JP7238605B2 - 車両用導光体及び車両用前照灯 - Google Patents

車両用導光体及び車両用前照灯 Download PDF

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Description

本発明は、車両用導光体及び車両用前照灯に関する。
光源からの光をレンズの入射面に直接入射させ、当該レンズの出射面から光を出射して車両前方に配光パターンを形成する、いわゆる直射型の車両用前照灯が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-213156号公報
特許文献1に記載のような直射型の車両用前照灯では、レンズのサイズが配光性能に影響する。近年では、サイズの小さいレンズが求められており、特に車両搭載状態における上下方向のサイズを小さくすることが求められている。しかしながら、レンズのサイズが小さくなると、光源からの光を有効利用できる範囲が狭くなるため、光の利用効率が低下する等の課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、光の利用効率を向上させることが可能な車両用導光体及び車両用前照灯を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用導光体は、光源からの光を入射する入射面と、前記入射面から入射した前記光を内面反射して略平行光とする第1反射面と、前記第1反射面からの前記略平行光を車両搭載状態における前方に向けて内面反射する第2反射面と、前記第2反射面で内面反射された前記光を出射して車両前方に配光パターンを照射する出射面とを備え、前記出射面は、車両搭載状態において、水平面に垂直であって前後方向に沿った平面による断面視で前後方向に並ぶ2つの焦点を有する楕円形を基調とする形状を有し、前記第2反射面は、前記平面による断面視で前記出射面の車両搭載状態における後方側の前記焦点と一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線を基調とする形状であって前記出射面側に凸となる形状を有する。
また、前記第2反射面は、前記前後方向について前記出射面の2つの前記焦点の間の位置に配置されてもよい。
また、前記第2反射面は、車両搭載状態における左右方向に延びた状態で形成される第1部分と、前記第1部分よりも車両搭載状態における前後方向についての曲率が大きい第2部分とが前記左右方向に並んだ状態で配置されてもよい。
また、前記第2反射面は、前記左右方向の両端に前記第1部分を有してもよい。
また、前記第2反射面は、前記左右方向の中央部に前記第2部分を有してもよい。
また、前記第2反射面は、車両搭載状態における左右方向に延びた状態で形成される第1面及び当該第1面よりも曲率の大きい第2面を有しており、前記車両用導光体の左右方向端部には、前記第1面が位置してもよい。
また、前記第1面は、当該第1面により反射されて前記出射面から出射される前記光が前記配光パターンの内側に照射されるように形成されてもよい。
本発明に係る車両用前照灯は、光源と、前記光源からの光を導光して出射し、車両前方に配光パターンを照射する上記の車両用導光体とを備える。
本発明によれば、光の利用効率を向上させることが可能な車両用導光体及び車両用前照灯を提供することができる。
図1は、車両用灯具の一例を示す平面図である。 図2は、車両用灯具の一例を示す断面図である。 図3は、車両用導光体の一例を示す図である。 図4は、車両用前照灯の動作の一例を示す平面図である。 図5は、車両前方の仮想のスクリーンに照射される集光パターン及び拡散パターンの一例を示す図である。 図6は、他の例に係る車両用前照灯を示す図である。 図7は、他の例に係る車両用前照灯を示す図である。
以下、本発明に係る車両用導光体及び車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用前照灯が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯100の一例を示す平面図である。車両用前照灯100は、後述する配光パターンP(図5参照)を車両前方に照射する。本実施形態では、配光パターンPとして、例えばハイビームパターン、ADBパターン等が挙げられる。車両用前照灯100は、光源10と、車両用導光体20とを備えている。
[光源]
光源10は、例えば半導体光源が用いられる。このような半導体光源としては、例えばLED等が挙げられる。光源10は、ランバーシアン分布を形成するように光を出射する発光面11を有する。発光面11は、後述の車両用導光体20の入射面21に対向して配置される。発光面11が車両用導光体20に向けられた状態で配置される。本実施形態において、光源10は、左右方向に複数、例えば5つ配置される。なお、光源10の個数は、5つに限定されず、4つ以下であってもよいし、6つ以上であってもよい。本実施形態において、光源10は、車両用導光体20に対して下方に配置され、発光面11が上方に向けられている。
[車両用導光体]
図2は、車両用導光体の一例を示す断面図である。図2は、図1におけるA-A断面に沿った構成を示す図である。図3は、車両用導光体の一例を示す図である。図3は、図2の車両用灯具を出射面とは反対側から見た一例を示す図である。車両用導光体20は、光源10からの光を導光して車両搭載状態における前方に出射する。本実施形態に係る車両用導光体20は、入射面21と、第1反射面22と、第2反射面23と、出射面24とを備える。
[入射面]
入射面21は、複数、例えば光源10毎に設けられる。入射面21は、車両用導光体20の下部に配置される。なお、入射面21は、光源10とは1対1に対応しない位置に設けられてもよい。例えば、1つの光源10に対して、入射面21が複数設けられる構成であってもよい。複数の入射面21は、車両搭載状態における左右方向に並んで配置される。入射面21は、例えば円錐台状に形成される。本実施形態では、例えば5つの入射面21が配置される。
各入射面21は、第1面21a及び第2面21bと、を有する。第1面21a及び第2面21bは、光源10からの光が入射する。第1面21aは、発光面11に対向する。第1面21aは、平面又は光源10側に突出する凸面である。第2面21bは、光源10の側方に配置され、光源10の発光面11及び第1面21aを囲うように円筒面状に配置される。
[第1反射面]
第1反射面22は、入射面21から入射した光を内面反射して略平行光にする。第1反射面22は、入射面21の第2面21bを囲うように配置され、当該第2面21bから入射した光を第2反射面23に向けて反射する。本実施形態において、第1反射面22は、入射面21に対応して設けられる。本実施形態において、第1反射面22は、例えば入射面21毎(光源10毎)に設けられ、5つの入射面21に対応する位置に配置される。
[第2反射面]
第2反射面23は、第1反射面22からの略平行光を前方(出射面24側)に向けて内面反射する。第2反射面23は、図2に示す断面視において、後述する出射面24の後方側の焦点F1と一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線PBを基調とする形状である。第2反射面23は、前方(出射面24側)に向けて凸となっている。なお、車両用導光体20を外部から見た場合、第2反射面23に対応する部分は、車両用導光体20の内側に向けて凹状となっている。
第2反射面23は、車両用導光体20の後側に設けられる。本実施形態において、第2反射面23は、例えば車両用導光体20の後側端部に設けられる。なお、車両用導光体20において、第2反射面23の後側端部に、車両用導光体20を取り付けるための取付部が設けられる構成であってもよい。第2反射面23は、出射面24の2つの焦点F1、F2の間の位置に配置される。つまり、第2反射面23は、焦点F1と焦点F2とを結ぶ仮想線分上に配置される。
第2反射面23は、左右方向に延びた状態で形成される第1部分23aと、左右方向の両端から中央部にかけて前方に向けて凸となる第2部分23bとが左右方向に並んだ状態で配置される。第1部分23a及び第2部分23bは、第1反射面22に対応して配置される。第1部分23aは、左右方向の両端に配置される第1反射面22と、左右方向の外側から2番目の位置に配置される第1反射面22とに対応する位置に設けられる。第1部分23aは、左右方向に直線状に延びる構成であってもよいし、前後方向に湾曲された構成であってもよい。第2部分23bは、左右方向の中央部に配置される。つまり、第2部分23bは、左右方向の中央部に配置される第1反射面22に対応して設けられる。第2部分23bは、第1部分23aよりも前後方向についての曲率が大きい。
第1部分23a及び第2部分23bは、例えば左右方向のどの位置においても、水平面に垂直で前後方向に沿った平面による断面を見た場合に、放物線PBを基調とし出射面24側に凸の曲線となる形状の曲面である。このため、第1部分23a及び第2部分23bは、第1反射面22で内面反射される略平行光を上下方向に拡散するように反射する。
また、第1部分23aは、このような曲面が左右方向に延びた状態で形成される。このため、第1反射面22で内面反射される光を左右方向について略平行光の状態で反射する。一方、第2部分23bは、左右方向の両端から中央部にかけて前方に向けて凸となる形状であるため、第1反射面22で内面反射される略平行光を左右方向に拡散するように反射する。
本実施形態では、第2部分23bが左右方向の中央部に配置される。このように第2部分23bを左右方向の中央部に配置することで、左右方向に拡散光を広い角度で形成できる。また、第2部分23bを中央部に配置し、第1部分23aを左右方向の両側に配置することで、左右対称な構成となり、左右方向に均等な角度で拡散光を形成することが可能となる。
また、第2部分23bを左右方向の中央部に配置することにより、左右方向の端部側に配置する場合に比べて、例えば車両用導光体20に対して左右方向の側方にハウジング等の構造物の一部が配置された場合であっても、当該構造物の一部によって光が遮蔽されにくい構成となる。なお、この場合、第2部分23bを左右方向の中央部に配置する構成に限定されず、左右方向の端部よりも中央側の位置に第2部分23bが配置された構成であってもよいし、左右方向の端部に第2部分23bが配置された構成であってもよい。左右方向の端部に第2部分23bが配置される場合の例としては、例えば第2部分23bのうち車両用導光体20の内側に位置する面の曲率が大きく、外側に位置する面の曲率が第1部分23aと同程度である構成が挙げられる。
[出射面]
出射面24は、第2反射面23で内面反射された光を出射して車両前方に照射して配光パターンP(図5参照)を形成する。出射面24は、図2に示す断面視において、焦点F1、F2を有する楕円形を基調とした形状である。出射面24は、このような楕円形を基調とした形状が、左右方向に延びた状態で形成される。なお、車両用導光体20のうち第2反射面23と出射面24との間の部分に、例えばプリズム部25が設けられてもよい。プリズム部25は、例えば車両用導光体20の上面に配置されるが、他の位置に設けられてもよい。また、プリズム部25は、設けられなくてもよい。
[動作]
次に、上記のように構成された車両用前照灯100の動作を説明する。図4は、車両用前照灯100の動作の一例を示す平面図である。図4では、光の経路を判別しやすくするため、プリズム部25の一部の図示を省略している。図5は、車両前方の仮想のスクリーンに照射される集光パターン及び拡散パターンの一例を示す図である。図5において、V-V線がスクリーンの垂直線を示し、H-H線がスクリーンの左右の水平線を示す。また、ここでは、垂直線と水平線との交点が、水平方向の基準位置であるとする。
車両用前照灯100におけるそれぞれの光源10を点灯させることにより、発光面11から光が放射される。この光のうち、入射面21の第1面21aに入射した光は、当該第1面21aによって略平行光となる。また、入射面21の第2面21bに入射した光は、第1反射面22によって内面反射されて略平行光となる。このように形成された略平行光は、第2反射面23において出射面24に向けて内面反射される。第2反射面23において内面反射された光は、出射面24から車両前方に向けて出射され、車両前方に配光パターンPが形成される。
図2に示すように、本実施形態では、第2反射面23が放物線状であり、出射面24側に凸となる形状である。このため、第2反射面23で内面反射される光Lは、上下方向に拡散された状態で出射面24に向かう。また、本実施形態では、出射面24が焦点F1、F2を有する楕円形状であり、第2反射面23が焦点F1に一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線状である。そのため、第2反射面23で反射された光Lは、出射面24によって上下方向について略平行光となるように集光された状態で車両前方に出射される。
また、図4に示すように、第2反射面23のうち第1部分23aにより内面反射されて出射面24から出射される光L1は、左右方向に集光された状態で車両前方に出射される。この光L1により、図5に示す集光パターンP1が形成される。一方、第2反射面23のうち第2部分23bにより内面反射されて出射面24から出射される光L2は、図4に示すように、左右方向に拡散された状態で車両前方に出射される。この光L2により、図5に示す拡散パターンP2が形成される。拡散パターンP2は、集光パターンP1に対して左右に広がった領域に形成される。配光パターンPは、集光パターンP1及び拡散パターンP2を含んだ状態で形成される。
図6は、他の例に係る車両用前照灯100Aを示す図である。図6では、光の経路を判別しやすくするため、プリズム部25の一部の図示を省略している。図6に示すように、車両用前照灯100Aは、光源10及び車両用導光体20Aを有する。車両用導光体20Aは、平面視において、出射面24Aが左右方向の両端側から中央側にかけて前方に凸となるように湾曲した形状を有している。第2反射面23は、出射面24Aの後方の焦点に一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線を基調としつつ、出射面24Aに対応した形状となるように形成される。車両用導光体20Aの他の構成については、上記実施形態と同様である。
図6に示す構成において、光源10を点灯させた場合、上記実施形態と同様に、入射面21に入射した光Lが第1反射面22において内面反射されて略平行光となる。第1反射面22からの光Lのうち、第2反射面23の第1部分23aで内面反射された光L3は、左右に拡散した状態で出射面24Aに到達する。出射面24Aに到達した光は、出射面24Aにおいて左右方向について集光され、略平行光として車両前方に出射される。一方、第1反射面22からの光Lのうち、第2反射面23の第2部分23bで内面反射された光L4は、左右に拡散した状態で出射面24Aに到達する。出射面24Aに到達した光は、出射面24Aにおいて、左右方向に拡散する拡散光として車両前方に出射される。
図7は、他の例に係る車両用前照灯100Bを示す図である。図7では、光の経路を判別しやすくするため、プリズム部25の一部の図示を省略している。図7に示すように、車両用前照灯100Bは、光源10及び車両用導光体20Bを有する。車両用導光体20Bにおいて、第2反射面23は、車両搭載状態における左右方向に延びた状態で形成される第1面23cと、当該第1面23cよりも曲率の大きい第2面23dとを有している。第1面23cは、第2反射面23のうち左右方向の外側端部と、左右方向の中央部とに配置される。第1面23cは、第1反射面22からの光Lを略平行光として反射する。第2面23dは、左右方向の外側から内側にかけて車両方向の後方に湾曲されている。第2面23dは、第1反射面22からの光Lを左右方向に拡散させて反射する。第2面23dは、第1面23cに比べて曲率が大きくなっている。第2面23dは、例えば第2反射面23のうち左右方向の外側端部に配置される第1面23cと、左右方向の中央部に配置される第1面23cとの間の位置にそれぞれ配置される。なお、第2面23dは、第2反射面23のうち左右方向の中央部に隣り合って配置されてもよい。また、第2面23dは、1つ又は3つ以上設けられてもよい。
図7に示す構成において、光源10を点灯させた場合、上記実施形態と同様に、入射面21に入射した光Lが第1反射面22において内面反射されて略平行光となる。第1反射面22からの光Lのうち、第2反射面23の第1面23cに到達する光L5は、第1面23cで略平行光として反射し、出射面24を介して配光パターンのうち内側に位置する箇所に照射される。また、第1面22からの光Lのうち第2反射面23の第2面23dに到達する光L6は、第2面23dで反射して左右方向に拡散され、出射面24を介して配光パターンのうち外側に位置する箇所に照射される。車両用導光体20Bの左右方向の両端には端面による壁部が存在する。図7に示す構成では、第1面23cにおいて光L5を略平行光として車両前方に反射することにより、車両用導光体20Bの端面側(外側)に光を反射することを抑制でき、漏れ光の発生を抑制できる。
以上のように、本実施形態に係る車両用前照灯100は、光源10からの光を入射する入射面21と、入射面21から入射した光を内面反射して略平行光とする第1反射面22と、第1反射面22からの略平行光を車両搭載状態における前方に向けて内面反射する第2反射面23と、第2反射面23で内面反射された光を出射して車両前方に配光パターンPを照射する出射面24とを備え、出射面24は、車両搭載状態において、水平面に垂直であって前後方向に沿った平面による断面視で前後方向に並ぶ2つの焦点F1、F2を有する楕円形ELを基調とする形状を有し、第2反射面23は、平面による断面視で出射面24の車両搭載状態における後方側の焦点F1と一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線PBを基調とする形状であって出射面24側に凸となる形状を有する。
この構成によれば、第2反射面23が放物線状であり、出射面24側に凸となる形状であるため、第2反射面23で内面反射される光Lは、上下方向に拡散された状態で出射面24に向かう。また、出射面24が焦点F1、F2を有する楕円形状であり、第2反射面23が焦点F1に一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線状であるため、第2反射面23で反射された光Lは、出射面24によって上下方向について略平行光となるように集光された状態で車両前方に出射される。
このように、本実施形態に係る車両用前照灯100は、光源10から入射面21に入射した光を内部で拡散させて出射面24に到達させ、出射面24から上下方向に集光した状態で出射するため、上下方向のサイズが小さい場合であっても、光源10からの光の多くを有効利用することができる。
本実施形態に係る車両用前照灯100において、第2反射面23は、前後方向について出射面24の2つの焦点F1、F2の間の位置に配置される。これにより、第2反射面23で反射される光を車両前方の出射面24に向けて確実に拡散させることができる。
本実施形態に係る車両用前照灯100において、第2反射面23は、車両搭載状態における左右方向に延びた状態で形成される第1部分23aと、左右方向の両端から中央部にかけて前方に向けて凸となる第2部分23bとが左右方向に並んだ状態で配置される。これにより、光を出射面24側に向けて拡散させた状態で内面反射することが可能な第2部分23bを有するため、拡散パターンP2を含む配光パターンPを容易に形成することができる。
本実施形態に係る車両用前照灯100において、第2反射面23は、左右方向の両端に第1部分23aを有する。この構成により、第2部分23bが左右方向の両端に配置されないようにすることができる。第2部分23bが左右方向の両端に配置される構成では、例えば車両用導光体20に対して左右方向の側方にハウジング等の構造物の一部が配置された場合に、当該構造物の一部によって拡散光の一部が遮蔽される可能性がある。これに対して、本実施形態では、第2部分23bが左右方向の両端に配置されないため、拡散光の一部が遮蔽されることを抑制できる。これにより、光源10からの光を有効利用することができる。
本実施形態に係る車両用前照灯100において、第2反射面23は、左右方向の中央部に第2部分23bを有する。この構成により、左右方向の中央部から両端側に向けて広い角度で拡散光を形成することができる。
本実施形態に係る車両用前照灯100は、光源10と、光源10からの光を導光して出射し、車両前方に配光パターンPを照射する車両用導光体20とを備える。この構成によれば、車両用導光体20を上下方向に小型化する場合でも光源10からの光の利用効率を向上させることができるため、光の利用効率が高くコンパクトな車両用前照灯100を提供することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上記実施形態では、第2反射面23のうち第2部分23bが左右方向の中央部の1箇所に配置された構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。第2部分23bが複数箇所、例えば複数の第1反射面22に対応する位置に配置されてもよい。また、第2部分23bが左右方向の両端から2番目の位置(計2箇所)にそれぞれ第2部分23bを配置してもよい。この場合、集光パターンP1の光量を抑え、拡散パターンP2の光量及び拡散幅を増加させることができる。
また、上記実施形態では、光源10が車両用導光体20の下方に配置される構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、光源10が車両用導光体20の上方に配置された構成であってもよい。この場合、入射面21及び第1反射面22については、車両用導光体20の上方に向けて突出する部分に設けることができる。また、第2反射面23については、上記実施形態に係る構成とは上下が反転した構成とすることができる。
F1,F2…焦点、L,L1,L2,L3,L4,L5,L6…光、P…配光パターン、P1…集光パターン、P2…拡散パターン、EL…楕円形、PR…放物線、10…光源、11…発光面、20,20A…車両用導光体、21…入射面、21a…第1面、21b…第2面、22…第1反射面、23…第2反射面、23a…第1部分、23b…第2部分、24,24A…出射面、25…プリズム部、100,100A,100B…車両用前照灯

Claims (8)

  1. 光源からの光を入射する入射面と、
    前記入射面から入射した前記光を内面反射して略平行光とする第1反射面と、
    前記第1反射面からの前記略平行光を車両搭載状態における前方に向けて内面反射する第2反射面と、
    前記第2反射面で内面反射された前記光を出射して車両前方に配光パターンを照射する出射面と
    を備え、
    前記出射面は、車両搭載状態において、水平面に垂直であって前後方向に沿った平面による断面視で前後方向に並ぶ2つの焦点を有する楕円形を基調とする形状を有し、
    前記第2反射面は、前記平面による断面視で前記出射面の車両搭載状態における後方側の前記焦点と一致又はほぼ一致する焦点を有する放物線を基調とする形状であって前記出射面側に凸となる形状を有する
    車両用導光体。
  2. 前記第2反射面は、前記前後方向について前記出射面の2つの前記焦点の間の位置に配置される
    請求項1に記載の車両用導光体。
  3. 前記第2反射面は、車両搭載状態における左右方向に延びた状態で形成される第1部分と、前記第1部分よりも車両搭載状態における前後方向についての曲率が大きい第2部分とが前記左右方向に並んだ状態で配置される
    請求項1又は請求項2に記載の車両用導光体。
  4. 前記第2反射面は、前記左右方向の両端に前記第1部分を有する
    請求項3に記載の車両用導光体。
  5. 前記第2反射面は、前記左右方向の中央部に前記第2部分を有する
    請求項3又は請求項4に記載の車両用導光体。
  6. 前記第2反射面は、車両搭載状態における左右方向に延びた状態で形成される第1面及び当該第1面よりも曲率の大きい第2面を有しており、
    前記車両用導光体の左右方向端部には、前記第1面が位置する
    請求項1又は請求項2に記載の車両用導光体。
  7. 前記第1面は、当該第1面により反射されて前記出射面から出射される前記光が前記配光パターンの内側に照射されるように形成される
    請求項6に記載の車両用導光体。
  8. 光源と、
    前記光源からの光を導光して出射し、車両前方に配光パターンを照射する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用導光体と
    を備える車両用前照灯。
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