JP2010204493A - 画像形成装置 - Google Patents

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祐介 古市
Toru Hanajima
花島  透
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良 出原
Takemoto Shiga
雄基 志賀
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Abstract

【課題】ジャム紙上の未定着トナーで定着ユニットを汚すことが回避できると共に、低コストで安全な画像形成装置を提供する
【解決手段】感光体111a〜111c上に形成される静電潜像に、現像ユニット1b〜1dにより現像剤を供給してトナー像を形成し、これを転写ユニット3により用紙に転写し、定着ユニット5により定着することで画像を形成する画像形成装置において、定着入口センサ9及び定着出口センサ10を備え、センサ9,10が所定のタイミングで用紙到達を検知しないとき、ジャム発生と判断して画像形成装置の紙搬送駆動及び作像駆動を停止させる一方、定着入口センサ9及び定着出口センサ10の両方で用紙を検知したときは、定着ユニット5を定着動作方向に、用紙の後端が定着装置を超える位置まで駆動する。
【選択図】図9

Description

本発明は画像形成装置に係り、特に感光体上に形成される静電潜像に現像手段により現像剤を供給してトナー像を形成し、これを転写手段により用紙に転写し、定着装置により定着することで画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、その用紙搬送路中に用紙検知センサを複数個備えて紙詰まり(ジャム)を検出する。即ち、画像形成中に定着ユニット内で紙詰まりが発生すると、その下流にある用紙検知センサは紙を検知せず、これによりジャムを検出する。ジャムを検出すると画像形成装置は、用紙不達ジャム状態となって、停止し温度制御が停止される。その後、使用者等が機械の扉を開き、機内に残っている用紙を取り除いてジャムを解消して扉を閉めると、用紙搬送路中に配置された用紙検知センサが機内の残紙をチェックし、残紙がないことを確認できると、画像形成可能状態へ復帰するように動作する。
特許文献1には、定着用部材よる定着部を含む用紙搬送路中の所定エリア内での用紙詰まりを検知する用紙詰まり検知手段によって用紙詰まりが検知されたとき、用紙サイズ検知手段で検知した用紙サイズが所定値以下の場合は定着用部材を定着動作と逆方向に駆動し、用紙サイズが所定値を超える場合は定着用部材を駆動しないものが記載されている。
しかしながら、従来の画像形成装置では、ジャム紙を取り除く際、用紙を定着装置より下流側へ排出する方向に引き抜くと、未定着のトナーで定着用部材の表面が汚れて次の印刷の際に異常画像を発生させる場合がある。また、定着装置内部の部品(例えば定着ローラ)は高温になっているため、定着装置に挟まれた紙をユーザが引き抜く動作をすると、使用者が高温部に接触するおそれがある。
特許文献1に記載のものは、定着用部材よる定着部を含む用紙搬送路中の所定エリア内での用紙詰まりを検知する用紙詰まり検知手段によって用紙詰まりが検知されたとき、用紙サイズ検知手段で検知した用紙サイズが所定値以下の場合は定着用部材を定着動作と逆方向に駆動しているが、サイズの大きな用紙でジャムが発生した場合には、用紙が定着装置に挟まれたままの状態になり、用紙を定着装置より下流側へ引き抜くと、未定着のトナーで定着用部材の表面が汚れたり、ユーザが定着装置内の熱い部品に触れたりするおそれがあり、これに対処するため、定着装置にクリーニング部材を設けるとコストが嵩むという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、ジャム紙上の未定着トナーで定着ユニットを汚すことが回避できると共に、低コストで安全な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、感光体上に形成される静電潜像に、現像手段により現像剤を供給してトナー像を形成し、これを転写手段により用紙に転写し、定着装置により定着することで画像を形成する画像形成装置において、前記定着装置を駆動する定着駆動部と、前記定着装置の前後の用紙搬送路に設けられ用紙の有無を検知する定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段を含む、複数の用紙検知手段とを備え、前記用紙検知手段が所定のタイミングで用紙到達を検知しないとき、ジャム発生と判断して画像形成装置の紙搬送駆動及び作像駆動を停止させる一方、前記用紙検知手段の定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段の両方で用紙を検知したときは、前記定着装置を定着動作時と同じ方向に、用紙の後端が定着装置を超える位置まで駆動することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記定着駆動部は、前記定着前用紙検知手段が用紙を検知しなくなった後、所定時間駆動することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、定着装置を駆動することにより発生する用紙のたわみ部を収容する空間部を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の画像形成装置において、前記空間部の上方を開閉可能に閉塞する遮蔽部材を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか記載の画像形成装置において、定着装置は定着出口側に向け用紙を案内すると共に前記空間部に連通する定着出口案内部を有し、該定着出口案内部は、前記用紙搬送経路の下流側に行くに従って上昇するよう傾斜する出口傾斜部を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか記載の画像形成装置において、前記定着装置の下流側に位置する本体装置は、上側で用紙を案内すると共に前記空間部に連続する上側排紙案内部と、下側で用紙を案内する下側排紙案内部とを有し、上側本体入口案内部は、前記下側排紙案内部より定着部に対して遠い位置に配置されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか記載の画像形成装置において、前記上側排紙案内部には用紙搬送経路の上流に行くに従って上昇するよう入口傾斜部を備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか記載の画像形成装置において、用紙は感光体と転写装置の間を通る直接転写方式のものであり、感光体と転写装置を離間する離間機構を有し、ジャム発生時には感光体と転写装置を離間させることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれか記載の画像形成装置において、前記定着装置と、紙を機外に排出する排紙ローラの間に、紙を搬送する搬送ローラを備え、前記搬送ローラと排紙ローラの間にある搬送ガイドの一部が開閉可能になっていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれか記載の画像形成装置において、前記定着装置は、工具を用いずに本体装置から着脱可能としたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか記載の画像形成装置にておいて、ジャム発生時には、前記定着装置の停止後に、ジャム表示をすることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によればジャム発生と判断したとき、画像形成装置の紙搬送駆動及び作像駆動を停止させる一方、前記用紙検知手段の定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段の両方で用紙を検知したときは、前記定着装置を定着動作時と同じ方向に、用紙の後端が定着装置を超える位置まで駆動するので、用紙に付着したトナーは用紙に定着された後に定着部の下流で取り出すことができるので、定着部未定着トナーによって定着装置が汚れるのを防止することができると共に使用者が高熱部分に接触することを防止することができる。
実施例に係る画像形成装置を示す断面図である。 実施例に係る画像形成装置に使用する定着ユニットとその設置部付近を示す断面図である。 実施例に係る画像形成装置の現像ユニットの構成を示す斜視図である。 現像ユニットの本体フレームを示す斜視図である。 カラー印刷時における転写ユニットを示す模式図である。 モノクロ印刷時における転写ユニットを示す模式図である。 離間状態における転写ユニットの状態を示す模式図である。 ジャム処理制御装置を示すブロック図である ジャム処理を示すフローチャートである。 ジャム状態の用紙の移動状態を示す模式図である。 ジャム状態の用紙の移動状態を示す模式図である。 ジャム状態の用紙の移動状態を示す模式図である。 ジャム状態の用紙の取り出し状態を示す模式図である。 ジャム状態の用紙の取り出し状態を示す模式図である。
本発明の画像形成装置は、感光体上に形成される静電潜像に、現像手段により現像剤を供給してトナー像を形成し、これを転写手段により用紙に転写し、定着装置により定着することで画像を形成する画像形成装置において、前記定着装置を駆動する定着駆動部と、前記定着装置の前後の用紙搬送路に設けられ用紙の有無を検知する定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段を含む、複数の用紙検知手段とを備え、前記用紙検知手段が所定のタイミングで用紙到達を検知しないとき、ジャム発生と判断して画像形成装置の紙搬送駆動及び作像駆動を停止させる一方、前記用紙検知手段の定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段の両方で用紙を検知したときは、前記定着装置を定着動作時と同じ方向に、用紙の後端が定着装置を超える位置まで駆動するものである。これにより定着装置内でジャムが発生した場合に紙が定着装置を超える位置まで駆動させるので、未定着トナーによって定着装置が汚れるのを防止することができる。
また、本発明の画像形成装置の定着駆動部は、前記定着前用紙検知手段が用紙を検知しなくなった後、所定時間駆動する。ジャムの有無を検知する用紙検知センサとタイミングで紙後端が用紙を超えるか判断するため、別途用紙が定着後端を抜けるか確認する部品をつけるよりも低コストとすることができる。
また、本発明の画像形成装置には、定着装置を駆動することにより発生する用紙のたわみ部を収容する空間部を備える。本発明では、用紙のたわみ部は、空間部に収納されるので、A3などの長い紙でも紙後端が定着ユニットを超えるまで定着ユニットを駆動することができる
また、本発明の画像形装置は、空間部の上方を開閉可能に閉塞する遮蔽部材を備える。このため、遮蔽部材を開くことで、ユーザが空間内にある用紙を取り除くことが容易にできる。
また、本発明の画像形成装置の定着装置は、定着出口側に向け用紙を案内すると共に前記空間部に連通する定着出口案内部を有し、該定着出口案内部は、前記用紙搬送経路の下流側に行くに従って上昇するよう傾斜する出口傾斜部を備える。出口傾斜部は所定の方向に傾斜しているので、用紙を空間部側にたわませやすくすることができる。
また、本発明の画像形成装置において、前記定着装置の下流側に位置する本体装置は、上側で用紙を案内すると共に前記空間部に連続する上側排紙案内部と、下側で用紙を案内する下側排紙案内部とを有し、上側本体入口案内部は、前記下側排紙案内部より定着部に対して遠い位置に配置されている。上側本体入口案内部は下側入口案内部より定着装置に対して遠い位置に配置されているので、用紙を空間部にたわませやすくすることができる。
また、画像形成装置において、前記本体入口案内部には用紙搬送経路の上流に行くに従って上昇するよう入口傾斜部を備える。入口傾斜部が所定方向に傾斜しているので、用紙を空間側にたわませやすくすることができる。
また、本発明の画像形成装置において、用紙は感光体と転写装置の間を通る直接転写方式のものであり、感光体と転写装置を離間する離間機構を有し、ジャム発生時には感光体と転写装置を離間させる。感光体と転写装置の間に紙が挟まっている状態で定着装置を駆動しても、用紙上の未定着のトナーが感光体に付着したり、用紙が転写装置や感光体にこすれて傷つけたりするのを防ぐことができる。
また、本発明の画像形成装置は、前記定着装置と、紙を機外に排出する排紙ローラの間に、紙を搬送する搬送ローラを備え、前記搬送ローラと排紙ローラの間にある搬送ガイドの一部が開閉可能になっている。搬送ガイドの一部が開閉可能であるので、十分なたわみが形成されない短い紙でのジャム発生時には搬送ガイドを開いて用紙を除去することができる。
本発明の画像形成装置において、前記定着装置は、工具を用いずに本体装置から着脱可能としたものである。定着装置を工具無しで本体装置から着脱可能になっているので、十分なたわみが形成されない短い紙でのジャム発生時には定着装置を取り外して用紙を除去することができる。
そして、本発明の画像形成装置は、ジャム発生時には、前記定着装置の停止後に、ジャム表示をする。ジャム処理するための動作を行った後にユーザはジャムが発生したことを知ることができる。
以下実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は実施例に係る画像形成装置を示す断面図である。この画像形世装置には、4色のトナーが封入された現像ユニット1a〜1d、書込装置2、転写ユニット3、給紙カセット4、定着ユニット5、搬送部6、排紙部7、レジスト部8などが備えられ、一般的な電子写真プロセスに従ってフルカラー画像を形成する。書込装置2はカバーとともに矢印Aに示す方向に開放され、現像ユニット1a〜1dや定着ユニット5を容易に上方に取り出すことができる。また、レジスト部8はカバーとともに矢印Bの方向に開放でき、レジスト部8周辺で発生した紙詰まりの処理ができる。
本実施例の画像形成装置は、定着ユニット5の前後に、それぞれ定着入口センサ9と定着出口センサ10を備え、その他にも搬送経路上に図示しない用紙検知センサを複数備えており、これらのセンサで紙詰まりの有無を判断する。この画像形成装置では、画像形成中に、あるセンサで用紙の有無を検知した後、あらかじめ求めておいた所要時間内に次のセンサで用紙を検知しなければ、紙詰まり発生と判断する。定着入口センサ9と定着出口センサ10は、プリンタが対応する最小の紙の長さ(148mm)より短く、130mmとした。
図2は実施例に係る画像形成装置に使用する定着ユニットとその設置部付近を示す断面図である。定着ユニット5はトナーを定着される用紙を搬送するための無端状の定着ベルト11と、定着ベルト11を張架すると共に定着ベルト11を加熱する加熱ローラ12及び定着ローラ13と、定着ローラ13に対向して配置される加圧ローラ14とを備えている。定着ベルト11はベルト張架部材17と付勢部材18により外側に押し付けられ所定の張力を持つようになっている。また、加熱ローラ12、加圧ローラ14の内部には、それぞれヒータ15、16が配置されている。
トナーは粘弾性を有する樹脂を含んでおり、定着ニップで溶融して排出される際に定着ベルト11に巻きついて排出されジャムとなる危険性がある。このため、分離部材19を設けている。
また、定着ユニット5には、用紙の排出側に、用紙をガイドする上側定着出口ガイド20と下側定着出口ガイド21を有し、上側定着出口ガイド20は、用紙搬送方向(下流)に側に行くほど上昇するよう傾斜する送出側傾斜部20aが形成されている。
本体装置には、定着ユニット5の排出側に、用紙をガイドする上側排紙ガイド部22と下側排紙ガイド部23、用紙を搬送する搬送ローラ24、用紙を機外に排出する排紙ローラ25を有している。上側排紙ガイド部22は、用紙搬送方向(下流)に行くほど下降するよう傾斜する挿入側傾斜部22aが、前記送出側傾斜部20aと隙間を隔てて形成されている。また、上側排紙ガイド部22は、下側排紙ガイド部23よりも定着ユニット5から遠い位置にある。
前記上側定着出口ガイド20と前記上側排紙ガイド部22の間には空間部26されている。この空間部26は、前記送出側傾斜部20aと挿入側傾斜部22aとの間の隙間部と連通しており、ジャム状態となった用紙が送出されると、用紙は上側定着出口ガイド20の送出側傾斜部20a、上側排紙ガイド部22の挿入側傾斜部22aでガイドされてたわみ、空間部26に収容される。
本実施例では、現像ユニット1a〜1dは、転写ユニット3に対して離間可能な構成になっている。以下にこの現像ユニット1a〜1dについて説明する。図3は実施例に係る画像形成装置の現像ユニットの構成を示す斜視図、図4は現像ユニットの本体フレームを示す斜視図、図5はカラー印刷時における転写ユニット示す模式図、図6はモノクロ印刷時における転写ユニットを示す模式図、図7は離間状態における転写ユニットを示す模式図である。
現像ユニット1a〜1dは、それぞれ感光体111a〜111dを有しており、現像ユニット1a〜1dの側面には、図3に示すように、感光体軸112a〜112dが突出している。なお、図3では現像ユニット1aを記載しているが、他の現像ユニット1b〜1dも同様の構成を備える。感光体軸112a〜112dは図示しない本体フレームの溝に略勘合して本体装置に対して位置決めされる。本体フレームは、図4に示すように、両端にギヤ30、31を有するシャフト29を回転自在に備え、ギヤ30、31とかみ合うラック部271、281と、それぞれ4個所の凹形状部27a〜27d、28a〜28dを有する1対の接離部材27、28を略水平方向に移動可能に備えている。凹形状部27a〜27cと比較して、凹形状部27dは水平方向に長い凹形状となっている。また、ギヤ30は、接離駆動部材32によって所定の角度だけ回転するようになっている。
カラー画像形成時には、図5に示す様に、接離部材27、感光体111a〜111d、感光体軸112a〜112d、ギヤ30、31はラック部271、281に噛合し、感光体軸112a〜112dは、凹形状部27a〜27cに入り込んおり、感光体111a〜111dは全て転写ユニット3に接する状態になっている。
モノクロ画像形成時には、図6に示すように、接離駆動部材がギヤ30を所定角度回転させて接離部材27を左方向に移動させる。接離部材27がこの位置に移動する際に、感光体軸112a〜112cは凹形状部27a〜27cの傾斜部によって持ち上げられ、感光体111a〜111cは転写ユニットと離間した位置にある。凹形状部27dは凹形状部27a〜27cに対して水平方向に長いため、感光体軸112dを持ち上げず、感光体111dは転写ユニット3と接している。現像ユニット1dには黒色のトナーが封入されており、この状態では黒色の現像ユニット1dのみが転写ユニット3に接触し、モノクロ画像を形成する。
図7に示すように、さらに接離駆動部材がギヤ30を回転させ、接離部材27を左方向に移動させると、接離部材27が感光体軸112dを持ち上げ、現像ユニット1a〜1d全てが転写ユニット3から離間した位置に移動する。このようにして、現像ユニット1a〜1dを転写ユニット3に対して離間可能な構成になっている。
次に定着ユニット5周辺でジャムが発生した場合の処理方法を説明する。図8はジャム処理制御装置を示すブロック図、図9はジャム処理を示すフローチャートである。図8に示すように、ジャム処理を制御するジャム処理制御装置は、操作部42、定着入口センサ9、定着出口センサ10などの用紙検知センサが制御部41に接続され、また、定着駆動部43やヒータ駆動回路44などが制御部41に接続されている。制御部41はCPU、記憶部を備え、記憶部に記憶されている制御プログラムに従って画像形成装置の動作が制御される。
次にジャム処理について説明する。待機状態から印刷要求が制御部に入ると、動作が開始する(ステップ1〜ステップ3)。ジャムの発生有無を機械内各場所に備えた用紙検知センサにより判断し(ステップ4)、ジャムが発生せずに印刷終了すれば、待機状態になる。
印刷中にジャムが発生していることを検知したら、定着入口センサ9と定着出口センサ10の両方が用紙を検知しているか確認し(ステップ5)、少なくとも片方が用紙を検知していなければ現像ユニット1a〜1dを転写ユニット3から離間して機械動作を停止した後(ステップ6)、操作部にジャムが発生した旨の情報を表示する(ステップ9)。
現像ユニット1a〜1dを転写ユニットから離間することで、現像ユニット1と転写ユニットに紙が挟まれた状態でジャムが発生した場合でも、用紙を取り除く際に現像ユニット1や転写ユニットに用紙がこすれて傷が付いたり、未定着のトナーが現像ユニット1に付着したりするのを防ぐことができる。
ジャム検知時に、定着入口センサ9と定着出口センサ10の両方が用紙を検知していれば、現像ユニット1a〜1dを転写ユニット3に対して離間し、定着駆動、定着ヒータ制御以外の動作を停止する(ステップ7)。定着ユニット5を駆動させることで用紙を搬送し、定着入口センサ9が用紙を検知しなくなった後、所定時間T1経過後に定着駆動、定着ヒータ制御を停止して(ステップ8)、操作部にジャムが発生した旨の情報を表示する(ステップ9)。
ここで、所定時間T1は、定着入口センサ9を通った用紙後端が定着ニップを抜けるまでにかかる時間+αで、定着入口センサ9から定着ニップ後端までの距離と定着ベルト11の紙搬送速度によって定められる。本実施例では、定着入口センサ9から定着ニップ後端部までの距離が90mm、定着ベルトの紙搬送速度が150mm/secであることから、90mm/150mm/sec+αで、1.0secとした。
次にジャム処理時における用紙の移動について説明する。図10乃至図12はジャム状態の用紙の移動状態を示す模式図、図13はジャム状態の用紙の取り出し状態を示す模式図である。ジャム発生後、定着ユニット5を駆動することで、用紙Sは図10に示した状態から図11に示すように移動され、用紙Sは搬送ローラ24に突き当たり(あるいはジャムが発生した時点で搬送ローラ24に挟まれており)、さらに駆動を続けることで、用紙は上側定着出口ガイド20の送出側傾斜部20a、上側排紙ガイド部22の挿入側傾斜部22aによってガイドされる。これにより、用紙Sは、図12のように、撓んで空間部26に収容される。この状態で、定着入口センサが用紙を検知しなくなった後所定時間T1が経過するとヒータ、定着駆動が停止し、操作部にはジャムが発生した旨の情報を表示する。ユーザはカバーを上方に開き、空間部26内の用紙を取り出すことで、定着ユニット5を未定着トナーで汚すことなくジャム処理が可能になる。
A5などの短い用紙での印刷中にジャムが発生した場合は、たわみ量が少ないため、カバーをあけても用紙を取り出しにくい場合があるが、図13に示すように、定着ユニット5を上方に取り出すことで、機内に見えている紙の後端を引っ張ってジャム紙を除去することもできる。
図14は第2の実施例に係る画像形成装置を示す模式図である。この実施例では、画像形成装置は、図14に示すように、カバーが開いた状態で上側排紙ガイド部22の一部22bが開く構成にすることで、排紙ローラ25周辺で短い用紙の印刷中にジャムが発生した場合は排紙ガイドの一部22bを開く構成にすれば、短い紙でジャムが発生した場合でも、ジャム紙を除去することができる。
以上説明したように、実施例に係る画像形成装置によれば、定着ユニット5周辺でジャムが発生しても、定着ユニット5内を用紙上の未定着トナーで汚すことなくジャム処理をすることができるほか、使用者は高温部分に触れるおそれがなく安全なものとすることができる。また、画像形成装置の構成を複雑なものとすることなく低コストで実現できる。
1 現像ユニット
1a〜1d 現像ユニット
2 書込装置
3 転写ユニット
4 給紙カセット
5 定着ユニット
6 搬送部
7 排紙部
8 レジスト部
9 定着入口センサ
10 定着出口センサ
11 定着ベルト
12 加熱ローラ
13 定着ローラ
14 加圧ローラ
15、16 ヒータ
17 ベルト張架部材
18 付勢部材
19 分離部材
20 上側定着出口ガイド
20a 送出側傾斜部
21 下側定着出口ガイド
22 上側排紙ガイド部
22a 挿入側傾斜部
23 下側排紙ガイド部
24 搬送ローラ
25 排紙ローラ
26 空間部
27、28 接離部材
27a〜27d、28a〜28d 凹形状部
29 シャフト
30、31 ギヤ
32 接離駆動部材
特開2007−121904号公報 特開2005−181538号公報 特許第3252501号公報

Claims (11)

  1. 感光体上に形成される静電潜像に、現像手段により現像剤を供給してトナー像を形成し、これを転写手段により用紙に転写し、定着装置により定着することで画像を形成する画像形成装置において、
    前記定着装置を駆動する定着駆動部と、
    前記定着装置の前後の用紙搬送路に設けられ用紙の有無を検知する定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段を含む、複数の用紙検知手段とを備え、
    前記用紙検知手段が所定のタイミングで用紙到達を検知しないとき、ジャム発生と判断して画像形成装置の紙搬送駆動及び作像駆動を停止させる一方、
    前記用紙検知手段の定着前用紙検知手段及び定着後用紙検知手段の両方で用紙を検知したときは、前記定着装置を定着動作時と同じ方向に、用紙の後端が定着装置を超える位置まで駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記定着駆動部は、前記定着前用紙検知手段が用紙を検知しなくなった後、所定時間駆動することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、定着装置を駆動することにより発生する用紙のたわみ部を収容する空間部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の画像形成装置において、前記空間部の上方を開閉可能に閉塞する遮蔽部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の画像形成装置において、定着装置は定着出口側に向け用紙を案内するすると共に前記空間部に連通する定着出口案内部を有し、該定着出口案内部は、前記用紙搬送経路の下流側に行くに従って上昇するよう傾斜する出口傾斜部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の画像形成装置において、前記定着装置の下流側に位置する本体装置は、上側で用紙を案内すると共に前記空間部に連続する上側排紙案内部と、下側で用紙を案内する下側排紙案内部とを有し、上側本体入口案内部は、前記下側排紙案内部より定着部に対して遠い位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載の画像形成装置において、前記上側排紙案内部には用紙搬送経路の上流に行くに従って上昇するよう入口傾斜部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか記載の画像形成装置において、用紙は感光体と転写装置の間を通る直接転写方式のものであり、感光体と転写装置を離間する離間機構を有し、ジャム発生時には感光体と転写装置を離間させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか記載の画像形成装置において、前記定着装置と、紙を機外に排出する排紙ローラの間に、紙を搬送する搬送ローラを備え、前記搬送ローラと排紙ローラの間にある搬送ガイドの一部が開閉可能になっていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか記載の画像形成装置において、前記定着装置は、工具を用いずに本体装置から着脱可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか記載の画像形成装置にておいて、ジャム発生時には、前記定着装置の停止後に、ジャム表示をすることを特徴とする画像形成装置。
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