41の側に蓋6を軸24によりヒンジ連結する軸受部25を後部に一体成形して蓋6の後部を開閉できるようにヒンジ連結している。また、内周壁42の軸受部25とは反対の前部には、蓋6を閉じ位置にロックするための係止部43を一体成形し、蓋6が閉じられることによって前記ロック部材8のフック部8aが自動的に弾性係合して蓋6を閉じ位置にロックできるようにしている。
一方、中栓部4aは栓本体部4bの内周壁42内周上端にまで環状のシールパッキン21を介し下方から圧入される上フランジ部31と、内周壁42の下端部にシールパッキン29を介し下方から当接する下部ランジ部32と、を一体に備え、これら下部フランジ部32と上部フランジ部31との間を貫通するように流出部3および吸気部5とが既述の形態を有して一体成形されている。流出部3は中栓部4aのほぼ前半部に片寄って設けられ、凹陥した流出液ガイド部3a、その底部3bの流出口3cとが形成され、流出部3の後部に上部フランジ部31および下部フランジ部32を上下に繋ぐ樹脂通路5aと、この樹脂通路5aの上端に繋がり上部フランジ部31上に、従って蓋6側に筒状に突出した空気口5bをなすシール部材11とで、吸気部5を形成している。
栓本体部4bおよび中栓部4aはシール部材21を介したシール状態での嵌め合わせ構造上、既述したように一体物として取り扱うことができ、栓本体部4bはボトル1の口1aへの螺着したとき、中栓部4aの下部フランジ部32の下端外周に装着したシールパッキン33がボトル1の口1aの基部内周部を内側に絞り加工して形成した段部34に圧接し、栓4と口1aとの間をシールし内容液が流入しないようにしている。また、栓4全体を単体で取り扱うときも、栓本体部4bの内周壁42と中栓部4aとの間に液が侵入するのをシール部材21および29により防止される。
蓋6はロック部材8とロック解除部材35を装備した樹脂製の外板61と、外板61と
超音波溶着などして一体化した樹脂製の内板62とで中空に形成し、内板62に流出液ガイド部3aに入り込んで下端に装着したすール部材12で流出口3cに圧接してそれをシール状態に閉じる中空突部62bと、吸気口5bをなすシール部材11に圧接してそれをシール状態に閉じる当接部62cとを形成している。シール部材11およびシールパッキン21は一体で、シールパッキン29、33がそれぞれ単独で装着されている溝などの嵌め合わせ部から着脱できる。
本発明は、携帯用の真空二重構造のボトルの装着された栓に内容液を注ぎまたはおよび直飲みする流出部を持ち、それを開閉する蓋を閉じ位置にロックし、不用意なロック解除がなされないようにしたロック構造に実用して、1つの部材による一連の操作でロック解除操作ができる。
1 ボトル
1a 口
2 真空空間
3 流出部
4 栓
6 蓋
6a 天面
6b 段部
8 ロック部材
7、11、12 シール部材
24 軸
27 ばね
35 ロック解除部
35a 操作部
35b フック片
43 係止部
81 ロック機構
82 凹部
82a、82c 係止凹部
82b 係止穴
3a フック片
83b 取り付け穴
84 樹脂ばね部材
84a、84b フック片
84c 窓
84d 樹脂ばね凸部

Claims (2)

  1. 真空二重構造のボトルの口に着脱できるように装着されて、ボトル内に通じ内容液を流出させ注ぎや直飲みに供する流出部を有した栓と、栓にヒンジ連結されて栓の外まわりを開閉するのに併せ流出部を開閉する蓋とを備え、蓋が閉じられたとき閉じ位置に自動的にロックし、ロック解除操作で前記ロックを解除するボトルの蓋ロック構造において、
    ロック機構は、蓋の自由端側にロック位置を保持するようにばねで付勢して設けられ、蓋が閉じられたとき栓の側に設けられた係止部に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、このロック部材の外側に位置してロック部材をばねに抗し押動することでロック部材の前記係止部との係合を外してロックを解除するように蓋に設けられたロック解除部材とを備え、
    ロック解除部材は、蓋の天面から突出する上動位置と、蓋の天面から突出しない通常位置との間で上下動でき、通常位置ではロック部材に対する押動を蓋との突き合わせ構造にて阻止され、上動位置では蓋との突き合わせ構造の解除にてロック部材を押動できるように蓋に支持されたことを特徴とするボトルの蓋ロック構造。
  2. 真空二重構造のボトルの口に着脱できるように装着されて、ボトル内に通じ内容液を流出させ注ぎや直飲みに供する流出部を有した栓と、栓にヒンジ連結されて栓の外まわりを開閉するのに併せ流出部を開閉する蓋とを備え、蓋が閉じられたとき閉じ位置に自動的にロックし、ロック解除操作で前記ロックを解除するボトルの蓋ロック構造において、
    ロック機構は、蓋の自由端側にロック位置を保持するようにばねで付勢して設けられ、蓋が閉じられたとき栓の側に設けられた係止部に弾性係合して蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、このロック部材の外側に位置してロック部材をばねに抗し押動することでロック部材の前記係止部との係合を外してロックを解除するように蓋に設けられたロック解除部材とを備え、
    ロック解除部材は、蓋の天面から突出する上動位置と、蓋の天面から突出しない通常位置との間で上下動でき、通常位置ではロック解除部材を押動するロック解除操作が阻止され、上動位置ではロック部材を押動するロック解除操作ができるように蓋に支持され、ロック解除部材は、上動位置での蓋天面からの突出部が、通常位置に下動させ、かつそれに引き続いて蓋の自由端部と協働して閉じ操作する操作部をなし、
    ロック部材は、蓋に軸で支持されたレバーであって、栓の反ヒンジ連結側に向くように設けられた係止部に対し、下向きのフック部が反ヒンジ連結側から係合して蓋を閉じ位置にロックし、
    ロック解除部材は、上動位置ではロック部材の尾端部を反ヒンジ連結側からヒンジ連結側に押動して前記ロックを解除することを特徴とするボトルの蓋ロック構造。
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