JP2010174848A - 排熱回生システム - Google Patents

排熱回生システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010174848A
JP2010174848A JP2009021394A JP2009021394A JP2010174848A JP 2010174848 A JP2010174848 A JP 2010174848A JP 2009021394 A JP2009021394 A JP 2009021394A JP 2009021394 A JP2009021394 A JP 2009021394A JP 2010174848 A JP2010174848 A JP 2010174848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working fluid
refrigerant
pump
regeneration system
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009021394A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sato
稔 佐藤
Kazunori Tsuchino
和典 土野
Kazuhiko Kawajiri
和彦 川尻
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009021394A priority Critical patent/JP2010174848A/ja
Publication of JP2010174848A publication Critical patent/JP2010174848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】 エンジン排熱をランキンサイクル側へ熱交換する排熱回生システムでは、ランキンサイクルの冷媒ポンプが故障した場合、作動流体が流れなくなるため、エンジン冷却水と作動流体との間で熱交換ができなくなり、エンジン冷却水温度が過上昇する。冷媒ポンプが故障しても、エンジン冷却水温度の過上昇を防止できる排熱回生システムを提供する。
【解決手段】 冷媒ポンプ14を流れる作動流体の流量が所定値以下のとき、モータジェネレータ20を電動モータとして動作させて膨張機12を回転させ、ポンプバイパス路30を介してランキンサイクル10に作動流体を流す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車用エンジン等の内燃機関の冷却水や排気ガスの排熱を、ランキンサイクルにより動力等として回生する排熱回生システムに関するものである。
内燃機関(以下、エンジンと記す)の冷却水などの排熱をランキンサイクルにより動力等として回生する排熱回生システムは、エンジンの冷却水とランキンサイクルの作動流体(冷媒とも言う)との間で熱交換することで、ランキンサイクルで動力や電力を発生させる。エンジンは、エンジン冷却水が循環する回路(以下、冷却水回路と記す)を備えることで冷却される。ランキンサイクルは、エンジンの排熱で作動流体を加熱する蒸発器、作動流体を膨張させて動力を発生する膨張機、作動流体を凝縮させる凝縮器、作動流体を圧送して循環させる冷媒ポンプから構成される。従来の排熱回生システムでは、蒸発器を介してエンジン冷却水の排熱をランキンサイクル側へ熱交換させることで、エンジン冷却水の温度を所定温度に下げてエンジン冷却水温度の過上昇を防止し、エンジン温度を制御していた(例えば、特許文献1参照)。
また、冷却水回路に蒸発器の他にラジエータを追加することで、エンジン排熱を外部へ放出してエンジン冷却水温度の過上昇を防止していた(例えば、特許文献2参照)。
さらに、ランキンサイクルの異常時、例えばサイクル装置内部の異常高圧化などに対応するために、膨張機をバイパスする流路を利用し、異常時に作動流体を高圧部から低圧部へ逃がすことで、ランキンサイクルの機能を維持しながら異常回避をしていた(例えば、特許文献3参照)。
特開昭63−99464号公報 特開昭63−96449号公報 特開2007−9897号公報
従来の排熱回生システムでは、蒸発器を介して、エンジン排熱を作動流体で回収することでエンジン温度を一定温度に保っている。このため、ランキンサイクルの冷媒ポンプが故障して作動流体が流れなくなるとランキンサイクルの運転ができず、エンジン冷却水と作動流体との熱交換ができなくなり、エンジン冷却水温度が過上昇してエンジン温度を制御できなくなるという問題点があった。
また、エンジン冷却水回路にラジエータを含む場合は、ラジエータとランキンサイクルの凝縮器という、二つの放熱用の熱交換器を有する構成となるため、排熱回生システムが大きくなってしまう。このため、スペースの限られた自動車のエンジンルーム内に、排熱回生システムを設置することが困難になるという問題点があった。
さらに、膨張機をバイパスする回路では冷媒ポンプが故障した場合には対応できず、冷媒ポンプの故障時には作動流体が流れなくなり、エンジン冷却水温度が過上昇してエンジン温度を制御できなくなるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、別途追加の熱交換器(ラジエータ)を設置することなく、ランキンサイクルの冷媒ポンプが故障した場合に、エンジン冷却水の排熱をランキンサイクル側へ熱交換させて、エンジン冷却水の温度の過上昇を防止できる排熱回生システムを得ることを目的としている。
本発明に係る排熱回生システムは、作動流体を膨張させて動力を発生する膨張機と、膨張機が発生する動力を電力に変換するモータジェネレータと、作動流体を圧送する冷媒ポンプと、冷媒ポンプをバイパスするポンプバイパス回路と、ポンプバイパス回路を開閉する制御弁と、冷媒ポンプを流れる作動流体の流量が所定値以下のときに、制御弁を開き且つモータジェネレータを膨張機に対して動力を供給する電動モータとして動作させる制御装置とを備えたものである。
本発明によれば、冷媒ポンプが故障した場合に、モータジェネレータを電動モータとして動作させて膨張機を回転させ、ポンプバイパス回路を介してランキンサイクルに作動流体を流すことができる。これにより冷媒ポンプが故障した場合にも、エンジンの排熱をランキンサイクル側へ熱交換してエンジン冷却水温度の過上昇を防止でき、エンジン温度の過上昇を抑制することが可能となる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1による排熱回生システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態2による排熱回生システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態3による排熱回生システムを示す構成図である。
本発明に係る排熱回生システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の各図において、同一符号は、同一または相当の構成を示す。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による排熱回生システムを示す構成図である。エンジン1は、例えば、自動車走行用駆動力を発生させる内燃機関である。エンジン1を冷却するための冷却水回路2には、エンジン冷却水を循環させる冷却水ポンプ3が設置されている。冷却水回路2には冷却水の温度に応じた電気信号を出力する水温センサ4が設けられている。
ランキンサイクル10は、蒸発器11、膨張機12、凝縮器13、冷媒ポンプ14が配管により接続されて構成される。ランキンサイクル10内には、作動流体(例えば、冷媒R134a)が充填されている。冷媒ポンプ14は電動モータで駆動され液体状態の作動流体を蒸発器11に圧送する。蒸発器11には、エンジン1の冷却水回路2とランキンサイクル10の回路とが接続され、加熱されたエンジン冷却水とランキンサイクル10の作動流体との間で熱交換を行う構成である。膨張機12は、蒸発器11で生成された過熱蒸気を等エントロピ的に膨張させて動力を取り出す構成になっている。凝縮器13は蒸気の作動流体を冷却して凝縮するために、ファン15によって空冷される構造である。
モータジェネレータ20は膨張機12で発生した動力で発電するものである。モータジェネレータ20は、膨張機12にて回収された動力にて駆動されて電力を発生する発電機としての機能と、膨張機12に駆動力(回転力)を供給する電動モータとしての機能とを備えている。インバータ21はモータジェネレータ20を制御し、モータジェネレータ20を発電機として機能させる場合にはモータジェネレータ20で発電した電力をインバータ21を介してバッテリ22に蓄電し、モータジェネレータ20を電動モータとして機能させる場合にはバッテリ22からインバータ21を介してモータジェネレータ20に電力を供給する。
ランキンサイクル10には、凝縮器13にて液化した作動流体を、冷媒ポンプ14をバイパスして蒸発器11に流すポンプバイパス路30が設けられている。ポンプバイパス路30には、このポンプバイパス路30の開度を調整可能な制御弁31が設けられている。また、ランキンサイクル10を流れる作動流体の流量をモニターする冷媒流量センサ32が設置されている。図1に示す冷媒流量センサ32は、液体流量センサの例であり、ランキンサイクル10の中で作動流体が液体状態である場所、即ち、冷媒ポンプ14と蒸発器11との間、もしくは凝縮器13と冷媒ポンプ14との間のいずれかに設置する。
また、冷媒流量センサ32は、蒸気流量を検出する蒸気流量センサであってもよい。この場合は、冷媒流量センサ32は、ランキンサイクル10の中で作動流体が気体状態である場所、即ち、蒸発器11と膨張機12との間に設置する。また膨張機12の出口において作動流体が凝縮せず、全量が蒸気である場合は、膨張機12と凝縮器13との間にも設置可能である。
制御装置(ECU)40は、システム全体の制御を司るものであり、水温センサ4の検出温度信号が入力され、水温センサ4の検出温度等に基づき、インバータ21、冷媒ポンプ14、および制御弁31等の動作を制御する。
次に、本実施の形態1による排熱回生システムの動作について述べる。冷却水ポンプ3により冷却水回路2を循環するエンジン冷却水は、エンジン1を冷却しながら加熱されて温度が上昇する。冷却水回路2の水温センサ4で検出されたエンジン冷却水温度が低いときには、制御装置40はランキンサイクル10を停止させておく。冷却水温度が設定温度(例えば90℃)以上になると、制御装置40はランキンサイクル10を稼動するために、冷媒ポンプ14、制御弁31、インバータ21に指示を出す。この指示により、液体ポンプ14が動作を開始して作動流体をランキンサイクル10内で循環させるとともに、制御弁31が全閉となり、ポンプバイパス路30側への作動流体の流れは遮断される。
冷媒ポンプ14から送り出された液体状態の作動流体は、通常90℃〜100℃程度にまで加熱された冷却水回路2のエンジン冷却水と蒸発器11において熱交換し、約90℃の高温高圧の蒸気(過熱蒸気)となる。約90℃の高温高圧の蒸気となった作動流体は、全量が膨張機12に流入して、膨張機12で等エントロピ的に膨張し、その際のエンタルピの変化が動力に変換される。膨張機12で発生した動力はモータジェネレータ20で電力に変換され、インバータ21を介してバッテリ22に蓄電される。
膨張後に膨張機12から吐き出された低圧ガス状態の作動流体(例えば約60℃の蒸気)は、ファン15により空冷される凝縮器13で冷却され、外気に放熱をしながら凝縮し、液体となって(例えば約30℃)冷媒ポンプ14に戻りサイクルを繰り返す。
ここで、冷媒ポンプ14が故障した場合には、冷媒ポンプ14を流れる作動流体の流量が減少する。ランキンサイクル10の回路内を作動流体が流れなくなり、蒸発器11でエンジン冷却水と熱交換することができなくなる。このため、エンジン冷却水の温度が上昇してしまう。冷媒ポンプ14の故障は、冷媒流量センサ32で冷媒ポンプ14を流れる作動流体の流量を検出することで、検知することができる。作動流体の流量(冷媒流量センサ32の出力値)が所定値以下になると、制御装置40は、インバータ21および制御弁31に指示を出す。この指示により、インバータ21はバッテリ22からモータジェネレータ20に電力を供給し、また、制御弁31が開となる。これにより、モータジェネレータ20は電動モータとして機能し、作動流体はポンプバイパス路30側に流れる。
電動モータとして機能するモータジェネレータ20から動力を供給されることにより回転する膨張機12は、作動流体を蒸発器11側から凝縮器13側へ流す。このとき、膨張機12はランキンサイクル10の動力源となる。凝縮器13を通過した作動流体は、ポンプバイパス路30を介して蒸発器11へと流れる。冷媒ポンプ14が故障しても、膨張機12が動力源となり作動流体を流すことで、蒸発器11におけるエンジン冷却水と作動流体との間の熱交換が可能となり、エンジン冷却水温度の過上昇を防止できる。
また、モータジェネレータ20を電動モータとして動作させて膨張機12を回転させる場合に、制御装置40は、水温センサ4で検出されるエンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調整する。制御装置40は、水温センサ4で検出されるエンジン冷却水の温度が高くなると、膨張機12の回転数が高くなるようバッテリ22からモータジェネレータ20への電力の供給量を増加させる。即ち、制御装置40は、エンジン冷却水の温度上昇に伴い、膨張機12の回転数を増加させる。このように、冷却水回路2を流れるエンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調節するため、エンジン冷却水の温度を適正値にすることが可能となる。
本発明の実施の形態1によれば、ランキンサイクル10の冷媒ポンプ14故障時には、モータジェネレータ20を電動モータとして動作させて膨張機12を回転させることで、ポンプバイパス路30を介して作動流体を流すことができる。このため、冷媒ポンプ14故障時にも、エンジン冷却水側から作動流体側への熱移動(吸熱)が可能となり、エンジン冷却水温度の過上昇を防止し、エンジン温度の過上昇を抑制することができる。
また、エンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調整するため、エンジン冷却水の温度を適正値に保つことができ、エンジン温度を制御することができる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2による排熱回生システムを示す構成図である。実施の形態1では、冷媒ポンプ14の故障を判断するためにランキンサイクル10の冷媒流量センサ32を用いたが、本実施の形態2は、ランキンサイクル10に設置した冷媒圧力センサ33を利用するようにしたものである。実施の形態1と同一もしくは相当する部分については、その説明を省略する。
冷媒ポンプ14が故障した場合、冷媒ポンプ14を流れる作動流体の流量が減少する。冷媒ポンプ14を流れる作動流体の流量が減少すると、ランキンサイクル10の回路内の圧力が低下する。特に、ランキンサイクル10の高圧部における圧力低下が顕著となる。よって、ランキンサイクル10の回路内の圧力をモニターすることにより、冷媒ポンプ14の故障を検知することができる。
冷媒ポンプ14と蒸発器11との間の流路には、冷媒圧力を検出する冷媒圧力センサ33が設けられている。冷媒圧力センサ33によって検出された圧力信号は制御装置40に入力される。冷媒圧力センサ33は、ランキンサイクル10の高圧部に設置すればよく、蒸発器11と膨張機12との間の流路に設置してもよい。
冷媒ポンプ14が正常に動作している場合には、冷媒圧力センサ33からの圧力信号は標準値を示す。冷媒ポンプ14が故障した場合には、作動流体が流れなくなるためランキンサイクル10の回路内の圧力が低下し、冷媒圧力センサ33によって検出される圧力信号は低下する。冷媒圧力センサ33の圧力信号が所定値以下になると、制御装置40は、インバータ21および制御弁31に指示を出す。この指示により、インバータ21はバッテリ22からモータジェネレータ20に電力を供給し、また、制御弁31が開となる。これにより、モータジェネレータ20は電動モータとして機能し、作動流体はポンプバイパス路30側に流れる。
冷媒ポンプ14が故障しても、実施の形態1と同様に、膨張機12が動力源となり作動流体を流すことで、蒸発器11におけるエンジン冷却水と作動流体との間の熱交換が可能となり、エンジン冷却水温度の過上昇を防止できる。さらに、実施の形態1と同様に、冷却水回路2を流れるエンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調節すれば、エンジン冷却水の温度を適正値にすることが可能となる。
本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、冷媒ポンプ14故障時にもエンジン冷却水側から作動流体側への熱移動(吸熱)が可能となり、エンジン冷却水の温度の過上昇を防止し、エンジン温度の過上昇を抑制することができる。また、エンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調整するため、エンジン冷却水の温度を適正値に保つことができ、エンジン温度を制御することができる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3による排熱回生システムを示す構成図である。冷媒ポンプ14の故障を判断するために、実施の形態1では冷媒流量センサ32を用いたが、本実施の形態3は、ランキンサイクル10に設置した冷媒温度センサ34を利用するようにしたものである。実施の形態1と同一もしくは相当する部分については、その説明を省略する。
冷媒ポンプ14が故障した場合、冷媒ポンプ14を流れる作動流体の流量が減少する。蒸発器11において冷却水回路2側からランキンサイクル10側へ供給される熱量は同様であるが、蒸発器11へ流入する作動流体の流量が減少するため、蒸発器11から流出する作動流体の温度は上昇する。よって、作動流体の温度をモニターすることにより、冷媒ポンプ14の故障を検知することができる。
ランキンサイクル10には、蒸発器11から流出する蒸気の温度、つまり膨張機12に流入する蒸気の温度を検出する冷媒温度センサ34を設けている。冷媒温度センサ34によって検出された温度信号は制御装置40に入力される。制御装置40は、冷媒温度センサ34の温度信号が所定値以上になると、冷媒ポンプ14に異常有りと判定して、インバータ21および制御弁31に指示を出す。この指示により、インバータ21はバッテリ22からモータジェネレータ20に電力を供給し、また、制御弁31が開となる。これにより、モータジェネレータ20は電動モータとして機能し、作動流体はポンプバイパス路30側に流れる。
冷媒ポンプ14が故障しても、実施の形態1と同様に、膨張機12が動力源となり作動流体を流すことで、蒸発器11におけるエンジン冷却水と作動流体との間の熱交換が可能となり、エンジン冷却水温度の過上昇を防止できる。さらに、実施の形態1と同様に、冷却水回路2を流れるエンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調節すれば、エンジン冷却水の温度を適正値にすることが可能となる。
本発明の実施の形態3によれば、実施の形態1と同様に、冷媒ポンプ14故障時にもエンジン冷却水側から作動流体側への熱移動(吸熱)が可能となり、エンジン冷却水の温度の過上昇を防止し、エンジン温度の過上昇を抑制することができる。また、エンジン冷却水の温度に応じて、膨張機12の回転数を調整するため、エンジン冷却水の温度を適正値に保つことができ、エンジン温度を制御することができる。
10 ランキンサイクル
12 膨張機
14 冷媒ポンプ
20 モータジェネレータ
30 ポンプバイパス回路
31 制御弁
32 冷媒流量センサ
33 冷媒圧力センサ
34 冷媒温度センサ
40 制御装置

Claims (5)

  1. ランキンサイクルを用いて内燃機関の排熱を回生する排熱回生システムにおいて、
    前記ランキンサイクルを流れる作動流体を膨張させて動力を発生する膨張機と、
    前記膨張機が発生する動力を電力に変換するモータジェネレータと、
    前記作動流体を圧送する冷媒ポンプと、
    前記冷媒ポンプの入口側と出口側とを連通して、前記冷媒ポンプをバイパスするポンプバイパス回路と、
    前記ポンプバイパス回路を開閉する制御弁と、
    前記冷媒ポンプを流れる作動流体の流量が所定値以下のときに、前記制御弁を開き且つ前記モータジェネレータを前記膨張機に対して動力を供給する電動モータとして動作させる制御装置と、
    を備えた排熱回生システム。
  2. 前記作動流体の流量を測定する冷媒流量センサを備え、
    前記制御装置は、前記冷媒流量センサの出力値に基づき、前記冷媒ポンプを流れる作動流体の流量が所定値以下であると判定することを特徴とする請求項1記載の排熱回生システム。
  3. 前記作動流体の圧力を測定する冷媒圧力センサを備え、
    前記制御装置は、前記冷媒圧力センサの出力値に基づき、前記冷媒ポンプを流れる作動流体の流量が所定値以下であると判定することを特徴とする請求項1記載の排熱回生システム。
  4. 前記作動流体の温度を測定する冷媒温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記冷媒温度センサの出力値に基づき、前記冷媒ポンプを流れる作動流体の流量が所定値以下であると判定することを特徴とする請求項1記載の排熱回生システム。
  5. 前記制御装置は、前記冷媒ポンプを流れる作動流体の流量が所定値以下のときに、前記内燃機関の冷却水の温度上昇に伴い、前記膨張機の回転数を増加させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の排熱回生システム。
JP2009021394A 2009-02-02 2009-02-02 排熱回生システム Pending JP2010174848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009021394A JP2010174848A (ja) 2009-02-02 2009-02-02 排熱回生システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009021394A JP2010174848A (ja) 2009-02-02 2009-02-02 排熱回生システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010174848A true JP2010174848A (ja) 2010-08-12

Family

ID=42706040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009021394A Pending JP2010174848A (ja) 2009-02-02 2009-02-02 排熱回生システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010174848A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200456118Y1 (ko) 2011-06-07 2011-10-13 사단법인 한국선급 온도차를 이용한 발전장치를 장착한 에너지절약형 선박
WO2012110892A2 (en) 2011-02-17 2012-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for rankine cycle system
WO2012110893A1 (en) 2011-02-17 2012-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for rankine cycle system
WO2012169375A1 (ja) * 2011-06-06 2012-12-13 株式会社 豊田自動織機 廃熱回収装置
WO2013002018A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 株式会社豊田自動織機 ランキンサイクル
WO2013002017A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 株式会社豊田自動織機 ランキンサイクル
WO2013046783A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 株式会社豊田自動織機 廃熱回生システム
WO2013065371A1 (ja) * 2011-11-02 2013-05-10 株式会社豊田自動織機 廃熱回生システム
WO2013099769A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 株式会社豊田自動織機 廃熱利用装置
KR101325429B1 (ko) 2011-03-24 2013-11-04 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 동력 발생 장치 및 그 제어 방법
CN106460725A (zh) * 2014-05-15 2017-02-22 三电控股株式会社 发动机的废热利用装置
WO2020100851A1 (ja) * 2018-11-14 2020-05-22 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の吸気冷却システム
JP2021008872A (ja) * 2019-07-03 2021-01-28 本田技研工業株式会社 熱サイクルシステム

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012110892A2 (en) 2011-02-17 2012-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for rankine cycle system
WO2012110893A1 (en) 2011-02-17 2012-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for rankine cycle system
JP2012172528A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Toyota Motor Corp ランキンサイクルシステムの異常検出装置
JP2012172524A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Toyota Motor Corp ランキンサイクルシステムの異常検出装置
US8794055B2 (en) 2011-02-17 2014-08-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for rankine cycle system
US8667834B2 (en) 2011-02-17 2014-03-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for rankine cycle system
KR101325429B1 (ko) 2011-03-24 2013-11-04 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 동력 발생 장치 및 그 제어 방법
JP2012251517A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Toyota Industries Corp 廃熱回収装置
WO2012169375A1 (ja) * 2011-06-06 2012-12-13 株式会社 豊田自動織機 廃熱回収装置
KR200456118Y1 (ko) 2011-06-07 2011-10-13 사단법인 한국선급 온도차를 이용한 발전장치를 장착한 에너지절약형 선박
CN103608548A (zh) * 2011-06-30 2014-02-26 株式会社丰田自动织机 朗肯循环
JP2013011259A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Toyota Industries Corp ランキンサイクル
JP2013011258A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Toyota Industries Corp ランキンサイクル
WO2013002017A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 株式会社豊田自動織機 ランキンサイクル
WO2013002018A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 株式会社豊田自動織機 ランキンサイクル
WO2013046783A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 株式会社豊田自動織機 廃熱回生システム
WO2013065371A1 (ja) * 2011-11-02 2013-05-10 株式会社豊田自動織機 廃熱回生システム
JP2013096322A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Toyota Industries Corp 廃熱回生システム
WO2013099769A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 株式会社豊田自動織機 廃熱利用装置
CN106460725A (zh) * 2014-05-15 2017-02-22 三电控股株式会社 发动机的废热利用装置
US9988945B2 (en) 2014-05-15 2018-06-05 Sanden Holdings Corporation Apparatus for utilizing heat wasted from engine
WO2020100851A1 (ja) * 2018-11-14 2020-05-22 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の吸気冷却システム
JP2021008872A (ja) * 2019-07-03 2021-01-28 本田技研工業株式会社 熱サイクルシステム
JP7058247B2 (ja) 2019-07-03 2022-04-21 本田技研工業株式会社 熱サイクルシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010174848A (ja) 排熱回生システム
JP4302759B2 (ja) 廃熱利用装置
KR102015689B1 (ko) 열 에너지 회수 장치 및 제어 방법
JP5338730B2 (ja) 廃熱回生システム
US20110088394A1 (en) Waste heat regeneration system
JP5328527B2 (ja) 排熱回生システムおよびその制御方法
JP5008441B2 (ja) 内燃機関の廃熱利用装置
KR101600687B1 (ko) 배열 회수 장치 및 배열 회수 장치의 운전 제어 방법
JP5621721B2 (ja) ランキンサイクル
JP2013100807A (ja) ランキンサイクル
JP2009097387A (ja) 廃熱利用装置
JP2014231738A (ja) 廃熱回生システム
JP5631178B2 (ja) 排熱回生装置の運転停止方法
JP2013113192A (ja) 廃熱回生システム
JP2009204204A (ja) 排熱回生システム
CN106414982B (zh) 发动机的废热利用装置
JP2013231377A (ja) 廃熱回生システム
JP4140543B2 (ja) 廃熱利用装置
US10378391B2 (en) Waste heat recovery device
KR101707744B1 (ko) 압축 장치
JP2015200179A (ja) 熱交換システム
JP6091077B2 (ja) 冷凍装置
US11066961B2 (en) Exhaust heat recovery system
JP2005337063A (ja) ランキンサイクル装置
JP2016044663A (ja) エンジン発電システム