JP2010204595A - 画像形成装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷対象に応じて装置を選択する必要がなく、適切なトナーを用いて印刷を実行することができる画像形成装置及び印刷制御方法の提供。
【解決手段】感光体ドラムと、当該感光体ドラムにトナーを供給する現像器と、当該感光体ドラム上に画像を形成する書込ユニットとを含む作像部を少なくとも備える画像形成装置において、前記トナーとして、CMYの3色からなる第1のトナー群(例えば、通常トナー)と、当該第1のトナー群よりも色再現域が広いCMYの3色からなる第2のトナー群(例えば、Vividトナー)と、K(黒色)のトナーとが搭載されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及び印刷制御方法に関し、特に、色再現域の異なる複数種類のトナー群を備える画像形成装置及び該画像形成装置を用いた印刷制御方法に関する。
プリンタやデジタル複合機などの印刷装置(以下、画像形成装置と呼ぶ。)が普及している。この画像形成装置では、コンピュータ端末から送信される印刷ジョブに基づいて画像を形成し、帯電された感光体に画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ローラや転写ベルトなどの中間転写体を介して用紙に転写する処理を行う。
ここで、画像形成装置に使用されるトナーなどの部材には各々、色の特性があり、再現しやすい色もあれば再現しにくい色もある。そこで、画像形成に際して、これらの部材の色の特性を考慮して、元の画像の色をできるだけ忠実に再現できるようにする様々な手法が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、対象となる画像の特性を自動認識し、その画像特性に応じて最適な色再現処理(カラーマッチング)方式に切り替える装置が開示されている。また、下記特許文献2、3には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、レッド、グリーン及びブルーの7色のインクを使用する装置が開示されている。
特開2002−182634号公報 特開平8−244254号公報 特開平10−44473号公報
このように、画像特性に応じて再現方式を切り替えたり、複数インクの重ね合わせてできる色を単色インクに置き換えたりすることにより、元の画像に近い色を再現することは可能であるが、CMYやCMYK、CMYK+RGBの各トナーで構成されるトナー群には、再現可能な色の範囲(色再現域と呼ぶ。)があるため、元の画像の中に色再現域外の色が含まれる場合は、所望の色の画像を再現することができない。
このような背景から、近年、従来使用されてきたトナー群(以下、通常トナーと呼ぶ。)よりも彩度の高い鮮やかな色が再現できるトナー群(以下、Vividトナーと呼ぶ。)が開発されており、このVividトナーを搭載した画像形成装置を利用することにより、通常トナーの色再現域外の色をより忠実に再現することが可能である。
しかしながら、Vividトナーは通常トナーよりも高価なため、元の画像が双方のトナーで再現可能な色(双方のトナーの色再現域内の色)のみで構成されている場合に、Vividトナーを使用して印刷を行うと、印刷コストが上昇してしまう。また、Vividトナーで印刷すると鮮やかな色となるため、例えば、彩度の低い深みのある色などを再現したい場合には、通常トナーを使用した方が再現性がよくなる場合もある。
従って、印刷コストを抑え、かつ、色再現性を高めるためには、元の画像の色に応じてトナー群を選択することが望ましいが、従来は、通常トナーとVividトナー等の色再現域の異なる複数種類のトナー群を備えた画像形成装置はなく、かつ、元の画像の色と各トナー群の色再現域とに基づいて適切なトナー群を選択する手法は無かったため、上記問題を解決することができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、印刷対象に応じて装置を選択する必要がなく、適切なトナーを用いて印刷を実行することができる画像形成装置及び印刷制御方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、搭載される各々のトナー群の寿命を延ばし、かつ、使用しないトナー群による印刷画質の低下を抑制することができる画像形成装置及び印刷制御方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数種類のトナー群を搭載する装置の小型化を実現することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、感光体ドラムと、当該感光体ドラムにトナーを供給する現像器と、当該感光体ドラム上に画像を形成する書込ユニットとを含む作像部を少なくとも備える画像形成装置において、前記トナーとして、CMYの3色からなる第1のトナー群と、当該第1のトナー群よりも色再現域が広いCMYの3色からなる第2のトナー群と、K(黒色)のトナーとが搭載されているものである。
本発明においては、前記第1のトナー群を構成するCMYの3色のトナー、前記第2のトナー群を構成するCMYの3色のトナー及び前記Kのトナーの各々に対して、前記作像部が設けられている構成とすることができ、前記第1のトナー群を構成するCMYの3色のトナーに対応する3つの作像部と、前記第2のトナー群を構成するCMYの3色のトナーに対応する3つの作像部とが、各々、移動可能なユニットとして構成され、いずれか一方のトナー群のみを使用して印刷を行う場合は、他方のトナー群の前記ユニットを、前記感光体ドラムに形成した画像を転写する転写ベルトから待避させることができる。
また、本発明においては、前記CMYの3色の各々の色に対して、1本の前記感光体ドラムに、前記第1のトナー群の当該色に対応する前記現像器及び前記書込ユニットと、前記第2のトナー群の当該色に対応する前記現像器及び前記書込ユニットとが配置されている構成とすることもできる。
また、本発明は、感光体ドラムと、当該感光体ドラムにトナーを供給する現像器と、当該感光体ドラム上に画像を形成する書込ユニットとを含む作像部を少なくとも備え、前記トナーとして、CMYの3色からなる第1のトナー群と、当該第1のトナー群よりも色再現域が広いCMYの3色からなる第2のトナー群と、K(黒色)のトナーとが搭載されている画像形成装置を含むシステムにおける印刷制御方法であって、前記第1のトナー群及び前記第2のトナー群の色再現域を記憶部に登録する第1ステップと、印刷対象となる画像データに基づく画像の各部の色情報を所定の色空間上の値に変換する第2ステップと、前記所定の色空間上の値と前記記憶部に登録した各々のトナー群の色再現域との関係に基づいて、前記画像の各部の印刷に使用するトナー群を決定する第3ステップと、決定したトナー群を使用して、前記画像の各部を印刷する第4ステップと、を少なくとも有するものである。
本発明の画像形成装置及び印刷制御方法によれば、下記記載の効果を奏する。
本発明の主たる効果は、印刷対象に応じて装置を選択する必要がなく、適切なトナーを用いて印刷を実行することができるということである。
その理由は、通常トナー等の第1のトナー群と、第1のトナー群よりも彩度の高い(色再現域の広い)Vividトナー等の第2のトナー群とを画像形成装置に搭載することにより、1台の装置で2種類のトナー群を使い分けることができるからである。また、印刷対象となる画像の色を数値化して各々のトナー群の色再現域と比較し、いずれかのトナー群のみで再現可能な色に対してはそのトナー群を使用し、双方のトナー群で再現可能な色に対しては第1のトナー群を使用し、双方のトナー群で再現できない色に対しては第2のトナー群を使用する制御を行うからである。
また、本発明の他の効果は、搭載される各々のトナー群の寿命を延ばし、かつ、使用しないトナー群による印刷画質の低下を抑制することができるということである。
その理由は、一方のトナー群を使用して印刷を行う場合は、他方のトナー群の作像部の動作を停止させたり、他方のトナー群の書込ユニット及び感光体ユニットをユニット化した作像ユニットの動作を停止又は転写ベルトから待避させることにより、他方のトナー群の消耗を抑え、他方のトナー群の感光体ドラムに残存するトナーが転写ベルトに付着することを防止できるからである。
また、本発明の他の効果は、複数種類のトナー群を搭載する装置の小型化を実現することができるということである。
その理由は、CMYの各色に対して、1本の感光体ドラムに、第1のトナー群の現像部及び書込ユニットと第2のトナー群の現像部及び書込ユニットとを配置することにより、感光体ドラムの本数を減らすことができるからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部の具体的構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部のトナー群毎にユニット化した構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部のVividトナー作像ユニットを待避させた状態を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部の通常トナー作像ユニットを待避させた状態を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部の色毎にユニット化した構成を示す図である。 Vividトナーと通常トナーの色再現域を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末の表示部に表示される画面(プリンタドライバ画面)の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末の表示部に表示される画面(プロパティ画面)の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末におけるユーザ操作の手順を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末におけるプリンタドライバの動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置におけるLabデータへの変換手順を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置におけるCMYK印刷データへの変換手順を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、Vividトナーを搭載した画像形成装置では、通常トナーを搭載した画像形成装置よりも彩度の高い鮮やかな色が再現可能であるが、Vividトナーは通常トナーよりも高価なため、双方のトナーで再現可能な色は、通常トナーを用いて印刷することが望ましい。また、彩度の低い深みのある色などは、通常トナーの方が再現性がよくなる場合がある。
そこで、本発明の一実施の形態では、画像形成装置に、第1のトナー群(例えば、通常トナー)と、第1のトナー群よりも彩度の高い(色再現域の広い)第2のトナー群(例えば、Vividトナー)などの複数種類のトナー群を搭載する。このように、1台の画像形成装置に複数種類のトナー群を搭載することにより、印刷対象に応じて画像形成装置を選択する手間を省き、ユーザに利便性を向上させる。
また、本発明の他の実施の形態では、一方のトナー群のみを使用して印刷を行う場合は、他方のトナー群の作像部の動作を停止させたり、通常トナー(CMY)とVividトナー(CMY)の作像部(書込ユニット及び感光体ユニット)を、それぞれ1つの作像ユニットとして構成し、他方のトナー群の作像ユニットの動作を停止又は転写ベルトから退避させる。これにより、使用しないトナー群の消耗を抑えて寿命を延ばすことが可能となり、使用しないトナー群の感光体ドラムに残存しているトナーが転写ベルトに付着することを防止して印刷画質の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明の他の実施の形態では、CMYの各色に対して、1本の感光体ドラムに、通常トナーの現像部及び書込ユニットとVividトナーの現像部及び書込ユニットとを配置する。このように、色毎にユニット化することにより、感光体ドラムの本数を減らして画像形成装置の小型化を実現することが可能となる。
また、上記構成の画像形成装置において、印刷対象となる画像を所定の単位(例えば、Bit単位)で所定の色空間における値(例えば、Lab値)に変換し、その値が、各トナー群の色再現域のどの領域に属するかを判定し、その判定結果に基づいてどのトナー群を利用するかを決定する。例えば、第1のトナー群のみで再現可能な色に対しては第1のトナー群を使用し、第2のトナー群のみで再現可能な色に対しては第2のトナー群を使用し、双方のトナー群で再現可能な色に対しては予め定めた一方のトナー群(より安価なトナー群)を使用するように制御する。また、双方のトナー群で再現できない色に対してはより再現性の高い(色再現域に近い)トナー群を使用するように制御する。これにより、所望の画像により近い出力結果が得られ、かつ、コストを必要最低限に抑えることが可能になる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置及び印刷制御方法について、図1乃至図17を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの構成を示す図であり、図2は、コンピュータ端末の構成を示す図である。また、図3及び図4は、画像形成装置の構成を示す図であり、図5乃至図9は画像形成装置の印刷部の構成例を示す図である。また、図10は、通常トナーとVividトナーの色再現域を示す図であり、図11及び図12は、コンピュータ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。また、図13及び図14は、コンピュータ端末における動作を示すフローチャート図であり、図15乃至図17は、画像形成装置における動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、印刷ジョブを送受信する1又は複数のコンピュータ端末10と、印刷ジョブを受信して印刷を実行する1又は複数の画像形成装置20とで構成され、これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク30によって接続されている。
また、図2に示すように、コンピュータ端末10は、制御部11と、表示部12と、操作部13などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリ11b、HDD(Hard Disk Drive)11c、通信I/F部11dなどを備え、これらはバスを介して接続されている。CPU11aは、各部の制御を行う。メモリ11bは、HDD11c、通信I/F部11dから読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分であり、記憶されたデータはCPU11aによって処理され、必要に応じてHDD11cや通信I/F部11dに転送される。HDD11cは、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、印刷ジョブなどを格納し、CPU11aにより必要に応じて読み出され、メモリ11b上で実行処理される。通信I/F部11dは、通信ネットワーク30を介して繋がっている機器との接続を確立し、データの送受信を実行する。
上記制御部11は、文書を作成するためのアプリケーションや文書の印刷を指示するプリンタドライバとして機能し、アプリケーションで作成した文書データは、プリンタドライバにより、画像形成装置20で読み取り可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPS(Post Script)などのPDL(Page Description Language))の印刷ジョブに変換され、通信I/F部11dを介して画像形成装置20に送信される。
表示部12は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、画像形成装置20へ送信する印刷ジョブを設定するためのプリンタドライバ画面やプロパティ画面等を表示する。
操作部13は、表示部12上に表示された情報を操作したり、情報を入力したりする部分であり、ポインティングデバイス、キーボード、トラックボール、トラックパッド、タブレット、及びスタイラスペンなどで構成される。
また、図3及び図4に示すように、画像形成装置20は、制御部21と、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿送り装置)22と、画像読取部23と、表示部24と、操作部25と、給紙部26と、印刷部27と、後処理部28などで構成される。
制御部21は、各構成部を制御する部分で、CPU21a、ROMやRAMなどのメモリ21b、HDD21c、通信I/F部21dなどを備え、これらはバスを介して接続されている。CPU21aは各部の制御などを行う。メモリ21bは、HDD21c、画像読取部23、通信I/F部21dから読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分で、記憶されたデータはCPU21aによって画像処理され、必要に応じてHDD21cや印刷部27に転送される。HDD21cは、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、所定の色空間における各トナー群の色再現域を規定するデータ、後述するICC(International Color Consortium)プロファイルなどを格納し、CPU21aにより必要に応じて読み出され、メモリ21b上で実行処理される。通信I/F部21dは、通信ネットワーク30を介して繋がっている機器との接続を確立し、データの送受信を実行する。
上記制御部21は、印刷ジョブの各ページのデータをラスタライズし、必要に応じて画像処理やスクリーニングを行って、印刷部27で印刷可能なビットマップデータを作成する画像処理部としても機能する。
また、制御部21は、印刷部27の各部の動作を制御すると共に、各ページのビットマップデータを所定の単位(例えば、Bit単位)で所定の色空間上の値に変換し、その値が第1のトナー群(例えば、通常トナー)及び第2のトナー群(通常トナーよりも彩度の高いトナー、例えば、Vividトナー)の色再現域のどの領域に属するか(すなわち、一方のトナー群でのみ再現可能な色であるか、双方のトナー群で再現可能な色であるか、いずれのトナー群でも再現できない色であるか)を判別し、その判別結果に基づいて、使用するトナー群(例えば、一方のトナー群でのみ再現可能な色であればそのトナー群、双方のトナー群で再現可能な色であればより安価なトナー群、いずれのトナー群でも再現できない色であればより色再現性の良いトナー群)を決定する印刷制御部としても機能する。この印刷制御部はハードウェアとして構成してもよいし、コンピュータを印刷制御部として機能させる印刷制御プログラムとして構成し、該プログラムを制御部21上で実行する構成としてもよい。
ADF22は、単数もしくは複数枚の原稿用紙を自動で画像読取部23へ搬送する部分である。
画像読取部23は、原稿台上の原稿用紙から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成される。
表示部24は、液晶表示装置や有機EL表示装置等からなり、画像形成装置20を操作するための各種画面を表示する。また、操作部25は、ボタンやスイッチ等からなり、各種設定や指示を行う。なお、表示部24と操作部25は別々の装置としても良いし、表示部24上に、透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチパネル)25を設けた一体の装置としてもよく、タッチパネルの場合は、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部21に出力する。
給紙部26は、各種サイズの用紙を格納する用紙トレイで構成される。また、格納された用紙を印刷部27へ送り出す部分を含む。
印刷部27は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成に必要な構成要素で構成され、画像読取部23から読み込んだ画像データ、あるいは通信I/F部21dを介して受け取った印刷ジョブに基づいて、指定された用紙に画像を形成し、後処理部28に送り出す。この印刷部27の詳細は後述する。
後処理部28は、印刷部27から搬送される用紙を、制御部21からの指示により、パンチ・ステープル・製本などのユーザの希望するフィニッシング処理を加えて出力する。
なお、図1乃至図4は本実施例の一例であり、適宜変更可能である。例えば、画像形成装置20をプリンタとして使用する場合は、ADF22や画像読取部23を省略してもよいし、後処理を行う必要が無い場合は、後処理部28を省略してもよい。
また、図1では、印刷システムをコンピュータ端末10と画像形成装置20とで構成したが、通信ネットワーク30に、印刷ジョブをビットマップデータに変換するRIP(Raster Image Processor)コントローラ等の制御装置が接続される構成としても良く、その場合は、制御装置を印刷制御部(印刷制御プログラム)として機能させればよい。
次に、印刷部27の具体的な構成について説明する。
上記印刷部27は、図5に示すように、書込ユニットと感光体ユニットと転写ユニットと搬送ユニットなどで構成される。書込ユニットは、レーザダイオードなどで構成され、画像処理部から入力されたビットマップデータに基づいてレーザ光を照射して露光する。感光体ユニットは、感光体ドラム、現像器、帯電器、感光体クリーニング部などで構成され、感光体ドラム上に現像器から供給されたトナーの潜像を形成する。本実施例では、第1のトナー群(通常トナー)のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)と、第1のトナー群よりも彩度の高い(色再現域の広い)第2のトナー群(Vividトナー)のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)と、黒(K)の計7色のトナーに対応する7つの感光体ユニット及び書込ユニットを備え、印刷制御部(印刷制御プログラム)により、独立して駆動/休止が制御される。転写ユニットは、1次転写ドラム、中間転写ベルト、ベルトクリーニング部、2次転写ローラ、ローラクリーニング部などで構成され、感光体ユニットで形成されたトナー像を中間転写体として機能する中間転写ベルトに転写した後、中間転写ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する。定着ユニットは、定着器、定着器クリーニング部などで構成され、用紙に転写されたトナー像を定着させる。搬送ユニットは、給紙ローラ、レジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラなどで構成され、給紙部27から所望の用紙を2次転写ローラに搬送し、定着後の用紙を後処理部28に排出する。
図5は印刷部27の基本的な構成であるが、通常トナーのCMYの3色、VividトナーのCMYの3色及びKの計7色の感光体ユニットが常に中間転写ベルトに接触している構成では以下の問題がある。例えば、通常トナーのCMYの3色及びKの計4色のみを用いて画像形成する場合に、使用しないVividトナーの感光体ユニットが駆動するとVividトナーの寿命が短くなったり、感光体ドラムに残存しているVividトナーが中間転写ベルトに付着したりする等の問題が生じる。逆に、VividトナーのCMYの3色及びKの計4色のみを用いて画像形成する場合に、使用しない通常トナーの感光体ユニットが駆動すると通常トナーの寿命が短くなったり、感光体ドラムに残存している通常トナーが中間転写ベルトに付着したりする等の問題が生じる。
このような問題に対して、例えば、印刷部27の主要部を記載した図6に示すように、通常トナーのCMYの作像部(書込ユニット及び感光体ユニット)を通常トナー作像ユニット、Vividトナーの作像部(書込ユニット及び感光体ユニット)をVividトナー作像ユニットとし、各々の作像ユニットに、当該作像ユニットを機械的に移動させる手段(具体的な構造は問わない。)を接続し、印刷制御部(印刷制御プログラム)の制御により、独立して中間転写ベルトに接触又は中間転写ベルトから退避できるようにすることができる。また、各々の作像ユニットを電気的に制御可能にし、印刷制御部(印刷制御プログラム)の制御により、独立して駆動/休止できるようにすることができる。
例えば、通常トナーだけで印刷できる色域しか持たない印刷データの場合には、図7のように、Vividトナー作像ユニットを退避又は休止させ、使用しないVividトナーの消耗を抑え、かつ、Vividトナーの付着を防止することができる。逆に、Vividトナーだけで印刷できる色域しか持たない印刷データの場合には、図8のように、通常トナー作像ユニットを退避又は休止させ、使用しない通常トナーの消耗を抑え、かつ、通常トナーの付着を防止することができる。
この場合、K作像部のKトナーは通常トナー及びVividトナー共通で使用するため、常に接触している構成とする。また、通常トナーとVividトナーの作像部をユニット化する場合、一方の作像ユニットを長期にわたり休止したままにしておくとトナーが固まる等の問題が生じるため、使用しない作像ユニットを定期的に駆動させたり、電源投入時には双方の作像ユニットを一定時間駆動させる等の制御を行うことが好ましい。
また、多色プリンタの場合、中間転写ベルトに一度全色のトナーを用いて画像を形成し、その画像を印刷用紙に転写する方法が一般的である。そこで、例えば、印刷部27の主要部を記載した図9に示すように、CMYの各色の感光体ドラムを1本とし、感光体ドラム1本に対してVividトナーと通常トナーの現像部及び書込ユニットを配置し、印刷制御部(印刷制御プログラム)の制御により、各々の現像部及び書込ユニットが独立して駆動/休止できるようにすることも可能である。この構成では、感光体ドラムの本数を減らすことができるため、コストダウンが可能になる。また、印刷部27のサイズを小さくすることができるため、画像形成装置20の小型化を実現することができる。
なお、図5乃至図9では、通常トナーのCMYの3色、VividトナーのCMYの3色及びKの計7色のトナーを使用する場合を示したが、通常トナーのCMYKと、VividトナーのCMYKの計8色のトナーを使用してもよい。
次に、本実施例で用いる通常トナー及びVividトナーの特性について説明する。図10は、一般的にガモット(Gamut:プリンタ、モニタなどの周辺機器が再現できる色の範囲)と呼ばれる表現方法に、通常トナーとVividトナーの色再現域を表したものであり、Lab値(L軸=明るさ、a軸=緑〜赤、b軸=青〜黄)で表される色空間立体イメージを上から見たものである。
図10より、Blue、Magenta、Red、Greenに関しては、通常トナーの色再現域(図の破線の領域)よりもVividトナーの色再現域(図の実線の領域)の方が広いことが分かる。また、Cyanに関しては、Vividトナーの色再現域よりも通常トナーの色再現域の方が広いことが分かる。また、粗いドットのハッチング領域は、通常トナー及びVividトナーの双方で再現可能な色の領域を示しており、細かいドットのハッチング領域は、Vividトナーのみが再現可能な色の領域を示しており、斜線のハッチング領域は、通常トナーのみが再現可能な色の領域を示している。
なお、本実施例における複数種類のトナー群は、色再現域の少なくとも一部が相重なるトナー群の組み合わせであればよく、各トナー群の色再現域は特に限定されない。例えば、図10では、各々のトナー群でのみ再現可能な領域を有する組み合わせとしたが、一方のトナー群の色再現域が他方のトナー群の色再現域を包含する組み合わせとしてもよい。また、本実施例では、Labで管理される色空間を用いているが、CIE XYZなど、装置に依存しないデバイスインディペンデントカラー(Device Independent Color)で管理される任意の色空間を用いることができる。
以下、上記構成の印刷システムを用いて印刷を行う手順について説明する。
まず、本実施例のコンピュータ端末10におけるユーザの操作について、図13のフローチャート図、図11及び図12の画面例を参照して説明する。
<ユーザの操作>
コンピュータ端末10の制御部11は、アプリケーションを動作させ、ユーザは、アプリケーションを使用して所望の色が指定された文書データを作成する(S101)。
次に、アプリケーションのファイルメニューなどにより印刷を指示すると(S102)、制御部11は、プリンタドライバを動作させ、表示部12に図11に示すようなプリンタドライバ画面40を表示させる。このプリンタドライバ画面40には、プリンタや印刷範囲、印刷部数、印刷対象や印刷指定、拡大/縮小などを設定する欄が設けられている、ユーザは操作部13を操作して各項目の設定を行う。そして、プリンタ指定欄のプロパティボタンを押下すると、制御部11は、表示部12に図12に示すようなプロパティ画面41を表示させる。
このプロパティ画面41には、Vividトナーの使用条件を設定する欄が設けられており、必要に応じて、ユーザは操作部13を操作してVividレベルの設定を行う(S103)。例えば、Vividを強調したい場合は、Vividレベルをプラス方向に設定すれば、より多くの画像領域(ビット)がVividトナーで印刷される。また、Vividを抑えてコストも下げたい場合は、Vividレベルをマイナス方向に設定すれば、Vividトナーで印刷する画像領域(ビット)が少なくなる。また、コストを重視する場合は、「Vividを使用しない」を選択すれば、Vividトナーを使用せずに通常トナーのみで印刷することもできる。
また、プロパティ画面41には、色再現域外の色に対する処理を規定する欄が設けられており、ユーザは操作部13を操作して再現範囲外色域処理を選択する(S104)。例えば、通常トナーでもVividトナーでも再現できない色域が含まれる場合に、その色域に対してVividトナーを用いるか(Vivid出力)、通常トナーを用いるか(通常出力)を設定する。
また、プロパティ画面41には、印刷に関する詳細項目を設定する欄が設けられており、ユーザは操作部13を操作して、例えば、原稿サイズ、出力サイズ、印刷方法(片面、両面、小冊子等)、仕上げ(ステープル、パンチ)などの選択を行う(S105)。
そして、ユーザはVividレベルの設定、再現範囲外色域処理の選択、詳細項目の設定を行った後、プロパティ画面41のOKボタンを押す(S106)。
次に、本実施例のコンピュータ端末10におけるプリンタドライバの処理について、図14のフローチャート図を参照して説明する。
<プリンタドライバの処理>
まず、プリンタドライバは、プロパティ画面41で設定された各種パラメータを解釈し、これらを印刷ジョブに記述可能な設定情報に変換する(S201)。
次に、プリンタドライバは、プリンタドライバ画面40でOKボタンが押されたかを監視する(S202)。
そして、OKボタンが押されたら、プリンタドライバは、変換された各種設定情報とアプリケーションで作成された文書データとを、PDLの印刷ジョブに変換し、印刷ジョブを画像形成装置20に送信する(S203)。このとき、画像形成装置20に送る印刷ジョブの中には、色域情報が含まれる。
次に、本実施例の画像形成装置20の動作について、図15乃至図17のフローチャート図を参照して説明する。なお、画像形成装置20のメモリ21b又はHDD21cには、所定の色空間における第1のトナー群(ここでは通常トナー)及び第2のトナー群(ここではVividトナー)の色再現域を規定するデータ及びICCプロファイル(各デバイスの色に関する特性が記述されたデバイスプロファイル)が予め記憶されているものとする。
画像形成装置20の制御部21は、プリンタドライバより送信される印刷ジョブを受信し(S301)、受信が完了したら(S302のYes)、印刷ジョブの各ページのデータをラスタライズし、印刷部27で印刷可能なデータ形式、例えばビットマップ形式の画像データに変換する(S303)。そして、変換した画像データをメモリ21bやHDD21cに格納する(S304)。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、ICCプロファイルを用いて、格納した画像データをBit単位でLabデータに変換(言い換えると画像データに基づく画像の各画素の色情報をLab値に変換)する(S305)。具体的には、図16に示すように、RGBやCMYKなどの画像データを入力し(S305a)、RGBやCMYKなどの装置に依存するデバイスディペンデントカラー(Device Dependent Color)を、ICCプロファイルを使用してLabなどのデバイスインディペンデントカラーに色変換を行い(S305b)、Labデータを出力する(S305c)。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、ICCプロファイルを用いて、同じ画像データをBit単位で、それぞれのトナー群を用いた場合の印刷データに変換する(S306)。具体的には、図17に示すように、RGBやCMYKなどの画像データを入力し(S306a)、所定の画像処理を行った後(S306b)、ICCプロファイルを使用して色変換処理を行い(S306c)、C'M'Y'K'などの印刷データを出力する(S306d)。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、メモリ21b又はHDD21cから通常トナー及びVividトナーの色再現域を規定するデータを読み出し、S305で変換したLabデータの値(Lab値)と、通常トナー及びVividトナーの色再現域とを比較する(S307)。
そして、制御部(印刷制御プログラム)は、Lab値が通常トナーの色再現域内であるかを判断し(S308)、通常トナーの色再現域内(図10における粗いドットのハッチング領域及び斜線のハッチング領域)であれば、画像データのそのBitを、通常トナーを使用する領域に分類する(S309)。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、Lab値がVividトナーの色再現域内であるかを判断し(S310)、通常トナーの色再現域外、かつ、Vividトナーの色再現域内(図10における細かいドットのハッチング領域)であれば、画像データのそのBitを、Vividトナーを使用する領域に分類する(S311)。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、図12のプロパティ画面41における再現範囲外色域処理の設定を印刷ジョブから読み出し、通常出力に設定されていれば(S312のYes)、画像データのそのBitを、通常トナーを使用する領域に分類し(S313)、Vivid出力に設定されていれば(S312のNo)、画像データのそのBitを、Vividトナーを使用する領域に分類する(S314)。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、画像データの全Bitに対する処理が終了したかを判断し(S315)、処理が終了していなければ、ステップS305に戻って同様の処理を繰り返す。通常トナーを使用する領域とVividトナーを使用する領域とに分類された各ビットデータは、それぞれ通常トナーのCMYK値、またはVividトナーのCMY値を持ち、通常トナーCMYKのトナー量と、VividトナーCMYのトナー量が全Bitに設定される。
次に、制御部(印刷制御プログラム)は、印刷ジョブで規定される各種パラメータを分析し、その設定値に従い、各色ドラムの印刷データとして印刷部27に送出する(ステップS316)。
その後、印刷部27で印刷処理を実行する(ステップS317)。その際、図5乃至図9の構成の印刷部27では、制御部(印刷制御プログラム)は、一方のトナー群のみを使用する場合は、他方のトナー群に対応する作像部(図9の場合は現像器及び書込ユニット)の動作を停止させる制御を行う。更に、図6の構成の印刷部27では、制御部(印刷制御プログラム)は、通常トナーを使用する場合は図7のようにVividトナー作像ユニットを待避させ、Vividトナーを使用する場合は図8のように通常トナー作像ユニットを待避させる制御を行う。
なお、上記フローは、図12のプロパティ画面41のVivid設定欄でVividレベル0に設定された場合を想定して、Lab値が通常トナーの色再現域内であれば、Vividトナーの色再現域内であるか否かに関わらず通常トナーを使用する領域に分類し、Lab値が通常トナーの色再現域外であり、かつ、Vividトナーの色再現域内であれば、Vividトナーを使用する領域に分類したが、Vividレベルがプラス又はマイナスの場合は判断の基準が変わることとなる。
例えば、Vividレベル+1=10%に予め設定されている場合は、Lab値を重み付け(ここでは10%加算)した値が判断の基準となる。つまり、標準状態に比べ10%増しの色域までVividトナーを使用する領域と判断される。もちろん、この10%といった値はいくつに設定しても良いし、%ではなく単純に数値を増減するだけでも良い。
また、通常トナーの色再現域とVividトナーの色再現域の境界については、基本的には各トナーの色再現域と完全に一致させるが、通常トナーの持つ色再現域側またはVividトナーの持つ色再現域側に振ることが可能である。こうすることにより、低コスト化や、Vividトナーを強調した画像など、ユーザの好みを反映した画像を再現することができる。その際、それぞれの振り幅は適否設定可能であり、かつVividを使わないモードも設定可能である。
また、上記フローでは、Bit単位で通常トナー領域又はVividトナー領域に分類したが、通常トナーで再現できない領域はある程度の大きさがあると考えられることから、複数Bitなどの所定の単位(言い換えると複数画素などの所定の領域単位で)で通常トナー領域又はVividトナー領域に分類してもよい。その場合は、所定の単位でLab値の平均値を求めるか、若しくは、所定の単位のRGB値の平均値をLab値に変換すればよい。
以上説明したように、画像形成装置20の印刷部27に、第1のトナー群(通常トナー)と、第1のトナー群よりも彩度の高い(色再現域の広い)第2のトナー群(Vividトナー)が搭載されているため、印刷対象に応じて画像形成装置20を選択する必要がなくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、一方のトナー群のみを用いて印刷を行う場合に、他方のトナー群の作像部の動作を停止させたり、通常トナーとVividトナーの作像部をそれぞれユニット化し、他方のトナー群の作像ユニットを待避させることにより、使用しないトナーの無駄な消費を抑えて寿命を長くすることができ、感光体ドラムに残存するトナーの付着を防止して印刷画質の向上を図ることができる。また、色毎にユニット化して感光体ドラムの本数を減らすことにより、装置の小型化を実現することもできる。
また、印刷対象とする画像データを所定の単位でLab値に変換し、そのLab値が各トナー群の色再現域のどの領域に属するかに基づいてどのトナー群を使用するかが決定されるため、双方のトナー群で再現できる場合はより安価なトナー群を使用し、一方のトナー群でしか再現できない場合のみそのトナー群を使用することでき、これにより、印刷コストを抑え、かつ、色再現性を高めることができる。
なお、上記実施例では、通常トナーとVividトナーの2種類のトナー群を利用する場合について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、色再現域の異なる3種以上のトナー群を利用する場合に対しても同様に適用することができる。
本発明は、色再現域の異なる複数種類のトナー群を備える画像形成装置及び該画像形成装置を用いて印刷を制御する方法並びにプログラムに利用可能である。
10 コンピュータ端末
11 制御部
11a CPU
11b メモリ
11c HDD
11d 通信I/F部
12 表示部
13 操作部
20 画像形成装置
21 制御部
21a CPU
21b メモリ
21c HDD
21d 通信I/F部
22 ADF
23 画像読取部
24 表示部
25 操作部
26 給紙部
27 印刷部
28 後処理部
30 通信ネットワーク
40 プリンタドライバ画面
41 プロパティ画面

Claims (8)

  1. 感光体ドラムと、当該感光体ドラムにトナーを供給する現像器と、当該感光体ドラム上に画像を形成する書込ユニットとを含む作像部を少なくとも備える画像形成装置において、
    前記トナーとして、CMYの3色からなる第1のトナー群と、当該第1のトナー群よりも色再現域が広いCMYの3色からなる第2のトナー群と、K(黒色)のトナーとが搭載されている、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1のトナー群を構成するCMYの3色のトナー、前記第2のトナー群を構成するCMYの3色のトナー及び前記Kのトナーの各々に対して、前記作像部が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のトナー群を構成するCMYの3色のトナーに対応する3つの作像部と、前記第2のトナー群を構成するCMYの3色のトナーに対応する3つの作像部とが、各々、移動可能なユニットとして構成され、
    いずれか一方のトナー群のみを使用して印刷を行う場合は、他方のトナー群の前記ユニットを、前記感光体ドラムに形成した画像を転写する転写ベルトから待避させる、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記CMYの3色の各々の色に対して、1本の前記感光体ドラムに、前記第1のトナー群の当該色に対応する前記現像器及び前記書込ユニットと、前記第2のトナー群の当該色に対応する前記現像器及び前記書込ユニットとが配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 感光体ドラムと、当該感光体ドラムにトナーを供給する現像器と、当該感光体ドラム上に画像を形成する書込ユニットとを含む作像部を少なくとも備え、前記トナーとして、CMYの3色からなる第1のトナー群と、当該第1のトナー群よりも色再現域が広いCMYの3色からなる第2のトナー群と、K(黒色)のトナーとが搭載されている画像形成装置を含むシステムにおける印刷制御方法であって、
    前記第1のトナー群及び前記第2のトナー群の色再現域を記憶部に登録する第1ステップと、
    印刷対象となる画像データに基づく画像の各部の色情報を所定の色空間上の値に変換する第2ステップと、
    前記所定の色空間上の値と前記記憶部に登録した各々のトナー群の色再現域との関係に基づいて、前記画像の各部の印刷に使用するトナー群を決定する第3ステップと、
    決定したトナー群を使用して、前記画像の各部を印刷する第4ステップと、を少なくとも有する、ことを特徴とする印刷制御方法。
  6. 前記第1のトナー群を構成するCMYの3色のトナー、前記第2のトナー群を構成するCMYの3色のトナー及び前記Kのトナーの各々に対して、前記作像部を設け、
    前記第4のステップでは、
    使用しないトナー群の前記作像部の動作を停止させた状態で印刷を行う、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
  7. 前記第1のトナー群を構成するCMYの3色のトナーに対応する3つの作像部と、前記第2のトナー群を構成するCMYの3色のトナーに対応する3つの作像部とを、各々、移動可能なユニットとして構成し、
    前記第4のステップでは、
    使用しないトナー群の前記ユニットを、前記感光体ドラムに形成した画像を転写する転写ベルトから待避させた状態で印刷を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. 前記CMYの3色の各々の色に対して、1本の前記感光体ドラムに、前記第1のトナー群の当該色に対応する前記現像器及び前記書込ユニットと、前記第2のトナー群の当該色に対応する前記現像器及び前記書込ユニットとを配置し、
    前記第4のステップでは、
    使用しないトナー群の前記現像器及び前記書込ユニットの動作を停止させた状態で印刷を行う、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
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