JP2010207655A - コンテナ用洗浄装置及びコンテナの洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷役車両を使用することなしに、コンテナを自動的に洗浄することが出来るコンテナ用洗浄装置を提供する。
【解決手段】走行輪16a,16bを有する機台ベース12を自走させる自走手段28bと、その走行を操舵する操舵手段とを、機台ベース12に設けると共に、機台ベース12に対して、水平方向に延びる回転軸20回りに回転する洗浄ブラシ18を、ガイド手段に沿って、昇降駆動手段により上下方向に往復移動可能に支持させ、更に、機台ベース12に、洗浄液を貯留するタンク44と、かかるタンク44内の洗浄液を洗浄ブラシ18による輸送コンテナ66の洗浄部分に供給する洗浄液供給手段46,48,62,64とを設けて、構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテナ用洗浄装置とコンテナの洗浄方法とに係り、特に、輸送コンテナを洗浄する際に用いられる洗浄装置の改良された構造と、かかる洗浄装置を用いた輸送コンテナの有利な洗浄方法とに関する。
近年、航空機や船舶、トレーラー、トラック、鉄道車両等による長距離物流には、大型のコンテナを利用した輸送が増加してきている。大型の輸送コンテナを利用することで、輸送費や包装費の低減、或いは荷痛み等の防止等が図られているのである。
ところで、従来から、輸送コンテナの洗浄は、ハンドブラシ等を用いた人力によって行うのが一般的であった。しかしながら、輸送コンテナは、単に、大型であるだけでなく、多くのものが、外周面に上下方向に延びる溝部を有している。そのため、そのような輸送コンテナ全体を洗浄するには、多大な労力と時間が掛かっていた。
かかる状況下、輸送コンテナを洗浄するための装置が、提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この洗浄装置は、フォークリフト等の荷役車両の昇降体に取り付けられる取付体と、取付体に設けられて、洗浄液を貯留するタンクと、タンク内の洗浄液を送給するポンプと、ポンプを回転させるポンプ用モータと、取付体に設けられて、洗浄液を噴射させるノズルと、水平方向に延びる回転軸回りに回転可能な状態で、取付体に支持される洗浄ブラシと、洗浄ブラシを回転駆動させるブラシ用モータとを有している。この洗浄装置にあっては、洗浄ブラシを回転させた状態で、コンテナの外周面に押し当てると共に、かかるコンテナにおける洗浄ブラシの押当て部分に向かって、洗浄液をノズルから噴射させながら、荷役車両を自走させることによって、コンテナを全長に亘って自動的に洗浄することが出来るようになっている。また、荷役車両の昇降体を昇降させることで、コンテナを、その全高に亘って自動的に洗浄することも可能となっている。
ところが、そのような従来のコンテナ用洗浄装置は、あくまでも、フォークリフト等の荷役車両に装着されるアタッチメントとして構成されている。それ故、使用に際しては荷役車両が必要になるといった大きな制限が課せられるものであった。
すなわち、荷役車両をコンテナ用洗浄装置専用にすることは現実的ではない。そのために、荷役車両を本来の荷役に使っている時には洗車ができないし、また、洗車中には荷役車両を本来の荷役に使うことが出来ないという問題があったのである。
特許第2899219号公報
ここにおいて、本発明は、上述せる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、荷役車両の存在を前提とする従来構造に比して、荷役車両の状況如何に影響されることなくコンテナ洗浄を実施することが出来る、新規な構造のコンテナ用洗浄装置を提供することにある。
また、本発明は、荷役車両を準備しなくても単独でコンテナを自動的に洗浄することが可能であり、少ない作業労力負担で優れた洗浄効率が発揮される、新規な構造のコンテナ用洗浄装置を提供することも、目的とする。
本発明は、上記した課題、又は本明細書全体の記載や図面から把握される課題を解決するために、以下に列挙する各種の態様において、好適に実施され得るものである。また、以下に記載の各態様は、任意の組み合わせにおいても、採用可能である。そして、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに何等限定されることなく、明細書全体の記載並びに図面に開示の発明思想に基づいて、認識され得るものであることが、理解されるべきである。
<1> 輸送コンテナを洗浄するためのコンテナ用洗浄装置であって、(a)走行輪を有する機台ベースと、(b)該機台ベースに設置され、前記走行輪を駆動して、該機台ベースを無軌条で自走させる自走手段と、(c)該自走手段により自走する前記機台ベースの走行を操舵する操舵手段と、(d)前記機台ベースに対して、水平方向に延びる回転軸回りに回転可能に、且つ上下方向に移動可能に支持された洗浄ブラシと、(d)該洗浄ブラシを前記回転軸回りに回転駆動させる回転駆動手段と、(e)前記機台ベースに設置されて、前記洗浄ブラシの上下動を案内するガイド手段と、(f)該ガイド手段による案内に沿って、前記洗浄ブラシを上下方向に往復移動させる昇降駆動手段と、(g)前記機台ベースに支持されて、洗浄液を貯留するタンクと、(h)該タンクの洗浄液を、前記洗浄ブラシによる前記輸送コンテナの洗浄部分に供給する洗浄液供給手段とを含むことを特徴とするコンテナ用洗浄装置。
<2> 前記洗浄ブラシが前記昇降手段により上下方向に一往復するのに要する時間に基づいて、前記自走手段による前記機台ベースの走行速度を制御する制御手段を、更に有している上記態様<1>に記載のコンテナ用洗浄装置。
<3> 前記ガイド手段が、前記機台ベースに対して上下方向に延びるように立設されたガイドフレームと、該ガイドフレームに対して上下方向に延びるように取り付けられたラックとを有する一方、前記昇降駆動手段が、該ガイド手段のラックに歯合した状態で、前記洗浄ブラシの回転軸に対して、該回転軸回りに回転可能に取り付けられたピニオンと、該回転軸に対して、該回転軸と上下方向に一体移動可能に取り付けられた、該ピニオンを回転駆動させる駆動モータとを有している上記態様<1>又は<2>に記載のコンテナ用洗浄装置。
<4> 輸送コンテナの外周面を洗浄する方法であって、上記態様<1>乃至<3>のうちの何れか一つに記載のコンテナ用洗浄装置を用いて、前記洗浄ブラシを前記回転駆動手段にて回転させた状態で、輸送コンテナの外周面に押し当てると共に、該洗浄ブラシが押し当てられた該輸送コンテナの外周面部分に、前記洗浄液供給手段により前記洗浄液を供給し、それと同時に、前記自走手段により、前記機台ベースを該輸送コンテナの外周面に沿って自走させながら、該洗浄ブラシを前記昇降駆動手段にて上下方向に往復移動させるようにしたことを特徴とするコンテナの洗浄方法。
<5> 前記洗浄ブラシを前記輸送コンテナの外周面の下端部に押し当てる位置を下死点とし、且つ該洗浄ブラシを該輸送コンテナの外周面の上端部に押し当てる位置を上死点として、該洗浄ブラシを上下方向に一往復移動させる間に、前記機台ベースを、前記輸送コンテナの外周面に沿って、該洗浄ブラシの全幅寸法と対応する距離だけ自走させるようにした上記態様<4>に記載のコンテナの洗浄方法。
かく如き本発明に従うコンテナ用洗浄装置にあっては、洗浄ブラシを回転可能に支持する機台ベースが自走可能とされている。このため、荷役車両のアタッチメントとして構成される従来装置とは異なって、荷役車両等を何等用いることなく、自走させながら、コンテナの外周面を全長に亘って自動的に洗浄することが出来る。また、洗浄ブラシが、水平方向に延びる回転軸回りに回転しつつ、昇降可能となっているところから、コンテナの外周面を全高に亘って自動的に洗浄し得ることは勿論、コンテナの外周面に上下方向に延びる溝部が設けられていても、この溝部の底面や側面も、効率的且つ確実に洗浄することが出来る。更に、かかるコンテナ用洗浄装置においては、荷役車両等を利用しないため、非使用時に、荷役車両等を収納するための余分なスペースを確保する必要もない。
従って、かくの如き本発明に従うコンテナ用洗浄装置にあっては、荷役車両を使用することなしに、コンテナの全体を自動的に洗浄することが出来、以って、優れた使用性が有利に発揮され得ると共に、余分な収納スペースの削減も効果的に実現され得る。そして、それらの結果として、コンテナの自動洗浄を実現するための設備コストの削減と、その洗浄に際してのランニングコストの低減とが、極めて効果的に達成され得ることとなるのである。
本発明に従うコンテナ用洗浄装置の一実施形態を示す正面説明図である。 図1に示されたコンテナ用洗浄装置の左側面説明図である。 図1に示されたコンテナ用洗浄装置の上面説明図である。 図1に示されたコンテナ用洗浄装置が有する機台ベースの下面説明図である。 図4におけるA−A断面説明図である。 図4におけるB−B断面説明図である。 図3におけるC部拡大説明図である。 図1に示されたコンテナ用洗浄装置が有する洗浄ブラシの回転軸の軸方向断面説明図である。 図1に示されたコンテナ用洗浄装置をコンテナに沿って連続的に走行させつつ、洗浄ブラシを昇降させて、コンテナを洗浄する際の洗浄パターンを示す説明図である。 図1に示されたコンテナ用洗浄装置をコンテナに沿って間欠的に走行させつつ、洗浄ブラシを昇降させて、コンテナを洗浄する際の洗浄パターンを示す説明図である。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1乃至図3には、本発明に従う構造を有するコンテナ用洗浄装置の一実施形態が、その正面形態と側面形態と上面形態とにおいて、それぞれ概略的に示されている。それらの図から明らかなように、本実施形態のコンテナ用洗浄装置10は、機台ベース12を有している。そして、この機台ベース12に対して、それを走行可能とする2種類の車輪である4個のキャスタ14と走行輪としての左右の走行用タイヤ16a,16bが、それぞれ取り付けられている。また、洗浄ブラシ18が、水平方向に延びる回転軸20回りに回転可能に支持されている。
より具体的には、機台ベース12は、基台部22を有している。図4乃至図6に示される如く、この機台ベース12の基台部22は、略長手矩形の平板形態を呈しており、その下面の四隅部には、自由回転する車輪を備えたキャスタ14が、それぞれ一つずつ取り付けられている。それら各キャスタ14は、鉛直方向に延びる回動軸(図示せず)を有して、かかる回動軸回りに回動可能とされた、従来より公知の緩衝キャスタからなっている。かくして、4個のキャスタ14により、基台部22に対する下方への衝撃入力に対して緩衝作用が発揮されるようになっている。また、それと共に、路面上等での機台ベース12の自由な方向への走行が許容されるように構成されている。なお、図1乃至図6、及び後述する図7、図8については、コンテナ用洗浄装置10の全体的乃至は部分的な構造の理解を容易とするために、一部の部材や部品が各図毎に省略して示されていることが、理解されるべきである。
かかる基台部22の下面の長手方向中央部における幅方向の左右両側端部には、左走行用タイヤ16aと右走行用タイヤ16bとが、それらに固定された車軸24を、基台部22の幅方向内側に向かって水平に延出せしめた状態で、それぞれ配置されている。それらの車軸24は、2個のベアリング26,26を有するステー27にて、基台部22の下面に回転可能に、それぞれ取り付けられている。
また、基台部22の下面における左走行用タイヤ16aと右走行用タイヤ16bの間には、それらを回転駆動せしめる自走手段としての左走行用モータ28aと右走行用モータ28bとが配置されている。即ち、左及び右走行用モータ28a,28bは、それぞれの駆動軸30を、基台部22の長手方向に延出させた状態、換言すれば、左及び右走行用タイヤ16a,16bの各車軸24に直交して延びる状態で、配置されている。なお、それら左及び右走行用モータ28a,28bは、それぞれ、互いに同一方向に回転駆動せしめられる、例えば、従来から公知の誘電モータからなっている。
そして、そのように配置された左及び右走行用モータ28a,28bのそれぞれの駆動軸30が、各車軸24における走行用タイヤ16側とは反対側の端部に対して、そこに取り付けられるギヤボックス32内に収容された、回転方向を変換するギヤ(図示せず)を介して連結されている。これによって、同一方向に回転駆動せしめられる左及び右走行用モータ28a,28bの回転駆動に伴って、左及び右走行用タイヤ16a,16bが同一方向に回転せしめられるようになっている。そして、機台ベース12の全体が、図4に矢印:アにて示される基台部22の長手方向の一方側に向かって無軌条で自走するようになっている。なお、以下からは、機台ベース12の幅方向において、左走行用タイヤ16aが位置する側を左側、またその部分を左側部と言い、右走行用タイヤ16bが位置する側を右側、またその部分を右側部と言う。そして、機台ベース12の長さ方向において、走行方向前方側(図4中、矢印:アにて示される方向)の部分を前部、その後方側(図4中、矢印:アとは反対側)の部分を後部と言う。
図1及び図2に示される如く、基台部22の左側部の上方には、タンクテーブル34が、基台部22の上面と所定距離隔てた位置において、図示しない複数の支柱により支持されて、設置されている。また、基台部22の左側部における前部と後部とには、略コ字形状を呈する板材からなる保護カバー36が、基台部22とタンクテーブル34の間を覆うようにして、それぞれ立設されている。
さらに基台部22の左側部上には、ガソリンエンジン式やディーゼルエンジン式などの内燃機関式の発電機38と制御手段としての制御装置40とが、2個の保護カバー36,36の間に挟まれて、タンクテーブル34の下方に並んで位置するように設置されている。これによって、発電機38と制御装置40とが、その前後方向を2個の保護カバー36,36にて保護された状態で、位置せしめられている。
なお、ここで用いられる内燃機関式の発電機38は、よく知られているように、ガソリンや軽油等を燃料とする内燃機関(エンジン)の駆動によって交流電圧を発生するものである。そして、本実施形態においては、この発電機38が、例えば、回転子コイルに流れる電流を制御して、出力電圧を一定に保つことにより、電力動揺を減衰し、その安定化を図るように構成された、公知の自動電圧調整装置(図示せず)を内蔵している。
このような発電機38が、それに並んで配置された制御装置40と、機台ベース12における基台部22の下面に取り付けられた左及び右走行用モータ28a,28bとに、電気的に接続されている。それによって、各走行用モータ28に対して、一定の電圧が安定的に供給され、また、その給電が、制御装置40にて制御されるように構成されている。
また、制御装置40には、リモコン装置42が、更に電気的に接続されている。このリモコン装置42に設けられる各種の押しボタンの押圧操作に基づいて、発電機38から各走行用モータ28への給電の開始及び停止が行われるようになっている。即ち、各走行用モータ28a,28bの駆動及び停止が制御装置40にて制御されて、機台ベース12の前進、操舵、及び停止が行われるようになっている。
具体的には、左及び右走行用モータ28a,28bの両方が駆動せしめられている状態下において、左走行用モータ28aのみの駆動・停止を行う押しボタンを1回押圧操作することで、左走行用モータ28aの駆動が停止せしめられて、この左走行用モータ28aのディテントトルクにより、左走行用タイヤ16aの回転のみが停止せしめられる(左走行用タイヤ16aの回転速度がゼロとされる)。このとき、右走行用タイヤ16bの回転は継続されたままとなっている。これによって、直線的な走行状態から機台ベース12が停止することなく連続的な動作で左側に方向転換せしめられる。そして、その状態から、左走行用モータ28aのみの駆動・停止を行う押しボタンを、再度、1回押圧することで、左走行用モータ28aの駆動が再開されて、左走行用タイヤ16aも再び回転せしめられる。これにより、機台ベース12において、上述の左側への方向転換の動作から停止することなく連続的に直線的な走行状態が再開されるようになっている。
そしてまた、それと同様に、機台ベース12が走行している状態で、右走行用モータ28bのみの駆動・停止を行う押しボタンを1回押圧操作すると、右走行用タイヤ16bの回転のみが停止され(右走行用タイヤ16bの回転速度のみがゼロとされ)て、機台ベース12が一旦停止した状態で、右側に方向転換せしめられる。そして、かかる押しボタンをもう1回押圧操作すると、機台ベース12が、停止前に対して右側に方向を変えた状態で、走行が再開されるように構成されている。
かくして、本実施形態のコンテナ用洗浄装置10においては、リモコン装置42の押しボタンの押圧操作に基づいて、機台ベース12の走行方向を左右の二方向に手動で変更し得るようになっているのである。このことから明らかなように、ここでは、かかるリモコン装置42にて、機台ベース12の走行を操舵する操舵手段が構成されている。そして、機台ベース12の走行を可能となす左及び右走行用タイヤ16a,16bが、機台ベース12に設置された発電機38から左及び右走行用モータ28a,28bの給電によって回転駆動せしめられるようになっているところから、例えば、位置固定に設けられた電源からの給電により各走行用タイヤ16a,16bが回転駆動せしめられる場合とは異なって、機台ベース12が、より自由に且つ広範囲にわたって移動可能とされている。
また、タンクテーブル34上には、洗浄液としての洗浄水が内部に収容されたタンク44が設置されている。つまり、タンク44は、発電機38の上方において、基台部22の幅方向中央部よりも左側に偏倚した位置に固設されているのである。また、このタンク44内には、水中ポンプ46が収容されている。そして、この水中ポンプ46には、タンク44の外部に延び出す送水パイプ48が接続されている。これによって、タンク44内の洗浄水が、水中ポンプ46の駆動により、送水パイプ48を通じて外部に送り出されるようになっている。また、この水中ポンプ46は、前記リモコン装置42に設けられた押しボタンの押圧操作により、前記発電機38から給電されて、駆動せしめられるようになっている。なお、図1及び図2中、50は、タンク44内への給水を行うための給水パイプであり、52は、タンク44内の洗浄水の収容量を確認するための水位計である。洗浄水には、水や、水に適当な添加物(洗剤等)を溶解させたもの、水に適当な処理(加熱等)を加えたもの等が、何れも採用され得る。
図1乃至図3に示されるように、機台ベース12の基台部22の左右方向(幅方向)の中間部には、ブラシカバー54が、基台部22における発電機38や制御装置40、タンク44の設置側たる左側部分とその反対側の右側部分とを仕切るように配されて、立設されている。このブラシカバー54は、横断面コ字形状を呈する樹脂板やステンレス板からなるカバー本体56と、このカバー本体56を支持する四つの支柱部58a,58b,58c,58dと有している。
ブラシカバー54のカバー本体56は、横断面コ字形状が、基台部22における発電機38や制御装置40、タンク44の設置側を背面側として、右側に向かって開口するように配置されている。一方、四つの支柱部58a〜58dは、基台部22の左右方向中間部と右側端部のそれぞれの前後方向(長さ方向)両端に、各々一つずつ、上下方向に延びるように立設されている。そしおて、それら四つの支柱部58a〜58dに対して、カバー本体56が、その内側面において固着されている。また、カバー本体56の背面には、複数の補強梁60が固設されている。このようなブラシカバー54が設けられていることによって、後述するように、ブラシカバー54の内側に配設される洗浄ブラシ18を回転させつつ、コンテナ66を洗浄する際に、洗浄ブラシ18の回転により飛散した洗浄水が発電機38や制御装置40等に掛かることが防止されるようになっている。
また、かかるブラシカバー54の背面には、タンク44内の水中ポンプ46から延び出した送水パイプ48が、カバー本体56の開口側に向かって延びるように配設されている。そして、この送水パイプ48は、基台部22の右側端部の前後方向両端に位置する二つの補強梁60,60のそれぞれに対して、上下方向に延びるように固定された散水パイプ62に接続されている。それら各散水パイプ62には、その内部を流通する洗浄水を、カバー本体56の開口側に向かって噴射する複数のノズル64が、互いに上下方向に間隔おいて設置されている。
これにより、タンク44内の洗浄水が、送水パイプ48と散水パイプ62とを経て、複数のノズル64から、後述するように、洗浄ブラシ18にて洗浄される輸送コンテナ66(図1に二点鎖線で示す)の外周面部分に向かって噴射されるようになっている。このことから明らかなように、本実施形態では、水中ポンプ46と送水及び散水パイプ62,62と複数のノズル64とにて、洗浄液供給手段が構成されている。
そして、本実施形態のコンテナ用洗浄装置10においては、図3に示されるように、基台部22の右側端部の長さ方向両端部にそれぞれ立設された支柱部58a,58bの間に、ガイドフレーム68が、それぞれ一つずつ配設されている。また、それら二つのガイドフレーム68,68間に、水平方向に延びる回転軸20が、回転可能に且つ上下方向に移動可能に架設されており、更に、この回転軸20に対して、洗浄ブラシ18が、かかる回転軸20回りに回転可能に取り付けられている。
より詳細には、図3及び図7に示されるように、ガイドフレーム68は、横断面コ字形状を呈し、互いに所定間隔を隔てて対向する第一板状脚部70a及び第二板状脚部70bと、それら第一及び第二板状脚部70a,70bを一体的に連結する平板状の連結板72と有して、上下方向に延びる鋼材等からなる柱状体にて構成されている。このようなガイドフレーム68の二つのものが、基台部22の右側端部の長さ方向両端部に立設された支柱部58a,58bに対して、連結板72の外面を支柱部58a,58の相互の対向面に接触させた状態で、それぞれ固定されている。これにより、基台部22の右側端部において、二つのガイドフレーム68,68の連結板72同士が、前後方向において互いに対向配置される一方、各ガイドフレーム68の第一及び第二板状脚部70a,70b同士が、左右方向において互いに対向配置されている。
各ガイドフレーム68の内側には、ラック74が配置されている。このラック74は、ガイドフレーム68の高さと略同一の長さを有しており、ガイドフレーム68の内側において、ガイドフレーム68に沿って上下方向に延び、且つ歯面を、第二板状脚部70bの内側面に対向させた状態で、第一板状脚部70aの内側面(第二板状脚部70bとの対向面)に固定されている。これにより、各ガイドフレーム68の右側に位置する第一板状脚部70aの内側面の全長に亘って、多数のラック歯が、上下に並んで配されている。
一方、二つのガイドフレーム68,68間に架設される回転軸20は、図8に示されるように、細長い略円柱状の内側シャフト76と、この内側シャフト76よりも短い略円柱状を有して、内側シャフト76に対して同軸的に外挿された外側スリーブ78とを有する二重構造とされている。そして、かかる回転軸20においては、内側シャフト76の軸方向両端部が、外側スリーブ78の軸方向両側の開口部から、所定長さだけ、それぞれ突出位置せしめられている。また、回転軸20の軸方向両端側における内側シャフト76の外周面と外側スリーブ78の内周面との間には、ベアリング79が、それぞれ介在せしめられている。これによって、回転軸20が、内側シャフト76と外側スリーブ78とをそれぞれの軸心(回転軸20の軸心)回りに相対回転可能で、且つ軸方向に移動不能な状態で、相互に組み付けてなる一体組付品として、回転軸20が構成されている。そして、この回転軸20の外側スリーブ78が外周面に、洗浄ブラシ18が固定されている(図1及び図3参照)。
このような回転軸20において、外側スリーブ78の軸方向両側開口部から突出する内側シャフト76の軸方向の両側端部には、第一取付板80aと第二取付板80bとが、それぞれ取り付けられている。これら各取付板80a,80bは、所定大きさの厚肉平板形状を呈し、その中心部に、挿通孔82を有している。そして、第一及び第二取付板80a,80bが、所定距離を隔てて互いに対向配置された状態下において、外側スリーブ78から突出する内側シャフト76の軸方向両側端部が、各取付板80a,80bの挿通孔82内に互いの対向面側からそれぞれ挿通されている。また、そのような挿通下で、内側シャフト76の軸方向両側端部が、各取付板80a,80bの互いの対向側とは反対側の面に固定されたベアリング84を介して、各取付板80a,80bに対して回転可能に取り付けられている。
さらに、それら第一及び第二取付板80a,80bの各挿通孔82を挿通して、軸方向外方に延び出した内側シャフト76の軸方向の両端には、前記二つのガイドフレーム68,68にそれぞれ固定されたラック74に歯合可能なピニオン86が、内側シャフト76に対して相対回転不能に取り付けられている。
一方、第一及び第二取付板80a,80bの互いの対向面とは反対側の面には、二つのガイドローラ88,88が、内側シャフト76に平行な回転軸回りに回転可能に取り付けられている。それら二つのガイドローラ88,88は、幅方向の中央部に、全周に延びる凹溝96が設けられている。この凹溝96は、各ガイドフレーム68,68に設けられたラック74が非接触で嵌入可能な幅を有している(図7参照)。そして、かかる二つのガイドローラ88,88が、内側シャフト76の両端に取り付けられたピニオン86を間に挟んで、内側シャフト76の軸直角方向の上下両側に位置している。これにより、第一及び第二取付板80a,80bの互いの対向面側とは反対側の面上に、それぞれ、二つのガイドローラ88,88とピニオン86とが、内側シャフト76の軸直角方向において上下に一直線状(鉛直方向に)に並ぶように配置されている。
さらに、第一及び第二取付板80a,80bの互いの対向面には、第一及び第二取付スリーブ90a,90bが、それぞれ位置固定に取り付けられている。そして、第一取付板80aに取り付けられた第一取付スリーブ90a内には、回転軸20の外側スリーブ78の一端側開口部から突出する内側シャフト76の軸方向一端側部分が挿入されている。また、第二取付板80bに取り付けられた第二取付スリーブ90b内には、内部に内側シャフト76が挿入された外側スリーブ78の軸方向他端部が挿入されている。
そして、第一取付スリーブ90aの外周面上には、正逆両方向に回転可能な駆動モータとしての電動の昇降用モータ92が、上方に突出位置するように取り付けられている。また、図8には明示されてはいないものの、この昇降用モータ92の駆動軸が、内側シャフト76の第一取付スリーブ90aへの挿入部分に対して、公知のギヤ機構を介して連結されている。一方、第二取付スリーブ90bの外周面上には、回転駆動手段としての電気モータたるブラシ回転用モータ94が、上方に突出位置するように取り付けられている。また、このブラシ回転用モータ94の駆動軸が、外側スリーブ78の第二取付スリーブ90bへの挿入部分に対して、公知のギヤ機構を介して連結されている。
これにより、昇降用モータ92の正逆両方向への回転駆動に伴って、内側シャフト76と、その両端に取り付けられた二つのピニオン86,86とが、回転軸20(内側シャフト76)の軸心回りに、外側スリーブ78とは独立して、正逆両方向に一体回転せしめられるようになっている。また、ブラシ回転用モータ94の回転駆動により、外側スリーブ78が、回転軸20(外側スリーブ78)の軸心回りに、内側シャフト76及び二つのピニオン86,86とは独立して、一体回転せしめられるようになっている。
そして、図3及び図7に示されるように、かくの如き構造とされた回転軸20が、機台ベース12の基台部22に立設された二つの支柱部58a,58b間に設けられた二つのガイドフレーム68,68の間に、前後方向において水平に延びるように架け渡されて、配置されている。また、回転軸20の軸方向両側端部にそれぞれ二つずつ設けられた各ガイドローラ88が、各ガイドフレーム68の第一及び第二板状脚部70a,70b間において、第二板上脚部70bに転がり接触するように突入せしめられている。
これにより、回転軸20の外側スリーブ78に取り付けられた洗浄ブラシ18が、基台部22の右側端部において、前後方向に水平に延びるように位置せしめられている。そして、回転軸20の各ガイドローラ88が、各ガイドフレーム68の上下方向に延びる第二板状脚部70bに接触した状態で回転させられることにより、回転軸20と洗浄ブラシ18とが、各ガイドフレーム68に案内されつつ、水平に延びる姿勢を維持したままで上下方向に移動可能とされている。
また、二つのガイドローラ88,88の間に挟まれた状態で、回転軸20の軸方向両側端部にそれぞれ設けられたピニオン86が、各ガイドフレーム68の第一板状脚部70aの内側面に固定されたラック74に歯合せしめられている。なお、このピニオン86とラック74との歯合状態下では、ラック74が、各ガイドローラ88の凹溝96内に非接触で嵌入した状態で位置せしめられている。
さらに、回転軸20に取り付けられた昇降用モータ92とブラシ回転用モータ94とが、基台部22に設置された発電機38と制御装置40とリモコン装置42とに対して、それぞれ電気的に接続されている。これにより、昇降用モータ92とブラシ回転用モータ94とが、リモコン装置42の押しボタン操作による発電機38からの給電に基づいて、制御装置40の制御下で回転駆動せしめられるようになっている。
かくして、発電機38からの給電によるブラシ回転用モータ94の回転駆動に伴う回転軸20の外側スリーブ78の回転により、洗浄ブラシ18が、前後方向に水平に延びる回転軸20(外側スリーブ78)回りに回転せしめられるようになっている。また、発電機38からの給電による昇降用モータ92の回転駆動に伴う回転軸20の内側シャフト76と各ピニオン86,86の一体回転により、昇降用モータ92の回転方向に応じて、回転軸20と洗浄ブラシ18とが、各ガイドフレーム68,68に案内されつつ、上下方向に往復移動せしめられるようになっている。そして、そのような洗浄ブラシ18の回転軸20回りの回転と、洗浄ブラシ18を回転軸20との上下方向への一体的な往復移動とが、制御装置40の制御に基づいて行われ得るようになっている。これらのことから明らかなように、本実施形態では、二つのガイドフレーム68,68と、それらに取り付けられたラック74と、回転軸20に取り付けられたガイドローラ88,88とにて、ガイド手段が構成されており、また、回転軸20に取り付けられたピニオン86,86と昇降用モータ92とにて、昇降駆動手段が構成されている。
なお、本実施形態では、図1に二点鎖線で示されるように、回転軸20を、輸送コンテナ66の側面98の下端(地面と略同じ位置)よりも所定寸法上方に位置させて、洗浄ブラシ18の下端を輸送コンテナ66の側面98の下端と一致させるような洗浄ブラシ18と回転軸20の位置を下死点とする一方、図1に実線で示されるように、回転軸20を輸送コンテナ66の側面の上端に対応位置させて、洗浄ブラシ18の上側半分を輸送コンテナ66の側面の上端よりも上側にはみ出させるような洗浄ブラシ18と回転軸20の位置を上死点として、それらの下死点から上死点との間で、洗浄ブラシ18と回転軸20とが、上下方向に一体的に往復移動せしめられるようになっている。
ところで、かくの如き構造とされた本実施形態のコンテナ用洗浄装置10を用いて、輸送コンテナ66の外周面の洗浄作業を行う際には、例えば、洗浄ブラシ18の回転軸20回りの回転と洗浄ブラシ18の回転軸20との上下方向への一体的な往復移動との制御装置40による制御に加えて、前記走行用モータ28a,28bを制御装置40にて制御することにより、機台ベース12を連続的に或いは間欠的に走行させつつ、輸送コンテナ66の洗浄作業が、以下のようにして進められることとなる。
機台ベース12を連続的に走行させつつ、輸送コンテナ66の外周面としての側面98の洗浄作業を行う場合には、例えば、先ず、図1及び図3に示されるように、コンテナ用洗浄装置10を、輸送コンテナ66の一つの側面98の長さ方向の一端部に対応する位置に、機台ベース12の前後方向と輸送コンテナ66の側面98の長さ方向とが一致するように配置する。このとき洗浄ブラシ18が、上下方向への往復移動における下死点となる位置に配置された状態で、洗浄ブラシ18の幅方向の中央部が、輸送コンテナ66の隣り合う側面98,98同士の間に形成される角部に対応し、且つ洗浄ブラシ18の先端部分が所定長さだけ、輸送コンテナ66の側面98に接触する基準位置に配される。これにより、洗浄ブラシ18が、輸送コンテナ66の側面98に押し当てられた状態とされる。
次いで、リモコン装置42の押しボタン操作により、ブラシ回転用モータ94を回転駆動させると共に、タンク44内の水中ポンプ46を駆動させて、散水パイプ62の各ノズル64から洗浄水を噴射させつつ、洗浄ブラシ18を水平方向に延びる回転軸20回りに回転駆動させる。これにより、洗浄ブラシ18は回転した状態で輸送コンテナ66の側面98に押し当てられることとなる。
そして、その状態から、走行用モータ28a,28bと昇降用モータ92とを、制御装置40により制御しつつ、図9に示されるような洗浄パターンにて輸送コンテナ66の側面98に対する洗浄を行う。即ち、洗浄ブラシ18と回転軸20とを下死点から上死点まで上昇させるまでの間に、機台ベース12を、洗浄ブラシ18の幅:Wの半分の寸法と同じ距離だけ、輸送コンテナ66の側面98に沿って、それと平行に前進移動させる。そして、洗浄ブラシ18と回転軸20とが上死点に達したら、洗浄ブラシ18と回転軸20とを下降させると共に、それら洗浄ブラシ18と回転軸20とが再び下死点に達するまでの間に、機台ベース12を、洗浄ブラシ18の幅:Wの半分の寸法と同じ距離だけ、輸送コンテナ66の側面98に沿って、それと平行に更に前進移動させる。そうして、洗浄ブラシ18と回転軸20とを上下方向に一往復させる間に、機台ベース12を洗浄ブラシ18の幅:Wの寸法と同一の距離だけ前進させる。
これにより、輸送コンテナ66の側面98の一端部側部分を、そこに洗浄水を噴射させながら、洗浄ブラシ18にて洗浄する。これを1工程とする。この1工程の実施時には、図9に示されるように、輸送コンテナ66の側面98の下端部が、洗浄ブラシ18の幅:Wの2.0倍(左端の飛出部分を含む)の幅の部分だけ、またその上端部が、洗浄ブラシ18の幅:Wの1.0倍の幅の部分だけ、それぞれ洗浄されて、輸送コンテナ66の側面98の一端部側が、山形状の領域において洗浄される。なお、洗浄ブラシ18と回転軸20の昇降距離:Hbは、輸送コンテナ66の高さ:Hcよりも洗浄ブラシ18の外径:Rの略半分の寸法だけ小さくされている。
洗浄ブラシ18と回転軸20とが下死点に達したら、直ちに、それら洗浄ブラシ18と回転軸20を再び上下方向に往復移動させると共に、その一往復移動の間に、機台ベース12を洗浄ブラシ18の幅:Wの寸法と同一の距離だけ前進させて、2工程目を実施する。そうして、機台ベース12が、輸送コンテナ66の側面98の長さ方向の他端部に対応する位置にまで前進して、輸送コンテナ66の側面98の全体の洗浄ブラシ18による洗浄が完了するまで、洗浄ブラシ18と回転軸20とを上下方向に往復移動させつつ、機台ベース12を前進移動させる工程を繰り返し連続的に実施する。図9に示されるように、ここでは、輸送コンテナ66の一つの側面98の全体の洗浄を完了するのに、かかる工程が8回連続して行われる。
かくして、機台ベース12を連続的に前進させつつ、洗浄ブラシ18の回転、及び洗浄ブラシ18と回転軸20の上下方向への往復移動を継続的に行いながら、輸送コンテナ66の一つの側面98の全体を洗浄するのである。そして、このような洗浄作業の実施に際しては、洗浄ブラシ18と回転軸20の上下方向への一往復移動に要する時間の間に、機台ベース12が、洗浄ブラシ18の幅:Wの寸法と同一の距離だけ前進せしめられるように、機台ベース12の移動速度が、制御装置40により制御されている。具体的には、本実施形態では、3000mmの高さ:Hcと9000mmの長さ:Lを有する輸送コンテナ66の一つの側面98を洗浄するに際して、1200mmの幅:Wを有する洗浄ブラシ18と回転軸20が上下方向に等速度で上下方向に一往復移動するのに要する時間が1分(昇降速度:5.0m/分)とされている。そして、機台ベース12の移動速度が、1分間に洗浄ブラシ18の幅:Wと同じ1200mmだけ前進する速度(1.2m/分)とされている。制御装置40による機台ベース12の設定移動速度は、洗浄ブラシ18と回転軸20の上下方向への一往復移動に要する時間の変化に応じて変更可能となっている。
そして、そのようにして、輸送コンテナ66の一つの側面98の全体の洗浄が終了したら、機台ベース12を別の側面98の一端部に配置した後、かかる側面98に対する洗浄作業を、上記と同様にして、再び実施するのである。
一方、機台ベース12を間欠的に走行させつつ、輸送コンテナ66の洗浄作業を行う場合には、例えば、機台ベース12を連続的に走行させつつ、輸送コンテナ66の洗浄作業を行う場合と同様に、先ず、コンテナ用洗浄装置10を、輸送コンテナ66の一つの側面98の長さ方向の一端部に対応する位置に配置すると共に、洗浄ブラシ18を基準位置に位置させて、洗浄ブラシ18を輸送コンテナ66の側面98に押し当てる。なお、ここでは、かかる基準位置において、洗浄ブラシ18の幅方向の一方側の端部だけが、輸送コンテナ66の側面98からはみ出して配置される。その後、リモコン装置42の押しボタン操作により、散水パイプ62の各ノズル64から洗浄水を噴射させつつ、洗浄ブラシ18を水平方向に延びる回転軸20回りに回転駆動させる。
次に、制御装置40による制御により、走行用モータ28a,28bの回転駆動を停止させた状態で、昇降用モータ92を回転駆動させることにより、図10に示されるように、輸送コンテナ66の側面98の一端部に対応位置せしめられた洗浄ブラシ18と回転軸20とを上下方向に往復移動させる。これにより、輸送コンテナ66の側面98の一端部側部分を、そこに洗浄水を噴射させながら、洗浄ブラシ18にて洗浄する。これを1工程とする。この1工程の実施時には、輸送コンテナ66の側面98の一端部側が、洗浄ブラシ18の幅:Wよりも小さい幅で高さ方向に延びる矩形状の領域において洗浄される。なお、図10においては、各工程における洗浄ブラシ18の位置の理解を容易とするために、奇数工程における洗浄ブラシ18の位置と偶数工程における洗浄ブラシ18の位置とが、輸送コンテナ66の側面98との対向方向において、所定の寸法だけずらされて示されていることが理解されるべきである。
洗浄ブラシ18と回転軸20とが上下方向に一往復したら、一旦、昇降用モータ92を停止させて、走行用モータ28a,28bを回転駆動させる。これにより、機台ベース12を、輸送コンテナ66の側面98に沿って、その他端側に前進移動させる。このとき、機台ベース12の前進移動距離は、洗浄ブラシ18の幅:Wよりも所定寸法だけ小さな距離とする。
そして、機台ベース12が、洗浄ブラシ18の幅:Wの寸法よりも所定寸法小さな距離だけ前進したら、再び、走行用モータ28a,28bの回転駆動を停止させて、昇降用モータ92を回転駆動させて、2工程目を実施する。このとき、機台ベース12の前進距離が、洗浄ブラシ18の幅:Wに満たない大きさとされているため、1工程目と2工程目とにおいて洗浄される輸送コンテナ66の側面98部分の一部(図10にSにて示される部分)が、重複して、洗浄ブラシ18にてブラッシングされる。そうして、機台ベース12が、輸送コンテナ66の側面98の長さ方向の他端部に対応する位置にまで前進して、輸送コンテナ66の側面98の全体の洗浄ブラシ18による洗浄が完了するまで、洗浄ブラシ18と回転軸20の上下方向への往復移動と機台ベース12の前進移動とを交互に行いつつ、輸送コンテナ66の側面98を部分的に洗浄する工程を繰り返し実施する。図10に示されるように、ここでは、輸送コンテナ66の一つの側面98の全体の洗浄を完了するのに、かかる工程が9回行われる。
このような洗浄作業の実施に際しては、上記のように、走行用モータ28a,28bと昇降用モータ92とが交互に回転駆動するように、それら各モータ28a,28b,92の回転駆動が制御装置40により制御されるが、この制御は、例えば、制御装置40に内蔵されたタイマ装置を利用することによって容易に実現可能となる。即ち、制御装置40に対して、洗浄ブラシ18と回転軸20の上下方向への一往復移動に要する時間と、機台ベース12が、洗浄ブラシ18の幅:Wと略同じか、幅:Wよりも所定寸法小さな距離だけ前進するのに要する時間とを、予め入力しておく。そして、制御装置40に内蔵されたタイマ装置による計測時間が、それらの時間となった時点で、昇降用モータ92の回転駆動と走行用モータ28a,28bの回転駆動とを切り換えるのである。
かくして、洗浄ブラシ18を連続的に回転させる一方で、機台ベース12の前進と、洗浄ブラシ18と回転軸20の上下方向への往復移動とを、交互に且つそれぞれを間欠的に行いながら、輸送コンテナ66の一つの側面98の全体を洗浄する。なお、本実施形態では、このような機台ベース12の間欠走行方式で、3000mmの高さ:Hcと9000mmの長さ:Lを有する輸送コンテナ66の一つの側面98を洗浄するに際して、前記せる機台ベース12の連続走行方式で輸送コンテナ66の洗浄を行う場合と同様に、1200mmの幅:Wを有する洗浄ブラシ18と回転軸20が上下方向に等速度で上下方向に一往復移動するのに要する時間が1分(昇降速度:5.0m/分)とされている。また、機台ベース12が洗浄ブラシ18の幅:Wよりも100mmだけ短い1100mmだけ前進するのに要する時間が10秒(前進速度:6.6m/分)とされている。更に、ブラッシングが重複される部分:Sの幅が100mmとされている。
そして、そのようにして、輸送コンテナ66の一つの側面98の全体の洗浄が終了したら、機台ベース12を別の側面98の一端部に配置した後、かかる側面98に対する洗浄作業を、上記と同様にして、再び実施するのである。
なお、上述のように、輸送コンテナ66の側面98の洗浄を、機台ベース12の連続走行方式で行う場合と、機台ベース12の間欠走行方式で行う場合の何れにおいても、機台ベース12が、輸送コンテナ66の側面98に沿って前進移動する。このとき、機台ベース12と輸送コンテナ66の側面との間の距離が一定となっていることが望ましい。それには、例えば、特開2006−264676号に記載される、自走式洗車装置と洗車されるべき車両との間を一定に保持するためのならい制御機構が、好適に適用される。
すなわち、輸送コンテナ66の側面98に押し当てられた状態で回転する洗浄ブラシ18の側面98からの反力の変化に基づいて、輸送コンテナ66の側面98と機台ベース12(洗浄ブラシ18)との間の距離の変化を検出する。そして、その検出値が予め定められた基準値となるように、左右の走行用モータ28a,28bの駆動を制御して、機台ベース12を操舵することにより、輸送コンテナ66の側面98と機台ベース12との間の距離を、常に一定と為すのである。これによって、輸送コンテナ66の側面98が、洗浄ブラシ18にて、より効率的且つ美麗に洗浄することが出来る。
このように、本実施形態に係るコンテナ用洗浄装置10にあっては、洗浄ブラシ18を回転可能に支持する機台ベース12が自走可能とされている。これにより、荷役車両のアタッチメントとして構成される従来装置とは異なって、荷役車両等を何等用いることなく、コンテナ用洗浄装置10全体を自走させながら、輸送コンテナ66の全部の側面98を、その全長に亘って自動的に洗浄することが出来る。また、荷役車両等を利用しないため、非使用時に、荷役車両等を収納するための余分なスペースが不要となって、コンテナ用洗浄装置10の収納スペースのみを確保すれば足りる。その上、洗浄ブラシ18が、水平方向に延びる回転軸20回りに回転しつつ、昇降可能となっているところから、輸送コンテナ66の全ての側面98を全高に亘って自動的に洗浄可能であることは勿論、輸送コンテナ66の側面98に上下方向に延びる溝部が設けられていても、この溝部の底面や側面も、効率的且つ確実に洗浄することが出来る。
従って、このような本実施形態のコンテナ用洗浄装置10を用いれば、荷役車両を使用しない分だけ、また、荷役車両の収納スペースが不要となる分だけ、輸送コンテナ66の自動洗浄に際しての作業性の向上が有利に図られ得ると共に、設備コストとランニングコストとが、何れも効果的に低減され得ることとなる。
そして、かかるコンテナ用洗浄装置10にあっては、機台ベース12を連続的に走行させて実施する機台ベース12の連続走行方式と、機台ベース12を間欠的に走行させて実施する機台ベース12の間欠走行方式の何れかを選択して、輸送コンテナ66の洗浄を行うことが出来る。これによって、輸送コンテナ66の大きさ等に応じて、より効率的な洗浄方法が選択可能となる。
また、本実施形態のコンテナ用洗浄装置10を用いて、機台ベース12の連続走行方式による輸送コンテナ66の洗浄を行う場合には、洗浄作業が、より迅速に実施され得る。
一方、本実施形態のコンテナ用洗浄装置10を用いて、機台ベース12の間欠走行方式によって輸送コンテナ66の洗浄を行う場合には、輸送コンテナ66の側面98の全面に対して、洗浄ブラシ18と回転軸20の上昇時と下降時とに、洗浄ブラシ18によるブラッシングが2回行われるようになり、それによって、より美麗な仕上がりとすることが出来る。
また、本実施形態のコンテナ用洗浄装置10では、機台ベース12の連続走行方式による輸送コンテナ66の洗浄を行う際に、洗浄ブラシ18の上下方向への一往復に要する時間に基づいて、機台ベース12の走行速度が制御装置40にて制御されるようになっている。それ故、例えば、輸送コンテナ66を念入りに洗浄する場合やスピーディーに洗浄する場合の何れにも、有利に対応して、輸送コンテナ66の外周面の全面を確実に洗浄することが出来る。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
例えば、図9に示された制御態様において、一つの工程(ブラシの一往復工程)での走行距離を、ブラシ幅:Wの1/2や1/3等、ブラシ幅:Wより小さく設定することにより、コンテナ各部表面を重複洗浄しつつ走行させることも可能である。勿論、コンテナ外周を複数回に亘って周回走行させることでも、コンテナ各部表面を重複洗浄することが出来る。
また、洗浄ブラシ18と回転軸20とを上下方向に往復移動させる機構は、各ガイドフレーム68,68に設けられたラック74と、回転軸20に設けられたピニオン86,86と昇降用モータ92の組合せに何等限定されるものではなく、公知の昇降機構が、適宜に採用され得る。例えば、公知の巻取り装置等にて巻取り可能とされたワイヤローブ等を回転軸20に取り付ける。そして、かかる巻取り装置によるワイヤロープ等の巻取りに伴って、回転軸20と洗浄ブラシ18とを上昇移動させるように為すことも可能である。
また、操舵手段として、左走行用タイヤ16aと右走行用タイヤ16bとに対する公知の制動機構をそれぞれ設けて、かかる制動機構により、それら左及び右走行用タイヤ16a,16bの何れか一方を択一的に制動することで、各走行用タイヤ16a,16bの回転速度を互いに異なるように調節して、機台ベース12の走行方向を変更するように為すことも出来る。
さらに、操舵手段として、左走行用タイヤ16aと右走行用タイヤ16bとに対して、公知のクラッチ機構をそれぞれ設けて、かかるクラッチ機構により、それら左及び右走行用タイヤ16a,16bに対する駆動力の伝達を択一的に遮断することで、各走行用タイヤ16a,16bに対する駆動力を相対的に変化させて、各走行用タイヤ16a,16bの回転速度を互いに異なるように調節し、以て、機台ベース12の走行方向を変更するようにしても良い。
更にまた、上記制動機構やクラッチ機構、更には前記実施形態において例示される左右の駆動輪をそれぞれ別個に駆動させる2個の走行駆動源に対する通電制御、鉛直な回動軸回りに回動可能とされた操舵輪等を、2種類以上組み合わせて、操舵手段を構成することも、勿論可能である。
また、自走手段が、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関にて構成されていても良く、更に、電気モータにて構成する場合にあっても、例示の誘導モータ以外の交流モータや直流モータでも良い。
さらに、回転駆動手段たるブラシ回転用モータ94としても、例示の誘導モータ以外の交流モータや直流モータが、使用可能である。
更にまた、電気モータからなる走行駆動源やブラシ回転用モータ94に給電する装置も、充電式バッテリ等を始めとした公知の電源装置が、適宜に用いられ得る。
また、洗浄ブラシ18を、複数本設けることも可能である。更に、機台ベース12に対する洗浄ブラシ18の配設位置も、例示された位置に、特に限定されるものではない。
また、機台ベース12の構造及び形状も、例示のものに決して限定されるものではない。
その他、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
10:コンテナ用洗浄装置、12:機台ベース、16:走行用タイヤ、18:洗浄ブラシ、20:回転軸、22:基台部、28:走行用モータ、38:発電機、40:制御装置、42:リモコン装置、44:タンク、58:支柱部、64:ノズル、66:輸送コンテナ、68:ガイドフレーム、74:ラック、86:ピニオン、88:ガイドローラ、92:昇降用モータ、94:ブラシ回転用モータ

Claims (5)

  1. 輸送コンテナを洗浄するためのコンテナ用洗浄装置であって、
    走行輪を有する機台ベースと、
    該機台ベースに設置され、前記走行輪を駆動して、該機台ベースを無軌条で自走させる自走手段と、
    該自走手段により自走する前記機台ベースの走行を操舵する操舵手段と、
    前記機台ベースに対して、水平方向に延びる回転軸回りに回転可能に、且つ上下方向に移動可能に支持された洗浄ブラシと、
    該洗浄ブラシを前記回転軸回りに回転駆動させる回転駆動手段と、
    前記機台ベースに設置されて、前記洗浄ブラシの上下動を案内するガイド手段と、
    該ガイド手段による案内に沿って、前記洗浄ブラシを上下方向に往復移動させる昇降駆動手段と、
    前記機台ベースに支持されて、洗浄液を貯留するタンクと、
    該タンクの洗浄液を、前記洗浄ブラシによる前記輸送コンテナの洗浄部分に供給する洗浄液供給手段と、
    を含むことを特徴とするコンテナ用洗浄装置。
  2. 前記洗浄ブラシが前記昇降手段により上下方向に一往復するのに要する時間に基づいて、前記自走手段による前記機台ベースの走行速度を制御する制御手段を、更に有している請求項1に記載のコンテナ用洗浄装置。
  3. 前記ガイド手段が、前記機台ベースに対して上下方向に延びるように立設されたガイドフレームと、該ガイドフレームに対して上下方向に延びるように取り付けられたラックとを有する一方、前記昇降駆動手段が、該ガイド手段のラックに歯合した状態で、前記洗浄ブラシの回転軸に対して、該回転軸回りに回転可能に取り付けられたピニオンと、該回転軸に対して、該回転軸と上下方向に一体移動可能に取り付けられた、該ピニオンを回転駆動させる駆動モータとを有している請求項1又は請求項2に記載のコンテナ用洗浄装置。
  4. 輸送コンテナの外周面を洗浄する方法であって、
    請求項1乃至請求項3のうちの何れか1項に記載のコンテナ用洗浄装置を用いて、前記洗浄ブラシを前記回転駆動手段にて回転させた状態で、前記輸送コンテナの外周面に押し当てると共に、該洗浄ブラシが押し当てられた該輸送コンテナの外周面部分に、前記洗浄液供給手段により前記洗浄液を供給し、それと同時に、前記自走手段により、前記機台ベースを該輸送コンテナの外周面に沿って自走させながら、該洗浄ブラシを前記昇降駆動手段にて上下方向に往復移動させるようにしたことを特徴とするコンテナの洗浄方法。
  5. 前記洗浄ブラシを前記輸送コンテナの外周面の下端部に押し当てる位置を下死点とし、且つ該洗浄ブラシを該輸送コンテナの外周面の上端部に押し当てる位置を上死点として、該洗浄ブラシを上下方向に一往復移動させる間に、前記機台ベースを、該輸送コンテナの外周面に沿って、該洗浄ブラシの全幅寸法と対応する距離だけ自走させるようにした請求項4に記載のコンテナの洗浄方法。
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