JP2010203284A - 排熱回生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドル時など内燃機関の負荷が低い場合にも効率よく排熱を回生する排熱回生システムを提供する。
【解決手段】内燃機関(10)の排熱を回生する排熱回生システム(30)であって、膨張器(34)と内燃機関(10)との間に備えられる、回転エネルギーを断続する断続手段(37)と、蒸発器(31)によって昇温された媒体を一時的に貯留する貯留部(32)と、貯留部(32)に貯留された媒体を膨張器(34)に流通させるか否かを制御する出口弁(33)と、貯留部(32)に貯留された媒体の圧力を測定する圧力測定手段(32a)と、出口弁(33)及び断続手段(37)を制御する制御装置(40)と、を備え、制御装置(40)は、貯留部(32)の圧力が所定値以上である場合に、断続手段(37)を締結するとともに、出口弁(33)を開弁する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排熱を回生する排熱回生システムに関し、特に、より効率よく排熱を回生できる排熱回生システムに関する。
従来、車両に搭載されるエンジン等の内燃機関の排熱による熱エネルギーを用いて媒体を気液変換することにより機械エネルギーとして回生するランキンサイクルを用いた排熱回生システムが広く知られている。
このようなランキンサイクルシステムとして、エンジンから排出される排気ガスとで熱交換を行う高温用ランキンサイクル回路と、エンジンの冷却水とで熱交換を行う低温用ランキンサイクル回路と、を備える排熱利用装置(特許文献1、参照。)が開示されている。
また、内燃機関の排ガスから熱エネルギーを回収するスターリングエンジンを備え、スターリングエンジンが発生する動力を内燃機関の発生する動力とともに出力軸へと伝え、内燃機関に対する駆動要求がない場合はクラッチを解放する排熱回収装置(特許文献2参照。)も開示されている。
特開2005−282363号公報 特開2007−239661号公報
前述のような従来のランキンサイクルシステムは、車両停止時などのアイドル時には熱回収を行っていない。
アイドル時は走行風がないため、凝縮器において冷媒が十分に冷却されない。またランキンサイクルシステム稼働時には凝縮器のファンを回転させる。このとき、ファンの使用エネルギーがランキンサイクルシステムにより発生するエネルギーを上回ると収支がマイナスとなってしまうので、熱回収は行わず、排熱は利用されることなく捨てられていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、アイドル時など内燃機関の負荷が低い場合にも効率よく排熱を回生する排熱回生システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施態様によると、内燃機関の排熱によって媒体を昇温する蒸発器と、昇温された媒体によって回転エネルギーを発生する膨張器と、昇温された媒体を冷却する凝縮器と、媒体を循環させるポンプと、を備え、内燃機関の排熱を回生する排熱回生システムであって、膨張器と前記内燃機関との間に備えられる、回転エネルギーを断続する断続手段と、蒸発器によって昇温された媒体を一時的に貯留する貯留部と、貯留部に貯留された媒体を前記膨張器に流通させるか否かを制御する出口弁と、貯留部に貯留された媒体の圧力を測定する圧力測定手段と、出口弁及び断続手段を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、貯留部の圧力が所定値以上である場合に、断続手段を締結するとともに、出口弁を開弁することを特徴とする。
本発明によると、昇温された媒体を貯留部に一時的に蓄積しておき、貯留された媒体を出口弁の開弁により膨張器へと送るので、内燃機関の負荷が低い場合など排熱回生の効率が低い場合にも媒体を昇温させることができる。また、貯留部の圧力が所定値以上のときに、膨張器に回転エネルギーを発生させ、この回転エネルギーを内燃機関に伝えるので、排熱を効率よく回生することができ、内燃機関の駆動力を補助して、内燃機関の燃費を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態のランキンサイクルシステムの説明図である。 本発明の第1の実施形態の制御装置により実行される制御のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の閾値を決定するためのマップである。 本発明の第2の実施形態の制御装置により実行される制御のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の制御装置により実行される制御のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の出口弁及びクラッチの制御の説明図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態のランキンサイクルシステム30の説明図である。
本発明のランキンサイクルシステム30は、内燃機関としてのエンジン10の排ガスの排熱により媒体を昇温し、昇温された媒体が気相となり体積が膨張することによって膨張器34に回転エネルギーを発生させる。この回転エネルギーによりエンジン10のトルクを補助することでエネルギーを回生する。これにより、エンジン10の排熱を回生する排熱回生システムが構成される。
ランキンサイクルシステム30において、媒体は、蒸発器31においてエンジン10の冷却水とで熱交換する。この冷却水は、エンジン10の排気管12に備えられた排熱回収器23において、排ガスの排熱を回収して高温となった冷却水である。
蒸発器31において昇温された媒体は液相から気相へと相変換される。この気相の媒体は、サージタンク32に一時的に貯留される。サージタンク32は出口弁33を備えている。この出口弁33を開弁することによって気相の媒体が膨張器34に送られる。膨張器34はこの媒体によって回転エネルギーを発生する。
なお、サージタンク32には、制御装置40によって、貯留された媒体の圧力(内圧)を測定する圧力測定手段としてのセンサ32aが備えられている。
膨張器34は、その回転軸が、クラッチ37を介してエンジン10のクランクシャフト15へと接続されている。クラッチ37は膨張器34とエンジン10のクランクシャフト15とを断続する断続手段として構成されている。クラッチ37が締結されているときに膨張器34の回転エネルギーによって、エンジン10の駆動力を補助する。
なお、膨張器34の回転軸とエンジン10のクランクシャフト15とは、一軸に接続されてもよいし、ベルト等を介して接続されてもよい。
膨張器34を通過した媒体は、凝縮器35において大気と熱交換をすることで温度が下げられて液相へと相変換される。この液相の媒体は、ポンプ36によって圧送され、再び蒸発器31へと循環する。なお、凝縮器35には媒体の冷却を促進するファン38が備えられている。また、媒体は、冷却水やフルオロカーボン類(例えばHFC134a)、アンモニア等が用いられる。
内燃機関としてのエンジン10は、燃料混合吸気を爆発させることにより車両の駆動力を発生する。
エンジン10の排ガスは排気管12から排出される。この排気管12の途中には、エンジン10の冷却水と排ガスとで熱交換を行う排熱回収器23が備えられている。このエンジン10には、エンジン10を冷却するエンジン冷却システム20が構成されている。
ポンプ11によりエンジン冷却システム20内を循環される冷却水は、まずエンジン10を冷却した後、排熱回収器23において排ガスとで熱交換を行う。排ガスの排熱により昇温された冷却水は、蒸発器31においてランキンサイクルシステム30の媒体とで熱交換し、冷却水温度は下げられる。その後、冷却水はラジエタ21を通過して大気とで熱交換を行い、十分に温度を下げられた後、再びポンプ11によって循環される。なお、ラジエタ21には、冷却水の冷却を促進するためのファン24が備えられている。
また、エンジン冷却システム20には、バイパス通路25が備えられている。冷却水の温度が低い場合は、冷却水がラジエタ21をキャンセルしてバイパス通路25のみを通過するように、サーモスタット22が回路を切り替える。
制御装置40は、エンジン10の運転状態及びサージタンク32の内圧を測定し、これらに基づいて、出口弁33の開閉、及び、クラッチ37の断続を制御する。
次に、このように構成されたランキンサイクルシステム30の動作を説明する。
ランキンサイクルシステム30は、エンジン10の排熱を回収して回転エネルギーを得る。この回転エネルギーがエンジン10に伝えられることにより、エンジントルクの補助という形で回生される。
一方で、エンジン10の負荷が低い場合には、エンジン10の排熱が少ないのでランキンサイクルシステム30が回収する熱容量が小さくなり、ランキンサイクルシステム30効率が低くなる。特に、低速走行時や停車時には、凝縮器35に走行風があたらないため、ファン38を動作させる必要がある。このとき、ファン38の使用エネルギーが、ランキンサイクルシステム30により回生されるエネルギーよりも上回る場合は、エネルギーの収支がマイナスとなってしまう。また、膨張器34の回転エネルギーが少ない場合はエンジン10に対して逆に負荷となってしまう。この状況ではエンジンの排熱の回生というランキンサイクルシステム30を稼働させる意義が失われてしまう。
これに対して、本発明の第1の実施形態では、以下に説明するように、エンジン10の負荷が低い場合にもランキンサイクルシステム30によって熱回収を行い、回収した熱を効率よく回生するように構成した。
以下に、その詳細を説明する。
図1に示すように、ランキンサイクルシステム30の蒸発器31で昇温されて気相となった媒体は、サージタンク32に一時的に貯留される。
貯留部としてのサージタンク32は、気相の媒体をその内部に貯留することができるように構成されている。サージタンク32の下流側には出口弁33が備えられている。出口弁33は、サージタンク32に貯留された媒体を膨張器34へと流通させることを制限するとともに、出口弁33を開弁することにより、媒体を流通させて膨張器34を回転させる。
このように構成することによって、エンジン10の負荷が低い場合に、蒸発器31において熱交換した媒体を一時的にサージタンク32に貯留しておくことができる。これにより、貯留された媒体が十分なエネルギーを発生させることが可能となった場合に、出口弁33を開弁して、膨張器34を回転させ、この回転エネルギーによってエンジン10のトルクを補助する。
図2は、本発明の第1の実施形態の制御装置40により実行される制御のフローチャートである。
このフローチャートは、所定の周期(例えば1ms間隔)で、制御装置40によって実行される。
まず、制御装置40は、ランキンサイクルシステム30が稼働中であるか否かを判定する(S101)。
ランキンサイクルシステム30は、制御装置40によってポンプ36が駆動され、このポンプ36により媒体の圧力を制御することにより排熱を回生する。一方で、エンジン10の停止後、長時間経過した場合や、イグニションがオフにされた場合など、車両の運用が停止された場合には、熱回収が見込めないため、ランキンサイクルシステム30の稼働を停止する。
ランキンサイクルシステム30が稼働していると判定した場合はステップS102に移行する。稼働していないと判定した場合はステップS110に移行する。
ステップS102では、制御装置40は、クラッチ37を締結する。これによって、膨張器34とクランクシャフト15とを接続し、膨張器34の回転エネルギーによってエンジン10のトルクを補助する。
次に、制御装置40は、エンジン10の運転状態が、負荷が低い状態であるか否かを判定する(S103)。
エンジン10の負荷が低い場合とは、例えば、車両が停車したアイドル状態である場合や、減速時や低速、定常走行時などエンジンの回転速度が所定値よりも低い場合である。
そして、このようにエンジン10の負荷が低い状態でランキンサイクルシステム30を稼働させた場合に、ファン38やポンプ36が使用するエネルギーが回生されるエネルギーを上回り、収支がマイナスになってしまうことが見込まれる場合に、エンジン10の負荷が低いと判定する。
エンジン10の負荷が低いと判定した場合は、ステップS104に移行する。エンジン10の負荷が低い状態でないと判定した場合は、ステップS107に移行する。
ステップS104では、制御装置40は、センサ32aによって計測したサージタンク32の内圧が、第1の所定値以上であるか否かを判定する。
この第1の所定値は、サージタンク32の内圧が十分に高く、媒体のエネルギーによって膨張器34に十分な回転エネルギーを与え、この回転エネルギーによってエンジン10のトルクを十分に補助することができるか否かの閾値である。
サージタンク32の内圧が第1の所定値以上であると判定した場合は、ステップS104に移行する。サージタンク32の内圧が第1の所定値に満たないと判定した場合は、ステップS105に移行する。
ステップS104では、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を開弁する。これにより、媒体が膨張器34に伝えられ、膨張器34の回転エネルギーによって、エンジン10のトルクを補助する。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
一方、サージタンク32の内圧が第1の所定値に満たないと判定した場合は、熱回収が十分でなく、サージタンク32内に十分に熱エネルギーを蓄積していないと判断し、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体がさらに貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S106)。
このように、エンジン10と膨張器34とを切り離すことによって、膨張器34が回転不足となったとしてもエンジン10の負荷とならない。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
ステップS103において、エンジン10の負荷が低い状態でないと判定した場合は、エンジン10の排熱を回収するべく、ステップS107に移行する。ここで、制御装置40は、現在のエンジン10の負荷を取得し、これらに基づいて出口弁33を開弁するか否かのサージタンク32の内圧の閾値を設定する。
より具体的には、制御装置40は、図3に示すようなエンジン10の負荷とサージタンク32の内圧との関係式(又はマップ)を用いて、取得したエンジン10の負荷から、出口弁33を開弁するためのサージタンク32の内圧の閾値を取得する。
そして、制御装置40は、取得した閾値に基づいて、センサ32aによって計測した現在のサージタンク32の内圧が、この閾値以上であるか否かを判定する(ステップS108)。
サージタンク32の内圧が取得した閾値以上であると判定した場合は、ステップS109に移行して、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を開弁する。これにより、媒体が膨張器34に伝えられ、膨張器34の回転エネルギーによって、エンジン10のトルクを補助する。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
一方、サージタンク32の内圧が取得した閾値に満たないと判定した場合は、熱回収が十分でなく、サージタンク32内に十分に熱エネルギーを蓄積していないと判断し、ステップS110に移行する。ステップS110では、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体がさらに貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S111)。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
ステップS101において、ランキンサイクルシステム30が稼働していないと判定した場合は、ステップS110に移行し、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体が貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S111)。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
このように、本発明の第1の実施形態では、エンジン10の負荷が低く、熱回収の収支が見込めない場合に、サージタンク32の出口弁33を閉塞して、サージタンク32に媒体を貯留しておく。このように構成することによって、膨張器34での圧力不足によってランキンサイクルシステム30での負荷が増大することを防ぐことができる。
また、エンジン10の負荷が低いときにも、蒸発器31により回収したエネルギーをサージタンク32に貯留しておくことで、排熱を回収することができる。また、エンジン10の負荷が再び高負荷になったときに、回収した熱エネルギーを使用できるので、低負荷時に回収した熱エネルギーを無駄にすることなくエネルギーを回生することができる。
またこのとき、エンジン10と膨張器34とを切り離すので、膨張器34の回転エネルギーが不足している場合でもエンジン10の負荷となることはない。
また、エンジン10の負荷が十分である場合に、エンジン10の負荷に応じて出口弁33を開弁するように構成したので、運転条件の変動によるランキンサイクルシステム30の媒体の圧力の変動を抑えることができ、運転条件(例えば、アイドルからの加速や、加速状態からのさらに踏み増し等)に左右されない安定したエネルギーの回生を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、前述の第1の実施形態の動作に加え、さらに車両の加速条件に応じて出口弁33の開閉を制御するように構成した。なお、第2の実施形態の基本構成は、第1の実施形態の図1と同様である。
図4は、第2の実施形態の制御装置40により実行される制御のフローチャートである。
このフローチャートは、所定の周期(例えば1ms間隔)で、制御装置40によって実行される。
まず、制御装置40は、ランキンサイクルシステム30が稼働中であるか否かを判定する(S201)。
ランキンサイクルシステム30が稼働していると判定した場合はステップS202に移行する。稼働していないと判定した場合はステップS208に移行する。
ステップS202では、制御装置40は、クラッチ37を締結する。これによって、膨張器34とクランクシャフト15とを接続し、膨張器34の回転エネルギーによってエンジン10のトルクを補助する。
次に、制御装置40は、エンジン10の運転状態が、負荷が低い状態であるか否かを判定する(S203)。
エンジン10の負荷が低い場合とは、前述のように、エンジン10の負荷が低く、ファン38やポンプ36の使用エネルギーが回生されるエネルギーを上回り、収支がマイナスになることが見込まれる場合である。
エンジン10の負荷が低いと判定した場合は、ステップS204に移行する。エンジン10の負荷が低い状態でないと判定した場合は、ステップS208に移行する。
ステップS204では、制御装置40は、センサ32aによって計測したサージタンク32の内圧が、第1の所定値以上であるか否かを判定する。
この第1の所定値は、サージタンク32の内圧が十分に高く、媒体のエネルギーによって膨張器34に十分な回転エネルギーを与え、この回転エネルギーによってエンジン10のトルクを十分に補助することができるか、否かの閾値である。
サージタンク32の内圧が第1の所定値以上であると判定した場合は、ステップS205に移行する。サージタンク32の内圧が第1の所定値に満たないと判定した場合は、ステップS206に移行する。
ステップS205では、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を開弁する。これにより、媒体が膨張器34に伝えられ、膨張器34の回転エネルギーによってエンジン10のトルクを補助する。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
一方、ステップS206では、十分な熱回収が行えていない状態であると判断し、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体が貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S207)。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
ステップS203において、エンジン10の負荷が低い状態でないと判定した場合は、ステップS207に移行し、制御装置40は、現在の車両の運転状態が、加速状態であるか否かを範囲する。例えば、エンジン10の回転速度や車速の単位時間当たりの増加率等により車両が加速状態であることを判定する。または、制御装置40が、加速センサを備えていてもよい。
車両が加速状態であることを判定した場合は、ステップS209に移行し、現在のエンジン10の負荷を取得し、これらに基づいて出口弁33を開弁するか否かのサージタンク32の内圧の閾値を設定する。なお、この判定は、前述の第1の実施の形態のステップS107と同様である。すなわち、エンジン10の負荷から図3に示したマップに基づいてサージタンク32の内圧の閾値を取得する。
そして、制御装置40は、取得した閾値に基づいて、センサ32aによって計測した現在のサージタンク32の内圧が、この閾値以上であるか否かを判定する(ステップS210)。
サージタンク32の内圧が取得した閾値以上であると判定した場合は、ステップS211に移行して、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を開弁する。これにより、媒体が膨張器34に伝えられ、膨張器34の回転エネルギーによって、エンジン10のトルクを補助する。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
一方、サージタンク32の内圧が取得した閾値に満たないと判定した場合は、ステップS212に移行し、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体がさらに貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S213)。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
ステップS208において、加速状態でないと判定した場合は、ステップS214に移行して、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を開弁する。この場合は、加速状態でなくエンジン10の負荷は急変しないので、熱を回収した媒体を膨張器に伝え、膨張器34の回転エネルギーによって、エンジン10のトルクを補助する。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
ステップS201において、ランキンサイクルシステム30が稼働していないと判定した場合は、ステップS215に移行し、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体が貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S216)。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
このように、本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、エンジン10の負荷が低いときにも、蒸発器31により回収したエネルギーをサージタンク32に貯留し、この媒体によって膨張器34に回転エネルギーを与えるように制御すので、エンジン10の負荷が低い場合にも熱回収を行うことができ、低負荷時に回収した熱エネルギーを無駄にすることなくエネルギーを回生することができる。
また、車両が加速状態である場合に、エンジン10の負荷に応じて出口弁33を開弁するように構成したので、運転条件の変動によるランキンサイクルシステム30の媒体の圧力の変動を抑えることができ、運転状態に左右されない安定したエネルギーの回生を行うことができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、エンジン10の負荷とサージタンク32の内圧に応じて、出口弁33の開度とクラッチ37の断続を制御するように構成した。なお、第3の実施形態の基本構成は、第1の実施形態の図1と同様である。
図5は、第3の実施形態の制御装置40により実行される制御のフローチャートである。
このフローチャートは、所定の周期(例えば1ms間隔)で、制御装置40によって実行される。
まず、制御装置40は、ランキンサイクルシステム30が稼働中であるか否かを判定する(S301)。
ランキンサイクルシステム30が稼働していると判定した場合はステップS302に移行する。稼働していないと判定した場合はステップS306に移行する。
ステップS302では、制御装置40は、エンジン10から取得した現在のエンジン10の負荷と、センサ32aにより計測したサージタンク32の内圧に基づいて、出口弁33の開度と、クラッチ37の断続とを制御する。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
なお、このステップS302の制御は図6を参照して説明する。
ステップS301において、ランキンサイクルシステム30が稼働していないと判定した場合は、ステップS306に移行し、制御装置40は、サージタンク32の出口弁33を閉塞する。これにより、サージタンク32の内部に気相となった媒体が貯留される。そして、制御装置40は、クラッチ37を解放する(S307)。その後、本フローチャートによる制御を終了する。
図6は、本発明の第3の実施形態の制御装置40により実行される、出口弁33及びクラッチ37の制御の説明図である。
制御装置40は、エンジン10の負荷を取得し、また、センサ32aにより計測したサージタンク32の内圧を取得して、これらに基づいて、出口弁33の開度を制御するとともに、クラッチ37の断続を制御する。
制御装置40は、サージタンク32の内圧が所定の圧力を超えた場合にクラッチ37を締結するとともに、図6の示すようなエンジン10の負荷とサージタンク32の内圧とのマップに応じて設定される出口弁33の開度を取得し、この開度に基づいて出口弁33を制御する。なお、このマップは、エンジン10の負荷だけでなく、エンジン10の回転速度、車両の速度、加速状態等に基づいて設定してもよい。
このように、本発明の第3の実施形態では、サージタンク32の内圧に応じて出口弁33の開度を適切に制御することによって、運転状態の変動による媒体の圧力の変動を抑えることができるので、運転状態に左右されにくい安定した熱回収を行える。
以上のように、本発明の実施形態では、エンジン10の排熱を回転エネルギーに回生するランキンサイクルシステム30において、蒸発器31において熱交換を行い気相となった媒体を一時的に貯留するサージタンク32と、貯留された媒体を膨張器34へと流通させるかを制御する出口弁33と、を備えた。このように構成することによって、エンジン10の負荷が低い場合にも、熱交換を行った媒体を貯留しておくことができ、エンジン10の排熱を無駄なく回収することができる。
また、回収された熱エネルギーは、エンジン10の負荷やサージタンク32の内圧に応じて出口弁33を制御することにより、膨張器34に送られ、エンジン10のトルクを補助することができる。このように、エンジン10の排熱を効率よく回生することによって、エンジン10の燃費を向上させることができる。
なお、本発明の実施形態では、膨張器34の回転エネルギーをエンジン10のクランクシャフト15に伝え、エンジン10のトルクを補助する構成を示したが、膨張器34にクラッチ37を介して発電機を接続し、膨張器34の回転エネルギーによって発電機を発電させて電気エネルギーとして回生するように構成してもよい。また、膨張器34の回転エネルギーをエアコンのコンプレッサに接続して、コンプレッサの動力を補助してもよい。
10 エンジン(内燃機関)
12 クランクシャフト(回転軸)
20 エンジン冷却システム
23 排熱回収器
30 ランキンサイクルシステム(排熱回生システム)
31 蒸発器
32 サージタンク(貯留部)
32a センサ(圧力測定手段)
33 出口弁
34 膨張器
35 凝縮器
36 ポンプ
37 クラッチ(断続手段)
40 制御装置

Claims (4)

  1. 内燃機関の排熱によって媒体を昇温する蒸発器と、前記昇温された媒体によって回転エネルギーを発生する膨張器と、前記昇温された媒体を冷却する凝縮器と、前記媒体を循環させるポンプと、を備え、前記内燃機関の排熱を回生する排熱回生システムであって、
    前記膨張器と前記内燃機関との間に備えられる、回転エネルギーを断続する断続手段と、
    前記蒸発器によって昇温された媒体を一時的に貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留された媒体を前記膨張器に流通させるか否かを制御する出口弁と、
    前記貯留部に貯留された媒体の圧力を測定する圧力測定手段と、
    前記出口弁及び前記断続手段を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記貯留部の圧力が所定値以上である場合に、前記断続手段を締結するとともに、前記出口弁を開弁することを特徴とする排熱回生システム。
  2. 前記制御装置は、前記所定値を、前記内燃機関の負荷に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の排熱回生システム。
  3. 前記制御装置は、前記貯留部の圧力に応じて、前記断続手段の断続、及び、前記出口弁の開度を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の排熱回生システム。
  4. 前記制御装置は、前記内燃機関の負荷に応じて、前記断続手段の断続、及び、前記出口弁の開度を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の排熱回生システム。
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