JP2010205606A - 光学モジュール及び車両用信号灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、指向性の無いLED光源を使用して横長発光等の新しい見栄えの発光を実現するとともにLED光源の光利用率を高めた光学モジュール及び車両用信号灯具を提供する。
【解決手段】本発明の光学モジュール10は、指向性の無いLED光源12から正面方向に拡散出射される光を、第1のレンズ16によって正面方向に集光する。また、LED光源12の側面方向に拡散出射される光を、第2のレンズ18の立壁状の入射面18Aと内面反射を利用して正面方向に集光する。導光体20、20は、一端が第2のレンズ18の出射面18C側の一部に配置され、他端が第2のレンズ18の側方に延設される形状を有している。そして、導光体20は、第2のレンズ18で内面反射された正面方向の光を左右方向、前後方向、上下方向、及び前方に反射させる複数の反射面20A、20B、20C、20Dを有しており、前記光を最後の反射面20Dによって第2のレンズ18の側方から正面方向に出射させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は光学モジュール及び車両用信号灯具に係り、特に車両の後部に設けられるテールランプ等の車両用信号灯具に使用される光学モジュール及びその車両用信号灯具に関する。
特許文献1には、複数個のLED光源と、複数個のLED光源に対応した複数個のレンズカット部を施したレンズ部とからなる灯具が開示されている。この灯具は、LED光源の中心にレンズカット部の中心が垂直線上に位置するように形成されている。また、レンズカット部は、凸面とこの凸面の周縁部に形成された凹面とから構成され、凸面に至る光を1次屈折光として取り出し、凹面に至る光を2次屈折光として取り出す。更に、LED光源としては、指向性のないランバーシャン配光のものが使用されている。
なお、特許文献1の灯具では、1個のLED光源と、このLED光源に対応するレンズカット部とによって光学モジュールを構成している。この光学モジュールによれば、レンズカット部の表面形状は円形状であるため、発光面は円形である。
特許文献2には、複数個のLED光源と、複数個のLED光源に対応した複数個のレンズカット部を施したレンズ部とからなる灯具が開示されている。この灯具のレンズカット部は、外側に球面状の凸面、内側に球面状の凹面を備えており、これらの凸面及び凹面は、LED光源のジャンクション部を中心とする同心球状面に形成されている。また、LED光源としては、指向性のないランバーシャン配光のものが使用されている。
なお、特許文献2の灯具では、1個のLED光源と、このLED光源に対応するレンズカット部とによって光学モジュールを構成している。この光学モジュールによれば、特許文献1と同様に、レンズカット部の表面形状は円形状であるため、発光面は円形である。
特許文献3には、指向性のあるLED光源と、このLED光源を挟んで上下にそれぞれ2つ配置された反射ミラーとを組み合わせた発光面を有し、LED光源の発光面を1/3に狭めて横長の発光とする車両用信号灯具が開示されている。反射ミラーは、アルミニウムや銀等の光沢金属の蒸着、スパッタリング等により薄膜表面処理されることにより、反射面として構成されている。
なお、特許文献3の灯具では、1個のLED光源と、このLED光源を挟んで上下に2枚ずつ配置される反射ミラーとによって光学モジュールを構成している。
特開昭60−130001号公報 特開昭61−39803号公報 特開2007−287490号公報
ところで、従来のLED光源を使用した車両用信号灯具(特にリヤランプ)は、発光面が円形状であるものが多いため、差別化を図る横長発光等の新しい見栄えが求められている。
しかし、特許文献1、2に開示された光学モジュールの発光面の形状は、光利用率を重視した円形状であり、デザイン面を考慮して横長発光にすると円形状レンズの上下の発光面をカットした形態となり光利用率が低下するという欠点がある。
また、特許文献3の光学モジュールでは、指向性のあるLED光源を使用し横長発光を達成できたとしても、指向性の無いランバーシャン発光のLED光源を使用した場合、正面方向で横長の光出射部の範囲の光しか使用できないため、光利用率が低下するという欠点がある。また、2枚の反射ミラーで2回反射することによる光損失が、合わせて全体の30%と大きく、光利用率が更に悪化するという欠点もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、指向性の無いLED光源を使用して横長発光等の新しい見栄えの発光を実現するとともにLED光源の光利用率を高めた光学モジュール及び車両用信号灯具を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、指向性の無いLED光源と、前記LED光源から正面方向に拡散出射される光を、正面方向に集光する第1のレンズと、前記第1のレンズの外側に配置され、前記LED光源の側面方向に拡散出射される光を、立壁状の入射面と内面反射を利用して正面方向に集光する第2のレンズと、前記第2のレンズの出射面側の一部に配置されるとともに第2のレンズの側方に延設され、第2のレンズで内面反射された正面方向の光をその複数の傾斜面を利用して左右方向、前後方向、上下方向、及び前方に反射させることにより、第2のレンズの側方から正面方向に出射させる導光体と、を備えたことを特徴とする光学モジュールを提供する。
本発明の光学モジュールによれば、指向性の無いLED光源から正面方向(光軸を中心とした所定範囲)に拡散出射される光を、第1のレンズによって正面方向(光軸中心に向う方向)に集光する。また、LED光源の側面方向(LED光源の照射範囲のうち前記第1のレンズに入射した光よりも外側に照射される光)に拡散出射される光を、第2のレンズの立壁状の入射面と内面反射を利用して正面方向に集光する。第1のレンズ及び第2のレンズで作られる発光面は円形状である。
そこで、発光面を横長発光等の新しい見栄えとする形状に変更するため、本発明では導光体を設けている。この導光体は、一端が第2のレンズの出射面側の一部に配置され、他端が第2のレンズの側方(外側)に延設される形状を有している。そして、この導光体は、第2のレンズで内面反射された正面方向の光を左右方向(第2のレンズの外側方向)に反射する第1の全反射面と、前記第1の全反射面からの光を後方向(灯具照射方向とは反対方向)に反射する第2の全反射面と、前記第2の全反射面からの光を上方又は下方(正面視前記第1のレンズのレンズ面を外側に平行移動させた位置に相当する方向)に反射する第3の全反射面と、及び前記第3の全反射面からの光を前方(灯具照射方向)に反射する第4の全反射面との複数の傾斜面を有しており、前記正面方向の光を第4の全反射面によって第2のレンズの側方(外側)から正面方向に出射させる。
これにより、本発明の光学モジュールによれば、第1のレンズ及び第2のレンズからなる円形状の発光面の一部を導光体が覆うことで横長形状の発光面となり、これに導光体の形状を加えた発光面となるので、単なる円形状ではなく、略横長形状の発光面となる。また、指向性の無いLED光源からの光は、第2のレンズ及び導光体の内面反射により出射されるので、反射板や反射ミラーを使用して横長の発光面とする従来例と比較して光利用率が向上する。
また、本発明の光学モジュールによれば、前記導光体は、前記第1のレンズの出射面を挟んで一対設けられ、その一対の導光体を合わせた該一対の導光体の出射面の短手方向の長さが第1のレンズの出射面の長さと略同じ長さに設定されていることが好ましい。これにより、光学モジュールの発光面は、第1のレンズ及び導光体が設置されていない部分の第2のレンズで得られる横長形状の発光面と、導光体の二つの発光面とを合わせた横長形状の発光面となる。この場合、導光体の形状は正面視において略矩形状であることが好ましい。
更に、本発明の光学モジュールによれば、前記第1のレンズ、前記第2のレンズ、及び前記導光体が一体に設けられたことが好ましい。これにより、光学モジュールのレンズ体は一体品として取り扱われるため、光学モジュールや車両用信号灯具の組み立て作業が容易になる。
一方、本発明の車両用信号灯具によれば、本発明の光学モジュールが、複数個並列配置されて灯具ケーシングに収納されてなることを特徴としている。
本発明の車両用信号灯具によれば、正面視で横長状の発光体となり、配光は車両用信号灯具に要求される所定の配光パターンとなる。
以上説明したように本発明の光学モジュール及び車両用信号灯具によれば、指向性の無いLED光源を使用して横長発光等の新しい見栄えの発光を実現することができるとともに、LED光源の光利用率を高めることができる。
実施の形態の光学モジュールを正面側から見た斜視図 図1に示した光学モジュールを背面側から見た斜視図 図1に示した光学モジュールの正面図 図3に示した光学モジュールのA−A線に沿う縦断面図 図3に示した光学モジュールのB−B線に沿う横断面図 縦方向に切断した光学モジュールにおける光路図 横方向に切断した光学モジュールにおける光路図 図1に示した光学モジュールの配光パターンを示した説明図 図1に示した光学モジュールによって構成された車両用信号灯具の正面図
以下、添付図面に従って本発明に係る光学モジュール及び車両用信号灯具の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態の光学モジュール10を正面側から見た斜視図、図2は、光学モジュール10を背面側から見た斜視図、図3は、光学モジュール10の正面図、図4は、図3に示した光学モジュール10のA−A線に沿う縦断面図、図5は、図3に示した光学モジュール10のB−B線に沿う横断面図である。また、図6には、縦方向に切断した光学モジュール10における光路図が示されており、図7は、横方向に切断した光学モジュール10における光路図が示されている。
図1〜図5に示すように、実施の形態の光学モジュール10は、指向性の無いランバーシャン配光のチップタイプのLED光源12と、図3の如く正面視横長の略矩形状に形成されたレンズ体14とによって構成されている。このレンズ体14は第1のレンズ16、第2のレンズ18、及び一対の導光体20、20から構成されている。詳細は後述するが、導光体20、20は第1のレンズ16を挟んで上下に設けられ、その構成は同一であるため、ここでは上側に配置された導光体20の構成を説明し、下側に配置された導光体20は、上側の導光体20と同一の符号を付すことによりその構成及び機能の説明は省略する。また、実施の形態の光学モジュール10は、一対の導光体20、20を有しているが、少なくとも一方の導光体20を備えることにより本願の課題は達成できる。
図2に示したLED光源12は、回路基板22に実装されており、この回路基板22を介して電源部(不図示)から駆動電圧が印加されることにより点灯される。
LED光源12の出射方向の正面には第1のレンズ16が配置され、第1のレンズ16の周囲に正面視略円形の第2のレンズ18が配置されている。
第1のレンズ16は図4、図5に示すように、LED光源12に対向する入射面16Aが球形状の凸面形状に形成され、出射面16Bがトロイダル面形状に形成されている。この第1のレンズ16によれば図6、図7に示すように、入射面16A側で1次屈折させて光を集光し、更に出射面16B側で2次屈折させ、上下は集光、左右は必要角度に拡散させることにより、信号灯用の所望の配光を作ることができる。
第2のレンズ18は図3の如く、正面視ドーナツ形状に形成され、第1のレンズ16の外側に配置されている。この第2のレンズ18は図6、図7の如く、LED光源12の側面方向に拡散出射される光を、すなわち、第1のレンズ16の入射範囲より外側に照射される光を、立壁状の入射面18Aと内面18Bの全反射を利用して出射面18Cから正面方向に集光する。すなわち、第2のレンズ18は、入射面18Aがレンズ抜き勾配を持つ、LED光源12の光軸Axを中心とした円柱状に形成されている。また、第2のレンズ18の内面18Bは、入射面18Aで屈折された光を全反射により正面方向に反射する直線又は曲線状に形成されており、入射面18Aと同じくLED光源12の光軸Ax回りに回転させた形状となっている。これにより、第2のレンズ18は、入射面18Aと内面18Bとが組み合わされたプリズムレンズとなっている。また、第2のレンズ18の出射面18Cは、平面又は曲率の大きな曲面に形成されている。したがって、第2のレンズ18によれば、入射面18Aで屈折されて内面18Bの全反射で反射、集光された光を出射面18Cから出射することにより、大きく拡散せず集光された配光を作ることができる。
ところで、前述した導光体20、20は図1、図3に示すように、第2のレンズ18の出射面18C側であって、第1のレンズ16の出射面16Bを挟んだ上下に設けられている。この導光体20は、正面視略矩形状に形成され、一端が第2のレンズ18の出射面18C側の一部に配置され、他端が第2のレンズ18の側方に延設される形状を有している。そして、この導光体20は図1、図2の如く、第2のレンズ18で内面反射された正面方向の光をまず左右方向に反射した後、前後方向に反射し、更に上下方向、及び前方に内面反射させる4枚の反射面第1の反射面20A、第2の反射面20B、第3の反射面20C、第4の反射面20Dを有しており、前記光を第4の反射面20Dによって第2のレンズ18の側方から正面方向に出射させる。なお、図6には、第1の反射面20A、第2の反射面20B、第3の反射面20C、及び第4の反射面20Dを模式的に示している。
第1乃至第4の反射面20A、20B、20C、20Dについて説明すると、まず、上部に配置された導光体20の第1の反射面20Aは図1の如く、第2のレンズ18の出射面18Cの上部から出射された光を、図1の第2のレンズ18の外側左方に全反射するように導光体20を上下方向から見て45度の傾斜面に形成される。
また、左右方向で第1の反射面20Aに対向する位置には第2の反射面20Bが形成されている。この第2の反射面20Bと第1の反射面20Aとによって導光体20の前部がV字状に形成され、第2の反射面20Bは、第1の反射面20Aと同様に導光体20を上下方向から見て45度の傾斜面に形成される。第1の反射面20Aによって全反射された光は、第2の反射面20Bによって後方に全反射される。つまり、出射面18Cから出射された光は、第1の反射面20Aと第2の反射面20Bとによって180°折り返される。
更に、前後方向で第2の反射面20Bに対向する位置には図2の如く、第3の反射面20Cが形成されている。第3の反射面20Cは、第2の反射面20Bで反射された光を下方に反射するように導光体20を左右方向から見て45度の傾斜面に形成される。
また、上下方向で第3の反射面20Cに対向する位置には第4の反射面20Dが形成されている。第4の反射面20Dと第3の反射面20Cとによって導光体20の後部がV字状に形成され、第4の反射面20Dは、第3の反射面20Cと同様に導光体20を左右方向から見て45度の傾斜面に形成される。第3の反射面20Cによって全反射された光は、第4の反射面20Dによって前方に全反射され、第2のレンズ18の側方から導光体20を介して第2のレンズ18の側方から光学モジュール10の前方に照射される。つまり、出射面18Cから出射された光は、第3の反射面20Cと第4の反射面20Dとによって、更に180°折り返される。
これにより、実施の形態の光学モジュール10によれば、第1のレンズ16及び第2のレンズ18からなる円形状の発光面に、導光体20、20の形状を加えた発光面となるので、単なる円形状ではなく、略横長形状の発光面となる。また、指向性の無いLED光源12からの光は、第2のレンズ18及び導光体20、20の内面反射(全反射)により出射されるので、反射板や反射ミラーを使用して横長の発光面とする従来例と比較して光利用率が格段に向上する。
更に、上下2方向から導光体20、20内の全反射で、第2のレンズ18の側方に第4の反射面(出射面)20D、20Dを移した、導光体20、20の第4の反射面20D、20Dの高さ(長さ)は、上下2つ合わせて第1のレンズ16の出射面16Bの高さ(長さ)と同じ高さ(長さ)に設定されている。
これにより、光学モジュール10の発光面は、第1のレンズ16及び第2のレンズ18で得られる円形状の発光面と、導光体20、20の二つの第4の反射面20D、20Dとを合わせた横長形状の発光面となるので、円形状の発光面に対して差別化を図ることができる。
なお、実施の形態の光学モジュール10の第1のレンズ16、第2のレンズ18、及び導光体20、20は一体形成されている。これにより、光学モジュール10のレンズ体14は一体品として取り扱われるため、光学モジュール10や車両用信号灯具の組み立て作業が容易になる。
図8には、光学モジュール10による配光パターンが示されている。略楕円形状のパターンP1は、第1のレンズ16から照射される光によって作られる配光パターンであり、その中央部の略円形状のパターンP2は、第2のレンズ18と導光体20、20とから照射される光によって作られる配光パターンである。
実施の形態の如く導光体20、20を追加しても、導光レンズとして、導光体20内での全反射で光の向きを変えているので、1回の反射で約15%の損失のある一般的な反射面(アルミニウム蒸着の反射面の反射率≒85%)と比較して、光の損失は少なく光利用率が向上する。
第1のレンズ16と第2のレンズ18の各出射面16B、18Cの位置と導光体20の反射面20Dの前後位置は略同じであり、導光体20の45度の傾斜面のみが、横から見てコ字状に突出した形状であるだけで、光学モジュール10全体の肉厚が厚くならず、よって、光学モジュール成型にかかるコストが抑えられている。
次に、従来構造の光学モジュールの配光パターンと実施の形態の光学モジュール10の配光パターンについて比較する。
導光体を追加しない場合の、円形発光である第1のレンズ16及び第2のレンズ18で得られる灯具効率70%に対し、横長発光の配光デザインとするために、第1のレンズ16の出射面16Bの高さで、第2のレンズ18をカットして横長の光学モジュールとした場合の灯具効率は50%に低下してしまうが、導光体20、20を追加して横長化を図った場合の灯具効率は60%に改善され、更に発光面も第2のレンズ18をカットしただけのものと比較して横長発光にできる。
実施の形態の第1のレンズ16、第2のレンズ18のみによる円形発光はφ18mm、第1のレンズ16の出射面16Bの高さで、第2のレンズ18をカットして横長形状とした光学モジュールの場合のサイズは、8×18mm、導光体20、20を追加して横長化を図った光学モジュール10のサイズは8×36mmである。なお、光学モジュール10において発光部寸法が変化した場合は、発光部の短手寸法は円形発光の場合の略1/2、長手方向は略2倍となる。
よって、灯具効率低下の少ない上下薄型、横型の灯具が実現でき、デザインの自由度を向上させることができる。
また、実施の形態の光学モジュール10は、特許文献1、2の光学モジュールに対し、横長の発光デザインにするために、従来の円形状のレンズを横長にカットした使用形態と比較して、光利用率の低下が少なく、LED光源の数を少なくでき低コストの車両用信号灯具を提供できる。また、発光面もより横長にできるので、デザインとしての意匠性も向上する。
更に、実施の形態の光学モジュール10は、特許文献3の光学モジュールに対し、指向性の無いランバーシャン発光のLED光源でも横長発光が実現できる。また、アルミニウム蒸着等の反射面を利用せず、導光体内の全反射で、出射位置を変えているため、反射での損失が無い分、光利用率が向上する。
特許文献3を特許文献1、2に組み合わせた場合は、導光体内光路と出射面が交差するため、出射面位置を最前端にした、コストの高い厚肉レンズにしなければ成立しないが、
実施の形態の光学モジュール10は、導光体20、20内光路と出射面が交差しないため、出射面位置は奥でもよく、よって厚肉とならず、コストを削減することができる。
図9は、光学モジュール10が複数個並列配置されて灯具ケーシング30に収納されて構成された車両用信号灯具、特にストップランプ32の一例を示した平面図である。このストップランプ32によれば、正面視で横長状の発光体となり、配光はストップランプに要求される所定の配光パターンとなる。
同図では、一対の導光体20、20を有する光学モジュール10が例示されているが、一対の導光体20、20のうち一方の導光体20のみが設けられた光学モジュールによって車両用信号灯具を構成してもよい。なお、光学モジュール10の配置は、要求されるデザインに応じ発光面が縦や斜め方向に配置されるようにしてもよい。また、光学モジュール10の配置は、要求されるデザインに応じ複数の光学モジュール10、10…が不連続に配置されるようにしてもよい。
上述した実施の形態においては、車両用信号灯具として車両の後部に設けられるテールランプのストップランプを例示したが、これに限られるものではなく、車両のポジションランプ、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプ等の車両用信号灯具にも本発明の光学モジュールを適用することができる。
10…光学モジュール、12…LED光源、14…レンズ体、16…第1のレンズ、16A…入射面、16B…出射面、18…第2のレンズ、18A…入射面、18B…内面、18C…出射面、20…導光体、20A…第1の反射面、20B…第2の反射面、20C…第3の反射面、20D…第4の反射面、22…回路基板、30…灯具ケーシング、32…ストップランプ

Claims (4)

  1. 指向性の無いLED光源と、
    前記LED光源から正面方向に拡散出射される光を、正面方向に集光する第1のレンズと、
    前記第1のレンズの外側に配置され、前記LED光源の側面方向に拡散出射される光を、立壁状の入射面と内面反射を利用して正面方向に集光する第2のレンズと、
    前記第2のレンズの出射面側の一部に配置されるとともに第2のレンズの側方に延設され、第2のレンズで内面反射された正面方向の光をその複数の傾斜面を利用して左右方向、前後方向、上下方向、及び前方に反射させることにより、第2のレンズの側方から正面方向に出射させる導光体と、
    を備えたことを特徴とする光学モジュール。
  2. 前記導光体は、前記第1のレンズの出射面を挟んで一対設けられ、その一対の導光体を合わせた該一対の導光体の出射面の短手方向の長さが第1のレンズの出射面の長さと略同じ長さに設定されている請求項1に記載の光学モジュール。
  3. 前記第1のレンズ、前記第2のレンズ、及び前記導光体が一体に設けられた請求項1又は2に記載の光学モジュール。
  4. 請求項1、2又は3に記載の光学モジュールが、複数個並列配置されて灯具ケーシングに収納されてなることを特徴とする車両用信号灯具。
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