JP2010221030A - センタリング機構を備えるアクセスポート - Google Patents

センタリング機構を備えるアクセスポート Download PDF

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Abstract

【課題】外科手術アクセスポートを提供すること。
【解決手段】上記外科手術アクセスポートは、長手方向の軸を規定し、近位端部と遠位端部とを有するアクセス部材であって、該アクセス部材は、外科手術用物体の通過のために適合された長手方向の開口部を規定する内部壁を有する、アクセス部材と;該アクセス部材と機械的協調して配置される物体シールであって、該物体シールは、該物体シールを通して挿入される外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと;該物体シールの近位に、該アクセス部材に据え付けられたセンタリング機構とを備える。
【選択図】図1

Description

(関連出願への相互参照)
本願は、2009年3月20日に出願された米国仮出願第61/161,814号の利益、および該仮出願に対する優先権を主張し、この仮出願の全体の内容は、参照により本明細書に援用される。
(背景)
(技術分野)
本開示は、患者の身体への外科手術用器具の導入を可能にするように適合されたアクセスポートに関する。
(関連技術の説明)
腹腔鏡手順において、外科手術は、小さな切開を通して腹部内部で行われ、内視鏡手順において、外科手術は皮膚の小さな入口切開を通して挿入された狭管またはカニューレを通して体の任意の中空内臓内で行われる。腹腔鏡手順および内視鏡手順は、一般的に、体内に挿入される任意の器具がシールされることを必要とし、すなわち、例えば、外科手術領域がガス注入される外科手術手順の場合のように、ガスが、切開を通して体に入らず、かつ体から出ないことを確実にするように準備がなされなければならない。さらに、腹腔鏡手順および内視鏡手順は、しばしば、外科医に、切開から遠く離れた器官、組織および脈管において動作を行うことを必要とし、これにより、このような手順において使用される任意の器具が比較的長く細いことが必要である。
このような手順のために、特定の解剖学的空洞(例えば、腹腔)への管の導入は、通常、カニューレアセンブリおよび閉塞具アセンブリを含むトロカールアセンブリの使用により達成される。カニューレアセンブリは、患者の体外から、内部器官および組織にアクセスする外科手術用器具のための直接通路を提供するので、カニューレアセンブリが、腹腔と外部大気との間に比較的気密な界面を維持することが重要である。カニューレアセンブリは、一般的に、カニューレハウジングに取り付けられたカニューレを含み、該カニューレハウジングは、該カニューレハウジングの開口部にわたってシールを維持するように適合されたシールアセンブリを収容する。
体の腹腔内での外科手術手順は、空洞の壁を生体器官から離れるように持ち上げるために通気ガスを必要とするので、手順は、通常、Verres針の使用によって開始し、このVerres針を介して、COのようなガスが体腔に導入されることにより、気腹を作り出す。ガスは正圧を提供し、正圧は、内部体壁を内部器官から離れるように持ち上げることにより、外科医に外科手術を行う領域を提供し、カニューレアセンブリを通して挿入された器具による器官との不要な接触を避ける。閉塞具アセンブリの閉塞具は、カニューレアセンブリ内に挿入され、腹壁を穿刺するために使用される。カニューレアセンブリからの閉塞具アセンブリの取り外しに続いて、腹腔鏡外科手術用器具または内視鏡外科手術用器具が、カニューレアセンブリを通して挿入され、腹腔内で外科手術を行い得る。
ガス注入外科手術手順に関して、一般的に、カニューレアセンブリに対する2つの密閉要件がある。第一の要件は、器具がカニューレ内に導入されていないとき、またはカニューレ内にまだ存在しない場合に、実質的に流体密封のシールを提供することである。第二の要件は、器具がカニューレ内に導入されつつある状態にある場合、またはカニューレ内に既に存在する場合には、実質的に流体密封のシールを提供することである。さらに、内視鏡外科手術手順および技術ならびに腹腔鏡外科手術手順および技術が進歩するにつれて、所与の外科手術手順において単一のカニューレを通る可変の外径の外科手術用器具を収容することにより、外科手術手順において必要とされるカニューレの数を最小化し、効率を促進することが望ましくなっている。
(要旨)
好適な実施形態に従うと、外科手術アクセスポートは、長手方向の軸を規定し、外科手術用物体の通過のために適合された長手方向の開口部を規定する内部壁を有する、アクセス部材と、このアクセス部材と機械的協調して配置される物体シールであって、この物体シールは、この物体シールを通して挿入される外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、この物体シールの近位に、このアクセス部材に据え付けられたセンタリング機構とを備えている。センタリング機構は、長手方向の開口部内で、少なくともほぼ長手方向に延び、近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを規定する少なくとも1つのセンタリング要素を含む。少なくとも1つのセンタリング要素は、通常、この外科手術用物体をこの長手方向の軸とほぼ整列状態に付勢するように、この長手方向の開口部を通るこの物体の通過の間にこの外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定される。ロッキング部材は、少なくとも1つのセンタリング要素のこの遠位長手方向の端部セグメントに据え付けられる。ロッキング部材は、外科手術用物体が長手方向の軸とほぼ整列した関係にあるときに、この長手方向の軸に対する長手方向の動きのために適合される。ロッキング部材は、この長手方向の軸に対する、この外科手術用物体の非対称の操作の際に、このアクセス部材のこの内部壁を係合して、実質的にこのセンタリング機構をロックし、この少なくとも1つのセンタリング要素の付勢の下で、この外科手術用物体がこの長手方向の軸とのほぼ整列した関係に戻るまで、この外科手術用物体のさらなる非対称の操作を防止するように寸法設定される。
センタリング機構は、複数のセンタリング要素を含み得る。各センタリング要素は、ロッキング部材に据え付けられた近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを有する。センタリング要素のこの近位長手方向の端部は、アクセス部材に固定され得る。センタリング要素は、この長手方向の軸の周りに同軸状に配列され得る。センタリング要素は、それぞれ、この近位端部セグメントとこの遠位端部セグメントとの間に中間弓状セグメントを有するように寸法設定され得、この弓状セグメントは、実質的に湾曲した構成を規定する。
ロッキング部材は、実質的に環状であり得る。一実施形態において、ロッキング部材は、この外科手術用物体のオフセット操作の際に、この内部壁を係合するように寸法設定され、このセンタリング要素の付勢の下で、この外科手術用物体がこの長手方向の軸とほぼ整列した関係に戻るまで、この外科手術用物体のさらなる長手方向の動きを実質的に防止される。物体シールは、実質的に円錐形のセグメントを規定し、センタリング要素の遠位に配置される。
別の実施形態において、外科手術カニューレアセンブリは、内部チャンバを規定する内部壁を有するカニューレハウジングと、このカニューレハウジングから延びるカニューレ部材であって、外科手術用物体の受容および通過のための、このカニューレハウジングのこの内部チャンバと整列した長手方向の開口部を有する、カニューレ部材と、このカニューレハウジングに据え付けられ、中心軸を規定する複数のセンタリング要素と、この外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、このセンタリング要素に据え付けられた実質的に環状のロッキング部材とを含む。センタリング要素は、近位の長手方向の端部セグメントと遠位の長手方向の端部セグメントとを含み、この内部チャンバ内に少なくとも部分的に配置される。センタリング要素は、この長手方向の開口部を通るこの物体の通過の間は、この外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定され、この外科手術用物体によって及ぼされる外向きの力に応答して、初期位置から半径方向外側の位置まで、この長手方向の軸に対する半径方向外向きのたわみ性の動きが可能である。センタリング要素は、この中心軸に対してほぼ整列した位置に向けてこの外科手術用物体を付勢するために、通常、この初期位置に向けて付勢され得る。この環状のロッキング部材は、この外科手術用物体の非対称の操作の際にこの内部壁を係合するように寸法設定され、この外科手術用物体が、このセンタリング要素の付勢の下でこの中心軸に対してほぼ整列した関係に戻るまで、この外科手術用物体のさらなる操作を実質的に最小化する。
ロッキング部材は、この外科手術用物体がこのセンタリング要素のこの中心軸とほぼ長手方向に整列しているとき、この長手方向の軸に対して長手方向に動くように適合され得る。ロッキング部材は、この外科手術用物体の非対称操作の際に、このカニューレハウジングのこの内部壁を係合するように適合され得、このセンタリング要素の付勢の下で、この外科手術用物体がこの中心軸とほぼ整列した関係に戻るまで、さらなる長手方向の動きを実質的に防止される。センタリング要素のこの中心軸は、このカニューレ部材のこの長手方向の軸とほぼ整列し得る。物体シールは、このセンタリング要素の遠位に配置され得る。
例えば、本発明は、さらに以下の項目を提供する:
(項目1)
外科手術アクセスポートであって、
長手方向の軸を規定し、近位端部と遠位端部とを有するアクセス部材であって、このアクセス部材は、外科手術用物体の通過のために適合された長手方向の開口部を規定する内部壁を有する、アクセス部材と、
このアクセス部材と機械的協調して配置される物体シールであって、この物体シールは、この物体シールを通して挿入される外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、
この物体シールの近位に、このアクセス部材に据え付けられたセンタリング機構と
を備え、このセンタリング機構は、
この長手方向の開口部内で、少なくともほぼ長手方向に延び、近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを規定する少なくとも1つのセンタリング要素であって、この少なくとも1つのセンタリング要素は、通常、この外科手術用物体をこの長手方向の軸とほぼ整列状態に付勢するように、この長手方向の開口部を通るこの物体の通過の間にこの外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定される、少なくとも1つのセンタリング要素と、
この少なくとも1つのセンタリング要素のこの遠位長手方向の端部セグメントに据え付けられたロッキング部材であって、このロッキング部材は、この外科手術用物体がこの長手方向の軸とほぼ整列しているときに、この長手方向の軸に対する長手方向の動きのために適合され、このロッキング部材は、この長手方向の軸に対する、この外科手術用物体の非対称の操作の際に、このアクセス部材のこの内部壁を係合して、実質的にこのセンタリング機構をロックし、この少なくとも1つのセンタリング要素の付勢の下で、この外科手術用物体がこの長手方向の軸とのほぼ整列した関係に戻るまで、この外科手術用物体のさらなる非対称の操作を防止するように寸法設定される、ロッキング部材と
を備えている、外科手術アクセスポート。
(項目2)
複数のセンタリング要素を含み、各センタリング要素は、環状のロッキングリングに据え付けられた近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを有する、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目3)
上記センタリング要素の上記近位長手方向の端部は、上記アクセス部材に固定される、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目4)
上記センタリング要素は、上記長手方向の軸の周りに同軸状に配列される、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目5)
上記センタリング要素は、それぞれ、上記近位端部セグメントと上記遠位端部セグメントとの間に中間弓状セグメントを有するように寸法設定され、この弓状セグメントは、実質的に湾曲した構成を規定する、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目6)
上記ロッキング部材は、実質的に環状である、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目7)
上記ロッキング部材は、上記外科手術用物体の非対称操作の際に、上記内部壁を係合するように寸法設定され、上記センタリング要素の付勢の下で、この外科手術用物体が上記長手方向の軸とほぼ整列した関係に戻るまで、さらなる長手方向の動きを実質的に防止する、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目8)
上記物体シールは、実質的に円錐形のセグメントを規定する、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目9)
外科手術カニューレアセンブリであって、この外科手術カニューレアセンブリは、
内部チャンバを規定する内部壁を含むカニューレハウジングと、
このカニューレハウジングから延びるカニューレ部材であって、このカニューレ部材は、長手方向の軸を規定し、外科手術用物体の受容および通過のための、このカニューレハウジングのこの内部チャンバと整列した長手方向の開口部を有し、このカニューレ部材は近位端部と遠位端部とを規定する、カニューレ部材と、
このカニューレハウジングに据え付けられ、中心軸を規定する複数のセンタリング要素であって、このセンタリング要素は、近位の長手方向の端部セグメントと遠位の長手方向の端部セグメントとを含み、この内部チャンバ内に少なくとも部分的に配置され、この長手方向の開口部を通るこの物体の通過の間は、この外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定され、この外科手術用物体によって及ぼされる外向きの力に応答して、初期位置から半径方向外側の位置まで、この長手方向の軸に対する半径方向外向きのたわみ性の動きが可能であり、このセンタリング要素は、この中心軸に対してほぼ整列した位置に向けてこの外科手術用物体を付勢するために、通常、この初期位置に向けて付勢される、複数のセンタリング要素と、
この外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、
このセンタリング要素に据え付けられた実質的に環状のロッキング部材であって、この環状のロッキング部材は、この外科手術用物体の非対称の操作の際にこの内部壁を係合するように寸法設定され、この外科手術用物体が、このセンタリング要素の付勢の下でこの中心軸に対してほぼ整列した関係に戻るまで、この外科手術用物体のさらなる操作を実質的に最小化する、実質的に環状のロッキング部材と
を備えている、外科手術カニューレアセンブリ。
(項目10)
上記外科手術用物体が上記センタリング要素の上記中心軸とほぼ長手方向に整列しているとき、上記ロッキング部材が、上記長手方向の軸に対して長手方向に動くように適合されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術カニューレアセンブリ。
(項目11)
上記ロッキング部材は、上記外科手術用物体の非対称操作の際に、上記カニューレハウジングの上記内部壁を係合するように適合され、上記センタリング要素の付勢の下で、この外科手術用物体が上記中心軸とほぼ整列した関係に戻るまで、さらなる長手方向の動きを実質的に防止される、上記項目のいずれかに記載の外科手術カニューレアセンブリ。
(項目12)
上記センタリング要素の上記中心軸は、上記カニューレ部材の上記長手方向の軸とほぼ整列している、上記項目のいずれかに記載の外科手術カニューレアセンブリ。
(項目13)
上記物体シールは、上記センタリング要素の遠位に配置される、上記項目のいずれかに記載の外科手術カニューレアセンブリ。
(摘要)
外科手術アクセスポートは、長手方向の軸を規定し、外科手術用物体の通過のために適合された長手方向の開口部を規定する内部壁を有する、アクセス部材と、該アクセス部材と機械的協調して配置される物体シールであって、該物体シールは、該物体シールを通して挿入される外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、該物体シールの近位に、該アクセス部材に据え付けられたセンタリング機構とを備えている。このセンタリング機構は、長手方向の開口部内で、少なくともほぼ長手方向に延び、近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを規定する少なくとも1つのセンタリング要素を含む。この少なくとも1つのセンタリング要素は、通常、この外科手術用物体をこの長手方向の軸とほぼ整列状態に付勢するように、この長手方向の開口部を通る物体の通過の間に外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定される。ロッキング部材は、少なくとも1つのセンタリング要素の遠位長手方向の端部セグメントに据え付けられる。このロッキング部材は、外科手術用物体が長手方向の軸とほぼ整列しているときに、長手方向の軸に対する長手方向の動きのために適合されている。ロッキング部材は、長手方向の軸に対する、外科手術用物体の非対称の操作の際に、アクセス部材の内部壁を係合して、実質的にセンタリング機構をロックし、少なくとも1つのセンタリング要素の付勢の下で、外科手術用物体が長手方向の軸とのほぼ整列した関係に戻るまで、外科手術用物体のさらなる非対称の操作を防止するように寸法設定される。
本開示の様々な実施形態が図面を参照して、本明細書において説明される。
図1は、アクセスポートの長手方向の断面図であり、センタリング要素を示し、リングとシールとをロックし、器具の初期の非対称な挿入を描く。 図2は、図1の図に類似した図であり、アクセスポート内で、アクセスポートの長手方向の軸に対して整列した器具を示す。 図3は、アクセスポートの長手方向の断面図であり、アクセスポート内での器具の角度のついた操作と、結果としてロッキングリングのロックとを示す。 図4は、図1の図に類似した図であり、アクセスポート内に完全に前進した器具を示す。
(詳細な説明)
本開示のアクセスポートは、単独、またはカニューレアセンブリと組み合わせのいずれかで、患者の体腔と外気との間に実質的に流体密封のシールを提供する。本開示のアクセスポートは、可変の直径の器具を受容するように構成されている。センタリング機構は、センタリングリブまたは要素を含み、このセンタリングリブまたは要素が、アクセスポートまたはカニューレアセンブリへの挿入の間に、長手方向の軸に対する外科手術用器具の実質的に対称な位置を維持することを補助する。このセンタリング要素は、また、器具がアクセスポートを通って配置される間に、アクセスポート内に配置される器具の実質的に対称な位置を維持することに役立つ。
本開示のアクセスポートは、ガスおよび/または流体の漏出から外科手術手順の大気の完全性を保存するのに役立つように、器具の周りで実質的に流体密封の界面を維持しながら、トロカールおよび/またはカニューレアセンブリを通る挿入に対して適合された様々なタイプの器具を導入することを企図する。具体的には、アクセスポートは、少なくとも2つのセンタリング要素を含み、少なくとも2つのセンタリング要素は、ポートに入る器具を付勢し、その結果、器具がポートに入るか、または器具は、通常長手方向の軸と実質的に対称な関係に向かうように付勢される。本開示のこの特徴は、体腔への、そして/または体腔からの、ガスおよび/または流体の出入りを最小化する。
器具の例は、クリップアプライア(clip applier)、捕捉器具(grasper)、解剖器具、レトラクタ、ステープラー、レーザープローブ、写真デバイス、内視鏡および腹腔鏡、ならびに管などが挙げられるが、これらに限定されない。このような器具は、集合的に「器具(instrument)」または「器具類(instrumentation)」という。
以下の説明において、従来どおりに、用語「近位」または「後部」は操作者に近いデバイスの部分をいい、一方で用語「遠位」または「前部」は操作者から遠いデバイスの部分をいう。
ここで図面を参照して、図1は、長手方向の軸130を規定するアクセス部材110を含むアクセスポート100を示す。アクセス部材110は、カニューレアセンブリであり得、これは、カニューレハウジング110aと、カニューレハウジング110aから延びる細長いスリーブまたはカニューレ110bとを含む。ハウジング110aは、その中にアパーチャ144を有するオリフィスシール140を含む。オリフィスシール140は、低いデュロメータのエラストマーから構成され得、そして/または親水性コーティングを含み得る。オリフィスシール140は、長手方向の軸130に沿って延びる円錐形または先細のシールであり得る。対向するセンタリング要素またはリブ150および170は、ハウジング110a内に配置され、それぞれの近位端部152および172が隣接するように、ハウジング110aのそれぞれの内部表面115および117に固定され得る。センタリング要素150および170は、内部表面115および117に固定され得、センタリング要素150および170の中心軸「k」の周りに配列され得る。中心軸「k」および長手方向の軸130は、ほぼ長手方向に整列した状態にあり得る。センタリング要素150および170は、それぞれの遠位端部154および174が隣接するように、実質的に環状のロッキングリング160に取り付けられる。ロッキングリング160はほぼ円形構成、ほぼ楕円形構成または任意のほかの構成であり得る。ロッキングリング160は、ハウジング110aと係合しておらず、長手方向の軸130に対して長手方向に動く。ロッキングリング160ならびにセンタリング要素150および170は、図1の初期位置にあるとき、オリフィスシール140から間隔があけられる。センタリング要素150および170ならびにリング160は、外科手術用物体を長手方向の軸130とほぼ整列している状態に付勢するように資する、そして/または物体が中心軸「k」とほぼ整列するまで外科手術用物体のさらなる操作を防止するセンタリング要素を形成する。センタリング要素150および170は、たわみ、かつその初期位置に戻ることを可能にするほど十分な弾力性を有する任意の材料から形成され得る。センタリング要素150および170は、従来の手段(接着剤、セメント、ピン、ファスナ等を含む)により、ハウジング110aの内部表面に固定され得る。リング160は、同様の態様でセンタリング要素150および170に固定され得る。センタリング要素150および170に対する適切な材料は、ポリマー材料、バネ鋼、チタン等を含み得る。ロッキングリング160は、より剛性が高い材料から形成され得る。ロッキングリング160は、ハウジング110aの内部壁127の内側寸法を実質的に近似する寸法または直径を規定し得る。内部壁127は、ほぼ円形の内部寸法、またはロッキングリング160の寸法に対応する任意の他の寸法を規定し得る。一実施形態において、ロッキングリング160は、ほぼ円形であり、内部壁127はほぼ円形の内側寸法を規定する。
ハウジング110aの遠位端部112は、カニューレ110bとモノリシックに形成されるように示されている。アクセスポート100は、第二のシール260(想像線で示される)を含み得、第二のシール260は、第二のシール260を通過する外科手術用器具がないときに実質的に流体密封のシールを提供する。
2つのセンタリング要素150および170が示されているが、アクセスポート100が3つ以上のセンタリング要素を含む(例えば、半径方向90度の間隔で4つのセンタリング要素を含む)か、または1つ以下のセンタリング要素を含むことは、想定され、かつ本開示の範囲内である。
対向するセンタリング要素150および170は、通常状態において弓状セグメント151および171を含み得、その結果、対向するセンタリング要素150と170との間の間隔の距離は、最も狭い地点において、アクセス部材110に挿入される可能性のある最も小さい直径の器具よりわずかに小さい。例えば、アクセス部材110に導入される可能性のある最も小さい直径の器具が約5mmである場合には、対向するセンタリング要素150と170との間の間隔の距離は、最も狭い地点において、静止位置において約4.5mmであり得る。対向するセンタリング要素150および170は、また、屈曲した位置において、対向するセンタリング要素150および170が、約12mmまでの直径を有する器具を収容し得るように構成され得る。従って、アクセスポート100は、約5mm〜約12mmの範囲の直径を有する外科手術用器具を受容するように適合され得る。より小さな直径の器具、およびより大きな直径の器具を収容するように適合されるアクセスポートの能力もまた想定される。
対向するセンタリング要素150および170ならびにリング160は、長手方向の軸130に対する外科手術用器具200の実質的に対称的な関係を維持することを補助するように協働し、結果として、オリフィスシール140と物体または器具200との間の流体の漏出を最小化する。例えば、いったんアクセス部材110を通して配置されると、外科手術用器具200は半径方向に適切な位置に、すなわち、対向するセンタリング要素150および170ならびにリング160を介して長手方向の軸130の周りで実質的に対称に保持される。外科手術用器具のアクセス部材110への挿入前、挿入中および挿入後のセンタリング要素150および170ならびにリング160の動作は、以下により完全に説明される。
アクセスポート100の使用は、ここで、図1〜4を参照して詳細に説明される。図1は、器具200が、最初に、アクセスポート100のアクセス部材110内に規定されたチャネル120内に、長手方向の軸130に対して横方向にオフセットされた位置に、または非対称な操作で(矢印A)に導入されることを示す。非対称とは、長手方向の軸130に対して、オフセットしている、角度を付けられている、横方向である等を少なくとも含むように解釈され得る。器具200の挿入前に、センタリング要素150および170ならびにリング160は、図1に示されるように初期の静止位置にある。器具200が矢印Aの方向に遠位方向にさらに前進させられると、器具200はセンタリング要素150に接触する。センタリング要素150に接触すると、器具200はセンタリング要素150に、半径方向の力および長手方向の力の両方を及ぼす。センタリング要素150はアクセス部材110の内部表面115に、近位端部152が隣接してしっかりと取り付けられるので、センタリング要素150に加えられた力は、センタリング要素150を矢印Cの方向に曲がらせるか、またはたわませ、このことは、また、ロッキングリング160の軸方向への(矢印D)並進を引き起こし得る。器具200が中心軸「k」とほぼ整列している場合には、ロッキングリング160は、アクセス部材110の内部壁127内を並進し、外科手術用物体または器具200のさらなる前進操作を可能にする。しかしながら、外科手術用器具200が、挿入、体腔内での前進または操作の際に非対称の動きを受ける場合には、非対称の動きは、ロッキングリング160に半径方向の力を与え、ロッキングリング160を、内部壁127との係合に駆動する。結果として、ロッキングリング160は、内部壁127内に方向矢印「c」(図1)の方向に押し込まれ、例えば、ロッキングリング160とアクセス部材110の内部壁127との間の摩擦関係によって、内部壁127と固定された関係になる。内部壁127に対してロッキングリング160を固定することによって、ロッキングリング160は、もはや、例えば、軸方向に並進し得ない。ロッキングリング160のこの固定された関係において、外科手術用器具200が、センタリング要素150および170の付勢の下で中心軸「k」とほぼ整列した関係に戻るまで、外科手術用器具200の連続した非対称の動きは、実質的に防止される。具体的には、リブ150内で反力が生み出され、リブ150および外科用手術器具または物体200を、図2に描かれるような長手方向の軸130に対する整列した位置に向けて付勢する。いったん外科手術用物体が整列すると、外科手術用物体200は、器具200の周りに流体密封の関係を生み出すオリフィスシール140のアパーチャ144を通って連続的に前進し得る。整列が維持される場合には、センタリング要素150および170がたわむことによって、外科手術用物体200が前進して、ロッキングリング160の対応する軸方向の動きを引き起こし得る。例えば、等しい負荷がセンタリング要素150および170に加えられている場合、リング160の中心軸「k」に対する同軸状の配列が達成され、その結果として、ロッキングリング160および器具200が軸方向に並進することを可能にする。しかしながら、任意の時間の間において、外科手術用物体200が、図3に描かれるように、長手方向の軸130に対して横方向に操作されるか、または角度を付けられる場合には、センタリング要素150または170はたわみ、対応するロッキングリング160の半径方向の動きを引き起こし、内部壁127と係合状態にする。図3に描かれるこの位置において、外科手術用器具200が中心軸「k」とほぼ整列するまで、外科手術用物体または器具200の前進する動きは、実質的に防止され、等しい力がセンタリング要素150および170に加えられることにより、センタリング要素150および170は、図4に描かれるように、中心軸「k」と整列した状態に外科手術用器具200を付勢する。外科手術用器具が整列していると、外科手術用器具は所望の外科手術を行うために、目標の組織部位まで前進し得る。
ロッキングリング160は、テクスチャ加工された外部表面(例えば、リブ、突起、歯等)を含み得、アクセス部材110の内部壁127との係合を容易にする。ロッキングリング160は、また、エラストマー外部表面を有し得、内部壁127との摩擦係合を容易にする。内部壁127は、類似の表面を有し得る。
本開示のいくつかの実施形態が、図面に示され、そして/または本明細書において論じられるが、本開示は当該分野が許容する最も広い範囲であることと、本明細書が同様に読まれることとが意図されているので、本開示はそれらの実施形態に限定されることを意図されない。それゆえ、上記の説明は、限定として解釈されるべきではないが、特定の実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。当業者は、添付の特許請求の範囲および精神内の他の修正を想定する。

Claims (13)

  1. 外科手術アクセスポートであって、
    長手方向の軸を規定し、近位端部と遠位端部とを有するアクセス部材であって、該アクセス部材は、外科手術用物体の通過のために適合された長手方向の開口部を規定する内部壁を有する、アクセス部材と、
    該アクセス部材と機械的協調して配置される物体シールであって、該物体シールは、該物体シールを通して挿入される外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、
    該物体シールの近位に、該アクセス部材に据え付けられたセンタリング機構と
    を備え、該センタリング機構は、
    該長手方向の開口部内で、少なくともほぼ長手方向に延び、近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを規定する少なくとも1つのセンタリング要素であって、該少なくとも1つのセンタリング要素は、通常、該外科手術用物体を該長手方向の軸とほぼ整列状態に付勢するように、該長手方向の開口部を通る該物体の通過の間に該外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定される、少なくとも1つのセンタリング要素と、
    該少なくとも1つのセンタリング要素の該遠位長手方向の端部セグメントに据え付けられたロッキング部材であって、該ロッキング部材は、該外科手術用物体が該長手方向の軸とほぼ整列しているときに、該長手方向の軸に対する長手方向の動きのために適合され、該ロッキング部材は、該長手方向の軸に対する、該外科手術用物体の非対称の操作の際に、該アクセス部材の該内部壁を係合して、実質的に該センタリング機構をロックし、該少なくとも1つのセンタリング要素の付勢の下で、該外科手術用物体が該長手方向の軸とのほぼ整列した関係に戻るまで、該外科手術用物体のさらなる非対称の操作を防止するように寸法設定される、ロッキング部材と
    を備えている、外科手術アクセスポート。
  2. 複数のセンタリング要素を含み、各センタリング要素は、環状のロッキングリングに据え付けられた近位長手方向の端部セグメントと遠位長手方向の端部セグメントとを有する、請求項1に記載のアクセスポート。
  3. 前記センタリング要素の前記近位長手方向の端部は、前記アクセス部材に固定される、請求項2に記載のアクセスポート。
  4. 前記センタリング要素は、前記長手方向の軸の周りに同軸状に配列される、請求項3に記載のアクセスポート。
  5. 前記センタリング要素は、それぞれ、前記近位端部セグメントと前記遠位端部セグメントとの間に中間弓状セグメントを有するように寸法設定され、該弓状セグメントは、実質的に湾曲した構成を規定する、請求項4に記載のアクセスポート。
  6. 前記ロッキング部材は、実質的に環状である、請求項2に記載のアクセスポート。
  7. 前記ロッキング部材は、前記外科手術用物体の非対称操作の際に、前記内部壁を係合するように寸法設定され、前記センタリング要素の付勢の下で、該外科手術用物体が前記長手方向の軸とほぼ整列した関係に戻るまで、さらなる長手方向の動きを実質的に防止する、請求項6に記載のアクセスポート。
  8. 前記物体シールは、実質的に円錐形のセグメントを規定する、請求項4に記載のアクセスポート。
  9. 外科手術カニューレアセンブリであって、該外科手術カニューレアセンブリは、
    内部チャンバを規定する内部壁を含むカニューレハウジングと、
    該カニューレハウジングから延びるカニューレ部材であって、該カニューレ部材は、長手方向の軸を規定し、外科手術用物体の受容および通過のための、該カニューレハウジングの該内部チャンバと整列した長手方向の開口部を有し、該カニューレ部材は近位端部と遠位端部とを規定する、カニューレ部材と、
    該カニューレハウジングに据え付けられ、中心軸を規定する複数のセンタリング要素であって、該センタリング要素は、近位の長手方向の端部セグメントと遠位の長手方向の端部セグメントとを含み、該内部チャンバ内に少なくとも部分的に配置され、該長手方向の開口部を通る該物体の通過の間は、該外科手術用物体を係合するように配置され、寸法設定され、該外科手術用物体によって及ぼされる外向きの力に応答して、初期位置から半径方向外側の位置まで、該長手方向の軸に対する半径方向外向きのたわみ性の動きが可能であり、該センタリング要素は、該中心軸に対してほぼ整列した位置に向けて該外科手術用物体を付勢するために、通常、該初期位置に向けて付勢される、複数のセンタリング要素と、
    該外科手術用物体の周りに実質的に流体密封のシールを作成するように構成されている、物体シールと、
    該センタリング要素に据え付けられた実質的に環状のロッキング部材であって、該環状のロッキング部材は、該外科手術用物体の非対称の操作の際に該内部壁を係合するように寸法設定され、該外科手術用物体が、該センタリング要素の付勢の下で該中心軸に対してほぼ整列した関係に戻るまで、該外科手術用物体のさらなる操作を実質的に最小化する、実質的に環状のロッキング部材と
    を備えている、外科手術カニューレアセンブリ。
  10. 前記外科手術用物体が前記センタリング要素の前記中心軸とほぼ長手方向に整列しているとき、前記ロッキング部材が、前記長手方向の軸に対して長手方向に動くように適合されている、請求項9に記載の外科手術カニューレアセンブリ。
  11. 前記ロッキング部材は、前記外科手術用物体の非対称操作の際に、前記カニューレハウジングの前記内部壁を係合するように適合され、前記センタリング要素の付勢の下で、該外科手術用物体が前記中心軸とほぼ整列した関係に戻るまで、さらなる長手方向の動きを実質的に防止される、請求項10に記載の外科手術カニューレアセンブリ。
  12. 前記センタリング要素の前記中心軸は、前記カニューレ部材の前記長手方向の軸とほぼ整列している、請求項11に記載の外科手術カニューレアセンブリ。
  13. 前記物体シールは、前記センタリング要素の遠位に配置される、請求項9に記載の外科手術カニューレアセンブリ。
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