JP2010204343A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像不良による白抜け画像を防止できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】メンテナンス制御部70は像担持体8に連続したパターン潜像を形成し、現像剤担持体51Yにより現像したパターン現像剤画像の明暗変動を明暗検知手段44が検知した場合に、駆動制御部74に逆回転信号を発して現像担持体51Yを逆回転することにより、現像剤担持体51Yと現像剤規制部材52Yとの間に詰まっている現像剤の緩凝集体47を崩すことができ、現像剤Gの凝集による現像不良を解消する。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤により像担持体の潜像を現像する画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式を用いた複写機やプリンタなどの画像形成装置に具えられた現像装置は、その内部に現像剤を収容しており、装置内で現像剤を攪拌して現像剤担持体に供給する構成が知られている。特に、トナーとキャリアを混合した現像剤を用いる、いわゆる二成分系の現像装置では、トナー補給部から供給されたトナーが、スクリューやパドルなどの搬送供給部材によってキャリアに混合されながら、現像剤担持体へ搬送され、現像剤規制部材で所望の現像剤量に規制されて供給される。その後、画像形成によってトナーが消費された現像剤は、再度トナー補給部を通過するように搬送され、このトナー補給部でトナーが補給されて、再びキャリアとの混合、攪拌、搬送が繰り返される。
この現像剤のトナーとキャリアの比率は、例えばトナーの透磁率などによって検知されており、この比率により、補給部からのトナー補給が制御されて、現像剤中のトナー濃度を一定に保つようにしている。また、補給されたトナーが、現像剤中に安定して分散するように、トナー補給後には、攪拌動作が行われるが、この際の攪拌装置としては、現像容器内に回転自在に装着された回転軸の周りにスクリューをスパイラル状に固設したスクリュー型撹拌装置、或いはそのような回転軸に、軸方向に平行に傾斜させた多数の羽根を連設した撹拌装置等がある。
係る画像形成装置において、従来、現像剤の緩凝集体が現像剤規制部材に挟まり、所望の現像剤量を像担持体と現像剤担持体間に供給する事ができなくなり、所望の現像剤量がない箇所が異常画像である白抜け(白スジ)となってしまうという問題があった。
一方、昨今の市場での要求として、複写機やプリンタのファーストプリント時間(立ち上げから出力までの時間)の短縮がある。その要求を満足する為の手段の一つに、低融点トナー(現像剤)を使用する事が上げられる。すなわち、低温で定着が可能になる為、所望の定着温度の設定を低くする事が可能になり、ファーストプリントを早くする事が可能になる。だが、現像としては、トナーが低融点になる事により、現像器中での攪拌等のストレスで現像剤の緩凝集体が発生しやすくなる。現像剤の緩凝集体が発生しやすくなる事により、現像剤の緩凝集体が現像剤担持体と現像剤規制部材間に詰まる確率が高くなる。
以上のように、現像剤の緩凝集体が現像剤担持体と現像剤規制部材間に詰まり、所望の現像剤量を像担持体と現像剤担持体間に供給する事ができなくなり、その部分の画像形成ができなくなってしまうという問題があった。
この問題に対して特許文献1では、現像剤担持体近傍の温湿度や、現像剤カートリッジ交換後の累積プリント枚数或いは平均印字率によって現像剤の緩凝集体が発生している事を予測して現像剤担持体の逆回転を入れ緩凝集体を崩す事(現像剤担持体のメンテナンス)を提案している。
また、特許文献2では、累積画像形成枚数で現像剤の緩凝集体が発生している事を予測して、現像担持体とは別のマグネットローラを配置しその回転によって生じる磁力変動を利用して現像剤の凝集体を崩す事を提案している。
しかしながら、特許文献1及び2では正確に白抜けを検知する事ができず、想定外の早期白抜けが発生した場合、次の現像剤のメンテナンス時期まで異常画像が発生し続けるという懸念がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像不良による白抜け画像を防止できる画像形成装置を提供する事である。
本発明は、潜像を形成する像担持体と、像担持体に対向して配置され、像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して現像する回転可能な現像剤担持体と、現像剤担持体の回転を正逆に駆動する駆動制御部と、現像剤担持体に対向して配置され現像剤担持体から像担持体に供給される現像剤量を規制する現像剤規制部材と、現像剤で現像された像担持体上の画像の明暗を検知する明暗検知手段と、メンテナンス制御部を備え、メンテナンス制御部は像担持体に連続したパターン潜像を形成し、現像剤担持体により現像したパターン現像剤画像の明暗変動を明暗検知手段が検知した場合に、駆動制御部に逆回転信号を発して現像担持体を逆回転する事を特徴とする。
本発明によれば、メンテナンス制御部により像担持体にパターン潜像を形成して現像剤で現像したものを明暗検知手段で検知しているので、現像不良による現実の白抜け画像を検知できる。
また、白抜け画像を検知した場合には、現像剤担持体を逆回転しその後正回転する事により、現像剤担持体と現像剤規制部材間に詰まっている現像剤の凝集(緩凝集体)を崩す事ができ、現像剤の凝集による現像不良を解消する事ができる。
図6に示すA部の構成抜き出して示す断面図である。 図6に示すイエロー現像剤用による現像部の構成を示す縦断面図である。 メンテナンス制御部の構成を示すブロック図である。 色抜け検知部のフローチャートである。 色抜けしているパターン現像画像の平面図である。 第1実施の形態に係る画像形成装置の該略的構成を示す断面図である。 第2実施の形態を示し、図6に示すB部に対応する部分の構成を抜き出して示す断面図である。
以下に、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明するが、まず図1〜図6を参照して本発明の第1実施の形態について説明する。
まず、第1実施の形態に係る画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図6に示すように、画像形成装置100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容されたトナー(現像剤)は、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像(イエロー現像剤による現像剤画像)が形成される事になる。
尚、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなう事にする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である)。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
尚、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング部、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されると共に、1つのローラ部材12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部(不図示である)の位置に達
する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び加圧ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。
排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュー55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる二成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下経路64Yに連通している。
現像ローラ51Yは現像ローラ制御部74により、その正逆回転が制御されており、正回転及び逆回転ができるようになっている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置60Y(図6参照)を介して現像剤収容部54Y内に補給される。尚、トナー補給装置60Yの構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュー55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
ここで、図1を参照して中間転写ベルト8に形成されたパターン現像剤画像の明暗変動を検知する明暗検知部41について説明する。明暗検知部41は、回動支点42を中心に回動自在に設けた回動レバー43と、レバー43に固定した明暗センサ(明暗検知手段)44とを備えている。回動レバー43は、中間部をスプリング45により明暗センサ44が中間転写ベルト(像担持体)8から離れる方向に付勢されており、先端部はカム46に当接して、カム46の回転により明暗センサ44を中間転写ベルト8に密着する検知位置と、検知位置から離れる退避位置とに移動可能になっている。
カム46はメンテナンス制御部70(図3参照)により駆動が制御されている。
明暗センサ44は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)であっても良いが、好ましくは、カラー用密着センサ(商品名:WB6S316(三菱電機株式会社製)が好ましい。この種のカラー用密着センサ(WB6S316)にする事により、設置スペース(W=40mm,H=20.5mm,D=386mm)を小さくできる。
図3に示すように、メンテナンス制御部70は、入力検知部71、起動制御部72、センサ駆動部73、現像ローラ制御部74、色抜け検知部75及びタイマー76を備えている。入力検知部71は、画像形成装置100に設けられ操作パネルの操作からメンテナンス開始の開始信号又を画像形成装置に設けられたメンテナンス用USBの差込口36(図6参照)に差し込まれたUSBのプログラムから開始信号を受けるものである。起動制御部72は、入力検知部71から受けたメンテナンス開始信号により、メンテナンスプログラムを開始するものであり、メンテナンス用のパターン画像を収納している。また、起動制御部72は、タイマー76で計測した所定時間が経過すると自動的に起動を開始すると共に、起動時には通常の画像形成動作が終了した直後にメンテナンスプログラムを開始するように制御している。
センサ駆動部73は図1に示すカム46の回転を制御するものであり、起動制御部72からの起動信号を受けると、退避位置(図1の実線)にある明暗センサを検知位置(図1の二点鎖線)に移動するように、カム46の駆動を制御する。明暗センサ44は、検知位置にあるときには、図示しないガイドに沿って移動して中間転写体ベルト8に当接される。
尚、カム46の駆動には、ステッピングモータや半回転クラッチが上げられるが、モータと接離カム位置検出センサの組合せでも可能である。また、ソレノイドによるリンク機構でも同様の機能を持った構成が可能である。
現像ローラ制御部74は、色抜け検知部75で色抜けを検知すると、色抜けのある現像剤の現像ローラ51Y、51M、51C、51Kの任意の現像ローラを逆回転するものである。
色抜け検知部75は、明暗検知センサ44からの検知信号を受けて何色の現像剤の色抜けがあるか検知するものである。即ち、起動制御部72にあるメンテナンスプログラムにおいて、シアンC、マゼンタM、イエローYの三色を重ねてブラックの画像を形成し、この三色重ねを明暗センサ44が検知して、その中から色抜けしている現像剤を特定するものである。
図4に示すように、この色抜け検知部75では、ステップS1で三色重ねよるブラックを検知している場合には正常を検知し、ステップS1でブラックを検知できない場合には、ステップS2でシアン(赤色)を検知しているか判断し、シアンを検知していない場合にはシアンの不良と判断し、ステップS2でシアンを検知している場合には、ステップS3でマゼンタ(緑)を検知しているか否か判断し、マゼンタを検知している場合にはイエローの不良と判断し、マゼンタを検知していない場合にはマゼンタの不良と判断する。
次に、本実施の形態によるメンテナンス制御の作用効果について説明する。
図2に示すように、ドクターブレード(現像剤規制部材)52Yに対して現像ローラ(現像剤担持体)51Yの回転方向の上流側で、ドクターブレード52Yと現像ローラ51Yの間に緩凝集体47が詰まった場合、緩凝集体47が部分的な現像剤規制部材になり、ドクターブレード52Yと現像ローラ51Yのギャップで決定されている画像形成に必要な現像剤量より、緩凝集体47がある部分は少ない現像剤量を送る事になる。すなわち、緩凝集体47がある部分は、現像剤の規制量が少なくなってしまう。現像剤量が部分的に少なくなると、その部分は画像形成されず、図5に示すように、画像領域49にいわゆる白抜け画像48が発生してしまう。(図5は中間転写ベルト8の一部分を切り出したもので、その中間転写ベルト8上に長手に均一なトナー像が載っており、その一部分が副走査方向に白抜けしている状態を示す)この白抜けは、明暗センサ44で読む事により、明暗差として検知する事ができる。
また、図2に示すように、ドクターブレード52Yに対して現像ローラ51Yの回転方向の上流には現像剤が多く保持されている為、ドクターブレード52Yと現像ローラ51Yの間に詰まっている現像剤の緩凝集体47を、現像ローラ51Yを逆転させて現像剤収納部側に移動させる事により、現像剤の緩凝集体47は現像剤中で扱かれ崩れる。それでも崩れない現像剤の緩凝集体47は現像ローラ51が正転するときに、ドクターブレード52Yと現像ローラ51Yの間で扱かれ崩れる。尚、現像ローラ51は、逆転と正転を数回繰り返して、緩凝集体47が確実に扱かれ崩れるようにしても良い。
また、現像ローラ制御部74の制御により現像ローラ51が逆転する量は、30°〜180°程度が最適である。30°より少ないと現像剤の緩凝集体を崩す効果が小さく、180°よりも多いと、現像剤が現像容器外に溢れ出すおそれがあるからである。
パターン画像を、図5に示すように、長手に均一な画像とする事により、白抜けしている箇所と、通常の画像部の差を明暗の検知差として明暗センサ44で読み取る事が可能になる。
例えば、ベタ画像(ID=1.4程度)や網点ではないハーフトーン(ID=0.7程度)の長手均一画像を異常画像検知パターンに選択する事もできるし、それら或いは上記以外の画像の組合せを異常画像検知パターンとしても良い。
本実施の形態では、シアンC、マゼンタM、イエローYを用いたフルカラーの画像形成装置において、色抜け検知部75を有する事により、異常画像を検知する際に、各色の検知パターンを別々に書き込むより、同時に書き込む方が書き込み時間が3分の1になる。この為、検知時間の短縮が可能となる。
本実施の形態では、メンテナンスプログラムの起動タイミングを画像形成が終了した直後にする事により、ユーザーを待たせる事なく画像形成装置を使用する事が可能になる。
また、画像形成装置の操作パネルやUSB接続のデータ入力機器のような外部入力手段(PC,PDA等)から異常画像検知動作を実行可能とする事により、メンテナンスプログラム起動の自由度が高い。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付する事により、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述した第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図7を参照して、第2実施の形態を説明する。この第2実施の形態では、明暗センサ44が退避位置にあるときにセンサ面を清掃するクリーング部材78を備えている。このクリーニング部材は、刷毛状又はフェルト状のものが用いられている。
明暗センサ44は中間転写ベルト8から突発的なトナー落ちや埃の付着により検知面が汚れ、誤検知を起こす可能性があるが、この第2実施の形態によれば、明暗センサ44が検知位置から退避する動作の中で清掃部材と摺擦する事により、一度付着した汚れを取る事ができ、経時に渡って誤検知しない状態を維持する事が可能になる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、カラープリンタのフルカラー画像におけるメンテナンス制御に限らず、モノクロプリンタによるブラック一色によるモノクロ画像における色抜け検知であっても良い。この場合には、中間転写ベルト8でなく、感光体上の現像剤画像を検知する事になる。
1 画像形成装置
8 中間転写ベルト(像担持体)
44 明暗センサ(明暗検知手段)
51Y 現像ローラ(現像剤担持体)
52Y ドクターブレード(現像剤規制部材)
70 メンテナンス制御部
74 現像ローラ制御部(駆動制御部)
78 クリーニング部材
G 現像剤
特開2004−138675号公報 特開2005−134774号公報

Claims (8)

  1. 潜像を形成する像担持体と、像担持体に対向して配置され、像担持体に形成された潜像に現像剤を供給して現像する回転可能な現像剤担持体と、現像剤担持体の回転を正逆に駆動する駆動制御部と、現像剤担持体に対向して配置され現像剤担持体から像担持体に供給される現像剤量を規制する現像剤規制部材と、現像剤で現像された像担持体上の画像の明暗を検知する明暗検知手段と、メンテナンス制御部を備え、メンテナンス制御部は像担持体に連続したパターン潜像を形成し、現像剤担持体により現像したパターン現像剤画像の明暗変動を明暗検知手段が検知した場合に、駆動制御部に逆回転信号を発して現像担持体を逆回転することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、明暗検知手段は像担持体に密着して用いる密着センサであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、明細検知手段は、像担持体に対する検知位置と検知位置から退避する退避位置とに移動可能に設けてあることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、明暗検知手段のクリーニング部材を備え、明暗検知手段が退避位置あるときに、明暗検知手段の検知面をクリーング部材が清掃することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、パターン現像剤画像は連続した均一な明度の画像であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、現像剤担持体は、シアン現像剤を担持するシアン現像剤担持体と、マゼンタ現像剤を担持するマゼンタ現像剤担持体と、イエロー現像剤を担持するイエロー現像剤担持体とがあり、像担持体はこれらの各色を重ねた現像剤像を担持する中間転写体であり、パターン現像剤画像はカラー画像であり、明暗検知手段は色を検知するカラーセンサであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、メンテナンス制御部は、通常の画像形成運転が終了した直後に起動することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項8に記載の画像形成装置において、パターン潜像の形成及び明暗検知手段による検知動作は、メンテナンス制御部が画像形成装置の操作パネル又は画像形成装置に接続された外部入力手段からの操作信号を受けて起動することを特徴とする画像形成装置。
JP2009048998A 2009-03-03 2009-03-03 画像形成装置 Pending JP2010204343A (ja)

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