JP2010203242A - 遠心圧縮機、回転機械、及びハウジングの組付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠心圧縮機1の性能を向上させつつ、遠心圧縮機1の製造コストの低減を図ること。
【解決手段】コンプレッサハウジング7のシュラウド7sをブレード19の外縁の径方向外側部分に一旦当接させてから、取付プレート5のフランジ部29とコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31との間隔を調節して、コンプレッサハウジング7のシュラウド7sとブレード19の外縁の径方向外側部分との軸方向のクリアランスを設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠心圧縮機等の回転機械、及びハウジングの組付方法に関する。
近年、過給機又はガスタービン等に用いられる遠心圧縮機(回転機械の一例)については種々の開発がなされており、先行技術として特許文献1に示すものがある。そして、先行技術に係る遠心圧縮機の構成等について説明すると、次のようになる。
過給機におけるベアリングハウジング(固定フレームの一例)には、円状の取付プレートが一体的に設けられており、この取付プレートには、コンプレッサハウジングが設けられてあって、このコンプレッサハウジングは、内側に、シュラウドを有している。また、コンプレッサハウジングのシュラウド内には、インペラが回転可能に配設されており、このインペラは、ベアリングハウジングに回転可能に設けられたロータ軸(タービン軸)の一端部に同軸状に一体的に連結したハブ、及びハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられた複数枚のブレードを備えている。ここで、各ブレードの外縁は、コンプレッサハウジングのシュラウドに沿うように延びている。
コンプレッサハウジングにおけるインペラの入口側(シュラウドの上流側周縁)には、空気(ガスの一例)吸入する吸入口が形成されており、コンプレッサハウジングと取付プレートの間におけるインペラの出口側には、圧縮した高圧空気(高圧ガスの一例)を減速させて昇圧する環状のディフューザ流路が形成されている。また、コンプレッサハウジングの内部には、渦巻き状のスクロール流路がインペラを囲むように形成されており、このスクロール流路は、ディフューザ流路に連通してある。更に、コンプレッサハウジングの適宜位置には、高圧空気を吐出する吐出口が形成されており、この吐出口は、スクロール流路に連通してある。
従って、ロータ軸を回転させて、インペラを一体的に回転させることにより、吸入口からインペラ側に吸入した空気を遠心力を利用して圧縮することができる。そして、圧縮された高圧空気は、ディフューザ流路内において減速して昇圧され、スクロール流路を経由して吐出口から吐出される。
特開2004−324569号公報
ところで、遠心圧縮機の性能(回転機械の性能)の向上させるには、コンプレッサハウジングのシュラウドとブレードの外縁の径方向外側部分(下流側部分)との軸方向(インペラの軸方向)のチップクリアランスを小さくして、空気の洩れ(クリアランスフロー)を抑える必要がある。一方、軸方向のチップクリアランスは、コンプレッサハウジング、インペラ等の軸方向の寸法公差によって設定され、軸方向のチップクリアランスを小さくするには、コンプレッサハウジング、インペラ等の軸方向の寸法公差幅を極力小さくしなければならず、遠心圧縮機の製造コストが高くなる。つまり、遠心圧縮機の性能を向上させつつ、遠心圧縮機の製造コストの低減を図ることは容易でないという問題がある。
なお、軸方向のチップクリアランスを小さくするために、コンプレッサハウジングのシュラウドにブレードとの接触を許容するアブレイダブル被膜をコーティングしたり、コンプレッサハウジングの内側にブレードとの接触を許容する樹脂ピースを嵌め込んだりする対策もとられているが、コンプレッサハウジングの構成が複雑化して、前述と同様の問題が生じるものである。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の遠心圧縮機等を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、遠心力を利用してガスを圧縮する遠心圧縮機において、固定フレームに一体的に設けられた円状の取付プレートと、前記取付プレートに設けられ、内側にシュラウドを有したハウジングと、前記ハウジングの前記シュラウド内に回転可能に配設され、前記固定フレームに回転可能に設けられたロータ軸の端部に同軸状に一体的に連結したハブ、及び前記ハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられかつ外縁が前記ハウジングの前記シュラウドに沿うように延びた複数枚のブレードを備えたインペラと、を具備し、前記ハウジングにおける前記インペラの入口側にガスを吸入する吸入口が形成され、前記ハウジングと前記取付プレートの間における前記インペラの出口側に圧縮した高圧ガスを減速させて昇圧する環状のディフューザ流路が形成され、前記ハウジングの内部に前記ディフューザ流路に連通した渦巻き状のスクロール流路が前記インペラを囲むように形成され、前記ハウジングに前記スクロール流路に連通しかつ高圧ガスを吐出する吐出口が形成され、前記取付プレートの周縁に径方向外側へ突出した突出部が形成され、前記ハウジングの周縁に径方向外側へ突出しかつ前記取付プレートの前記突出部に対向する相手突出部が形成され、更に、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を締結する締結部材と、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部の間隔を調節する調節部材と、を具備したことを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲の記載において、「一体的に設けられ」とは、一体成形されたことも含む意である。
第1の特徴によると、前記ロータ軸を回転させて、前記インペラを一体的に回転させることにより、前記吸入口から前記インペラ側に吸入したガスを遠心力を利用して圧縮することができる。そして、圧縮された高圧ガスは、前記ディフューザ流路内において減速して昇圧され、前記スクロール流路を経由して前記吐出口から吐出される(前記遠心圧縮機の稼動に関する作用)。
前記遠心圧縮機の稼動に関する作用の他に、前記固定フレームに前記取付プレートを一体的に設け、かつ前記ロータ軸の端部に前記ハブが同軸状に連結した状態の下で、前記取付プレートに前記ハウジングを組み付ける場合には、次のように行う。
即ち、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を対向させつつ、前記ハウジングを前記固定フレームに対して相対的に接近させることにより、前記ハウジングの前記シュラウド内に前記インペラを収容して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記ブレードの外縁の径方向外側部分を当接させる。次に、前記調節部材によって前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部との間隔を調節して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記ブレードの外縁の径方向外側部分との軸方向(前記インペラの軸方向)のクリアランスを設定(調節)する。そして、前記締結部材によって前記ハウジングの前記突出部と前記取付プレートの前記相手突出部を締結する(前記ハウジングの組付に関する作用)。
本発明の第2の特徴は、固定フレームに一体的に設けられた円状の取付プレートと、前記取付プレートに設けられ、内側にシュラウドを有したハウジングと、前記ハウジングの前記シュラウド内に回転可能に配設され、前記固定フレームに回転可能に設けられたロータ軸の端部に同軸状に一体的に連結したハブ、及び前記ハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられかつ外縁が前記ハウジングの前記シュラウドに沿うように延びた複数枚のブレードを備えたインペラと、を具備し、前記取付プレートの周縁に径方向外側へ突出した突出部が形成され、前記ハウジングの周縁に径方向外側へ突出しかつ前記取付プレートの前記突出部に対向する相手突出部が形成され、更に、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を締結する締結部材と、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部の間隔を調節する調節部材と、を具備したことを要旨とする。
なお、「回転機械」には、遠心圧縮機、タービン等が含まれる。
第2の特徴によると、第1の特徴による前記ハウジングの組付に関する作用と同様の作用を奏する。
本発明の第3の特徴は、回転機械における固定フレームに円状の取付プレートを一体的に設け、かつ前記固定フレームに回転可能に設けられたロータ軸の端部にインペラにおけるハブが同軸状に連結した状態の下で、前記取付プレートにハウジングを組み付けるハウジングの組付方法において、前記取付プレートの周縁に形成した突出部と前記ハウジングの周縁に形成した相手突出部を対向させつつ、前記ハウジングを前記固定フレームに対して相対的に接近させることにより、前記ハウジングのシュラウド内に前記インペラを収容して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記インペラにおけるブレードの外縁の径方向外側部分を当接させる当接工程と、前記当接工程の終了後、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部との間隔を調節して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記ブレードの外縁の径方向外側部分との軸方向のクリアランスを設定(調節)する調節工程と、前記調節工程の終了後に、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を締結する締結工程と、を具備したことを要旨とする。
本発明によれば、前記ハウジングの前記シュラウドと前記ブレードの外縁の径方向外側部分を一旦当接させてから、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部との間隔を調節して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記ブレードの外縁の径方向外側部分との軸方向のクリアランスを設定しているため、前記ハウジング、前記インペラ等の軸方向の寸法公差幅を小さくしなくても、軸方向のクリアランスを極力小さくすることができる。よって、前記遠心圧縮機等の前記回転機械の性能を向上させつつ、前記回転機械の製造コストの低減を図ることができる。
本発明の実施形態に係る遠心圧縮機の側断面図である。 本発明の実施形態に係る遠心圧縮機の正面図であって、インペラを省略してある。 図3(a)は、図2におけるIIIA-IIIA線に沿った拡大断面図、図3(b)は、図2におけるIIIB-IIIB線に沿った拡大断面図である。 図4(a)は、締結ねじの別態様を示しかつ図2におけるIIIA-IIIA線に沿った拡大断面図に相当する図、図4(b)は、調節ボルトの別態様を示しかつ図2におけるIIIB-IIIB線に沿った拡大断面図に相当する図である。 本発明の実施形態に係るハウジングの組付方法を説明する図である。 図6(a)は、本発明の実施形態に係るハウジングの組付方法における当接工程を説明する拡大図、図6(b)は、本発明の実施形態に係るハウジングの組付方法における調節工程を説明する拡大図である。
本発明の実施形態について図1から図6を参照して説明する。なお、図面中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機1は、車両用過給機等の過給機に用いられ、遠心力を利用して空気(ガスの一例)を圧縮するものである。そして、本発明の実施形態に係る遠心圧縮機1の具体的な構成は、以下のようになる。
過給機におけるベアリングハウジング3(固定フレームの一例)の一側(前側)には、円状の取付プレート5が一体的に設けられており、この取付プレート(シールプレート)5の前側には、コンプレッサハウジング7が設けられてあって、このコンプレッサハウジング7は、内側に、シュラウド7sを有している。なお、取付プレート5は、ベアリングハウジング3と一体成形されてあっても構わない。
コンプレッサハウジング7のシュラウド7s内には、インペラ9が回転可能に配設されている。
具体的には、コンプレッサハウジング7のシュラウド7s内には、ハブ11が配設されており、このハブ11は、ベアリングハウジング3に複数のスラスト軸受13及びラジアル軸受(図示省略)を介して回転可能に設けられたロータ軸(タービン軸)15の一端部(前端部)に固定ナット17を介して一体的に連結してある。また、ハブ11の外周面は、インペラ9の軸心方向から径方向外側に向かって延びている。更に、ハブ11の外周面には、複数枚のブレード19が周方向に間隔を置いて設けられており、各ブレード19の外縁は、コンプレッサハウジング7のシュラウド7sに沿うように延びている。
コンプレッサハウジング7におけるインペラ9の入口側(シュラウド7sの上流側周縁)には、空気吸入する吸入口21が形成されており、この吸入口21は、エアクリーナー(図示省略)に接続可能である。また、コンプレッサハウジング7と取付プレート5の間におけるインペラ9の出口側には、圧縮した高圧空気(高圧ガスの一例)を減速させて昇圧する環状のディフューザ流路23が形成されている。更に、コンプレッサハウジング7の内部には、渦巻き状のスクロール流路25がインペラ9を囲むように形成されており、このスクロール流路25は、ディフューザ流路23に連通してある。そして、コンプレッサハウジング7の適宜位置には、高圧空気を吐出する吐出口27が形成されており、この吐出口27は、スクロール流路25(換言すれば、スクロール流路25及びディフューザ流路23)に連通してあって、内燃機関の吸気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
従って、ロータ軸15を回転させて、インペラ9を一体的に回転させることにより、吸入口21からインペラ9側に吸入した空気を遠心力を利用して圧縮することができる。そして、圧縮された高圧空気は、ディフューザ流路23内において減速して昇圧され、スクロール流路25を経由して吐出口27から吐出される(遠心圧縮機1の稼動に関する作用)。
続いて、本発明の実施形態の要部について説明する。
図1、図2、及び図3(a)(b)に示すように、取付プレート5の周縁には、径方向外側に突出したフランジ部29(突出部の一例)が形成されており、コンプレッサハウジング7の周縁には、径方向外側へ突出しかつ取付プレート5のフランジ部29に対向する相手フランジ部31(相手突出部の一例)が形成されてる。また、コンプレッサハウジング7の相手フランジ部31には、複数の締結ねじ33(締結部材の一例)が周方向に間隔を保ちながら貫通して設けられており、各締結ねじ33は、取付プレート5のフランジ部29に螺合してある。そして、取付プレート5のフランジ部29には、複数の調節ボルト35が周方向に間隔を保ちながら螺合して設けられており、各調節ボルト35は、対応関係にある締結ねじ33に隣接(近接)してあって、各調節ボルト35の先端部は、コンプレッサハウジング7の相手フランジ部31の対向面を押圧するようになっている。
なお、コンプレッサハウジング7の相手フランジ部31に複数の締結ねじ33が貫通して設けられる代わりに、図4(a)に示すように、取付プレート5のフランジ部29に複数の締結ねじ33(調節部材の一例)が貫通して設けられ、各締結ねじ33がコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31に螺合するようにしても構わない。また、締結ねじ33を用いる代わりに、カップリング等の別の締結部材を用いても構わない。更に、取付プレート5のフランジ部29に複数の調節ボルト35が螺合して設けられる代わりに、図4(b)に示すように、コンプレッサハウジング7の相手フランジ部31に複数の調節ボルト35が螺合して設けられ、各調節ボルト35の先端部が取付プレート5のフランジ部29の対向面を押圧するようにしても構わない。
図3(a)(b)及び図1に示すように、コンプレッサハウジング7の相手フランジ部31の基端側には、嵌合凹部37が形成されており、取付プレート5のフランジ部29の基端側には、嵌合凹部37に嵌合可能な嵌合凸部39が形成されている。また、取付プレート5の嵌合凸部39の外周面には、コンプレッサハウジング7の嵌合凹部37の内周面側に圧接可能なOリング41が周溝を介して設けられている。
続いて、本発明の実施形態に係るハウジングの組付方法(換言すれば、コンプレッサハウジング7の組付に関する作用)について説明する。
本発明の実施形態に係るハウジングの組付方法は、ベアリングハウジング3に円状の取付プレート5を一体的に設け、かつベアリングハウジング3に複数のスラスト軸受13及びラジアル軸受を介して回転可能に設けられたロータ軸15の前端部にハブ11が同軸状に連結した状態の下で、取付プレート5にコンプレッサハウジング7を組み付けるハウジングの組付方法であって、(i)当接工程と、(ii)調節工程と、(iii)締結工程とを具備している。そして、各工程の具体的な内容は、次のようになる。
(i)当接工程
図5に示すように、取付プレート5のフランジ部29とコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31を対向させつつ、コンプレッサハウジング7をベアリングハウジング3に対して接近させる。これにより、コンプレッサハウジング7のシュラウド7s内にインペラ9を収容して、コンプレッサハウジング7のシュラウド7sとブレード19の外縁の径方向外側部分(下流側部分)を当接させる。
(ii)調節工程
前記当接工程の終了後、取付プレート5のフランジ部29に螺合した複数の調節ボルト35を締め付けて、複数の調節ボルト35の先端部によってコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31の対向面を押圧する。これにより、複数の調節ボルト35によって取付プレート5のフランジ部29とコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31との間隔を調節して、コンプレッサハウジング7のシュラウド7sとブレード19の外縁の径方向外側部分との軸方向(インペラ9の軸方向)のクリアランスを設定(調節)する。
(iii)締結工程
前記調節工程の終了後に、取付プレート5のフランジ部29を貫通しかつコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31に螺合した複数の締結ねじ33を締め付けて、取付プレート5のフランジ部29とコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31を締結する。これにより、コンプレッサハウジング7を取付プレート5に対して固定して、コンプレッサハウジング7の組付が完了する。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、コンプレッサハウジング7のシュラウド7sをブレード19の外縁の径方向外側部分に一旦当接させてから、取付プレート5のフランジ部29とコンプレッサハウジング7の相手フランジ部31との間隔を調節して、コンプレッサハウジング7のシュラウド7sとブレード19の外縁の径方向外側部分との軸方向のクリアランスを設定しているため、コンプレッサハウジング7、インペラ9等の軸方向の寸法公差幅を小さくしなくても軸方向のクリアランスを小さくすることができる。よって、遠心圧縮機1の性能を向上させつつ、遠心圧縮機1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、遠心圧縮機1に適用した構成をタービン等の遠心圧縮機1以外の回転機械に適用する等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1 遠心圧縮機
3 ベアリングハウジング(固定フレーム)
5 取付プレート
7 コンプレッサハウジング(ハウジング)
7s シュラウド
9 インペラ
11 ハブ
19 ブレード
21 吸入口
23 ディフューザ流路
25 スクロール流路
27 吐出口
29 フランジ部(突出部)
31 相手フランジ部(相手突出部)
33 締結ねじ(締結部材)
35 調節ボルト(調節部材)

Claims (5)

  1. 遠心力を利用してガスを圧縮する遠心圧縮機において、
    固定フレームに一体的に設けられた円状の取付プレートと、
    前記取付プレートに設けられ、内側にシュラウドを有したハウジングと、
    前記ハウジングの前記シュラウド内に回転可能に配設され、前記固定フレームに回転可能に設けられたロータ軸の端部に同軸状に一体的に連結したハブ、及び前記ハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられかつ外縁が前記ハウジングの前記シュラウドに沿うように延びた複数枚のブレードを備えたインペラと、を具備し、
    前記ハウジングにおける前記インペラの入口側にガスを吸入する吸入口が形成され、前記ハウジングと前記取付プレートの間における前記インペラの出口側に圧縮した高圧ガスを減速させて昇圧する環状のディフューザ流路が形成され、前記ハウジングの内部に前記ディフューザ流路に連通した渦巻き状のスクロール流路が前記インペラを囲むように形成され、前記ハウジングに前記スクロール流路に連通しかつ高圧ガスを吐出する吐出口が形成され、
    前記取付プレートの周縁に径方向外側へ突出した突出部が形成され、前記ハウジングの周縁に径方向外側へ突出しかつ前記取付プレートの前記突出部に対向する相手突出部が形成され、
    更に、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を締結する締結部材と、
    前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部の間隔を調節する調節部材と、を具備したことを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記調節部材は、前記取付プレートの前記突出部又は前記ハウジングの前記相手突出部のうちの一方に螺合して設けられ、前記調節部材の先端部が前記ハウジングの前記相手突出部又は前記取付プレートの前記突出部のうちの他方の対向面を押圧するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 固定フレームに一体的に設けられた円状の取付プレートと、
    前記取付プレートに設けられ、内側にシュラウドを有したハウジングと、
    前記ハウジングの前記シュラウド内に回転可能に配設され、前記固定フレームに回転可能に設けられたロータ軸の端部に同軸状に一体的に連結したハブ、及び前記ハブの外周面に周方向に間隔を置いて設けられかつ外縁が前記ハウジングの前記シュラウドに沿うように延びた複数枚のブレードを備えたインペラと、を具備し、
    前記取付プレートの周縁に径方向外側へ突出した突出部が形成され、前記ハウジングの周縁に径方向外側へ突出しかつ前記取付プレートの前記突出部に対向する相手突出部が形成され、
    更に、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を締結する締結部材と、
    前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部の間隔を調節する調節部材と、を具備したことを特徴とする回転機械。
  4. 回転機械における固定フレームに円状の取付プレートを一体的に設け、かつ前記固定フレームに回転可能に設けられたロータ軸の端部にインペラにおけるハブが同軸状に連結した状態の下で、前記取付プレートにハウジングを組み付けるハウジングの組付方法において、
    前記取付プレートの周縁に形成した突出部と前記ハウジングの周縁に形成した相手突出部を対向させつつ、前記ハウジングを前記固定フレームに対して相対的に接近させることにより、前記ハウジングのシュラウド内に前記インペラを収容して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記インペラにおけるブレードの外縁の径方向外側部分を当接させる当接工程と、
    前記当接工程の終了後、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部との間隔を調節して、前記ハウジングの前記シュラウドと前記ブレードの外縁の径方向外側部分との軸方向のクリアランスを設定する調節工程と、
    前記調節工程の終了後に、前記取付プレートの前記突出部と前記ハウジングの前記相手突出部を締結する締結工程と、を具備したことを特徴とするハウジングの組付方法。
  5. 前記回転機械は、遠心圧縮機であることを特徴とする請求項4に記載のハウジングの組付方法。
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