JP4939073B2 - 保持性能を高めた外科用入り口 - Google Patents

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Description

(背景)
(1.開示の分野)
本開示は、一般に、腹腔鏡外科手順および内視鏡外科手順を行うための外科用器具に関し、より具体的には、高圧環境(highly pressurized environment)において使用する間の入り口のずれ(slippage)、およびこの入り口が後方に押しやられることに耐えるための新規な保持機構を組み込む外科用入り口に関する。
(2.関連技術の説明)
腹腔鏡手術手技および内視鏡手術手技において、患者の身体に挿入して手術部位を見ることを可能にするための、またはその手術手技を行うにあたって使用される器具を挿入するための、外科用入り口の通路(access)を提供するために、小さな切開または穿刺が患者の身体に作られる。外科用入り口は、外側カニューレ、およびこの外側カニューレの中に配置される栓塞子を組み込むトロカールカニューレアセンブリの形態で存在し得る。この栓塞子は、鋭くなった先端または先端具を備え、これは、その手術部位への経路を作るために使用される。次いで、この栓塞子は外され、その手術部位への通路を維持するために、カニューレが適所に残される。数個の切開が、手術目標物(surgical objective)への多くの通路ポートを提供するために作られ得、そして一旦そのカニューレが適所に配置されると、種々の外科用器具(例えば、ハサミ、解剖器具、開創器など)が、手術を行うために外科医によって挿入され得る。代表的には、観察器械(scope)が、その領域を直接見るために使用されるか、または小型カメラが、手術室においてその手術部位をビデオモニターで表示するために使用される。
その切開内にカニューレを維持するために、種々の機構(例えば、ねじ山つきカニューレ、外部スリーブ、拡張可能部材、バルーンなど)を提供することは公知であった。これらの機構は、その切開の周りの組織と係合して、そのカニューレの望ましくない移動を防止する。しかし、このような公知の機構は、一般に、本質的に複雑である。さらに、これらの機構は、しばしば、その周りの組織に対して潜在的に侵襲性であり、それにより、望ましくない組織断裂の可能性を増し、この組織断裂は、その結果として、患者の外傷および回復時間を増大させる。
周りの組織に対して潜在的に侵襲性であり、それにより望ましくない組織断裂の可能性が増していた、という従来の機構の欠点を克服することが、本発明の課題である。
従って、本開示は、外科用入り口の分野におけるさらなる改良に関する。1つの好ましい実施形態において、外科用物体を組織内に導入することを可能にするための外科用入り口装置は、入り口部材を備え、この入り口部材は、長手方向軸を規定し、先導端部および後続端部を有する。この入り口部材は、外科用物体を受容するための寸法にされた長手方向開口部を規定する外側壁を備える。少なくとも1つの突出部が、その入り口部材の外側壁に配置され、その長手方向軸に対して少なくとも半径方向に延びる。この少なくとも1つの突出部は、その入り口部材の組織内での動きに耐えるように、組織と係合する(engage)ような寸法および構成にされている。この少なくとも1つの突出部は、この突出部に隣接する組織部分を受容するような寸法にされた凹部を規定する。好ましくは、複数の突出部が、この入り口部材の外壁の周りに、間隔を空けて配置される。この突出部のうちの少なくとも2つは、その長手方向軸に対して周縁方向に(circumferentially)間隔を空けて配置されているか、そして/またはこの突出部のうちの少なくとも2つは、その長手方向軸に対して長手方向に間隔を空けて配置されている。
この少なくとも1つの突出部は、先導表面および後続表面を規定する。この先導表面は、挿入方向に対応する第1の方向に、この入り口部材が通過することを可能にするような寸法にされている。この後続表面は、取り出し方向(removal direction)に対応する第2の方向に、この入り口部材が動く際に組織と係合する寸法にされており、それによって、この第2の方向におけるこの入り口部材の動きに耐え、かつこの入り口部材を組織内で保持することを容易にする。この少なくとも1つの突出部は、この後続表面に隣接する開口部を規定し、かつこの開いた内部空洞と連通した状態にある。この少なくとも1つの突出部は、概してアーチ形の断面および概してv字形の断面のうちの一方を規定する。この少なくとも1つの突出部は、好ましくは、この先導表面に隣接する頂端で終わる。
この少なくとも1つの突出部の先導表面は、この通路部材の長手方向軸に対して先導角(leading angle)をなして配置される一方で、この少なくとも1つの突出部の後続表面は、この長手方向軸に対して後続角(trailing angle)をなして配置される。この後続表面の後続角は、この先導表面の先導角より大きい。この少なくとも1つの突出部の先導角は、長手方向軸に対して約5°〜約45°の範囲の角度で斜めに配置される。この後続表面の後続角は、30°〜約90°の範囲である。
この入り口部材は、カニューレであり得、このカニューレは、長手方向開口部を有し、外科用器具を受容するように適合されている。あるいは、この入り口部材は、長手方向開口部を通じて、外科医の手または腕を受容するように適合されている。
別の好ましい実施形態において、外科用カニューレアセンブリは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを備える。このカニューレスリーブは、長手方向軸を規定し、そして近位端部および遠位端部を有する。このカニューレスリーブは、外壁を有し、この外壁は、外科用器具を受容して、この外科用器具を用いた手術作業(surgical task)を行うことを可能にするように適合された、貫通する長手方向開口部を規定する。複数の固定突出部(anchoring projection)が、このカニューレスリーブの外壁の周りに間隔を空けて配置されている。この固定突出部のうちの少なくとも1つは、内部空洞を規定し、そしてこの内部空洞と連通状態にある開口部を有し、この内部空洞は、この内部空洞中を組織が通過することを可能にしかつこの組織を内部空洞内に捕捉することを可能にするように適合されており、それにより、この少なくとも1つの固定突出部の固定および組織に対するこのカニューレスリーブの保持を容易にする。好ましくは、この固定突出部の各々は、内部空洞、およびこの内部空洞と連通状態にある開口部を規定する。この固定突出部は、遠位先導表面および近位後続表面を各々規定する。この先導表面は、その長手方向軸に対して斜めに配置され、そして挿入方向に対応する第1の方向に、このカニューレスリーブが通過することを可能にするような寸法にされている。この後続表面は、取り出し方向に対応する第2の方向に、このカニューレスリーブが動く際に組織と係合するような寸法にされており、それによって、この第2の方向におけるカニューレスリーブの動きに耐え、組織におけるこのカニューレスリーブの保持を容易にする。この各固定突出部の後続表面は、この内部空洞と連通状態にある開口部を規定する。この少なくとも1つの固定突出部は、アーチ形断面および概してv字形断面のうちの一方を規定する。この固定突出部の少なくとも2つは、このカニューレスリーブの周りに長手方向に間隔を空けて配置されている。
また、本発明は、以下を提供する:
(項目1)
組織内に外科用物体の導入を可能にするための手術用入り口装置であって、該装置は、以下:
長手方向軸を規定し、先導端部および後続端部を有する入り口部材であって、該入り口部材は、外科用物体を受容するための寸法にされた長手方向開口部を規定する外側壁を備える、入り口部材;および
該入り口部材の外側壁に配置され、該長手方向軸に対して少なくとも半径方向に延びる、少なくとも1つの突出部であって、該少なくとも1つの突出部は、該入り口部材の組織内での動きに耐えるように、組織と係合するような寸法および構成にされており、該少なくとも1つの突出部は、該突出部に隣接する組織部分を受容するような寸法にされた凹部を規定する、少なくとも1つの突出部、
を備える、装置。
(項目2)
項目1に記載の手術用入り口装置であって、該装置は、前記入り口部材の外壁の周りに、間隔を空けて配置されている複数の突出部を備える、装置。
(項目3)
項目2に記載の手術用入り口装置であって、前記突出部のうちの少なくとも2つは、前記長手方向軸に対して周縁方向に間隔を空けて配置されている、装置。
(項目4)
項目2に記載の手術用入り口装置であって、前記突出部のうちの少なくとも2つは、前記長手方向軸に対して長手方向に間隔を空けて配置されている、装置。
(項目5)
項目1に記載の手術用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部は、先導表面(leading surface)および後続表面(trailing surface)を規定し、該先導表面は、挿入方向に対応する第1の方向に、前記入り口部材が通過することを可能にするような寸法にされており、該後続表面は、取り出し方向(removal direction)に対応する第2の方向に、該入り口部材が動く際に組織と係合する寸法にされており、それによって、該第2の方向における該入り口部材の動きに耐え、かつ該入り口部材を組織中で保持することを容易にする、装置。
(項目6)
項目5に記載の手術用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部は、前記後続表面に隣接しかつ前記凹部と連通する開口部を規定する、装置。
(項目7)
項目6に記載の手術用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部は、概してアーチ形の断面および概してv字形の断面のうちの一方を規定する、装置。
(項目8)
項目7に記載の手術用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部は、前記先導表面に隣接する頂端で終わる、装置。
(項目9)
項目6に記載の外科用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部の先導表面は、前記入り口部材の長手方向軸に対して先導角(leading angle)をなして配置され、該少なくとも1つの突出部の後続表面は、該長手方向軸に対して後続角(trailing angle)をなして配置され、該後続表面の後続角は、該先導表面の先導角より大きい、装置。
(項目10)
項目9に記載の外科用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部の先導角は、約5°〜約45°の範囲の角度である、装置。
(項目11)
項目10に記載の外科用入り口装置であって、前記後続表面の後続角は、約30°〜約90°の範囲である、装置。
(項目12)
項目1に記載の外科用入り口装置であって、前記入り口部材は、カニューレであり、該カニューレは、前記長手方向開口部を有し、外科用器具を受容するように適合されている、装置。
(項目13)
項目1に記載の外科用入り口装置であって、前記入り口部材は、前記長手方向開口部を通じて、外科医の手または腕を受容するように適合されている、装置。
(項目14)
外科用カニューレアセンブリであって、以下:
カニューレハウジング;
該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブであって、該カニューレスリーブは、長手方向軸を規定し、そして近位端部および遠位端部を有し、該カニューレスリーブは、外壁を有し、該外壁は、外科用器具を受容して、該外科用器具を用いた手術作業を行うことを可能にするように適合された、貫通する長手方向開口部を規定する、カニューレスリーブ;ならびに
該カニューレスリーブの外壁の周りに間隔を空けて配置されている複数の固定突出部であって、該固定突出部のうちの少なくとも1つは、内部空洞を規定し、そして該内部空洞と連通状態にある開口部を有し、該内部空洞は、該内部空洞中を組織が通過することを可能にしかつ該組織を該内部空洞内に捕捉することを可能にするように適合されており、それにより、該少なくとも1つの固定突出部の固定および該組織に対する該カニューレスリーブの保持を容易にする、固定突出部、
を備える、外科用カニューレアセンブリ。
(項目15)
項目14に記載の外科用カニューレアセンブリであって、前記固定突出部の各々は、内部空洞、および該内部空洞と連通状態にある開口部を規定する、外科用カニューレアセンブリ。
(項目16)
項目15に記載の外科用カニューレアセンブリであって、前記固定突出部は、遠位先導表面および近位後続表面を各々規定し、該先導表面は、前記長手方向軸に対して斜めに配置され、そして挿入方向に対応する第1の方向に、該カニューレスリーブが通過することを可能にするような寸法にされており、該後続表面は、取り出し方向に対応する第2の方向に、該カニューレスリーブが動く際に組織と係合するような寸法にされており、それによって、該第2の方向における該カニューレスリーブの動きに耐え、該組織における該カニューレスリーブの保持を容易にする、外科用カニューレアセンブリ。
(項目17)
項目16に記載の外科用カニューレアセンブリであって、各固定突出部の前記後続表面は、前記内部空洞と連通状態にある前記開口部を規定する、外科用カニューレアセンブリ。
(項目18)
項目17に記載の外科用カニューレアセンブリであって、前記少なくとも1つの突出部は、アーチ形断面および概してv字形断面のうちの一方を規定する、外科用カニューレアセンブリ。
(項目19)
項目18に記載の外科用カニューレアセンブリであって、前記固定突出部の少なくとも2つは、前記カニューレスリーブの周りに長手方向に間隔を空けて配置されている、外科用カニューレアセンブリ。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本開示の装置の好ましい実施形態は、ここで図面を参照して詳細に記載される。図面において、類似の参照番号は、いくつかの図面全体にわたって、類似のまたは同様の要素を同一視する。本明細書で使用される場合、用語「遠位」とは、ユーザーから遠い部分に言及する一方で、用語「近位」とは、ユーザーへ近い方の部分に言及する。
本開示の外科用入り口は、深層にある身体空洞への通路を提供して、手術手技を行うための、外科用物体および/または器具を導入することを可能にする。器具の例としては、留め具適用器(clip applier)、把持具(grasper)、解剖器具、開創器、ステープラー、レーザープローブ、写真用デバイス、内視鏡および腹腔鏡、チューブなどが挙げられる。このような器具は、「機器または器具」として本明細書でまとめて言及される。
この外科用入り口は、前述の器具の導入を可能にするために適合されたトロカールまたはカニューレの形態で存在し得る。あるいは、この外科用入り口は、手で補助した腹腔鏡手術手技の間に外科医の腕または手を受容するために使用されるハンド通路装置(hand access apparatus)であり得る。
ここで図面を参照すると、同様の参照番号は、いくつかの図面全体を通して同一または実質的に類似の部分を同一視する。図1〜3は、本開示の好ましい実施形態に従う外科用入り口を例示する。外科用入り口は、身体空洞に到達する意図された目的に適したトロカールまたはカニューレであり得、この入り口を通して器具を導入することを可能にする通路を規定する。外科用入り口またはカニューレアセンブリ100は、腹腔鏡外科手術における使用に特に適合している。この手術においては、腹腔に、適切なガス(例えば、CO)を吹き込んで、腹腔内の内部器官から窩壁が持ち上げられる。カニューレアセンブリ100は、代表的には、栓塞子アセンブリ(示さず)とともに使用され、この栓塞子アセンブリは、鈍角にされた機器であってもよいし、刃が付いていない機器であってもよいし、先端が鋭くなった器具であってもよく、これらの機器は、カニューレ100の経路内に配置可能である。この栓塞子アセンブリは、腹壁を穿通するかまたは腹壁を通してカニューレアセンブリ100を導入するために利用され、その後、カニューレアセンブリ100から取り出されて、外科用器具(その経路を通してその手技を行うために利用される)の導入が可能にされる。
カニューレアセンブリ100は、カニューレスリーブ102、およびスリーブ102の端部に取り付けられたカニューレハウジング104を備える。カニューレスリーブ102は、長手方向軸「x」を規定し、この長手方向軸は、スリーブ102の縦方向に沿って延びる。カニューレスリーブ102は、内部長手方向経路108を規定する外壁106を備える。長手方向経路108は、外科用器具の通過を可能にするような寸法にされている。カニューレスリーブ102は、ステンレス鋼または他の剛性材料(例えば、ポリマー材料など)から形成され得る。カニューレスリーブ102は、透明であってもよいし、不透明であってもよい。カニューレスリーブ102の直径は変動し得るが、代表的には、約4.5〜約15mmの範囲である。
カニューレスリーブ102は、複数の固定突出部110を備え、これらの突出部は、外壁106の周りに間隔を空けて配置されている。1つの好ましい実施形態において、少なくとも2つの長軸方向に間隔を空けられている、固定突出部110の列112が提供される。各列112は、少なくとも2つ、3つ、4つまたはそれ以上の固定突出部110を半径方向に組み込んでおり、好ましくは、所定の角度の間隔で、外壁106の周りに等間隔に間隔を空けて配置されている。例えば、各列112において2つの固定突出部110を有する実施形態において、この固定突出部112は、約180°の角度だけ分離され得る。各列112において3つまたは4つの固定突出部110を有する実施形態では、この固定突出部110は、それぞれ、約120°の角度で、および約90°の角度で、分離され得る。
固定突出部110は、実質的に平坦な先導表面すなわち遠位表面114、および後続表面すなわち近位表面116を各々規定する。先導表面114は、好ましくは、所定の角度「θ」で交差縁または交線118に沿って互いに交差し(図3)、その角度「θ」は、約30°〜約90°の範囲である。先導表面114の交線118は、長手方向軸「x」に対して比較的小さい先導する鋭角「α」で配置されて(図2)、概してv字形の断面を規定する。角度「α」は、約5°〜約45°の範囲であり得、好ましくは、約5°〜約30°の範囲であり得る。先導表面114はまた、遠位方向または先導方向に内側に向かってテーパー付けされて、頂端120で接する。先導表面114の前述の構成は、固定突出部110に対して狭いまたは縮小された輪郭を提供する。この縮小された輪郭は、組織に対してスリーブ102および固定突出部110を進めることを容易にする。図4に示される代替の配置において、先導表面114は、連続したアーチ形または凸状の配置を規定し得る。この配置は、内側に向かってテーパー付けされて、頂端を規定する。図4のこの実施形態において、固定突出部110は、アーチ形の断面を規定する。
後続表面116は、遠位方向において互いに内側に向かってテーパー付けされて、交線118に沿って交差する。後続表面116は、長手方向軸「x」に対して鋭角の後続角「β」で配置される。角度「β」は、30°〜約90°の範囲であり得、組織をしっかりと係合し、この組織に対するスリーブ102の後方への押し出しまたは「後退」に耐えるように配置される。後続表面116の後続角「β」は、好ましくは、先導表面114の先導角「α」より大きい。
図2および5において最もよく示されるように、固定突出部110は、開いた内部ポケット、凹部または空洞122をさらに規定し、この開いた内部ポケット、凹部または空洞122は、スリーブ102の外部と、後続表面116間に規定された開口部124を通じて連通状態にある。内部空洞122は、組織部分「tp」を捕捉することが意図され、この組織部分「tp」は、この組織内に配置される場合、スリーブ102の固定突出部110によって置換され(displace)得る(図5)。内部空洞122内の組織の受容は、この組織に対してスリーブ102が出てくるのを防止するように働く。さらに、固定突出部110の後続表面116と、内部空洞122内の組織の受容とによって示される組織係合性能の組み合わせは、組織に対するスリーブ102のずれを防止するための手段を提供する。
再度、図1を参照すると、カニューレアセンブリ100は、バルブまたはシールアセンブリ200を有し得ることが予測される。これらのバルブまたはシールアセンブリ200は、ハウジング104に取り付け可能であり得るか、またはハウジング104に組み込まれ得る。バルブアセンブリ200は、少なくとも1つのバルブまたはシール要素を備え得、これらの要素は、挿入された物体の周りにシールを形成して、カニューレアセンブリ100を通じて吹き込みガスが放出されてしまうことを防止するように適合されている。バルブまたはシールアセンブリ200はまた、その物体の非存在下で装置の軸方向の開口部を閉鎖するために、ゼロクロージャー(zero−closure)バルブ(例えば、フラッパーバルブまたはダックビルバルブ)を備え得る。この目的に適した1つのバルブアセンブリは、同一人に譲渡された米国特許第5,603,702号(Smithら)(この内容は、本明細書に参考として援用される)に開示される。この’702特許に開示される特定の実施形態において、バルブアセンブリは、カニューレアセンブリのハウジングに、着脱可能な接続など(差し込みカップリング、摩擦ばめ、ねじでの接続または当該分野で公知の任意の他の適切な接続が挙げられる)を介して取り付けるために適合されていてもよい。
カニューレアセンブリ100の操作が、ここで議論される。腹腔鏡手術において、腹腔に、窩壁を持ち上げるように気体が吹き込まれて、内部の組織および器官へのより大きな通路が提供される。カニューレアセンブリ100内にトロカールが配置され得、遠位穿刺先端を組織に延ばすように進められ得る。このトロカールは、当該分野で従来のように、腹壁を穿刺するために使用される。このトロカールは、次いで、望ましい場合には、取り外され得る。図6に示される組織「t」内にカニューレスリーブ102を挿入する際、固定突出部110に隣接する組織部分「tp」は、固定突出部110の内部空洞122内に捕捉される(再び図5を参照のこと)。この特徴は、固定突出部110の後続表面116と組織との係合とともに、カニューレスリーブ102を固定し、気体が吹き込まれた身体空洞の高圧環境においてすら、カニューレスリーブ102の後方に押しやられることを防止する。カニューレスリーブ102は、固定突出部110の最も遠位の列112が、腹壁の内層「l」と係合するように配置され得ることが注意される。その後、外科用器具「i」のような物体は、望ましい手術を行うための装置内に導入される。さらなる実施形態において、この外科用入り口は、身体の空洞に挿入される外科医の手を受容するようなサイズにされる。
(摘要)
外科用物体を組織内に導入することを可能にするための外科用入り口装置は、入り口部材を備え、この入り口部材は、長手方向軸を規定し、先導端部および後続端部を有する。この入り口部材は、外側壁を備え、この外側壁は、外科用物体の受容のための寸法にされた長手方向開口部を規定する。少なくとも1つの突出部は、入り口部材の外側壁に配置され、長手方向軸に対して少なくとも半径方向に延びる。この少なくとも1つの突出部は、入り口部材の組織内での動きに耐えるように組織と係合するための寸法にされ、構成されている。この少なくとも1つの突出部は、この突出部に隣接する組織部分を受容するような寸法にされた凹部を規定する。好ましくは、複数の突出部は、入り口部材の外側壁の周りに間隔を空けて配置されている。この突出部のうちの少なくとも2つは、長手方向軸に対して周縁方向に間隔を空けて配置されているか、そして/またはこの突出部の少なくとも2つは、長手方向軸に対して長手方向に間隔を空けて配置されている。
種々の改変は、本明細書に開示される実施形態に対して行われ得ることが理解される。従って、上記の説明は、限定として解釈されるべきでなく、好ましい実施形態の例示として解釈されるに過ぎない。当業者は、添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨の範囲内で他の改変を想定する。
本開示の好ましい実施形態は、図面を参照することによってよりよく理解される。
図1は、本開示の原理に従う、カニューレの形態にある外科用入り口の斜視図である。 図2は、図1の実施形態に従うカニューレの正面図であり、このカニューレを組織部位内に固定するための固定突出部を例示する。 図3は、図2の線3−3に沿って切り取った断面図であり、図1〜2の実施形態に従うこの固定突出部をさらに例示する。 図4は、図3の図に類似した図であり、その固定突出部の代替実施形態を例示する。 図5は、図1〜3の実施形態に従うカニューレの部分側面断面図であり、その組織内に配置されたカニューレを図示する。 図6は、図1〜3および5の実施形態に従うカニューレ内への外科用器具の導入を例示する図である。

Claims (11)

  1. 組織内に外科用物体の導入を可能にするための手術用入り口装置であって、該装置は、以下:
    長手方向軸を規定し、先導端部および後続端部を有する入り口部材であって、該入り口部材は、外科用物体を受容するための寸法にされた長手方向開口部を規定する外側壁を備える、入り口部材;および
    該入り口部材の外側壁に配置され、該長手方向軸に対して少なくとも半径方向に延びる、少なくとも1つの突出部であって、該少なくとも1つの突出部は、該入り口部材の組織内での動きに耐えるように、組織と係合するような寸法および構成にされており、該少なくとも1つの突出部は、該突出部に隣接する組織部分を受容するような寸法にされた凹部を規定する、少なくとも1つの突出部、を備え
    該少なくとも1つの突出部は、先導表面(leading surface)および後続表面(trailing surface)を規定し、該先導表面は、挿入方向に対応する第1の方向に、該入り口部材が通過することを可能にするような寸法にされており、該後続表面は、取り出し方向(removal direction)に対応する第2の方向に、該入り口部材が動く際に組織と係合する寸法にされており、それによって、該第2の方向における該入り口部材の動きに耐え、かつ該入り口部材を組織中で保持することを容易にし、
    該少なくとも1つの突出部は、該後続表面に隣接しかつ該凹部と連通する開口部を規定し、
    該少なくとも1つの突出部は、概してアーチ形の断面および概してv字形の断面のうちの一方を規定し、そして
    該少なくとも1つの突出部は、該先導表面に隣接する頂端で終わる、装置。
  2. 請求項1に記載の手術用入り口装置であって、該装置は、前記入り口部材の外壁の周りに、間隔を空けて配置されている複数の突出部を備える、装置。
  3. 請求項2に記載の手術用入り口装置であって、前記突出部のうちの少なくとも2つは、前記長手方向軸に対して周縁方向に間隔を空けて配置されている、装置。
  4. 請求項2に記載の手術用入り口装置であって、前記突出部のうちの少なくとも2つは、前記長手方向軸に対して長手方向に間隔を空けて配置されている、装置。
  5. 請求項に記載の外科用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部の先導表面は、前記入り口部材の長手方向軸に対して先導角(leading angle)をなして配置され、該少なくとも1つの突出部の後続表面は、該長手方向軸に対して後続角(trailing angle)をなして配置され、該後続表面の後続角は、該先導表面の先導角より大きい、装置。
  6. 請求項に記載の外科用入り口装置であって、前記少なくとも1つの突出部の先導角は、約5°〜約45°の範囲の角度である、装置。
  7. 請求項に記載の外科用入り口装置であって、前記後続表面の後続角は、約30°〜約90°の範囲である、装置。
  8. 請求項1に記載の外科用入り口装置であって、前記入り口部材は、カニューレであり、該カニューレは、前記長手方向開口部を有し、外科用器具を受容するように適合されている、装置。
  9. 請求項1に記載の外科用入り口装置であって、前記入り口部材は、前記長手方向開口部を通じて、外科医の手または腕を受容するように適合されている、装置。
  10. 外科用カニューレアセンブリであって、以下:
    カニューレハウジング;
    該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブであって、該カニューレスリーブは、長手方向軸を規定し、そして近位端部および遠位端部を有し、該カニューレスリーブは、外壁を有し、該外壁は、外科用器具を受容して、該外科用器具を用いた手術作業を行うことを可能にするように適合された、貫通する長手方向開口部を規定する、カニューレスリーブ;ならびに
    該カニューレスリーブの外壁の周りに間隔を空けて配置されている複数の固定突出部であって、該固定突出部のうちの少なくとも1つは、内部空洞を規定し、そして該内部空洞と連通状態にある開口部を有し、該内部空洞は、該内部空洞中を組織が通過することを可能にしかつ該組織を該内部空洞内に捕捉することを可能にするように適合されており、それにより、該少なくとも1つの固定突出部の固定および該組織に対する該カニューレスリーブの保持を容易にする、固定突出部、を備え
    該固定突出部の各々は、内部空洞、および該内部空洞と連通状態にある開口部を規定し、
    該固定突出部は、遠位先導表面および近位後続表面を各々規定し、該先導表面は、該長手方向軸に対して斜めに配置され、そして挿入方向に対応する第1の方向に、該カニューレスリーブが通過することを可能にするような寸法にされており、該後続表面は、取り出し方向に対応する第2の方向に、該カニューレスリーブが動く際に組織と係合するような寸法にされており、それによって、該第2の方向における該カニューレスリーブの動きに耐え、該組織における該カニューレスリーブの保持を容易にし、
    各固定突出部の該後続表面は、該内部空洞と連通状態にある該開口部を規定し、
    該少なくとも1つの突出部は、アーチ形断面および概してv字形断面のうちの一方を規定する、外科用カニューレアセンブリ。
  11. 請求項10に記載の外科用カニューレアセンブリであって、前記固定突出部の少なくとも2つは、前記カニューレスリーブの周りに長手方向に間隔を空けて配置されている、外科用カニューレアセンブリ。
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