JP2010158518A - ベロー付きデュアルシール - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の体内に外科手術器具を導入することを可能にするシールシステムを提供すること。
【解決手段】長手方向軸を画定するハウジングであって、ハウジングは、近位部分と、遠位部分とを有し、長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、ハウジングの近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜とを備え、ベローは、ハウジングの少なくとも一部分が長手方向軸に対して半径方向に動くことを可能にする、シールアセンブリ。
【選択図】図1

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2009年1月6日に出願された米国仮出願第61/142,650号の利益と、その仮出願に対する優先権を主張し、その内容全体が、本明細書に参照により援用される。
(背景)
(技術分野)
本開示は、患者の体内に外科手術器具を導入することを可能にするように適合されたシールシステムに関する。特に、本開示は、カニューレアセンブリに適用可能であり、ここで、カニューレハウジングは、シールアセンブリおよびカニューレを通って挿入された、種々の直径の器具を密閉して収容するシールアセンブリを含むかまたは受容するように適合される。
(関連分野の説明)
腹腔鏡処置において、外科手術は小さな切開を通って腹部の内部において行われ、内視鏡処置において、外科手術は、皮膚の小さな入口切開を通って挿入された細い管またはカニューレを通って体の粘性のある任意の空洞において行われる。腹腔鏡処置および内視鏡処置は、概して、体内に挿入された任意の器具が密閉されること、すなわち、例えば外科手術部位が吹き込まれる外科手術処置中などのように、気体が切開を通って体内に入らないこと、または体外に出ないことを確実にするように対策がなされなければならないことを必要とする。さらに腹腔鏡処置および内視鏡処置は、しばしば、外科医が切開から遠く離れた器官、組織および脈管に対して行うことを必要とし、それによって、そのような処置において用いられる任意の器具が比較的長くかつ細いことを必要とする。
そのような処置に対して、腹腔などの特定の解剖学的空洞に管を導入することは、通常、カニューレアセンブリおよび栓子アセンブリから構成されるトロカールアセンブリを使用することによって達成される。カニューレアセンブリは、外科手術器具が患者の体外から内部器官および内部組織にアクセスする直接の通路を提供するので、カニューレアセンブリが腹腔と外気との間の比較的気体密閉の界面を維持することが重要である。従って、カニューレアセンブリは、概して、カニューレハウジングの開口部全体の密閉を維持するように適合されたシールアセンブリを含むカニューレハウジングに取り付けられたカニューレを含む。
体の腹腔における外科手術処置は、生命に不可欠な器官から空洞壁を離すように持ち上げるために吹き込み気体を必要とするので、処置は、通常、それを通ってCOなどの気体が体腔内に導入されるVerres針を使用することによって開始され、それによって気腹がつくられる。その後、栓子アセンブリの栓子は、カニューレアセンブリの中に挿入され、腹壁を穿刺するために用いられる。気体は、内部の器官から内部体壁を離すように持ち上げる正の圧力を提供し、それによってその中を手術する部位を外科医に提供し、カニューレアセンブリを通って挿入される器具による器官との不要な接触を避ける。カニューレアセンブリからの栓子アセンブリの除去に続いて、腹腔鏡または内視鏡の外科手術器具は、カニューレアセンブリを通って挿入され得、腹腔内で外科手術を行い得る。
栓子アセンブリが空洞からの吹き込み気体の流れを防ぐことなく、腹腔と外気との間の比較的流体密な界面を維持するために他の構造が提供されなければならない。概して吹き込み外科手術措置に関連して、カニューレアセンブリに対する2つの密閉要件がある。第1の要件は、器具がカニューレの中に導入されていないかまたはカニューレにまだ存在していないとき、実質的に流体密なシールを提供することである。第2の要件は、器具がカニューレの中に導入されつつあるかまたはカニューレに既に存在しているとき、実質的に流体密なシールを提供することである。さらに、内視鏡および腹腔鏡の外科手術の処置および技術が進歩して、所定の外科手術処置において単一のカニューレアセンブリを通って、様々な外径の外科手術器具を収納し、それによって外科手術処置において必要とされ効率性を促進するカニューレの数を最小限にすることが望ましくなった。
(概要)
本開示に従って、長手方向軸を画定し、近位部分と、遠位部分とを有するハウジングを含むシールアセンブリが提供される。ハウジングは、長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む。ハウジングの近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜が提供される。各密閉膜は、密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される。ベローは、ハウジングの少なくとも一部分が長手方向軸に対して半径方向に動くことを可能にするように構成される。ベローは、ハウジングの近位部分が、ハウジングの遠位部分に対して長手方向に動くことを可能にするように構成され得る。
開示される実施形態において、ハウジングの遠位部分は、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される。ハウジングおよびカニューレアセンブリのうちの少なくとも1つは、密閉機構を含み得、該密閉機構は、密閉機構を通過する外科手術器具がないとき、実質的に流体密なシールを提供するように構成されかつその大きさで作られる。
第1の密閉膜は第2の密閉膜より大きい場合がある。第1の密閉膜は、約8mm〜約15mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合され得、そして/または第2の密閉膜は、約4mm〜約8mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合され得る。
開示された実施形態において、第1の密閉膜および第2の密閉膜のうちの少なくとも1つは、弁内に配置される。弁はドーム弁であり得る。
患者の体内に外科手術器具を導入する方法もまた提供され、該方法は、シールアセンブリを提供するステップを含み、シールアセンブリは、長手方向軸を画定するハウジングであって、ハウジングは、近位部分と遠位部分とを有し、長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、ハウジングの近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜とを含む。上記方法は、ハウジングの遠位部分に対してハウジングの近位部分を動かすステップと、第1の外科手術器具の少なくとも一部分が組織に隣接するように、第1の密閉膜を通って第1の外科手術器具を挿入するステップとをさらに包含する。
開示される実施形態において、上記方法は、第2の外科手術器具の少なくとも一部分組織と隣接するように、第2の密閉膜を通って第2の外科手術器具を挿入するステップを含む。
シールアセンブリをカニューレアセンブリに機械的に係合させるステップもまた、含まれ得る。ハウジングの近位部分は、ハウジングの遠位部分に対して半径方向に動かされ得る。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
長手方向軸を画定するハウジングであって、該ハウジングは、近位部分と、遠位部分とを有し、該長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、
該ハウジングの該近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、該密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜と
を備え、該ベローは、該ハウジングの少なくとも一部分が該長手方向軸に対して半径方向に動くことを可能にする、シールアセンブリ。
(項目2)
上記ハウジングの上記遠位部分は、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目3)
上記ハウジングおよび上記カニューレアセンブリのうちの少なくとも1つは、密閉機構を含み、かつ該密閉機構は、該密閉機構を通過する外科手術器具がないとき、実質的に流体密なシールを提供するように構成されかつその大きさで作られる、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目4)
上記第1の密閉膜は上記第2の密閉膜より大きい、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目5)
上記第1の密閉膜は、約8mm〜約15mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合される、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目6)
上記第2の密閉膜は、約4mm〜約8mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合される、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目7)
上記第2の密閉膜は、約4mm〜約8mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合される、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目8)
上記第1の密閉膜および上記第2の密閉膜のうちの少なくとも1つは、弁内に配置される、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目9)
少なくとも1つの弁はドーム弁である、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目10)
上記ベローは、上記ハウジングの上記近位部分が該ハウジングの上記遠位部分に対して長手方向に動くことを可能にする、上記項目のいずれか1項に記載のシールアセンブリ。
(項目11)
患者の体内に外科手術器具を導入するシステムであって、該システムは、
シールアセンブリを備えており、該シールアセンブリは、
長手方向軸を画定するハウジングであって、該ハウジングは、近位部分と、遠位部分とを有し、該長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、
該ハウジングの該近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、該密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜と
を備え、
該ハウジングの該近位部分は、該ハウジングの該遠位部分に対して動くように構成され、
該第1の密閉膜は、該第1の外科手術器具の少なくとも一部分は組織に隣接するように、該第1の外科手術器具の挿入を可能にするように構成されている、システム。
(項目12)
上記第2の密閉膜は、第2の外科手術器具の少なくとも一部分は組織に隣接するように、該第2の外科手術器具の挿入を可能にするように構成されている、上記項目のいずれか1項に記載のシステム。
(項目13)
上記シールアセンブリは、カニューレアセンブリとの機械的な係合を可能にするように構成されている、上記項目のいずれか1項に記載のシステム。
(項目14)
上記ハウジングの上記近位部分は、該ハウジングの上記遠位部分に対して半径方向に動くように構成されている、上記項目のいずれか1項に記載のシステム。
(項目11a)
患者の体内に外科手術器具を導入する方法であって、
シールアセンブリを提供するステップであって、該シールアセンブリは、
長手方向軸を画定するハウジングであって、該ハウジングは、近位部分と、遠位部分とを有し、該長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、
該ハウジングの該近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、該密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜と
を備えている、ステップと、
該ハウジングの該遠位部分に対して該ハウジングの該近位部分を動かすステップと、
該第1の外科手術器具の少なくとも一部分は組織に隣接するように、該第1の密閉膜を通って第1の外科手術器具を挿入するステップと
を包含する、方法。
(項目12a)
第2の外科手術器具の少なくとも一部分は組織に隣接するように、上記第2の密閉膜を通って該第2の外科手術器具を挿入するステップをさらに包含する、上記項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目13a)
上記第1の外科手術器具を取り外すステップをさらに包含する、上記項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目14a)
上記シールアセンブリをカニューレアセンブリに機械的に係合させるステップをさらに包含する、上記項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目15a)
上記ハウジングの上記近位部分は、該ハウジングの上記遠位部分に対して半径方向に動かされる、上記項目のいずれか1項に記載の方法。
(摘要)
長手方向軸と、近位部分と、遠位部分とを画定し、ハウジングの長さに沿って配置されるベローを含むハウジングを含むシールアセンブリ。ハウジングの近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、該密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように形成される。ベローは、ハウジングの少なくとも一部分が長手方向に対して半径方向に動くことを可能にするように構成される。
本開示の様々な実施形態は、本明細書において図面を参照して説明される。
図1は、シールアセンブリの長手方向の断面図である。 図2は、カニューレアセンブリの組立分解図であり、カニューレアセンブリの中にあるダックビル弁フィッティングを示す。 図3は、外科手術器具がシールアセンブリの中を貫通する、カニューレアセンブリに取り付けられたシールアセンブリの長手方向の断面図である。 図4は、シールアセンブリの斜視図である。
(詳細な説明)
本開示のシールアセンブリは、単独で、またはカニューレアセンブリと組み合わせてのいずれかで、シールアセンブリを通る器具の挿入前、器具の挿入中そして器具の挿入後に、患者の体腔と外気との間の実質的な密閉を提供する。本開示のシールアセンブリは、器具が第1の弁または第2の弁のいずれかを通って挿入されたとき、各器具の周りに流体密なシールを提供することによって、例えば約4mm〜約15mmの様々な直径の器具を収納する能力がある。
本開示のシールアセンブリは、気体および/または流体の漏れから外科手術処置の大気を保全するために、器具の周りに実質的に流体密な界面を維持しながら、トロカールおよび/またはカニューレアセンブリを介する挿入のために適合された様々なタイプの器具の導入および操作を意図する。具体的には、シールアセンブリは、その中の外科手術器具の操作を調節する、半径方向および長手方向に偏向可能なシールハウジングを組み入れる。本開示のこの特徴は、器具の操作中に体腔に気体および/または流体が入ることおよび体腔から気体および/または気体が出ることを最小限にすることを助ける。器具の例は、クリップアプライヤ(clip applier)、グラスパ(grasper)、切開器具(dissector)、レトラクタ、ステープラ、レーザプローブ、写真デバイス、内視鏡および腹腔鏡、管などを含むがこれらに限定されない。それらの器具は、総称的に「器具」または「器具の使用」と呼ばれる。
以下の説明において従来のように、用語「近位」はオペレータにより近いデバイスの部分をいい、一方、用語「遠位」はオペレータからより遠いデバイスの部分をいう。
ここで図を参照すると、図1は、長手方向軸116を画定するハウジング110を含むアクセスポートまたはシールアセンブリ100を例示する。ハウジング110は、近位部分112と、遠位部分114とを含む。ハウジング110は、ハウジングの長さに沿って配置されるベロー150を含む。ベロー150は、以下に説明される動作を容易にするために、例えばイソプレンなどの弾性のある材料から組み立てられる。第1の弁130は、ハウジング110の近位部分112に配置される。第1の弁130(例えば、ドーム弁)は、密閉膜132を含む。器具シール134は、密閉膜132内に画定され、外科手術器具が密閉膜132を通過することを可能にする。開示される実施形態において、第1の弁130、密閉膜132および器具シール134は、約8mm〜約15mmの範囲内の直径を有する器具を受容するような寸法で作られ、該器具を受容するように構成される。密閉膜132は、密閉膜132に配置される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される。同様に、第2の弁140は、密閉膜142を含む。器具シール144は、密閉膜142内に画定され、比較的小さい外科手術器具が密閉膜142を通過することを可能にする。第2の弁は、ドーム弁であり得る。開示される実施形態において、第2の弁140、密閉膜142および器具シール144は、約4mm〜約8mmの範囲内の直径を有する器具を受容するような寸法で作られ、該器具を受容するように構成される。密閉膜142は、密閉膜142に配置される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される。
開示される実施形態において、シールアセンブリ100は、カニューレアセンブリ180に取り外し可能に取り付けられる。図2に示されるように、カニューレアセンブリ180は、カニューレハウジング182と、カニューレアセンブリ180に取り付けられ、カニューレアセンブリ180から遠位に延びるカニューレ184とを含む。開示される実施形態において、カニューレアセンブリ180は、カニューレハウジング182の内部領域188に取り付けられ遠位に向けられたダックビル弁186などの密閉機構を含む。ダックビル弁186は、カニューレアセンブリ180に器具が存在しないで、体腔内から気体および流体の流出を実質的に防ぐために吹き込まれた体腔と連絡するとき、実質的に流体密なシールを提供する。シールアセンブリ100が、ダック弁186と共に、またはダック弁186の代わりに、実質的に流体密なシールを提供する実質的に流体密なシール187(図1)を含むこともまた予想される。デュアルシールアセンブリ100は、様々な方法でカニューレアセンブリ180に関連させられ得るかまたは結合され得る。開示される実施形態において、シールアセンブリ100のシールハウジング110と、カニューレアセンブリ180のカニューレハウジング182とは、例えば、バヨネットロック、ねじ切りされた接続、または類似の機械的手段によって互いに取り外し可能に係合するように適合される。
カニューレアセンブリ180と結合したデュアルシールアセンブリ100の動作は、図1および図3を参照してここで説明される。外科手術器具の挿入の前に、ダックビル弁186は、カニューレアセンブリ180内に流体密なシールを提供する。図1は、ベロー150が長手方向軸116の周りに実質的に対称である第1の位置または静止位置におけるデュアルシールアセンブリ100を例示する。シールアセンブリ100は、カニューレアセンブリ180に取り付けられ得る。この位置において、シールアセンブリ100は、器具の直径に従って第1の弁130または第2の弁140を通って、外科手術器具を受容し得る。第1の弁130は、比較的大きいドーム弁として示され、約8mm〜約15mmの範囲内の直径を有する器具を受容するように構成される。第2の弁140は、比較的小さいドーム弁として示され、約4mm〜約8mmの範囲内の直径を有する器具を受容するように構成される。
器具は、器具の直径に従って器具シール134または144を通ってシールアセンブリ100の中に挿入される。器具シール134および144を画定するシール膜132および142は、それぞれ必要に応じ、器具直径がシール膜132および142を通過することを調節するように広がる。器具200は、器具シール134または144を通って進み、それによって、シールは、密閉膜132または134と密閉膜132または134を通過する器具との間に作られる。器具200は、ハウジング110、カニューレアセンブリ180、ダックビル弁186を通って、カニューレ184の中に遠位にさらに進む。
一旦器具が、第1の弁130または第2の弁140を介して上記のように位置を決められると、外科手術処置を行うために器具を動かすことが所望され得る。図3に示されるように、外科医が半径方向の矢印Bの方向に長手方向軸116から離れるように器具200を動かすと、ベロー150は、Bの方向に向かう背(edge)151aの方に圧縮され、Bの方向から離れるように向かう背151bの方に引き伸ばされる。この上記の動作は、ハウジング110の近位部分112が長手方向軸116に対して半径方向に動くことを可能にする。ハウジング110の遠位部分114は、比較的静止したままであり、それによって、カニューレアセンブリ180とハウジング110との間の接続を維持する。ハウジング110の近位部分112はまた、ハウジング110の遠位部分114に対して長手方向に動かされ得、それによって、シールに配置される外科手術器具の周りにシールを維持し得る。シールアセンブリ100の近位部分112が器具200と結合して動くことを可能にすることは、シールを通過する器具の周りにシールを保全する。シールアセンブリ100を通って挿入された器具は、器具全体がシールアセンブリ100から取り外されるまで、器具を近位に引くことによって、最終的にシールアセンブリ100から取り外され得る。
本開示のいくつかの実施形態が図面に示され、かつ/または本明細書において論議されたが、開示がそれに限定されることは意図されない。なぜなら、開示は技術が許容する限り広い範囲であるべきこと、および明細書も同様に読まれるべきことが意図されるからである。従って上記の説明は、限定するものとして解釈されるべきではなく、特定の実施形態の実例として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付の特許請求の範囲の範囲および精神内で、他の修正を予想する。
100 デュアルシールアセンブリ
110 ハウジング
112 近位部分
114 遠位部分
116 長手方向軸
130 第1の弁
132 密閉膜
134 器具シール
140 第2の弁
142 密閉膜
144 器具シール
150 ベロー
180 カニューレアセンブリ
182 カニューレハウジング
184 カニューレ
186 ダックビル弁
188 内部領域
200 器具

Claims (14)

  1. 長手方向軸を画定するハウジングであって、該ハウジングは、近位部分と、遠位部分とを有し、該長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、
    該ハウジングの該近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、該密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜と
    を備え、該ベローは、該ハウジングの少なくとも一部分が該長手方向軸に対して半径方向に動くことを可能にする、シールアセンブリ。
  2. 前記ハウジングの前記遠位部分は、カニューレアセンブリと機械的に係合するように構成される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  3. 前記ハウジングおよび前記カニューレアセンブリのうちの少なくとも1つは、密閉機構を含み、かつ該密閉機構は、該密閉機構を通過する外科手術器具がないとき、実質的に流体密なシールを提供するように構成されかつその大きさで作られる、請求項2に記載のシールアセンブリ。
  4. 前記第1の密閉膜は前記第2の密閉膜より大きい、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  5. 前記第1の密閉膜は、約8mm〜約15mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  6. 前記第2の密閉膜は、約4mm〜約8mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  7. 前記第2の密閉膜は、約4mm〜約8mmの範囲の直径を有する外科手術器具を受容するように適合される、請求項5に記載のシールアセンブリ。
  8. 前記第1の密閉膜および前記第2の密閉膜のうちの少なくとも1つは、弁内に配置される、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  9. 少なくとも1つの弁はドーム弁である、請求項8に記載のシールアセンブリ。
  10. 前記ベローは、前記ハウジングの前記近位部分が該ハウジングの前記遠位部分に対して長手方向に動くことを可能にする、請求項1に記載のシールアセンブリ。
  11. 患者の体内に外科手術器具を導入するシステムであって、該システムは、
    シールアセンブリを備えており、該シールアセンブリは、
    長手方向軸を画定するハウジングであって、該ハウジングは、近位部分と、遠位部分とを有し、該長手方向軸の長さに沿って配置されたベローを含む、ハウジングと、
    該ハウジングの該近位部分に関連する第1の密閉膜および第2の密閉膜であって、各密閉膜は、該密閉膜を通って挿入される外科手術器具の周りに実質的に流体密なシールをつくるように構成される、第1の密閉膜および第2の密閉膜と
    を備え、
    該ハウジングの該近位部分は、該ハウジングの該遠位部分に対して動くように構成され、
    該第1の密閉膜は、該第1の外科手術器具の少なくとも一部分は組織に隣接するように、該第1の外科手術器具の挿入を可能にするように構成されている、システム。
  12. 前記第2の密閉膜は、第2の外科手術器具の少なくとも一部分は組織に隣接するように、該第2の外科手術器具の挿入を可能にするように構成されている、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記シールアセンブリは、カニューレアセンブリとの機械的な係合を可能にするように構成されている、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記ハウジングの前記近位部分は、該ハウジングの前記遠位部分に対して半径方向に動くように構成されている、請求項11に記載のシステム。
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