JP2010203411A - 内燃機関用燃料噴射弁および燃料噴射弁を内燃機関本体に固定する固定部材 - Google Patents

内燃機関用燃料噴射弁および燃料噴射弁を内燃機関本体に固定する固定部材 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関本体への搭載の信頼性および品質を確保することができる燃料噴射弁および燃料噴射弁を内燃機関本体に固定する固定部材を提供する。
【解決手段】燃料噴射弁10は、燃料通路21および噴孔22が形成されるとともに、内部に噴孔22を開閉するニードル70を収容するボデー20と電流が供給されることにより磁界を発生するコイル87、ニードル70とともに開閉方向に移動する可動コア81および可動コア81を引き付ける磁気吸引力を発生する固定コア88とコイル87の外側を覆うハウジング90とコイル87に電流を供給するターミナル111を有するコネクタ110とを備えている。コネクタ110はターミナル111を覆う絶縁部113と絶縁部113を支える支持部114を有する。支持部114はハウジング90の端部93に形成されている凹部97内に収容されボデー20の外周壁33とハウジング90の内周壁91aにて支えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に搭載される内燃機関用燃料噴射弁および燃料噴射弁を内燃機関本体に固定する固定部材に関する。
内燃機関本体に搭載される燃料噴射弁として特許文献1および特許文献2に開示されている燃料噴射弁が知られている。
これらの燃料噴射弁は、内部に基端側から先端に向かって燃料を流す燃料通路および燃料通路と外部とを連通する噴孔が形成されるとともに、軸方向に往復移動することにより噴孔の開閉を制御する弁部材を燃料通路内に収容するボデーと、弁部材を軸方向に往復移動させる電磁アクチュエータと、ボデーよりも軸方向長さが短く、筒状に形成されており、ボデーの外周壁を覆うとともに、電磁アクチュエータの一部品を収容するハウジングと、電磁アクチュエータと電気的に接続され、外部より電磁アクチュエータに電流を供給する端子部を有するコネクタと、を備えている。
電磁アクチュエータは、電流が供給されることにより磁束を発生するコイルと、燃料通路内に収容され弁部材とともに軸方向に移動する可動コアと、可動コアから軸方向に所定距離隔てて設けられ、磁束が流れることにより、可動コアとの間に可動コアを引き付ける磁気吸引力を発生する固定コアと、を有している。
ハウジングは、内周壁と固定コアを支えるパイプの外周壁との間に形成される空間にコイルを収容している。
また、コネクタは、ハウジングの基端側に設けられ、端子部における外部と電気的に接続する部位を残して端子部を覆う樹脂部を有している。
特開平9−42110号公報 特表2003−512557号公報
ここで、内燃機関本体に燃料噴射弁を搭載するには、燃料噴射弁を本体側に押し付ける固定部材が必要である。
燃料噴射弁の基端側を向く段差部に固定部材を引っ掛け、固定部材にて燃料噴射弁を本体側に押し付けることにより燃料噴射弁は内燃機関本体に固定されるのが一般的である。
上記文献における燃料噴射弁では、コネクタを構成する樹脂部は、端子部を覆う絶縁部と絶縁部を支える支持部よりなっている。
特許文献1における燃料噴射弁では、上述の支持部はコイルの外周側を覆っているハウジングのさらに外周側を覆う構造となっている。
そして、特許文献2における燃料噴射弁でも、特許文献1における燃料噴射弁と同様、支持部はハウジングの外周側を覆う構造となっている。
燃料噴射弁の基端側を向き固定部材が引っ掛けられる部位は、特許文献1の燃料噴射弁ではハウジングの外周側を覆っている樹脂製の支持部であり、特許文献2の燃料噴射弁ではハウジングの基端側の端部である。
ところが、特許文献1の燃料噴射弁では、支持部に固定部材を引っ掛け、本体側に燃料噴射弁に押し付ける付勢力を燃料噴射弁に作用させると、支持部にその付勢力が作用することとなる。
燃料噴射弁の本体への搭載の信頼性を確保しようとして固定部材の上記付勢力を強大にすると、支持部が損傷し、燃料噴射弁の品質を低下させてしまう問題が発生する。
また、付勢力が作用する支持部は樹脂製であるため、固定部材からの付勢力が樹脂の変形により減退してしまい、搭載の信頼性が低下するという問題も発生する。
また、特許文献2の燃料噴射弁では、特許文献1の燃料噴射弁とは異なり、ハウジングの基端側の端部は全面に亘って樹脂製の支持部に覆われていないので、支持部に固定部材の付勢力が及ばないように固定部材を設置することはできる。
しかしながら、この文献の燃料噴射弁においても、支持部はハウジングの外周側を覆っているため、固定部材が設置できる領域がハウジングの外周縁部のみとなってしまう。
このような構造では、仮に固定部材をこの外周縁部に応じた形状とし、固定部材をこの領域に設置できたとしても、固定部材が径方向にずれてしまうと、固定部材が外周縁部より脱落する可能性が高くなる。
このような構成では、固定部材からの付勢力が支持部に及ばないので支持部が固定部材からの付勢力によって損傷してしまうという問題は回避できるが、燃料噴射弁の本体への装着の信頼性を確保することが困難となる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、内燃機関本体への搭載の信頼性および品質を確保することができる燃料噴射弁およびその燃料噴射弁を内燃機関本体に固定する固定部材を提供することである。
請求項1の発明は、内燃機関の本体と本体に向かう付勢力を発生する固定部材との間に設置され、固定部材からの付勢力を受け、本体に押し付けられることにより本体に搭載される燃料噴射弁において、
内部に基端側から先端に向かって燃料を流す燃料通路、および燃料通路と外部とを連通する噴孔が形成されるとともに、軸方向に往復移動することにより噴孔の開閉を制御する弁部材を燃料通路内に収容するボデーと、電流が供給されることにより磁束を発生するコイル、燃料通路内に収容され弁部材とともに軸方向に往復移動する可動コアであって磁束が流れる磁気回路の一部となる可動コア、可動コアから軸方向に所定距離隔てて設けられ磁気回路の一部となる固定コアであって、磁束が流れることにより可動コアとの間に可動コアを引き付ける磁気吸引力を発生する固定コアを有する電磁アクチュエータと、ボデーよりも軸方向長さが短く、筒状に形成されており、ボデーの外周壁を覆うように設けられ、内周壁とボデーの外周壁との間に形成される空間にコイルを収容するハウジングであって、基端側の端部における外周縁部に固定部材からの付勢力を受ける受け部を形成するハウジングと、コイルに電気的に接続され、外部よりコイルに電流を供給する端子部、および端子部における外部と電気的に接続する部位を残して端子部を覆う樹脂部を有するハウジングの基端側に設けられるコネクタと、を備え、
樹脂部は、端子部を覆う絶縁部、および絶縁部を支持する支持部を有しており、ハウジングの基端側の端部には、外周縁部よりも内周側にボデーとともに先端側に凹む凹部が形成されており、支持部はボデーの外周壁とハウジングの内周壁にて支えられるように凹部内に設置されていることを特徴としている。
この発明によれば、コネクタの樹脂部の一部である絶縁部を支える支持部は、ハウジングの基端側の端部において、受け部よりも内周側に形成されている凹部に、ボデーの外周壁およびハウジングの内周壁にて支えられるようにして設置されているので、従来技術のように支持部をハウジングの外周壁に設置する必要がない。
このため、特許文献1の燃料噴射弁とは異なり、ハウジングの基端側の端部に形成される固定部材からの付勢力を受けるための受け部を確実に露出させることができる。つまり、固定部材からの付勢力を樹脂製である支持部に作用させることを抑制できる。
よって、固定部材からの付勢力が支持部に作用することによる支持部の損傷を抑制することができるので、内燃機関の本体に搭載されているときの燃料噴射弁の品質を確保することができる。
また、支持部はハウジングの基端側の端部に形成されている凹部内に設置されているので、ハウジングの基端側の端部よりもさらに基端側に支持部を設置する必要がない。このため、特許文献2の燃料噴射弁とは異なり、固定部材の設置可能な領域を燃料噴射弁の中心軸に向かって広げることができる。これにより、固定部材を当該中心軸に近づけて設置させることができる。このように固定部材を当該中心軸に近づけて設置できるため、固定部材が径方向に多少ずれたとしても、固定部材が燃料噴射弁より脱落する可能性は低くなり、安定して固定部材を燃料噴射弁に設置することができる。ゆえに、燃料噴射弁の内燃機関の本体への搭載の信頼性を確保することができる。
以上、本発明の構造によれば、内燃機関本体への搭載の信頼性および品質を確保することができる燃料噴射弁を提供することができる。
請求項2の発明は、支持部の基端側の端部は、ハウジングの外周縁部よりも先端側に配置されていることを特徴としている。この発明によれば、支持部の基端側の端部がハウジングの外周縁部よりも先端側に配置されているため、固定部材と支持部の基端側の端部との接触を確実に回避することができる。固定部材設置時の支持部の損傷を確実に回避することができるので、内燃機関本体搭載時の燃料噴射弁の品質を確保することができる。
請求項3の発明は、凹部は環状に形成されていることを特徴としている。この発明によれば、凹部は環状に形成されているため、支持部の容積を極力大きくすることができ、コネクタの強度を高めることができる。ゆえに、燃料噴射弁の品質を確実に確保することができる。
請求項4の発明は、支持部と接触するハウジングの内周壁には、周方向に延びる溝部または突起部が形成されていることを特徴としている。ハウジングと支持部とは、別部材にて形成されているため、これらの要素の間の境界部分は、他の部分に比べ外部より水分などが侵入しやすい。ハウジングの内周側には水分などに対して脆弱なコイルが収容されているため、外部から水分などが浸入するとコイルが損傷してしまい、燃料噴射弁の品質が低下してしまう。この発明によれば、ハウジングの内周壁に周方向に延びる溝部または突起部が形成されているので、支持部と、当該内周壁との接触長さが長くなる。このため、ハウジングの内周側に収容されているコイルへの水分などの浸入を抑制することができ、燃料噴射弁の品質を確保することができる。
請求項5の発明は、溝部または突起部は、ハウジングの内周壁に全周に亘って連続して形成されていることを特徴としている。この発明によれば、溝部または突起部はハウジングの内周壁に全周に亘って連続して形成されているため、より確実に外部からの水分などの浸入を防ぐことができる。
請求項6の発明は、溝部または突起部は、軸方向に二列以上形成されていることを特徴としている。この発明によれば、溝部または突起部は軸方向に二列以上形成されているので、より確実に外部からの水分などの浸入を防ぐことができる。
請求項7の発明は、請求項1から6の燃料噴射弁を内燃機関の本体に固定する固定部材であって、燃料噴射弁の基端側の端部には、燃料噴射弁に導入される燃料を供給する燃料配管が接続され燃料通路に燃料を導入する入口部が設けられており、燃料噴射弁のハウジングの外周縁部よりも基端側の外周部を挟み込むとともに外周縁部に接触する挟持機構であって、外周部を挟み込むとともに外周縁部と接触する一対の挟持部材、および一対の挟持部材におけるハウジングの径方向の一方の端部が自由端となるように一対の挟持部材を連結する連結部を有する挟持機構と、挟持機構と燃料配管の端部との間に設けられ一対の挟持部材を介してハウジングを本体側に押し付ける付勢力を発生する付勢部と、を備えていることを特徴としている。
この発明によれば、挟持機構を構成する一対の挟持部材はハウジングの外周縁部よりも基端側の外周部を挟み込むとともに外周縁部に接触している。このような挟持部材の構造によれば、挟持部材は挟持部材をより燃料噴射弁の中心軸に近づけて設置させることが可能となる。挟持部材を当該中心軸に近づけて設置することができるため、挟持部材の内側から挟持部材の径方向外側にあるハウジングの外周縁部までの距離を長くすることが可能となる。したがって、挟持部材が径方向にずれたとしても安定して固定部材を燃料噴射弁に設置させておくことが可能となる。
また、連結部は、一対の挟持部材におけるハウジングの径方向の一方の端部が自由端となるように一対の挟持部材を連結しているため、固定部材は一方の端部が開放し、他方の端部が連結部にて塞がれる構造となる。このような固定部材によれば、固定部材を燃料噴射弁の径方向から設置させることが可能となる。このように固定部材を燃料噴射弁の径方向から設置させることができるので、燃料噴射弁の基端側に設置されている、部品を傷つけることなく固定部材を燃料噴射弁に設置させることができ、燃料噴射弁の品質を確保することができる。
請求項8の発明は、一対の挟持部材は板状に形成されていることを特徴としている。この発明によれば、一対の挟持部材は板状に形成されているため、挟持部材の構造を簡単にすることができるとともに、部品の単価を低下させることができる。
請求項9の発明は、一対の挟持部材における一方の端部同士の距離は、燃料噴射弁におけるハウジングの外周縁部よりも基端側の外周部の外径よりも短いことを特徴としている。
この発明によれば、一対の挟持部材における一方の端部同士の距離は、燃料噴射弁におけるハウジングの外周縁部よりも基端側の外周部の外径よりも短くなっているため、固定部材の連結部側への移動が規制される。また、一対の挟持部材の他方の端部は連結部にて連結されているため、固定部材の上記一方の端部側への移動も規制されることとなる。ゆえに、このような固定部材の構成によれば、固定部材が容易に外れてしまうことを抑制できるので、内燃機関の本体への搭載の信頼性を確保することができる。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁の全体構造を示す断面図である。 図1に示す燃料噴射弁の要部を示す断面図である。 図1中のIII−III線における断面図である。 図1中に示す燃料噴射弁をエンジン本体に搭載させた状態の断面図である。 図4中のV−V線における断面図である。 第2実施形態による燃料噴射弁の要部を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず始めに、図1を用いて燃料噴射弁10の全体構造を説明する。
(基本構成)
図1は、燃料噴射弁10の全体構造を示す断面図である。図1に示す燃料噴射弁10は、直噴式の内燃機関(直噴式ガソリンエンジン)に搭載される燃料噴射弁である。なお、燃料噴射弁10は、直噴式ガソリンエンジンに限らず、ポート噴射式ガソリンエンジン、またはディーゼルエンジンなどに搭載させても良い。直噴式ガソリンエンジンに搭載させる場合、燃料噴射弁10は図示しないエンジン本体を構成するシリンダヘッドまたはシリンダブロックに搭載される。
燃料噴射弁10は、ボデー20、ニードル70および電磁アクチュエータ80などから構成されている。
ボデー20は、筒状に形成され、燃料噴射制御に必要な機能部品を保持する。ボデー20の内部に基端側から先端に向かって燃料が流れる燃料通路21が形成されている。そして、ボデー20の先端に燃料通路21と連通する噴孔22が形成されている。
ニードル70は、ボデー20の燃料通路21内を軸方向に往復移動可能に設置されている。ニードル70が燃料通路21を断続することにより、噴孔22の開閉が制御される。ニードル70が燃料通路21の内壁から離座すると、燃料通路21が開通し、噴孔22から燃料が噴射される。ニードル70が燃料通路21の内壁に着座すると、燃料通路21が遮断され、噴孔22からの燃料の噴射は停止する。
電磁アクチュエータ80は、ボデー20に装着され、電流の供給、非供給が切替えられることにより、動力を発生し、発生したその動力にてニードル70を往復移動させるアクチュエータである。電磁アクチュエータ80に電流が供給されることにより、電磁アクチュエータ80はニードル70を基端側に移動させ、ニードル70を燃料通路21の内壁から離座させる。電磁アクチュエータ80への電流の供給が停止することにより、電磁アクチュエータ80はニードル70を先端側に移動させ、ニードル70を燃料通路21の内壁に着座させる。
以下、各要素を詳細に説明する。
ボデー20は、パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50などから構成されている。パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50はいずれも筒状に形成されており、各要素の軸心が一つの軸上に配置されるように組み付けられている。
パイプ30は軸方向へ概ね内径が同一に形成された金属製の筒状部材である。パイプ30は内側に燃料通路21の一部を形成する。パイプ30は、基端側より先端側に向かって、磁性部31および非磁性部32を有している。磁性部31および非磁性部32は、例えばレーザ溶接などにより一体に接続されている。なお、パイプ30は、筒状の一体物を熱加工などにより、筒状物の一部を磁性化または非磁性化させることにより形成しても良い。また、パイプ30を磁性材料のみで形成し、上記非磁性部32に相当する位置の断面積を他の部分よりも小さくするような構造としても良い。
パイプ30の基端側の端部に入口部材100が設置されている。入口部材100は図示しない燃料配管に接続され、燃料を燃料通路21に導入する。本実施形態では、4MPa〜20MPaに圧力が高められた燃料が燃料配管を介して入口部材100に導入される。入口部材100はパイプ30の内壁に圧入され、その後、溶接されることによりパイプ30に固定されている。入口部材100は燃料中に含まれる異物を捕らえるフィルタ101を有している。また、入口部材100の外周側に燃料配管と隙間を埋めるOリング102が設けられている。
パイプ30の先端側の端部にノズルホルダ40が設置されている。ノズルホルダ40は金属製の磁性材料にて筒状に形成されている。ノズルホルダ40の基端側の内径はパイプ30の内径とほぼ同じである。ノズルホルダ40は溶接などによりパイプ30に固定されている。
ノズルホルダ40の先端側の内径は基端側の内径よりも小さくなっている。ノズルホルダ40の先端側の端部にノズルボデー50が設置されている。ノズルホルダ40およびノズルボデー50は内側に燃料通路21の一部を形成している。パイプ30にて形成される燃料通路21およびノズルホルダ40およびノズルボデー50にて形成される燃料通路21は連通している。
ノズルボデー50は、底部を有する筒状部材であり、圧入または溶接のいずれか、または圧入後に溶接することによりノズルホルダ40の内壁に固定されている。ノズルボデー50の底部は先端に向かうほど内径が小さくなるような円錐面を形成している。円錐面にニードル70が着座する弁座51が形成されている。円錐面には弁座51よりも先端側に噴孔22が形成されている。噴孔22は燃料通路21と連通している。
ニードル70は、本体部71、弁部72および規制部73から構成されている。ニードル70は金属材料より棒状に形成されており、パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50の軸心上に往復移動可能に設置されている。
弁部72は本体部71の先端側の端部に設けられ、基端側から弁座51に着座可能な形状となっている。弁部72が弁座51から離座すると、燃料通路21が開通され、燃料通路21と噴孔22とが連通し、噴孔22より燃料が噴射される。弁部72が弁座51に着座すると、燃料通路21が遮断され、燃料通路21と噴孔22との連通が断たれ、噴孔22からの燃料の噴射が停止する。
規制部73は本体部71の基端側の端部に設けられ、本体部71より径方向外側に突出する部位である。規制部73は、後述する可動コア81の接触部83と接触可能となっており、可動コア81とニードル70との相対移動を規制する部位である。
本体部71および規制部73に、パイプ30部分に形成されている燃料通路21とノズルホルダ40部分に形成されている燃料通路21とを連通する連通路74が形成されている。
連通路74は、規制部73の基端側の端部より本体部71の途中までニードル70の軸心線に沿って延びる第一連通路75と、第一連通路75から径方向に延び、第一連通路75と本体部71の外壁とを連通する第二連通路76とを有している。これにより、入口部材100からパイプ30部分の燃料通路21に導入された燃料は、この連通路74を介して、ノズルホルダ40部分の燃料通路21に流れる。
電磁アクチュエータ80は、可動コア81、コイル87、固定コア88、第一スプリング98、第二スプリング99などから構成されている。
可動コア81は、磁性材料にて筒状に形成され、パイプ30およびノズルホルダ40の内側に往復移動可能に、かつニードル70の規制部73と弁部72との間に設置されている。可動コア81は、可動コア81の外壁がパイプ30およびノズルホルダ40の内壁と摺動可能に接している。これにより、可動コア81はパイプ30およびノズルホルダ40内で軸方向に往復移動可能となる。パイプ30およびノズルホルダ40の内壁には、可動コア81が軸方向に往復移動する際にその外壁が摺動する摺動部43が形成されている。
可動コア81は、中央部に相対移動可能にニードル70を支持する支持孔82を有している。支持孔82の内径は、ニードル70の本体部71の外径よりも大きく、規制部73の外径よりも小さい。これにより、ニードル70は、可動コア81内で軸方向に往復移動可能となる。
また、可動コア81は基端側の端部に、規制部73と接触することにより、ニードル70と可動コア81とが互いに離れる方向の相対移動を規制する接触部83を有している。ニードル70の弁部72が弁座51に着座している状態では、可動コア81は規制部73よりも先端側で相対移動可能となっている。可動コア81の接触部83にニードル70の規制部73が接触してもなお、可動コア81が基端側に移動すると、ニードル70は可動コア81とともに基端側に移動する。これにより、ニードル70の弁部72が弁座51から離座する。
コイル87は、樹脂製の筒状部材であるボビンの外周に電線をボビンの軸心を中心に周回させることにより形成され、この電線に電流が供給されることにより磁界を発生する。コイル87は、パイプ30の外側に設置されている。
固定コア88は、磁性材料にて筒状に形成され、可動コア81の基端側に設置されている。固定コア88は、パイプ30の内壁に圧入などにより固定されている。本実施形態では、固定コア88は、パイプ30の内壁に圧入された後、溶接によって強固に固定されている。固定コア88の中央部には、軸方向に延びる縦孔89が形成されている。この縦孔89は入口部材100から導入された燃料が流れるようになっている。
本実施形態では、図1に示すように、入口部材100、固定コア88の縦孔89、およびニードル70は、パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50の軸心上に配置されている。
ニードル70の規制部73よりも基端側に第一スプリング98が設置されている。第一スプリング98は、線状の弾性材料を周回させて螺旋状に巻いたスプリングであり、固定コア88の縦孔89内に収容されている。第一スプリング98の先端側の端部は、規制部73の基端側の端部に形成されている座部77に支持されている。
第一スプリング98の基端側の端部は、縦孔89内に圧入されている筒状のアジャスティングパイプ103に支持されている。第一スプリング98は軸方向に圧縮された状態で規制部73とアジャスティングパイプ103との間に設置されており、ニードル70および可動コア81を、可動コア81が固定コア88から離れる方向、つまり弁部72が弁座51に着座する方向へ押し付けている。以下、弁部72が弁座51に着座する方向を閉弁方向といい、その反対の方向を開弁方向と規定する。
可動コア81よりも先端側に第二スプリング99が設置されている。第二スプリング99は、線状の弾性材料を周回させて螺旋状に巻いたスプリングであり、ノズルホルダ40内に収容されている。
ノズルホルダ40は、ノズルホルダ40の内壁に、先端側に向かって凹むように形成され、底部に第二スプリング99の先端側の端部を支持する座部42を有している収容凹部41を備えている。収容凹部41は筒状に形成され、その収容凹部41の内径は第二スプリング99の外径とほぼ同じかそれよりも大きく形成されている。このため、第二スプリング99は収容凹部41の側壁にて径方向への移動が規制される。第二スプリング99の基端側の端部は、可動コア81に形成されている凹部84の底部に形成されている座部85にて支持されている。
この凹部84は、可動コア81の先端側の端部より固定コア88に向かって凹むように形成されている。凹部84は筒状に形成されており、その内径は収容凹部41の内径よりも大きく形成されている。第二スプリング99は軸方向に圧縮された状態で可動コア81の凹部84とノズルホルダ40の収容凹部41との間に設置されており、可動コア81を固定コア88側へ押し付けている。
ここで、第一スプリング98の押し付け力は第二スプリング99の押し付け力よりも大きい。このため、コイル87に通電されていない状態では、第一スプリング98により、ニードル70および可動コア81は閉弁方向に常時、押し付けられる。このとき、第二スプリング99の押し付け力により可動コア81の接触部83は、ニードル70の規制部73に接触している。
入口部材100に流入した燃料は、固定コア88の縦孔89およびアジャスティングパイプ103を経由してニードル70の連通路74に流入する。そして、連通路74に流入した燃料は、第二連通路76よりニードル70の外部にあるノズルホルダ40部分の燃料通路21に排出され、噴孔22に至る。
コイル87の外周側に、コイル87を覆う筒状に形成された金属製の磁性材料からなるハウジング90が設置されている。ハウジング90の軸方向長さはボデー20よりも短く、パイプ30の非磁性部32を跨げる程度の大きさとなっている。ハウジング90の先端側の端部は、ノズルホルダ40の外周壁44に接している。当該先端側の端部はレーザ溶接によりノズルホルダ40に固定されている。ハウジング90の基端側の端部はパイプ30の磁性部31の外周壁33に接している。ハウジング90の内周側にはコイル87を収容する収容室90aが形成されている。収容室90aには樹脂材料が充填されている。
図1に示すように、ハウジング90の基端側にはコイル87に電流を供給するコネクタ110が設置されている。コネクタ110は、コイル87と電気的に接続され、ハウジング90より径方向に突出するように延びているターミナル111、およびターミナル111における外部と電気的に接続される端部を残してターミナル111を覆う樹脂部112などから構成されている。樹脂部112は絶縁機能を有する樹脂材料よりなっている。ターミナル111は外部の制御装置と電気的に接続されており、コイル87への電流の供給は、このターミナル111を介して行われる。
この樹脂部112は、ボデー20にハウジング90を組付け、収容室90aにコイル87を収容させた組立体を金型に設置させ、この組立体をインサート成形することにより形成される。
このようにして各部品が組み付けられた燃料噴射弁10のコイル87の電線にコネクタ110のターミナル111を介して電流が供給されると、コイル87の周囲には、コイル87の先端側の端部から放出され、コイル87の基端側の端部に戻るような磁束の流れを有する磁界が発生する。
発生した磁束は、固定コア88、可動コア81、ノズルホルダ40、ハウジング90およびパイプ30の磁性部31、再び固定コア88に戻るように各要素内を巡回する。これら各要素88、81、40、90、31によって磁気回路が形成される。このような磁気回路が形成されることにより、固定コア88と可動コア81との間に、固定コア88が可動コア81を引き付ける力である磁気吸引力が発生する。
以上、燃料噴射弁10の構成について説明した。次に、燃料噴射弁10の作動について説明する。
コイル87に電流が供給されると、固定コア88と可動コア81との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力と第二スプリング99の押し付け力との和が、第一スプリング98の押し付け力、燃料圧力による先端側へのニードル押し付け力、可動コア81の自重、および可動コア81とパイプ30との摺動抵抗力の和よりも大きくなると、可動コア81が固定コア88に向かって移動する。このとき、可動コア81の接触部83がニードル70の規制部73に接触しているため、ニードル70も可動コア81とともに固定コア88に向かって、つまり開弁方向に移動する。
その結果、ニードル70の弁部72が弁座51から離座する。開弁方向への移動は、可動コア81が固定コア88に接するまで移動する。このとき、ニードル70は最大リフト位置まで移動している。本実施形態では、弁部72が弁座51から離座し、可動コア81が固定コア88に接するまでのニードル70の移動量をニードル70のリフト量と定義している。
可動コア81が固定コア88に引き付けられ、ニードル70の弁部72が弁座51から離座すると、燃料通路21と噴孔22とが連通し、燃料通路21内の燃料が噴孔22より噴射される。
コイル87への電流の供給が停止すると、固定コア88と可動コア81との間には磁気吸引力が消滅する。このため、ニードル70は第一スプリング98の押し付け力によって閉弁方向に移動する。このとき、可動コア81の接触部83はニードル70の規制部73に接触している。そのため、可動コア81も閉弁方向に移動する。ニードル70が閉弁方向に移動するため、弁部72は弁座51に着座し、燃料通路21が遮断され、噴孔22から燃料が噴射されない。
(特徴部分)
以上、燃料噴射弁10の作動について説明した。次に、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。図2は、図1に示す燃料噴射弁の要部を示す断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態では、ハウジング90は、収容部91と、蓋部96とから構成されている。収容室90aは、収容部91と、蓋部96とが組み合わされることにより形成されている。収容部91は蓋部96よりも先端側に設置されている。
収容部91は、磁性材料にて底部を有する筒状に形成されている。底部には、ノズルホルダ40が挿通可能な孔が形成されている。収容部91の底部に形成されている孔とノズルホルダ40の外周壁とは溶接にて固定されている。収容部91の内周壁92の内径は、パイプ30の外周壁33の外径よりも大きい。
蓋部96は、磁性材料にて円盤状に形成されている。蓋部96の中央部には、パイプ30が挿通可能な孔が形成されている。蓋部96における孔の内周壁はパイプ30の外周壁33に圧入にて固定されている。蓋部96における外周壁96aは収容部91の内周壁91aに圧入にて固定されている。
蓋部96は、図2に示すように、収容部91の基端側の端部93が基端側に突出するような位置に固定されている。収容部91の内周壁91aには蓋部96が上述した位置に固定可能とするための段差部91bが形成されている。また、蓋部96より基端側に突出した部分の収容部91の内周壁91aには周方向に延びる溝部95が形成されている。本実施形態では、溝部95は、内周壁91aの全周に亘って連続して環状に形成されている。また、周方向に延びる溝部95は、軸方向に二列形成されている。
収容部91に蓋部96が組み合わされることにより、蓋部96の基端側の部位には、蓋部96、パイプ30の外周壁33および収容部91の内周壁91aにて環状に形成された凹部97が形成される。この凹部97はハウジング90の基端側の端部93より先端側に凹むように形成されている。この凹部97内には、後述する樹脂部112における支持部114が設置されている。
コネクタ110を構成する樹脂部112は、ターミナル111の外部と電気的な接続される端部を残してターミナル111を覆う絶縁部113、および絶縁部113を支える支持部114から構成されている。
樹脂部112は、既に説明したように絶縁部113および支持部114の形状に応じた金型に、溶融させた樹脂材料を供給することにより形成される。絶縁部113となる部分ではターミナル111の周囲を覆うとともに、パイプ30の外周壁33の一部を覆い、支持部114となる部分では当該凹部97が樹脂材料で満たされるように、金型は形成されている。また、支持部114の基端側の端部115がハウジング90の基端側の端部93における外周縁部94よりも先端側に配置されるように、金型は形成されている。
この結果、絶縁部113はターミナル111の周囲を覆うような形状となり、支持部114は、パイプ30の外周壁33の一部を覆うとともに当該凹部97を満たすような形状となる。凹部97内に設置されている支持部114は、パイプ30の外周壁33とハウジング90における収容部91の内周壁91aにて支えられている。このようにして、コネクタ110が形成されると、ハウジング90の基端側に図3中のドットで示す領域Aが形成される。
図3は、図1中のIII−III線における断面図である。図3に示すように、領域Aは、コネクタ110は上述したようにハウジング90から径方向に突出するように形成されているので、円弧状に形成されることとなる。この領域Aに後述する燃料噴射弁10をエンジン本体に装着する際に使用するクリップ120が設置される。クリップ120については後ほど詳細に説明する。
(取付け構造)
以上、燃料噴射弁10の特徴部分について説明した。次に、燃料噴射弁10とエンジン本体130との取付け構造について説明する。
図4は、燃料噴射弁10をエンジン本体130に搭載させた状態の断面図であり、図5は、図4中のV−V線における断面図である。
本実施形態では、燃料噴射弁10はエンジン本体130の一部であるシリンダヘッド131に搭載されている。シリンダヘッド131には、燃料噴射弁10を装着するための取付け孔133が形成されている。シリンダヘッド131はエンジン本体130に形成される燃焼室132を画定する部品である。
シリンダヘッド131に形成されている取付け孔133は、シリンダヘッド131の外部と燃焼室132とを連通している。取付け孔133は、大径部134、大径部134よりも内径が小さい小径部135を有している。小径部135は大径部134よりも燃焼室132側に設置されている。大径部134の内径はハウジング90の外径よりも大きい。また、小径部135の内径はハウジング90の外径よりも小さくノズルボデー20の外径よりも大きい。
大径部134および小径部135は内径が異なるため、大径部134および小径部135の間にシリンダヘッド131の外部側を向く肩部136が形成されている。一方、燃料噴射弁10のハウジング90の先端側の端部には、肩部136側を向く段差部92が形成されている(図1を参照)。
図4に示すように、燃料噴射弁10の段差部92と取付け孔133の肩部136との間には環状に形成されているステンレス製の座金137が設置されている。この座金137は、燃料噴射弁10からの荷重を受ける部品である。
段差部92は、燃料噴射弁10をシリンダヘッド131側に押し付けることにより、座金137を介して肩部136からの反作用力を受ける構造となっている。これにより、座金137と段差部92および座金137と肩部136とが密着する。
燃料噴射弁10のノズルホルダ40と取付け孔133の小径部135の内周壁との間の隙間には環状に形成されているテフロン(登録商標)製のシール部材138が設置されている。
図4に示すように、燃料配管140と燃料噴射弁10のハウジング90との間に燃料噴射弁10をシリンダヘッド131側に押し付ける付勢力を発生するクリップ120が設置されている。
図4および図5に示すように、クリップ120は、挟持機構121および付勢部124などから構成されている。
挟持機構121は、パイプ30の外周壁33の周囲に形成されている絶縁部113を挟持するとともに、付勢部124が発生する付勢力を燃料噴射弁10に伝達させる機構であって、一対の挟持部材122a、122bおよび連結部123から構成されている。
図5に示すように、挟持部材122a、122bは、それぞれ板状の金属材料より構成されている。挟持部材122a、122bは、板厚方向の表面にて絶縁部113を挟み込んでいる。また、挟持部材122a、122bは、図5に示すように、絶縁部113が延びている方向に沿って設けられている。挟持部材122a、122bは互いに略平行に並んでいる。
挟持部材122a、122bのハウジング90側の側面は、ハウジング90の基端側の端部93における外周縁部94と接触している。この実施形態では、一方の挟持部材122aはハウジング90の基端側の端部93における外周縁部94上のP1、P2の二箇所と接触しており、他方の挟持部材122bはハウジング90の基端側の端部93における外周縁部94上のP3、P4の二箇所と接触している。P1〜P4がクリップ120からの付勢力を受ける受け部を構成する。
一方の挟持部材122aは受け部P1と受け部P2との間を掛け渡すような形状となっており、他方の挟持部材122bも、一方の挟持部材122aと同様、受け部P3と受け部P4との間を掛け渡すような形状となっている。挟持部材122a、122bと接触する上記受け部P1〜P4は点接触であっても良いし、面接触であっても良い。
連結部123は、上記一対の挟持部材122a、122bを連結する部材である。連結部123は、挟持部材122a、122bにおけるハウジング90の径方向の一方の端部が自由端となるように挟持部材122a、122b同士を連結している。このように連結部123にて挟持部材122a、122bを連結することにより、挟持機構121は図5に示すように、一方の端部が開放し、他方の端部が連結部123にて塞がれる構造となる。
以上説明したような挟持機構121によれば、挟持部材122a、122bの自由端となっている端部より絶縁部113を挿入させ、絶縁部113を挟持部材122a、122b間に設置させることができる。したがって、クリップ120を燃料噴射弁10の径方向から設置させることが可能となるのである。
また、自由端側の挟持部材122a、122bの距離は、クリップ120を燃料噴射弁10に取付けた状態で、絶縁部113の外径よりも短くなっている。
付勢部124は片持ち梁のように、一方の端部が挟持機構121の連結部123に接続され、他方の端部が自由端となっている。図4に示すように、付勢部124は板状に形成されており、連結部123より基端側に延び、自由端側の端部に向かうほど燃料噴射弁10の中心軸C側に向かって湾曲するような構造となっている。
付勢部124の自由端側の端部は入口部材100に燃料配管140が装着された状態で燃料配管140の端部141にて燃料噴射弁10側に押される。このため、付勢部124には復元力が発生する。付勢部124の復元力は、挟持機構121を介してハウジング90の基端側の端部93をシリンダヘッド131側に押し付ける付勢力となる。
付勢部124は板状に形成されているため、付勢部124を構成する部分の板厚を調整することにより、発生する付勢力を容易に調整することができる。板厚を厚くすれば付勢力は大きくなり、板厚を薄くすれば付勢力は小さくなる。
例えば、板厚を厚くして付勢力を大きくした場合は、挟持機構121も発生する付勢力に応じて強度を高める必要がある。挟持機構121の強度を高めるには、挟持機構121を構成する一対の挟持部材122a、122bおよび連結部123の板厚を厚くすれば良い。
本実施形態の燃料噴射弁10によれば、図3に示すように挟持機構121が設置可能な領域Aは比較的大きくできるため、燃料噴射弁10や周囲の装置と干渉することを考慮に入れることなく一対の挟持部材122a、122bおよび連結部123の板厚を厚くすることができる。
クリップ120には、挟持機構121および付勢部124の他に、規制部125が設けられている。この規制部125は、挟持機構121より基端側に延びる板状の部材であり、燃料配管140に形成されている挿入孔142に挿入されることにより、クリップ120の周方向の回転を規制する。
以上、説明したように本実施形態では、樹脂部112の一部である絶縁部113を支える支持部114は、ハウジングの基端側の端部93において、外周縁部94に形成されている受け部P1〜P4よりも内周側に形成されている凹部97に、パイプ30の外周壁33およびハウジング90の内周壁91aにて支えられるようにして設置されている。
このため、上記特許文献1の燃料噴射弁とは異なり、ハウジング90の基端側の端部93の外周縁部94に形成されている受け部P1〜P4を確実に露出させることができる。よって、クリップ120の挟持部材122a、122bを介して伝えられる付勢力を樹脂製である支持部114に作用させることを抑制できる。ゆえに、クリップ120からの付勢力が支持部114に作用することによる支持部114の損傷を抑制することができる。したがって、エンジン本体130に搭載されているときの燃料噴射弁10の品質を確保することができるのである。
また、支持部114は当該凹部97内に設置されているので、ハウジング90の基端側の端部93よりもさらに基端側に支持部114を設置する必要がない。このため、特許文献2の燃料噴射弁とは異なり、図3に示したように、少なくともクリップ120の一対の挟持部材122a、122bの設置可能領域をより燃料噴射弁10の中心軸Cに向かって広げることができる。これにより、クリップ120の一対の挟持部材122a、122bを当該中心軸Cに近づけて設置させることができる。このように一対の挟持部材122a、122bを当該中心軸Cに近づけて設置できるため、一対の挟持部材122a、122bが径方向に多少ずれたとしても、これら挟持部材122a、122bが燃料噴射弁10より脱落する可能性は低くなり、安定してクリップ120を燃料噴射弁10に設置することができる。ゆえに、燃料噴射弁10のシリンダヘッド131への搭載の信頼性を確保することができるのである。
以上、本実施形態による燃料噴射弁の構造によれば、シリンダヘッド131への搭載の信頼性および品質を確保することができる。
加えて、本実施形態では、支持部114の基端側の端部115はハウジング90の外周縁部94よりも先端側に配置されているため、クリップ120の一対の挟持部材122a、122bと支持部114の当該端部115との接触を確実に回避することができる。よって、クリップ120設置時の支持部114の損傷を確実に回避することができるので、シリンダヘッド131搭載時の燃料噴射弁10の品質を確保することができる。
さらに、本実施形態では、支持部114を設置する凹部97は環状に形成されているため、支持部114の容積を極力大きくすることができ、コネクタ110の強度を高めることができる。ゆえに、燃料噴射弁10の品質を確実に確保することができる。
ここで、ハウジング90と支持部114とは別部材にて形成されているため、これらの要素90、114の間の境界部分は、他の部分に比べ外部より水分などが侵入しやすい。ハウジング90の内周側には水分などに対して脆弱であるコイル87が収容されているため、外部から水分などが浸入するとコイル87が損傷してしまい燃料噴射弁10の品質が低下してしまう。
本実施形態によれば、ハウジング90の内周壁91aに周方向に延びる溝部95が形成されている。これによれば、支持部114と当該内周壁91aとの軸方向の接触長さが長くなる。このため、ハウジング90の内周側に収容されているコイル87への水分などの浸入を抑制することができ、燃料噴射弁10の品質を確保することができる。
加えて、当該内周壁91aに形成されている溝部95は全周に亘って連続して形成されているため、より確実に外部からの水分などの浸入を防ぐことができる。
さらに、溝部95は軸方向に二列形成されているため、より確実に外部からの水分の浸入を防ぐことができる。
以上のように本実施形態のように構成した燃料噴射弁10によれば、クリップ120の構造を図4および図5に示すような構造とすることができる。このような構造によれば、安定して燃料噴射弁10にクリップ120を設置させることができる。
具体的には、クリップ120は、パイプ30の外周壁33を覆っている絶縁部113を挟持するとともに付勢部124が発生する付勢力をハウジング90に伝える一対の挟持部材122a、122bを備えている。一方の挟持部材122aは受け部P1と受け部P2との間を掛け渡すような形状となっており、他方の挟持部材122bは受け部P3と受け部P4との間を掛け渡すような形状となっている。
このような挟持部材122a、122bの構造によれば、挟持部材122a、122bをより燃料噴射弁10の中心軸Cに近づけて設置することが可能となる。
挟持部材122a、122bが当該中心軸Cに近づけられると、挟持部材122a、122bの内側からハウジング90の外周縁部94までの距離を長くすることができるため、挟持部材122a、122bが径方向に多少ずれたとしても安定してクリップ120を燃料噴射弁10のハウジング90の基端側の端部93に設置させておくことが可能となる。
また、本実施形態のクリップ120によれば、一対の挟持部材122a、122bを連結する連結部123は、ハウジング90の径方向の一方の端部が自由端となるように一対の挟持部材122a、122bを連結しているため、一方の端部が開放し、他方の端部が連結部123にて塞がれる構造となる。
このようなクリップ120の構造によれば、クリップ120を燃料噴射弁10の径方向から設置させることが可能となる。このようにクリップ120を燃料噴射弁10の径方向から設置させることができるので、燃料噴射弁10の基端側の端部から設置する必要がなくなる。燃料噴射弁10の基端側から設置する必要がなくなるため、燃料噴射弁10の基端側に設けられているOリング102などを傷つけるおそれがなくなるため、燃料噴射弁10の品質を確保することができる。また、設置するときの作業性が向上する。
加えて一対の挟持部材122a、122bは板状に形成されているため、挟持部材122a、122bの構造を簡単にすることができるともに、部品の単価を低下させることができる。
さらに、一対の挟持部材122a、122bにおける自由端となっている一方の端部同士の距離は、燃料噴射弁10におけるハウジング90の外周縁部94よりも基端側の絶縁部113の外周部の外径よりも短いため、クリップ120の連結部123側への移動が規制される。また、一対の挟持部材122a、122bの他方の端部は連結部123にて連結されているため、クリップ120の当該一方の端部側への移動も規制される。
ゆえに、このようなクリップ120の構成によれば、クリップ120が容易に外れてしまうことを抑制できるので、エンジン本体130への搭載の信頼性を確保することができるクリップ120を提供することができる。
ここで、本実施形態による燃料噴射弁10が搭載されるエンジンは直噴式ガソリンエンジンである。このシリンダヘッド131には、燃料噴射弁10から噴射される燃料が直接燃焼室132に供給されるよう、外部と燃焼室132とを連通した燃料噴射弁10を取付けるための取付け孔133が形成されている。そして、その取付け孔133には、外部側を向く肩部136が形成されている。さらに、燃料噴射弁10のハウジング90には取付け孔133に挿入され、受け部P1〜P4にクリップ120からの付勢力が作用した状態で、肩部136からの反作用力を受ける段差部92が形成されている。
このような形式のエンジンでは、燃料噴射弁10は燃焼室132より混合ガスや燃焼ガスの圧力を直接受けることとなる。このため、所謂ポート噴射式のエンジンに燃料噴射弁を取付ける場合に比べ、燃料噴射弁10を取付け孔133に上記圧力に打ち勝つような力で押さえ付ける必要がある。そのためには、クリップ120が発生する付勢力を大きくする必要がある。
ところが、クリップ120の付勢力を大きくすると、その力を伝える挟持機構121の強度を高める必要が生じる。挟持機構121の強度を高めると、必然的にクリップ120の体格が大きくなり、燃料噴射弁10や周囲の装置と干渉するおそれがある。
本実施形態の燃料噴射弁10によれば、支持部114がハウジング90の基端側に形成されている凹部97内に設置されているので、図3に示すようにクリップ120の挟持機構121が設置可能な領域Aを極力大きくすることができ、挟持機構121の強度を高めることによる体格の拡大を許容できる。
したがって、燃料噴射弁10や周囲の装置とクリップ120との干渉を考慮にいれずに容易にクリップ120が発生する付勢力を大きくすることができる。ゆえに、上述したような構造は、取付け孔133に燃料噴射弁10を強く押し付ける必要がある直噴式ガソリンエンジンに搭載される燃料噴射弁10に適用するのに最適な構造である。
なお、本実施形態では、ニードル70が特許請求の範囲に記載の「弁部材」に相当し、ターミナル111が特許請求の範囲に記載の「端子部」に相当する。そして、クリップ120が特許請求の範囲に記載の「固定部材」に相当する。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。第2実施形態は、ハウジング90の支持部114と接する内周壁91aの形状が第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なっている部分についてのみ説明する。
第2実施形態による燃料噴射弁10のハウジング90における収容部91の内周壁91aには、溝部95ではなく、中心軸Cに向かって突出する突起部95aが形成されている。突起部95aは、周方向に延びるように形成されている。
本実施形態における突起部95aは、当該内周壁91aに全周に亘って形成されている。そして、本実施形態では、突起部95aは軸方向に二列形成されている。このように突起部95aを内周壁91aに形成することによっても、第1実施形態における溝部95と同様の作用効果を発揮する。
10 燃料噴射弁、20 ボデー、21 燃料通路、22 噴孔、30 パイプ、33 外周壁、40 ノズルホルダ、44 外周壁、50 ノズルボデー、51 弁座、70 ニードル(弁部材)、80 電磁アクチュエータ、81 可動コア、87 コイル、88 固定コア、90 ハウジング、90a収容室、91 収容部、91a 内周壁、91b 段差部、92 段差部、93 端部、94 外周縁部、95 溝部、96 蓋部、96a外周壁、97 凹部、98 第一スプリング、99 第二スプリング、100 入口部材、110 コネクタ、111 ターミナル(端子部)、112 樹脂部、113 絶縁部、114 支持部、115 端部、120 クリップ(固定部材)、121 挟持機構、122a 挟持部材、122b 挟持部材、123 連結部、124 付勢部、130 エンジン本体、131 シリンダヘッド、132 燃焼室、133 取付け孔、136 肩部、137 座金、138 シール部材、140 燃料配管、141 端部

Claims (9)

  1. 内燃機関の本体と前記本体に向かう付勢力を発生する固定部材との間に設置され、前記固定部材からの前記付勢力を受け、前記本体に押し付けられることにより前記本体に搭載される燃料噴射弁において、
    内部に基端側から先端に向かって燃料を流す燃料通路、および前記燃料通路と外部とを連通する噴孔が形成されるとともに、軸方向に往復移動することにより前記噴孔の開閉を制御する弁部材を前記燃料通路内に収容するボデーと、
    電流が供給されることにより磁束を発生するコイル、前記燃料通路内に収容され前記弁部材とともに軸方向に往復移動する可動コアであって前記磁束が流れる磁気回路の一部となる可動コア、前記可動コアから軸方向に所定距離隔てて設けられ前記磁気回路の一部となる固定コアであって、前記磁束が流れることにより前記可動コアとの間に前記可動コアを引き付ける磁気吸引力を発生する固定コアを有する電磁アクチュエータと、
    前記ボデーよりも軸方向長さが短く、筒状に形成されており、前記ボデーの外周壁を覆うように設けられ、内周壁と前記ボデーの前記外周壁との間に形成される空間に前記コイルを収容するハウジングであって、基端側の端部における外周縁部に前記固定部材からの前記付勢力を受ける受け部を形成するハウジングと、
    前記コイルに電気的に接続され、外部より前記コイルに電流を供給する端子部、および前記端子部における前記外部と電気的に接続する部位を残して前記端子部を覆う樹脂部を有する前記ハウジングの基端側に設けられるコネクタと、を備え、
    前記樹脂部は、前記端子部を覆う絶縁部、および前記絶縁部を支持する支持部を有しており、
    前記ハウジングの基端側の端部には、前記外周縁部よりも内周側に前記ボデーとともに先端側に凹む凹部が形成されており、
    前記支持部は前記ボデーの前記外周壁と前記ハウジングの前記内周壁にて支えられるように前記凹部内に設置されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記支持部の基端側の端部は、前記ハウジングの前記外周縁部よりも先端側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記凹部は環状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記支持部と接触する前記ハウジングの前記内周壁には、周方向に延びる溝部または突起部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の燃料噴射弁。
  5. 前記溝部または前記突起部は、前記ハウジングの前記内周壁に全周に亘って連続して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記溝部または前記突起部は、軸方向に二列以上形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の燃料噴射弁。
  7. 請求項1から6の燃料噴射弁を内燃機関の本体に固定する固定部材であって、
    前記燃料噴射弁の基端側の端部には、前記燃料噴射弁に導入される燃料を供給する燃料配管が接続され前記燃料通路に燃料を導入する入口部が設けられており、
    前記燃料噴射弁の前記ハウジングの前記外周縁部よりも基端側の外周部を挟み込むとともに前記外周縁部に接触する挟持機構であって、前記外周部を挟み込むとともに前記外周縁部と接触する一対の挟持部材、および前記一対の挟持部材における前記ハウジングの径方向の一方の端部が自由端となるように前記一対の挟持部材を連結する連結部を有する挟持機構と、
    前記挟持機構と前記燃料配管の端部との間に設けられ前記一対の挟持部材を介して前記ハウジングを前記本体側に押し付ける付勢力を発生する付勢部と、を備えていることを特徴とする固定部材。
  8. 前記一対の挟持部材は板状に形成されていることを特徴する請求項7に記載の固定部材。
  9. 前記一対の挟持部材における前記一方の端部同士の距離は、前記燃料噴射弁における前記ハウジングの前記外周縁部よりも基端側の外周部の外径よりも短いことを特徴とする請求項7または8に記載の固定部材。
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