JP2010207575A - 多層シールおよび縫合糸パークを含むアクセスポート - Google Patents

多層シールおよび縫合糸パークを含むアクセスポート Download PDF

Info

Publication number
JP2010207575A
JP2010207575A JP2010047043A JP2010047043A JP2010207575A JP 2010207575 A JP2010207575 A JP 2010207575A JP 2010047043 A JP2010047043 A JP 2010047043A JP 2010047043 A JP2010047043 A JP 2010047043A JP 2010207575 A JP2010207575 A JP 2010207575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suture
seal
slit
housing
instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010047043A
Other languages
English (en)
Inventor
Sally Carter
カーター サリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Covidien LP
Original Assignee
Tyco Healthcare Group LP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Healthcare Group LP filed Critical Tyco Healthcare Group LP
Publication of JP2010207575A publication Critical patent/JP2010207575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3462Trocars; Puncturing needles with means for changing the diameter or the orientation of the entrance port of the cannula, e.g. for use with different-sized instruments, reduction ports, adapter seals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06061Holders for needles or sutures, e.g. racks, stands
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0469Suturing instruments for use in minimally invasive surgery, e.g. endoscopic surgery

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】外科手術器具が患者の体内に導入されたとき患者の体内が密閉されることを可能にし、縫合糸がからまらないようにすること。
【解決手段】カニューレアセンブリと共に使用するように構成されるシールアセンブリであって、ハウジングと、ハウジングと機械的に協力するように配置される縫合糸保持部材であって、少なくとも1つの縫合糸を保持するように構成され、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される、縫合糸保持部材と、ハウジングと機械的に協力するように配置されるスリットシール部材であって、スリットシール部材を通って挿入される外科手術器具がない場合に、実質的に流体密閉のシールを作るように構成される、スリットシール部材と、器具シール部材であって、器具シール部材を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密閉のシールを作るように構成される、器具シール部材とを備えている、シールアセンブリ。
【選択図】図1

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2009年3月10日に出願された米国仮出願第61/158,824号の利益および優先権を主張し、該仮出願の内容全体は、本明細書に参考として援用される。
(背景)
(技術分野)
本開示は、患者の体の中へのアクセスを提供するアクセスポートに関する。特に、本開示は、患者の体の中への外科手術器具の導入を可能にするように適合されたアクセスポートに関する。アクセスポートはまた、縫合糸を保持するように構成された縫合糸保持部材を含む。
(関連技術の説明)
腹腔鏡処置において、外科手術は小切開を通って腹部の内部において行われ、内視鏡処置において、外科手術は皮膚における小入口切開を通って挿入された細い管またはカニューレを介して体の任意の空洞の内臓において行われる。腹腔鏡処置および内視鏡処置は、概して、体内に挿入される任意の器具が密閉されることを必要とし、すなわち、例えば外科手術部位が通気される外科手術処置におけるように、気体が切開を通って体内に入ったりまたは体外に出たりしないことを確実にするように対策がなされなければならない。さらに腹腔鏡処置および内視鏡処置はしばしば、外科医が切開から遠く離れた器官、組織、および脈管に作用することを必要とし、それによって、そのような処置において用いられる任意の器具は比較的長くかつ細いことが要求される。
そのような処置に関して、腹腔などの特定の解剖学的腔に管を導入することは通常、カニューレアセンブリと栓子アセンブリとから構成されるトロカールを使用することによって達成される。カニューレアセンブリは、外科手術器具が患者の体外から内部の器官および組織にアクセスする直接的な通路を提供するので、カニューレアセンブリが腹腔と外気との間に比較的気密の界面を維持することが重要である。カニューレアセンブリは、概してカニューレを含み、該カニューレは、カニューレハウジングの開口部全体のシールを維持するように適合されたシールアセンブリを含むカニューレハウジングに取り付けられる。
体の腹腔における外科手術処置は、生命器官から離れるように腔壁を持ち上げるために通気気体を必要とするので、処置は通常、COなどの気体が体腔の中に導入されるVerres針を使用することによって開始され、それによって気腹を作る。気体は、内部器官から離れるように内部の体壁を持ち上げる正の圧力を提供し、それによって、外科医に手術する部位を提供し、カニューレアセンブリを通って挿入される器具による、器官との不要な接触を避ける。栓子アセンブリの栓子は、カニューレアセンブリの中に挿入され、腹壁を穿刺するために用いられる。カニューレアセンブリからの栓子アセンブリの除去に続いて、腹腔鏡外科手術器具または内視鏡外科手術器具は、カニューレアセンブリを通って挿入され得、腹腔内の外科手術を行い得る。
一般的に通気外科処置に関連して、カニューレアセンブリに対して2つの密閉要件がある。第1の要件は、器具がカニューレの中に導入されていないかまたはカニューレに既に存在していないとき、実質的に流体密閉(fluid−tight)なシールを提供することである。第2の要件は、器具がカニューレの中に導入されているかまたはカニューレに既に存在しているとき、実質的に流体密閉のシールを提供することである。
関節鏡処置などの特定の処置において、典型的にはアンカーと呼ばれるインプラントによって、選択された骨表面に軟組織を直接または間接的に固定することが時々必要である。これらのアンカーは、概して縫合糸に結びつけられ、縫合糸は、次いで軟組織に結びつけられ、軟組織を適切な位置に保持する。アンカーは、靭帯、腱、筋肉などの軟組織を、軟組織が剥離された骨表面に結合するために用いられ得る。アンカーはまた、補強のために補足結合部位に軟組織を固定するために用いられ得る。これらの種類の処置中に、外科医は時々、トロカールアセンブリのカニューレアセンブリを通って複数の縫合糸を導入し得る。その結果、これらの縫合糸は、外科処置中にからまり得る。さらに、縫合糸の識別もまた問題であり得る。
さらに、関節鏡処置に関連して、食塩水などの流体は、例えば関節を膨張させかつ/または残屑をきれいにするために外科手術部位の中に堆積され得、したがって門(portal)またはカニューレの内部内における密閉に対する懸念を引き起こし得る。
(概要)
本開示に従って、カニューレアセンブリと共に使用するように構成されるシールアセンブリが提供される。シールアセンブリは、ハウジングと、縫合糸保持部材と、スリットシール部材と、器具シール部材とを含む。縫合糸保持部材は、ハウジングと機械的に協力するように配置され、縫合糸のからまりの可能性を最小限するために少なくとも1つの縫合糸を保持するように構成される。縫合糸保持部材は、ハウジングの近位部分と機械的に協力するように配置され得る。縫合糸保持部材は、縫合糸保持部材を通って配置される複数の縫合糸パークを有し得る。各縫合糸パークは、縫合糸保持部材を通って画定されるスリットに隣接して配置され得る。
スリットシール部材は、ハウジングと機械的に協力するように配置され、スリットシール部材を通って挿入される外科手術器具がない場合に、実質的に流体密閉のシールを作るように構成される。スリットシール部材は、縫合糸保持部材に隣接し、縫合糸保持部材の遠位のハウジングと機械的に協力するように配置され得る。シールアセンブリはまた、2つのスリットシール部材を含み得、各スリットシール部材はハウジングと機械的に協力するように配置される。
器具シール部材は、ハウジングと機械的に協力するように配置され、器具シール部材を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密閉のシールを作るように構成される。
本開示に従って、アクセスポートもまた提供され、アクセスポートは、ハウジングと、ハウジング内に配置されるシールアセンブリとを含む。シールアセンブリは、縫合糸保持部材を有する第1の部分と、スリットシール部材を有する第2部分と、器具シール部材を有する第3の部分とを含む。ハウジングは、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成され得る。
開示された実施形態において、縫合糸保持部材は、縫合糸を保持するように構成される複数の縫合糸パークを有し、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される。各縫合糸パークは、縫合糸保持部材を通って画定されるスリットに隣接して配置され得る。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
カニューレアセンブリと共に使用するように構成されるシールアセンブリであって、該シールアセンブリは、
ハウジングと、
該ハウジングと機械的に協力するように配置される縫合糸保持部材であって、該縫合糸保持部材は、少なくとも1つの縫合糸を保持するように構成され、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される、縫合糸保持部材と、
該ハウジングと機械的に協力するように配置されるスリットシール部材であって、該スリットシール部材は、該スリットシール部材を通って挿入される外科手術器具がない場合に、実質的に流体密閉のシールを作るように構成される、スリットシール部材と、
該ハウジングと機械的に協力するように配置される器具シール部材であって、該器具シール部材は、該器具シール部材を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密閉のシールを作るように構成される、器具シール部材と
を備えている、シールアセンブリ。
(項目2)
上記シールアセンブリは2つのスリットシール部材を備え、各スリットシール部材は上記ハウジングと機械的に協力するように配置される、上記項目に記載のシールアセンブリ。
(項目3)
上記縫合糸保持部材は、上記ハウジングの近位部分と機械的に協力するように配置される、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目4)
上記スリットシール部材は、上記縫合糸保持部材に隣接し、該縫合糸保持部材の遠位の上記ハウジングと機械的に協力するように配置される、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目5)
上記縫合糸保持部材は、該縫合糸保持部材を通って配置される複数の縫合糸パークを有する、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目6)
各縫合糸パークは、上記縫合糸保持部材を通って画定されるスリットに隣接して配置される、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目7)
上記ハウジングの遠位部分は、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目8)
上記縫合糸保持部材、上記スリットシール部材および上記器具シール部材のうちの少なくとも1つは、上記ハウジングに固定して取り付けられる、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目9)
上記縫合糸保持部材、上記スリットシール部材および上記器具シール部材の各々は、上記ハウジングに固定して取り付けられる、上記項目のいずれかに記載のシールアセンブリ。
(項目10)
ハウジングと、
該ハウジング内に配置されるシールアセンブリと
を備え、該シールアセンブリは、
縫合糸保持部材を含む第1の部分と、
スリットシール部材を含む第2部分と、
器具シール部材を含む第3の部分と
を含む、アクセスポート。
(項目11)
上記ハウジングは、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目12)
上記縫合糸保持部材は、縫合糸を保持するように構成される複数の縫合糸パークを有し、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目13)
各縫合糸パークは、上記縫合糸保持部材を通って画定されるスリットに隣接して配置される、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(摘要)
カニューレアセンブリと共に使用するように構成されるシールアセンブリは、ハウジングと、ハウジングと機械的に協力するように配置される縫合糸保持部材とを含む。縫合糸保持部材は、少なくとも1つの縫合糸を保持するように構成され、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される。スリットシール部材は、ハウジングと機械的に協力するように配置される。スリットシール部材は、スリットシール部材を通って挿入される外科手術器具がない場合に、実質的に流体密閉のシールを作るように構成される。器具シール部材は、ハウジングと機械的に協力するように配置される。器具シール部材は、器具シール部材を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密閉のシールを作るように構成される。
本開示の様々な実施形態は、本明細書において図面を参照して説明される。
図1は、縫合糸保持部材と、スリットシール部材と、器具シール部材とを含むアクセスポートの斜視図である。 図2Aは、図1の縫合糸保持部材の上面図である。 図2Bは、図1のスリットシール部材の上面図である。 図2Cは、図1の器具シール部材の上面図である。 図3は、カニューレアセンブリに取り付けられ、カニューレアセンブリを通って配置された器具を有する、図1および図2のアクセスポートの長手方向断面図である。 図4は、図1〜図3のアクセスポートの縫合糸保持部材、スリットシール部材、および器具シール部材の分解組立図である。
(詳細な説明)
本開示のアクセスポートは、単独で、またはカニューレアセンブリとの組み合せのいずれかで、患者の体腔と外気との間の実質的に流体密閉のシールを提供する。本開示のアクセスポートまたはシールアセンブリは、可変の直径の外科手術器具を受容するように構成され、またその中で縫合糸を保持し、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される。意図される様々な処置は、腹腔鏡処置と関節鏡処置とを含む。
本開示のアクセスポートは、気体および/または流体の漏出から外科手術処置の大気の完全性を保つことを助けるために、器具の周りで実質的に流体密閉の界面を維持しながら、トロカールおよび/またはカニューレアセンブリを介して挿入するように適合された様々なタイプの器具の導入を意図する。器具の例は、クリップアプライア(clip applier)、グラスパ(grasper)、解剖器具、開創器、ステープラ、レーザプローブ、写真デバイス(photographic device)、内視鏡および腹腔鏡、管などを含むがこれらに限定されない。そのような器具は、総称的に「器具(instruments)」または「器具(instrumentation)」と呼ばれる。
器具の他に、アクセスポートはまた、1つ以上の縫合糸がアクセスポートを通過することを可能にする。いくつかの縫合糸が典型的なアクセスポートを通って被験体の体の中に導入されるとき、縫合糸は互いにからまり得る。さらに、縫合糸の識別もまた問題となる。縫合糸が互いにからまる可能性を最小限にし、外科医が特定の縫合糸およびそれらのそれぞれの機能を識別する際に、外科医を助けるために、アクセスポートは、縫合糸を正しい位置に保持するための縫合糸保持部材を含んでいる。
以下の説明において、従来のように、用語「近位」は術者により近いデバイスの部分をいい、一方、用語「遠位」は術者からより遠くのデバイスの部分をいう。
ここで図面を参照すると、図1は、ハウジング100を含むシールアセンブリ10を例示する。シールアセンブリ10のハウジング100は、ハウジング100と機械的に協力するように配置される縫合糸保持部材200と、ハウジング100と機械的に協力するように配置されるスリットシール部材300と、ハウジング100と機械的に協力するように配置される器具シール部材400とを含む。縫合糸保持部材200、スリットシール部材300および器具シール部材400のうちの少なくとも1つは、ハウジング100に固定して取り付けられる(例えば、モノリシックに形成される)。
図1に示される実施形態において、縫合糸保持部材200は、ハウジング100の近位部分110と機械的に協力するように配置される。スリットシール部材300は、縫合糸保持部材200に隣接し、かつ縫合糸保持部材200の遠位に、ハウジング100と協力するように配置される。器具シール部材400は、スリットシール部材300に隣接し、かつスリットシール部材300の遠位に、ハウジング100の遠位部分120と協力するように配置される。
スリットシール部材が互いに隣接するように、第2のスリットシール部材(図示されていない)もまたハウジング100内に含められ得ることが企図される。第2のスリットシール部材は第1のスリットシール部材300と実質的に同じ方法で機能を果たし、下記のようにシールアセンブリ10の動作を実質的に変えない。
図2A〜図2Cは、それぞれ、縫合糸保持部材200、スリットシール部材300および器具シール部材400の上面図である。縫合糸保持部材200は、縫合糸700(図3を参照されたい)を保持するように構成され縫合糸700のからまりを防ぐことを助けるように構成される複数の縫合糸パーク220を含む。縫合糸パーク220は、縫合糸保持部材200に画定されるスリット210に隣接して配置される。スリット210は、縫合糸および/または外科手術器具がスリット210を通過することを可能にする。スリット210は、停止時にスリット210が閉鎖位置にあるように構成される。スリット210は、交差点「K」で交差するかまたは交わり、該交差点「K」は、長手方向軸に一致し得るかまたは一致しない場合がある。スリット210は相互に連絡をして、縫合糸保持部材210に対して縫合糸の取り付けおよび/または位置決めを容易にし得る。図2Aに示されるように、縫合糸保持部材200のスリット210は、縫合糸保持部材200の中心230から放射状に延びる。各スリット210は、縫合糸パーク220の中に延びる。縫合糸パーク220は、縫合糸パークを通って配置される縫合糸がそれぞれの縫合糸パーク220内にあるままであるように構成される。縫合糸保持部材200の動作は、より詳細に以下に論議される。
図2Aの実施形態は、8個のスリット210および8個の対応する縫合糸パーク220を示す。しかしながら、それより多くの、あるいは少ないスリット210および/または縫合糸パーク220が提供され得ることは企図され、これらも本開示の範囲内である。
図2Bは、スリットシール部材300の上面図である。スリットシール部材300は、スリットシール部材300の中心320から延びる複数のスリット310を含む。3個のスリット310が示されているが、それより多いかまたは少ないスリット310が提供され得ることは予見され、これらも本開示の範囲内である。スリット310は、縫合糸および/または外科手術器具がスリット310を通過することを可能にする。シールアセンブリ10を通って配置される外科手術器具がない場合、スリット310を含むスリットシール部材300は、停止位置または閉鎖位置にある。スリットシール部材300は、スリットシール部材300を通過する器具がない場合、実質的に流体密閉のシールを作るように構成される。スリットシール部材300の動作は、より詳細に以下に論議される。
図2Cは、器具シール部材400の上面図である。例示された実施形態において、器具シール部材400は、シール部材400を通って挿入された器具の周りに流体密閉のシールを作るように構成された開口部410を含む。器具シール部材400の動作は、より詳細に以下に論議される。
ここで図3を参照すると、カニューレアセンブリ500と機械的に協力するシールアセンブリ10が示される。カニューレアセンブリ500とモノリシックに形成されたハウジング100の遠位端120が、示される。シールアセンブリ10はまた、バヨネットロックまたはねじ切り接続を含むがこれに限定されない様々な方法でカニューレアセンブリ500と機械的に係合するように構成され得る。カニューレアセンブリ500は、第2のシール(図示されていない)を通過する外科手術器具がないときに実質的に流体密閉のシールを提供する第2のシールを含み得る。
図3は、シールアセンブリ10を通過しカニューレアセンブリ500の中に入る器具600を例示する。個々の縫合糸700は、シールアセンブリ10を通ってそして縫合糸パーク220を通って配置される。器具600は、縫合糸保持部材200のスリット210と、スリットシール部材300のスリット310と、器具シール部材400の開口部410とを通過する。器具600は、カニューレアセンブリ500の中に延びる。
シールアセンブリ10の動作は、図1〜図3を参照して、ここで詳細に説明される。図1を参照すると、シールアセンブリ10が提供される。シールアセンブリ10は、カニューレアセンブリ500の上に取り付けられ得る(図3)。縫合糸700は、縫合糸保持部材200のスリット210と、スリットシール部材300のスリット310と、器具シール部材400の開口部410とを通過し、カニューレアセンブリ500の中に延びる。
縫合糸700は、上記のように一旦配置されると、縫合糸パーク220を通って配置されるまで、引かれ(pulled)得るかまたは引きずられ(dragged)得る。縫合糸パーク220を通って配置された縫合糸700は、縫合糸パーク220に保持され、それによって、シールアセンブリ10のハウジング100内に配置される複数の縫合糸700のからまりを最小限にする。さらに、縫合糸パーク220内に縫合糸700を配置することは、それぞれの縫合糸およびその機能を識別するのを助ける。上記のように縫合糸700の位置決めは、各縫合糸700が縫合糸パーク220に配置されるまで繰り返され得る。縫合糸パーク220を通って配置される縫合糸700と別の縫合糸パーク220を通って配置される縫合糸700との間のからまりの可能性が減少するように、縫合糸パーク220は、間隔をあけて置かれ、構成される。縫合糸保持部材200は、エラストマー材料または弾性材料から製作され得る。
器具600は、次のようにシールアセンブリ10の中に導入され得る。器具600はまず、縫合糸保持部材200のスリット210を通って挿入される。スリット210は、スリット210の停止位置から延び、スリット210の中に器具600を収容する。スリット210は、縫合糸700を縫合糸パーク220から外すことなく、器具600がスリット210を通過することを可能にする。器具600がアクセスポート10の中にさらに前進させられると、器具600はスリットシール部材300のスリット310を通過する。スリット310は、拡張し、器具600を受け入れる。器具がさらに前進させられと、器具600は、器具シール部材400の開口部410を通過する。器具600が開口部410を通って配置されるとき、開口部410は、器具600の周りに実質的に流体密閉のシールを作る。
図4に示される実施形態において、本開示のアクセスポート20は、第1の部分250と、第2の部分350と、第3の部分450とを含む。アクセスポート20は、アクセスポート20の3つの部分250、350および450が一体に成形され、ハウジング内に配置されるシールアセンブリを形成するということにおいて、シールアセンブリ10とは異なる。シールアセンブリ10は、ハウジング内に縫合糸保持部材、スリットシール部材、および器具シール部材が配置され、ハウジングと共に一体には形成されないハウジングを含む。
アクセスポート20の第1の部分250は、第2の部分350に近位に、かつ隣接して位置を決められて示される。第2の部分350は、第3の部分450に近位に、かつ隣接して位置を決められて示される。第1の部分250は、スリット260と縫合糸パーク270とを含む。第1の部分250のスリット260および縫合糸パーク270は、上記のように、縫合糸保持部材200のスリット210および縫合糸パーク220と実質的に同じ方法で動作する。
第2の部分350は、スリット360を含むスリットシール部材を含む。第2の部分350のスリット360は、上記のように、スリットシール部材300のスリット310と実質的に同じ方法で動作する。
第3の部分450は、開口部460を含む器具シール部材を含む。開口部460は、上記のように、器具シール部材400の器具シール410と実質的に同じ方法で動作する。
本開示のいくつかの実施形態が、図面に示され、そして/または本明細書において論議されたが、本開示がそれらの実施形態に限定されることは意図されず、開示の範囲は技術が許容される限りできるだけ広くあるべきこと、および明細書は同様に読まれるべきことが意図される。従って、上記の説明は、限定することとしてではなく、単に特定の実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付された特許請求の範囲の範囲および精神内における他の修正を考察する。
10 シールアセンブリ
100 ハウジング
110 近位部分
120 遠位部分
200 縫合糸保持部材
210 スリット
220 縫合糸パーク
230 中心
250 第1の部分
300 スリットシール部材
310 スリット
320 中心
350 第2の部分
400 器具シール部材
410 開口部
450 第3の部分
500 カニューレアセンブリ
600 器具
700 縫合糸

Claims (13)

  1. カニューレアセンブリと共に使用するように構成されるシールアセンブリであって、該シールアセンブリは、
    ハウジングと、
    該ハウジングと機械的に協力するように配置される縫合糸保持部材であって、該縫合糸保持部材は、少なくとも1つの縫合糸を保持するように構成され、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される、縫合糸保持部材と、
    該ハウジングと機械的に協力するように配置されるスリットシール部材であって、該スリットシール部材は、該スリットシール部材を通って挿入される外科手術器具がない場合に、実質的に流体密閉のシールを作るように構成される、スリットシール部材と、
    該ハウジングと機械的に協力するように配置される器具シール部材であって、該器具シール部材は、該器具シール部材を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密閉のシールを作るように構成される、器具シール部材と
    を備えている、シールアセンブリ。
  2. 前記シールアセンブリは2つのスリットシール部材を備え、各スリットシール部材は前記ハウジングと機械的に協力するように配置される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  3. 前記縫合糸保持部材は、前記ハウジングの近位部分と機械的に協力するように配置される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  4. 前記スリットシール部材は、前記縫合糸保持部材に隣接し、該縫合糸保持部材の遠位の前記ハウジングと機械的に協力するように配置される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  5. 前記縫合糸保持部材は、該縫合糸保持部材を通って配置される複数の縫合糸パークを有する、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  6. 各縫合糸パークは、前記縫合糸保持部材を通って画定されるスリットに隣接して配置される、請求項5に記載のシールアセンブリ。
  7. 前記ハウジングの遠位部分は、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  8. 前記縫合糸保持部材、前記スリットシール部材および前記器具シール部材のうちの少なくとも1つは、前記ハウジングに固定して取り付けられる、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  9. 前記縫合糸保持部材、前記スリットシール部材および前記器具シール部材の各々は、前記ハウジングに固定して取り付けられる、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  10. ハウジングと、
    該ハウジング内に配置されるシールアセンブリと
    を備え、該シールアセンブリは、
    縫合糸保持部材を含む第1の部分と、
    スリットシール部材を含む第2部分と、
    器具シール部材を含む第3の部分と
    を含む、アクセスポート。
  11. 前記ハウジングは、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される、請求項10に記載のアクセスポート。
  12. 前記縫合糸保持部材は、縫合糸を保持するように構成される複数の縫合糸パークを有し、縫合糸のからまりを防ぐことを助けるように構成される、請求項10に記載のアクセスポート。
  13. 各縫合糸パークは、前記縫合糸保持部材を通って画定されるスリットに隣接して配置される、請求項12に記載のアクセスポート。
JP2010047043A 2009-03-10 2010-03-03 多層シールおよび縫合糸パークを含むアクセスポート Pending JP2010207575A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15882409P 2009-03-10 2009-03-10
US12/697,566 US20100234688A1 (en) 2009-03-10 2010-02-01 Access port including multi-layer seal and suture parks

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010207575A true JP2010207575A (ja) 2010-09-24

Family

ID=42174112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010047043A Pending JP2010207575A (ja) 2009-03-10 2010-03-03 多層シールおよび縫合糸パークを含むアクセスポート

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20100234688A1 (ja)
EP (1) EP2228016A1 (ja)
JP (1) JP2010207575A (ja)
AU (1) AU2010200494A1 (ja)
CA (1) CA2692618A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110082370A1 (en) * 2009-10-02 2011-04-07 Wilson-Cook Medical Inc. Endoscopic fascia tunneling
US9232962B2 (en) * 2009-10-02 2016-01-12 Cook Medical Technologies Llc Apparatus for single port access
US9339264B2 (en) 2010-10-01 2016-05-17 Cook Medical Technologies Llc Port access visualization platform
US8920314B2 (en) 2009-10-07 2014-12-30 Covidien Lp Universal height foam port
US8414486B2 (en) * 2010-03-25 2013-04-09 Covidien Lp Portal apparatus with a finger seal assembly
US8727974B2 (en) 2010-11-24 2014-05-20 Covidien Lp Access assembly including one or more compressible vents
US9089363B2 (en) * 2012-10-26 2015-07-28 Arthrex, Inc. Arthroscopic cannula dams for fluid control
ES2863572T3 (es) 2015-05-15 2021-10-11 Covidien Lp Conjunto de válvula para un dispositivo de acceso quirúrgico
KR101736054B1 (ko) * 2015-08-28 2017-05-17 재단법인 아산사회복지재단 봉합사 고정기구
US10893861B2 (en) * 2016-06-17 2021-01-19 Lsi Solutions, Inc. Surgical port for stay sutures
US10213306B2 (en) 2017-03-31 2019-02-26 Neochord, Inc. Minimally invasive heart valve repair in a beating heart
US11116541B2 (en) * 2017-05-17 2021-09-14 Lsi Solutions, Inc. Surgical port for stay sutures and system and methods thereof
US20190059938A1 (en) * 2017-08-28 2019-02-28 Covidien Lp Access apparatus including seal component with protective guards
US11413427B2 (en) 2018-02-08 2022-08-16 Pacesetter, Inc. Introducer hub assembly having cross-slit seal

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4351328A (en) * 1980-03-27 1982-09-28 Sontek Industries, Inc. Simultaneous respiration and endotracheal suctioning of a critically ill patient
US5009391A (en) * 1988-05-02 1991-04-23 The Kendall Company Valve assembly
US6981966B2 (en) * 1991-10-18 2006-01-03 United States Surgical Valve assembly for introducing instruments into body cavities
US5743884A (en) * 1992-12-17 1998-04-28 Hasson; Harrith M. Sealing structure for medical instrument
US5820600A (en) * 1996-05-14 1998-10-13 Innerdyne, Inc. Adjustable introducer valve
US6086529A (en) * 1997-05-13 2000-07-11 Wisconsin Medical, Inc. Bronchoscopic manifold with compressible diaphragmatic valve for simultaneous airway instrumentation
US6228061B1 (en) * 1998-02-03 2001-05-08 Imagyn Medical Technologies California, Inc. Trocar seal system having dual seals
US6595946B1 (en) * 2000-02-25 2003-07-22 United States Surgical Corporation Valve assembly
WO2003043683A1 (en) * 2001-11-13 2003-05-30 Applied Medical Resources Corporation Multi-seal trocar system
US7083626B2 (en) * 2002-10-04 2006-08-01 Applied Medical Resources Corporation Surgical access device with pendent valve
US7704263B2 (en) * 2003-07-02 2010-04-27 Morris John K Method and device for suture isolation
US7036509B2 (en) * 2003-12-04 2006-05-02 Emphasys Medical, Inc. Multiple seal port anesthesia adapter
US8292853B2 (en) * 2004-03-24 2012-10-23 Applied Medical Resources Corporation Self-sealing cannula having integrated seals
US8485970B2 (en) * 2008-09-30 2013-07-16 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical access device
US8092431B2 (en) * 2007-05-24 2012-01-10 Smith & Nephew, Inc. Seal assembly for a cannula
CA2631825A1 (en) * 2007-05-24 2008-11-24 Tyco Healthcare Group Lp Surgical portal apparatus with armature assembly

Also Published As

Publication number Publication date
EP2228016A1 (en) 2010-09-15
US20100234688A1 (en) 2010-09-16
AU2010200494A1 (en) 2010-09-30
CA2692618A1 (en) 2010-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010207575A (ja) 多層シールおよび縫合糸パークを含むアクセスポート
JP5733826B2 (ja) 血液回収装置を有するシールポート
JP5630860B2 (ja) 内側部材を含む単一切開の外科手術ポータル装置
US7967842B2 (en) Integrated securement and closure apparatus
JP4786814B2 (ja) 弁組立体
US20090093683A1 (en) Surgical portal kit for use in single incision surgery
JP2011025024A (ja) 外科用ポートおよび脆弱な導入器アセンブリ
JP2011110425A (ja) 付勢部材を含むシールアンカー導入器
JP2010221021A (ja) 可撓性ポートシール
JP2012110685A (ja) 外科手術手順において使用するシールアンカー
JP2011110426A (ja) 閉鎖端内腔を有する発泡体ポートデバイス
US20100210912A1 (en) Access port with suture management system including flapper with inserts
JP2012110684A (ja) 1つ以上の折り畳み可能なキャップを含むアクセスアセンブリ
JP2011072795A (ja) 平行でない管腔を有するシールアンカー
JP2010269141A (ja) 中央シールを有するアクセス用シース
JP2006255404A (ja) 保持性能を高めた外科用入り口
JP2010214120A (ja) 可動ハウジングを備える外科手術ポータル装置
JP2012210402A (ja) アクセスポートと取り付けられたコードとを有する可撓性スリーブ
JP2009066397A (ja) 複合シールおよび製造方法
JP2011050740A (ja) ギアおよびロックアウトアセンブリを含む外科手術ポータル装置
US20100198018A1 (en) Suture management system for surgical portal apparatus including internal tubes
JP2010518901A (ja) シールを有する可撓性カニューレ
JP2010240426A (ja) 拡大可能なカニューレを有する外科手術用ポータル装置
JP2010158518A (ja) ベロー付きデュアルシール
JP2010527640A (ja) 可撓性外部カニューレシース