JP2010203278A - エンジンのウオータポンプ駆動装置 - Google Patents

エンジンのウオータポンプ駆動装置 Download PDF

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JP2010203278A JP2009047718A JP2009047718A JP2010203278A JP 2010203278 A JP2010203278 A JP 2010203278A JP 2009047718 A JP2009047718 A JP 2009047718A JP 2009047718 A JP2009047718 A JP 2009047718A JP 2010203278 A JP2010203278 A JP 2010203278A
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祐司 松持
Shoichi Nakatani
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Abstract

【課題】 V型エンジンの冷却用ウオータポンプの駆動装置であって、ウオータポンプを駆動するサイレントチエーンの重量およびそこにかかる荷重の低減を図る。
【解決手段】 クランク軸により動弁カム軸を駆動する調時伝動機構Tのサイレントチエーン13の複数のプレート25は、その正面側の歯25Tの通常の歯底深さHに対してその背面側の歯25tの歯底深さhを浅く形成すると共にその歯先fをフラットに形成し、プレート25の背面側の歯25tを、ウオータポンプWPの駆動用従動スプロケット22に噛合させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンの水冷用ウオータポンプの駆動装置、特に、エンジンの調時伝動機構を構成するサイレントチエーンによる駆動装置に関する。
従来、水冷式のエンジンでは、エンジンを水冷却するウオータポンプは、そのポンプ軸に固定したスプロケットに、クランクシャフトとカムシャフト間に懸回される調時伝動機構のチエーンを噛合し、クランクシャフトにより調時伝動機構を介して駆動するようにしている(後記特許文献1参照)。
特許第3130088号公報
ところで、特許文献1に開示されるものでは、ウオータポンプのチエーンによる駆動構造に、特に技術的な改良がなされていない。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、ウオータポンプの駆動に何らの支障を及ぼすことなく、ウオータポンプを駆動するサイレントチエーンの重量低減と、該チエーンの作動時のチエーン荷重低減とを図るようにした新規な、エンジンのウオータポンプ駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、クランク軸に固定の駆動スプロケットと、動弁カム軸に固定の従動スプロケットと、それらのスプロケットに懸回される無端状サイレントチエーンとよりなる調時伝動機構により、エンジンに設けられるウオータポンプを駆動するようにした、エンジンのウオータポンプ駆動装置において、
前記サイレントチエーンの複数のプレートは、その正面側の歯の通常の歯底深さに対してその背面側の歯の歯底深さを浅く形成すると共にその歯先をフラットに形成し、そのプレートの背面側の歯を、ウオータポンプの駆動用従動スプロケットに噛合させたことを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項2の発明は、前記請求項1のものにおいて、前記エンジンは一対のバンクを備えたV型であって、クランク軸に固定の駆動スプロケットと、各バンクの動弁カム軸に固定の従動スプロケット間に前記サイレントチエーンの正面側が噛合され、前記バンク間のV空間に前記ウオータポンプが配設されることを特徴としている。
請求項各項の発明によれば、ウオータポンプの駆動に何らの支障を及ぼすことなく、そのウオータポンプを駆動するサイレントチエーンの重量低減と、該チエーンの作動時のチエーン荷重の低減を図ることができ、またサイレントチエーンの、テンショナーおよびチエーンガイドに対する面圧を下げることができる。
本発明ウオータポンプ駆動装置を備えたV型エンジンの全体図 図1の2矢視仮想線囲い部分の拡大図 図2の3矢視仮想線囲い部分の拡大図 図1の4矢視仮想線囲い部分の拡大図
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。
この実施例は、本発明ウオータポンプ駆動装置を、V型エンジンに実施した場合であって、V型エンジンEは、V空間Vを挟んで左右に対向配置される、対をなす左右バンクBL,BRを備える。左右バンクBL,BRは、V字状に形成される左右シリンダブロック1,1と、その傾斜デッキ面上にそれぞれ接合されるシリンダヘッド2,2とを備え、シリンダヘッド2,2上にヘッドカバー3,3が被着される。左右シリンダブロック1,1の下面にはクランクケース4が連設され、クランクケース4にクランク軸5が回転自在に軸架される。
左右シリンダヘッド2,2には、左右動弁カム軸7 ,8がそれぞれ回転自在に軸支される。クランク軸5と、左右の動弁カム軸7,8間とは、調時伝動機構Tを介して連動連結され、左右の動弁カム軸7,8は、クランク軸5により1/2の減速比で回転駆動される。前記調時伝動機構Tは、エンジンEの、クランク軸5方向の端面側に形成した調時伝動室内に設けられており、クランク軸5に固定される駆動スプロケット10と、左右の動弁カム軸7,8にそれぞれ固定される従動スプロケット11,12と、駆動スプロケット10と左右の従動スプロケット11,12間に懸回される無端状のサイレントチエーン13とより構成されている。調時伝動室の開口面は、チエーンケース31で覆われ、チエーンケース31の外周と調時伝動室の周縁間に介在されるシール部材30は、ウオータポンプWPの外方に設けられる。
図1において、クランク軸5は時計方向(図1矢印a)に回転され、クランク軸5と、左動弁カム軸7間のサイレントチエーン13の緩み側には、その背面側に対向して該チエーン13に張力を付与するためのテンショナー14が設けられる。このテンショナー14は、エンジンEに回動可能に軸支15されるテンショナーガイド16と、これをサイレントチエーン13に向けて付勢するテンショナー本体17とよりなる。また、サイレントチエーン13の張り側には、その背面側に対向して、エンジンEに設けられるチエーンガイド18,19,20が設けられる。
左右バンクBL,BR間に形成されるV空間の谷部には、前記調時伝動機構Tに対応するように、V型エンジンEを水冷却するためウオータポンプWPが配設されており、このウオータポンプWPのポンプ軸21に固定される従動スプロケット22に、無端状のサイレントチエーン13の背面側が噛合されており、ウオータポンプWPは、クランク軸5により調時伝動機構Tを介して反時計方向(図1,2矢印b)に駆動される。
調時伝動機構Tのサイレントチエーン13は、通常のように、複数枚のプレート(コマ)25を複数のピン26により連結して構成されている。
しかして、本発明にかかるウオータポンプ駆動装置は、このサイレントチエーン13のプレート(コマ)25に特徴がある。すなわち、サイレントチエーン13の各プレート25の正面側(内側)の通常の歯25Tの歯底深さHに対して、その背面側(外側)の歯25tの歯底深さhは、それよりも浅く形成され、かつその背面側の歯25tの歯先fがフラットな特殊形状に形成されている。
そして、図1,4に示すように、サイレントチエーン13の正面側のプレート25の通常の歯25Tは、クランク軸5に固定される駆動スプロケット10および左右動弁カム軸7,8に固定される従動スプロケット11,12にそれぞれ噛合されるのに対し、図1〜3に示すように、サイレントチエーン13の背面側のプレート21の浅い歯25tは、ポンプ軸21に固定される従動スプロケット22に噛合される。この場合、サイレントチエーン13の背面側の、プレート25の浅い歯25tに、従動スプロケット22が噛合されて、サイレントチエーン13からウオータポンプWPに動力が伝達されるが、ウオータポンプWPは、冷却水を圧送するため、比較的(オイルなどの粘性の高い液体に比べて)抵抗が少なく、小さいトルクで駆動でき、各プレート25の背面側の浅い歯25tの歯底深さhを浅くし、かつその歯先fをフラットにすることで、ウオータポンプWPの駆動に影響を及ぼすことなく、サイレントチエーン13の重量低減と、サイレントチエーン13の作動時のチエーン荷重を低減することができる。また、プレート25の浅い歯25tの歯先fがフラットであることにより、サイレントチエーン13の背面側に対向して設けられる、テンショナー14およびチエーンガイド18,19,20の面圧を下げることができる。
なお、図2に示すように、ポンプ側従動スプロケット22とサイレントチエーン13との噛合角は約90度とし、プレート25の噛合噛数は6箇所以上とするのが好ましく、これにより、歯飛びを防止し、抵抗と噛み合い騒音を一層低減することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、本発明をV型エンジンに適用した場合を説明したが、これを他のエンジンにも実施できることは勿論である。
5・・・・・・・・クランク軸
7,8・・・・・・動弁カム軸
10・・・・・・・・駆動スプロケット
11,12・・・・・従動スプロケット
13・・・・・・・・サイレントチエーン
25・・・・・・・・プレート
25T・・・・・・・正面側の歯
25t・・・・・・・背面側の歯
f・・・・・・・歯先
E・・・・・・・・・エンジン
BL・・・・・・・・左バンク
BR・・・・・・・・右バンク
T・・・・・・・・調時伝動機構
V・・・・・・・・V空間
WP・・・・・・・・ウオータポンプ
H・・・・・・・・・プレート25の正面側の歯底深さ
h・・・・・・・・・プレート25の背面側の歯底深さ

Claims (2)

  1. クランク軸(5)に固定の駆動スプロケット(10)と、動弁カム軸(7,8)に固定の従動スプロケット(11,12)と、それらのスプロケット(10,11,12)に懸回される無端状サイレントチエーン(13)とよりなる調時伝動機構(T)により、エンジン(E)に設けられるウオータポンプ(WP)を駆動するようにした、エンジンのウオータポンプ駆動装置において、
    前記サイレントチエーン(13)の複数のプレート(25)は、その正面側の歯(25T)の通常の歯底深さ(H)に対してその背面側の歯(25t)の歯底深さ(h)を浅く形成すると共にその歯先(f)をフラットに形成し、そのプレート(25)の背面側の歯(25t)を、ウオータポンプ(W)の駆動用従動スプロケット(22)に噛合させたことを特徴とする、エンジンのウオータポンプ駆動装置。
  2. 前記エンジン(E)は一対のバンク(BL,BR)を備えたV型であって、クランク軸(5)に固定の駆動スプロケット(10)と、各バンク(BL,BR)の動弁カム軸(7,8)に固定の従動スプロケット(11,12)間に前記サイレントチエーン(13)の正面側が噛合され、前記バンク(BL,BR)間のV空間(V)に前記ウオータポンプ(WP)が配設されることを特徴とする、前記請求項1記載のエンジンのウオータポンプ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017150621A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 水ing株式会社 ノッチチェーン、汚泥掻き寄せ機、および除塵機

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