JP2010207410A - 遊技機取付け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機を島に簡単に取付け取外しができるようにする。
【解決手段】遊技機取付け具40は、職人によって、操作レバー65が一方向へ回転させられると挟持爪72と取付け部材41とで遊技機の枠体の上部片31aを上下方向から挟持し、他方向へ回転させられると挟持を解除するようになっている。このため、操作レバー65の単なる回転操作によって、遊技機の上部片31aを島の上梁に簡単にかつ速やかに取付け取外しをすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコホールやパチスロホールにおいて、パチンコ台やパチスロ台等の遊技機を複数台一まとめにしてブロック化する島に対して、遊技機を簡単に取付け取外しができるようにした遊技機取付け具に関する。
パチンコホールやパチスロホールは、島を複数箇所、配置して形成されている。このような島は、ホールの新装開店時には新たに遊技機が設置されたり、改装時には古い遊技機が新しい遊技機と交換されたりしている。島は一般に木製や金属製の枠によって形成され、遊技機は、枠に対して大半は直接、釘,木ねじで固定され、一部、遊技機取付け具によって固定されることもある。
遊技機取付け具として特許文献1に記載のものがある。この取付け具によって、遊技機の枠体の上部を島の上梁に取付けるには、枠体の上部に取付けられた調整部材と、上梁に取付けられたアングル部材に横方向に位置調整可能に設けられた調整ねじ保持部材とを、調整ねじ保持部材に保持された調整ねじで連結して、調整ねじを回転させることによって、上梁に対する枠体の上部の取付け位置を調整する必要がある。また、遊技機の枠体の下部を島の下梁に取付けるには、下梁に取付けられた調節ねじ保持部材に保持された固定ねじで枠体の下部を下梁に押し付けて取付けるようになっている。
実用新案登録第3130005号公報
ところで、遊技機は、ホールの新装開店時や改装時における取付け取外しを、ホールの使用効率を高めるため、短時間の内に、速やかに行う必要がある。しかし、従来の遊技機取付け具は、調整部材を遊技機の枠体の上部に取付ける必要があった。また、固定ねじを回転させて枠体の下部を下梁に押し付ける必要があった。このため、従来の遊技機取付け具は、遊技機を島に取付けるのに時間を要して、ホールの使用効率を向上させることが困難であった。
本発明は、遊技機を島に簡単に取付け取外しができる遊技機取付け具を提供することにある。
請求項1に係る遊技機取付け具は、
ホールの島を形成する上梁に取付けられた状態で、遊技機の枠体の上部を着脱可能に挟持して、前記遊技機を前記上梁に取付けるようになっており、
前記上梁の下面に取付けられる取付け部材と、
前記取付け部材に上下方向に位置調節可能に設けられた本体と、
前記本体に上下方向に回転自在に設けられた操作レバーと、
前記操作レバーに連結リンクを介して連結されて、前記操作レバーの一方向への回転によって前記取付け部材とで前記遊技機の枠体の上部を上下方向から挟持し、他方向への回転によって前記挟持を解除する挟持爪と、
前記取付け部材に対して前記本体を上下方向に位置調整する調整手段と,を備え、
前記調整手段は、前記本体と前記操作レバーと前記連結リンクと前記挟持爪とを一緒に上下方向に位置調整して、前記挟持片と前記取付け部材との上下間隔を調節し、
前記連結リンクは、前記操作レバーの回転によって、前記操作レバーとの屈曲方向を逆向きにさせられて、前記挟持爪に前記取付け部材とで前記枠体の上部を上下方向からの前記挟持と前記挟持の解除とをさせる、
ことを特徴としている。
請求項2に係る遊技機取付け具における、
前記調整手段は、
前記本体にねじ込まれて、前記取付け部材が取付けられた前記上梁の上面を押圧し、前記取付け部材に対する前記本体の上下方向の位置決めをする上下位置決めねじと、
前記取付け部材に前記本体を固定及び固定解除可能な固定手段と、を有している。
請求項3に係る遊技機取付け具における、
前記挟持爪は、前記操作レバーの回転操作によって、前記連結リンクと前記挟持爪との連結点と、前記操作レバーの回転中心との間を、前記連結リンクと前記操作レバーとの連結点が横切ることによって、前記挟持と前記挟持の解除とを行うようになっている。
請求項4に係る遊技機取付け具における、
前記上下位置決めねじは、先端に前記上梁の上面に食い込む爪を有している。
請求項5に係る遊技機取付け具は、
ホールの島を形成する下梁に取付けられて、前記下梁とで遊技機の枠体の下部を着脱可能に挟持し、前記遊技機を前記下梁に取付けるようになっており、
前記下梁に取付けられる本体と、
前記本体にねじ込まれて、前記下梁に対して前記遊技機の枠体の下部の前後方向の位置決めをする前後位置決めねじと、
前記本体に上下方向に回転自在に設けられた操作レバーと、
前記本体に回転自在に設けられて、前記本体が取付けられた前記下梁とで前記枠体の下部を上下方向から挟持する挟持レバーと、
前記操作レバーと前記挟持レバーとを連結する連結リンクと、を備え、
前記連結リンクは、前記操作レバーの回転によって、前記操作レバーとの屈曲方向を逆向きにさせられて、前記挟持レバーに前記本体が取付けられた前記下梁とで前記枠体の下部を上下方向からの前記挟持と前記挟持の解除とをさせる、
ことを特徴としている。
請求項6に係る遊技機取付け具における、
前記挟持レバーは、前記本体が取付けられた前記下梁とで前記枠体の下部を挟持する挟持力を調整する挟持力調整ねじを先端に有し、前記挟持力調整ねじを介して前記下梁とで前記枠体の下部を挟持するようになっている。
請求項7に係る遊技機取付け具における、
前記挟持レバーは、前記操作レバーの回転によって、前記連結リンクと前記挟持レバーとの連結点と、前記操作レバーの回転中心との間を、前記連結リンクと前記操作レバーとの連結点が横切ることによって、前記挟持と前記挟持の解除とを行うようになっている。
請求項8に係る遊技機取付け具における、
前記連結リンクは、前記操作レバーの回転中心から前記操作レバーの反対側に延びて屈曲した延長片と、前記挟持レバーの回転中心から前記挟持レバーの反対側に延びて屈曲した延長片とを連結し、
前記挟持レバーは、前記操作レバーの回転によって、前記連結リンクと前記挟持レバーの延長片との連結点と、前記操作レバーの回転中心との間を、前記連結リンクと前記操作レバーの延長片との連結点が横切ることによって、前記挟持と前記挟持の解除とを行うようになっている。
請求項9に係る遊技機取付け具における、
前記前後位置決めねじと、前記挟持力調整ねじは、先端に前記枠体の下部に食い込む爪を有している。
請求項1の発明における遊技機取付け具は、職人によって、操作レバーが一方向へ回転させられると挟持爪と取付け部材とで遊技機の枠体の上部を上下方向から挟持し、他方向へ回転させられると挟持を解除するようになっているので、操作レバーの単なる回転操作によって、遊技機の上部を島の上梁に簡単にかつ速やかに取付け取外しをすることができる。
また、請求項1の発明における遊技機取付け具は、調整手段によって、島の上梁に取付けられた取付け部材に対する本体の上下方向の位置を調整して、取付け部材と挟持爪との上下間隔を調節することができるので、枠体の上部における上下方向の厚みに合わせて、上下間隔の調節をすることができて、枠体の上部を島の上梁に確実に取付けることができる。
請求項2の発明における遊技機取付け具のように、本体にねじ込まれた上下位置決めねじを回転させて、取付け部材に対して本体と本体と一体の挟持爪との上下方向の位置を調整し、固定手段によって取付け部材に本体を固定できるようにすると、枠体の上部の上下方向の厚みに合わせて調整した、枠体の上部を島の上梁に取付けるときの取付け部材と挟持爪との上下方向の間隔を、確実に保持しておくことができる。
請求項3の発明における遊技機取付け具のように、操作レバーの回転操作によって、連結リンクと挟持爪との連結点と、操作レバーの回転中心との間を、連結リンクと操作レバーとの連結点が横切るようになっていると、挟持爪と取付け部材とで枠体の上部を上下方向から挟持した状態を、操作レバーを回転操作しない限り解除することができなくなり、挟持状態を確実に保持することができる。
請求項4に係る遊技機取付け具のように、上下位置決めねじの先端に爪を設けると、爪を上梁の上面に食い込ませて上下位置決めねじと取付け部材とで上梁を確実に挟持することができる。
請求項5の発明における遊技機取付け具は、職人によって、操作レバーを一方向へ回転操作されると、挟持レバーと本体に取付けられた下梁とで枠体の下部を上下方向から挟持し、他方向へ回転操作されると、挟持を解除するようになっているので、操作レバーを単なる回転操作によって、遊技機の下部を島の下梁に簡単にかつ速やかに取付け取外しをすることができる。
また、請求項5の発明における遊技機取付け具は、前後位置決めねじによって、遊技機の枠体の下部の前後方向の位置決めをできるので、島に対する遊技機の傾きの調整を簡単に行うことができる。しかも、遊技機の傾き調整を遊技機の下部の低い位置で行うことができて、傾き調整作業を容易に行うことができる。
請求項6の発明における遊技機取付け具のように、挟持レバーが、先端に、挟持力調整ねじを有していると、挟持レバーが、本体が取付けられた下梁とで、遊技機の枠体の下部を最適な挟持力で挟持することができて、枠体の下部を下梁に確実に取付けることができる。
請求項7の発明における遊技機取付け具のように、操作レバーの回転操作によって、連結リンクと挟持レバーとの連結点と、操作レバーの回転中心との間を、連結リンクと操作レバーとの連結点が横切るようになっていると、挟持レバーと下梁とで枠体の下部を上下方向から挟持した状態を、操作レバーを回転操作しない限り解除することができなくなり、挟持状態を確実に保持することができる。
請求項8の発明における遊技機取付け具のように、操作レバーの回転によって、連結リンクと前記挟持レバーの延長片との連結点と、操作レバーの回転中心との間を、連結リンクと操作レバーの延長片との連結点が横切るようになっていると、挟持レバーと下梁とで枠体の下部を上下方向から挟持した状態を、操作レバーを回転操作しない限り解除することができなくなり、挟持状態を確実に保持することができる。
請求項9に係る遊技機取付け具のように、前後位置決めねじと、挟持力調整ねじとの先端に爪を設けると、枠体の下部を確実に保持することができる。
遊技機が取付けられる島全体の斜視図である。 図2(A)は、図1の島の平面図である。図2(B)は、図1の島を左側から見た図である。 パチンコ台が取付けられた島とパチンコ台との断面図である。 本発明の実施形態の遊技機取付け具における上部取付け具の正面図であり、上部取付け具が島の上梁に取付けられて、パチンコ台の枠体の上部片を挟持している状態の図である。 図4の平面図である。 図4の右側面図である。 図4の左側面図である。 上部取付け具で枠体の上部片を上梁に取付け取外しをする動作説明用の図である。 取付け部材の下面と挟持爪の爪部との上下方向の間隔を調整する動作説明用の図である。 本発明の実施形態の遊技機取付け具における下部取付け具の正面図であり、下部取付け具が島の下梁に取付けられて、パチンコ台の枠体の下部片を挟持している状態の図である。 下部取付け具でパチンコ台の枠体の下部片を下梁に取付け取外しをする動作説明用の図である。 図11の平面図である。 図11の右側面図である。 図11の左側面図である。 挟持力調整ねじとパチンコ台の枠体の下部片との間隔を調整する動作説明用の図である。 図10乃至図15に示す下部取付け具とは、操作レバーの操作方向が異なる場合の下部取付け具の正面図である。
以下、本発明の実施形態の遊技機取付け具(以下単に「取付け具」という。)を図面に基づいて説明する。
(遊技機が取付けられる島)
まず、遊技機が取付けられる島の構造を説明する。
図1は、島全体を正面側右斜め上方から見た斜視図である。図2(A)は、図1の島の平面図である。図2(B)は、島の正面図である。図3は、島の上梁及び下梁に取り付けられた状態のパチンコ台を右側から見た図である。
なお、以下では、本発明に係る取付け具を、島に対してパチンコ台を取付ける場合を例に説明するが、本発明に係る取付け具は、パチンコ台の外に、パチスロ台、さらには正面から見て長方形状の他の遊技機を島に対して便宜に取り付けることができる。
図1に示す島1は、図2(B)に見えている表側(正面側)に14台、裏側(背面側)に14台、合計28台(台数は限定されない)のパチンコ台30が取付けられるようになっている。島1は、パチンコ球回収路Pを境にして左側と右側とで構造を異にしている。島1は、サイドフレーム11、連結フレームユニット12,13,14,15、パチンコ球回収樋(不図示)、パチンコ玉補給路17、下パネル18a,18b、上パネル19a,19b、サイドパネル20a,20b、上梁21及び下梁22等で構成されている。パチンコ台30は、サイドフレーム11、上梁21及び下梁22で囲まれた領域内に取付けられるようになっている。
(遊技機取付け具)
図3のパチンコ台30は、正面側(図3中の左側)から見て縦長の長方形状のパチンコ台本体(不図示)と、このパチンコ台本体の周囲を取り囲む額縁状の枠体31を有している。額縁状の枠体31は、上部に配置されて左右方向に延びる上部片31aと、下部に配置されて上部片31aと平行な下部片31bと、上下方向に延びて上部片31a及び下部片31bのそれぞれの左端を連結する左部片(不図示)と、上下方向に延びて上部片31a及び下部片31bのそれぞれの右端を連結する右部片31cとを有している。パチンコ台30は、木製の枠体31が、島1のサイドフレーム11、木製の上梁21及び下梁22で囲まれた領域内に収納されて、島1に取付けられるようになっている。枠体31の上部片31aは、上部取付け具(遊技機取付け具)40によって上梁21に取付けられ、枠体31の下部片31bは、下部取付け具(遊技機取付け具)140によって下梁22に取付けられるようになっている。
上部取付け具40は、左右方向に延びる上部片31aの左端近傍及び右端近傍にそれぞれ1つずつ、合計2つ設けられている。下部取付け具140も、同様に、左右方向に延びる下部片31bの左端近傍及び右端近傍にそれぞれ1つずつ、合計2つ設けられている。左右方向の位置については、左側の上部取付け具40と、左側の下部取付け具140とが略同じ位置(対応する位置)に配置され、同様に、右側の上部取付け具40と、右側の下部取付け具140とが略同じ位置(対応する位置)に配置されている。このように、パチンコ台30は、枠体31が、島1の上梁21及び下梁22に対して、2つの上部取付け具40と2つの下部取付け具140の合計4つの取付け具40,140によって位置決め固定されている。
(上部取付け具40)
図4は、本発明の実施形態の遊技機取付け具における上部取付け具40の正面図であり、上部取付け具40が島1の上梁21に取付けられて、パチンコ台30の枠体31の上部片31aを挟持している状態の図である。図5は図4の平面図である。図6は図4の右側面図である。図7は図4の左側面図である。ただし、図6,図7では、上梁21(島1)及び上部片31a(枠体31)の図示は省略している。図8は上部取付け具40で枠体31の上部片31aを上梁21に取付け取外しをする動作説明用の図である。図9は、取付け部材41の下面41aと挟持爪72の爪部74との上下方向の間隔を調整する動作説明用の図である。
上部取付け具40は、島1の上梁21に取付けられて、操作レバー65の回転操作によって、パチンコ台30の枠体31の上部片31aを挟持し、パチンコ台30を島1に着脱可能に取付けるようになっている。そして、操作レバー65の逆回転操作によって、挟持が解除されて、枠体31を島1から取外すことができるようになっている。
図4において、上部取付け具40は、取付け部材41、本体50、操作レバー65、連結リンク71、挟持爪72、調整機構69等で構成されている。
取付け部材41は、木製の上梁21の下面21aに木ねじ42で取付けられる1対の舌片43(図5)と、上梁21の側面21bに接触或いは対向する縦片44とでL字状に形成されている。
取付け部材41には、本体50が上下方向に位置調節可能に設けられている。本体50は、取付け部材41の縦片44に密着する縦片51と、縦片51の側面に直角に突設されて上下方向を向いた1対の操作レバー支持片52(図5,図6)と、縦片51の上部に操作レバー支持片52とは反対側に直角に屈曲して水平に延びて、取付け部材41に対向するねじ支持片53とで形成されている。また、縦片51には、後述する挟持爪72の上下動を案内する上下方向に延びた縦ガイド55(図5,図6)が形成されている。
取付け部材41の縦片44には、1対の舌片43に対応する位置にボルト45が突設されている。2本の各ボルト45は、本体50の縦片51に上下方向の向き(縦)に形成された2つの各縦長孔54(図6)を貫通して、先端部に締め付けナット46がねじ込まれている。
本体50のねじ支持片53には、上下位置決めねじ61がねじ込まれている。上下位置決めねじ61の上端には摘み62が一体に設けられている。上下位置決めねじ61の下端には、下向きのカップ状の押さえ片63が回転自在に設けられている。押さえ片63のカップ状の縁には、下方に向けて複数の三角爪64が突設されている。
以上の構成において、ボルト45と締め付けナット46は、取付け部材41に本体50を固定及び固定解除可能な固定手段としての固定機構47を構成している。この固定機構47と上下位置決めねじ61とで調整手段としての調整機構69を構成している。
本体50における1対の操作レバー支持片52の間には、操作レバー65の一端を支持する支持軸66と、操作レバー65の回転を規制する規制軸67とが渡して設けられている。操作レバー65は、上下位置決めねじ61から離れる方向に延びており、支持軸66を中心に上下方向に回転できるようになっている。また、操作レバー65は、規制軸67によって、不必要に下方へ回転しないように規制されている。
図4において、操作レバー65の中間部分には、連結リンク71の一端71aが連結軸68によって回転自在に連結されている。連結リンク71の他端71bは、挟持爪72の上部に連結ピン76を介して回転自在に連結されている。
挟持爪72は、垂直部73と爪部74とによってL字状に形成されている。垂直部73の上部は、連結リンク71の他端71bと連結ピン76によって連結されている。爪部74は、取付け部材41に平行に延びており、操作レバー65を回転させたとき、取付け部材41の下面41aとで、枠体31の上部片31aを挟持するようになっている。
次に、上部取付け具40を島1の上梁21に取付けた後、取付け部材41の下面41aと挟持爪72の爪部74との間隔を調整する手順を説明する。
取付け部材41に突設されているボルト45から締め付けナット46を取外し、取付け部材41と本体50とを分解する。そして、取付け部材41を、木ねじ42によって上梁21の下面21aに取付けて、上梁21に固定する。
その後、取付け部材41のボルト45に、本体50に形成された縦長孔54を挿入させて取付け部材41に本体50を組み込む。そして、ボルト45に締め付けナット46をねじ込み、軽く締め付ける。この状態で上下位置決めねじ61をねじ支持片53にねじ込む方向に回転させる。
すると、図9に示すように、上下位置決めねじ61は、押さえ片63を介して固定の上梁21の上面21cに当接する。さらに、上下位置決めねじ61を回転させると、上下位置決めねじ61は、ねじ支持片53を介して本体50を実線の位置から破線の位置へ押し上げる。すると、本体50は、固定の上梁21に取付けられた固定の取付け部材41に対して、1対のボルト45と縦長孔54とを案内にして上昇する。
本体50の上昇にともなって、本体50に設けられた挟持爪72が取付け部材41に接近して、挟持爪72の爪部74と取付け部材41との上下方向の間隔が狭くなる。
以上の説明において、上下位置決めねじ61をねじ支持片53から抜き取る方向に回転させると、本体50が下降して、挟持爪72の爪部74と取付け部材41との上下方向の間隔が広くなる。
このように、上下位置決めねじ61を回転させると、図9に示すように、上下位置決めねじ61によって本体50が昇降して、取付け部材41に対する本体50の上下方向の位置を調整し、挟持片72と取付け部材41との上下間隔を調整することができる。そして、上下間隔を上部片31aの厚みに合わせた最適な間隔に調整できた時点で、締め付けナット46を締め付けると、その最適な上下間隔を確保することができる。
そして、上下位置決めねじ61をねじ支持片53にねじ込む方向に回転させると、上下位置決めねじ61と取付け部材41とで上梁21を挟持し、かつ三角爪64が木製の上梁21に食い込んで、上部取付け具40による、島1へのパチンコ台30の取付けがより一層確実になる。
次に、図8,図9を参照して、上梁21に取付けられている上部取付け具40によって、枠体31の上部片31aを上梁21に取付ける手順を説明する。なお、図8,図9中のA,B,Cは、それぞれ幅寸法(図8,図9中における左右方向の寸法)、厚さ寸法(図8,図9中における上下方向の寸法)が異なる3種類の上部片31aを示している。幅寸法については、Aはa1、Bはb1、Cはc1であり、a1=c1>b1となっている。一方、厚さ寸法については、Aはa2、Bはb2、Cはc2であり、a2>b2>c2となっている。すなわち、Aは幅,厚さ寸法とも大きく、Bは幅,厚さ寸法ともAよりは小さく、Cは幅寸法はAと同じで大きいが、厚さ寸法はBよりも小さくなっている。
上記の動作説明で説明したように、上部取付け具40は、上梁21に取付け部材41によって取付けられて、図8に示すように、操作レバー65が実線の位置にいるとき、挟持爪72は取付け部材41から実線の位置に離れている。この状態で、パチンコ台30の枠体31の上部片31aを挟持爪72と取付け部材41の下面41aとの間に挿入する。
なお、操作レバー65と挟持爪72は、操作レバー65が規制軸67に受け止められているので、実線の位置に保持されている。操作レバー65の支持軸66と連結軸68との間の部分(この部分を作動片と称して符号75を付す)と連結リンク71は、互いに屈曲している。
職人が、操作レバー65を実線の位置から破線の位置に向けて(ほぼ上方に)回転操作すると、連結リンク71が押し上げられて、作動片75と連結リンク71とが直線状態に近付き、挟持爪72も押し上げられる。これにともなって、挟持爪72が取付け部材41とで枠体31の上部片31aの挟持を開始する。
なおも、操作レバー65を回転させると、作動片75と連結リンク71とが直線状態になり、その後、作動片75と連結リンク71との連結点である連結軸68が操作レバー65の支持軸66と連結ピン76との間を横切ると(すなわち、デットポイントを超えると)、作動片75と連結リンク71との屈曲方向が逆になる。この結果、挟持爪72の爪部74と取付け部材41とが枠体31の上部片31aを挟持して、操作レバー65はそれ以上回転させることができないで停止する。
このときの作動片75と連結リンク71との破線で示す屈曲状態は、実線で示す屈曲状態よりも直線に近い状態になっており、この違いによって、挟持爪72の爪部74と取付け部材41とによる上部片31aに対する挟持圧が生じる。
また、実際に、上部片31aには、図9に示すように、符号Aで示す厚みの厚い場合、符号Bで示すようにやや厚みの薄い場合、さらに符号Cで示す厚みの薄い場合がある。
このため、上部取付け具40は、職人が、上部片31aの厚みに応じて、上下位置決めねじ61を回転させて本体50を昇降させ、挟持爪72と取付け部材41との間隔調整をする動作と、締め付けナット46の締め付け,締め付け解除の動作と、操作レバー65を実線から破線の位置に回転させて、試しに、挟持爪72と取付け部材41とで上部片31aを挟持する動作とを、何度か繰り返すことによって、最適な挟持圧で上部片31aを挟持することができるようになっている。最適な挟持圧に調整されると、上部片31aを確実に挟持し、かつ、操作レバー65を、あまり強い力をもって、デットポイントを超えさせる必要がなく、操作しやすい状態になる。
このようにして、上部取付け具40は、職人の、単なる(ほぼ上方に向けての)操作レバー65の回転操作によって、パチンコ台30の上部片31aを挟持して、パチンコ台30を島1に取付けることができる。さらに、職人の、単なる(ほぼ下方に向けての)操作レバー65の逆回転操作によって、操作レバー65を破線の位置から実線の位置に戻して、挟持片72の爪部74を取付け部材41から遠ざけると、上部片31aの挟持が開放されて、パチンコ台30を島から簡単に取外すことができる。
(下部取付け具140)
図10は、本発明の実施形態の遊技機取付け具における下部取付け具140の正面図であり、下部取付け具140が島1の下梁22に取付けられて、パチンコ台30の枠体31の下部片31bを挟持している状態の図である。図11は下部取付け具140でパチンコ台30の枠体31の下部片31bを下梁22に取付け取外しをする動作説明用の図である。図12は図11の平面図である。図13は図11の右側面図である。図14は図11の左側面図である。図15は、挟持力調整ねじ181とパチンコ台30の枠体31の下部片31bとの間隔を調整する動作説明用の図である。
下部取付け具140は、島1の下梁22に取付けられて、パチンコ台30の枠体31の下部片31bを挟持し、パチンコ台30を島1に着脱可能に取付けるようになっている。そして、その挟持を解除すると、パチンコ台30を島1から取外すことができるようになっている。
図11において、下部取付け具140は、本体150と、前後位置決めねじ161と、操作レバー165と、挟持レバー172と、連結リンク171等で構成されている。
本体150は、1対の支持部材150a,150b(図12、図13)で形成されている。支持部材150a,150b(図13)は、木製の下梁22の上面22aに木ねじ142によって取付けられる脚片143と、縦片144とで断面L字状に形成されている。1対の支持部材150a,150bは、操作レバー165の一端を支持する支持軸166と、操作レバー165の回転を規制する規制軸167と、挟持レバー172の一端を支持する支持軸177とによって、縦片144同士を背中合わせに間隔をおいて接続されて一体化されている。
ここで、図10に示すように、一方の縦片144には、ロックねじ(不図示)が螺合される雌ねじ144a又は雌ねじ144bが螺刻されている。雌ねじ144aが螺刻されている場合には、操作レバー165が、図15に示す位置(固定位置)に配置された状態で、この雌ねじ144aにロックねじをねじ込むと、雌ねじの先端144cは、操作レバー165に当接するとともに、連結リンク171の周面に接触する。この状態で、操作レバー165を解除方向に回転させようとすると、連結リンク171の周面がロックねじの先端144cに当たって連結リンク171の移動が禁止され、これに伴って操作レバー165の移動も禁止される。つまり、操作レバー165が固定位置にロックされる。なお、ロックねじを緩めることにより、このロック状態を解除することができる。
一方、図10に示す雌ねじ144bが螺刻されている場合には、挟持レバー172における、雌ねじ144bに対応する位置に透孔(不図示)を穿設しておく。操作レバー165が、図15に示す位置(固定位置)に配置された状態で、この雌ねじ144bにロックねじをねじ込むと、雌ねじの先端144dは、挟持レバー172の透孔に入り込む。この状態で、操作レバー165を解除方向に回転させようとしても、ロックねじの先端144dが挟持レバー172の透孔から抜けないので、挟持レバー172の移動が禁止され、さらには、連結リンク171、操作レバー165の移動が禁止される。つまり、操作レバー165が固定位置にロックされる。なお、ロックねじを緩めることにより、このロック状態を解除することができる。
1対の支持部材150a,150bのうち、一方の支持部材150aには、前後位置決めねじ161がねじ込まれている。前後位置決めねじ161の後端には摘み162が一体に設けられている。前後位置決めねじ161の先端には、横向きのカップ状の押圧片163が回転自在に設けられている。押圧片163のカップ状の縁には、横向きに複数の三角爪164が突設されている。
操作レバー165と挟持レバー172は、互いに反対方向に延びている。
操作レバー165の中間部分には、連結リンク171の一端171aが連結軸168によって回転自在に連結されている。連結リンク171の他端171bは、挟持レバー172の中間部に連結ピン176を介して回転自在に連結されている。
挟持レバー172は、挟持力調整ねじ181を先端に有し、挟持力調整ねじ181を介して下梁22とで枠体31の下部片31bを挟持するようになっている。挟持力調整ねじ181は、本体150が取付けられた下梁22と挟持レバー172とで枠体31の下部片31bを挟持する挟持力を調整するねじである。
挟持力調整ねじ181の上端には摘み182が一体に設けられている。挟持力調整ねじ181の先端(下端)には、下向きのカップ状の押圧片183が回転自在に設けられている。押圧片183のカップ状の縁には、下向きに複数の三角爪184が突設されている。
次に、下部取付け具140を下梁22に取付けて、下梁22と挟持レバー172とでパチンコ台30の枠体31の下部片31bを挟持し、下部片31bを下梁22に取付ける手順を説明する。
なお、パンチコ台30の枠体31は、上部片31aが例えば上部取付け具40によって上梁21に取付けられているものとする。
下部取付け具140は、本体150が木ねじ142によって下梁22に取付けられることによって、下梁22に取付けられる。そして、前後位置決めねじ161を回転させて、枠体31の下部片31bを後ろから前方に押し出す(図10において、右から左に押し出す)。すると、下部片31bは、前側(遊技者側)に移動する。枠体31の上部片31aは、上部取付け具40によって上梁21に固定されているので、下部片31bだけが前側に移動して、枠体31の上部が後ろに傾いたような状態になる。因みに、パチンコ台30は、垂直の状態から、前後位置決めねじ161によって、下部片31bを前側に約0.1mm乃至約0.5mmに移動させると、上部が約2度乃至約3度傾いた状態になる。
この傾き調整は、島1にパチンコ台30を取付けるベテランの職人でないと、時間を要する。しかし、本発明の下部取付け具140を使用すると、ベテランの職人でなくても、パチンコ台30に傾きを測定する測定器(不図示)を見ながら、前後位置決めねじ161を少しずつ回転させることによって、パチンコ台の傾きを短時間で容易に調整することができる。
操作レバー165は、図11において、破線の位置に傾いている。このとき、操作レバー165の支持軸166と連結軸168との間の部分(この部分を作動片と称して符号175を付す)と、連結リンク171は、破線のように互いに屈曲している。
図11において、職人が操作レバー165を破線の位置から実線の位置に向けて回転操作をすると、連結リンク171の一端171aが押し下げられる。連結リンク171は、他端171bが挟持レバー172の中間部分に連結されているため、挟持レバー172を押しながら水平な状態に近付く。このため、挟持レバー172は、破線の位置から下部片31bに接近する方向に回転を開始して、下部片31bの上面を押圧し始める。すなわち、挟持レバー172は、下梁22とで下部片31bの挟持を開始する。
なおも、操作レバー165を回転させると、作動片175と連結リンク171とが直線状態になり、その後、作動片175と連結リンク171との連結点である連結軸168が、操作レバーの支持軸166と連結ピン176との間を横切ると(すなわち、デットポイントを超えると)、作動片175と連結リンク171との屈曲方向が逆になる。この結果、挟持レバー172は実線の位置で下梁22とで枠体31の下部片31bを挟持する。操作レバー165は規制軸167に当接してそれ以上回転させることができないで停止する。
このときの作動片175と連結リンク171との実線で示す屈曲状態は、破線で示す屈曲状態よりも直線に近い状態になっており、この違いによって、挟持レバー172と下梁22とによる下部片31bに対する挟持圧が生じる。
なお、実際には、下部片31bも、図15に示すように、符号Aで示す厚みの厚い場合、符号Bで示すように厚みの薄い場合がある。
このため、下部取付け具140は、職人が下部片31bの厚みに応じて、挟持レバー172から下に突出する挟持力調節ねじ181の長さを調節する動作と、操作レバー165を破線から実線の位置に回転させて、試しに、挟持レバー172と下梁22とで下部片31bを挟持する動作とを、何度か繰り返すことによって、最適な挟持圧で下部片31bを挟持することができるようになっている。最適な挟持圧に調整されると、下部片31bを確実に挟持し、かつ、操作レバー165をあまり強い力でデットポイントを超えさせる必要がなく、操作をしやすくなる。
また、前後位置決めねじ161は、先端に枠体31の下部片31bに食い込む三角爪164を有しているので、下部片31bの前後位置の調節を正確に行うことができる。同様に、挟持力調整ねじ181も、先端に下部片31bに食い込む三角爪184を有しているので、下部片31bを下梁22とで、確実に挟持することができる。
このようにして、下部取付け具140は、職人の単なる(ほぼ上方に向けての)操作レバー165の回転操作によって、島1の下梁22にパチンコ台30の下部片31bを挟持して、パチンコ台30を島1に取付けることができる。さらに、職人の単なる(ほぼ下方に向けての)操作レバー165の逆回転操作によって、操作レバー165を実線の位置から破線の位置に戻して、挟持レバー172の挟持力調節ねじ181を下部片31bから離すと、上部片31aの挟持が開放されて、パチンコ台30を島1から簡単に取外すことができる。
ここで、島1に対してパチンコ台30を取り付ける際に、図8等に示す上部取付け具40と、図11等に示す下部取付け具140とをセットで(組み合わせて)使用した場合には、まず、上部取付け具40によって、枠体31の上部片31aを島1の上梁21に固定した後、下部取付け具140によって、枠体31の下部片31bを、前後方向の位置調整をしつつ、島1の下梁22に固定することができる。つまり、微調整が必要な枠体31の前後方向の位置調整を、位置的に高い位置にある上部取付け部40ではなく、低い位置にあって取り扱いが容易な下部取付け具140によって行うことができるので、前後位置調整を含む、島1に対するパチンコ台30の取付け作業(固定作業)を効率的に行うことができる。
図16は、図10乃至図15に示す下部取付け具140とは、操作レバー265の操作方向が異なる場合の下部取付け具240の正面図である。
以下、図16を参照して、上述の下部取付け具140とは別の下部取付け具240を説明する。前述した下部取付け具140と同一部分については同一の符号を付してその部分の説明を省略する。
操作レバー265は、本体250に設けられた回転自在な支持軸266から反対側に延びて上方に屈曲した延長片275を有している。挟持レバー272も同様に、本体150に設けられた回転自在な支持軸277から反対側に延びて上方に屈曲した延長片278を有している。
操作レバー265の延長片275の回動端部275aと、挟持レバー272の延長片278の回動端部278aとには、連結軸268と連結ピン276とによって、連結リンク271が回転自在に連結されている。
図16の下部取付け具240による、挟持動作を説明する。
職人が、操作レバー265を破線の位置から実線の位置に(ほぼ下方に向けて)回転操作をする。すると、連結軸268が持ち上げられる。すなわち、連結リンク271の一端271aが押し上げられる。連結リンク271は、他端271bが挟持レバー272の延長片278の回動端部278aに連結されているため、挟持レバー272を押しながら延長片275と直線の状態に近付く。このため、挟持レバー272は、破線の位置から下部片31bに接近する方向に回転を開始して、下部片31bの上面を押圧し始める。すなわち、挟持レバー272は、下梁22とで下部片31bの挟持を開始する。
なおも、操作レバー265を回転させると、延長片275と連結リンク271とが直線状態になり、その後、延長片275と連結リンク271との連結点である連結軸268が、支持軸266と連結ピン276との間を横切ると(すなわち、デットポイントを超えると)、延長片275と連結リンク271との屈曲方向が逆になる。この結果、挟持レバー272は実線の位置で下梁22とで枠体31の下部片31bを挟持する。操作レバー265は規制軸267に当接してそれ以上回転しないように規制される。
このときの延長片275と連結リンク171との実線で示す屈曲角は、破線で示す屈曲角よりも大きくなっている。この違いによって、挟持レバー272と下梁22とによる下部片31bに対する挟持圧が生じる。
一方、操作レバー265を実線の位置から点線の位置に(ほぼ上方に向けて)逆回転操作することによって、下部片31bの挟持を開放すれば、パチンコ台30を島1から簡単に取り外すことができる。
図16に示す下部取付け具140は、パチンコ台30を島1に取り付ける(固定する)際に、上述の上部取付け具40(図8参照)とセットで使用することにより、以下のように、固定忘れを積極的に防止することができる。
上述の上部取付け具40は、パチンコ台30を島1に固定するに際し、操作レバー65を図8中の実線の位置から波線の位置にほぼ上方に向けて回転操作することによって、枠体31の上部片31aを、島1の上梁21の下面21aに対して、「下方から上方に押し付けるようにして」固定する。つまり、上部取付け具40による、上部片31aの押圧方向(下方から上方)と、操作レバー65の操作方向(ほぼ上方)とが一致する。言い換えると、操作レバー65を、単に、それ以上動かなくなるまで押し上げれば、枠体31の上部片31aを島1の上梁21に固定することができる。
一方、図16に示す下取付け具140は、パチンコ台30を島1に固定するに際し、操作レバー265を図16中の波線の位置から実線の位置にほぼ下方に向けて回転操作することによって、枠体31の下部片31bを、島1の下梁22の上面22aに対して、「上方から下方に押し付けるようにして」固定する。つまり、図16に示す下部取付け具140による、下部片31bの押圧方向(上方から下方)と、操作レバー265の操作方向(ほぼ下方)とが一致する。言い換えると、操作レバー265を、単に、それ以上動かなくなるまで押し下げれば、枠体31の下部片31bを島1の下梁22に固定することができる。
このように、上部取付け具40と下部取付け具140の双方とも、枠体31の上部片31a、下部片31bの固定方向と、操作レバー65,265の回転方向とが一致するので、固定忘れを有効に防止することができる。
1 島
21 上梁
21a 上梁の下面
21b 上梁の側面
22 下梁
22a 下梁の上面
30 パチンコ台
31 枠体
31a 上部片(上部)
31b 下部片(下部)
40 上部取付け具(遊技機取付け具)
41 取付け部材
41a 取付け部材の下面
47 固定機構(固定手段)
50 本体
61 上下位置決めねじ
64 三角爪(爪)
65 操作レバー
66 操作レバーの支持軸
68 連結軸(連結リンクと操作レバーとの連結点)
69 調整機構(調整手段)
71 連結リンク
71a 連結リンクの一端
71b 連結リンクの他端
72 挟持爪
74 爪部
76 連結ピン(連結リンクと挟持爪との連結点)
140 下部取付け具(遊技機取付け具)
150 本体
161 前後位置決めねじ
164 三角爪(爪)
165 操作レバー
166 操作レバーの支持軸
168 連結軸(連結リンクと操作レバーとの連結点)
171 連結リンク
171a 連結リンクの一端
171b 連結リンクの他端
172 挟持レバー
176 連結ピン(連結リンクと挟持レバーとの連結点)
181 挟持力調整ねじ
184 三角爪(爪)
240 下部取付け具(遊技機取付け具)
265 操作レバー
266 操作レバーの支持軸
268 連結軸(連結リンクと操作レバーの延長片との連結点)
271 連結リンク
271a 連結リンクの一端
271b 連結リンクの他端
272 挟持レバー
275 操作レバーの延長片
275a 延長片の回動端部
276 連結ピン(連結リンクと挟持爪の延長片との連結点)
277 挟持レバーの支持軸
278 挟持レバーの延長片

Claims (9)

  1. ホールの島の一部を構成する上梁に取付けられた状態で、遊技機の枠体の上部を前記上梁との間で着脱可能に挟持して、前記遊技機を前記上梁に取付ける遊技機取付け具であって、
    前記上梁の下面に取付けられる取付け部材と、
    前記取付け部材に対して上下方向に位置調節可能に設けられた本体と、
    前記本体に対して上下方向に回転自在に設けられた操作レバーと、
    前記操作レバーに連結リンクを介して連結されて、前記操作レバーの一方向への回転によって前記取付け部材とで前記遊技機の枠体の上部を上下方向から挟持し、他方向への回転によって前記挟持を解除する挟持爪と、
    前記取付け部材に対して前記本体を上下方向に位置調整する調整手段と、を備え、
    前記調整手段は、前記本体と前記操作レバーと前記連結リンクと前記挟持爪とを一緒に上下方向に位置調整して、前記挟持片と前記取付け部材との上下間隔を調節し、
    前記連結リンクは、前記操作レバーの回転によって、前記操作レバーとの屈曲方向を逆向きにさせられて、前記挟持爪に前記取付け部材とで前記枠体の上部を上下方向からの前記挟持と前記挟持の解除とをさせる、
    ことを特徴とする遊技機取付け具。
  2. 前記調整手段は、
    前記本体にねじ込まれて、前記取付け部材が取付けられた前記上梁の上面を押圧し、前記取付け部材に対する前記本体の上下方向の位置決めをする上下位置決めねじと、
    前記取付け部材に前記本体を固定及び固定解除可能な固定手段と、を有している、
    請求項1に記載の遊技機取付け具。
  3. 前記挟持爪は、前記操作レバーの回転によって、前記連結リンクと前記挟持爪との連結点と、前記操作レバーの回転中心との間を、前記連結リンクと前記操作レバーとの連結点が横切ることによって、前記挟持と前記挟持の解除とを行う、
    請求項1に記載の遊技機取付け具。
  4. 前記上下位置決めねじは、先端に前記上梁の上面に食い込む爪を有している、
    請求項2に記載の遊技機取付け具。
  5. ホールの島の一部を構成する下梁に取付けられて、前記下梁とで遊技機の枠体の下部を前記下梁との間で着脱可能に挟持して、前記遊技機を前記下梁に取付ける遊技機取付け具であって、
    前記下梁に取付けられる本体と、
    前記本体にねじ込まれて、前記下梁に対して前記遊技機の枠体の下部の前後方向の位置決めをする前後位置決めねじと、
    前記本体に対して上下方向に回転自在に設けられた操作レバーと、
    前記本体に対して上下方向に回転自在に設けられて、前記本体が取付けられた前記下梁とで前記枠体の下部を上下方向から挟持する挟持レバーと、
    前記操作レバーと前記挟持レバーとを連結する連結リンクと、を備え、
    前記連結リンクは、前記操作レバーの回転によって、前記操作レバーとの屈曲方向を逆向きにさせられて、前記挟持レバーに前記本体が取付けられた前記下梁とで前記枠体の下部を上下方向からの前記挟持と前記挟持の解除とをさせる、
    ことを特徴とする遊技機取付け具。
  6. 前記挟持レバーは、前記本体が取付けられた前記下梁とで前記枠体の下部を挟持する挟持力を調整する挟持力調整ねじを先端に有し、前記挟持力調整ねじを介して前記下梁とで前記枠体の下部を挟持する、
    請求項5に記載の遊技機取付け具。
  7. 前記挟持レバーは、前記操作レバーの回転によって、前記連結リンクと前記挟持レバーとの連結点と、前記操作レバーの回転中心との間を、前記連結リンクと前記操作レバーとの連結点が横切ることによって、前記挟持と前記挟持の解除とを行う、
    請求項5に記載の遊技機取付け具。
  8. 前記連結リンクは、前記操作レバーの回転中心から前記操作レバーの反対側に延びて屈曲した延長片と、前記挟持レバーの回転中心から前記挟持レバーの反対側に延びて屈曲した延長片とを連結し、
    前記挟持レバーは、前記操作レバーの回転によって、前記連結リンクと前記挟持レバーの延長片との連結点と、前記操作レバーの回転中心との間を、前記連結リンクと前記操作レバーの延長片との連結点が横切ることによって、前記挟持と前記挟持の解除とを行う、
    請求項5に記載の遊技機取付け具。
  9. 前記前後位置決めねじと、前記挟持力調整ねじは、先端に前記枠体の下部に食い込む爪を有している、
    請求項6に記載の遊技機取付け具。
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