JP5152035B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に装着される燃料噴射弁に関する。
内燃機関に装着され、燃料を噴射する燃料噴射弁として特許文献1に開示されている燃料噴射弁が知られている。
この燃料噴射弁は、電流が供給されることにより磁束を発生するコイルと、筒状に形成され、外周壁にてコイルを支持し、内部に燃料通路および燃料通路と外部とを連通する噴孔とを有し、磁束が流れる磁気回路の一部となるボデーと、ボデーの外周側に設けられ、内周側にコイルを収容する収容室を形成するとともに磁気回路の一部となるハウジングと、を備えている。
ボデーは、燃料通路内を軸方向に往復移動することにより噴孔を開閉する弁部材、および弁部材とともに燃料通路内を軸方向に往復移動する磁気回路の一部となる可動部材を収容する。
そして、ボデーは、可動部材と所定距離隔てて設置され、磁束が流れることにより可動部材との間に可動部材を引き付ける磁気吸引力を発生する磁気吸引部を有している。
この構成によれば、燃料噴射弁が形成する磁気回路に磁束が流れると、可動部材と磁気吸引部との間に磁気吸引力が発生し、磁気吸引部に可動部材が引き付けられ、弁部材が噴孔を開弁する方向に移動する。
特開2008−297966号公報
燃料噴射弁は内燃機関に装着されており、設置される環境は非常に劣悪である。上述の燃料噴射弁は、ボデーの外周側に設けられ、内周側にコイルを収容する収容室を形成するハウジングを有し、収容室内のコイルを保護しているが、防水や絶縁に配慮しないと、コイルショートなどの不具合が発生するおそれがある。このため、このような収容室を有する燃料噴射弁では、樹脂部材を収容室に充填させて上記不具合を抑制している。
また、ハウジングには外部よりコイルへ電流を供給するための端子部を挿通させる孔部が形成されている。収容室に樹脂部材を充填させる際、この孔部を利用して樹脂部材を収容室に充填させている。
しかしながら、樹脂部材の流動性が低い場合、この孔部のみからでは収容室全体に樹脂部材を満遍なく行き渡らせることが困難となる。収容室全体に樹脂部材が行き渡らせることができないと、防水不良や、コイルの偏心およびボイドの発生によるコイル表面とハウジングの内周壁との絶縁不良が発生するおそれがある。
ここで、このように樹脂部材を満遍なく行き渡らせる手段として、ハウジングに孔部とは別に樹脂部材の通り道となる通路を形成させることが考えられる。これによれば、ハウジングに収容室に通じる通路が都合二つ以上形成されることとなり、樹脂部材を満遍なく収容室に行き渡らせることができる。
しかしながら、樹脂部材を通す通路をハウジングに形成すると、収容室に満遍なく樹脂部材を行き渡らせることができる反面、ハウジング内を流れる磁束の経路断面積が減少してしまう。ハウジングにおける磁束の経路の断面積が減少すると、ハウジング内を流れる磁束の流れを妨げることとなるため、可動部材と磁気吸引部との間に発生する磁気吸引力が低下し、弁部材の開弁動作に影響を与えてしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、噴射能力の低下を抑えつつ信頼性を向上させることができる燃料噴射弁を提供することである。
請求項1に記載の発明は、電流が供給されることにより磁束を発生するコイルと、筒状に形成され、外周壁にてコイルを支持し、内部に燃料通路および燃料通路と外部とを連通する噴孔とを有し、磁束が流れる磁気回路の一部となるボデーであって、燃料通路内を軸方向に往復移動することにより噴孔を開閉する弁部材、および弁部材とともに燃料通路内を軸方向に往復移動する磁気回路の一部となる可動部材を収容するとともに、可動部材と所定距離隔てて設置され、磁束が流れることにより可動部材との間に可動部材を引き付ける磁気吸引力を発生する磁気吸引部を有するボデーと、ボデーの外周側に設けられ、内周側にコイルを収容する収容室を形成するとともに磁気回路の一部となるハウジングであって、コイルの一方の軸方向端部とコイルの径方向外周部を覆う収容部と、コイルの他方の軸方向端部を覆い、収容部とボデーの外周壁とを接続するとともに、外部よりコネクタへ電流を供給する端子部を挿通させる孔部が形成されている蓋部とを有するハウジングと、収容室内に充填させて構成されている樹脂部材と、を備える燃料噴射弁であって、
蓋部は、収容部とは別の部材で構成され、かつ、環状に形成されており、蓋部の外周壁面上には、収容室に充填される樹脂部材の通り道となる通路が複数個形成されており、通路は、蓋部の外周壁から通路と孔部の面積を差し引いた部分の面積が、蓋部の内周壁の面積以上となるように形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、蓋部には、端子部を挿通させる孔部とは別に、収容室に充填される樹脂部材の通り道となる通路が形成されているため、収容室に樹脂部材を充填させる際、孔部と通路より樹脂部材を収容室に充填させることができる。このため、収容室に樹脂部材を満遍なく行き渡らせることができる。これにより、樹脂部材の充填不足に伴う、コイル不良の発生を回避することができ、燃料噴射弁の信頼性を向上させることができる。
ここで、蓋部は筒状に形成されているボデーの外周壁と収容部とを接続する構造となっているため、ボデーの外周壁と接する内周壁が、蓋部における最も磁束の経路の断面積が小さくなる部分となる。
この発明では、蓋部に形成される通路は、蓋部の外周壁面上に形成されている。さらに、通路は、蓋部の外周壁から通路と孔部の面積を差し引いた部分の面積が、蓋部の内周壁の面積以上となるように形成されている。このように通路が蓋部に形成されているため、蓋部における磁束の流れは妨げられない。通路が形成されている蓋部において磁束の流れが妨げられないため、通路を形成することによる磁気吸引力の低下を防ぐことができる。このため、磁気吸引力の低下による弁部材の開弁動作への影響を回避することができ、燃料噴射弁の噴射能力の低下を抑えることができる。
したがって、この発明によれば、噴射能力の低下を抑えつつ、信頼性の向上を図ることができる燃料噴射弁を提供することができるのである。
さらに、請求項に記載の発明は、通路は、複数個であることを特徴としている。この発明によれば、通路が複数個形成されているため、より満遍なく収容室に樹脂部材を充填させることができる。また、複数の通路より樹脂部材を収容室に充填させることができるため、充填する時間を短縮することができる。
請求項に記載の発明は、複数の通路の間隔は、ほぼ等間隔となっていることを特徴としている。この発明によれば、通路は複数個形成されており、通路の間隔はほぼ等間隔となっているため、より満遍なく収容室に樹脂部材を充填させることができる。
請求項に記載の発明は、蓋部は、外周壁を収容部の内周壁に圧入させることにより収容部に固定されていることを特徴としている。
この発明によれば、蓋部は、蓋部の外周壁を収容部の内周壁に圧入させることにより収容部に固定されている。そして、通路は蓋部の外周壁面上に形成されている。このため、蓋部と収容部との接触面積が減少することとなる。よって、蓋部を収容部に圧入する際の荷重を低減することができ、圧入固定時の作業性が向上する。
請求項に記載の発明は、樹脂部材は、端子部のコイルと電気的に接続されている側とは反対側の端部を残して端子部を覆っていることを特徴としている。
樹脂部材は、溶融させることにより形を所望の形にすることが容易にできる部材である。この発明によれば、樹脂部材は収容室に充填させる部材としてだけではなく、端子部を覆う部材としても利用することができるため、端子部を覆う部材を別に用意する必要がなくなるため、燃料噴射弁の構造を簡単にすることができる。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁の全体構造を示す断面図である。 図1に示す燃料噴射弁の要部を示す断面図である。 図1中のIII−III線における断面図である。 第2実施形態による燃料噴射弁の蓋部の平面図である。 第3実施形態による燃料噴射弁の蓋部の平面図である。 第4実施形態による燃料噴射弁の蓋部の平面図である。 第5実施形態による燃料噴射弁の蓋部の平面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず始めに、図1を用いて燃料噴射弁10の全体構造を説明する。
(基本構成)
図1は、燃料噴射弁10の全体構造を示す断面図である。図1に示す燃料噴射弁10は、直噴式ガソリンエンジンに搭載される噴射弁である。なお、燃料噴射弁10は、直噴式ガソリンエンジンに限らず、ポート噴射式ガソリンエンジン、またはディーゼルエンジンなどに搭載させても良い。直噴式ガソリンエンジンに搭載させる場合、燃料噴射弁10は図示しないシリンダヘッドに搭載される。燃料噴射弁10は、ボデー20、ニードル70および電磁アクチュエータ80などから構成されている。
ボデー20は、筒状に形成され、燃料噴射制御に必要な機能部品を保持する。ボデー20の内部に基端側から先端に向かって燃料が流れる燃料通路21が形成されている。そして、ボデー20の先端に燃料通路21と連通する噴孔22が形成されている。
ニードル70は、ボデー20の燃料通路21内に往復移動可能に設置されており、燃料通路21を断続することにより、噴孔22の開閉を制御し、噴孔22からの燃料の噴射を制御する。ニードル70が燃料通路21の内壁から離座すると、燃料通路21が開通し、噴孔22から燃料が噴射される。ニードル70が燃料通路21の内壁に着座すると、燃料通路21が遮断され、噴孔22からの燃料の噴射は停止する。
電磁アクチュエータ80は、ボデー20に装着され、電流の供給、非供給が切替えられることにより、動力を発生し、発生したその動力にてニードル70を往復移動させるアクチュエータである。電磁アクチュエータ80に電流が供給されることにより、電磁アクチュエータ80はニードル70を基端側に移動させ、ニードル70を燃料通路21の内壁から離座させる。電磁アクチュエータ80への電流の供給が停止することにより、電磁アクチュエータ80はニードル70を先端側に移動させ、ニードル70を燃料通路21の内壁に着座させる。
以下、各要素を詳細に説明する。
ボデー20は、パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50などから構成されている。パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50はいずれも筒状に形成されており、各要素の軸心が一つの軸上に配置されるように組み付けられている。
パイプ30は軸方向へ概ね内径が同一に形成された金属製の筒状部材である。パイプ30は内側に燃料通路21の一部を形成する。パイプ30は、基端側より先端側に向かって、磁性部31および非磁性部32を有している。磁性部31および非磁性部32は、例えばレーザ溶接などにより一体に接続されている。なお、パイプ30は、筒状の一体物を熱加工などにより、筒状物の一部を磁性化または非磁性化させることにより形成しても良い。また、パイプ30を磁性材料のみで形成し、上記非磁性部32に相当する位置の断面積を他の部分よりも小さくするような構造としても良い。
パイプ30の基端側の端部に入口部材100が設置されている。入口部材100は図示しない燃料配管に接続され、燃料を燃料通路21に導入する。本実施形態では、4MPa〜20MPaに圧力が高められた燃料が燃料配管を介して入口部材100に導入される。入口部材100はパイプ30の内壁に圧入され、その後、溶接されることによりパイプ30に固定されている。入口部材100は燃料中に含まれる異物を捕らえるフィルタ101を有している。また、入口部材100の外周側に燃料配管と隙間を埋めるOリング102が設けられている。
パイプ30の先端側の端部にノズルホルダ40が設置されている。ノズルホルダ40は磁性材料にて筒状に形成されている。ノズルホルダ40の基端側の内径はパイプ30の内径とほぼ同じである。ノズルホルダ40は溶接などによりパイプ30に固定されている。
ノズルホルダ40の先端側の内径は基端側の内径よりも小さくなっている。ノズルホルダ40の先端側の端部にノズルボデー50が設置されている。ノズルホルダ40およびノズルボデー50は内側に燃料通路21の一部を形成している。パイプ30にて形成される燃料通路21およびノズルホルダ40およびノズルボデー50にて形成される燃料通路21は連通している。
ノズルボデー50は、底部を有する筒状部材であり、圧入または溶接のいずれか、または圧入後に溶接することによりノズルホルダ40の内壁に固定されている。ノズルボデー50の底部は先端に向かうほど内径が小さくなるような円錐面を形成している。円錐面にニードル70が着座する弁座51が形成されている。円錐面には弁座51よりも先端側に噴孔22が形成されている。噴孔22は燃料通路21と連通している。
ニードル70は、本体部71、弁部72および規制部73から構成されている。ニードル70は金属材料より棒状に形成されており、パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50の軸心上に往復移動可能に設置されている。
弁部72は本体部71の先端側の端部に設けられ、基端側から弁座51に着座可能な形状となっている。弁部72が弁座51から離座すると、燃料通路21が開通され、燃料通路21と噴孔22とが連通し、噴孔22より燃料が噴射される。弁部72が弁座51に着座すると、燃料通路21が遮断され、燃料通路21と噴孔22との連通が断たれ、噴孔22からの燃料の噴射が停止する。
規制部73は本体部71の基端側の端部に設けられ、本体部71より径方向外側に突出する部位である。規制部73は、後述する可動コア81の接触部83と接触可能となっており、可動コア81とニードル70との相対移動を規制する部位である。
本体部71および規制部73に、パイプ30部分に形成されている燃料通路21とノズルホルダ40部分に形成されている燃料通路21とを連通する連通路74が形成されている。連通路74は、規制部73の基端側の端部より本体部71の途中までニードル70の軸心線に沿って延びる第一連通路75と、第一連通路75から径方向に延び、第一連通路75と本体部71の外壁とを連通する第二連通路76とを有している。これにより、入口部材100からパイプ30部分の燃料通路21に導入された燃料は、この連通路74を介して、ノズルホルダ40部分の燃料通路21に流れる。
電磁アクチュエータ80は、可動コア81、コイル87、固定コア88、第一スプリング98、第二スプリング99、ハウジング90などから構成されている。
可動コア81は、磁性材料にて筒状に形成され、パイプ30およびノズルホルダ40の内側に往復移動可能に、かつニードル70の規制部73と弁部72との間に設置されている。可動コア81は、可動コア81の外壁がパイプ30およびノズルホルダ40の内壁と摺動可能に接している。これにより、可動コア81はパイプ30およびノズルホルダ40内で軸方向に往復移動可能となる。パイプ30およびノズルホルダ40の内壁には、可動コア81が軸方向に往復移動する際にその外壁が摺動する摺動部43が形成されている。
可動コア81は、中央部に相対移動可能にニードル70を支持する支持孔82を有している。支持孔82の内径は、ニードル70の本体部71の外径よりも大きく、規制部73の外径よりも小さい。これにより、ニードル70は、可動コア81内で軸方向に往復移動可能となる。
また、可動コア81は基端側の端部に、規制部73と接触することにより、ニードル70と可動コア81とが互いに離れる方向の相対移動を規制する接触部83を有している。ニードル70の弁部72が弁座51に着座している状態では、可動コア81は規制部73よりも先端側で相対移動可能となっている。可動コア81の接触部83にニードル70の規制部73が接触してもなお、可動コア81が基端側に移動すると、ニードル70は可動コア81とともに基端側に移動する。これにより、ニードル70の弁部72が弁座51から離座する。
コイル87は、樹脂製の筒状部材であるボビンの外周に電線をボビンの軸心を中心に周回させることにより形成され、この電線に電流が供給されることにより磁界を発生する。コイル87は、パイプ30の外側に設置されている。電線の端部は、コイル87の基端側に設けられたコネクタ111のターミナル112に接続されている。ターミナル112は、外部の制御装置と電気的に接続されており、コイル87への電流の供給は、このターミナル112を介して行われる。
固定コア88は、磁性材料にて筒状に形成され、可動コア81の基端側に設置されている。固定コア88は、パイプ30の内壁に圧入などにより固定されている。本実施形態では、固定コア88は、パイプ30の内壁に圧入された後、溶接によって強固に固定されている。固定コア88の中央部には、軸方向に延びる縦孔89が形成されている。この縦孔89は入口部材100から導入された燃料が流れるようになっている。
本実施形態では、図1に示すように、入口部材100、固定コア88の縦孔89、およびニードル70は、パイプ30、ノズルホルダ40およびノズルボデー50の軸心上に配置されている。
ニードル70の規制部73よりも基端側に第一スプリング98が設置されている。第一スプリング98は、線状の弾性材料を周回させて螺旋状に巻いたスプリングであり、固定コア88の縦孔89内に収容されている。第一スプリング98の先端側の端部は、規制部73の基端側の端部に形成されている座部77に支持されている。
第一スプリング98の基端側の端部は、縦孔89内に圧入されている筒状のアジャスティングパイプ113に支持されている。第一スプリング98は軸方向に圧縮された状態で規制部73とアジャスティングパイプ113との間に設置されており、ニードル70および可動コア81を、可動コア81が固定コア88から離れる方向、つまり弁部72が弁座51に着座する方向へ押し付けている。以下、弁部72が弁座51に着座する方向を閉弁方向といい、その反対の方向を開弁方向と規定する。
可動コア81よりも先端側に第二スプリング99が設置されている。第二スプリング99は、線状の弾性材料を周回させて螺旋状に巻いたスプリングであり、ノズルホルダ40内に収容されている。
ノズルホルダ40は、ノズルホルダ40の内壁に、先端側に向かって凹むように形成され、底部に第二スプリング99の先端側の端部を支持する座部42を有している収容凹部41を備えている。収容凹部41は筒状に形成され、その収容凹部41の内径は第二スプリング99の外径とほぼ同じかそれよりも大きく形成されている。このため、第二スプリング99は収容凹部41の側壁にて径方向への移動が規制される。第二スプリング99の基端側の端部は、可動コア81に形成されている凹部84の底部に形成されている座部85にて支持されている。
この凹部84は、可動コア81の先端側の端部より固定コア88に向かって凹むように形成されている。凹部84は筒状に形成されており、その内径は収容凹部41の内径よりも大きく形成されている。第二スプリング99は軸方向に圧縮された状態で可動コア81の凹部84とノズルホルダ40の収容凹部41との間に設置されており、可動コア81を固定コア88側へ押し付けている。
ここで、第一スプリング98の押し付け力は第二スプリング99の押し付け力よりも大きい。このため、コイル87に通電されていない状態では、第一スプリング98により、ニードル70および可動コア81は閉弁方向に常時、押し付けられる。このとき、第二スプリング99の押し付け力により可動コア81の接触部83は、ニードル70の規制部73に接触している。
入口部材100に流入した燃料は、固定コア88の縦孔89およびアジャスティングパイプ113を経由してニードル70の連通路74に流入する。そして、連通路74に流入した燃料は、第二連通路76よりニードル70の外部にあるノズルホルダ40部分の燃料通路21に排出され、噴孔22に至る。
ハウジング90は、磁性材料にて筒状に形成されており、パイプ30およびノズルホルダ40の外側にコイル87を覆うように設置されている。ハウジング90の内周側には、コイル87を収容する収容室97が形成されている。
ハウジング90の軸方向の長さは、パイプ30の非磁性部32を跨げる程度の大きさとなっている。ハウジング90の先端側の端部は、ノズルホルダ40の外周壁に接している。当該先端側の端部は、レーザ溶接によりノズルホルダ40と固定されている。ハウジング90の基端側の端部は、パイプ30の磁性部31の外周壁に接している。
そして、ハウジング90にて形成される収容室97には、コイル87を収容させた状態で、樹脂部材110が充填されている。樹脂部材110が収容室97に充填されているため、収容室97への水分などの侵入を回避することができる。
この樹脂部材110は、コイル87と電気的に接続されているターミナル112のコイル87と接続されている側とは反対側の端部を残してターミナル112を覆っている。ターミナル112を覆っている部分がコネクタ111となる。
樹脂部材110は、ボデー20にハウジング90を組み付け、収容室97にコイル87を収容させた組立体を金型に設置させ、この組立体をインサート成形することにより形成される。これにより、容易に収容室97内に樹脂部材110を充填させられるとともにコネクタ111も形成することができる。
このようにして各部品が組み付けられた燃料噴射弁10のコイル87の電線にターミナル112を介して電流が供給されると、コイル87の周囲には、コイル87の先端側の端部から放出され、コイル87の基端側の端部に戻るような磁束の流れを有する磁界が発生する。
図1および図2中の実線の矢印にて示すように、磁束は、固定コア88、可動コア81、ノズルホルダ40、ハウジング90およびパイプ30の磁性部31、再び固定コア88に戻るように各要素内を巡回する。これら各要素88、81、40、90、31によって磁気回路が形成される。このような磁気回路が形成されることにより、固定コア88と可動コア81との間に、固定コア88が可動コア81を引き付ける力である磁気吸引力が発生する。
以上、燃料噴射弁10の構成について説明した。次に、燃料噴射弁10の作動について説明する。
コイル87に電流が供給されると、固定コア88と可動コア81との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力と第二スプリング99の押し付け力との和が、第一スプリング98の押し付け力、燃料圧力による先端側へのニードル押し付け力、可動コア81の自重、および可動コア81とパイプ30との摺動抵抗力の和よりも大きくなると、可動コア81が固定コア88に向かって移動する。このとき、可動コア81の接触部83がニードル70の規制部73に接触しているため、ニードル70も可動コア81とともに固定コア88に向かって、つまり開弁方向に移動する。
その結果、ニードル70の弁部72が弁座51から離座する。開弁方向への移動は、可動コア81が固定コア88に接するまで移動する。このとき、ニードル70は最大リフト位置まで移動している。本実施形態では、弁部72が弁座51から離座し、可動コア81が固定コア88に接するまでのニードル70の移動量をニードル70のリフト量と定義している。
可動コア81が固定コア88に引き付けられ、ニードル70の弁部72が弁座51から離座すると、燃料通路21と噴孔22とが連通し、燃料通路21内の燃料が噴孔22より噴射される。
コイル87への電流の供給が停止すると、固定コア88と可動コア81との間には磁気吸引力が消滅する。このため、ニードル70は第一スプリング98の押し付け力によって閉弁方向に移動する。このとき、可動コア81の接触部83はニードル70の規制部73に接触している。そのため、可動コア81も閉弁方向に移動する。ニードル70が閉弁方向に移動するため、弁部72は弁座51に着座し、燃料通路21が遮断され、噴孔22から燃料が噴射されない。
(特徴部分)
以上、燃料噴射弁10の作動について説明した。次に、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。図2は、図1に示す燃料噴射弁の要部を示す断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態では、ハウジング90は、収容部91と、蓋部93とから構成されている。
収容室97は、収容部91と、蓋部93とが組み合わされることにより形成されている。収容部91は蓋部93よりも先端側に設置されている。
収容部91は、磁性材料にて底部を有する筒状に形成されている。底部には、ノズルホルダ40が挿通可能な孔が形成されている。収容部91の底部に形成されている孔とノズルホルダ40の外周壁とは溶接にて固定されている。収容部91の内周壁92の内径は、パイプ30の外周壁の外径よりも大きい。
蓋部93は、磁性材料にて円盤状に形成されている。蓋部93の中央部には、パイプ30が挿通可能な孔が形成されている。蓋部93の孔の内周壁94はパイプ30の外周壁に圧入にて固定されており、蓋部93の外周壁96は収容部91の内周壁92に圧入にて固定されている。
図3は、図1中のIII−III線の断面図である。図3に示すように蓋部93は、環状に形成された円盤部材の一部に切欠き部95を形成した形状となっている。
切欠き部95は図1および図3に示すようにターミナル112を挿通可能とするために形成されている。切欠き部95は、ターミナル112を挿通するように形成されているため、外部と収容室97とが連通することとなる。このため、溶融させた樹脂部材110を、この切欠き部95を介して収容室97に流入させることができる。
そして、蓋部93の外周壁96には、内周壁94に向かって凹むような溝部94aが形成されている。溝部94aの断面は、矩形状に形成されている。
溝部94aは、蓋部93の先端側の端部より基端側の端部まで形成されている。溝部94aは、蓋部93が収容部91に圧入にて固定された状態で、外部より溶融させた樹脂部材110が収容室97に充填できるような形状となっている。本実施形態では、蓋部93に五個の溝部94aが形成されている。これら溝部94aの間隔はほぼ等間隔となっている。
また、溝部94aは以下に説明する条件を満たすように形成されている。蓋部93を流れる磁束は、図2および図3中の実線の矢印で示すように、収容部91と接する外周壁96より流入し、パイプ30と接する内周壁94に向かって流れる。蓋部93では、このように磁束は流れるため、蓋部93における磁束の経路の中で最も磁束の経路の断面積が小さくなる部位は、パイプ30と接する内周壁94である。
本実施形態では、蓋部93の外周壁96面上に溝部94aを形成している。外周壁96面上に溝部94aを形成すると、収容部91より蓋部93に流入する磁束の量が減ってしまう。本実施形態では、溝部94aおよび切欠き部95が形成されている蓋部93における外周壁96の面積So、つまり環状の円盤部材の外周壁から溝部94aと切欠き部95の面積を差し引いた部分の面積が蓋部93における最も磁束の経路の断面積が小さくなる部位である内周壁94の面積Si以上となるように溝部94aの大きさを定めている。
以上、本実施形態の特徴部分について説明した。次に、樹脂部材110の形成について説明する。
既に基本構成にて説明したように、樹脂部材110は、ボデー20にハウジング90を組み付け、収容室97にコイル87を収容させた組立体を金型に設置させ、この組立体をインサート成形することにより形成されている。なお、本実施形態で使用する樹脂部材110は、絶縁性を有する樹脂である。
金型は、コネクタ111が形成されるとともに、切欠き部95および溝部94aを介して収容室97に樹脂部材110が充填できるような形状となっている。金型は、金型に溶融させた樹脂部材110を供給することにより、コネクタ111を形作るとともに、収容室97に切欠き部95および溝部94a介して樹脂部材110が流入する(図3中の破線の矢印を参照)。
金型に溶融させた樹脂部材110を流し込み、所定時間経過後、金型から組立体を取り外すと、図1に示すように、ハウジング90の基端部側に、ターミナル112のコイル87と電気的に接続されている側とは反対側の端部を残すようにターミナル112を覆っているコネクタ111が形成されている。そして、収容室97には、樹脂部材110が満遍なく充填されている。
以上、説明したように本実施形態では、ハウジング90の蓋部93に切欠き部95とは別に、収容室97に充填される樹脂部材110の通り道となる溝部94aが形成されているため、収容室97に樹脂部材110を充填させる際、収容室97に樹脂部材110を満遍なく行き渡らせることができる。これにより、樹脂部材110の充填不足に伴う、コイル不良の発生を回避することができ、燃料噴射弁10の信頼性を向上させることができる。
また、切欠き部95と溝部94aより収容室97に樹脂部材110を充填することができるため、樹脂部材110を充填する際の樹脂部材110の流動性を事細かに管理することが必要なくなる。
また、ハウジング90の蓋部93に形成する溝部94aは、溝部94aおよび切欠き部95が形成されている蓋部93における外周壁96の面積So、つまり環状の円盤部材の外周壁から溝部94aと切欠き部95の面積を差し引いた部分の面積が蓋部93における最も磁束の経路の断面積が小さくなる部位である内周壁94の面積Si以上となるように大きさが定められている。
このため、溝部94aを形成することによる蓋部93における磁束の絞り効果は発生しない。溝部94aが形成されている蓋部93において磁束の絞り効果が発生しないため、溝部94aを形成することによる磁気吸引力の低下を防ぐことができる。このため、磁気吸引力の低下によるニードル70の開弁動作への影響を回避することができ、燃料噴射弁10の噴射能力の低下を抑えることができる。
したがって、本実施形態によれば、噴射能力の低下を抑えつつ、信頼性の向上を図ることができる燃料噴射弁10を提供することができるのである。
また、本実施形態では、溝部94aを複数個蓋部93に形成するようにしているので、より満遍なく収容室97に樹脂部材110を充填させることができる。また、複数の溝部94aより樹脂部材110を収容室97に充填させられるため、充填する時間を短縮することができる。さらに、これらの溝部94aの間隔はほぼ等間隔となっているため、より満遍なく収容室97に樹脂部材110を充填させることができる。
加えて、本実施形態では、収容室97へ充填する樹脂部材110の通り道となる溝部94aを蓋部93の外周壁96面上に形成しているため、蓋部93と収容部91との接触面積が減少することとなる。このため、蓋部93を収容部91に圧入する際の荷重を低減することができ、圧入固定時の作業性が向上する。
さらに、樹脂部材110は、上述したように、収容室97に充填させる部材としてだけではなく、ターミナル112を覆うコネクタ111を形成する部材としても利用されているため、コネクタ111を形成する部材を別途用意する必要がなくなる。このため、燃料噴射弁10の構造を簡単にすることができる。
なお、本実施形態では、ボデー20が特許請求の範囲に記載のボデーに相当し、ハウジング90が特許請求の範囲に記載のハウジングに相当する。また、可動コア81が特許請求の範囲に記載の可動部材に相当し、ニードル70が特許請求の範囲に記載の弁部材に相当し、固定コア88が特許請求の範囲に記載の磁気吸引部に相当し、ターミナル112が特許請求の範囲に記載の端子部に相当する。そして、収容部91が特許請求の範囲に記載の収容部に相当し、蓋部93が特許請求の範囲に記載の蓋部に相当し、溝部94aが特許請求の範囲に記載の通路に相当し、切欠き部95が特許請求の範囲に記載の孔部に相当する。
(第2、3実施形態)
第2、3実施形態は、第1実施形態の変形例である。第2、3実施形態は、蓋部93に形成されている溝部94aの形状が第1実施形態と異なっている。
以下、第1実施形態と異なっている部分についてのみ説明する。図4は第2実施形態による蓋部93の平面図であり、図5は第3実施形態による蓋部93の平面図である。
図4に示すようにこの蓋部93に形成されている溝部94bは、第1実施形態と異なり楔形に形成されている。本実施形態では、溝部94bはほぼ等間隔に五個形成されている。
また、図5に示すようにこの蓋部93に形成されている溝部94cは、第1、2実施形態とは異なり円弧状に形成されている。本実施形態では、溝部94cはほぼ等間隔に五個形成されている。
図4、図5に示すように蓋部93に形成されている溝部94b、94cの形状は、矩形状に形成するものに限られない。これらの実施形態では、溝部94b、94cを複数個蓋部93に形成しているが、一つでも良い。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1〜3実施形態の変形例である。第4実施形態は、第1〜3実施形態のように外周壁96面上に溝部94a〜cを形成するのではなく、蓋部93の内周壁94と外周壁96との間に貫通孔94dを形成して、収容室97に充填する樹脂部材110を通す通路としている。
以下、第1〜3実施形態と異なっている部分についてのみ説明する。図6は第4実施形態による蓋部93の平面図である。
図6に示すようにこの蓋部93には、内周壁94と外周壁96との間に先端側の端部と基端側の端部とを貫通する円形の貫通孔94dが形成されている。本実施形態では、貫通孔94dはほぼ等間隔に五個形成されている。この実施形態では、貫通孔94dを複数個蓋部93に形成しているが、一つでも良い。
この実施形態では、「前記孔部と前記通路との間に形成される前記磁束の経路の断面積」は、貫通孔94dの内径が最も大きい部分間、および貫通孔94dの内径が最も大きい部分と切欠き部95との間の経路の断面積Soとなる。
本実施形態では、貫通孔94dは、この断面積Soが蓋部93の内周壁94の面積Si以上となるように貫通孔94dの大きさが定められている。また、本実施形態の蓋部93は、第1〜3実施形態と異なり、蓋部93の外周壁96は切欠き部95が形成されている部分を除いて、収容部91の内周壁94と接する構造となっている。
ここで、第1〜3実施形態のようにハウジング90が二つの部材である収容部91および蓋部93より構成されていると、これらの部材91、93の接続状態によっては、ハウジング90が一体成形品である場合に比べ、これらの部材91、93の接続部分で磁束の流れが滞る可能性がある。
本実施形態のように、樹脂部材110の通り道となる貫通孔94dを内周壁93と外周壁96との間に形成している。これにより、収容部91と蓋部93との接触面積の減少を極力抑えることができ、これらの部材91、93の接触部分で磁束の流れが滞るのを極力抑えることができる。
(第5実施形態)
以上、本発明の第1〜4実施形態に説明した。本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
例えば、ターミナル112を通す部位を第1〜4実施形態のように切欠き部95にする必要はない。図7に示すように、ターミナル112を通す部位を切欠き部95ではなく、溝部94aと同じような矩形状の溝部95aとして形成しても良い。
10 燃料噴射弁、20 ボデー、21 燃料通路、22 噴孔、30 パイプ、31 磁性部、32 非磁性部、40 ノズルホルダ、50 ノズルボデー、51 弁座、70 ニードル(弁部材)、80 電磁アクチュエータ、81 可動コア(可動部材)、87 コイル、88 固定コア(磁気吸引部)、90 ハウジング、91 収容部、92 内周壁、93 蓋部、94 内周壁、94a 溝部(通路)、95 切欠き部(孔部)、96 外周壁、97 収容室、98 第一スプリング、99 第二スプリング、100 入口部材、110 樹脂部材、111 コネクタ、112 ターミナル、113 アジャスティングパイプ

Claims (4)

  1. 電流が供給されることにより磁束を発生するコイルと、
    筒状に形成され、外周壁にて前記コイルを支持し、内部に燃料通路および前記燃料通路と外部とを連通する噴孔とを有し、前記磁束が流れる磁気回路の一部となるボデーであって、前記燃料通路内を軸方向に往復移動することにより前記噴孔を開閉する弁部材、および前記弁部材とともに前記燃料通路内を軸方向に往復移動する前記磁気回路の一部となる可動部材を収容するとともに、前記可動部材と所定距離隔てて設置され、前記磁束が流れることにより前記可動部材との間に前記可動部材を引き付ける磁気吸引力を発生する磁気吸引部を有するボデーと、
    前記ボデーの外周側に設けられ、内周側に前記コイルを収容する収容室を形成するとともに前記磁気回路の一部となるハウジングであって、前記コイルの一方の軸方向端部と前記コイルの径方向外周部を覆う収容部と、前記コイルの他方の軸方向端部を覆い、前記収容部と前記ボデーの前記外周壁とを接続するとともに、外部より前記コネクタへ電流を供給する端子部を挿通させる孔部が形成されている蓋部とを有するハウジングと、
    前記収容室内に充填させて構成されている樹脂部材と、を備える燃料噴射弁であって、
    前記蓋部は、前記収容部とは別の部材で構成され、かつ、環状に形成されており、
    前記蓋部の外周壁面上には、前記収容室に充填される前記樹脂部材の通り道となる通路が複数個形成されており、
    前記通路は、前記蓋部の外周壁から前記通路と前記孔部の面積を差し引いた部分の面積が、前記蓋部の前記内周壁の面積以上となるように形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記複数の通路の間隔は、ほぼ等間隔となっていることを特徴とする請求項に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記蓋部は、当該蓋部の外周壁を前記収容部の内周壁に圧入させることにより前記収容部に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記樹脂部材は、前記端子部の前記コイルと電気的に接続されている側とは反対側の端部を残して前記端子部を覆っていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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